オリオキバのデュエマオリカ置き場(kokiさんのオリカ置き場) @ ウィキ
DMKP-07背景ストーリー
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収録:DMKP-07
序章
新たな世界の住人たちは生きている今を大切にするという信念がある。歴史を受け未来に繋ぐその一瞬、刹那を大切に生きているのだ。
そこは「世界をつなぐ柱」を中心に存在する世界で、零龍という存在の出現を機に起きた「世界の分岐」のひとつであるということを教えてくれたのは、全てを知るという剣譚家のマスターだった。
V・フォースのマスターたちはまず、この世界の各地で起きていることを詳しく把握するために動き出した。
そこは「世界をつなぐ柱」を中心に存在する世界で、零龍という存在の出現を機に起きた「世界の分岐」のひとつであるということを教えてくれたのは、全てを知るという剣譚家のマスターだった。
V・フォースのマスターたちはまず、この世界の各地で起きていることを詳しく把握するために動き出した。
世界1000周レース、開幕
世界を放浪するグロータス率いるヘビー・メタリカ達に、速さを求めて世界を駆けていたレイド・チームボンバーがぶつかってきた。謝りもせず走り去っていく彼らに苛ついたグロータスは二重の光の力で加速、先頭を走るボルトルトに追いつくと、加速の勢いそのままにボルトルトの身体を地面に叩きつけた。一触即発の雰囲気にローナとシュトライテンとガタガルバは慌てて顕現した。
「オイラに追いつくなんて大したヤツだなぁ!」
V・フォースらの心配とは裏腹に、地面に叩きつけられたボルトルトがグロータスに向けたのは感心の眼差しだった。
「オイラ、速い奴と競争するのが好きなんだ!この世界を先に1000周した方が勝ちって事で競争しようよ!」
ボルトルトは、グロータスに世界1000周競走の勝負を持ち掛け、グロータスの返事も待たずに「よーいドン!」と走り去った。
「あ、こいつは話が通じないヤツなんだ」
と悟ったグロータスだったが、そんな奴に競走に負けるのも癪なので勝負に乗ることにした。
「オイラに追いつくなんて大したヤツだなぁ!」
V・フォースらの心配とは裏腹に、地面に叩きつけられたボルトルトがグロータスに向けたのは感心の眼差しだった。
「オイラ、速い奴と競争するのが好きなんだ!この世界を先に1000周した方が勝ちって事で競争しようよ!」
ボルトルトは、グロータスに世界1000周競走の勝負を持ち掛け、グロータスの返事も待たずに「よーいドン!」と走り去った。
「あ、こいつは話が通じないヤツなんだ」
と悟ったグロータスだったが、そんな奴に競走に負けるのも癪なので勝負に乗ることにした。
また、取り残された者たちはどちらのリーダーが勝つのかで小競り合いを始めた。
あまりにも速すぎるボルトルトとグロータス。ローナ達は、2人を追い掛けようとしたが、世界を2周した辺りで2人に到底追い付くことが出来ないと気付いた。ボルトルトとグロータスが競争中に周囲に影響を及ぼした形跡が無い事を確認すると、小競り合いをしているヘビー・メタリカとレイド・チームボンバーの仲介に入ることにした。
グロータスとボルトルトが世界を10周程回った頃、両種族の小競り合いは激しさを増し、レイド・チームボンバーはどこからともなく持ってきた大砲をぶっぱなし始めた。周りへの被害を危惧したシュトライテンは咄嗟に地面を割り、大砲を地中に沈めた。
グロータスとボルトルトが世界を10周程回った頃、両種族の小競り合いは激しさを増し、レイド・チームボンバーはどこからともなく持ってきた大砲をぶっぱなし始めた。周りへの被害を危惧したシュトライテンは咄嗟に地面を割り、大砲を地中に沈めた。
宗教戦争、勃発
信仰対象の違いにより古来からいがみ合っているヘビー・ヒーロー・ドラゴンとレイド・ミステリー・トーテム。
ヨロヅモロギは今回、これまでとは一線を画す事変が起こそうとしていた。なんと、ヘビー・ヒーロー・ドラゴンが信仰している龍雄記の原版を破壊しようと目論んだのだ!それはちょっと違うだろうと、ルードゥス、ハナガタ、ワールドリームが顕現した。
レイド・ミステリー・トーテムはおよそ8000万種類居るとされる大陸の精霊をその体に降ろすことが出来る降霊術の使い手である。その中でも、ヨロヅモロギは、降ろせる精霊の量、質、速さが他のそれを遥かに凌駕していた。目の前に現れたルードゥス達に対して1番最適であろう精霊を数十体、直感で降ろした。その姿を見たルードゥス達は完璧、完成、完全、といった言葉が自然と脳内に浮かんでしまっていた。
ヨロヅモロギは今回、これまでとは一線を画す事変が起こそうとしていた。なんと、ヘビー・ヒーロー・ドラゴンが信仰している龍雄記の原版を破壊しようと目論んだのだ!それはちょっと違うだろうと、ルードゥス、ハナガタ、ワールドリームが顕現した。
レイド・ミステリー・トーテムはおよそ8000万種類居るとされる大陸の精霊をその体に降ろすことが出来る降霊術の使い手である。その中でも、ヨロヅモロギは、降ろせる精霊の量、質、速さが他のそれを遥かに凌駕していた。目の前に現れたルードゥス達に対して1番最適であろう精霊を数十体、直感で降ろした。その姿を見たルードゥス達は完璧、完成、完全、といった言葉が自然と脳内に浮かんでしまっていた。
一方その頃、ルードゥスに言伝を頼まれたイロニオは、ヘビー・ヒーロー・ドラゴンの元へ向かっていた。
「ワカ様がそんなことに気付いていないとでも?」
「ワカ様は全てお見通しなのだ!ですよね、ワカ様!」
「いや初耳だけど……」
「いや初耳だけど……」
ヨロヅモロギの攻撃は、ルードゥス、ハナガタ、ワールドリームの弱点を的確に突く攻撃だった。物理的ダメージや精神的ダメージといった次元を遥かに越えたその攻撃は、ただ的確にルードゥス達の弱点を突いたのだった。
疲弊するルードゥスらにヨロヅモロギがトドメを刺そうとした瞬間、その前に割って入り、トドメの攻撃を止めたのはワカタケルだった。
疲弊するルードゥスらにヨロヅモロギがトドメを刺そうとした瞬間、その前に割って入り、トドメの攻撃を止めたのはワカタケルだった。
「カラフルな鬼くんに聞いたよ!君たち、僕らと闘ってくれるんでしょ?」
ヨロヅモロギの攻撃を受け切りながら、ルードゥス達に問うワカタケル。ワカタケルに付く3人の側近の中で最も戦闘力の高いドッカイは、ワカタケルの登場で一瞬怯んだヨロヅモロギの懐に潜り込み、勢いよく蹴りを放った。
大海の奪い合い
世界の上下にある2つの大海の主は、どちらの海が上か決めるべく、生物の根源である海の支配者らしく、切り裂き噛み付き、巨躯をぶつけ、大波や竜巻を起こして争っていた。勝った方が実質2つの海の支配者となる戦いだった。レイド・リヴァイアサンは2つの海を掌握した後、世界を海の底に沈め、1つの海の世界にするつもりらしい。
顕現したアーリフ、エンジョイ&ジョイ、ジャンプロードは、ヘビー・ポセイディア・ドラゴンに力を貸すことにした。
顕現したアーリフ、エンジョイ&ジョイ、ジャンプロードは、ヘビー・ポセイディア・ドラゴンに力を貸すことにした。
レイド・リヴァイアサンの王、ワダツロアは、突然現れたアーリフ達を敵と認識し、海1つ分程の大波をぶつけた。それはただの大波ではなく、魔力を持った原生的で小さなクリーチャーが水中に大量に潜み、それぞれが敵を排除するために動く“生きた大波”であった。
ワダツロアの“生きた大波”に対して、エンジョイ&ジョイとジャンプロードは共に体得した宇宙的パワーを祈りの力と躍輪の力に織り交ぜ、ぶつけた。2人の力は、“生きた大波”を内側と外側から破壊しワダツロアにまで届いたが、鱗が数枚剥がれた程度だった。
ポセイチューンとワダツロアの争いは激しく、その一挙手一投足が海を割り、波を立て、その水飛沫は天候を変える程であった。アーリフ達は、その余りの迫力に気圧されていたが、海に暮らす他のクリーチャー達は、それが日常と言わんばかりに争いとそれが起こす災いに巻き込まれていた。
争いの中で、ポセイチューンに手を貸すアーリフ達は、ワダツロアの起こす“生きた大波”の動きに一貫性があることに気付いた。ジャンプロードの躍輪の力で動きの向きを180度逆にすることでアーリフ達は攻撃のカウンターに成功した。
アーリフ達のカウンターは大きなダメージとはならなかった。しかし、それによって生じた一瞬の隙を突き、ポセイチューンは自身の巨躯をぶつけた。その一撃にワダツロアはよろめき、大海に倒れ込んだ。
ワダツロアの“生きた大波”に対して、エンジョイ&ジョイとジャンプロードは共に体得した宇宙的パワーを祈りの力と躍輪の力に織り交ぜ、ぶつけた。2人の力は、“生きた大波”を内側と外側から破壊しワダツロアにまで届いたが、鱗が数枚剥がれた程度だった。
ポセイチューンとワダツロアの争いは激しく、その一挙手一投足が海を割り、波を立て、その水飛沫は天候を変える程であった。アーリフ達は、その余りの迫力に気圧されていたが、海に暮らす他のクリーチャー達は、それが日常と言わんばかりに争いとそれが起こす災いに巻き込まれていた。
争いの中で、ポセイチューンに手を貸すアーリフ達は、ワダツロアの起こす“生きた大波”の動きに一貫性があることに気付いた。ジャンプロードの躍輪の力で動きの向きを180度逆にすることでアーリフ達は攻撃のカウンターに成功した。
アーリフ達のカウンターは大きなダメージとはならなかった。しかし、それによって生じた一瞬の隙を突き、ポセイチューンは自身の巨躯をぶつけた。その一撃にワダツロアはよろめき、大海に倒れ込んだ。
闇の住人の暴走
ワダツロアが倒れた拍子に起きた大波は、闇の底に落ちていった。闇の底の住人は大波に驚き、何を思ったのか世界の中心目掛けて進み始めた。先頭を行くのは光を嫌うブライトフォビア。闇を蔓延させながら進軍する闇文明に、光文明でありながら闇文明の支配者であるダレモ・ナカレ率いるヘビー・デーモン・コマンド軍が立ちはだかった。
ヘビー・デーモン・コマンド軍が立ちはだかるのと同時に、ゼバス、創世ノ剣?、デュエらない決闘者も顕現した。
ヘビー・デーモン・コマンド軍が立ちはだかるのと同時に、ゼバス、創世ノ剣?、デュエらない決闘者も顕現した。
「闇の者共!これより先は光の疆域!我々の世界ではないぞ!」
ダレモ・ナカレが声を上げる。声を上げつつも、顕現したゼバス達に気付き敵ではないと認識すると、ダレモ・ナカレはゼバス達に協力を仰いだ。
「闇の者は闇でしか生きれぬ。光の柱に到達してしまうと身体と魂が朽ちてしまう!共に止めてくれ!」
「無論だ」
ゼバスは呪いと歌を、創世ノ剣は無限の知識を、デュエらない決闘者は否定の力をそれぞれエネルギー波に変え迫り来るレイド・パラサイトワームの群れにぶつけた。
ゼバスらの攻撃はレイド・パラサイトワームの群れに多少のダメージを与えたが、その勢いを衰えさせる事はできなかった。
ゼバスらの攻撃はレイド・パラサイトワームの群れに多少のダメージを与えたが、その勢いを衰えさせる事はできなかった。
「なるほど、水に反射した光に驚いたのか」
創世ノ剣は攻撃は、情報を得る攻撃。レイド・パラサイトワームの群れを止めることは出来なくても、何故世界の中心に向かっているのかを知ることはできた。
「突然の光は彼らの感覚機能を鈍らせ、光を感じ取るセンサーや方向感覚を奪ったのだ。今は錯乱状態にある」
創世ノ剣から原因を聞いたダレモ・ナカレはレイド・パラサイトワームの群れの後ろに周り込み、強大な闇の力を身体から解き放った。すると、レイド・パラサイトワームの群れは踵を返して世界の底に戻り始めた。
「感覚以前に闇文明の本能に伝わる程の闇の力か……すごいな……」
ダレモ・ナカレの機転と力量にゼバスは感心した。
オーバーズ、ギャロガピアG5襲来!
「何だ今のは!?」
グロータスとボルトルトが世界を100周程回った頃、小競り合いを止めていたローナ達の間を見えない何かが通り過ぎ、その瞬間、シュトライテンの左牙とガタガルバの右腕が消滅したのだ。
その何かはグロータスとボルトルトに追いつくと、身体から伸びる針を両者の身体に突き刺した。
グロータスとボルトルトに針を突き刺した者は自身をギャロガピアG5と名乗り、この競走で負けた種族を滅ぼすと言い残すとそのまま走り去った。直ぐに追いつこうとするも、針の刺傷が痺れ、身体が思うように動かない。
その何かはグロータスとボルトルトに追いつくと、身体から伸びる針を両者の身体に突き刺した。
グロータスとボルトルトに針を突き刺した者は自身をギャロガピアG5と名乗り、この競走で負けた種族を滅ぼすと言い残すとそのまま走り去った。直ぐに追いつこうとするも、針の刺傷が痺れ、身体が思うように動かない。
……その傷口にそっと手を触れたのはローナだった。
ローナが触れた傷口はみるみるうちに閉じていき、2人の身体の痺れも完全に消え去った。
ローナが触れた傷口はみるみるうちに閉じていき、2人の身体の痺れも完全に消え去った。
「誰だか知らないが助かった!」
グロータスとボルトルトは遅れていた分を取り戻すように、これまでの数倍の速度でギャロガピアG5を追い掛け始めた。それを見送るローナに刺傷が2つ増えている事に気付いたのは、シュトライテンだった。
ローナはどんなモノでも取引ができる凄腕の行商人だが、あくまで等価交換による取引を行う行商人に過ぎない。グロータスとボルトルトの傷と毒を治す代わりに、その傷と毒を請け負ったのだ。
更に2人の疲労を請け負い、活力を与えただけでなく、シュトライテンとガタガルバの傷も塞いでいた。倒れるローナを大地で柔らかく受け止めたシュトライテンは、ガタガルバと目を合わせた。
更に2人の疲労を請け負い、活力を与えただけでなく、シュトライテンとガタガルバの傷も塞いでいた。倒れるローナを大地で柔らかく受け止めたシュトライテンは、ガタガルバと目を合わせた。
シュトライテンが地面ごとガタガルバを持ち上げると、ガタガルバは渾身の無量転星を溜め、ギャロガピアG5を待ち構える。策に気付いたグロータスが魔力で、ボルトルトが爆発でギャロガピアG5を挟み、動きを封じた。逃れられないギャロガピアG5に無量転星が直撃し、ギャロガピアG5は墜落した。2人が世界999周目に入った瞬間だった。
オーバーズ、オブザディ・ギガス襲来!
ドッカイの蹴りで吹き飛ばされたヨロヅモロギを得意の居合で待ち受けるのは、ワカタケルに付く3人の側近の中で最も剣術に長けたササモンのはずだった。
しかし、ササモンの背後に開いた時空の裂け目から現れた巨大な口がササモンを飲み込んでいたのだ。
しかし、ササモンの背後に開いた時空の裂け目から現れた巨大な口がササモンを飲み込んでいたのだ。
その口はぬるりと身体を顕にした。
巨大な口の持ち主、オブザディ・ギガスはエネルギー弾を2発、撃ち放った。
1発は龍雄記の原版が保管されている書庫を、もう1発は菩朧是論が記された石碑を粉々に破壊した。
1発は龍雄記の原版が保管されている書庫を、もう1発は菩朧是論が記された石碑を粉々に破壊した。
ヘビー・ヒーロー・ドラゴンは龍雄記を、レイド・ミステリー・トーテムは菩朧是論を正史とし、世界の行末とし、生きる糧としてきた。
それを奪われた彼らの大半は絶望しかけていた。……そんな中、ルードゥスが花火を1発、打ち上げた。
それを奪われた彼らの大半は絶望しかけていた。……そんな中、ルードゥスが花火を1発、打ち上げた。
「皆大丈夫!龍雄記は僕らの心にちゃんと刻まれてるから!」
花火を見たワカタケルは言葉を発した。
「諸君、気にする事はない。菩朧是論は我らの魂が憶えている」
花火を見たヨロヅモロギは言葉を発した。
オブザディ・ギガスに破壊された原版と石碑は確かに大切な物であった。しかし、龍雄記と菩朧是論にそれぞれ伝わる伝説と信念は彼らが確実に受け継いでいたのだ。
ワカタケル率いるヘビー・ヒーロー・ドラゴンとヨロヅモロギ率いるレイド・ミステリー・トーテムは、一時休戦し、目の前にいるオブザディ・ギガスを一緒に倒す事にした。
「ハッハァ!!最ッ高じゃねえか!!」
ハナガタは声高々に叫ぶと、飲み込まれたはずのササモンを地面から引きずり出した。
オブザディ・ギガスは間違いなく強敵であった。
しかし、ワカタケルやヨロヅモロギらには、ギガスには無い地の利そして歴史の利があった。ルードゥスらもその力を貸し、破壊の限りを尽くすオブザディ・ギガスのその大きな口を激闘の末塞ぐ事に成功したのだ。
しかし、ワカタケルやヨロヅモロギらには、ギガスには無い地の利そして歴史の利があった。ルードゥスらもその力を貸し、破壊の限りを尽くすオブザディ・ギガスのその大きな口を激闘の末塞ぐ事に成功したのだ。
それはまるで、龍雄記と菩朧是論に記されている「災禍を跳ね除ける」瞬間のようであった。
オーバーズ、ギガドグラマギア襲来
倒れるワダツロアにポセイチューンがとどめを刺そうとしたその時、ワダツロアの身体が内側から大きく裂けた!
驚くアーリフ達が更に驚いたのは裂けた身体の中から誰かが現れたからだった。
驚くアーリフ達が更に驚いたのは裂けた身体の中から誰かが現れたからだった。
「我はギガドグラマギア!この海と生物を消し去る為に来た!」
そう叫んだギガドグラマギアは宣言通り、周囲への攻撃を始めた。
全ての命の母である大海の主ワダツロアには、その輪廻を体現出来る力があるはずだった。そう、蘇る力があるはずなのだ。
しかし、ギガドグラマギアの毒によりワダツロアは復活できていなかったのだ。
ワダツロアという主を失った大海の小さなクリーチャーらに追い討ちを掛けるように、ギガドグラマギアは全身から毒ガスを放ち、全滅の危機に追いやった。
しかし、ギガドグラマギアの毒によりワダツロアは復活できていなかったのだ。
ワダツロアという主を失った大海の小さなクリーチャーらに追い討ちを掛けるように、ギガドグラマギアは全身から毒ガスを放ち、全滅の危機に追いやった。
「だから滅んだらダメなんだって!」
アーリフはギガドグラマギアに渾身の蹴りを放った。それにより毒ガスの放出が止まったのを見計らうとエンジョイ&ジョイは祈りの力でワダツロアの体内にある毒を浄化した。
毒が消え去った事で生命の輪廻の力が戻り、ワダツロアの魂と肉体は復活を果たした。
2匹の大海の主は、お互いがお互いに勝てるよう、長い間争ってきた。その2匹が初めて共闘しようというのだ。上と下、2つの海に挟まれたギガドグラマギアにこの状況を打破できる術などあるはずもなかった。ギガドグラマギアは2つの大波に呑まれ、ポセイチューン側の海に沈んだ。
毒が消え去った事で生命の輪廻の力が戻り、ワダツロアの魂と肉体は復活を果たした。
2匹の大海の主は、お互いがお互いに勝てるよう、長い間争ってきた。その2匹が初めて共闘しようというのだ。上と下、2つの海に挟まれたギガドグラマギアにこの状況を打破できる術などあるはずもなかった。ギガドグラマギアは2つの大波に呑まれ、ポセイチューン側の海に沈んだ。
オーバーズ、ゼロデウス・シェンド襲来
レイド・パラサイトワームの群れが世界の底に向かっていた時、突如として世界の底に光が弾け、矢となり降り注いだ。レイド・パラサイトワームは半分以上滅ぼされ、ダレモ・ナカレと一緒に来ていたヘビー・デーモン・コマンドやヘビー・ファンキー・ナイトメアも大ダメージを受けた。
闇文明に向けて光の矢を放った者は、ゼロデウス・シェンドと名乗り、世界の輪郭である闇文明を消し去ると言い放った。
闇の力が通用しなかったダレモ・ナカレが、今度は光の力を放ち抵抗するが、ゼロデウス・シェンドの光の力は酷く濁っており、ダレモ・ナカレの光の力は霧散してしまう。
……戸惑うダレモ・ナカレの前に立ったのは、ゼバスだった。
カースド・シンガーは死を恐れる闇文明であり、ゼバスの闇の力は生の闇の力である。他の闇の力とは一線を画す力に、更に、デュエらない決闘者の理を捻じ曲げる力を加えた攻撃は、ゼロデウス・シェンドに確実にダメージを与えた。
カースド・シンガーは死を恐れる闇文明であり、ゼバスの闇の力は生の闇の力である。他の闇の力とは一線を画す力に、更に、デュエらない決闘者の理を捻じ曲げる力を加えた攻撃は、ゼロデウス・シェンドに確実にダメージを与えた。
しかし、致命傷には至らなかった。
シェンドの濁った光は周囲の他のエネルギーと混ざり合い更に拡がっていた。攻撃すればするほど自身の領域を拡げるシェンドにたじろぐゼバス達。
「これで終わりだ」
と、シェンドが濁った光の力を爆発させた瞬間、ゼバス達の背後から膨大な量の闇が溢れ、爆発を押し返した。背後に居たのはブライトフォビアだった。
光を嫌うブライトフォビアは、シェンドの光を感じなくて済むように本能的に周囲を闇で満たしたのだ。その闇はナカレの闇の力をも増幅させた。シェンドは、力を得たナカレに圧倒されとうとう闇に倒れた。
光を嫌うブライトフォビアは、シェンドの光を感じなくて済むように本能的に周囲を闇で満たしたのだ。その闇はナカレの闇の力をも増幅させた。シェンドは、力を得たナカレに圧倒されとうとう闇に倒れた。
動き出す光の兵士
ギャロガピアG5に勝ったグロータスとボルトルトは、そのまま競走を続行していた。
あっという間に999周目を走り終えたグロータスとボルトルトの前に、突如として光の壁が現れた。止むを得ず立ち止まる2人を取り囲んだのは、「世界をつなぐ柱」を守る光の兵士たちだった。
光の兵士らの後ろから、エル・ミラドールとダーヘルホルンが現れた。
「世界をつなぐ柱」の住人から外が騒がしいと言われ出向いてきたらしい。
しかし、グロータスらの意識は、さらに奥にいる異質な存在感を放つ者に向けられていた。
異質な存在感を放つ者はアノレ・カテツRZと名乗り、光文明の外敵排除に力を貸すと言う。
グロータスとボルトルトは、アノレ・カテツRZにギャロガピアG5のようなヤバさを感じていたが、同じように危機感を感じた⤴︎︎︎ガル・ク⤵︎ネとハイレクス・オルヅが2人の元に顕現した。
あっという間に999周目を走り終えたグロータスとボルトルトの前に、突如として光の壁が現れた。止むを得ず立ち止まる2人を取り囲んだのは、「世界をつなぐ柱」を守る光の兵士たちだった。
光の兵士らの後ろから、エル・ミラドールとダーヘルホルンが現れた。
「世界をつなぐ柱」の住人から外が騒がしいと言われ出向いてきたらしい。
しかし、グロータスらの意識は、さらに奥にいる異質な存在感を放つ者に向けられていた。
異質な存在感を放つ者はアノレ・カテツRZと名乗り、光文明の外敵排除に力を貸すと言う。
グロータスとボルトルトは、アノレ・カテツRZにギャロガピアG5のようなヤバさを感じていたが、同じように危機感を感じた⤴︎︎︎ガル・ク⤵︎ネとハイレクス・オルヅが2人の元に顕現した。
エル・ミラドール率いるレイド・グラディエーター軍と、ダーヘルホルン率いるレイド・バーサーカー軍は圧倒的な統率力で、グロータスらを相手していた。力や速さでは、グロータスらが優位であったが、複数人で構成された小隊毎の攻守の切り替えや、崩された陣形の再構成の速度が尋常ではなかった。
崩しても崩れない光の兵団に、アノレ・カテツRZは再生力と戦闘力を与え、その厄介さをより強固なものにしていた。またそれだけでなく、アノレ・カテツRZには、魂の共鳴を反発させる力があり、グロータスらは思うように身体を動かせていなかった。
グロータスらの中で、ハイレクス・オルヅだけがアノレ・カテツRZの持つ魂の共鳴を反発させる力をものともしていなかった。それだけでなく、戦いの最中に狂字屋の力でグロータスらの身体を改変し、アノレ・カテツRZの力が及ばないようにもしていた。
ハイレクス・オルヅの狂字の力はアノレ・カテツRZの力への適応を越え、グロータスらの心身を強化させていた。これまで以上に思い通りに動く身体でグロータスらは光軍とアノレ・カテツRZを蹴散らした。
2人が放った一蹴は、アノレ・カテツRZを「世界をつなぐ柱」の外壁に沈めた。
崩しても崩れない光の兵団に、アノレ・カテツRZは再生力と戦闘力を与え、その厄介さをより強固なものにしていた。またそれだけでなく、アノレ・カテツRZには、魂の共鳴を反発させる力があり、グロータスらは思うように身体を動かせていなかった。
グロータスらの中で、ハイレクス・オルヅだけがアノレ・カテツRZの持つ魂の共鳴を反発させる力をものともしていなかった。それだけでなく、戦いの最中に狂字屋の力でグロータスらの身体を改変し、アノレ・カテツRZの力が及ばないようにもしていた。
ハイレクス・オルヅの狂字の力はアノレ・カテツRZの力への適応を越え、グロータスらの心身を強化させていた。これまで以上に思い通りに動く身体でグロータスらは光軍とアノレ・カテツRZを蹴散らした。
2人が放った一蹴は、アノレ・カテツRZを「世界をつなぐ柱」の外壁に沈めた。
アンベークの降臨とビザラ・パレードの崩壊
それぞれの場所で、それぞれの戦いが終わった。皆の間を抜ける風は、いつものように争いの絶えない日常が訪れる事を示しているようであった。
皆の間を抜けた風は、歪に吹き流れ、上空に集まると時空の裂け目となった。そこから現れたのは数多のオーバーズを引き連れたアンベークだった。
皆の間を抜けた風は、歪に吹き流れ、上空に集まると時空の裂け目となった。そこから現れたのは数多のオーバーズを引き連れたアンベークだった。
「まさか進化の力がこれほどとは……やはり創ってよかった!そして!!」
昂揚したアンベークはそう叫び、敗北したギャロガピアら5体のオーバーズの身体と魂と経験をひとつにまとめた。
「これを欲しがっていたのだろう?星の力を求める者よ!」
侵略の力、パンドラの力、淀んだ光の力、多種合成の力、鎧亜の力、スターと進化の力、そしてアンベークの種族統一という野望は、種の存続のために進化を研究するプログレンとググッ首領を魅了するには十分過ぎる要素であった。
みるみるうちに力が増していくググッ首領であったが、強大な進化の力に逆に呑まれ始め、ググッ首領は周囲のプログレンを巻き込みながら力の玉となってしまった。
みるみるうちに力が増していくググッ首領であったが、強大な進化の力に逆に呑まれ始め、ググッ首領は周囲のプログレンを巻き込みながら力の玉となってしまった。
アンベークはその玉を回収すると、ニタリと笑った。
ビザラ・パレードは自然文明を失った事で崩れ始め、歪んだ時空の裂け目を生み出した。
その裂け目は、我がを時空の裏口とするクリーチャー に繋がった。それも含めそこから現れた10人のキングマスターは、この世界の惨状を認識すると、別の来訪者10人と魂の共鳴を果たした。
ビザラ・パレードの恩恵を受けたマスター達は、逆にビザラ・パレードに力を注ぎ、その崩壊を食い止めた。
その裂け目は、我がを時空の裏口とするクリーチャー に繋がった。それも含めそこから現れた10人のキングマスターは、この世界の惨状を認識すると、別の来訪者10人と魂の共鳴を果たした。
ビザラ・パレードの恩恵を受けたマスター達は、逆にビザラ・パレードに力を注ぎ、その崩壊を食い止めた。
世界の放棄と継続
「此処には絶え間ない争いがある!イイとこだなァ!」
「あぁ、“生きてる”を実感できるイイ馴れ合いだな」
世界の裏口から現れた最強の一角が嬉々として叫ぶと、彼と魂の共鳴を果たしたもう1人の最強が相槌を打つ。一国を束ねる王であり、争いを好み、他者利用を得意とし、最強の名を欲しいままにしている両雄は、会った時から拳を交わさずとも友であった。
「あぁ、“生きてる”を実感できるイイ馴れ合いだな」
世界の裏口から現れた最強の一角が嬉々として叫ぶと、彼と魂の共鳴を果たしたもう1人の最強が相槌を打つ。一国を束ねる王であり、争いを好み、他者利用を得意とし、最強の名を欲しいままにしている両雄は、会った時から拳を交わさずとも友であった。
「この世界、もう要らないや」
最強の両人に対抗するかのように呟いたアンベークは無造作に腕を上げ、指を鳴らした。
アンベークが指を鳴らしたのと同時に、世界が端っこから崩壊し始めた。
アンベークが指を鳴らしたのと同時に、世界が端っこから崩壊し始めた。
「たった1人で世界そのものをゼロから創ったというのか!?我々の世界も造られた世界ではあるが、生成練度の次元が違う。まさかあいつは、己が創造主とでも言うのか?!」
崩壊を目の当たりにした創世ノ剣は声を荒げた。V・フォースやグロータスらも瞠目する。世界の崩壊は止まらない。
崩壊を眼下にアンベークは次元の裂け目へと姿を消した。
V・フォースはアンベークを追いかけようとするが、それを阻止するかのように世界の崩壊が加速していく。V・フォース、無垢の宝剣、ハザリア・ガウス、魂の共鳴に結ばれた20人のマスターは、この世界で種を束ねる長達と共に世界の崩壊を食い止めるため、力を振るった。
V・フォースはアンベークを追いかけようとするが、それを阻止するかのように世界の崩壊が加速していく。V・フォース、無垢の宝剣、ハザリア・ガウス、魂の共鳴に結ばれた20人のマスターは、この世界で種を束ねる長達と共に世界の崩壊を食い止めるため、力を振るった。
世界の崩壊は止まった。しかし、魂の共鳴を果たした20人のマスター達は力の消費の激しさ故にこの世界に留まる事が出来なくなっていた。20人のマスター達が元の世界に戻りゆく最中、創世ノ剣はグロータス達に、
「奴はこの世界を放棄した。崩壊が止まった今、君たちが抗えばここは新たな世界となるだろう」
と言い残した。
不思議な空間
自分たちの手で世界を継続する事を選んだグロータス達。彼らの覚悟に「この世界はもう大丈夫」と悟ったV・フォースが、アンベークを追い掛けようと次元の裂け目を開いた刹那、V・フォースのマスターら4人は不思議な空間に立っていた。
その不思議な空間では、今にも動き出しそうな程に精巧な超獣達の像が12体立ち並んでいた。4人が像に近付こうと足を踏み出した瞬間、先刻入った時空の裂け目を出ていた。
その不思議な空間では、今にも動き出しそうな程に精巧な超獣達の像が12体立ち並んでいた。4人が像に近付こうと足を踏み出した瞬間、先刻入った時空の裂け目を出ていた。
次回予告
「DMKPとは、デュエルマスターズ、koki、パック、というなんのひねりもないオリジナル拡張パックの略称であり!その2つめのシリーズである奇界篇は、奇怪な世界の略という、これまたひねりのないシリーズ名だが!そんな奇界篇もいよいよクライマックス!V・フォースのマスターらが訪れた不思議な空間の正体とは!?そして、ビザラ・パレードはアンベーク率いるオーバーズの計画を阻止できるのか!!?
次回!『奇界篇第4弾 奇界→機会(レゾリューション・タイム)』!!今、歴史が始まる!」
次回!『奇界篇第4弾 奇界→機会(レゾリューション・タイム)』!!今、歴史が始まる!」
永年の歴史の今を生き、覇業を成した者たちは、次にそれを成し遂げる者が現れる瞬間を、今か今かと待ち続ける……
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