メダロッチ
基本的説明
メダロットを管理・転送するための装置やアプリケーションソフトウェア。
メダロットDS以前の作品では腕時計型デバイス、現在でいうスマートウォッチの様なデバイスだった。
メダロットDS以降の作品では、基本的にはスマートフォンアプリとして扱われる。
名前の由来は「メダロット」+「ウォッチ」、もしくはメダロット第1作のリリースと同時期に展開していた某携帯育成ゲームをパロディしたものであろう。
ゲームにおけるメダロッチ
メダロットBRAVEまで
メダロットの管理や転送をするための腕時計型装置、先述の様に現代で言うところのスマートウォッチである。
本体上部の液晶やボタンを搭載したカバーを開けると、メダルをセットするスロットが存在。
衛星等へ電波が届く範囲でメダロットを呼び出すことが出来る。
所持しているメダロットの
パーツのリストを表示する。
パラメーターの参照や、所持数が確認可能。
所持しているメダロットの
メダルのリストを表示する。
パラメーターの参照が行える。
メダロットのリストを確認出来る。簡単な解説あり。
その機体のパーツを1つでも持っていれば、ライブラリーに名称は追加される。
純正で揃っていない場合、持っていないパーツは暗転して表示される。
メダロット、メダロットPE
メダロット2
新型メダロッチを使う事で、本作新規要素の
メダフォースについて「どんなメダロットでもメダフォースを使用可能」というフォローがされている。
メダロット3
エレクトラが起こした磁気嵐によって内部データが消失することがあった。
メダロット4
担任に内部データを奪われてしまうことや、何故かロボロボ団員が入り込むこともあった。
大事のハズだが、イッキ達は「ま、いっか、ロボロボだし」と軽く流してしまった。
メダロット5
肥だめに落として壊れてしまうという描写があった。
メダロットDS以降
メダロット社が無償配布する
携帯電話にインストールして使うメダロット管理用のアプリケーションを『メダロッチ』と扱うようになっている。
初期設定では、「携帯電話型」のメダロッチとされていた。
メダロッチが携帯電話のアプリという設定は、基本的にメダロットDS以降の作品でも踏襲されている。
メダロットDS
アズマは最初古い機種の携帯電話しかもっていなかったが、
『メダロッチ』を無事インストールすることが出来た。
メダロット社を占拠したロボロボ団によるウィルスメールで機能が停止するなど、意外とセキュリティがもろいのか?
ただし、その時
アズマは古い機種であったからか、そのメールを受け取ること無く済んだ。
メダロット社を占拠したロボロボ団を撃退後、
アズマはお礼として
メダロット博士から、
関係者しか入手できないという「メダロット社純正の最新携帯電話」を頂く。
その時、メダロッチ自体もバージョンアップされ「
アプリ」機能が使えるようになる。
ちなみにこの「メダロット社純正の最新携帯電話」、公式イラストのミス(というか仕様か)を逆手にとって、
「9のボタンが無くて、7のボタンが2つある」という奇妙なことになっている。
こちらを参照
ED後とあるイベントの後に突然、「
エム・プロジェクト?」がメダロッチのアップデートとしてインストールされる。
「メダロットの可能性に大きく関わる」とのことだが、その内容は謎に包まれている…。
メニュー項目は
- メダロットの組み立てを行う「セッティング」
- パーツのリスト・データをチェックする「パーツ」
- メダルのリスト・データをチェックする「メダル」
- ストーリー中様々な登場人物から届くメールを確認する「メール」
- 移動やデータ閲覧に便利な機能が揃っている「アプリ」
- 次やるべきことのメモ・ロボトル制限時間・BGMの変更、戦歴や所持金を確認できる「マイデータ」
- 人から聞いたメダロットに関する知識を保存して確認できる「ヘルプ」
- 戦歴や所持金を確認と同時にセーブファイルを選択しゲームデータを記録する「セーブ」
の8種類。
メダロットS
よりにもよってスマートフォンゲームであるにも関わらず、主人公たる
アラセはその立ち絵から確認出来る様に、
腕時計型デバイスのメダロッチを使用している。
一方、メダロット7主人公
アズマとメダロット9主人公テンマの立ち絵ではスマートフォンを携えていることから、
スマートフォンアプリとしてのメダロッチも同時に存在するものと思われる。
コレは、メダロットSが歴代シリーズ同士のクロスオーバー作品であることが影響しているものと思われる。
また、メダロットSにはメニュー画面にメダロッチの項目は存在せず、チーム編成と育成、アルバム閲覧はメダロットの項目から行う。
漫画におけるメダロッチ
メダロット
初期のメダロッチの形状が異なる。
液晶もなく、メダル剥き出しだが、ロボトルの情報がバーチャルウインドウでポップアップさせることができる。
また
テツヒト校長は後述する懐中時計型のメダロッチを所持しているなど、メダロッチデザインも複数あったのではないかと推測される。
物語後半では、新型メダロッチとしてホビー版メダロッチと同一デザインのものが登場。
メダロット3
後述する「メダロッチアドバンス」が登場している。
ただこちらは、デザインが変更されたのみで、基本的な機能は変わらないようだ。
メダロットDS
ゲーム版同様、携帯にインストールされるアプリケーション。
デバイスの形状は普通に携帯電話、アズマが持つものは「
NQ-M25AC」という機種。
メダロットに命令する道具であることは相変わらず。
テレビを見ることも出来る上、カメラでメダロットを撮るとパーツデータが表示される。
その他の機能もフィーチャーフォン(ガラケー)と同様であると思われる。
アプリケーション「メダロッチ」の開発は
メダロット社が行っている。
メダロット7
現実世界に合わせ「スマートフォン(スマホ)」にインストールするアプリケーションと設定を改められた。
メダロットの管理や各種アプリの追加による拡張など、機能は『メダロットDS』のものとほとんど同じ。
メダロット再〜リローデッド〜
本作の世界観は歴代のどの作品とも独立しているため、メダロッチはメダロットDS以前の腕時計型デバイスとなっている。
アニメにおけるメダロッチ
基本的な機能設定は同じ。
デザイン形状は後述するホビー版と同じだが、使い手によって様々なカラーリングのものが登場する。
ロボトル時にはパーツ損傷の様子を液晶で部位ごとにゲージと音声でガイド。
しかも右足、関節、活動限界までも詳細にガイドされる。
メダロット魂
発展版の「メダロッチアドバンス」が登場。
こちらは今までのメダロッチの液晶で見ていた各種情報を、バーチャルウインドウでポップアップさせたり、バーチャルアイ機能でメダロットがメダロッターの死角にいてもロボトルを行えたりできる。
ちなみに
デスメダロットを操るためのメダロッチはデスメダロッチと呼ばれ、デザインも異なる。
ホビーにおけるメダロッチ
タカラ(現タカラトミー)より、「携帯型育成ゲーム」として発売されていた。
原作通りカバーを開けメダロッチ用のメダルをセット。
すると液晶にティンペットが移る。
メダロッチを腕に付けパンチとチョップで内臓カウンターを振って、メダルに経験値を与え、一定量に達する度にメダルに応じたパーツがティンペットに装着されていく。
これを「パンチョシステム」と呼ぶが、要は万歩計の原理と一緒である。
液晶の中のメダロットは時間経過でエネルギーを消費し、カウンターを振る度にオイルを消費する。
メニュー内の「おちるっちゲーム」で落ちてくる黒球白球をキャッチして、エネルギー・オイルを回復しよう。
時々「メダロット検定(メダ検)」が行われ、育成状況を判定。
不合格になると、経験値が減少する罰が待っている…。
ちなみにメダルを取り外してもそのメダルで育成したメダロットの経験値は記録されている。
さまざまなメダルをいろんなグッズから集めて、メダロットを育てて、ライブラリーを埋めていく。
開け閉めを繰り返しているうちに、本体の止め具が破損するのは御愛嬌。
第一世代(漫画「メダロット」準拠)
- メダロッチ(カブトバージョン)
- メダロッチ(クワガタバージョン)
初代メダロット時代のメダロッチ。
カブトは白、クワガタは黒。
第二世代(ゲーム「メダロット2」準拠)
- メダロッチ(メタビーバージョン)
- メダロッチ(ロクショウバージョン)
- メダロッチ(ライバルバージョン)
メダロット2時代のメダロッチ。
上記のとはカラーリングやデザインが変更される。
『メダロット2』のメダロットが追加される。
なお青色のライバルバージョンはトイザラスやハローマックなど店舗限定発売だった。
第三世代(ゲーム「メダロット3」アニメ「メダロット魂」漫画「メダロット3」準拠)
- メダロッチアドバンス(カブトバージョン)
- メダロッチアドバンス(クワガタバージョン)
『メダロット3』時代のメダロッチ。アニメ『メダロット魂』にあわせて販売。
ベルト部分がいままでのマジックテープではなく、プラスチックゴムで出来ており、普通の時計と同じようなとめ方をする。
『メダロット3』の登場メダロットを追加。メダル認識端子が増えている。
専用通信ケーブルが付属し、通信ロボトルが行える。
メダロッチ用メダルに関して
入手方法は…
その他もろもろ。
ちなみにメダロッチ用メダルはどのメダロッチでも使う事は可能だが、
同じメダルでもメダロッチの種類によっては違うメダロットが登場する。
バンダイ版
メダロッチREVIVALver
2020年、メダロットの日を記念して開催されたオンラインイベント「MEDAROTDAY2020」内にて、バンダイでの再製品化企画が開始されることが発表された。
翌2021年、メダロッチREVIVALver.としてバンダイスピリッツ運営の通販サイト、プレミアムバンダイで予約開始された。
ドット絵はタカラ版及びアプリ版と同様だが、育成ゲームからなりきり玩具に変わっているのが大きな特徴。
付属の30枚のダイキャスト製メダルを装着することが出来て、後述の転送モードなどで遊ぶことが出来る。
この時、ゲームなどと同様にレリーフ面を表にして装着出来るのが、タカラ版との差異のひとつである。
メタビーか
ロクショウを転送した時のみ遊べるモード。
メタビーとロクショウの新規描き下ろしの攻撃ポーズがロボトルファイト!のBGMと共に表示される。
また、パーツ破壊演出の表示される真剣ロボトルモードも存在する。
メダロッチ単品でディスプレイ出来る台座と、メダルをディスプレイ出来る台座に、メダロットの世界観をより深く感じられる風化したメダルが付属している。
超可動1/12メダロット付属品
ガシャポンアクションフィギュア、
超可動 1/12 メダロットには1/12スケールアクションフィギュア用メダロッチが付属している。
コレで世界観を超えて、様々な漫画やアニメ、ゲームのキャラクターを
メダロッターに仕立てて遊べるのだ。
アプリにおけるメダロッチ
『メダロットDUAL』の出展に合わせ、「TOKYO GAMESHOW 2013」にて参考出展され、その後iOS、Androidで無料配信されたタカラ版メダロッチ(第一世代・第二世代)をスマートフォン用に移植したゲームアプリ(現在配信終了)。
対応機種、対応OSなどはこちらのリンクから
基本的な遊び方は変わらないが、メダルは新しく設けられた「ミッション」をこなしたり、アプリ雑誌の付録に記載されているプレゼントコードを入力したり、メダロット最新情報を入手したりすることで、ゲーム内で使えるメダルが増えていく。
また、経験値が自動的に増える、メダ検をOFFに設定できるなどのアプリとしての調整も行われている。
オリジナル機能としてゲーム版メダロットの楽曲をBGMとして設定することや、メダロッチの外見をメタビー、ロクショウ、ライバルの3バージョンに変更することが出来る。
補足:いろんなメダロッチ
ヘベレケ博士が発明。
宇宙人たち(もといロボロボ団)の地球征服を阻止する為に作られた。
一度に数多くのメダロットを転送することが出来る。(ただし敵味方問わず)
これを使って
グランシアたちを送り込んで月に着陸したUFO周辺を探り、
隙あらば精鋭メダロット部隊を送り込む予定だった。