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ヒロズ国

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ヒロズ国

※H276年12月現在

ロア三世

「余に、出来ることか…」
種族:ヒューリン 性別:男性
H226~(50歳) 未登場
 現国王。父、ウー二世の死に伴い262年に即位。即位直後は自らの信念を持って政治にあたろうとしたが、宰相であったゲマ・エビルマーの強い圧力を受け、ゲマの傀儡に成り下がってしまう。
 現在は271年からハーテン教徒による反乱が起きたことと、その終結後に大将軍であったカタスト・レイサイトをはじめ、サン・ホーエンハイムブースト・スターなどが反乱を起こした原因だと思われていることから、その人望も地に落ちている。

メイ・ロン

「私は知りたいのです。この国の、本当の姿を!」
種族:ヒューリン 性別:女性
H258~(18歳) 登場話:B-1
 現国王ロア三世の次女。だが、正妻の娘であるために姉のアキ・ロンを差し置いて、王位継承権は第一位。だが、姉妹の仲は険悪ではなく、メイは自分と異なり文武共に才能溢れ、多くの功績を残している姉に対して尊敬の念を抱いている。
とはいえ、メイ自身が次期国王候補である為、ゲマ・エビルマーなどによって限られた情報しか与えられておらず、現在のヒロズ国はゲマらの尽力によって平和だと信じていた。だが、ダイソン・スクローファらとの出会ったことでこの国の姿を直に見たいと望むようになる。

アキ・ロン

「私は、この国の未来を憂いている」
種族:ヒューリン 性別:女性
H249~(27歳) 登場話:A-4A-5A-7A-9A-11C-3C-5C-8C-11
現国王ロア三世の長女。とは言え側妻の娘であるため、王位継承権は妹のメイ・ロンに継ぐ第二位。文武両道であり、若干二十歳にして軍の指揮官の一人となる。その翌年にハーテン教の反乱が発生すると、王族の中で唯一、剣を手に戦った。
中でもハーテン教の手に落ちたコトブキを奪還したことはヒロズ国側の士気を大きく上げることとなった。一方で、その正義感と潔癖さから宰相のゲマ・エビルマーらには疎まれており、そのことはコトブキでの戦いの後、コトブキ太守にアキが任命されたことからも見て取れる。コトブキは代々御三家のひとつ、キッド家が治めていた土地であり、一時的にこの地を治めることに異論が出ないような血筋の持ち主がアキ以外にはなかなかいなかった、という事実もあるとはいえ、アキが国の中心から遠ざけられたことは揺るぎのない事実である。
もっとも、アキ本人はそのことを気にしていないどころか、中央を離れ冷静にヒロズ国を見る機会だと考えている。実際、彼女は軍人からコトブキ太守と王都から遠く離れたところにい続けているためか、王族の中で最も今の世間について正しい見識を持っているといえるだろう。
普通の人々が多くハーテン教の反乱に参加していたこともあって、この国の将来にも強い不安を抱いている。ジョーやエミリーなど出自にとらわれず才のある人物を側近にしているのも、彼らの意見を参考にこの国を少しでも良くしようと努力していためだ。中でもジョーには全幅の信頼を抱いており、唯一の護衛として常に傍に付き添わせていることからもそれは伺える。
ハーテン教徒の反乱の最中、ブースト・スターが巨大な人造生物に関する上奏を行った際は、大将軍カタスト・レイサイトと共に率先して支援を行う。ゲマの手によって対人造生物のための王立研究所の設立が困難になってしまった後は、ブースト、カタストと協力して独自の研究所を設立させた。この際、自らも人造生物の研究所に何度も赴き、対策を共に練っていた。ヨハン・ルーカスたちともこのころ出会っている。最も、アキが偽名を使っていたためヨハンたちが気付くことはなかった。
だが、カタストとブーストはハーテン教徒の反乱ののち、国を憂いて彼ら自身も反乱を起こす。アキは彼らの反乱をうけ王族の立場に疑問を抱くようになるが、ヒロズ国の安寧のためにカタスト、そしてブーストとの戦いを決意する。
ハーテン教徒の反乱が終わってからカタストとブーストの両名が反乱を起こすまでは彼らとの仲は良かった。その一つの例としてブーストの友人であるヨハンが『魔王』ルーファスを倒しにウノーヴァに行くことが決まった際に、現地での案内人として部下のマミ・ブリジットを派遣したことがある。
ブースト軍の侵攻が始まるとユウキ・ジンエツとバンリ・ノ・チョージョーを救援に向かわせ、自らも軍を率いてチョウジへと向かう。
その後は各地にいる将軍たちと定期的に話し合いを行い、この国を立て直す方法を考えていた。H276年9月、わずかな手勢と共にマルティム将軍の下を訪れた帰りに、反乱を起こしたヒートに襲われるも、護衛のジョーとヒロズ国を助けるために下山したシェンの活躍もあり窮地に一生を得ることになった。
ユウキたちと共にキッサキに籠ったヒート軍を打ち破り、反乱を平定させるが、直後にセキエイ陥落の知らせを聞く。
また、ヒート軍との戦いと並行して、エミリーの案でブースト軍との和平が結べないか模索するようになる。そして、マックス・ボンバーウェンディの働きにより、H276年11月に秘密裏に同盟は締結された。奇しくも、セキエイが陥落する少し前のことである。

トウ・ロン

「私は王族だぞっ! それに見合った礼を見せろっ!!」
種族:ヒューリン 性別:男性
231~(45歳) 登場話:A-3A-8
 ロア三世の弟、ヨスガ太守。贅沢なものと美しいものには目がなく、ヨスガの城に豪華な装飾品を所狭しと並べ、側近も美男美女のみを揃えている。
 贅沢をするために付近の農村に他の地域より重い税をかけており、彼らから反発を抱かれていた。そのため、ハーテン教徒の反乱などでノームコプ各地が不穏になるや、重税に反発する村人たちに味方するシェンたちにより、ヨスガ各地を荒らされることになる。
 フォール・ラーデンの指示でヨスガにやってきたユウキ・ジンエツの力を借りたことでシェンたちはいなくなるも、トウ自身はフォールがやってこなかったことと、シェンの首が取れなかったことに対して怒りを募らせていた。
 美男美女を側近におきたがる性格を逆に利用され、反乱を計画したヒートの側近、ホワイトを自らの側近に置いてしまう。
 ホワイトが反乱を起こすや、わずかな部下とお気に入りの装飾品だけを持ってセキエイへと逃亡。
 反乱鎮圧後は再びヨスガに戻るも、アキ・ロンたちからは今まで以上に白い目を向けられている。

バレー・ボール

「策は整った。後は勝つだけだ」
種族:ヒューリン 性別:男性)
H199~275(享年76) 登場話:B-2(マスターシーンのみ)
長きにわたり、ヒロズ国の大将軍を勤めた人物。老齢のため一時期引退していたが、ハーテン教の乱以後も大将軍であったカタスト・レイサイトを筆頭に反乱が相次いだため、それを鎮圧するために高齢を押して大将軍に復位した。
希代の戦略家であり、かつてはその策で何度も妖魔を撃退していた。その武功から軍内に信奉者も多いが、ツーマイ・ガイを筆頭に大きな軍閥が形成される原因にもなってしまっている。そのような人々は、俗に「バレー派」と呼ばれ、バレーが引退した後も軍で大きな力を持っていた。
H275年春に大将軍に復位してからはヒロズ国に反旗を翻していたブースト・スターとの戦いを任されキキョウに赴く。到着してしばらくはブースト軍に苦戦していたが、それはあくまで囮であり、奇策を用いてブースト軍に圧勝。
とどめを刺すべくアサギ攻めの準備をしていた際に息子ジャイロ・ボールの死の衝撃と年齢ゆえの心労から倒れ、その年の10月に病没した。
なお、子としてはジャイロ以外にもう一人娘がいたようだが、彼女も若くして死没している。

ツーマイ・ガイ

「無能な私に今があるのは、皆が私を助けてくれたからだ」
種族:ネヴァーフ 性別:男性
H222~(54歳) 登場話:A-6
 バレーの副官、バレーの引退後一時期将軍になっていたが、自らはその器がないと感じ、ハーテン教の乱の前にマルティム・リアルンパにその位を譲った。復位したバレーの副官として共にキキョウでブースト・スターとの戦いを任され、勝利を収める。
 バレーが倒れて以降は彼に代ってバレー軍の指揮官となったが、自身の力では不可能と悟り、アサギ攻めを延期。バレー死後は再び将軍位に就き、フォール・ラーデンがハジツゲから撤退した後はヒワダの守りについていた。
 H275年末にブーストの配下、ポケル・スミ・スターカタスト・レイサイトの部下であるピーターディック・コバヤシらの侵攻を受け、ヴィータたちとヒワダの防衛を試みるも、失敗。自らも重傷を負ってしまう。
 ヒロズ国でも屈指の軍略と指揮能力を誇るが、周りに絶えず天才がいることや、結果が出ていないことからセキエイからの評価は低い。それがツーマイ自身も自らを過小評価してしまう原因となっている。
 ブースト軍の進攻の後、敗北の責任を取らされる形で更迭されそうになるが、周囲の猛反発にあい、現在も将軍の地位に留まっている。H276年末に再度ブースト軍が侵攻してきた際は、まだ完治していない怪我を押してキキョウでの戦線に立つ。


フォール・ラーデン

「君たちのおかげで、この国はまた一つ救われた」
種族:ヒューリン 性別:男性
H224~H276(享年52) 登場話:A-2
 将軍の一人で御三家のひとつ、カナズミのラーデン家出身。太守の座は兄の一族が継いでいる。派手な戦功こそないが、将軍に見合う能力を持ち、部下思いの性格も合間って兵士からの信頼も厚い。国王よりも権力の強いゲマについて苦々しく持っているが、国に対し反乱を起こすのは間違いだと考えている。反乱以後負け知らずであったカタスト・レイサイトの軍からフエンを奪還し、その後ラン・オーガスタス・ウェイ率いる軍とにらみ合いを続けてた。だが、H275年5月にランの奇策により敗北。フエンを再び失っただけでなく、フォール自身もランやパルパ・ルデッスに追い詰められあわやというところであったが、ユウキ・ジンエツたちに助けられている。この際、ユウキたちから何かを感じたようで、部下のブルータス・スノーケンら500人の兵を彼に与え、軍の指揮官の一人として重用していた。だが、直後にトウ・ロンの強い要請を受けユウキたちを派遣。紆余曲折を経てユウキたちはアキの部下となってしまうが、彼らのことは以後も頼りとしていた。
6月にはランが東側に向かったことを受けて再び戦況を優位に進め出したが、新たにシュン・アローンが就任した直後にはシュン軍の猛攻を受けてハジツゲを手放すこととなってしまう。
 さらにはヒワダをカタスト軍が攻めていると聞き援軍を送るが、間に合わずにヒワダも奪われてしまった。
 H276年に入ってからもシュン軍とにらみ合っていたが、11月にシュン軍の強行突破を受け軍は潰走。フォール本人も討ち取られる。享年52。


マルティム・リアルンパ

「ここキッサキは極寒の地だが、兵の心はどこよりも熱いぞ」
種族:ドゥアン(セラトス) 性別:男性
H214~276(享年62) 登場話:A-4A-5C-2
将軍の一人。ツーマイ・ガイに代わって将軍になった。将軍になる以前からキッサキの守備を任せられており、対妖魔軍の専門家。
妖魔の侵攻を絶えず警戒しなければいけないという立場上、ハーテン教徒の反乱の際は表だって軍を率いたりといったことはできず、目立った戦功はなかった。
そのため、反乱終結後に心無いものの指摘を受け、危うく将軍位を剥奪されかけたこともある。
とはいえ、全く何もしなかったわけではなく、ブースト・スターに伴われたヨハン・ルーカスたちから巨大な人造生物に対する脅威についての話を聞くと、彼らに援助を行った。
豪放な性格であり、例えハーテン教の乱に参加した人物であっても能力があれば取り立てている。
ハーテン教徒の反乱がおきる直前まではウノーヴァからの侵攻を止めるため、逆にウノーヴァに侵攻しようと考えていた。
だが、ハーテン教の反乱が始まりそれどころではなくなったことと、その最中にウノーヴァ帰りの召喚士エミリーからギルマンとの協定の話を受けたこともあり、現在はウノーヴァ側に目立って侵攻することはない。
部下思いの性格であり、部下を信用していたために右腕であったヒートの反乱を見抜くことができず、殺される。享年62。

ゲマ・エビルマー

「私の覇道を邪魔するものは、取り除かねばなりません」
種族:エルダナーン 性別:男性
H179~(97歳) 登場話:B-1
 ヒロズ国の宰相だが、民の暮らしをよくすることよりも自らの富と権力を増やす事しか頭にない。前国王であるウー二世の寵臣であり、H253年に宰相となってからは絶大な権力を握っている。特に、ウー二世が亡くなった後は国王すらも傀儡としており、アキ・ロンやカタスト・レイサイトなど限られた人物を除いてはその意に逆らう者はいない。
もとはそれなりに有能な人物であったようだが、権力を握っている間に腐ってしまったようである。そのため、ハーテン教徒の反乱も、対岸の火程度にしか考えられておらず、ブースト・スターが巨大な人造生物に関する上奏を行った際も、一度目は黙殺。二度目は協力すると確約しながらその予算だけを巧妙な形で奪いさるなど一歩間違えば国家滅亡を援助しかねないことをしていた。
 ハーテン教徒、カタスト、ブースト、サン・ホーエンハイムなど反乱が続く世の中を苦々しく思っているが、その原因の一つが自身だとは全く思っていない。
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