要約
100秒間で600体出現するザコシャケおよびキンシャケを討伐し、金イクラを納品するイベント。キケン度MAXでは通常の3.5倍の速さでシャケが迫ってくるため、全夜イベント中最もシビアな判断が要求されるといえる。
また、その速度故にラグによるシャケの位置ズレが発生しやすく「なんかしらんけどシャケがすり抜けてきてやられた」という事故が発生しやすい。理想の状態を維持し続ければキンシャケが30体出現するはずなので、納品数の理論値は90納品。
セミは不要
- セミはあくまでもクリア率を上げるための戦法
- 乱獲では納品数至上主義なので納品数を下げてしまうセミは基本的にご法度である
キンシャケをたくさん出現させる
- キンシャケがいなければ納品数が増えないのは当たり前である
シャケ出現枠を常に空いている状態にする
- シャケ出現枠については後述する
金イクラを迅速に回収する
- 金イクラを放置するとタマヒロイが出現するため
- なぜタマヒロイが出現してはいけないかの理由は後述する
基本知識
ラッシュでのシャケの生成について
キケン度MAXであれば「フィールド上に同時に存在できるシャケの数(以後、上限数とする)」は32匹であり、もしもフィールド上のシャケの合計が上限数に達していないのであれば新たにシャケが生成される。ラッシュにおけるシャケの生成速度は10Fに1匹のペースであり、1秒は60Fなので1秒に6匹出現する計算になる。つまり、32÷6=5.3秒で上限枠に達してしまう計算になる。
ちなみにシャケ全体の上限数が32であるが、細かく説明するとザコシャケの上限数が32、キンシャケの上限数が8と個別に設定されている。ラッシュの場合はこのどちらかの上限数に引っかかった場合にシャケの生成がストップしてしまう。
つまり、フィールドにキンシャケ8匹しか存在せずザコシャケが全くいないという状態もつくることができる
キンシャケについて
キンシャケはザコシャケが19匹出現すると20匹目として出現する。シャケを⚪、キンシャケを⚫として表現すると、シャケは(⚪⚪⚪⚪⚪ ⚪⚪⚪⚪⚪ ⚪⚪⚪⚪⚪ ⚪⚪⚪⚪⚫)という順番で湧くことになる。
ここで、シャケが1秒に6匹生成されることを考えると100秒で600匹出現することになるので、キンシャケが20匹に1匹の割合であるので最大で30匹出現することになる。つまり、ラッシュイベントの納品理論値は30*3=90である。
キンシャケのHPについて
キンシャケのHPは500であるので、一撃でたおすにはリッター4Kまたは4Kスコープのフルチャージショットが必要となる。スペシャルであればスーパーチャクチの直撃は700ダメージであるので、これでも一撃でたおすことができる。
ダイナモローラーの轢きダメージは400なので一撃でたおせない。また、ローラーの轢き攻撃でたおせない場合、ノックバックが発生してプレイヤーが後ろに下がってしまう。
ザコシャケについて
シャケは通常はHP100であるが、ラッシュで凶暴化したシャケはHPが50になっている。このためカーボンローラー(轢きダメージ70)でも確定一撃なのでローラーがいればザコシャケは全く脅威にならないことを覚えておきたい。
ローラー種が編成に混じっている場合はローラーがキンシャケを轢いたときにノックバックしないようにキンシャケをあらかじめ撃ってHPを減らしておくとよい。
ザコシャケの間引き
ザコシャケの出現枠は32しかなく、それが5秒弱で消費されてしまうことを思い出してほしい。上限数に達してしまうと新たにシャケが出現しなくなるので、理想状態であれば30匹出現したはずのキンシャケの数が減ってしまうのである。
シャケを間引くというのはコンテナ横でたおしたいキンシャケ以外のシャケをあらかじめたおしておくことでシャケの出現枠が常に空いている状態を維持し、キンシャケの生成数が減らないようにするためのテクニックである。
間引き自体の効果は実は薄い
間引きについて書いたはいいものの、実は間引き自体の本来の効果はあまり得られない。というのも、上限数に達するまでの5.3秒というのが一見すると短いように見えるが、実はキンシャケがコンテナ横にくるまでに必要な時間に対して比較的余裕があるからである。
ただし、ポラリスの通常潮ではシャケの出現位置からコンテナまでの距離が長すぎるのでキケン度MAXの最高速度においても8秒以上かかってしまうので間引かないとキンシャケ出現数がどんどん減ってしまう。
間引きの副次効果について
間引き自体の効果は薄いのであるが、それはシャケが何の障害もなく出現位置からコンテナまで移動してきた場合の話である。プレイ回数が多い方なら気付かれている方も多いと思うが、ラッシュのザコシャケはその速度の速さ故に曲がり角で上手く曲がれずに詰まってしまう(この現象を以後、渋滞と呼ぶ)ことがある。
渋滞が起こってしまうと本来5秒以下でコンテナ横まで寄ってきたはずのザコシャケが来なくなり、ザコシャケを撃つことができなくなるので上限数に達してキンシャケの出現数が減ってしまうのである。この渋滞はザコシャケが詰まっているところを撃ってザコシャケをたおすことで解消できる。
間引きの真の目的とは「渋滞が発生しないようにして、全てのザコシャケを5.3秒以内に出現位置からコンテナ横まで移動させること」と言えるのである。
間引きの効果
渋滞は「曲がり角」「他のザコシャケルートとの合流地点」で発生しやすいことがわかっている。
ここでターゲット(ヒカリバエがついてる)のプレイヤーがシェケナダムで常にコンテナ横にいた場合のシャケが通るルートを以下に図示する。
このときのA, B, C, Dがそれぞれ渋滞が発生しやすいポイントである。
ザコシャケの赤イクラドロップ数が5でキンシャケが18なので全てのシャケをたおせば(5*19+18)*30=3390の赤イクラが取得できるはずなので、各地点の渋滞がどのくらい赤イクラ取得数に影響するかを確認することにした。
赤イクラ数 | 条件 | キンシャケ数 |
3390 | 理想状態 | 30 |
3253 | - | 28 |
3116 | A | 27 |
2891 | A, B | 25 |
2466 | A, B, C | 21 |
1925 | A, B, C, D | 17 |
すると、全ての渋滞を常に解消できた状態で28匹のキンシャケを出現させることができた。この表だけ見ればAポイントは渋滞が発生してもキンシャケのロスが1匹だけなのであまり重要でないことがわかり、Cまでも渋滞するような状態であればA, Bだけの渋滞に比べてキンシャケが4匹も減ってしまいロスが大きいことがわかる。
シェケナダムの通常潮ラッシュにおいてはC地点の渋滞を解消することが最も大切なのである。
タマヒロイ効果
ラッシュで納品数を上げるために最も必要でありながら、最も知識が浸透していないのがこのタマヒロイ効果である。
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タマヒロイはフィールド上に金イクラが落ちた瞬間に出現し、シャケ出現枠としてカウントされてしまうという仕様を持っている。更に都合の悪いことに、タマヒロイの出現優先度は全てのシャケの中で最も高いので他の全てのシャケに優先して出現枠を消費してしまうのである。
キンシャケ探しで金イクラを32個ドロップさせた状態だと、ハズレのカンケツセンを開栓しても全くザコシャケが出現しないので暇な方はイカッチャなどで確認してほしい
ラッシュのキンシャケがドロップする金イクラは3個ではなく1個*3というカウントのされ方をしているので、キンシャケ1匹をたおすとタマヒロイが3匹出現してしまう。出現枠が32しかないにもかかわらず、キンシャケをたおした瞬間にその出現枠が29になってしまうのである。
つまり、キンシャケをたおして出現した金イクラをフィールド上に放置することでシャケ出現枠をタマヒロイに消費されてしまい、上限数に達しやすくなり、それによってキンシャケ出現数が減りやすくなるのである。
金イクラを放置し続けるとどのくらいザコシャケの出現数が落ちるかは
参考文献
で確認してほしい。
ステージごとの最高値
ステージ毎の最高納品数は以下だ。
通常編成
満潮 | 通常 | |
シェケナダム | 79 | 65 |
難破船ドン・ブラコ | 75 | 62 |
海上集落シャケト場 | 81 | 67 |
トキシラズいぶし工房 | 83 | 72 |
朽ちた箱舟 ポラリス | 78 | 58 |
2020.9.24時点
黄金編成
満潮 | 通常 | |
シェケナダム | 80 | 67 |
難破船ドン・ブラコ | 68 | 56 |
海上集落シャケト場 | 85 | 75 |
トキシラズいぶし工房 | 76 | 72 |
朽ちた箱舟 ポラリス | 75 | - |
2020.9.24時点
詳細は
Salmon Run Records
を参照。