お出かけの日の朝
本日の更新はお休みとなります。
こちらより、〜24時迄の間に
薬の魔物のSSを書かせていただきますね。
グレアム
「海域一帯には問題がなさそうだが、ネアの引きの良さが心配だな。シルハーンが苦手とする生き物がいないといいのだが。…海止まりがいたりしたら…」
「
グレアム、やっと仕事が終わったんだ。そっちは
ウィリアムに任せて、あんたは寝るべきだ」
「せめて海域の掃除をする時間があれば…」
ウィリアム
「いい天気だな。ネア、シルハーンは泳ぎの練習をするのか?」
「すると思います。
ウィリアムさんは…むぎゃ!はだか!」
「おっと、すまない。入浴していたんだ。シルハーンが練習をするなら、その間は俺から離れないようにするんだぞ。浅瀬でも色々な生き物がいるからな」
「はだか…」
リドワーン
「ご主人様が島にいる間は、俺は近くの海域を泳いでいようかと。…ワイアート、倒れそうになって、会の支部に出てくる事はないんだぞ?」
「…やはり夏は厳しいか。だが、ご主人様が水着を着るのなら…」
「っ、意識を失ったか。誰か、氷を用意してくれないか?少し冷やさないと危険だ」
ネア
「まずは可愛い水着です!」
「ネアの方が可愛い…」
「そして海遊び用のサンダルと、おやつと、獲物を入れる為のバケツは必須でしょう。更には、食材を捕らえるためのこの木のトングです」
「食材なのかい?」
「さっと焼けますからね。新作の、可愛い上着も持って…」
「ネアの方が可愛い…」
エーダリア
「図鑑は持ってゆけないからな。採取用の水晶の箱と、こちらの小瓶も持ってゆこう」
「やれやれ、海辺の休暇ではなくなりつつありますよ」
「
ヒルド、魔術刷毛はこちらが良いだろうか?それとも、毛長人魚の物がいいだろうか?」
「そこ迄本格的な採取道具が必要ですか?」
「
ヒルド?」
ノア
「ええと、リボンだけは濡れないようにして。…終わり?」
「おや、であれば
エーダリア様の荷物に不要な物がないかどうか、見ていていただいても?」
「うん。そうしようかな。
アルテアがいなければ、ボールとか沢山荷物があるんだけどね」
「…水着は着ていますか?」
「…ありゃ、忘れてた」
ディノ
「持って行きたい物はありますか?」
「ネアかな…」
「元々コースに含まれていますよ?」
「では、君が編んでくれたガウンを持ってゆこう」
「海辺に冬物はやめるのだ」
「そうなのかい?それなら、浮き輪かな…」
「危うく忘れるところでした…」
「今年は、少し泳げるようになるかな…」
会員
「海だぞ。行ってられるか」
「君は、海は好まないのか」
「ひと欠片の興味もないな。海遊びなんぞ、一度行ったきりだ。今後、もう二度と行こうとは思わん」
「おや、それだけ嫌がっているのに、誰かに誘われたのか?」
「…
歌乞いだ」
「成る程。私も、何故か部下達に連れて行かれた事がある」
オフェトリウス
「あなたに誘われるとは思いませんでした」
「ウィームに住み替える迄は、王都の守護番だからな。先のリモワの小箱の一件では世話になった」
「
ヴェンツェルは、
エドラを助けてくれた事を感謝しているんだ」
「
ドリー…」
「悪いけれど、僕はもう次の主人は決めているんだけれどね」
ヨシュア
「僕も海に行こうかな。雨を降らせて船を沈めるのは好きだよ。僕の嫌いなものが乗っている時だけれどね」
「今日は、海には近付かないようにして下さい。穏やかな海を荒らすような事は許しませんよ」
「ふぇ。イーザが意地悪だ」
「代わりに、ククム茶を飲みますか?」
「ほぇ、飲む」
アイザック
「海、ですか…」
「うん。この時期はアザラシの妖精達が陸に上がって来るから、冬の蓄えにするんだ。
アイザックも来るかい?」
「となると、狩りのようなものですかね」
「僕が、歌声でおびき寄せて…」
「行きましょう。それと、誘導については私が行います」
「革靴で大丈夫かい?」
??
「わぁ、海に行けるの?」
「いいですか、
ユーリ。海は沈むと危険なので、お姉ちゃんの手を離してはいけませんよ?」
「ふふ、お姉ちゃんも沈んじゃいそうね。お父さんとお母さんとで手分けしましょうか」
「さぁ、おいで可愛いお姫様」
「むむ!お姫様!」
「じゃあ、私は王子様担当ね」
??
「海か、…この歳で、浜辺のリストランテで羽目を外しても楽しめるとは思えないけれどね。だが、断れない仕事であれば、それらしい装いを整えるしかあるまいか。どうせ、フィレンツェの御仁の孫娘あたりが強請ったのだろう。いい加減うんざりだな。…それと、…彼女はもう、退院出来たのか?」
ヒルド
「どうなされました?」
「ノアが、海遊びの帰りに寄るリストランテを幾つか選んでくれたのです」
「ああ、ヴェルリアの店はなかなか行けませんからね。こちらの店は確かに、海沿いの高台で景観は良いですが、ネア様はこちら方がお好きかと」
「…ふふ。
ヒルドさんに相談して良かったです」
アレクシス
「海であれば、沈まなくなるスープや、海の系譜の者達に危害を加えられたら相手を滅ぼす事が出来るスープもあるな」
「兄さん、だからといって飲ませてあげる機会がないでしょう?ネア様も子供じゃないんだから事故らないわよ」
「…可動域がな」
「あ、可動域」
「まぁ、大丈夫だろう」
ダナエ
「…ネアを撫でるのを忘れた」
「…また今度撫でればいいだろう。いつだって会えるんだから」
「…そうか。…また会えるんだね」
「季節を超えるなら、外套は必要だがな」
「ネアが、怪我をしなくて良かった。あの光竜の血の濃い人間も。明日食べに行く鯱を持って行こうかな」
「鯱は…」
バーンディア
「
ヴェンツェルが、海に行くらしいんだ。一緒に食事をしたばかりだから、誘われるかもしれない」
「…誘われないだろうな。それよりも、こっちの仕掛けの手伝いをしてくれ。因みに、ウォルターとは時々食事に行くぞ」
「…またあの土地について話したいと言われている」
「それで?」
アルテア
「ったく、こっちに来い。陽射しが強いんだ。しっかり保湿はしておけ。塗ってやるんだから大人しくしていろ」
「ぐる…」
「髪は上げるんだな?朝食の後で結い上げてやる。それと、今夜は夜の雫の入った物は摂るなよ。それと、バケツは小さい方にしろ」
「これでは、獲物が入りません…」
本日は以上となります。
お付き合いいただき、有難うございました!
最終更新:2022年05月07日 15:09