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姫鮭と乱獲の関わり

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姫鮭とは


概要

姫鮭(ひめしゃけ)とは、個人納品数を伸ばすことを目的とするプレイのこと。個人納品数を稼ぐ特定のプレイヤーを「」、それ以外のプレイヤーを「騎士」と呼ぶのが一般的である。

姫鮭では、乱獲以上に誘導が重要となる。コウモリとバクダンの寄せを妥協しないのはもちろんのこと、モグラ・テッパン・ヘビのイクラをコンテナにめり込むくらいまでしっかり寄せることが推奨される。

姫役は、自分の納品でしかスコアを伸ばせない以上、常に精密なキャラコンで生存し続け、効率の良い順番と最速の経路でイクラを回収し続ける技術が求められる。これにはブキ適性も大きく関わる。

騎士役は、納品しなくてよい分のリソースを索敵とサポートに費やすことになる。常に敵と姫と他の騎士の位置を把握し、姫が納品に専念しても問題なく処理を回す技術が求められる。

姫鮭と乱獲とでは目指す部分が違うが、どちらも誘導が重要なのは同じであり、共通する技術は多い。というより、乱獲で重要な技術はすべて姫鮭でも重要であり、それにプラスアルファで姫鮭特有の技術が重要になってくる。

余談だが、乱獲と姫鮭をどちらも経験したプレイヤーには「姫鮭のほうが難しい」と語る人が多い。特に騎士役はそのような感想を抱きやすいと思われる。

騎士は納品してもよいか

姫鮭を「姫しか納品してはいけない縛りプレイ」と解釈する向きもある。たしかに、姫鮭を「サーモンランの難易度を上げて楽しく遊ぶための縛り方の一種」として捉えるなら、その解釈が適切だろう。

しかし、少なくともサーモンラン記録シートでは、あくまで「個人納品数を伸ばすプレイ」のことである。記録で問われるのは姫の個人納品数のみで、騎士の納品数についてペナルティはない。

むしろ騎士が納品したほうが姫の個人納品数が伸びるケースというのも考えられる。それについては後述する。

乱獲との違い

姫鮭と乱獲の決定的な違いは、イクラ回収にかけられる人数の差である。乱獲は4人で、姫鮭は1人。乱獲では1Waveあたり100*4=400秒をイクラ回収に費やせるが、姫鮭では100秒しか費やせない。

この差は「誘導の価値」に圧倒的な違いを生み出す。姫鮭では、乱獲よりも誘導の価値が著しく高まるということである。誘導の価値について実感できるように、いくつかの考察を載せよう。

姫鮭における誘導の価値①

中量級ブキのイカダッシュの最高速は1.92 DU/Fである。DUというのはDistance Units、スプラトゥーンの世界における距離の単位であり、たとえば試し撃ち場のラインは50 DUごとに引かれている。そこで、50 DUを基準に考えてみよう。

50 DUの距離を中量級ブキのイカダッシュ最高速で移動するのにかかる時間は50/1.92≒26Fである。すると、金イクラとコンテナの距離を50 DU縮めれば、1往復あたり26*2=52Fの時間を節約できるということになる。金イクラ3個で3往復しなければいけないことを思えば、オオモノシャケとコンテナの距離を50 DU縮めることは、52*3=156F(2.6秒)の節約になる。

オオモノシャケを試し撃ち場のライン1本分寄せるごとに、姫のイクラ回収時間を2.6秒節約できる。逆に言うと、試し撃ち場のライン1本分オオモノシャケの寄せを妥協するごとに姫の時間は2.6秒奪われる。

姫鮭における誘導の価値②

乱獲であれば、コンテナから離れた位置でオオモノシャケを1匹倒しても、3人で1往復すれば回収が完了する。だから、たとえばバクダン1匹であれば、寄るのを待つよりさっさと倒したほうが良い。バクダンの移動速度はおよそ0.6 DU/Fで、あまりにも足が遅いからである。

しかし姫鮭では、バクダン1匹ですら寄せたほうが得である。バクダンが50 DUを移動するのにかかる時間は50/0.6=83F(1.39秒)で、1.39秒待てば2.6秒節約できる。差し引き1.21秒の得である。バクダンを試し撃ち場のライン1本分寄せるごとに姫のイクラ回収時間を1.21秒節約できるということになる。

姫鮭における誘導の価値③

納品可能なある一点のポジションから一定の距離だけ離れた場所に無限のイクラがあるとしたら……と考えてみよう。

(A) 50 DU(試し撃ち場のライン1本分)の場合

納品可能なある一点のポジションから試し撃ち場のライン1本分離れた場所に無限のイクラが落ちているとしたら、姫は1Waveで何個のイクラを納品できるだろうか。

計算を簡易にするために、プレイヤーは常に中量級ブキのイカダッシュ最高速1.92 DU/Fで動けるものとし、イクラの取得モーションや納品モーションは考慮しない。すると、1Waveで6000/(50/1.92*2)≒115個のイクラを納品することが可能である。

(B) 100 DU(試し撃ち場のライン2本分)の場合

距離がライン2本分の場合はどうだろうか。同様に計算すると、6000/(100/1.92*2)≒57個となる。当然だが、半分の個数になった。Wave開始時点から無限のイクラがあり、姫がキャラコンを一切ミスしなかったとしても、57個が限界なのである。そう考えると、姫鮭において「試し撃ち場のライン2本分離れたところのイクラ」というのはまったくウマイクラではない。



姫鮭の知識


納品速度


実際のプレイ動画をフレーム単位で観察してみると、ホストプレイヤーの金イクラの納品速度は最短で1個あたり37F程度のように思われる。(金イクラに触れることで金イクラが網に包まれてから、金イクラが空中から消失し背中の浮き輪に収まるまでがちょうど30F、加えて納品モーションに7F程度の時間がかかっているようである。)

ホスト以外のプレイヤーの場合はここに通信時間が加わるため、納品速度が低下する。姫鮭ではもちろん、姫がホストを務めることが推奨される。

納品速度から見る姫鮭の理論値


1Waveは100秒すなわち6000Fだから、納品速度から見る1Waveあたりの個人納品数の理論値は6000/37≒162個である。



姫鮭の技術

乱獲と共通する技術も多い。

タワーのタゲを取る

中盤以降、特に終盤でタワーを倒しに行くと、他のオオモノシャケの逆誘導が生じることがある。これは納品数に致命的な損失を与えかねない。また、どうせタワーを倒したところで、終盤の姫にタワーのイクラを回収する余裕はない。

そこで、タワーを倒さずに無力化する手段のひとつとして「騎士のひとりがタワーから一番離れたところに立ってタゲを取る」というものがある。これなら無理に倒しに行く必要はない。

カタパのタゲを取る

姫にカタパのミサイルが4発撃ち込まれることは、回収の効率を著しく低下させる。ダメージの蓄積を避けるためにミサイルから離れればならないし、塗りも馬鹿にならない。

そこで、カタパを倒さずに無力化する手段のひとつとして「騎士のひとりがカタパを片翼にした上で一番近いところに立ってタゲを取る」というものがある。もちろん倒せるなら倒せばよいが、このような手段があることは心得ておくとよい。

コウモリを飛翔中に倒す

コウモリは、駐車場から駐車場に向かって飛翔する際にコンテナの上空を通ることがある。そこでコウモリを倒すことで、駐車場で倒すよりもはるかにイクラをコンテナに近づけることができる。

バクダンをジェッパ・セミ・レールで寄せる

姫鮭において、姫の仕事は常にイクラを回収・納品することである。納品するということは、コンテナに近づくということを意味する。

バクダンが攻撃を開始する距離はおよそ200 DU(試し撃ち場のライン4本分)だから、姫が常にコンテナに立っているとすると、バクダンが寄る位置の限界はコンテナから200 DU離れた地点である。姫鮭においてこの距離のイクラは相当マズい。

計算上は姫の仕事を中断してでもバクダンを寄せたほうが得をする……ということは上で述べた。しかし、ウマイクラが作れても回収が間に合わないのでは意味がないし、姫が納品をしながらでもバクダンが寄せられるのであればそれに越したことはない。

そこで、コンテナや段差上でのジェットパック(全ステージで可能)、セミ(海上集落シャケト場)、インクレール終端でのジャンプキープ(朽ちた箱舟 ポラリス)などで騎士がバクダンのタゲを取って強引に寄せることで、なるべく姫の行動制限を緩めつつバクダンを寄せることができる。

バクダンを寄せることの旨味は乱獲以上であるため、狙えそうならどんどん狙ってみよう。

タマヒロイにイクラを運んでもらう

特定の位置にある金イクラはタマヒロイによってむしろコンテナに近づけてもらうことができる。時間はかかるが、狙う価値は高い。
また一部のステージでは、タマヒロイを水中で倒すことで金イクラをぐんとコンテナに近づけることが可能である。

このようにタマヒロイを活用する際、騎士がむしろイクラを拾うことで、タマヒロイの回収速度を速めることができる。騎士が納品したほうが姫の個人納品数が伸びるケースのひとつと言える。

ザコシャケのタゲを取る

満潮の終盤で水際にイクラが残っていて、まさにそこからザコシャケが湧いている場合、騎士は姫が拾えるようにザコシャケを「処理」する必要がある。処理の方法は何も倒すことだけではない。壁に張り付く、水没するなどでザコシャケのタゲを取り、倒すよりもむしろイクラを拾いやすくすることが可能な場合がある。

騎士が金イクラを背負い続ける

籠周りに金イクラが沢山ある。しかし、ウマイクラは騎士が拾ってしまうのは姫の納品数を減らす可能性がある。
なので、その金イクラを拾わないよう避けながら動くことがあるかもしれない。しかし、そのような動きはは本来可能な処理や誘導を阻害してしまう可能性がある。
姫鮭をやったことがある方なら経験したことがある状態だろう。
そこで、姫が拾えない金イクラを騎士があえて拾って背負い続けることで、籠横のウマイクラを拾う心配をせずに行動することができるようになるのである。

しかし注意して欲しい点がかある。
それは、わざわざ姫が拾えないイクラを拾うということで他の仕事が疎かになる可能性があること。姫が拾えないイクラ=遠くにあるイクラということなので、騎士も拾うのに相応の手間がかかる。また、拾えないイクラというのは大抵海際にあるため、オオモノのヘイトを持った状態で拾いに行くと逆誘導をかけてしまう。
このように、デメリットもメリットと同等に存在する。なので、取り急ぎ仕事が見えないようであれば“外回りなどのついでに拾っておく”程度で行うと良いだろう。

姫鮭のプレイ動画


海上集落シャケト場
わかばシューター/ノヴァブラスター/.52ガロン/スプラチャージャー
148個(通常グリル51個/通常霧65個/通常昼32個)
姫視点

トキシラズいぶし工房
スクイックリンα/オーバーフロッシャー/.52ガロン/ランダム(クマサン印のチャージャー)
167個(満潮グリル68個/満潮昼41個/満潮間欠泉58個)
騎士視点

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