ジョー・スイハン
登場作品:1(漫画版のみ) 2 S
※本項目では、父親のジャー・スイハンについても扱います。
基本的設定
ジョーの登場した経緯は一切説明されていない。
恐らくは、ゲームにて典型的なネイティヴアメリカンとして描かれた父ジャーの容姿が差別的に感じられる、との判断であろう。
ジャー・スイハン
ゲーム版で
ヒカルが
ロボトル本大会で戦う相手であり、ジョーの父親。
ゲーム版では典型的ネイティヴアメリカンという風体で、片言の日本語を話していた。
さらに、
ロボトル開始前にはいきなり先制攻撃をしている。
漫画版では「父です」の一言と共にスーツ姿で登場。
後述の様に
ティーピーを売り込むために、
ロボトル世界大会に参加するアイディアを思いつく。
漫画版におけるジョー・スイハン
初出である本作ではアメリカジュニア部門代表選手で「
荒ワシと舞う子供」の異名で呼ばれた。
ヒカルに対して親しく話し掛けてきており、その時飛行機に何度乗っても慣れないことから意気投合。
大会に出場したのは、優勝して倒産の危機にあった実家である
メダロット工場のオリジナル
メダロット、
ティーピーを売り込むという父ジャーの発案からだったが、従業員の一族からは諦観が漂っていた。
ヒカルの
メタビー・
ロクショウ・
アルミのチームと激闘を繰り広げるも敗北。
だが
ティーピーを売り込むこと自体は、実家の祖父ジェイのおかげでちゃっかり成功。
ヒカルともロボトル後に握手を交わしており、
彼との間には確かな友情が結ばれたであろう。
タイヨウが正体を明かし会場がパニックに陥った際には、他の世界大会出場者と共に
ロボロボ団を迎え撃った。
ゲーム版におけるジョー・スイハン
メダロット2、メダロット弐CORE
メダロッ島の
ロボトル大会のゲストとして登場する。
こちらでは成長した青年の姿で登場、さらに眼鏡着用。
父と共にメダロットの研究をしており、「
歩くメダロット図鑑」と呼ばれる。
他のメディアと比べて落ち着いた性格をした青年。
アメリカ人ではあるが、日本語はとても上手で、日本は自分にとって心の故郷であると語る。
恐らくは漫画版の様な
ヒカルとの思い出が出来ていたのだろう。
ティーピーの他に
サムライと
ニンニンジャという、典型的な日本のイメージに満ちた
メダロットを使用する。
なお、
スミロドナッドの設定画においては、彼が開発した
メダロットと書かれていたが、コレが公式に反映されているかは不明である。
メダロットS
イベント「
超戦!ロボトル〜ジョー・スイハン編〜」にて登場。
キャラクターデザインはアニメ版準拠だが、人物像は
ゲーム版メダロット2準拠のものとなった。
漫画版と同様、過去に実家の
メダロット工場が倒産の危機に遭ったことが語られている。
そのため、がむしゃらに
メダロット開発と研究に没頭していたことで、
ロボトルの最中にも研究者として相手を観察することに重きを置く様になった。
その結果、勝利への情熱を失い、
メダロット開発にも支障をきたす様になってしまった。
アラセからの指摘で、勝利のための
ロボトルに没頭して、無事にそれを克服することとなった。
アニメ版におけるジョー・スイハン
ティーピーは漫画版の設定と若干異なり、彼が開発したもの。
さらにメダルを装着したままでメダロットを自在に転送する技術、
デストロイミラージュすらも開発・実装したほどの頭脳を持つ。
性格はベスト8進出時の記者会見で机に脚を投げ出していた姿から、若干粗野。
正義感は強く良心的な人物で、
チャペックにメダルを返すと、世界
メダロット協会にこのルールについて抗議すると語っていた。
だが、
モロキューを本物のロボロボ団と誤認する様な、頭に血が上りやすい点がみられた。
漫画版と異なり、エジプト代表
パトラ・タワラーマと同様に、
魔の十日間のトラウマから
ヒカルのことを強く憎む。
ただし、彼の「
世界中の暴走したメダロットをヒカルが率いていた」という証言は間違い。
ヒカルが真相を語らなかった故に誤解したか、トラウマのせいで無意識その様な記憶を作っていたのであろうか。
宇宙メダロッターXとは準決勝で対決。
その
ヒカルへの憎悪から掛け離れた行動を見せつけられ、敗戦後にいずれ真実がわかる、力を貸してほしいと告げられている。
この時に心境の変化があった様で、決勝戦の最中に
快盗レトルトが出現した際には、憎悪を見せることなく会話していた。
さらに魔の十日間事件の中で自身がとった行動を語った際には、
何故そのことを話してくれなかったのか、と問うていた。
ヒカルへの憎悪は、この時点で消え失せていたと推測される。
ヒカルを憎んでいたという点が漫画版との決定的な相違点で、ファンの中にはこの人物像に違和感を覚えた方も少なくないだろう。
何故漫画版でのジョー登場から1年以上が経っているとはいえ、制作サイドはこの様な設定にしたのだろうか……
(CV:芝原雅博)
主な関係者
ジャー・スイハン |
父親 |
ヒカル |
ライバルであり友人。アニメでは何故か宿敵 |
タワラーマ |
アニメでは親しい間柄 |
最終更新:2023年11月27日 07:11