アビルース・カッサレ

種族:人間族魔人

登場作品:戦女神Ⅰ、戦女神ZERO、戦女神VERITA、天秤のLa DEA。



解説

地下都市フノーロで魔術研究に精を出す魔術師
ペルルにとっては使い魔として仕えている主であると同時に魔術の師でもある。
フノーロの住人からは変人扱いされていたが、魔術の知識は確かなので頼りにもされていた。
困っている者を放っておけないお人好しであり、衰弱したセリカを甲斐甲斐しく世話しただけでは無く、彼に協力する為にマクルへの旅にも同行した。
大魔術師の一門であるカッサレ家の血を引いているが、悪質で卑劣な術を使って人々を苦しめる一族の者達を嫌っており、
彼等とは逆に人々を救う事で闇夜の眷属の立場を改善したいと考え、いずれは腐海の地の浄化を行い、そこに闇夜の眷属の国を作るという夢を持っている。
本来は善良な人間だがセリカの持つ女神の肉体と力に目が眩み、またアイドスの邪気の影響を受けた為にセリカに対する欲望を募らせていき、
マクルへの旅の中でついには自らの欲望に負けてしまい、セリカの身体を奪おうとしたが、ペルルの妨害もあって儀式は失敗に終わり、
自らの限界を超えた魔術が暴走した影響で急速に老化、また正気も失ってセリカ達の前から姿を消した。
その後も狂気に染まった状態で女神の力を追い求めており、腐海の大魔術師の名で世界各地で大きな災いを幾度も起こした。
セリカとも数度相対したが、その時点ではセリカが記憶を失っており、またアビルース側も正気を失っていた事からまともな会話にはならなかった。
セリカを追ってアイドスとの決戦の場である狭間の宮殿にも現れたが、既にアイドスの邪気で完全に狂っていた彼にはペルルの声も最早届く事は無かった。

セリカ達との戦いに敗れて神の墓場へと落ちたが生き延びており、同じく神の墓場に落ちたアムドシアス達に拾われ、以降は行動を共にしていた。
狭間の宮殿での戦いや神の墓場へ落ちた衝撃で言葉や記憶の大半も失っていたが、後に巻き込まれたセリカを巡る戦いの中でブレアード神核を偶然手に入れ、それを食らう事で理性を取り戻した。
その行いを目撃したアムドシアスを書物に封印する事で口封じして神の墓場を脱出、現世へと帰還した後は経緯は不明だがエディカーヌ帝国の宮廷魔術師にまで上り詰めた。
自らの野望成就の為に邪竜アラケールの復活を企んで非道な研究を行っていたが、リフィアにその証拠を掴まれた事で企みが周辺諸国に発覚、
その事実によって光陣営のみならず闇陣営や中立国からも孤立する事となったエディカーヌから切り捨てられてしまった。
また宮廷魔術師時代には後に邪神を復活させる為の生贄として利用するレウィニア神権国王女ラティナを攫ってもいる。
エディカーヌから逃れた後はイストの村の住人を生贄として邪竜の復活を企てたが、セリカリウイ達の妨害を受けて邪竜神核を失う結果に終わり、手元に残された王女ラティナと共に姿を消した。

その後は滅亡したトールレント王国の兵士を取り込む事で「闇夜の混沌生み」と呼ばれる勢力を築き、
不死の力を手に入れる為にラティナを生贄としてカドラ廃坑に封じられた邪神の復活を企んだが、封印を守るイルザーブの妨害やラティナを奪還しようとしたローレンの介入で失敗した。
儀式の失敗後も廃坑に留まり、邪神の復活や廃坑に現れたセリカの身を狙って暗躍した。
セリカへの妄執の果てに自分が誰なのか、自分が本当は何を求めていたのか、その全てを失ってしまっており、
唯一残されたセリカを手に入れたいという欲望に従って彼と戦ったが力及ばず敗れ、最期は塵一つ残さず消滅した。



雑感・考察

戦女神VERITAの光ルートではリフィアを攫った後にエディカーヌ帝国帝都スケーマの住人を生贄として復活させたアラケールと融合し、
更にはリフィアを生贄としてフェミリンスの封印を解き、その力をも取り込もうとしたが、アラケールの力をもってしてもセリカリウイ達との戦いに敗れて死亡した。
闇ルートでは当初、対レウィニア神権国戦においてリウイに協力したものの、最終的には自身の宿願を果たす為に裏切り、
セリカリウイの双方を敵に回したが、復活させて融合したアラケールの力をもってしても力及ばず敗れた。

戦女神Ⅰではクリアする上で倒す必要は無いが、ノベル版の展開などから倒すのが正史ではあると思われる。

リメイク作の天秤では正気を取り戻して生存し、仲間に加わるという展開も用意されているが上記解説では原作の流れから死亡させる展開で纏めている。
仮に戦女神Ⅱがリメイクされたら生存が正史に変更されたりするのかもしれない。
ただし生存ルートの場合でもエンディングの描写から結局死亡している可能性もある。


習得スキル

シリーズ全体で見ると純粋系と暗黒系の魔術を使用する事が多い。

必殺技

瞬間回復  魔術っぽくもあるが戦女神VERIYAのガイドブックによると必殺技扱い。
召集
腐海の雨  戦女神Ⅰで弱体化させなかった場合に使用する。行動速度が速すぎて魔術かどうか判別不能。
レイルブレス  竜体アビルースが使用。

魔術・治癒、再生

瞬間修復  戦女神ZEROで敵として登場した時に使用。

魔術・強化

英雄領域の付術
覚醒の付術
戦士の付術
戦闘領域の付術
魔術師の付術
魔法領域の付術
勇者の付術

魔術・冷却

吹雪

魔術・電撃

速雷弾レザァレン

魔術・純粋

アウエラの裁き
アウエラの導き
イオ=ルーン
エル=アウエラ
拡散弾
黒魔矢  戦女神ZEROで敵として登場した時に使用。
ケルト=ルーン
炸裂弾
小隕石召喚
速魔弾ルオナ  竜体アビルースが使用。
大隕石召喚
沈黙の魔法弾  戦女神ZEROで敵として登場した時に使用。
追尾弾
破術の閃光  戦女神VERITAで敵として登場した時に使用。
魔矢
レイ=ルーン

魔術・暗黒

闇界の暗礁壁
暗黒槍
闇弾
裏切りの闇界  戦女神ZEROで敵として登場した時に使用。
狂気の槍  
強酸の暗礁壁
混沌の暗礁壁
混沌の魔槍
死愛の魔槍
ティルワンの闇界
ティルワンの死磔
封印王の槍
滅びの暗礁壁
闇の息吹

魔術・戦意

大いなる戦意の祝福
ケレスの消沈
消沈
消沈の竜巻
消沈の魔法弾  戦女神ZEROで敵として登場した時に使用。
聖方の光
戦意の祝福
ハーデスの消沈

魔術・召喚、招聘

ペルル召喚


  • 個人的には1のあっさりした退場も悪くないと感じた。お互いに色々忘れてしまったまま決着ついちゃうやつな。天秤は生き残る場合は勿論、死ぬ場合もちょっとドラマチックにし過ぎな感じ - 名無しさん (2019-05-24 10:06:23)
  • お互いにろくに思い出せないまま戦うのも記憶を失ってしまう神殺しと妄執で全てを失ったアビの結末としてはアリですよね。あとアビルースは悪事働き過ぎているんで救われるのは正直やり過ぎだと感じましたね - 管理人 (2019-05-24 22:08:46)
  • まあ全員が全員過去作に詳しいわけじゃないから、単品として仕上げるならこんなものでは? - 名無しさん (2020-06-21 15:03:39)
  • 天秤のアビルースはセリカ(アストライア)の力で若返ってるけど、やっぱり使徒化すると肉体が全盛期の状態になるんだろうか? - 名無しさん (2020-07-20 21:52:18)
  • 皆アビちゃんに厳しすぎw - 名無しさん (2021-01-20 15:03:22)
  • ZEROから戦女神に入った身としては救済√は嬉しかったな - 名無しさん (2021-07-31 21:01:02)
  • 過去がどうあれ犠牲が多すぎる上に罪悪感も感じなくなってるのが印象悪いな - 名無しさん (2021-12-08 05:22:40)
  • 自分の欲望の為に多くの人を不幸にしたり犠牲を出したから、望みを叶えて満足して逝くのはどうなんだと思う。 - 名無しさん (2021-12-10 09:00:58)
  • 1やったときに唐突に出てきてヤンデレる謎のキモジジイだったから、Zeroやって在りし日のアビルースとセリカを見てこういう因縁があったのかと感動したな。ぶっちゃけその後のあれこれはアイドスの邪気に汚染されて発狂した後の話なんで現代なら心神喪失で罪には問えないと思うわ。本人の意思がもうないし - 名無しさん (2022-07-20 02:20:56)
  • 天秤の生存ルートはペルルの石像があったから許した。「救う事が叶わなかった師匠については最期まで心残りであった」というペルルの気持ちの部分、せめてパズモがいてくれれば…600年に渡る話なだけに長命の悲哀を感じるな。そこが好きだけど - 名無しさん (2022-07-20 02:39:29)

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最終更新:2019年05月23日 22:55