ハーデス

オリュンポス三柱神の1柱で、を司る神。
その姿は骸骨で、司祭の着るような祭服に身を包んでおり、頭部にはミトラを被っている。
冥界の地下深くにある冥府を支配し、死神を従える。

全勢力でトップ10に入るというギリシア勢力中最強の神で、その強さはアザゼル以上。
杖から放つ黒々とした神のオーラは「魔王化」ヴァーリの「反射」でも軌道を逸らすのが精一杯という出力で、ヴァーリのスマッシャー砲撃でも仕留めきれないほどの耐久力を持つ。

人間には平常通りに接する神であり、人間界を守ろうという意思も本物だが、他の神話勢力に対して敵意を抱いているためオリュンポスの神々の中では唯一協調路線に反対しており、嫌がらせのためにはありとあらゆる手段を惜しまない。

自分たちの頭上で暮らしている冥界の住民を特に嫌っており、悪魔のことをコウモリ堕天使のことをカラスと呼んで侮蔑している。
加えて、わずかな期間で神と戦えるほどに成長した神滅具の所有者たちのことも危険視している。
魂を管理する冥府には必要な存在であるため、敵対する側としても軽々に滅ぼすことはできない。

禍の団」とも繋がりがあり、旧魔王派シャルバ・ベルゼブブのことを陰から支援したり、英雄派曹操に対してサマエルの召喚を許可したりしている。
抜け殻になったオーフィスを得ようとプルートを差し向け、「魔獣騒動」による冥界の混乱の隙を狙っていたが、その度を過ぎた行動が三大勢力、特にリアスイッセーを巻き込んだことでサーゼクスとアザゼルの怒りを買って自身が冥府から動けなくなり、ヴァーリによって腹心のプルートを失うだけでなく、彼を除くヴァーリチームの逆襲で「ハーデス神殿」を荒らされたうえ冥府にいた大多数の死神をデュリオに氷漬けにされるなど、大きな痛手を受けることとなる。

それからも懲りることはなく、クリスマス直前にはアポプスと契約してリゼヴィムの研究所にあるリリスと彼女から悪魔を産み出す方法が記された「ルシファーの書」の情報を貰い受け、クリフォトたちに天界へ侵入する方法を教える一方で、その情報を帝釈天に流して曹操をそこに向かわせている。

邪龍戦役」後は、異世界からの侵略者を招き寄せる悪魔たちと最期の戦いに望むため、各神話の主神、全神滅具所有者、アジュカの打倒を目標として各地獄の王たちと協調すべく「アザゼル杯」の裏で暗躍し始め、「地獄の盟主連合」を結成する。

大会の予選期間中はコキュートスに篭ってリリスから計10万体の人工悪魔「リリスの子供たち(リリス・チルドレン)」を生産し続けており、被験体のうち魔王~超越者クラスはアザゼル杯に参加させ、それ以下の者は自分の命令をどの程度まで受け付けるのかを確認するため、各勢力の僻地へ送り込んで騒動を起こさせる。

当面は魔王クラスの個体を超越者に覚醒させることと、超越者を二天龍にぶつけさせることが目的であったが、タナトス配下の暴走が原因でイッセーから直に宣戦布告を受け、ほとんど時間を空けないうちに勝手に行動を起こした仲間の半数以上を討たれてしまう。

さらにはエレボスの行動が各勢力の上層部から戦争行為と見なされて「地獄事変」が始まり、「D×D」と各勢力のエージェントによって冥府をほぼ占拠されたため、ロンドンの地下深くに作り出した都市と同規模の広さがある空間に本拠地を移す。

イッセーの奇跡の元となる「乳力」を警戒し、協力者にしたメレディスに彼の性欲を封じさせるという作戦を講じるが、最終局面で力を取り戻すどころか逆に成長を促すという結果につながってしまい、二天龍をはじめとする「D×D」からの総攻撃を受けて敗北。

その後は関係者のもとへ護送されるはずだったが、突如大西洋に出現した「五邪」により拘束されたまま拉致され、ルガティムのもとで解析されることになる。

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最終更新:2023年01月23日 18:12