※ニコエンコは機能の大幅な刷新が行われた0.4系へとバージョンアップしています。
以下の記述0.3系のもので、情報は既に陳腐化しています。
以下の記述0.3系のもので、情報は既に陳腐化しています。
ここではニコエンコのインストール~エンコ方法を説明する。
必要なソフトの用意とインストールさえできればあとは説明するまでもなく簡単にエンコできるはず。
必要なソフトの用意とインストールさえできればあとは説明するまでもなく簡単にエンコできるはず。
インストール方法についてはニコエンコ公式サイトの
インストールガイド
も参照
必要なもの
- ニコエンコ:http://farbeyonta.com/nicoenco_download
- AviSynth:http://sourceforge.net/projects/avisynth2/ SourceForgeの使い方画像 / その2
- .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86):http://www.microsoft.com/downloads/info.aspx?na=47&p=3&SrcDisplayLang=ja&SrcCategoryId=&SrcFamilyId=200b2fd9-ae1a-4a14-984d-389c36f85647&u=details.aspx%3ffamilyid%3d0856EACB-4362-4B0D-8EDD-AAB15C5E04F5%26displaylang%3dja
- Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86):http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=200B2FD9-AE1A-4A14-984D-389C36F85647&displaylang=ja
- Toolフォルダに入れる外部ツール:必須
- 必須:FFmpeg (Sherpya氏によるWindows版):http://sourceforge.net/projects/mplayer-win32/
- Toolフォルダに入れる外部ツール:FLVエンコ用
- VP6 VFW ver6.2.6.0 コーデック (COW&SCORPION):http://cowscorpion.com/Codec/VP6VFWCodec.html]
- AVS2AVI:http://avs2avi.org/
- LAME (RareWares):http://www.rarewares.org/dancer/dancer.php?f=lame-current
- MEncoder (Sherpya氏によるWindows版):http://sourceforge.net/projects/mplayer-win32/ これ
- Toolフォルダに入れる外部ツール:MP4エンコ用
- x264:http://x264.nl/ これ
- Nero AAC コーデック:http://www.nero.com/jpn/nero-aac-codec.html
- MP4BOX:http://esby.free.fr/CelticDruid/
- Toolフォルダに入れる外部ツール:情報表示用
- MediaInfo:http://mediainfo.sourceforge.net/
準備
- .NET Freamwork2.0、VC++2005SP1をインストール
- ニコエンコのインストール(適当な場所に展開するだけ)
- AviSynth、VP6コーデックのインストール(インストーラに従ってインストール)
- ニコエンコのToolsフォルダに外部ツールを入れる 全部入れた後のToolsフォルダ
- ニコエンコ(NicoEnco.exe)を起動
エンコード手順:FLV編
1. "映像"欄の設定
- "ソース"のテキストボックスにエンコしたい動画ファイルをドラッグ
- "映像>コーデック"で「Video for Windows」を選ぶ。隣のVFW設定をクリックするとVideo for Windows コーデックの設定ウインドウが表示される。
- コーデックでVP62 Heightened Sharpness Profileを選択
- 設定の空白の隣にある"..."をクリック。"新規>追加"を行うと設定に1回目、が追加される。
- 2passでエンコするのでもう一度"新規>追加"
- 1回目、が表示された状態で"..."をクリックし、"編集"を押すとVP6の設定画面が出る。
- Bitrateに任意の数値を入力し、Modeを"Two Pass - First Pass"に変更。OKを押し設定画面を閉じる 設定画面
- 2回目、を表示した状態で同じように設定画面を出す
- 1回目と同じBitrateを入力し、Modeを"Two Pass - Best Quality"に変更。OKを押し設定画面を閉じる 2pass目の設定画面
- 今後同じ設定でエンコする時のため、"ファイル>名前を付けて保存"で設定を保存しておく。
- Video for Windows コーデックの設定ウインドウを閉じる
- リサイズで4:3用の512*384か16:9用の512*288を選ぶ(隣の"..."をクリックすると2種類の設定が出る)
- フレームの項目はとりあえず放置でいい。必要な人は使うべし。
2. "音声"欄の設定
- "映像ソースを使用"にチェックを入れると入力ファイルの音声部分が使われる。音声を別途用意した時以外はこのままでよい。
- コーデックでMP3を選択
- ビットレートを選択。CBR - 64~128kbpsくらいが普通。お好みで。ABR、VBRは使わない。
- サンプルレートを選択。選択なしの場合は入力ソースの値が保持される。但しFLVの場合44.100/22,050/11,025以外は使えない。
- ステレオを選択。選択なしの場合は入力ソースの値が保持される。通常入力しなくていい。
3. "コンテナ"欄の設定
- ".flv"を選択
4. 実行
- 画面上の処理メニューから"実行"を選択。エンコードが開始される。
- エラーが無ければあとは待ってればできあがり。
エンコード手順:MP4編
1. "映像"欄の設定
- "ソース"のテキストボックスにエンコしたい動画ファイルをドラッグ
- "映像>コーデック"で「H.264」を選ぶ
- "エンコーダ"のパス数(普通2)、ビットレート、キーフレーム最大間隔(VP6だとMax Frames Btw Keys)を入力する。
- "追加オプション"はとりあえず空欄で
- フレームの項目は今回もとりあえず放置。必要な人は使うべし。
2. "音声"欄の設定
- "映像ソースを使用"にチェックを入れると入力ファイルの音声部分が使われる。音声を別途用意した時以外はこのままでよい。
- コーデックでAACを選択
- ビットレートを選択。Average - 32~128くらいお好みで。
- サンプルレートを選択。選択なしの場合は入力ソースの値が保持される。
- ステレオを選択。選択なしの場合は入力ソースの値が保持される。通常入力しなくていい。
3. "コンテナ"欄の設定
- ".mp4"を選択 設定完了後の画面
4. 実行
- 画面上の処理メニューから"実行"を選択。エンコードが開始される。
- エラーが無ければあとは待ってればできあがり。
- 設定の流れがわかるように一応動画も
簡易説明動画
エンコ手順については流れがわかるように動画も用意した
アップロード
リサイズで512*288を選んでも上下に黒帯のついた512*384のファイルになるので、ニコ動にアップロードする時は常に4:3を選んでおけばいい。
完成
備考
- ヘルプ
- ヘルプメニューの"ヒントを表示"をチェックすると各項目にマウスカーソルを置いた時説明が出るようになる。
- 公式サイトには文章のヘルプがないが、このマウスオーバーで表示される説明が詳しく書いてあるので一通り見ておくといい。
- MediaInfo
- MediaInfoは入れなくてもエンコードには関係ない。入れていると情報ボタンをクリックすることでソースの詳細情報が見れる。
- 無くてもいいけどあればうれしいこともあるかもしれない。
- 処理メニューの"バッチファイルの作成のみ"
- チェックを入れて実行するとソースと同じフォルダのNicoEnco Working内に、入力用のAVSファイルと作業用バッチファイルが生成される。
- チェックを入れない時の"実行"はこの生成されたバッチを自動で実行してる。AVSいじれるならついでにフィルタかけとけばー?特にインタレソース
- H.264の追加オプション
- ↑のバッチを見る限りなんか反映されてないような気がするんですが…
- という状態なのでオプション追加したければバッチをいじる。マルチコアCPUなら--threads=0マジオススメ。
- AACのビットレート設定
- Streamingを選ぶと3GPPフォーマットになる。よくわからんけどとりあえずAverageでいいと思う。
- "コンテナ"欄
- 音声のみの形式も用意されている。音声のソースにAVIやFLVも入力できるので、動画の音声を取り出すこともできる。
- 再エンコしたくない場合は"音声"欄のストリームのコピーをチェクする。WMVとかだとどうなるかは知らない。←一応WMAが分離できた。ゴミついてるけど。
- "処理"欄
- 実行する処理を選ぶ、通常全てにチェックを入れておけばいい。ソースと同じフォルダに作業用フォルダが生成される。
- 簡単?
- こうして文にしてみると意外と設定項目が多くて難しそうに見えるが、VP6のエンコード設定は保存できるし実際はそうでもない。
- 流石に変換君のようにドラッグアンドドロップ一発というわけにはいかないが、初心者(なんの?)にも割と簡単にできるんじゃないかと思う。
- 次期バージョンでは大きく変わるらしいので、面倒なコーデック設定等はプリセットが用意されて選択するだけになるかもしれない
- 入力に失敗するお…
- DirectShowSourceは再生できるファイルならなんでも入力できるはず。なんだけど実際には失敗することもある。
- ffdshowをインストールしていれば大抵は大丈夫なはずだが、FLVなんかはスプリッタ(映像と音声分離するフィルタ)がインストールされてないとだめなのだ。
- 私はMPC使ってFLV/MP4を再生していたのでこの2種のファイルは使えなかった。メディアプレーヤーを使って再生できるようにしている人は問題ないはず。
- スプリッタとか入れてねーよバカ。という人は グリベルクリ2 あたりで落としてインストールすればいい。system32フォルダに入れてファイル名を指定して実行>regsvr32 FLVSplitter.axだ。HaaliMediaSplitterでも可。
注意
ニコエンコは次期バージョンの0.4で大幅に刷新されるそうなのでここまでの記述は陳腐化する恐れがあります