薄暗い地下室で、赤と白の色彩を帯びた小柄な竜のようなポケモン――ラティアスが、身体を丸めていた。
ドラゴンタイプのポケモンに多い、長い首には鉄製の首輪が嵌められ、その首輪からワイヤーが伸びて、壁に繋がっていた。
それによって彼女はその壁際から離れる事も出来ず、やがては脱出を諦め、眠りについていた。
時折り寝言なのか、離れ離れになってしまった兄を呼び、その目じりに涙を溜めている。
その光景だけを切り取って眺めれば、捕らわれの姫の様でもあって随分と絵になっているが、周囲に注意を向けると、血溜まり跡や、様々な淫具・拷問器具が並べられた、恐ろしい部屋である。
その部屋の扉が、ウィーンとモーターの駆動音を発しながら開き、白衣を着込んだ男が入室してくる。
男はわざと強く床を踏み鳴らして、そろそろ起きる時間だとラティアスに伝えた。
無駄な抵抗を繰り返した疲れで、深く眠っていたラティアスだが、音と共に伝わってきた、忌々しい相手の匂いを感じ、鼻をヒクヒクと動かしながら眼を覚ます。
目の前には、あの白衣の男が下卑た笑顔を浮かべていた。ラティアスがキッと彼を睨みつけながら叫ぶ。
『お兄ちゃんを何処にやったの! さっさと私達をここから出しなさいよ!!』
エスパータイプ特有の、テレパシーで伝わってくる声は、彼女の焦りと恐怖と怒りとがない交ぜになった感情を直に伝える、まさに魂の叫びだった。
男は黙ってラティアスの顔を蹴りつけ、黙らせる。
「うるさいんだよ。少しは黙ってろよじゃじゃ馬」
随分といじっぱりな性格が災いしてか、このラティアスは中々言う事を効いてくれない。別室に捕らえているラティオスのことを匂わせて、ようやく渋々と従ってくれるという感じだ。
とりあえず、何とかしてもっと従順にしていかなくては。
「まぁまぁ、とりあえず落ち着けよ。オマエの兄貴にゃ傷一つつけてないからよ」
男はラティアスの首輪についたワイヤーを引っ張り、無理矢理顔を上げさせながら話す。
ラティアスにはどういう原理かも分からなかったが、この首輪を嵌められた時から、ポケモンとしての能力がほとんど失われてしまった。
今の彼女には、コラッタほどの戦闘力も無く、まともに使えるエスパーの力も、テレパシー程度であった。
男は相変わらずニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながら、床の上から浮き上がる事も出来ずにいるラティアスの身体に、どっと座り込む。
人間一人の体重を支えるのにも苦労するほど弱体化していた彼女は、「きゅぅ……!」と本来の鳴き声で悲鳴を上げた。
「まあ、オマエが心配するのは自分の事だけでいいぞ。兄さんはこの通り元気だから」
男はそう話しながら、白衣のポケットから何かリモコンを取り出して操作する。すると天井のシャッターが開いて、そこから大型のモニターが下りてくる。
もう一度リモコンを操作すると、モニターの電源が点いて、別室に捕らわれている、ラティオスの姿が映し出された。
「……!」
ラティアスが言葉もなく眼を見開いている。画面上に映し出されたラティオスは、スヤスヤと気持ち良さそうに寝息を立てながら、水着姿の女性にトリミングを受けている所だ。
首筋から腹までを撫でられ、とても気持ち良さそうにしている。ラティアスのように暴行を受けた形跡も無く、その姿には微塵の不安も感じられない。
ラティアスも違う部屋で同じ境遇を受けていると伝えられ、真面目な彼はそれを信じてしまったのだ。
彼の横には山盛りのフルーツが飾られ、また別の女性がそのフルーツを食べやすく切り分け、ラティオスの頬を撫でて起こすと、その口へと運んでいた。
人間でもそうそう受けられないような待遇だ。男がラティアスを見ると、何故自分だけこんな目に遭うのかと、憤りを感じている様子だった。
男は満足気に笑いながら、リモコンをポケットにしまいこむ。兄の幸せそうな姿を見せながら調教というのも、中々面白そうだ。さて、次はどうするか。
「不思議だよな。何でこんなに扱いに差があるのか」
ラティアスは視線を伏せようとするが、男が彼女の頭を掴み、無理矢理モニターへと向けさせた。
画面の中では相変わらずラティオスが寛いでいる。両脇に水着姿の女性を従えて、切り分けられた果物を口へと運んでもらい、セラピー用の高級オイルで流線型の身体をマッサージされ、とても幸せそうな表情を浮かべていた。
「本当に、どうしてだろうなー」
白々しく語りかけてくる男に、今すぐサイコキネシスでも食らわせてやりたかったが、今の彼女にはそんな大技を出せる力は残されていない。
画面の中では、ついにマッサージを続ける女性の手が、ラティオスの股間のスリットまで伸び、人間の細い指がその中へと潜り込んだところだ。
ラティオスは直ぐに息を荒くしはじめ、そこから勃起したペニスが飛び出した。
顔を赤くして「やめてくれ」と訴えている様子であったが、実際はまんざらでもなさそうな様子だ。
まさか、妹がその光景を無理矢理見せられているなどとは、露ほども知らないだろう。次第に彼の抵抗は薄れ、なすがままペニスへのマッサージを受けていた。
青と白で彩られたラティオスの顔が赤みを帯び、荒い呼吸を断続的に繰り返しながら、ペニスを震わせている。
兄のそんな姿、見たくないのだろうが、ラティアスはそのモニターから視線を離すことを許されなかった。
『やめて! こんなの見せないで!! やめてぇ!!』
頭の中にキンキンと響くテレパシーに、男はさも鬱陶しそうな表情を浮かべ、ラティアスの頭を掴んだまま壁に打ちつけ、テレパシーが止まると、再度画面へと向けさせた。
画面の中のラティオスは、ついに絶頂に達してペニスから大量の白濁色を迸らせている。
ラティアスの瞳から小さな涙がこぼれるが、画面の向こうのラティオスにはそんな事は分からない。
射精で汚れたペニスを、女性達が舌で綺麗にしてくれるのを身ながら、浮かれたようにぼんやりとしているばかりだった。
今まで頼りにしていた兄のだらしない姿を見せられて、ラティアスも随分と凹んできているようだった。
まさかちょっとこういうのを見せただけで、こうも凹んでしまうとはと、これから耐えられるのか、不安になるほどだ。
よほど兄を大切に思っているのだろう。そう思うと、このいじっぱりなラティアスを、簡単に泣き叫ばせる方法が思い浮かんだ。
これまで色々と試したが、ラティアスは中々声を上げて泣くような真似をしてくれない。それでは男にしても、イマイチつまらないのだ。
男はラティアスの頭から手を離す。ラティアスは力なく崩れ落ち、床に顔を伏せた。
それを気にするでもなく、男はポケットから小さなマイクを取り出し、そのマイクに一言囁いた。「殺せ」と。
その瞬間、力なく伏せていたラティアスの首が飛び上がり、男の方へと向く。
『お兄ちゃんに何かしたら……!!』
「はいはい。兄弟愛は麗しいねー。それより画面を見ろよ」
男はおちゃらけた口調でラティアスの言葉を受け流し、画面に注目させる。
ラティオスは相変わらず二人の女性のマッサージに、気持ち良さそうな表情を浮かべていた。
まさに隙だらけの姿だ。片方の女性が、そんな隙だらけの首に手を伸ばして、ラティアスの首に嵌められているのと同じ首輪を、そこに嵌める。
自らの力が突如失われた事にラティオスも気付いたようで、一瞬で素面に戻って二人の女性を警戒し出すが、もう遅かった。
ラティアスは心配そうに震えながら画面を見ている。その画面の向こうで、一匹のポケモンがラティオスの頭を鷲掴みにしているところだった。
格闘タイプのポケモン、カイリキーがそこにいる。四本ある内の二本の腕で、ラティオスの頭と顎を、残りの2本で首の根元を掴む。そして、そのままギリギリとラティオスの頭を引っ張り始めるのだ。
さっきまで夢のような待遇で幸せそうな表情を浮かべていたのに、今やラティオスは恐怖と痛みに引き攣った表情を浮かべ、ガムシャラに暴れ、鳴いていた。
その必死さが画面越しにも伝わってくるが、力を制御された彼では、カイリキーの力に抗う術は無かった。
青い首が限界まで伸ばされ、ミチミチと音を立てながら震え、やがて限界が来てその表面に亀裂が入る。
内側の血に染まった首の筋肉が露になるが、カイリキーはそれでも腕の力を緩めない。
『やめさせて!! お願いだから!! お兄ちゃんが死んじゃう! 何だってするから、ねえ!!』
今までで最大音量のテレパシーが、男の頭の中に響くが、そんなものは無視して、彼は画面を見続ける。
窒息も併発しているようで、ラティアスの元々青い顔が更に青くなっていく。
その一方で、首の中ほどで露出している筋肉までもが裂けていく。男がリモコンを操作して音声をONにすると、ラティオスの絶叫と、肉の引き千切られる生々しい音が、室内に響いた。
テレパシーも気にならなくなるほど音量を上げていくと、ラティアスが絶叫を上げながら暴れ始める。
だが、今の彼女の力では、精々首を振る程度だった。その間にも画面の向こう側では、ラティオスの頭が胴体と離れ離れになろうとしている。
最早肉も千切れ、食道と首の骨だけで頭と胴体が繋がっている。カイリキーが勢いよく腕を引くと、生々しい音を立てながらそれすらも千切れた。
ラティオスの首から噴水のように鮮血が迸り、カイリキーの腕や、そばで見ていた二人の女性の顔に掛かる。
神経の束をズルズルと首から引っ張り上げながら、ラティオスの頭が胴体から離れる。
頭を失ったラティオスの身体は、少しの間痙攣したが、やがて力を失って倒れ、その股間から黄色い液体を溢れさせた。
カイリキーは捥ぎ取った頭をカメラの方へと向ける。光を失ったラティオスの眼と、画面越しのラティアスの眼が合う。
ラティアスは、2,3度力なく顔を振ったが、兄が殺されたという事実は変わらない。
『あぁあああああぁあああ、どうしてぇええ、どうしてぇええええええ!!!』
最早意味も成さないような叫びが、テレパシーで送られてきた。あまりに煩いのでカイリキーに命令し、ラティアスの頭を叩き潰してもらうと、そのテレパシーも鳴くなって、ラティアスは気を失った。
さて、気絶してしまったが自分の命の軽さを理解してもらえただろうか。次はどうしてやろう。男はそう思いながら笑った。
「ほら、さっさお起きろよ」
「ぐっ……ッ、ぎゅ……!?」
兄の凄惨な死を見せ付けられ、気を失っているラティアスの頭を踏み付けながら、男が言う。
靴底でグリグリと踏み付けてやると、ラティアスは痛みで眼を覚まし、男を見上げた。
『よくも、お兄ちゃんを……!!』
「ああなりたくなきゃ従えってことだよ」
男は感慨なく答えると、ラティアスの胴体を掴んで仰向けに引っくり返す。何の抵抗も出来ないほどに弱体化した身体が恨めしかった。
ラティアスの丸い腹を指で何故ながら、男は下腹部の方に有るスリットを探り当てる。
そこに指先を突っ込んで掻き回しながら、入り口を拡張していく。ラティアスは歯を食いしばり、声を上げまいと耐えているが、見え見えの我慢が逆に嗜虐心をそそった。
有る程度拡がってくると、男は底に握り拳をのめりこませる。そのスリットは大した抵抗もなく握り拳を受け止めた。
更に奥へと手を押し込んでいくと、尿道と卵管の境目へと到達する。そこを刺激しながら、次はスリットから少し尻の方へいった所にある、キュッっと締まった肛門へと指を這わせた。
『やめ、なさいって……! やめろ……!』
「やめてもいいけど、そのときは兄ちゃんと同じ目に遭ってもらうぞ』
流石に痛いのか、ラティアスは二つの穴を同時に拡張されるのを拒んだが、男がそう言って脅すと、テレパシーも止まった。
先程の兄の死は、彼女の心を深く蝕み、この男に対する絶対的な恐怖心を持つ原因となってしまっていた。
こいつなら、間違いなくするはずだ。絶対に楽には済ませてくれない筈だ。そう思うと怖くて堪らず、彼女は成すがままにされるしかなかった。
「さて、何から入れようか」
有る程度ラティアスの穴が広がると、男は様々な道具を床に並べ、それを無理矢理ラティアスの穴へと突っ込んでいく。
モンスターボール、バイブ、硬い木の実に様々なものが用意されていた。血が出るほどラティアスの穴を拡張しながら、それらが彼女の直腸と卵管へと詰め込まれていく。
メスとしての器官を破壊寸前にまで追い込むような仕打ちに、ラティアスはすすり泣くしか出来ない。
「さて、仕上げはこいつだ」
そう言いながら、男はゴム手袋を嵌めて、毒々しい紫色をした球体を掴むと、ラティアスのスリットへとあてがった。
これは、一体どうなっているのだろう。その球体を粘膜へ押し付けられた瞬間、激しい嘔吐感に襲われて、ラティアスが身体を痙攣させた。
その球体が、所持するポケモンを強制的に毒状態にさせてしまうどくどくだまだとは、彼女には知りようも無かった。
男がどくどくだまを押し込んでいくほど、ラティアスの身体を包む倦怠感が増し、気分が悪くなっていく。
どくどくだまが完全に飲み込まれる頃には、床の上に胃液を吐いて痙攣するラティアスの姿があった。
激しく咳き込み嘔吐を繰り返していると、ようやくどくどくだまがスリットから抜き取られる。
身体を侵す毒の状態異常が直り、彼女はぐったりと地面に突っ伏し、大きく息を吸った。
だが、調教が終わったわけではない。男が彼女の直ぐ側にモンスターボールを一つ投げる。
ポケモンの鳴き声を聞いてラティアスがそちらに顔を向けると、底には異様に血走った目のニドキングがいた。
男はニドキングの側に近寄ると、注射器を一つ取り出す。ニドキングは血走った目をその注射器へと向けて、狂気染みた笑みを浮かべていた。
自分から白衣の男に向けて、注射器の針が刺さり易い部分をアピールした。男は笑いながら頷くと、注射器をニドキングの間接部へと刺し、中身の液体を注入した。
途端にニドキングの鼻息が荒くなり、充血した目を周囲で唯一の♀、ラティアスへと向けた。
「きゅぅ……!?」
その狂気を含んだ視線に、ラティアスが震え上がる。だが、そんな反応も意に介する事無く、ニドキングはラティアスへと飛び掛った。
都合よく仰向けで倒れているラティアスに覆いかぶさり、薬を打たれた直後から勃起し始めているペニスを、拡張されたスリットへと突き刺す。
前座もなしに力強いピストンを始め、ラティアスはニドキングの巨体から来るピストンに痛みしか感じず、ひたすら金切り声を上げていた。
ニドキングはピストンを始めて直ぐ射精するが、そのペニスは全く萎えず、射精を続けながらラティアスの卵管をかき回していく。
5度も射精してラティアスの腹がパンパンに膨らみ、スリットが拡がりきって締め付けさえもなくなった頃、ようやくペニスが引き抜かれた。
だが、ラティアスが安心する暇もなく、今度はアナルへとニドキングのペニスが挿入される。
調教し尽くされ、理性も感情もなく、ひたすら性欲だけを満たそうとする淫獣となったニドキングは、精液が出なくなるまでラティアスの体内へと射精を続け、射精できなくなっても、自らが気絶するまでラティアスを犯し続けた。
気絶したニドキングをボールに戻す頃には、ラティアスの腹は精液だけでパンパンに膨らみ、意識があるかも分からない常態で荒い息を繰り返していた。
ラティアスの顔を覗き込むと、もはや目の焦点が合っておらず、やはり意識があるのか微妙だ。
何とかして正気に戻さなくてはなと、男は思案顔を浮かべた。そして、直ぐに新しい責めが思いついたようで、一度部屋から出て行く。
程なくして戻ってくると、彼は小さな折を台車に乗せて引いていた。その折の中には、大量の虫ポケモンたちが入れられている。
もちろんそれらは、彼のいる組織によって育てられた、彼の命令に忠実に従うポケモンたちだ。
男が檻の蓋を外すと、虫ポケモンたちが一気に外へと出る。男は黙ってラティアスを指差した。
虫ポケモンたちはその命令に従って、一斉にラティアスへと飛び掛る。
小柄な虫ポケモンたちがラティアスに群がり、その身体を全て覆い尽くしてしまう。ラティアスが力なく腕を振るって、虫たちを追い払おうとするのだが、何の意味も成さない抵抗だった。
虫ポケモンたちはラティアスの身体へと喰らいつき、その血液を吸い上げていく。
自分の身体から何かが吸い取られていくのを感じながら、ラティアスの意識は朦朧としていく。
このまま意識が潰えれば、兄のところへ行けるのだろうか? そんな考えが彼女の頭によぎった。
それもいいかもしれない。そう感じたが、男はそれを許してくれなかった。彼の命令を受けると、虫たちが吸血を中断し、檻へと戻っていく。
後に残されたラティアスは、全身が噛み傷にまみれ、赤く腫れ上がっていた。多くの血を失った事もあって、ラティアスはふらふらと顔を振っている。
だが、次第に朦朧とする彼女の意識もはっきりとしだした。全身を包む気が狂いそうなほどの痒みが、意識を無理矢理覚醒させる。
『――ッ!! ~~~~~~ッ!!!』
もはやまともにテレパシーを飛ばすのもできないようで、言葉にもならない叫びが頭の中に響いた。
ラティアスの短い手では痒いところを掻くことも出来ず、ひたすら涙を流して耐える姿を、男は面白そうに眺めていた。
「おいおい、フラついて今にも気絶しそうだぞ。大丈夫か?」
心にも無い事を言うものだ。ラティアスは朦朧とする意識の中でそう思考した。
男のわざとらしい気遣いの言葉に、様々な憎しみが奮い立つのを感じる。だが、血を失いすぎた身体は、指一本動かす余力すら残っていなかった。
意識が消え入りそうになって、男がいつの間にか部屋からいなくなっているのにも気付かなかった。
しばらくして男が戻った時には、ラティアスはまた気絶していたが、その腹に蹴りを入れられると、スリットとアナルから精液を噴出しながら目を覚ます。
だが、それでもラティアスの意識が完全にもどることは無かった。頭まで血液が回らず、まともな思考すら出来なくなってきている。
だからか、男が無言で差し出してきた何かの肉を、何の疑問もなく口にしていた。
血の味が口内に広がる。一口でそれが何かの内臓だと分かった。失われた血を戻すために、一番必要な食物だ。
柔らかな臓物が口へと運ばれ続け、ラティアスは口元を血塗れにしながらそれを食べてゆく。
それを一通り続けたころ、ようやく彼女の頭も正常に回り始め、ほとんど暗闇に覆われていた視界も、鮮明になってくる。
目の前に差し出された肉を口に含み、咀嚼し、飲み込む。男が持っていた肉は尽きたようで、ラティアスの目の前で、次の肉を剥ぎ取っているところだった。
首無しの青いからだが男の前に置かれ、その腹には大きな切れ込みがあって、男は底に腕を突っ込んで、ナイフで臓器や肉を切り刻み、それをラティアスに差し出す。
ラティアスは差し出される肉を食べ続けながら、ぼんやりとその光景を眺めていた。
何処か見覚えの有る青い身体を眺める内に、兄の最期が頭の中でリフレインする。そして不意に頭の中に思い浮かんだ。
ああ、あれはお兄ちゃんのお肉だ。そう思いながら口の中にある肉を飲み込んだ。
飲み込みながら、彼女は目を見開き、驚愕の表情を浮かべていく。
「~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!」
声にならない叫びが室内に響いた。兄の、兄の肉を、内臓を食わされていた。今日受けたどんな仕打ちよりも酷い。
兄の死肉を口にしていた。そう思うだけで、ラティアスの瞳からとめどなく涙が溢れ、強烈な吐き気にも襲われる。
だが、それを察した男がラティアスの口を縄できつく結び、吐き出したくても王と出来ないようにしてしまう。
「上手かったろ? 兄さんのお肉はさ」
そう言いながら、男はラティアスの死体の腹を開いてみせる。虫が食い荒らしでもしたかのように中身がズタボロになっていた。
自分が食い荒らしたのだ。ラティアスは力なく首を横に振る。だが、現実はきえてくれなかった。
ラティアスは一言も声を上げる事無く、ただ床の上に突っ伏していた。
最愛の兄を食わせるというのは流石に刺激が強すぎたらしく、壊れてしまったのかどうかは知らないが、まともな反応は示さなくなっていた。
口からは涎を垂らしっぱなし、目は開いていても何処を見ているか分からない。腹を蹴りつけても、顔を殴りつけても悲鳴の一つも上げないのだ。
こりゃだめだ。男は諦めて、体罰でラティアスの意識を覚醒させるのを諦めた。代わりに、ポケットから取り出したリモコンのスイッチを押す。
すると、部屋の中央の床が開き、その底にピンク色の溶液が詰まったプールが用意されていた。溶液からは湯気が立ち上り、プールと言うよりも風呂のようだ。
首輪に繋がった鎖を外し、ボールのようにラティアスを蹴り飛ばしながら、そのプールへと運んでいく。
相変わらず外からの刺激には何の反応も示さず、男は詰まらなさそうに舌打ちをして、溶液のプールへとラティアスを蹴り落とした。
何かの花のような匂いを発する浴槽の中で、ラティアスの体についた血や体液が洗い落とされていく。そして、傷口から、口からその溶液の成分はラティアスの身体に入り込んで言った。
「あ……」
ラティアスの口が開き、切なげな声が漏れる。何故だか分からないが異様な昂ぶりが身体に満ちていくのを感じる。
しこたま精液を注ぎこまれた卵管が、物欲しそうに蠢き始め、なおも求めるように愛液を分泌した。
ラティアスは、その昂ぶりに飲まれそうになるのを感じたが、最早現実に絶望していた彼女にとって、それは寧ろ喜ばしい事だった。
無意識の内に、彼女は笑みを浮かべていた。媚薬の快感に全てを任せ、自我を捨て去る。
彼女の瞳からは完全に光が失われた。あのニドキングと同様に。彼女は性欲のみしか残らない、肉奴隷へと姿を変えていくのだった。
ラティアスを媚薬入りの風呂から引き上げると、身体が床と擦れる事にすら感じるようで、陸に上げられたコイキングのようにビクビクと跳ねていた。
その顔には壊れたように引き攣った笑顔が浮かんでいる。男はとても楽しそうにラティアスのそんな姿を皆がら、腰のモンスターボールをラティアスの周りへと投げた。
出てきたのは、ニドキングと同様に調教された雄のポケモンたちだ。ペニスを勃起させながらラティアスに群がっていく。
「きゅ……ぎゅぅ……ッ!!」
自分の身体へとのしかかる何匹ものポケモンの重みに、ラティアスが呻いた。
アナルと生殖器に同時にペニスが挿入されて、断続的に射精を繰り返しながら彼女を責めたてた。
ニドキングのときのように、彼女が痛みの悲鳴を上げる事は無い。突き上げのたびに白目をむき、穴と言う穴から液体を撒き散らしながら、快感の悲鳴を上げるばかりだった。
ラティアスの目の前には、赤く勃起したペニスが押し付けられる。彼女はなんの躊躇いもなくそのペニスを口に含み、吸い上げた。
直ぐに射精が始まって、口の中へと生臭い味が満ちていく。喉を鳴らしてそれを飲み干しながら、彼女は白目を剥いて絶頂に達した。
もはや彼女は快楽に堕ちて行くことに恐れなど感じず、与えられる刺激を貪り続けた。
兄の事も、ここで受けた辱めの苦しさも、快楽に堕ちていれば全てを忘れられる。
自ら腰を振ってポケモンたちのペニスを受け入れながら、ラティアスは喘ぎ続けた。周りのポケモンたち全員が果て、気絶するまで乱交は終わらない。
「ぎっ、きゅぅ……、ッ!!――ッ!!」
ラティアスは相変わらず涎を撒き散らし、首を振りながら悶えているが、彼女を犯すポケモンたちはいくらか興が冷めてきた様子を見せていた。
数匹のポケモンたちによって輪姦され続けたラティアスの、生殖器とアナルは、すでにこれ以上ないほどにガバガバにされて、締め付けなど完全に失っていたのだ。
それは、ラティアスの輪姦される姿を横で眺めている男から見ても、明らかだった。時折りラティアスの穴が痙攣しても、もう締め付けは全くなくなっている。
男は一旦ポケモンたちをラティアスから離すと、全身を精液に塗れさせた状態で、仰向けに横たわっているラティアスへと近づく。
開いたまま元に戻る様子を見せない割れ目に指を這わせると、ラティアスの身体がビクンと震えた。
男は構わずその中に指を突っ込み、両手でその穴を広げ、奥で二つに分かれる部分を外気に晒す。
卵管の方は中まで精液が溜まって、ガバガバになっているが、尿道の方はまだ使われている形跡はなかった。
「ぎゅっ、ぎゅあぁ…ッ!!……ッ」
男はそちらの方へ指を突っ込んで掻き回す。あらゆる刺激を受けつくしていたと思っていたラティアスも、これまで感じたことのない刺激に悲鳴を上げた。
男は直ぐにポケモンを一匹招き、そのペニスを掴んでラティアスの尿道へと導く。
元々大した容量も無いそこを、太いペニスが無理矢理拡張し、ペニスが挿入されていく。
再び締め付けを取り戻したラティアスに、ポケモンは嬉しそうにピストンを繰り返し、ラティアスは狭い尿道が容量異常に拡げられていく痛みに、声がかれるほどの悲鳴を上げた。
「――ッ!!――ッ、ッッ!!」
続いて男は、ラティアスの顔の方へと移動すると、ガムシャラに振られる首を掴んで、顔を固定し、ラティアスの右目へと指を突っ込んだ。
「ぎゅっ、きゅぅ~~~ッッッ!!!」
快楽など微塵も感じない痛みだけの行為に、ラティアスが悲鳴を上げるが、気にせず眼球と眼孔の隙間に指を入れてかき回した。
少しすると余裕が出てきたとので、男は今いるポケモンたちの中で一番ペニスの小さい一匹を招き、そのペニスをラティアスの右の眼孔へと挿入させた。
ラティアスが、醜い悲鳴を上げ、ペニスを突き入れられる眼孔から血の涙を流す。やがてその眼孔へと精液が注がれると、血と混ざったピンク色の精液が涙のように零れた。
さて、あと使っていない穴はと、男はラティアスの身体を舐めるように眺める。彼の視線が行き着いた先は、また顔にあった。
ラティアスの小さな鼻先に手を伸ばすと、これまた小さな鼻の穴を指で撫でる。流石にここは無理そうだ。指すらも入る気配が無い。
ここで完全に失明させてしまうのもつまらないから、もう片方の目を使う気にもなれないしと、男は悩みながらも、再度ポケモンたちをラティアスに群がらせた。
陵辱は終わる気配を見せず、続いていく
彼女に群がるポケモン全てが満足した後のラティアスの姿は、惨憺たるモノだった。
穴と言う穴から精液を溢れさせ、無理やり飲まされ続けたせいで体中が膨らんでいた。
途中、暴行を加えると穴が締まる事を覚えられてからは、体中を殴られ痣だらけの姿である。
捕まえられたばかりのときの、可愛らしい姿は何処にもなく、今では醜いオナホールと言う有様だ。
しかし、このままではもう、本格的にダメそうだ。鞭は充分に与えたし、そろそろ飴の一つぐらいも恵んでやら無くては。
男は、倒れるまでラティアスを犯して疲れきったポケモンたちに、ラティオスの死体を処理させると、代わりのラティオスを手配した。
彼女の実の兄は、骨の一本までもポケモンたちの腹に消え、代わりのラティオスの入ったボールが、部屋に備え付けられたパソコンへと転送されてくる。
男はそれをラティアスの側へと投げる。小奇麗な身体のラティオスがボールの中から現われた。
「きゅ……?」
その姿を見たラティアスが、不思議そうに首を傾げる。視力は随分と低下していたが、ラティオスの姿を確認する事ぐらいは出来たようだ。
別個体だと思いつくほどの思考力は残されていないようで、死んだはずなのに、食べさせられたはずなのにと、不思議そうにしている。
血の滴る顔へと、ラティオスがそっと顔を近づけて、ペロペロと舐め始めた。くすぐったいような、優しくて心地良い感触に、ラティアスは涙を流す。
ここへ連れてこられて、初めて感じた優しさに、涙が次から次に溢れてくる。
ラティオスは彼女の身体をペロペロと舐め続け、やがてラティアスの下腹部の割れ目へと行き当たる。
精液を溢れさせるそこを舐め取り、鼻先で優しく拡げ、やがては覆いかぶさる。
されている事は今までと変わらないが、身体を重ねるだけではない、肉親との心の通じ合いを感じ、ラティアスは心からの嬉し涙を流していた。
ラティアスに覆いかぶさり、腫れ上がった顔を抱きしめながら、ラティオスは彼女の気付かれぬように、舌打ちした。
こんなみすぼらしいラティアス相手に、何でこんな事をしなければならないんだ。
それでも、無理矢理立たせたペニスをガバガバのスリットへとあてがい、嫌々ながらにピストンを開始する。
ラティオスの視線は、白衣の男へと向き、何かを伝えたいかのように瞬きする。男は黙って頷いた。
後でちゃんとご褒美を与えてやると、男が言っているのだ。精液に塗れた醜いラティアスとやるなんて、綺麗好きな彼からしたら拷問のような行為をする見返りだ。
「きゅぅん……、きゅぅん……!」
ラティアスが嬉しそうに鳴いてラティオスのピストンを受けている。これまで感じたことのない、言いようも無い快感を伴った好意だった。
精液塗れの口を僅かに開き、兄の口と重ね合わせようと、首を伸ばした。
ラティオスの顔に露骨な嫌悪の表情が浮かぶが、ラティアスの気付かぬ内に、その首を抱きしめて誤魔化す。
こんな奴とキスだなんて、死んでも嫌だ。ピストンを激しくしながら、ラティアスの頭からキスのことを追い出そうとする。
やがて小さく鳴きながらラティアスが達し、ラティアスもゆるゆるの卵管の中へ精液を吐き出した。
気持ち良さそうに目を瞑るラティアスを、鼻で笑うと、ラティオスはその場を離れ、男の元へと行く。頭を撫でてもらいながら、気持ち良さそうに鳴いた。
ラティオスが去った後、ラティアスは床の上に放置されていた。体中が痛み、あの優しい快感が忘れられない。
優しい兄は何処へ行ってしまったのだろうか。自分を助けてくれるのではないのだろうか。彼女のぼやけた頭はそればかりを考えていた。
だが、いくら待っても助けは来ない。すでにテレパシー能力さえも失っていた彼女は、不安そうに鳴いて、周囲をキョロキョロと見るばかりだった。
それをただ眺めていた白衣の男が、やがて立ち上がる。ラティアスの目の前まで歩いて行った。
「兄貴にまた逢いたいか?」
ラティアスは無言で頷く。それなら、と男は条件を出した。羞恥心などと言う高等な感情など、随分と前になくしてしまったラティアスは、喜んでそれを実行する。
自ら進んで精液を垂れ流す割れ目を男へと向け、その割れ目へと首を伸ばし、鼻先で底を刺激する。
「くっ…、きゅっ……」
尖った鼻先を割れ目に突っ込んでクチュクチュと音を立て、盛り上がった割れ目の肉を噛んで、激しい刺激を自らに与える。
乱暴に、道具同然に扱われたそこは、そう簡単な刺激では満足できなくなり始めていた。
血が出るほど強く噛み締め、痛みとも快感ともつかぬ感覚に喘ぎを上げる姿を、男へと見せつける。
そして、割れ目から精液を噴出しながら、ついに彼女は絶頂に達する。
「――ッ!!」
有る意味調教は完了したなと、男はやる気なさそうにラティアスを見ていた。もう羞恥心も恥じらいもなく、一晩で割れ目は使い古しだ。売れるだろうかこんなのが。
男はラティアスから離れると、気の無い声で彼女へと言った。
「兄さんは淫乱な奴は嫌いだって。お前の顔も見たくないってさ。
今頃専属のトリマーさんにグルーミングしてもらってるとこだろうし、
オマエみたいな便所ポケモンが邪魔すんなよ」
そう投げかけられた時のラティアスの顔は中々見ものだったが、彼女は直ぐに床に突っ伏して嗚咽を上げ始めた。
そんな薄汚い姿で泣かれても、一片の同情心も湧かないのに、バカなものだ。
いつまでも嗚咽を続けるラティアスを、男は鬱陶しそうに見つめていた。
そろそろ泣き止ませなくては耳障りだが、どうやったら泣き止むだろうか。少し思案した後、彼は思いついたようにポケットからリモコンを取り出し、スイッチを押した。
床が割れて、その下に白濁色の液体で満ちた浴槽が表れる。以前、媚薬の混ざった風呂でラティアスの心を砕いた時と同じギミックだ。
精液の発する生臭い匂いが部屋の中に充満していくが、鼻の穴にまで精液の詰まったラティアスは、その臭気に反応する事もなかった。
男はラティアスのぐったりした身体を蹴飛ばしながら、部屋の中央の精液風呂へと運んでいく。
その度に口から精液を吐き出しながら、やがてラティアスは精液風呂の中に落ちて言った。
最初こそ暴れていたが、身体に纏わりつく精液に体力を削られ、やがて動かなくなっていく。
精液風呂の中で仰向けに浮かび、やがてそこから出る事さえも諦めていた。
寧ろそこは、彼女にとって居心地が良かった。精液など今さら嫌悪の対象ではなく、身体を包む温かさは心地いい。
冷たい床の上で身体を丸めているよりは、柔らかい感触に身体を包まれている方が安らげた。
彼女はゆっくりと目を瞑り、意識を手放した
男はラティアスを精液風呂から引き上げると、彼女を床の上に放置して、何かの機械を用意した。
機械に繋がれたホースを精液風呂の中に落とし、そして機械から伸びる3本のチューブを、ラティアスの口、スリット、アナルへと入れて固定した。
自分の身体が何かをされているのに気付き、流石にラティアスも目を覚ましたが、もうピクリとも動く力は残されていなかった。
チューブを差し込んだ状態で、隙間なくそれぞれの穴を固定すると、男は機械のスイッチを入れる。
モーターの駆動音を発しながら、ポンプが溜まった精液を吸い上げ、ラティアスの口、スリット、肛門へと注ぎ込んで行った。
「んんぐんん゛ん゛ん゛!!!」
ラティアスの塞がれた口から、悲痛な叫び声が漏れる。容赦なく口の中へと注がれる精液を飲み込みながら、下半身の二つの穴へも注ぎ込まれる。
男が見ている前で、ラティアスの腹はみるみる内に膨らんでゆき、許容量を超えた精液が彼女の体内を満たして行った。
呻くような叫びを発し続けるが、抵抗は何の意味も成さず、子宮も直腸も胃袋も、破裂しそうなほどの量の精液を溜められ、限界まで張り詰めている。
これ以上は本当に死んでしまう! ラティアスが恐怖から涙を流すが、男は作業を中断してはくれなかった。
頭の中で何度も何度も兄を呼ぶが、助けてくれはしない。走馬灯のように兄との思い出がラティアスの頭の中を巡った。
膨れ上がった腹が震え、本当の限界も近づいてくる。男はそこでようやく機械のスイッチを止めた。
限界まで精液を流し込まれ、意識を失う事も出来ず、体中の痛みに耐えるしかない。
ラティアスはいつの間にか、自らの死を願うようになっていた。
このまま殺してくれれば楽なのに。ラティアスがそう思ったとしても、男はギリギリの許容範囲で機械を止めてしまう。
そして下卑た笑みを浮かべながら、パソコンに転送されてきた二つのモンスターボールをラティアスへと投げる。
モンスターボールから出てきたのは、2体のリングマだった。相変わらず、性欲の塊として調教されたポケモンたちと同じ、血走った赤い目を持っている。
彼らはペニスを勃起させながらラティアスへと飛び掛かり、爪を使って尻とスリットへ繋がれたチューブを切り裂いた。
「ぐぶぅん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!!!」
溜められた精液が溢れ出す暇もなく、太いペニスが彼女の二つの穴へと捻じ込まれた。
苦しみしか産まないピストンが繰り返され、ラティアスは白目を剥きながら醜い悲鳴を上げ続けた。
男はそれを見ながら、ああ、やっぱり苦しんでいる姿の方が見ものだなと、面白そうに頷いていた。
精液で満たされた卵管と直腸の中を太いペニスが掻き回し、その度に精液が溢れ出ている。
ラティアスは死ぬ事も出来ずに、ひたすら途方も無い苦しみを受け続け、それでも苦しみにさえ慣れてしまった身体は、発狂すら許してくれない。
リングマのピストンが激しくなり、絶頂が近い事を伝えたが、そこから精液が吐き出されると、同量の精液が結合部から溢れ、彼女の体内に溜まった精液は減りもしなければ増えもしない。
ラティアスはひたすらこの苦しみが終わる事だけを願って、リングマの精液を受け止め続けた。
リングマたちも満足して彼女の身体から離れると、後に残されたラティアスは、スリットとアナルからどぼどぼ精液をこぼしながら気を失った。
男は今度こそしばらくは意識を取り戻しそうに無いラティアスを、食い残された彼女の兄の肉片と共に、別の部屋へと運んで行った。
次にラティアスが目を覚ましたとき、彼女の身体は作り変えられていた。股間のスリットの丈夫には、食べ残された兄のペニスと、体内には精巣を埋め込まれ、神経も繋がれて、メスとしての機能を有しながら、雄の快感をも感じる事が出来る身体になっていたのだ。
「死んだ兄さんの身体の一部が、妹の手術に使われるなんて、よくある美談だよな」
男はそう言いながら笑っているが、そんな話とはまるで違う。これはひたすら陰鬱な悲劇でしかなかった。
男に後ろからペニスを掴まれ、それを上下に扱かれながら、ラティアスは泣きじゃくるばかりだった。
それでもペニスは反応を示し、固さを増していく。カウパーを先端から滲ませ、感じたことのない快感にラティアスは喘ぎ始める。
それと同じくして、しばらくの間電源の消えていたモニターに、再度スイッチが入れられる。
画面の中では、彼女の兄がペニスを弄られ、射精しようとしているところだった。
モニターの中の兄とシンクロするように、彼女は喘ぎ声をあげて、昂ぶっていく。
その中に確かに兄の姿があり、そこで扱かれているのと同じペニスが、今は彼女の股間に設置されているのだ。
モニターの中の兄が大きな喘ぎ声をあげ、彼女はそれと同じように嬌声を発する。そして、兄が放出したのにも負けない量の精液を、自らの腹の上にぶちまけた。
「きゃぅううんんっ!!!」
初めて味わう雄の快楽に、彼女は息も絶え絶えの様子で、ぼんやりと口を開けていた。
その様子を眺めながら、男はさも楽しそうにしながら、一つのモンスターボールを取り出し彼女の側に投げた。
ラティオスの首を引き千切ったのと同じカイリキーが、ラティアスの側に現われた。
モニターの中でも、今まさにラティオスの首を掴んでいるところだ。それと同じに、ラティアスの首を四本の腕で掴み、真逆の方向へ引っ張り出す。
「~~~~~~ッ、――ッ!!」
以外にも呻き声などは出なかった。首が絞められ息すら出来ないようで、口をパクパクと動かして暴れるだけである。
ラティアスの首がミチミチと音を立てながら崩壊を始める。兄の首よりもいくらか脆いようで、モニターの中で暴れる兄よりも簡単に、その首が引き千切れた。
――ぐちゃっ
生々しい音を立てながら、一気に彼女の首が飛んだ。引き千切られた首は、首の骨といくらかの神経を身体から引っ張り出し、身体からは鮮血が噴水のように降りかかる。
ラティアスは、意識が完全に失われる間際、千切れた首から鮮血を噴出す自分の身体を見、そして絶命した。
死ぬ寸前には、兄の事などちらとも頭を掠めず、ひたすら恐怖にのみ頭を支配され、兄と同様に情けなく失禁していた。
カイリキーは手に取ったラティアスの首を、白衣を着込んだ主へと差し出す。男は受け取ったそれを地面に投げ捨てると、踏み潰した。
弱った頭蓋が砕けて脳漿が溢れ出す。さて、調教中のポケモンを連れてきて後始末をしなければ。
制限時間以内に完食しなければ、麻酔無しの去勢などしてみようか。色々と思いをめぐらせながら、男はカイリキーと共に部屋を後にした。
最終更新:2011年06月25日 00:55