国の標語:力と正義 |
基本情報 |
主な言語 |
古典ツォルマ語(公用語) |
首都 |
帝都ルナスート |
最大の都市 |
同上 |
政府 |
星間幕僚統治府 |
国家元首の称号 |
皇帝 |
国家元首の名前 |
ネルセトール・コルツェイア=ローゼへルナス |
行政長官の称号 |
統治府宰相 |
行政長官の名前 |
ルスタス・ゴールバド |
建国 |
宇宙新暦1275年 |
滅亡 |
宇宙新暦1957年 |
主な宗教 |
なし(禁止) |
通貨 |
ダムラリニ・メッレ |
総人口 |
約150億人 |
ダムラリニ帝国は、かつてイドゥニア星域に存在した宙域大国。
星間機構亡き後の解脱政策を掲げ、国内外における全知的存在のシステム統合を究極目的とした。国内の統治体制は概ね星間機構の制度を取り入れているが、当初の指導者である
キューズトレーターを失敗作と断定。旧選別内閣からなる寡頭制を経て更なる国家体制の改革を実行し、人の手による管理制度を整えた。外交面においては、目下の敵である
フォフトレネヒト皇国を睨みつつ、星間艦隊の増強を進めていた。新時代における新たな列強として、近隣セクターの再統合を目論んでいたが、
ユミル・イドゥアム連合帝国との戦いで敗北し、解体される結末となった。
国名
ダムラリニの国名について、
古典ツォルマ語による命名規則の採用が有力視されるものの、ロフィルナ語やレネヒト語の影響も指摘されて久しく、当時のローゼヘルナスによる造語の可能性が濃厚となった。建国以前の時代。
星間文明統一機構の崩壊に伴って捨て置かれた多くの解放奴隷が生存のための紛争を繰り返しており、これを強力に平定し、纏め上げたのが
ローゼヘルナス率いるツォルマリア本国の移民船団とされる。彼は不俱戴天の敵と見なす
ソルキア連合艦隊の襲来時(第三次存続戦争末期)にツォルマリアの地を離れ、複数の護衛部隊とともにイドゥニア宙域方面(セクター・イドゥニア)へと逃れた。視界が深紅に染まるほどの憎悪を抱えながら新帝国の建設へと至るわけだが、いずれにせよ、この国名に、どのような意図を含めているのかについては推測の域を出ない。戦後、ダムラリニの地を併呑した連合帝国の
イドラム一世が徹底的な浄化作戦を実行し、多くの資料が失われてしまったことに激しく憤る学者も少なからず存在するという。
クランナム・ステル建設の立役者にして、
文明共立機構の議長を務める
メレザ・レクネールも、その一人とされる。
歴史
ツォルマリア人類主導の多民族国家とされるが、建国当初の段階においては解脱政策に対して否定的であり、ヘズレル共和国との平和裏の統合が進むはずであった。しかしながら、宇宙新暦1300年以降、突如として方針転換を図ったローゼへルナスの裏切りから独自の解脱政策を掲げるようになり、人の手による極端な管理体制へと変貌を遂げた経緯がある。これの原因については諸説あるが、後に亡命した側近らの証言によると、
ゴールバドが統治府宰相に就任した直後にローゼヘルナスの暴走が始まり、一連の虐殺を引き起こした可能性が濃厚とされる。同1957年。
一連の解体戦争においてダムラリニ宙軍の敗色が濃厚になると、ゴールバドは行方をくらまし、以後、歴史の表舞台から姿を消した。
指導者ローゼヘルナスが掲げた楽園世界構想は遠い未来、
遥か遠方の宇宙域において実現したが、その内容の良し悪しについては同じ解脱主義者の中でも議論が分かれるところである。
統治領域の変遷
宇宙新暦1275年。イドゥセクメ星系における建国当初の運動を起点に各方面へと進出。同1350年にヴァルヌク星系を制圧し、同第1惑星ヘズレルの半分を支配下に収めた。続いて同1456年。アーディティムシ星系を巡る
フォフトレネヒト皇国との紛争が激化すると、一旦は交渉のテーブルにつき、メティア星系連合の主権を認めた歴史がある。しかし、実質的には駐留ダムラリニ艦隊の影響力が強く、宙域政学上の大きな禍根を残した。同1615年における
ユミル・イドゥアム連合帝国の侵攻を受けてアーディティムシ星系からの撤収を強いられたが、同1635年にタウセド星系(現ウシャバルド領域)を、同1650年にノニバル星系を制圧し、チャルチルフ星系をも脅かした。しかし、キクロハヌマ星系における帝国軍(大部分がレシェドルティからの供出)の戦力を甘く見積もった結果、イドゥニア方面への防備が疎かとなり、同1700年代における一連の戦いの中で徐々に劣勢へと追いやられていった。その間、一進一退の攻防戦を繰り広げ、夥しい数の犠牲者を出したが、同1869年における歴史的大敗をもってイドゥセクメ以外の全ての支配星系を失ったとされる。そして、同1957年に全ての終焉を迎えた。
テクノロジー
ツォルマリア系列の宇宙戦力を含むだけあって、当初の開拓時代においては
星間機構由来の高度なロマクト・ゲートシステムを維持。時空間のパラレル跳躍を可能とする初期バブルワープ航法も併用しつつ、すべての再征服を成し遂げる計画が存在した。しかし、かつての
星間機構全盛期において
キューズトレーターをシステムの中枢に込みこんでいたローゼへルナスの計画が仇となり、宇宙新暦1275年の建国をもって凍結の憂き目を見たのである。当のローゼヘルナスとしては、そのような危機を予め想定し、キューズ本体の奪取を目的とするツォルマリア本国への奇襲計画を急がせた。しかし、それ以上に新天地の平定に苦戦した結果、ソルキア技研によるキューズトレーターの初期化を止めることが出来ず、世代航行レベルの水準に逆行することとなった。
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最終更新:2024年10月25日 20:52