それいけ!お天気娘ズ
エピソード:新たなる装備
「……はぁ、ちったあ手応えのあるガキが見つかったっていうから遊びに来たのにこんなもんなのね。」
そう悪態をつきながらコツコツとヒールの音を立ててバブル時代を思わせるような服装の女が言った。
そう悪態をつきながらコツコツとヒールの音を立ててバブル時代を思わせるような服装の女が言った。
「ぐぎぎ…力、使いすぎちゃったかな…?」
旭は悔しそうに零す。
旭は悔しそうに零す。
「見たとこアンタが一番パワーがあるみたいね。だがそれに見合うガッツが足りないわね。少しはこの渇望のアンジュ様を見習うことね?」
偉そうなことを言いつつも旭を足で小突いている。
偉そうなことを言いつつも旭を足で小突いている。
「やめろぉ!!」
「ライジングちゃんに何すんのっ!」
セツカと五月も死力を振り絞って旭のために立ち向かった。
「ライジングちゃんに何すんのっ!」
セツカと五月も死力を振り絞って旭のために立ち向かった。
「いいわねぇ、女の子同士の友情って。その友情を壊すことの次くらいには。」
2人の攻撃を軽く受け止めそのままの勢いで放り投げた。
2人の攻撃を軽く受け止めそのままの勢いで放り投げた。
「アンタたちの女児符号、もったいないからアタシたちマーベラスマッドネスがいただいちゃうわね。」
「女児符号をいただく…?そんなことができるんですの?」
嵐華が疑問を投げかける。
「女児符号をいただく…?そんなことができるんですの?」
嵐華が疑問を投げかける。
「あぁ…それはね…」
「っ!!何かが近づいてくるよ!!」
アンジュの答えを遮るように兎羽が叫んだ。
視線の先には猛スピードで突っ込んでくる一台の車だ。
「っ!!何かが近づいてくるよ!!」
アンジュの答えを遮るように兎羽が叫んだ。
視線の先には猛スピードで突っ込んでくる一台の車だ。
「俺の娘に何してくれとんじゃ!!!!」
「……お父さん!!?」
「……お父さん!!?」
そう、研究所帰りの旭の父、暁星明斗である。
「キミが明斗ちゃんの娘さんだね!?これをいますぐ使ってくれたまえ!」
同乗していた理花が咄嗟にベルトを投げた。
「キミが明斗ちゃんの娘さんだね!?これをいますぐ使ってくれたまえ!」
同乗していた理花が咄嗟にベルトを投げた。
「まずはそれを着けて女児符号を使ってみるといい、あとはキミなら分かるはずだ!」
「ふん、そのガキなら今は燃料切れ。何の役にもたたな……!?」
何やら分からぬベルトをつけたところでと高を括っていたがアンジュの目論見ははずれた。
「ふん、そのガキなら今は燃料切れ。何の役にもたたな……!?」
何やら分からぬベルトをつけたところでと高を括っていたがアンジュの目論見ははずれた。
「お父さんの前で!かっこいいところを見せたいっっ!!」
ベルトを装着した旭は女児符号『暁天』を発動させた。するとその力を検知したのかベルトも輝き出した。
『女児符号を検知しました。』
「うおっ!?ベルトが喋った!?」
『私は永栄理花によって開発された女児符号を元にその符号保持者に適した装備を生み出すデバイスです。』
「ってことは何かいいもん出てくんの!」
『マスター認証……マスター名「暁星旭」を認証。これよりマスターにふさわしい武具を精製いたします。』
ベルトから更なる光が溢れ出てそれが腕にガントレット、脚にはブーツとして形作られていった。
黄金に若干オレンジかかったその装備には旭のトレードマークである太陽のシンボルも刻まれている。
『武装名「アウローラ」準備完了です。』
「なんだかすごい力が漲る、これなら負けないっ!!」
負けかけていたアサヒの闘志が再び燃え上がる。
「ふんっ、たかがブリキを身に纏った程度で何が変わるもんかっ!」
変わらずアンジュも攻めるがそのスピード、パワーは先ほどのものとは計り知れないものとなった。
「一気に決めるっ!暁天烈弾・極光-ライジングブラスト・アウローラ-!!」
「ぐっ…このままでは数で不利な上ゴリ押しで負ける…ここは一旦退却だよ!」
旭の攻撃が当たる直前でアンジュは大量のお札を目眩しにしてこの場から消え去った。
ベルトを装着した旭は女児符号『暁天』を発動させた。するとその力を検知したのかベルトも輝き出した。
『女児符号を検知しました。』
「うおっ!?ベルトが喋った!?」
『私は永栄理花によって開発された女児符号を元にその符号保持者に適した装備を生み出すデバイスです。』
「ってことは何かいいもん出てくんの!」
『マスター認証……マスター名「暁星旭」を認証。これよりマスターにふさわしい武具を精製いたします。』
ベルトから更なる光が溢れ出てそれが腕にガントレット、脚にはブーツとして形作られていった。
黄金に若干オレンジかかったその装備には旭のトレードマークである太陽のシンボルも刻まれている。
『武装名「アウローラ」準備完了です。』
「なんだかすごい力が漲る、これなら負けないっ!!」
負けかけていたアサヒの闘志が再び燃え上がる。
「ふんっ、たかがブリキを身に纏った程度で何が変わるもんかっ!」
変わらずアンジュも攻めるがそのスピード、パワーは先ほどのものとは計り知れないものとなった。
「一気に決めるっ!暁天烈弾・極光-ライジングブラスト・アウローラ-!!」
「ぐっ…このままでは数で不利な上ゴリ押しで負ける…ここは一旦退却だよ!」
旭の攻撃が当たる直前でアンジュは大量のお札を目眩しにしてこの場から消え去った。
「渇望のアンジュ…あんなへなちょこマーベラスマッドネスにあんな強いのがいるなんて」
「まあライジングちゃんとこのベルトがあればなんとかなるか、がはは!」
「まあライジングちゃんとこのベルトがあればなんとかなるか、がはは!」
「それはライジングちゃんだけの力ではありませんわ!」
「そーだよ、ライジングちゃん私たちもいるでしょうが!!」
「ま、旭がぜーんぶ相手してくれるんならワタシも楽できるけどな!」
「それなら楽々だー、わはは。」
お天気娘ズたちは怒りつつも呆れつつも旭に対してツッコミをいれている。
「そーだよ、ライジングちゃん私たちもいるでしょうが!!」
「ま、旭がぜーんぶ相手してくれるんならワタシも楽できるけどな!」
「それなら楽々だー、わはは。」
お天気娘ズたちは怒りつつも呆れつつも旭に対してツッコミをいれている。
「がははは…ぐぇ!!?か、身体がしんどひ…」
「旭ちゃん、これはキミの女児符号をより酷使するものだからそりゃ身体もいつもの3倍くらい疲れちゃうんじゃないかな?」
「いでででで、そういうことは早く言って…ってか助けてもらったけどあなただあれ…?ギャフン」
大きな力には大きなダメージが伴うそう思いながら旭はその場で倒れこみ眠りについたのであった。
「旭ちゃん、これはキミの女児符号をより酷使するものだからそりゃ身体もいつもの3倍くらい疲れちゃうんじゃないかな?」
「いでででで、そういうことは早く言って…ってか助けてもらったけどあなただあれ…?ギャフン」
大きな力には大きなダメージが伴うそう思いながら旭はその場で倒れこみ眠りについたのであった。
…………
………
……
………
……
「あのガキ土壇場になって強くなりやがって…あそこでお金をロスするなんてキーッ!!もったいないことしたわ!!」
アンジュは裏路地を歩きながらキレ散らかしていた。
「まったく、あなたはその傲慢な性格を治さないとまた同じ過ちをしますよ?憐れ憐れ。」
「っるさいわね、マリア。アンタは黙って見ててなさい。」
「はいはい、直接的な戦闘はあなたにお任せしますわ?私は私の好みのやり方であのお天気娘ズたちを絡め取って差し上げますもの…。」
新たなるマーベラスマッドネスの幹部マリアも虎視眈々と狙っている。果たして彼らの目的とはいったい…戦えお天気娘ズ、負けるなお天気娘ズ!
アンジュは裏路地を歩きながらキレ散らかしていた。
「まったく、あなたはその傲慢な性格を治さないとまた同じ過ちをしますよ?憐れ憐れ。」
「っるさいわね、マリア。アンタは黙って見ててなさい。」
「はいはい、直接的な戦闘はあなたにお任せしますわ?私は私の好みのやり方であのお天気娘ズたちを絡め取って差し上げますもの…。」
新たなるマーベラスマッドネスの幹部マリアも虎視眈々と狙っている。果たして彼らの目的とはいったい…戦えお天気娘ズ、負けるなお天気娘ズ!