実装寺真紅（じっそうじ・まべに）
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通称ルビイ。東京都三多摩地区に居住する中学一年生。本編のヒロイン。
異世界ノルゴリズムに存在するという伝説の「暗黒のオーブ」を景気よくカチ割るため、ビャーネ神によりノルゴリズムに召喚された。
また、暗黒のオーブには、彼女の父親の再婚相手即ち義理の母の魂が閉じ込められている。
力と技とスピードは申し分ない武闘派であるが、感情の起伏が激しく涙もろいところがある。
ガフンダル（玉虫色のガフンダル）
玉虫色のビジネスコードにくたびれた革靴。手には蝙蝠傘と、風采は冴えないが、ノルゴリズムで一、二を争う力を持った大魔道師（本人申告）。大いなるビャーネ神の意志により真紅と行動を共にする。
実装寺健一郎（じっそうじ・けんいちろう）
真紅の父親。システムエンジニアで、友人とともにシリコンバレーでベンチャー企業を起こすが、その友人に裏切られ、失意のどん底の中、過労で倒れる。プログラミング言語Rubyの崇拝者で、そこから自分の娘の名前を取った。
ルビー→真紅（しんく）→まべに。
また、彼女の誕生石がルビーとなるよう、エクセルでシミュレーションして種を仕込んだのではという疑惑の持ち主である。
彼の妻、即ち真紅の実の母親は、数年前に病気で夭折。現在入院中だが、真紅のVAIOに送り込んだウィルスプログラムの力で、長七郎の意識を乗っ取りノルゴリズムに出現する。
実装寺洋子（じっそうじ・ようこ）
実装寺健一郎の再婚相手。真紅との関係に悩み、ついにその魂を暗黒のオーブに取り込まれ、現在意識不明。
長谷川圭介（はせがわ・けいすけ）
真紅のクラスメイト。長身でスポーツマンタイプなのだが、なぜかプログラミングオタク。
松平長七郎
真紅が所有するノートパソコン、ソニーVAIO TYPE-Tに宿った魂。本当は、ただの『長七郎』なのだが、ドサクサ紛れにガフンダルから『松平』の姓を付け加えられた。
真紅の冒険をサーガとして記録する、吟遊パソコンとしての役割を与えられている。
キャプテン・ハック（七つの海の王）
ジョニー・デップ似の色男。世界に五隻と存在しない、蒸気機関の船を操る海の傭兵。ガフンダルとは旧知の仲。但し既に38歳のオヤジである。
ゲルダ（氷の魔女ゲルダ）
ガフンダルの妻。しかし現在は別居中。将来を嘱望された優秀な魔女であったが、暗黒の力と盟約を交わし、現在は南極近くの孤島イーレンに幽閉状態となっている。
燃え盛る炎でも、溶岩流でも一瞬で凍らせる魔力を秘めた氷の水晶を持っている。
キャプテン・クラック
海賊の首領。二メートルを超える大男で、自分の身長ほどもある巨大なトールハンマーを武器とする。必ず最後に笑わなければ話が出来ないタイプ。
パイソン
キャプテン・クラックの次男。キャプテン・クラックの息子は三人いるが、次男坊の彼が、力も技も知恵も胆力も、父親を遥かに凌駕すると言われ、跡目を継ぐのは確実とされている。真紅と出会い、一目惚れしてしまったため、冒険の仲間に加わる。
チョントゥー
ノルゴリズム随一の名医。辺境の地を廻って、後進の指導に当たっている。
マリーデルで何者かに襲撃され、瀕死の重傷を負ったパイソンを助ける。
ヒマワリ
チョントゥーの下で働く看護師。
真紅より年上の15歳であるが、幼い外見すると、とてもそんな年齢にはみえない。
勇者真紅のファン第一号である。
ファー・ポインタ、ニアー・ポインタ
悪名高い殺し屋兄弟。何者かにパイソン暗殺を命じられ、平和なマリーデルの港町にやってくる。
ナンナ
キャプテン・クラックの妻。
後妻であり、クラックの長男、次男すなわち、パールとパイソンにとっては継母になる。
キャプテン・クラックと自分との間に生まれたセド・オークを跡取りにしようと、パイソンの命を殺し屋に狙わせる、希代の悪女。
エヌシー
ガフンダルの飲み友達。流しの歌い手。
若い頃は諸国を転々としていたが、現在はマリーデルに腰を落ち着けている。
高血圧で倒れ、チョントゥーの診療所で療養中。
ナデシコ
マリーデルに住む女の子。
大事なペット、デラスカバリスカ穴ネズミのカピチューを露店商に巻き上げられていたところを真紅に救われる。
ビッグ・ジョン
マリーデル在住の商人。真紅たちに馬車を提供する。
リトル・ジョン
アリャネーに住む商人。ビッグ・ジョンの長男。
タイニー・ジョン
ビッグ・ジョンの次男。
パスカル
隊商のリーダー。
山岳都市バクーハンから、ゲドナンまで、真紅たちと行動を共にする。目下娘達のことで悩みを抱えている。
エイダ
パスカルの妻
リスプ
パスカル3姉妹の長女
プロログ
パスカル3姉妹の次女
スキーム
パスカル3姉妹の三女
アパッチ
盗賊集団、コモン・ゲートウェイ一家の前首領。伝説の義侠人。
部下であったトムキャットにその座を追われ、現在生死不明。
トムキャット
コモン・ゲートウェイ一家の新首領。
恐怖によって一味を支配する危険な人物。
タービン
ゲドナンの地回りヤクザの親分。
アパッチの依頼により、竜の都の皇子と皇女をかくまっている。
ジャカルタ
タービンの子分。
ゲドナン一のマンモスキャバレー『ゲドナンスキャンダル』の支配人を任されている。
一本の乱れもない、ビシッと撫でつけられたヘアスタイルがトレードマーク。
ティーケー
竜騎族の皇子。ドラストロ将軍のクーデーターで大混乱に陥った浮遊都市ドラゴナールより妹のティクルと共に逃亡。ゲドナンの地回りヤクザ、タービンの元に匿われている。
ティクル
竜騎族の皇女。ティーケーの妹。
ビャーネ神
ノルゴリズムに君臨する神々の中の一人。
進歩的な考え方を持つ神で、光のオーブと暗黒のオーブをカチ割らせるために、真紅をノルゴリズムに招聘する。
ルートッシ・モデンナ（大賢者ルートッシ）
火の山に住まう伝説の大魔道師にして大賢者。魔道連合の階梯をはるかに超えた知恵と知識を持つ（ようだ）。
ウンディーネ
デラスカバリスカ山脈地下大洞窟『超難関クイズコース』の水の部屋を守る妖精。どんな荒くれ者でも童心に返してしまう人柄（ではなく妖精柄）の持ち主。
サラマンドラ
デラスカバリスカ山脈地下大洞窟『超難関クイズコース』の火の部屋を守る妖精。大変な恐妻家である。
ノームナイト
デラスカバリスカ山脈地下大洞窟『超難関クイズコース』の大地の部屋を守る妖精。騎士とは名ばかりの卑劣な下郎である。パイソンによって、暗黒の地底大河へ蹴り落とされた。
チベタアイン（氷の魔王）
魔女ゲルダが、さらなる力を得るために盟約を結んだ魔王。ゴメラドワルの眷属。
ダークナイト
アリャネーの町で、リトル・ジョンの体を乗っ取って真紅を襲う、ゴメラドワルの手下。
『ダークナイトの最後っ屁』、『分身の術』などの特技を持っているが、ちょっと頭が悪い。
ダークマージ
コモン・ゲートウェイ一家の副首領トムキャットに憑依し、真紅たちを待ち受けるゴメラドワルの手下。
ゴメラドワル
本名『暗黒のオーブの法定代理人たる、姿も形も名前もない悪の意識集合体』
長ったらしくて舌を噛みそうなので、便宜上『ゴメラドワル』というポインタ変数名が割り当てられている。
こやつの打倒が真紅の冒険の最終目標となっている。
決して、黒ずんだ妖怪一反もめんではないので、注意が必要だ。
最終更新：2009年03月15日 19:22
