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Bグループ第三話『旧友』


今回予告

―H275年7月、ダイソン・スクローファの提言がきっかけとなってサン軍とブースト軍の間に共同戦線が敷かれることとなった。
そして11月、ブースト軍がエンジュやヒワダに兵を出すのと時を同じくしてサン軍も進軍を開始する―

ハンドアウト


  • PC⑤用ハンドアウト
君はヒロズ国に忠誠の篤いハナダの官僚だ。ハナダがサン軍に落とされ捕虜となってからもヒロズ国を慕う君は協力を断り続けていたが、
ダイソンの説得により君はサン軍に参加することになった。
コハク・アシヤ

  • PC⑥用ハンドアウト
君は各地を旅してまわっている一匹狼の傭兵で、今回の戦ではハナダを攻めるサン軍に協力していた。戦いが終わった後、
その実力を見込んだバルクルの要請を受けた君はしばらくサン軍に協力することにした。
バルト・ベリオン

登場人物

PC


サン軍

サン軍の中心人物。ブースト軍との連携を結び、腐敗した官僚たちを正すべくヒロズ国への進軍を開始する。

サンやダイソンたちの昔馴染み。各方面への調略を担当しており、ハナダ攻めに一役買った。

将来を嘱望される若者。PCたちとは異なる戦線を担当することが多い。

  • ポポン(ヴァーナ(アウリラ)、女性、22歳)
バルクルの元部下。サン軍に協力してからは一躍将校となった。その結果、バルクルと会えないことが不満なようだ。

ジャイロ攻めにおいて重要な役割をはやした武人。その功もあってハナダ攻めの後、ハナダ太守となる。

  • トーレス(ドラゴネット(アンスロック)、男性、26歳)
 セキチクの守将の一人。セキチクが平和なのは彼の努力の賜物である。

ダイソン周りの人物

  • ユキ(ヒューリン、女性、24歳)
 ダイソン、バルクルの幼馴染。それなりの腕を持つ錬金術師でもある。ダイソンとは両思いであるが、当人同士は気づいていない。ダイソンの意見を受けセキエイを脱出、シオンに到着後は家がなかったこともあってダイソンの家に住むことになり、現在も同居中。

  • コメット・スクローファ(ヒューリン、女性、12歳)
 ダイソンとは一回り離れた妹。コメットが誕生してすぐ母親が無くなったため、ユキのことを母や姉の様に慕っている。ダイソンが持ち帰ったワニたちの世話をすることを楽しみにしており、ルシンダやエッジを困らせている。

 ルシンダの部下の一人。どこからともなくドラム缶を取り出したり、戦闘中は怪しげなお面を被っていたりする。特徴的な人物だが、その二つさえ目撃しなければ地味な女性のようだ。どうやらバルトとは昔協力して戦ったことがあるらしい。

  • エッジ(ヒューリン(ハーフドゥアン/セラトス)、女性、19歳)
 ユキやコメットの身辺警護を任されている女性。コメットがワニと触れ合う毎日に戦々恐々としている。

  • カーブ(ドゥアン(オルニス)、女性、34歳)
 元ジャイロの部下。現在は捕虜となっており、シオンに軟禁されている。ルシンダたちと話していくうちに、かなり丸くなった様子。休日にやって来るバルクルを特訓と称して巨大な金鎚でHPを0にするのが最近の趣味。

  • マロン(ワニ、性別不明、子供)
 ヤマブキの地下水路にいた大津波を放つワニの子供。何故かダイソンが連れて帰ってしまっており、現在はバルクルの竜小屋の一角で育てられている。今は水鉄砲しか使えないが、成長すると色々ヤバいので早く成長が止まってほしい

ヒロズ国

  • ノンキ・ゲンキ(ドゥアン(オルニス)、男性、25歳)
ダイソン、バルクルたちの昔馴染みの一人で、カタスト軍の猛攻をしのぎ切ったこともある戦上手。ヒロズ国の未来を憂慮してヒロズ国に反乱を起こしたサンたちとは異なり、ヒロズ国の未来を信じてヒロズ国への忠節を誓っている。サンたちが反乱して以降一貫してクチバを守っており、サン軍には一定の脅威となっている。

  • シーズー・パグ(ヴァーナ(アウリラ)、男性、43歳)
クチバの太守。元々文官出身ということもあってノンキの才能を信頼しており、軍事面は一切を彼に任せている。

  • トリクル(ネヴァーフ、男性、22歳)
ノンキ軍の古株でノンキの副官。青く輝く鏡のような楯を持っている。

  • ミツ・ガジン(ドラゴネット(アンスロック)、男性、31歳)
タマムシ太守。ハーテン教の乱の際はバルクル、ノンキの直属の上司だったことがある。巨漢で見るものを威圧させるほどの迫力がある武人だが、意外にも芸術に対する理解は強く、自ら絵を描くこともある。現在は大学側との軋轢に苦しんでいる。

  • アフ・リカ(ドゥアン(ケイネス)、男性、54歳)
ハナダの太守。犯罪者の子孫であるコハクを毛嫌いしており、才があるにもかかわらず登用しなかった。サン軍の攻撃と部下のメカギル・ギルガンの裏切りを受けて死亡。

  • コート・ジ・ボワール(ヒューリン、男性、31歳)
ハナダの武将で、有能な官僚でもある人物。その過去から不当な扱いを受けがちなコハクの才能を正当に評価しており、彼に対する支援を積極的に行ってくれている。

  • メカギル・ギルガン(フィルボル、女性、27歳)
ヒロズ国の武将であったが、ユーメの誘いに応じ太守アフ・リカを裏切る。

その他

  • デリー・カトマンズ(ヒューリン(ハーフエルダナーン)、女性、17歳)
コハクの身の回りの世話をする代わりに、彼の下で学問を教わっている少女。

ブースト軍の参謀格。冷静な人物であり、ブーストの隣に是非ともいて欲しい人物である。ブーストの意向を受け、サン軍との協力体制を築くべくヤマブキに派遣される。

セッション内容

H275年7月。サン軍の下にブースト軍の参謀格であるアーク・ポケェが『かそく』の副隊長クレアピールを連れて現れた。ダイソン・スクローファの提言が基となり、サン軍とブースト軍が共同戦線を貼ることになったためだ。アークはブースト軍がエンジュやヒワダに攻めることを述べ、ダイソンたちサン軍はハナダとクチバへの進撃を約束する。
8月。ハナダの官僚であったコハク・アシヤはハナダの近い将来の崩壊を予言しており、皆に警戒を呼び掛けていた。誰も彼の言うことに耳を貸してはくれなかったが、ただ一人コート・ジ・ボワールのみはコハクの意見に賛同し、共にハナダを守ることを誓う。
9月、ルシンダがマロン(ワニ)の世話を自分がしなければならなくなった原因を思い返し、元凶であるダイソンたちに呪詛の言葉を投げかけているころ、遠くトクサネの地ではバルト・ベリオンがミル・ド・ラースに再会していた。戦を求め退屈し切っていたバルトにミルはサン軍への協力を示唆する。バルトは納得し、ヤマブキに向かうのであった。
10月、サン軍に衝撃が走った。サンの下にカタスト軍からクチバ攻めにおいて共同戦線を貼らないかとの書簡が届いたのである。カタスト軍の望みはクチバへの自由な来航と副官一人の配備であったサンやダイソンたちは協議の末、カタスト軍の提案を受け共同でクチバを攻めることにしたのであった。
11月、ミルがダイソンたちに報告に現れたついでにバルトのことをダイソンたちに述べ、バルクルに一度彼女のことを見てもらうように頼む。
12月。メカギル・ギルガンの裏切りもあってハナダはあっさり陥落し、太守のアフ・リカは死亡、コート・ジ・ボワールもわずかな兵を連れ撤退した。その戦闘の最中、バルクルはバルトの働きを見ていた。多少性格面に難はあるかもしれないが、確かに優秀な人物だ。そう思ったバルクルは傭兵として参加していたバルトにサン軍への協力を要請。バルトはバルクルの実力を試すと同時に、サン軍にいれば戦いにありつけ易いと考え、受諾した。
一方、アフに戦への参加を断られ、家に軟禁されていたコハクの下にダイソンが訪れる。ヒロズ国への忠誠を理由にサン軍への参加を断るコハクに対し、ダイソンは自分たちもヒロズ国への忠誠は変わらず、むしろヒロズ国への忠誠ゆえのサン軍だと説得。二日の後、コハクはサン軍への参加を決意し、ダイソンの下を訪れた。
あっさりと陥落したハナダに対し、ノンキの守るクチバは堅牢であり、兵力の少ないサン軍では落とせる可能性は低かった。サン軍は急激に軍備を増強したが故にクチバの兵糧が少ないことに着目。海上封鎖をカタスト軍に任せ、マサラ側への街道を中心に陸上を封鎖。兵糧攻めを開始する。
動きがあったのは年の明けたH276年2月。食糧難の迫るクチバへ何としても食料を届けようとする援軍が現れた。だが、それを予想していたサン軍は逆にそれを一蹴。援軍の対象であるコート・ジ・ボワールを捕縛。
この出来事はノンキの守るクチバに衝撃を与え、いよいよクチバの死守が不可能になったノンキは撤退を決意する。ノンキは撤退の日を偽装し、ダイソンたちの裏をかくことに成功したが、ダイソンたちサン軍が速やかに兵を整えたため、時間を稼ぐために自らダイソンたちを止めに向かう。
ノンキの説得を望むダイソンたちはノンキを説得こそ叶わなかったが、死闘の末無事捕縛。
こうしてクチバを落としたサン軍はバルクルがその太守となり、カタスト軍からはラン・オーガスタス・ウェイの部下、パルパ・ルデッスが副官として着任することとなった。
ノンキを軟禁状態におくため共にシオンへと向かったダイソンは、ルシンダの帰還を喜んだマロン(ワニ)が彼女に(どうやってかは不明だが)抱きつく光景を見てノンキがにやっと笑ったのを見て、この頑固者もいつか説得できるだろうと思うのであった。
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