「……ギ、ギギギギギ。」
防衛樹
イラスト |
メインデータ |
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名前 |
防衛樹 エネミーとしての名前は魔樹の親樹 |
種族 |
トレント エネミーとしては精霊種 |
分類 |
モンスター |
異名 |
魔樹の親樹 |
役職 |
ナザリック周辺の防衛網の管理者 |
住居 |
トブの大森林 ナザリック近辺の地下 |
サブデータ |
登場 |
オバマス |
声優 |
- |
概要
防衛樹とは、
忠義の司令塔で登場した
至高の樹の親樹である。強化トレントを大量の使役することで、ナザリックの防衛網として活躍している。名付け親はモモンガ。
作中の動向
忠義の司令塔で登場。ナザリックの防衛網の構築に利用できるとして、
至高の樹と同種を探索する中、トブの大森林北東で発見された。
至高の樹と同様、親樹と周囲のトレントを分断するため、アウラ、デミウルゴスが囮となり、コキュートスが弱らせ、研究の末に開発された「超高純度の麻酔薬」を投与されることで眠らされて、ナザリック付近の地下まで輸送された。その後、抵抗するも最終的にナザリックへの服従を選んだ。
以降は地下から強化トレントを使役することでナザリックの防衛網の一部を担っている。マーレ曰く、地下の土壌は品質良く、根に悪影響を及ぼす外敵のワームも徹底的に排除され、元々防衛樹がいた場所よりも遥かに良い環境だとのこと。ただし日光は当たらない。
当初ナザリックの者達から、庭木に巣を張る蜘蛛くらいの認識を持たれていたようだが、
策は幻、万回の誓いでは、モモンガの呼びかけによりナザリックに有益な活動を続ける存在として、労いの花見が開催された。マーレによって第六階層に運ばれて日光浴をしたらしい。
外見
モモンガからは「禍々しい何か」と評価されている。
至高の樹と比べても、さらに大きい。
性格
言葉を理解できる。反骨心が強いのかデミウルゴス達に2度敗北しても尚、服従は渋々さが透けて見えた。しかし、枯れるギリギリまで水も食料も抜きにする、コキュートスのスキルでじわりじわりと凍らせるなど脅されると、ぶるぶると震えながら枝の全てを地面に叩きつけ、文字通り地面に倒れ伏すようにして全身で反省を表現した。
好戦的な性格なようで、無礼講としてナザリックの者達と戦うことを許可された際は喜ぶ様子を見せた。
強さ
配下のトレントを用いた防衛網を罠と共に構築すること周囲を守り、神経毒を含む種を飛ばすにより空からの接近を許さない。防衛樹自体の強さも「かなりの強さを持っている」とのことで、捕獲の遂行には一対一を作ることが作戦の要だとして、万全を期すならば、コキュートスの力を借りたいとまでデミウルゴスに評価された。同時にコキュートスであれば勝てない相手ではないとされている。
しかし、上述の評価は「復活後で今ほどの力は無かった」と振り返られる
忠義の司令塔当時の話であり、
策は幻、万回の誓いでは「今となっては防衛樹の力など我々守護者から見ればノミ以下」とまで言われている。
能力
基本的に同種である強化トレント、
至高の樹と同じ能力を持つ。
植え付けられた動物の感覚を奪い、行動を操るための神経毒が含まれている。対象の養分を吸い取って発芽、樹となり繁殖する。防衛樹は他のトレント達と共に種子を投げつけることで、対空攻撃をしている。アウラ曰く威力は大した事なさそう。種子自体の環境適応力は低く、トブの大森林の外に運ばれてしまうと発芽できない可能性が高いとのこと。樹になっても変わらないのか《フロスト・オーラ》を凍りつく通常トレントの様子から「通常のトレントの環境適応力は、さほど高くない」と分析されていた。風を受けて飛ぶための羽がついていて、アゼルリシア山脈から吹き下ろす強い北風を利用して、遠くに種を飛ばしていたと予想されている。
魅了(チャーム)する力を持った花を満開に咲かせる。かなり広範囲から魔物を引き寄せることができる。
モンスターを強化することができる花粉を噴き出す。
強力な養分吸収能力を持つ。周囲の草木、生物の養分を吸収する力。成長するほど力が増すのか
至高の樹の場合は見渡す限りの木々が枯れさせていた。防衛樹と配下のトレントの場合は、周囲の養分を枯らさず、一見、ただの森であるかのように擬態する様子を見せた。直接対象に枝を突き刺して、体液を吸い上げることもしている。種から強力な養分吸収能力を持つ。生物から養分を吸う事を好むようで、
至高の樹の種子から育った強化トレントは、人間の養分を吸い取って成長する様子を見せた。
司令塔となる樹の力によって連結する数が増える。
至高の樹の種子から培養された強化トレントでは三体程度だったが、防衛樹であれば膨大な数のトレントと接続可能。
忠義の司令塔では近辺に近衛トレントとも言うべき、強力なトレント達を配置していた。
養分吸収し尽くしたトレントをゾンビトレントとして親樹の支配下に置ける。さながら植物専門のネクロマンサーとでも呼ぶべき力。
エネミーとしてのスキル。全体に赤黒い吐息を吹きかける。一定確率で麻痺状態になる。
強化トレント
ナザリックの支配下に置かれた防衛樹が使役しているトレント。
ナザリック×クリスマスから登場。
至高の樹の種子をデミウルゴスがナザリックの防衛網のため、培養・交配を繰り返した言わば強化トレントで、ナザリック地下大墳墓第六階層や、ナザリック近辺に存在する強化トレント実験場には、多種多様なトレント達が実験装置とともに植えられている。品種にもよるが、より良い養分を吸った強化トレントの成長速度は、デミウルゴスをして目を見張るものがある様子。デミウルゴスの用意した「栄養価の高い生きている人間を好む個体」は、人間を与えた途端、みるみる幹を太く葉を増やし、あっという間に成長した。
ナザリックの者のみの命令を受け付ける他「人間の左腕を、逃れないように抑えたまま引きちぎる」など複雑な命令も聞く。強さとしても通常の盗賊程度であれば、十分に対処が可能。しかし、それ以上の場合倒しきれない可能性がある。親樹由来の、根を連結させる事によって防衛網を構築する力を持つが、強化トレント同士では、司令塔となる樹の力不足によって、三体程度の連結しかできない。強化トレントだけでは索敵範囲はそう広くなく、知能が低いため枝を揺らすなどして、異変を知らせる事くらいしかできないが、防衛樹と接続することでナザリック周辺に人員を分散させずとも、防衛樹を一本監視するだけで、防衛網全域の異変を察知できる。
基本的に上述の通り、品種改良されているとはいえ、種族としては防衛樹や
至高の樹と同種。能力も生体も殆ど同じだと思われる。成長した防衛樹や
至高の樹が見せていない能力としては、休眠状態となり、ただの木に擬態する様子を見せている。
忠義の司令塔ではアウラでも直前まで気付かせない奇襲性を見せ、地中から木の根を生やして背後から襲い掛かかった。
その他
未編集
関連項目
自由コメント欄
最終更新:2025年06月28日 19:39