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世界情勢
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世界情勢
世界情勢は、オーバーロード(オバマス)における国家、地域、異世界、可能性の海周辺の領域を大まかに整理するための一覧ページである。個別の経緯や詳細設定は各リンク先に譲り、このページでは「どのような状態にあるか」を中心に、各地域の被害、復興、管理者、周辺勢力との関係を簡潔にまとめる。
概要
作中の世界は、ナザリック地下大墳墓が転移した後の世界、プレイヤーやユグドラシルに関わる現実世界、罅の向こう側に広がる可能性の海(或いは胎内回廊(コリドー))と呼ばれる空間を介して接続する平行世界に大別できる。転移後の世界では罅、混沌獣、汚染獣、瘴気、転移異常によって各地の秩序が崩れ、国や都市ごとに復興・防衛・連絡途絶・国家機能低下といった問題が表面化している。
現在の中心は、エ・ランテルを拠点に進む三国同盟(後の対外的に魔導国として動き始めたナザリック地下大墳墓含む四カ国同盟)である。一方、ローブル聖王国、竜王国、アーグランド評議国などは深刻な被害や機能不全が語られ、可能性の海や平行世界の問題は、地上の国家情勢を越えた規模で進行している。
転移後の世界
転移後の世界は、ナザリック地下大墳墓が転移した後、各地に罅と混沌獣の被害が広がった本作の主要舞台である。転移時にはナザリック側にも損壊が発生し、NPCの復活後もNPCのレベルダウンや施設復旧が問題として残った。さらに通常の移動や転移にも転移異常が関わるため、世界そのものが安定した状態には戻っていない。
各国は被害の大きさに差があり、リ・エスティーゼ王国、バハルス帝国、スレイン法国は三国同盟を通じて対処体制を整えつつある。一方で、連絡が途絶えた国や国家機能を維持できない国もあり、転移後の世界全体は「復興中の地域」と「状況把握すら困難な地域」が混在している。
ナザリック地下大墳墓(魔導国)
ナザリック地下大墳墓は、転移時に大きな被害を受け、復興と外部調査を同時に進めている拠点である。内部では各階層の損壊やソロモンの小さな鍵(レメゲトン)の問題を抱えつつ、外部へは主人公たちを派遣して情報収集、資源確保、周辺地域への介入を行っている。
対外的には魔導国という国家の形を取り、エ・ランテルの運営権獲得後は三国同盟にも関わっている。ただし国の所在や規模は他国から見えにくく、アルベドを宰相として立てるなど、ナザリック側は警戒を解きながら影響力を広げる段階にある。
ソロモンの小さな鍵(レメゲトン)
ソロモンの小さな鍵(レメゲトン)は、ナザリック地下大墳墓の重要設備の一つであり、転移後の損壊と復興停滞に関わる。特に第十階層や玉座周辺の問題と結び付き、ナザリック内部の復旧が単なる建物修理では済まないことを示している。
リ・エスティーゼ王国
リ・エスティーゼ王国は、罅の異変で人口密集地帯を中心に大きな被害を受けた国である。瓦礫撤去、公共施設整備、防衛策、物資調達、難民保護を進めているが、人手と戦力が不足しており、冒険者や三国同盟からの支援に頼る部分が大きい。
黒い噂のある貴族から資金を集めるなど非常時の強硬策も取られたが、武力的な抑止力の低下後は強引な統制が難しくなっている。現在の王国情勢は、エ・ランテルの拠点化と復興事業、冒険者組合の人員運用、周辺村落や洞窟の混沌獣被害を軸に動いている。
カルネ村
カルネ村は、トブの大森林周辺の異変とモンスター被害を受けた村である。襲撃増加によってエ・ランテルへの避難が必要となり、後には村としての機能を失っている。王国北方における罅と混沌獣の影響が、人里へ直接及んだ例として位置付けられる。
エ・ランテル
エ・ランテルは、三重の防壁を持つ城塞都市であり、現在は三国同盟の拠点、難民受け入れ、復興事業、防衛強化の中心地となっている。異変当初の被害で生活基盤を失った住民や周辺村落からの避難民が集まり、外周部の天幕・仮設住居で暮らす者も多い。
都市では第四の壁建設、旧区画の復旧、難民の労働配置、魔導国の施策が並行して進んでいる。王国・帝国・法国・魔導国の利害が集まるため、単なる地方都市ではなく、転移後の世界情勢を動かす実務拠点になっている。
冒険者組合
冒険者組合は、エ・ランテルで冒険者登録、依頼受理、人員配置を担う組織である。異変後は冒険者数を増やすために登録ルールを改定し、第四の壁建設や採石場警備など、都市復興に必要な仕事を冒険者へ割り振っている。
現在の組合は、単なる依頼窓口ではなく、復興事業、警備、人材育成、慰問、物販による資金確保まで担う都市運営上の機関となっている。国家から独立した組織でありながら、非常時につき国との結び付きも強まっている。
エ・ランテル魔導研究所
エ・ランテル魔導研究所は、エ・ランテル地下に隠された三層構造の研究施設である。汚染獣、混沌獣、汚染解除、マジックアイテムなどの研究が進められており、表の復興事業とは別に、混沌被害へ技術的に対処する裏側の拠点になっている。
所長はンフィーレア・バレアレで、施設内では危険生物の管理や汚染解除の実験が行われている。ガゼフ・ストロノーフの汚染問題とも関わり、王国とナザリックの共同対処が最も濃く表れる場所の一つである。
北方山岳地帯にある鉱山
北方山岳地帯にある鉱山は、エ・ランテル北方にある破棄された鉱山であり、良質な鉱石を産出する資源地帯である。危険なモンスターにより放棄されていたが、後にナザリックが魔窟化や偽装を利用して独占的に管理するようになった。
現在は鉱石採掘、希少鉱石の発見、アンデッドや石喰猿への対処など、資源確保と危険管理が並行する場所である。表向きには王国側の鉱石供給にも関わるため、ナザリックの経済的な足場の一つにもなっている。
北方山岳地帯にある洞窟
ガゼフ救出後も洞窟周辺には厳戒体制が敷かれており、単なるモンスターの巣ではなく、エ・ランテル防衛と混沌獣発生源の監視に関わる場所になっている。
財宝採掘領域
財宝採掘領域は、財宝や鉱石の採掘と探索に関わる特殊な領域である。資源確保という点では北方山岳地帯にある鉱山とも近いが、通常の鉱山とは異なり、探索・戦闘・報酬が結び付いた場所として扱われる。
現在の世界情勢上は、ナザリック側が外部資源を得る経路の一つであり、転移後の不足を補うための探索先として位置付けられる。
アベリオン丘陵
丘陵では亜人を用いた施設建設や牧場などの整備が進められており、ローブル聖王国との境界にある城壁(ローブル聖王国)とも情勢上つながっている。聖王国側から見れば混沌獣や亜人問題と結び付く危険地帯であり、ナザリック側から見れば管理下にある外部拠点である。
蜥蜴人(リザードマン)の集落
蜥蜴人(リザードマン)の集落は、トブの大森林とアゼルリシア山脈の間に広がる湿地の集落である。もとは他種族との交流が薄い閉鎖的な部族社会だったが、異変後は主人公たちの介入を経てナザリック地下大墳墓と友好的な関係を築いている。
現在は、ナザリックがアゼルリシア山脈方面へ進出する際の足場であり、鉱物資源の採掘にも協力している。集落側にとっては外部との協力によって危機を乗り越えた状態で、ナザリック側にとっても異種族外交の重要な実例になっている。
トブの大森林
トブの大森林は、王国北方に広がる大森林であり、ハムスケ、罅、混沌獣、至高の樹など複数の重要要素が集まる地域である。異変後は森の賢王であるハムスケが縄張りの一部を放棄するほど混沌獣と汚染の影響が広がり、周辺の村落にもモンスター被害が及んだ。
現在はナザリックの協力を受けたハムスケが森の管理を担う方向へ移っているが、森中の罅や東方に示唆される別口の罅など、完全に安全化された地域ではない。王国北方の防衛と調査を考える上で、今なお重要な危険地帯である。
アゼルリシア山脈
現在は、ナザリックが蜥蜴人(リザードマン)の集落の協力を得て鉱物資源の採掘を進めているほか、山小人(ドワーフ)の国や霜の竜(フロスト・ドラゴン)の動向とも接続する。資源地帯であると同時に、混沌被害と異種族勢力が重なる地域である。
絶海の孤島
絶海の孤島は、転移異常をきっかけに発見された孤島である。周囲は濃霧に囲まれ、海域の外側がどうなっているかは分かっていない。島内には過去の海賊の痕跡が残り、リ・エスティーゼ王国方面との接点を示す記録も見つかっている。
現在は、ナザリックが《転移門》の安定状況を確認しながら、島と周辺海域の偵察、橋頭堡の建設を進めている。世界地図上の位置付けが不明なため、既知の国家圏外へ進出するための探索拠点として扱われる。
カッツェ平野
エ・ランテル墓地で収容しきれない遺体の埋葬先にもなっており、戦没者や犠牲者の処理、アンデッド対策、街道の安全確保が重なる場所である。王国にとっては古くからの危険地帯だが、異変後はさらに都市防衛上の負担が増している。
ヴァディス自由都市
ヴァディス自由都市は、カッツェ平野に出現するアンデッドへの対処拠点として、王国と帝国が共同で出資して築いた自由都市である。三国同盟以前から存在する中立的な都市であり、カッツェ平野方面の実務拠点として機能してきた。
異変後は霧が北上し、エ・ランテルまでの街道にも影響が及んでいる。そのためヴァディス自由都市は、単なる討伐拠点ではなく、霧とアンデッド被害の拡大を把握する前線にもなっている。
バハルス帝国
一方、ヤルダバオト襲撃では帝国側の騎士にも大きな被害が出ており、混沌獣対処用の予備戦力を一時的に失っている。その後は冒険者やワーカーを軍として編成し、防衛戦力を補充する段階に入っている。
スレイン法国
スレイン法国は、宗教国家として陽光聖典などを擁し、帝国と並んで早期に混沌獣対処体制を確立した国である。三国同盟後はリ・エスティーゼ王国の復興支援に人員を派遣し、王国・帝国と共に混沌被害への共同対処へ加わっている。
法国はエイヴァーシャー大森林や聖典関係の情報とも接点を持つ。国内外の被害を抱えながらも、国家としての行動力は保っており、三国同盟内では戦力と宗教国家としての情報網を持つ勢力として扱われる。
ローブル聖王国
ローブル聖王国は、スレイン法国の西に位置する国であり、異変後は周辺国家との連絡が途絶えている。国土には混沌獣が広がり、アベリオン丘陵との境にある城壁(ローブル聖王国)が混沌獣をせき止める形になっている。
現在の聖王国は、国家全体の統治状況が見えにくく、外部から把握できるのは城壁、軍事演習跡、カリンシャの被害など限定的である。連絡途絶と国土の混沌獣被害により、三国同盟側から見ても危険度の高い未整理地域になっている。
城壁(ローブル聖王国)
城壁(ローブル聖王国)は、聖王国とアベリオン丘陵方面を隔てる防衛線である。現在は混沌獣をせき止める構造物として機能しているが、その存在自体が、聖王国側に混沌獣が大量に溜まっている状況を示している。
城壁周辺では大規模な軍事演習が行われていた地点に罅や地形変化が確認されており、聖王国被害の中心を理解する上で重要な場所である。
カリンシャ
カルサナス都市国家連合
カルサナス都市国家連合は、帝国と交渉中であることが示される国家連合である。現時点では詳しい国内状況や被害規模は明確ではないが、転移後の世界で帝国が接触を持つ周辺国家として扱われる。
情勢上は、三国同盟の外側にある交渉相手であり、今後の連携や情報交換によって詳細が見えてくる可能性がある地域である。
竜王国
竜王国は、既に国家としての体制維持が困難になっているとされる国である。壊滅したという噂もあり、詳細な現地状況よりも「国家機能が保てていない可能性が高い国」として語られている。
現在の世界情勢上は、ローブル聖王国のように連絡途絶や被害実態が問題となる国の一つであり、混沌被害が各地の国家基盤を崩していることを示す例である。
アーグランド評議国
詳細は不明だが、少なくとも安定した国家として振る舞える段階にはないと見られる。転移後の世界では、三国同盟のように体制を維持できた国と、評議国のように機能低下が語られる国の差が大きくなっている。
山小人(ドワーフ)の王国
山小人(ドワーフ)の国は、アゼルリシア山脈内部に都市を置くドワーフの国である。摂政会が政治を担っていたが、クアゴアや蜥蜴の怪物、霜の竜(フロスト・ドラゴン)との関係により、首都や旧王都をめぐる情勢が大きく変化している。
現在は、ナザリックが霜の竜を実質的な配下に組み入れたことで、ドワーフ側も保護を受けながら生活再建と武具の出荷を目指す段階にある。山脈方面の資源・技術・異種族関係を考える上で重要な勢力である。
エイヴァーシャー大森林
エイヴァーシャー大森林は、スレイン法国南方に広がる大森林である。異変後は法国側から「静かになった」とされるが、詳細な状況は明らかになっていない。
他の地域のように直接的な被害や管理者が整理されているわけではなく、現状不明の地域として扱うのが適切である。法国方面の周辺情勢を補足する地域であり、今後の情報確認が必要な場所である。
現実世界
ユグドラシル
ユグドラシルは、ナザリック地下大墳墓、NPC、ワールドアイテム、九曜(九曜の世界喰い)などの由来となるゲームである。転移後の世界では、ゲーム内の仕様や設定が現実の戦力・設備・危険性として扱われるため、判断の基準にもなっている。
可能性の海/混沌環境/混沌空間/胎内回廊(コリドー)
可能性の海、混沌環境、混沌空間、胎内回廊(コリドー)は、地上の国家や地域とは別層にある領域である。罅の向こう側、召喚現象、混沌獣、食滓(レムナント)、九曜(九曜の世界喰い)の動きと関わり、転移後の世界の混乱を根本から説明する領域として扱われる。
泡沫の空間
泡沫の空間は、可能性の海に揺蕩う情報から一時的に形作られたかもしれない、現実とも単なる幻影とも断定できない空間である。作中では、ウルベルト・アレイン・オードル、ヘロヘロなどと関わる出来事が終わった後、その体験が当事者の記憶から消え、本当に幻影だったのか、可能性の海の情報から構築された泡沫の空間だったのかが曖昧なまま残されている。
可能性の物語
可能性の物語は、可能性の海によって生み出された「欠片」として観測される、本筋とは異なる可能性の世界である。作中では、混沌から現れた異なる可能性の物語であり、限られた観測者だけが見ることのできる世界の狭間として示されている。
平行世界
平行世界は、胎内回廊(コリドー)を介して複数存在する、この世界とよく似ていながら少しずつ異なる世界群である。アグレシエルとビリオフィアたちの来訪により、混沌獣の脅威が少ない世界など様々な世界が存在することが判明している。








