ガイ「お疲れさん!」
ヒカル「よくやったな!」
イサミ「やるじゃん!」
カツミ「ナイス・ファイト!」
ヒカル「ヒロユキ! いつまでもその優しさ、忘れんじゃねぇぞ」
ショウ「大切な人を守りたいという想いが力になること、決して忘れるな」
大地「皆と手と手を繋いで進んでいけば、きっと輝く未来に辿り着ける」
ガイ「そうだ。変わらないお前の意思が、明日への絆になる」
リク「支え合う仲間たちの笑顔が、力になる。仲間たちのことを大切にね」
イサミ「今まで起きた奇跡は、君だから起こせたんだ!」
カツミ「だからこの先、どんな困難が起きても、君ならきっと乗り越えられるはずさ」
ヒロユキ「はい…… ありがとうございます!」
ロッソ「さぁ、帰るぞ」
グリージョ「はい!」
ブル「OK!」
ギンガ「また逢おうぜ!」
ビクトリー「うん」
エックス「じゃ!」
オーブ「あばよ」
ジード「バイバイ!」
ロッソ「ほら、早く!」
ブル「帰ったら、すき焼きだぞ!」
グリージョ「待ってください! カツ兄、イサ兄!」
ロッソ「じゃ!」
ブル「またね!」
グリージョ「ハッピー!」
一同がそれぞれ、別々の宇宙へと飛び去ってゆく。
そして、ウルトラマンタイガ、タイタス、フーマの3人も、完全に実体を取り戻したことで、ヒロユキの体から分離して、地球を去るときが来た。
タイガ、タイタス、フーマ、タロウたちの姿を、ヒロユキやE.G.I.S.の一同が見上げる。
ヒロユキの腕の変身アイテム・タイガスパークが、光となって消滅する。
タイガ「ヒロユキ、本当にいいのか?」
ヒロユキ「安心しろ、相棒! 僕たちの想いは、アイテムが無くても繋がってる! どんなに遠く離れてもだ」
タイタス「君と過ごした日々は、人生最良の時となるだろう」
ヒロユキ「僕もだよ、タイタス。色々勉強になった」
フーマ「チッ! 別に見送りなんていらねぇんだぜ。別によ……」
フーマが顔をそむける。
ヒロユキ「さよならなのに、素直じゃないな。ま、フーマらしいけどさ」
タイガ「って、おい、フーマ! ちゃんと挨拶しろよ!」
フーマ「なんだよ、うるせぇな!」
タイガ「照れてんじゃねぇよ」
フーマ「照れてねぇし!」
タイガ「照れてるだろう?」
タイタス「ほら、フーマ。ちゃんとヒロユキを見なさい」
フーマ「……バイバイ」
カナ「ほら! これ見て!」
カナが、タイガ、タイタス、フーマの写真入りのE.G.I.S.社員証を掲げる。
カナ「フフッ。皆はずっと、E.G.I.S.のイメージキャラクターだからね!」
タイガたち「ハハッ!」「恰好いい!」「俺たちのか!」「いつの間に?」
タイタス「カナさん! 心遣い、感謝する」
フーマ「ヘヘッ、サンキューな!」
ホマレ「俺たちに逢いたくなったら、いつでも! ……」
ホマレが、涙で声を詰まらせる。
タイタス「ん? どうした?」
フーマ「おいおい、あんちゃん!?」
タイガ「ホマレ! ヒロユキのこと、頼んだぞ!」
ホマレ「う…… うん」
ピリカ「タイガ! 大地さんに逢ったら、よろしく伝えて」
カナ「え!?」
タイタス「お、なるほど……」
フーマ「なんだぁ?」
タイガ「わかった。必ず伝えるよ」
フーマ「マジかよ……」
ヒロユキ「タイガ! 今まで、本当にありがとう!! お父さんとも仲良くね」
タイガ「あぁ! だけど、ヒロユキ。礼を言うのは、俺の方なんだぞ」
タロウ「私からも、礼を言わせてもらおう。君のおかげで、タイガは大きく成長できた!」
ヒロユキ「タロウさん……」
タイガ「俺たちがいなくなっても、お前は1人じゃない」
タイタス「君の周りには、たくさんの素晴しい仲間がいる」
フーマ「これからも仲間は増えていく。大切にするんだぜ」
ヒロユキ「あぁ…… わかってる」
タロウ「そろそろだ」
タイガ「はい…… じゃあな、ヒロユキ」
ヒロユキ「じゃあな、タイガ!」
タロウを先頭に、一同が大地を蹴って、空へ飛び立つ。
ヒロユキたちの頭上を、フーマが、タイタスが、そしてタイガが飛び去ってゆく。
フーマ「じゃ、またな!!」
タイタス「ありがとう、みんな!!」
タイガ「じゃあな、相棒!!」
一同「じゃあね!」「バイバイ!」「達者でなぁ!」「ありがとう!」「またね!」
ヒロユキが大きく両手を振って、タイガたちに別れを告げる。
ヒロユキ「元気でなぁ──!!」
エンディグテーマとスタッフロールと共に、テレビシリーズの第1話から最終回までのハイライト場面が流れ、タイガの物語は幕を閉じる。
最終更新:2020年12月24日 17:59