スペシャルモード(改)

 メディアプレイヤーの起動パラメータに「/fruity_sp(大/小文字どちらでも可)」を付加すると、FRUITYはスペシャルモードで動作します。
(WMPのオプション画面において、プラグインのタブで、視覚エフェクトから「フルーティ」を選択する際に、「Ctrl」を押しながら「プロパティ」でも同様の効果があります)

 スペシャルモードとは、機能検討用の動作モードです。
 通常時の機能に加えて、本実装を検討している機能、及び通常では不要と思われる設定の変更機能などが使用出来ます。

 スペシャルモード専用の機能は、予告なく削除、又は大幅な変更が行われることがあります。
 スペシャルモード用の各機能についての要望は、一切受け付けられません。

 PropPLUS の使用時も「/fruity_sp(大/小文字どちらでも可)」を付加すると、PropPLUS はスペシャルモードになります。
 FRUITYやPropPLUS をスペシャルモードで起動した場合、その後に起動されるFRUITYやPropPLUSはパラメータを付加しなくてもスペシャルモードになります。


  • 画像表示
 レベルメーターではありませんが、スペシャルモードでは画像表示(メーター)が使用可能になります。
 プリセットの背景画像表示と同様な機能を持つメーターです。

 プリセットの背景画像表示と異なる点は、「画像」にフォルダを指定した場合、プリセットの場合はランダム表示でしたが、当メーターでは順番が一定となります。
 また、スライド設定時でも、メディアの変更時に必ず画像も切り替わります。

 フォルダを指定している場合、メーターメニューの「前へ」/「次へ」で、任意の時点で画像を切り替えることができます。
 また、スライド時に Folder.jpg など優先表示する画像があれば、スライドが一時的に中断され、優先画像が表示されます。
 「前へ」/「次へ」を行うことによって、スライド表示に戻すことができます。
 メディアに埋め込まれている画像の表示は行えません。
 また、Folder.jpg以外にもCover.jpg、CoverArt.jpg、AlbumArtSmall.jpgなども表示します。

 専用の固定プリセットはありません。

  • スケールメーター
 次の4つのメーターが使用可能になります。

①VUスケール
 VU値を目盛りで表現するメーターです。
②VUバランス
 VU値の左右バランスを目盛りで表現するメーターです。
③バランスライン
 VU値とVU値の左右バランスをラインで表現するメーターです。
④時間スケール
 再生時間を目盛りで表現するメーターです。

 それぞれ単独で使用するのもありですが、組み合わせて「なんかそれっぽい」見た目の為のメーターかもしれません。

 専用の固定プリセットはありません。

  • 再生コントロール(+α)
 プリセット表示領域の中央(初期時:設定にて変更可能)にマウスカーソルを合わせると、次の機能(アイコン)が表示されます。

①イントロ再生
 選択状態にするとイントロ再生状態となり、指定した時間再生すると次のメディアに移動します。
 指定時間は実際の再生時間ではなく、メディアの先頭からの再生時間位置という使い方になります。
 例えば、指定時間が60秒とした場合、再生を開始し途中でシークなどして実際には10秒程しか再生していなくても、再生時間位置が60秒を超えれば次のメディアに移動します。

②スキップ - 巻き戻し
 アイコンをクリックすると、指定した時間巻き戻します。

③スキップ - 早送り
 アイコンをクリックすると、指定した時間早送りします。

④リピート
 選択状態にするとリピート状態となり、メディアの再生位置が終了位置に達すると先頭に戻り再生を続けます。
 リピート状態にある場合でも、WMPの「前へ」/「次へ」ボタンなどによる任意のメディア移行は行えます。
 「イントロ再生」も選択状態にある場合、同じメディアが繰り返しイントロ再生されます。
 厳密にはメディアの終了位置のわずか手前で先頭に戻ります。
 なお、処理レートが極めて低い場合や手動シークを繰り返した場合など、正しくリピートできない場合も有り得ます。

⑤区間リピート
 任意の区間をリピート再生します。
 非選択状態の時にアイコンをクリックするとリピートの開始位置が指定され、さらにもう一度クリックするとリピートの終了位置が指定されます。
 終了位置を指定すると再生位置は開始位置に戻り、その後は開始位置から終了位置までの区間を繰り返し再生します。
 終了位置の指定が開始位置よりも手前の場合、開始位置はメディアの先頭になります。
 シークによって再生位置が終了位置を超えた場合も、再生位置は開始位置に戻ります。

 メディアを変更した場合(イントロ再生によるメディア変更なども含まれます)、区間リピート設定はクリアされます。
 区間リピート再生中に再生を停止しても、区間リピート設定はクリアされません。
 停止後再生を再開しても開始位置からではなくメディアの先頭からの再生となります。
 再生位置が区間リピート終了位置に達すると、区間リピートが開始されます。

 指定した開始(終了)位置がずれることがありますが、これはWMPのVBRメディア再生位置の問題で、FRUITYでは対処出来ません。

⑥情報表示
 再生をコントロールするものではありませんが、選択状態にするとスペシャルモード用の情報表示(当ページにて説明している情報表示)を行います。

⑦設定ダイアログ表示
 再生をコントロールするものではありませんが、アイコンをクリックするとPropPLUSを使用して設定ダイアログを表示します。
 PropPLUS(V2)は、FRUITY(VizFruity.dll)と同じフォルダに格納されていなければなりません。
 イントロ再生、スキップの時間指定、及びアイコンの表示位置は、設定ダイアログの「全般」ページにて行います。

 アイコンの表示位置は、マージンの設定が考慮されます。
 デザインモード中は使用出来ません(アイコンは表示されません)。
 スキンによっては、これらアイコンを表示できない(使用できない)場合もあります。

 イントロ再生、スキップの時間指定、アイコンの表示位置は、設定ダイアログの「全般」ページにて行います。
 アイコンの表示位置は、常にプレイビューの上下(左上・中上・右上・左下・中下・右下)で、マージンの設定や情報表示に影響されません。

  • 情報表示
 通常のメーターとして動作する「情報表示」がありますが、当情報表示はプリセットに関係なく常に表示されるものです。
 表示位置はマージンの設定に関係なく、プレイビューの上端、又は下端で、必ず最大横幅で表示されます。

 メーターとしての「情報表示」と同じ置換文字列設定が可能です。

 情報表示を行うには、設定ダイアログの「全般」ページにて「情報表示」を「はい」にします。
 再生コントロールアイコンのクリックでも情報表示の表示/非表示を切り替えられます。
 また情報表示の設定は、「全般」と同じ階層の「情報表示」にて行います。

 情報表示の枠の色とスタイルは、表示しているプリセットの設定に従います。

 メーターとしての「情報表示」では文字の折り返しができますが、当情報表示では折り返しは行いません。

 設定はスペシャルモードでなければ行えませんが、情報表示の表示自体はスペシャルモードで無くても行えます。
 情報表示を行うように設定した場合、モードに関係なく表示されます。

 マージン(「全般」設定のマージン)は、情報表示の領域を除いた部分に対して行われます。

 ピアノロールグラフの「閾値タイプ」が、「自動基準からの相対」の場合に使用される調整値です。
 値を小さくするとピックアップするレベルが少なく、大きくすると多くなるような動作となります。
 「閾値」を調整するような感じですが、根本的なピックアップ初期処理に使用される値なので、「閾値」の調整とは別物です。

 設定はスペシャルモードでなければ行えませんが、設定した調整値はスペシャルモードでなくても使用されます。

  • 波形処理:ウェーブスコープ
 「標準」と「微分」の2つから選択でき、「微分」は時間方向の変化の度合い(差分)の波形となります。
 結果として、本来の波形に急激な変化があると大きな振幅が、緩やかな変化の場合は小さな振幅が描かれます。

 「微分」に設定しても、スペシャルモードでなければ「標準」として動作します。

  • 右チャンネル色シフト
 左右混成のチャンネル指定があるメーターのプロパティ設定ページに、「右チャンネル色シフト」の項目が追加されます。

 左右混成時の右チャンネル用の色は、左用の色から幾分か色相がシフトされた色になりますが、そのシフト値を任意に設定することができます。
 色相は「-240~+240」、輝度と彩度は「-100~+100」の範囲です。

 色相は、色相環を 0-240 の範囲とした時の色相値をシフトする単純な値(-120や120とすると反対色になる)です。
 輝度と彩度は特殊な割合(%)の意味になります。
 輝度と彩度は、対象の値から上限(240)までの範囲を正値、下限(0)までの範囲を負値として、その範囲の何パーセントにするかという指定になります。
 ただし、正値は対象値から上限に向かって、負値は対象値から下限に向かって「0% - 100%」になります。
 -10% とは、下限までの範囲の90%の意味になります。

 例えば、対象の色(左用の色)の輝度(彩度でも同じ)が150とした場合、150から240の範囲を正値の百分率で、150から0の範囲を負値の百分率で表すので、20(%)を指定すると輝度は168 に、-20(%)を指定すると輝度は120になります。
 上記のことから、100を指定すると必ず最高値(240)、-100 を指定すると必ず最低値(0)になります。
 また、対象の値が既に最高値であれば正値を指定しても変化はなく、逆に既に最低値であれば負値を指定しても変化はないことになります。

 設定はスペシャルモードでなければ行えませんが、設定したシフト値はスペシャルモードでなくても使用されます。

最終更新:2014年01月04日 18:00
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