- 問題45について送った質問メールの返信が今日届きました(笑) 解答の出ない不適切な問題とのことですが、僕の指摘によって初めて気付いたので採点時には除外していなかった模様です。で、採点をやり直したところ、レッドやイエローの結果判定には特に影響を与えなかったそうです。 -- COS (2007-11-19 09:47:09)
前胸部誘導でQSパターンを示すもの 2つ
朝倉第9版の心電図の項(2内教授が執筆)に、前胸部誘導に異常Q波を来す疾患として、「心筋梗塞、心筋症、左室肥大、左脚ブロック、WPW症候群C型(中隔ケント束)、肺気腫」が挙げられている
AVRTについて正しいもの 1つ
頻拍中にδ波は消失することが殆ど(90%くらい)⇒aは×
P波とR波が重ならずに逆行性P波が見える⇒bは×
発作中にP波やQRS波に変化は見られるが、STに特徴的な変化はない⇒cは○
発作の契機となるのは、房室結節の不応期がKent束より長いことによって生じる。PVCによっても起こりうるだろうが妥当性は低い⇒
ケント束と同側に脚ブロックがある場合、頻拍の周期が延びる(Coumelの法則)。⇒eは×
c,dについては不明
労作性狭心症について正しいもの 1つ
管理人はeの文章を「酸素供給の(相対的)低下によって生じる」と勝手に解釈していたが、どうやらこの問題は、動脈硬化(安定)プラークによる『器質性狭心症』がテーマであるようだ。
とすると、bの「発作閾値は安定している」が正解のように思える。
「発作は酸素供給の(絶対的)低下」ではなく、「酸素需要の増大」によって生じるので、eが×になるのだろう。
細かいことを言うようだが、労作性狭心症でも、労作が主因の冠攣縮によって生じることもある(朝倉にも書いてある)。よって労作性狭心症では必ずしも発作閾値は安定しない。個人的には不満が残る問題なので、ダメ元で教授にメールを出してみます。
(教授からの回答)
労作性狭心症は、器質的狭窄があって、運動時に酸素需要が増大するが、供給が追いつかずに、虚血発作を引き起こすことはご承知の通りです。器質的狭窄が原因ですから、発作の閾値は安定しているのが通例です。
労作性狭心症でも例外的に冠攣縮が関与しているものもないとはいえませんが、上記の理由でこれをいきなり採用するわけには行きません。
不安定プラークは急性冠症候群の原因であり、器質的狭窄の場合、通常は虚血発作が起こるのは75%以上の狭窄の存在が必要です。酸素供給の低下ではないことは上述の通りです(「相対的な酸素供給の低下」という理屈をこじつければ、そうなりましょうが、ここでは「相対的な」という形容句はありません)。
冠攣縮では酸素供給が低下することはご承知の通り。
従って、最も妥当な解、即ち正解はb(発作閾値は安定している)となります。
MSで正しいもの 1つ
女性に多く、リウマチ性が殆ど、左房負荷からAfを合併、心エコーで僧帽弁前尖のDDR↓
急性大動脈解離について正しいもの 1つ
降圧かつ脈拍低下が大事⇒βブロッカー
IEについて正しいもの 1つ
補体価低下
新たに生じる雑音は収縮期雑音が多い?
褐色細胞腫に対して単独投与が禁忌なもの 2つ
褐色細胞腫にはα遮断薬が第一選択で、適宜ループ利尿薬やCa拮抗薬を併用する。
β遮断薬単独は禁忌。グルカゴンは血圧や血糖をあげるのでやはり禁忌だと思われる。
HTについて正しいもの 1つ
悪性高血圧では、腎血管内皮の障害により、細血管障害性溶血性貧血microangiopathic hemolytic anemia (MAHA)を来す。
腎障害が軽度ならばACE-Iに腎保護作用を期待して用いる。
FGSでみられないもの 1つ
2内のT田先生からメールが届きました。解答のない不適切問題だったそうです。ちょっと返事が遅かったな…(2007/11/19 COS)
日本の透析導入原因疾患で増加しているもの 2つ
糖尿病性腎症(1位)、腎硬化症(3位)
慢性糸球体腎炎は2位だが低下傾向
参考
最終更新:2007年11月19日 09:48