先輩からのアドバイス

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日々の生活について


(1/3) 試験の点数を気にしすぎず,友達と多くの時間を過ごすようにしてください.現役か一浪かと気にする人は,4年経てばほとんどいなくなります.でも頼れる友人や気軽に遊べる友達の多少については,一生悩み続けることになります.高校時代の友人は一生の親友になると思って,ぜひ部活や課外活動,遊びに力を入れましょう.
(2/3) 善い人間とはなにか,という問いへの答えを6年間で見つけてください.皆様も聞き飽きた文句ですが,「勉強が得意だからといって,人間的に善いとは限らない」これは残念ながら本当だと思います.頭が切れても「いけずな」人には誰も付いてこないし,リスペクトもされないです.日ごろ論理性や思考力を鍛錬するのと同時に,ご自身の感性や人間性についても思いを馳せてください.
(3/3) 社会との関わりを持ってください.既に書いている方もいますが,中高男子校は特殊な環境です.勉強や趣味に打ち込めるという男子校の恩恵を十分に享受しながら,一方で自分を客観視できる別の環境にも身をおいてください.女性がいたり,大人がいたり,日本人以外が混じっていたりするコミュニティの中で,社会生活を送る上での根本的な価値が人間関係の構築力であるということを知っておきましょう.
(まとめ) 中学に入学できている時点で,皆様の素質が優秀であることは既に証明されています.なのでこの6年間はその素質を花開かせるために,成績以外の,社会の様々な尺度に触れてもらいたいと思うわけです.


中学・高校の段階で知っておくべきことは、
東大寺学園は、日本社会においては非常に特殊な環境だということ。
何といっても、男子しかいない。全国で男子校というのは、意外とまれなものです。「女子との話し方」などを考えている時点で、共学に通っている男との差は歴然。大学以降、苦難が待ち受けています。想像してごらんなさい、明らかに勉学面で自分より努力をしてこなかった連中に、好きな女の子をかっさらわれる屈辱を。その女の子が自分に見せたことのない笑顔を、別の男に見せている悲しさを…。本当に死にたくなる瞬間というのは、あるものです。
そんな悲しい経験もした私からのアドバイスは、
笑われても良いので、ぜひ、女子と関わりをもってください。塾などで、意外とチャンスはあるものです。そしてできれば、高校のうちに女の子と付き合えれば一番良い。
特にこの経験を積んでおくべきなのが、勉強ができて、自分はそこそこいけているのではないかと思っている人です。世の女の子の9割以上には、サインコサインや世界史の話題は全く通用しません。意外と難しいんですよ。
大学に入って、女慣れしている同級生に、初体験が高校1年だったなどと言われたときの絶望感はなかなかのものです。性欲は動画ではなく、本物の女の子で満たしてください。世の高校生のほとんどは、そうしているのです。
その経験を積んではじめて、愛や恋、人生の喜びと悲しみ、憎しみがわかるはずです。そして、自分が人に好きになってもらえるかは、努力だけではどうにもならないとも気付くはず。勉強のように、努力すれば報われることだけではない、ということを知る意味でも、女の子と臆せず、積極的に関わってください。彼女ができるというのは、本当に幸運で、幸せなことなんですよ。多少の勉学を犠牲にしてでも、女の子と関わる機会を作るように。そうしないと、勉強ができても女性の前できょどってしまい、他の男たちからからわかれる、残念な男子校出身男ができあがってしまいます。(ただし、うまくいっても避妊すること。子供だけは作らないように!)
ちなみに、運悪くそういった経路を辿ってしまったとしても、何とかなります。こんな不器用な私にでも彼女はできました。



英語はやっとけ。英語できたら大学受験なんてなんとかなる(逆に英語できなかったらよほど理数系ができるとかでない限り基本的に詰む。英語を受験科目から除外できる大学はほぼ無いに等しい上、他の科目と違って短期間では伸びないから。『日本はアメリカの属国』とはU田さんの言葉。

英語につまづいてる生徒は今やってる学校の教科書やプリントを一度置いて、中1の内容からもう一度復習することを是非ともオススメします。
↑私は中3の12月に気付いた。これは多分手遅れになる10秒前程だろう。
特に苦手な人(50点以下)はトリプレットへGO. 0から復習できる。
めんどくさいけどこれが一番近道で、なぜ自分がつまづいてるのかが良くわかります。数学も然り。

高2になるまでは趣味(部活、音楽、読書、映画、旅行、生徒会、etc)にとことん打ち込もう。
成績は、高2までは定期試験で7割取れていれば充分。大学受験は高2の文化祭が終わってからが勝負。文化祭後の頑張り次第でどこの大学でも行ける(ただし、理3と京医は除く……)。
京医とか行きたい人は単語と数学の基礎を固めとくと後々すっごい楽。もっと言えば、理科も。「理科は高3からでも間に合う」なんて風潮もあるが、人それぞれなので不安なら早めに固めてた方がいい。

授業の予習復習はキッチリ! これができるのであれば塾なんか行かずとも東大京大行けます。
文系の人も数Ⅲ・Cは出来ればやっとくと良い。灘では文系でもカリキュラムに組み込まれてるらしいし。

東大寺バイトはキツい割に報われない仕事。特に売店はやめとけ。
↑でも「礼受」(=モギリ)は楽だったよ。枠が3人しかないけど…   
とにかく、「東大寺で働く」という事に興味がある人がやればいいと思う。稼ぎだけを気にすると、バイト中ずっと後悔することになります。

エロげーは中学でやめろ。心配しなくても、低次元の女にまで手を出す余裕はなくなる。
ていうかゲームは時間の無駄。気晴らし程度に留めておこう。
アニメもいいが、本も読もうね。折角デカイ図書館もあることだし……。

京大模試はできるだけ受けましょう。特に駿台と河合は必ず受けておくべき。
代ゼミは受けると模試の過去問が貰えるんで、ま、損は無いかと。 あと、冊子掲載はそんな凄いことじゃないです。他の模試と比べるとかなり簡単ですんで、、
ま、判定はそれなりに当てになります。それなりに、ね。。

夏期講習や冬期講習はとらなくてもいいですし、とっても5−7個くらい(駿台の場合)で良いと思いますよ。。
予備校のデータは明らかに異常。 「駿台大阪校wiki」なども参照。

この先10年ほどは 東大寺は関西NO2ではなく、灘、筑駒につぐ全国NO3を維持することを意識した方がいい。
学校としても割とスピードや正確さを要求しない京大式の教育法だが、京大のレベルが落ちてる今は、それじゃダメ。
中学時代から正確な計算力、速く正確に解く技術をつけて 東大50 京大 75 医学部 40 くらいを目指すべき。
1-60 旧帝医+東大、上位国医 70-140 京大+中位医国医 が良い。
それ以降、日本一の進学校になればいい。

『平均取れば京大行ける』というのが結構広まってるみたいですが、個人的にはコレは危険な事だと思います。当たり前ですが、平均点に甘んじる人が増えれば増えるほど、平均点は下がっていくものなので。定期テストを受ける中では、『平均点』という相対的な物でなく、是非とも『7割』という絶対的な目標を据えて欲しいと思います。
実際、近年は平均を取っていても落ちている生徒が増えているように感じます。それなりの危機感を持って受験というものに臨んでくれれば幸いです。

(高校入試について)
在校生は中3で、受験生と一緒に入試を受けさせられます。
だいたい在校生の合格は30人程度。ただその後の模試とか諸々の成績では高校入学組の殆どが中間層となるので、内部生は落ちても気にしない。ただし英語が悪かったらそれなりに落ち込んでください。
一応、実力テストという位置づけになっているので、マジメにやるといいかもしれない。筆者は赤本を買ったけど、冬休みやることないならやってみれば?
「200点以下で、もれなく校長と三者面談」「いや200点はギリセーフ」というデマが毎年まことしやかに流れるが、もちろんウソ(と担任団がおっしゃってた)。
でも、欠席の多い生徒は校長面談があるらしいよ。気を付けてください……。
→今はない

参考書

卒業生は毎年「お薦めの参考書」などを書いて進路指導部に提出するが、教師に影響が見られないのでここで直々に後輩へ情報を伝授することにしました。
★は5段階評価。(一般的なTDJ生に薦められるかどうか、という点で)
名前 発行者 2次・センターどちら向きか お勧め度 説明  という順番です

<英語>

「総合英語Forest 4th Edition」 (桐原書店 2003年発行)【2次】【センター】
TDJ生には中2あたりで配られる。2chでもっとも賞賛されている文法書(らしい)。もともと「高校」と冠されていたが第4版からは削除され、対象がより普遍的になっている。現在「Evergreen」と書名を変え、いいずな書店から出版されている。著者が亡くなったことが関係か?
SSのコメント: ★★★★★ わからない文法事項があればその時に調べてしまおう。しらみつぶしにやってると、ある時期から不要になる。(調べるものがなくなるため)

「山口英文法講義の実況中継」 (山口俊治 語学春秋社)【2次】【センター】
SSのコメント: ★★★★ Forestで十分だが、納得のいくフレンドリーな解説がほしければ使ってみよう。少年ジャンプのような紙質が難点だが、私は中学受験の際に「実況中継シリーズ」を読んだクチなので気にならなかった。

「大矢英作文講義の実況中継」 (大矢復 語学春秋社)【2次】
SSのコメント: ★★★★★ 基礎定着に素晴らしい一冊。even ifとeven thoughの使い分け等、かなり実戦的。和田秀樹いわく、最難関以外はこれだけで十分戦えるんだとか。(私もそう思う)下手に予備校に行って問題演習やるよりは、これをしっかり習得するほうを薦める。京大英作文の採点にはネイティブチェックが入るらしいが、これ一冊でだいたいクリアできる。京大受験者は高1か高2で終わらせるべき。

「大学入試最難関大への英作文」 (大矢復 桐原書店)【2次】
SSのコメント: ★★★★★ 京大・阪大・自由英作文出題校のための参考書。京大受験のための実力はこれでほぼ完成される。高3の授業には英作文添削があるはずなので、それと平行してやるのが無難。

「実戦編 英作文のトレーニング」 (Z会出版)【2次】
SSのコメント: ★★★ 一見するとネイティブによる英文校閲がなされているようだが、完全に嘘である。望恋さんに見せてみ。後ろについた付録(暗誦文300)はまあまあ。しかしながら「大矢英作文講義の実況中継」「大学入試最難関大への英作文」でほぼ最強レベルに近づけるので、あえてやる必要はない。

「基礎英文問題精講」 (中原道喜 旺文社)【2次(基礎)】
SSのコメント: ★★★★ 解説にあるポイントだけざっと見て、知らない事項のところの問題だけやるのが無難なようだ。一つ一つチマチマやってたらいつ終わるか分からない。普段は学校の授業に集中し、長期休暇にでも集中的にとりくんで終わらせてしまおう。問題の難易度をみるに、京大受験者は高1か高2で「卒業」していなければいけない。余談だが、我らがダーティー氏の机上に装備されていたので、彼も参考にしているのかもしれない。去年(2004年)改訂されて、レイアウトも見やすくなっている。

「英文読解の透視図」 (河合塾講師3名 研究社1994年発行)【2次】
SSのコメント: ★★★★ 京大受験者にはいいと思う。現在出回っている英文解釈の参考書では一番納得できる。用語に少し古いものがあるが(これで星1つ減点した)、ポイントが網羅されており、概して完成度が高い。あと、3人がかりでつくったからだろうが、訳の質が非常に安定している。「基礎英文問題精講」とコレだけで京大の英文解釈は大丈夫です。京大なんて簡単だ!(医医を除く…)

「ポレポレ英文読解プロセス50」 (西きょうじ 代々木ライブラリー)【2次】
SSのコメント: ★★★ 同期の友人2人(京法現役)がやってたので私もやってみた。(高3夏休み)構文把握を主眼とする参考書で、構文以外の要素は「基礎英文問題精講」ほど懇切でない。「英文読解の透視図」をちゃんとやればこれは簡単に解けるので、あえてやる必要はない。こなれた訳をしているので、直訳レベルに達していない人が使うと無用の混乱をきたす可能性がある。「英文速読のナビゲーター」(研究社)とかもそうだが、一般的に西の本は「当たり前のことを当たり前のように」教えるので、その分とっかかりが少なく簡単に読み流してしまうだけにかえって習得に時間がかかる人がいる。つまり、いちいち大きな感銘が得られるブツではないのだ。ただ、本人の英語力はかなりので賞賛する人と離れていく人に二分される傾向がある。

「英文解釈教室」 (伊藤和夫 研究社)【2次】
SSのコメント: ★ 一応全部やったけど、日本語(訳)が変だ。構造把握の力はこれで完璧になるが、それだけに惜しい。あと、レベルが不必要に高いので医学科志望でもない限り必要ありません。同期のB(京医医現役)は夏休みにさっさと終わらせてしまったみたいだけど。
↑僕も高3の春~夏にかけて一周したが、構文把握能力が劇的についた。確かに和訳はかなり意訳しているところがあるものの、星が1つになってしまうレベルで変だとは思わなかった。僕個人の感覚としては京大志望(東大志望はやらなくていい)なら誰でもやってみる価値はある良書だと思う。★★★★です。

「英文和訳演習」 (伊藤和夫 駿台文庫)【2次】
SSのコメント: ★★ 「上級篇」(=京大レベル)を全部やったが、やはり伊藤の日本語はおかしい。(generation gap を考慮しても尚おかしい)ただ、採点基準があり客観的な点数が分かるという点においては参考になった。でも点数だけなら京大実戦や京大オープンの過去問集でも代用できるよな、と今更ながら思った。

「思考訓練の場としての英文解釈」 (多田正行 育文社)【2次】
SSのコメント: ★ 「思考訓練」というより「思想洗脳」といったような印象があるが、基礎が出来ていない者は絶対に手を出してはいけない。というか、やる必要はない。現在仮面浪人中の同期の友人A(京工在学中、医学科志望)がやっているが、「やるものがなくなったから」なんだそうだ。現役の君たちは、こんなもんに手を出す暇があるなら理社を固めたほうがいいと断言します。

「和文英訳の修行」 (佐々木高政 文建書房)【2次】
SSのコメント: ★ 我らが奥西氏と上野氏が推薦する本だが、受験に関する限り上の「大学入試最難関大への英作文」のほうが効率的であり実用的である。しかも最後の改訂が1981年、古いって。巻頭の500個の例文もあまり実用的でないし。友人Aが現在やっているが、やはり「やるものがなくなったから」なんだそうだ…。

「『京大』英作文のすべて」 (鬼塚幹彦 研究社)【2次】
SSのコメント: ★ 問題文を不必要に深読みしたり単語のニュアンスまで細かくこだわったりと、本人の趣向が多分に反映されたものなので使いずらい。よってあまり薦められない。「大学入試最難関大への英作文」のほうが遥かにいいと思う。

<国語>

「大学入試古文単語集 ゴロゴ手帖」 (板野博行 アルス工房2004年発行)【2次】【センター】
SSのコメント: ★★★★★ 全ての単語565個にゴロと絵が載っている。大きさも文庫本サイズと持ち運びに困らない。学校の単語帳のうち、覚えられないものだけこれで覚える。でもぶっちゃけ学校ので充分な気もする(特に理系は)。

「ライジング古文」 (白鳥永興 桐原書店)【2次】
SSのコメント: ★★★★ 古文の基礎が分かった後に一周すると、古文常識や訳し方がかなり定着する。要所要所でポイントという形でまとめられているところを重点的に意識すれば古文の成績は伸びます。高3の夏頃にやってみるのがベストだと思われる。

<数学>

「京大文系/理系数学25ヵ年」(本庄隆 教学社)【2次】
SSのコメント: ★★★★★ 我らが本庄氏の著作。ちゃんと別解が載っているので重宝する。ついでにいうと、氏の趣味は正しくは合気道である。(カバー折り返し部分の著者紹介)使い方は本庄氏に聞いてみるといいが、私が直接聞いたところによると、高3の春あたりにちょっとやってみて難易度の感触を掴んでおくのがいいのだそうだ。

「センター試験必勝マニュアル数学�B」(東京出版)【センター】
SSのコメント: ★★★★★ 毎年秋に「大学への数学」の別冊として発行される。数学に命をかけている東京出版特製なだけに、そのセコ技は容赦ない。これで君もセンター「数学�」は満点だ!演習をやっておきたいなら、姉妹本「センター試験必勝トレーニング数学ⅡB」をやろう。両方とも毎年品切れになるので、やるのなら速攻で買おう。数学ⅠAのほうは…わざわざやらんでもいいよね?

「入試数学の掌握」【2次】
★★★★★ 元鉄緑会SA担当講師が引退記念に出版した指南書。著者が元々三森氏の生徒だったこともあり、MATの数学の予習にもなると思う。難しい問題も扱っているが、定石レベルの内容も鉄則として扱ってくれているし、答案には表立ってあらわれない解法選択のプロセスも懇切丁寧に解説されていて、例題には必ず対応する練習問題が付いているので、飛躍的に力を付けることができると思う。演習が不足しがちな軌跡、領域問題も2巻で豊富に扱ってくれている。毎週復習テストの採点をしてきた経験から、生徒が引っかかりやすいポイントをわかってくれているのもうれしいところ。

「鉄緑会高二数学実戦講座テキスト/問題集」【2次】
★★★★★ 友人に頼まれて落としたフリをして事務所で再販売してもらう人が相次いだため、1000円で再販売していたものが3000円になった。良質の問題を大量に提供してくれ、25カ年のB問題レベルの問題を安定して完答できるようになる。入試数学のテーマを幅広く網羅してくれている。世に出回っている問題集の中では、最上の問題集のうちの一つ。ヤフオクで入手できます。

<古文>
「マドンナセンター古文」
★★★★ 学校では、古文単語やって、古典文法やって、演習形式の授業やって解答配ってというところまではやってくれるんだけれど、センター古文の解き方のコツとかあまり教えてくれなくないですか?古文漢文で時間稼いで評論小説に時間をかけろという言説もあるけど、センター古文って実は二次の古文よりムズくない?って人に。センター古文はナックルボールであることや着眼点を示してくれるのがこの本。本試験の問題を扱った白文の演習冊子も付いていてなかなか便利。

<日本史>

「日本史B」 (実教出版)【2次】【センター】
SSのコメント: ★★★★★ 京都大学が出題にあたって最も参考にしている教科書(赤本・青本でも推薦されている)。東大寺学園社会科元講師の直木孝次郎氏が監修していたが、なぜか脇田修氏にバトンタッチされている。が、それでも直木氏の弟子達(室野先生を含む)でつくられていることに変わりはない。学校で配本されたら、語句の意味などは気にせず一週間くらいで通読してしまうのがよい。細かい事象が頭に入らなくても、ストーリーの流れが”だいたい”分かればそれでよい。授業にあたって、全体のなかでの位置を感じることができる。どうでもよいが、一度全部読んだという自信も大事なのである。若干左寄りなのが気にかかるが、東大京大受験には申し分ないので五つ星をつけた。なお、記述が曖昧で頼りないと思った点(どこの教科書にもあるものである)については山川の教科書「詳説日本史B」で補完するのが無難である。私は弟に借りて参照したが、大阪の大型書店でも800円くらいの統一価格で売ってる。さらに余談だが、「詳説」がシェアトップなのはただ単に、東大教授が書いているという信頼感と山川ブランドであるからにすぎない。最近「詳説」の近現代で記述者が交代して(伊藤隆→加藤陽子)混乱がおこり大幅な訂正をしている点をみても、さほど安定しているようにはみえない。とりあえず実教の日本史Bが一番良いので、これを軸に勉強しよう。

「日本史B一問一答【完全版】」 (金谷俊一郎 ナガセ2004年発行)【2次】
SSのコメント: ★★★★★ 山川の一問一答を超える。山川本が全て「〜は何か」方式の疑問形の設問であるのに対し、こちらは穴埋め方式なので飽きることがなく、さらに文が自然であり、穴を埋めればそのまま流れが押さえられる。(飽きない、というのは意外と重要なポイント)しかも京大2次の大問1つはまるまる穴埋め。ナガセってどこやねんって、東進の出版社です。金谷の「名人の授業」のほうはまだ読んでないので評価できません。

「センター日本史B一問一答【完全版】」 (金谷俊一郎 ナガセ200?年発行)【センター】
SSのコメント: ★★★★★ 上のセンター版。センターしか日本史の要らない人間はこっちで充分。ざっと教科書見る→一問一答やる→間違えた箇所を教科書で見直す、を繰り返せばいいんじゃないかと。

「ポイントと設問で学ぶ 日本史史料集」 (駿台日本史科 駿台文庫)
SSのコメント: ★★★★ 山川の史料集よりは格段に使えるのでここに載せるが、京大入試ででる史料くらいなら教科書レベルの知識で類推できるので、「史料集」そのものを使う必然性があまりない。よって星一つ減。

「超速!日本政治外交史の流れ」 (竹内睦泰 ブックマン社2005年発行)【2次】
SSのコメント: ★★★★★ 素晴らしい。トムヤンクンの授業に辟易したら是非使うべし。昨春出た最新刊。同シリーズに「超速!日本史の流れ」「超速!日本近現代史の流れ」「超速!日本文化史の流れ」というのがあるが、余裕のある人だけやればいいかと。3つとも昨秋(2005年9月)に増補改訂されて新しくなっている。政権担当者別に説明する方法で、代ゼミの菅野祐孝の同類だが、菅野本が私立を主眼として細々とした知識を網羅しているのに対して、これは知識量も国公立受験に妥当であり、しかもすぐ読み終われる(!)のが魅力。2番目の増補改訂版の巻末には歴代首相の顔写真と出来事が載っていて、見ていて飽きない。(顔写真ページの第1次若槻礼次郎内閣が「憲政党」となっているが、「憲政会」の誤植なので直しとこう)余談だが、カバーを外したら背の部分が「日本文化史の流れ」となっていた。なんでやねん。まあ愛嬌ということで(たぶん印刷会社のミス)。

<地理>

「権田地理B講義の実況中継」 (権田雅幸 佐藤裕治 語学春秋社)【2次】【センター】
SSのコメント: ★★★★★ 地理の問題を解くにあたっての思考が身につく。センターで高得点を狙いにいく人も、読んでおいて損はない。

「きめる!センター地理B」 (佐藤裕治 学研)【センター】
SSのコメント: ★★★★★ センター受験にあたって、最低限おさえておくべきポイントがコンパクトにまとめられている。基本的に佐藤裕治の本は信用できる。

「坂本のスーパー暗記帖 ジオゴロ地理B」 (坂本勉 学研)【2次】【センター】
SSのコメント: ★★★ あえて使う必要性はそれほどでもないが、自分が覚えておきたい事項だけを探してゴロで覚える、というのがうまい使い方。

<生物>

「きめる!センター生物」 (田部眞哉 学研)【センター】
SSのコメント: ★★★★★ センター生物�の基本書。時たまあるゴロがうざい人もいるだろうが、ゴロのところはそれだけ重要な事項(点を取るための)なので、ゴロを採用しなくても覚える必要がある。

「解決!センター生物」 (舘野直子 Z会出版)【センター】
SSのコメント: ★★★★ 「きめる!」よりもレベルが高く、より高度な知識も混入されている。が、そんな高度な知識を身につけるのは「きめる!」に書かれている程度のことが頭に入ってからである。やるならば「きめる!」のほぼ全てを習得してからがよい(効率面で)。また問題演習を重視し過去問が多数収録されているが、これだけのために買う必要はないだろう。

<物理>

「難問題の系統とその解き方」 ★★★ 京大志望でもやる必要はないといわれているが、やったらいい。特に、微分積分を用いた本質的な説明は必見。でも演習問題はやらなくてもいいと思う。←演習問題の解答は全て略解で、しかも誤植が多いのでつらかった

「名問の森」 ★★★ 基礎固めに最適、だが飽きる。秒速で飽きる。高3の夏か、春に終わらせておくと吉だが、たぶん飽きる。ので、春、夏、冬の三クールに分けて取り組もう。「重要問題集」(数研出版)でも代用可。

「物理[物理基礎・物理] 標準問題精講」★★★★ 難しめで他に応用のきく(各分野の核になる)良問が多い。「難系」よりも問題数が絞られている分、取り組みやすい(あとレイアウトもきれい)。たまに異常に難しい問題があるが、読みこなせれば相当勉強になる。ただし解説で微積分や重心系などを使うのを避けているので、好みは別れるかも。個人的には微積分系の解き方だけは別に学んだほうがいいと思う。

「物理の教科書」 ★★★★ わからない箇所が出てきたらまずこれを読んだら良い。エネルギーと仕事と運動量と力積と、このへんがごっちゃになったらまずこれを百回読むべし。

「トークで攻略物理1・2 」 ★★★ 名門の森と同じ著者の問題集。講義音声が付いているので、自力で力学から原子まで進めていくことができる。将来的に理系で物理を選択する予定の人は、中学のうちに物理一科目だけでも仕上げておくと、後々大きなアドバンテージになると思う。

「物理教室」★★★ わからないことがあったら調べるのに便利。辞書的に使える。参考書不在の状態が続いて、思考力以前の前提となる基礎知識があやふやになるのはもったいないので。Amazonの中古なら200円くらいで買えるので、さっさと装備することをお勧めする。

「秘伝の物理」★★ 本を買う前に、Youtubeで講義動画を視聴できる。

<化学>

「セミナー化学 I/II」 ★★★★ 最も網羅性が高い問題集。

「重要問題集」 ★★ これもなあ…セミナーやれば十分じゃん。
↑セミナー、リードαぐらいをやった後は重問は挟まず、すぐに新演習あたりに飛ぶのが良いかと。

「化学の新演習」 ★★★★ 主に秋山師が課題として設定する「赤い悪魔」(旧版の表紙が赤色だったことに因む)。難易度は高いが、東大京大受験者には必須。わけわかんねーって奴は、焦らずリードαをやり直すこと。

「鎌田の有機化学」 ★★ まあ…俺は正直あまり買っただけの威力を発揮できなかった。有機は覚えることが多いだけに問題にアタックしつつ自分なりに縦横のつながりを意識してまとめていくことが大事だと思う。

「駿台の京大実戦過去問」 ★★★ これをやりこむと、なぜか京大実戦ばかりがやたら解けるようになる。本番が解けるかどうかは神のみぞ知る。11月前半用。ちなみに巷で言われているほど難しくない。本番よりは難しいかもしれない。あと2007年度以前の問題は75分用で作ってあるので注意。

勉強法


英語
  ・4年…教科書の文章で、文法構造単語の全てにおいて分からないものがないレベルまで教師をこき使いましょう。
   5年…授業+「基礎英文問題精講」+「大矢英作文講義の実況中継」
   6年…授業(入試問題演習)+「英文解釈の透視図」+「大学入試最難関大への英作文」
   これで余裕で合格点クリア(少なくとも京大では)。
   因みに4年5年6年っていうのは、高校1年2年3年のことです。
   小学4年5年6年のことではありません。悪しからず(;´Д`)ハァハァ
  ・とりあえず基本は文法そして構文。
   まあ、ふつーの進学校なら学校の授業で十分だし。足りないと思ったならチャートなりフォレストなり買ってくればいい。
   それさえ入ってればあとは『速読英単語(必修)』を何回も音読する。これで大体センター八割越えるくらい。GWくらいまでにこんぐらいは、ね。
   あと『基本英文700選』を2回くらい構文取りながら読んでみると、文法事項なり何なりが入ってるかどうか分かる。『速読英熟語』のまとめなんかもいい感じ。まあ、そんなもん。
   あと、英文解釈の入門書としては『ビジュアル英文解釈』(駿台ばっかだ・・・)とか『ポレポレ英文読解』がいいとオモ。そのあとは、、『英文和訳演習(上級)』とか『速読英単語(上級)』とかをパラパラと。。特に前者は結構オススメ。
   英作文は『難関大への英作文』だっけ?大矢のやつ。参考書ではあれが良かった。
   けど、まあ個人的には駿台がおすすめです。勝田さんとか坂井さんとか。
   総じて、和訳はとにかく構文取れることが最優先。名称は実在に優先されます。
   あとは対比マーカーとか重要なとこに線ひいたりとか、そんな感じで読んでけばまあ、おけい。単語もシス単に出てないようなのは大体類推がきく。
   英訳はひたすらごまかす。文法が入ってないことにはごまかしようがないけど。
   だからとりあえず文法やる。そしたらある程度簡単な文は書ける。あとはどこまで日本語を言い換えていくかの勝負。多分、結構大胆な言い換えが通用するような気がする。
   時間配分としては1:2:3=45:45:30くらい
   リスニング/発音の練習って後回しになりがちだと思うけど、http://ocw.ouj.ac.jp/tv/1118048/ ここで練習ができる。
国語
  ・解答作成のコツをつかもう。コツさえ掴めれば、点はぐんぐん伸びる。すべては解答を書くための作業だと意識して問題文を読もう。
  ・駿台は酷いです。
   強いて言うならZ会の添削が割と良かった。あと『現代文のトレーニング【記述式】』も。
   解説よりもコラムと著者紹介の方が分量が多いというフザけた本ですけど。そこにしびれるあこがれる。
   河合の本も親切そうで割と良さそう。買ってないけどね。
   あと、、京大現代文のタイプは、基本的に
    1下線部の語句と対応するところをもってきて、言い換えてく(=説明せよ)
    2下線部の周りを書いてく(=理由、一部説明せよも)
   の二つのいずれか、または両方なんで、まあ、覚えておいてください。

古文
  ・文法と単語がクリアできれば、要領は現代文と同じである。単語については、学校でもらった単語集で覚えてみて、素で覚えられないものは「大学入試古文単語集 ゴロゴ手帖」で覚えて補完する。
  ・駿台の秋本って先生がとても良かった。関東の人は一度受けてみるのがいい。
   それ以外は・・・『特講マドンナ古文ー和歌の修辞法』が便利。
   古文に関しては、特に京大はあんま細かい文法事項にこだわりすぎない方が良いと思う。
   英語とは違って説明問題多いし、それに、まあ、大意がとれないこともないだろうから。
   でもまあ、大意に関わるようなところは注意する必要があるし。両方やらなきゃいけないとこが受験生の辛いところだね・・

数学
  ・数学は暗記科目だ!!解けるか解けないかは、ひとえに「知ってるか知らないか」だけにかかっている。徹底的に解法をストックせよ。
  ・参考書は1冊でいいからそれを極めろ。俺は「大学への数学」の例題をひたすら解きまくった。何周したかはわかんねぇ。
  ・中三の時の勉強が一番後になって尾を引いてくる。中三の時の数学は特に大事にやっとけ。
  ・学校の授業が分かっていれば十分合格点がとれる。プラス「25ヵ年」で完璧。
  ・一年で偏差値が30以上あがったと思う。ま、そーゆーことが可能なのが数学クオリティ。
   勉強時間の半分を数学に割くくらいでも割に合う。
  ・ある程度の分量がある問題集を何回か繰り返す、ってのが良いと思います。
   まあ繰り返す物はプラチカでも赤チャでも本質でもいいんじゃないかと。持ってないんで断言はできないですけど。
   ただしニューアクションとかマセマはあまりおすすめしない。細野はさらにお勧めしない。むしろ燃やしたい。
   センター系だけど『きめる!センター数学』は結構良かった。これのおかげでセンターが九割行くようになった。
   まあなんかgdgdですが、とりあえず私が言いたいことは。
   数学に才能は必要ありません。。反復訓練がすべてです。今は、ね。

世界史
  ・『タテから見る世界史』『ヨコから見る世界史』を何回か読んで流れをつかみ、授業なり『世界史ノート』なりで一通りやっておく。
というのが現役時の私のプラン。
   浪人時代は半分寝ながら授業を聴いて、夏頃に一回『タテ〜』『ヨコ〜』を見直した。
   あとはセンター明けに教科書とか用語集で細かいとこ詰め込んで終わり。
   浪人生は地歴をマジメにやる必要は無いし、地歴で模試の得点かさ上げしても仕方ない(まあ、それでも夏頃は偏差値60くらい行くけどさ・・)。
   現役生もそんなに熱心に地歴やらんでも良いんじゃないかな。
   時間配分は、2:4:1:3=15:20:25:25くらい。
   残りの五分は何してたんでしょうね。
  ・高3の秋、センター過去問を解いて65点でも、参考書と過去問を詰め切れば80後半は取れるようになります。僕はZ会の「解決!センター世界史」を使いました。あと年号を覚えるとめっちゃ楽になります。語呂合わせでも何でもいいので覚えまくってください。
  ・聴くだけ世界史を家でBGM代わりに流しておくと後が楽。


理科
  ・間違いなく稼ぎ所の科目です。
  ・問題集を何周もして、問題を覚えてしまう。もすこし具体的に言えば、問題をざっと読んだだけで、問題で出てくる式とかが自然に出てくるレベルにまでやりこむ。これを続けてれば、いずれ『最近の理科のテストってどっかで見たような設定の問題ばっかやな~ツマンネ』と思える境地に達するはず。そうすればもう理科は怖くない。
  ・物理に関して。数学で数Ⅲの微分を一通りやり終わった段階(高2秋ぐらい?)で、自分で参考書を買うなり塾に行くなりして、それまでに習った分野を微積分を使って完全に理解し直すのを勧めます(保存則、円運動の公式等を自分で導けるレベルにまでしておくと吉)。力学分野で直接使うことは稀ですが、根本の理解が深まる上、問題の解法として微分を使ったほうが良い場面が増える電磁気分野では即戦力になってくれます。
  ・授業準備をするのが面倒な先生は、ヤフオクで鉄緑会物理発展講座問題集、受験講座問題集などを入手して、コピーして配って、演習に使うと良いですよ。解説もとても詳しいし。

予備校講師

代ゼミとか東進ばっかりで、偏りがありますが、受けてみた予備校講師の話。
  • 数学
<荻野暢也>
接点t〜〜!!で有名な荻野。III+Cの解法では間違いなくトップだと思うので、IIICの復習に高三一学期あたりでふれておくとよいと思う。もちろん高二で授業と平行してやってもいい。07年度京大理系数学乙[6]は難問だったが、荻野のテキストが見事的中させていた。

<石綿カイヤ>
カイヤが変換できない。しかも本名。東進で比較的中位ぐらいの数学担当。インパクトがないが、人は良さそう。この人を指名して受けるというのは微妙かもしれん。一度だけ受けたが、東北弁が気になった。

<井筒紀彦>
言わずと知れたMAT塾長。創設者でもある。本名は「ノリヒコ」らしいが、教室内のエアコンの液晶には「キヒコ」とあるため詳細は不明。年齢も不詳。
プリントとテストのレベルは鬼の様に高いが、授業のレベルも高すぎて、ついていけるのはtdj学年トップ3までである。ついていけなくても行く価値はあるかも。授業の15%は雑談。月謝が安い。
↑高2までが井筒氏担当,高3は三森氏担当。
プリントは東大京大の過去問や,地方医学部の計算重めの問題など。たまに大学数学も。 復習のみならず予習もすると良いと思う。あれこれ考えているうちに伸びる
テストは月2回。大学の過去問や授業内容からだが,クソむずい。7割取れたら優秀

京大出身、ヤンキース松井ファンのロマンスグレー(自称)のおじいちゃんだが、元気である。
↑最近になって本田△や長友に乗り換えたらしい。
↑そのせいかサッカー部員をよく「(君の将来は)もうインテルですか」と皮肉る。
得意技はチェルノブイリ。
口癖は「今日は満点続出ですか」→続出したことがない(上記)。
   「ちょっと強力なやつ導入せなあかんな~」→既にいる。
   「MATは永遠に不滅です」→MATの半減期は3億年らしい。

<三森司>
駿台講師にしてMAT西大寺校のエース。現役時代は習わなかったが、浪人時代に受けてみたら良かった。
↑西大寺教室は2023年3月を以て閉校。
板書量はひたすら多いが、閃きに頼らず、体系的に数学を解くので文系にも好評だった。プリント量は半端ないし、授業は延長する。
冬と春にスキーに行き、生徒の代わりに滑ってきてくれる。かなりの腕前らしい。
校舎長と仲が悪いので、京都か京都南の駿台には入れないらしい。

<森井幾郎>
河合講師。いい人。学期の終りに必ず差入してくれる。授業の腕は悪くない。同じ講座を受けていた同級生は理三現役で受かった。健康状態に不安がある。

<米村>
駿台講師。数学3Cの授業は良かった。荻野は受けたことないけど、分かりやすさでは良い勝負だと思う。浪人したら受けるべき。たまに大数の記事を書いている。

  • 理科
<苑田尚之>
東進の微積物理の人。公式が覚えられない人はいっぺんぐらい受けてもいいと思う。

<亀田和久>
代ゼミの亀田。どういう訳か常にニヤニヤしながら喋るので気持ち悪い。わかりやすさは普通。個人的にはヒンドゥーの方が良かった。

  • 英語
<永田達三>
東進の人。「前置詞特講」しか受けてないが、結構(微積物理的な意味で)開眼するものがあると思う。発音はひどい。マジでカタカナ。Whenをホエンという(イギリス風日本訛り)。個人的には本校教師、○波の英語に似ていると思った。

<西きょうじ>
代ゼミ。無駄に難しすぎると思う。京大出身なので話を聞きに行くぐらいは聞いてもいいと思うが。

<今井宏>
代ゼミ。今井の英文法入門しか受けてないがかなりわかりやすかった。現在形とか、過去分詞とか、どこにどこを使うかめちゃくちゃになってる奴は一回受けとけ。ただしテキストも授業ももう手に入らないかも。→代ゼミに無いかと思ったら東進に移籍してたんだな……

<宮崎尊>
東進。アメリカ留学中に日本語に飢えて車を何十キロもぶっ飛ばして見ず知らずの日本人の家に行った…とか言う話を聞いた。授業自体はダーティの授業とほとんど変わらないと思う。

<江本祐一>
河合。英文読解と文法は開眼するというほどではないがわかりやすい。受ける価値あり。ただ英作文はその性格からか適当。ひどいとまでは言わないが、お薦めはできない。

  • 日本史
<金谷俊一郎>
東進の日本史の雄。授業開始時に四回コンニチワという時の気持ち悪さをのぞけば、かなりいい講師だと思う。

  • 総評
<代ゼミ>
映像ダウンロードの授業を何個か買った。本科は受けてないが、有名講師として推してる講座はほぼ間違いなく面白くて学べると思う。
ただ古文の吉野だけはあのしゃべりがいただけない(どもるというか、よく同じ語を繰り返すので聞き取りづらい)。調べてみるともう代ゼミを退職したらしい。

<東進>
映像授業。別にライブ授業でないってひとは東進でいいと思う。映像授業なので友達はできにくい。たまに無料公開授業でライブ授業を受けられる。昔はビデオ授業で、巻き戻ししまくった裏ビデオみたいなのを見せられたが、今はDVD授業に切り替わったので、画質もいい。個人的には1.5倍速で見られるDVDプレイヤーが良いと思った。
いずれの授業にしても、現役では学校でやってくれないところを補完するという意味以外に予備校に通う意味は無いと思う。単科をちょろちょろ取るぐらいでいい。特に英作文講義なんかはダーティとかバムバの授業以上の授業を提供してるところなんて無いと言ってもいいと思う。

センター試験

英国数は、現役ならば12月頃からぼちぼちと。
↑共通テストに移行してからはそれじゃ不十分で、国語とかは夏くらいから少しずつやっていくのがよいとされている(byふじごく)
浪人ならば二週間で終わらせろ。
『マークミスしないか』『教科選択間違えないか』など色々不安は募るでしょうが、まあ大丈夫です(笑)。注意はしてね。
数学理科英語はTDJ生なら大して勉強しなくても普通に8~9割取れるでしょうけど、妥協せずに是非とも満点を狙いに行って下さい。
社会も真面目にやってきたなら大丈夫なハズ。サボってしまったなら何か一冊参考書買って頑張りましょう。
……てなわけで、大半の人にとっては国語がポイントになってくる。
国語と数ⅡBは時間キツメ。理科社会数ⅠAはゆったり。英語は、得意な人(長文読むのが早い人)にはゆったりめで、苦手な人には時間キツメに感じられる模様。参考までに。。。

国語
  • 現代文。ざっと(一々読み返したりせず、早めに)一読しただけで、文の内容の骨子を直感的に掴めるようになるのが理想。過去問は、こんな感じの短期記憶の力を鍛える場だと意識しよう。やれば伸びます。
↑努力せんでも現代文で7~8割取れる人と、5~6割とるのがやっとの人との差は、正直この『ざっと読解』ができるか否かだと思う。特に理数系の人は、一文一文論理的に真面目に解しながらゆっくりと読みがち。これだと読むのに時間喰われる上に、内容を忘れやすく一々読み返さなければなので、時間が幾らあっても足りない。直感的に素早く読んでいったほうがかえって記憶に残りやすい。
古文漢文は文法事項を頭に入れて、反復すれば1問ミス~満点は固い。現代文はどれだけ出来る人でも大崩れする危険性があるので、きっちり古文漢文で稼ぐ方がいい。

英語。
速単の発音アクセント注意語だけ冬休みにでもざっと見返す。そして年明けたらなんか一冊発音アクセントの問題集をやる(割とすぐすむでしょう)。これだけで発音アクセントは運が悪くなければ満点を取れるはず。
文法は高2ぐらいからコツコツやりましょう。直前に詰め込むと、面白くなさすぎて嫌になります。結構分量もあるし。
長文はまあ大丈夫でしょう。「間違えるのは文法・アクセントのみ」にまで持って行こう。
リスニングは……まあ基礎英語とかきっちりやっとけば大丈夫なんだろうけど。あんまり聞いてる人いないよなあ。(東大受験者は二次でもリスニングがあるので絶対聞いといた方がいいケド)

数学。
TDJ生が時間を掛けて解けない問題はセンター数学では出ません。過去問をある程度解いて、反射神経を高める。ひたすらそれに尽きます。
答えを素早く出すのが至上命題だった中学受験の算数を思い出して下さい。まさにあの感覚。懐かしきあの頃が戻ってきます。
変なテクニックに走るのもいいが、基本を大切に。誘導に乗れば満点出来る試験です。

物理。
二次向けの勉強をマジメにやってれば、過去問で多少慣れるだけで9割固いと思われる。時間もゆるゆるだし。センターでしか出ないような知識問題は教科書めくりまくるので対応可。

化学。
細かい知識は参考書よりも教科書の方が見やすくて、覚えやすい。故に教科書をめくりまくるの推奨。

生物。
考察問題が得意かどうかが大きな分かれ目。
国語が得意ならたぶん考察も得意だろうけど、例外もあるようです。。
私は考察得意だったんで、一月二週目くらいからノートで知識をつめこんで、あと演習して終わりだった。

日本史。
なんか適当な参考書(あんま分厚くない。最高でも三冊くらいかな・・・)で流れをつかみ、 あとは教科書で知識を詰め込むのが基本路線。
ただし日本史は何も考えずに覚えまくれば何とかなる側面はある。
12月から黒本ひたすらやってれば、八割後半は確実に取れる。
浪人なら正月明けからでもなんとかなった。
センター日本史は、
1.過去問の使い回しがやたら多い
2.山川の教科書だけで全問解答できるようになってる
ので、意外と狙い目かもしれません。

地理。
河合の黒本あたりが配られる筈なので、とにかく過去問をやりこむ! 25年分をほとんど全部やった結果(昔の統計変わってる問題はスキップ)、難化した本番でも80後半は切らなかった。本試と模試は大分違うので、模試で取れてるからといって本試で取れるとは限らない気がする(逆も然り)。
読み物系の参考書を短い間に通読すると、分野ごとのつながりが見えて結構面白い(地形-気候-農業など)。後はわからない部分が出てくる度に授業(演習)の解説や参考書を見るなどして、穴を潰していくぐらいで。


直前には学校でセンター模擬テストを受けさせられると思います(俺の時は河合のヤツとZ会のヤツの二つを受けた)。良い練習になるので、本番のつもりでベストを尽くしましょう。
ただし、難易度は明らかに本番より難しかったです。筆者はこの二つではどちらも8割5分辺りをさまよってたけど、結局本番では9割超だった。なので悪くても気にしない。

本番では周りがTDJ生ばかりで緊張することはまず無いが、気を引き締めてかかろう。たまには真剣さを見せよう!

出願~二次の1ヶ月

例えセンターが好調で、秋の模試でA判定だったとしても、この時期はそれなりに不安が募ります。特に医学部受ける人は。
過去問やるなり、友達とLINEで話すなりして不安を紛らして下さい。ただし、風邪だけは引かないように。常時マスク着用推奨。

過去問がまだ残ってんならやれるだけやれ。一番力がつく。
99年(くらい)以前の赤本の解説は酷いので、できれば青か緑が欲しいところ。
25カ年も悪くないとは思う。

過去問が尽きたら模試問。
駿台は理不尽に難しい問題が多く、河合はもっとも本番に近く学習効果があり、代ゼミがもっとも笑える。
というわけで「河合→センター→駿台→二次→代ゼミ」ていう流れがいいんじゃないかね。
まあ、どーせこんなに出来んだろうけど・・。
あと、予備校の講習も悪くない。模試問解く代わりに出てみるのも良い。
ただし消化不良には注意。

あとネットも漫画もゲームもテレビもハマると抜け出せないので注意。
BとかCで遊んでるとまず間違いなくもう一年です。
Aでも結局不安がつのりますんで、、ま、マジメに勉強しましょう。 ーなんかこの部分は妙に実感がこもってます。。
大体こんなもんか。

<医学部志望動機>
  • 健康に興味があるので。
  • 女の子に興味がある。婦人科の授業を受けたい。
  • 誰だこれ書いたの


大学ライフ

TDJを卒業されていった先輩方!後輩のモチベーションUPのためにも、是非とも夢の大学ライフを赤裸々に書き残していって下さい!

合格してから、実際に自分の目で確かめてください←そんな殺生な〜
とりあえず京大の学風は東大寺そのまんま。

男子校出身者同士は、男子校出身であること、ただそれだけで親密な友人関係を築けます。
ただし女子とまともなコミュニケーションが取れないという諸刃の剣

医学部はしんどいよぉ〜
教育系の高時給バイトの多さはやはり都会に分があるので、都会の医学部の方が経済的なQOLは高めやすいかも

東大はいいぞ(by理1)
大学の設備と授業は充実してるし、賢い人は意味わからんくらい賢い
学歴目当てではなくて、自己実現のための場としては適していると思う
関東勢がやたら多い
ただ、情報系行きたい人は進振りで詰む可能性が高い(私の同じクラスにも何人もいる)ので、絶対に情報やりたい人は京大か東工大をおすすめする。東大で上位20%をとり続ける自信があればどうぞ
理一全体の雰囲気:
ほとんど男。基本的に真面目。tdjみたいな下品な行いや不可解なノリはない。そのかわり人間関係が(tdjと比べて)淡泊な気がする。
互いに謙遜しあっている(だって○○で日本一みたいな人がそれなりにいるもん)。で、その謙遜している人が恐ろしいほど賢い


浪人ライフ

大学ライフがあるなら、浪人ライフがあってもいいはず・・・
なんだかんだ楽しかったりするという罠
精神的な焦燥感というか閉塞感?はなかなかのものであったが、、

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最終更新:2024年04月09日 21:21