【初出】
SIII巻
【解説】
『氷霧の削ぎ手』(ひょうむのそぎて)の
称号を持つ、“凜乎の涌沸”
スリュムのフレイムヘイズ。
神器はマントの留め具型の“
ヨークトル”。
炎の色は錆浅黄色。
外見は髭をはやした西欧系の白人の討ち手で、『
内乱』ではインディアン然とした身なりをしていた。氷の斧を作り出す『
アクス』、氷の槍を作り出す『
ゲイル』、氷の分身を作り出す
自在法『
スペイキル』の三つの氷の
自在法を使用していた。
当初はアメリカ大陸の
外界宿の重鎮であったが、白人の新大陸侵略を看過したことで原住民が圧殺されていく様を悔い、『
内乱』が勃発すると『
大地の四神』側の西軍に参加した。
しかしその経歴のために信頼されず、[
パドゥーカ]を率いての開拓村の襲撃や軍の砦攻撃といった、重要度の低い任務に回された。任務の最中、
ビリー・ホーキンの住んでいた開拓村を潰して彼の恨みを買い、それが結果的に“狩人”
フリアグネの来襲へと繋がった。
1864年、[
宝石の一味]の頭目“
瓊樹の万葉”
コヨーテからの情報で、とある狭隘地で[パドゥーカ]を待ち伏せしていたフリアグネとビリーによって部下のインディアンたちを皆殺しにされ、彼らと交戦。ビリーに致命傷を負わせて二人を追い詰めるが、二人が生み出した
銀の拳銃型宝具に撃たれて、
器が爆砕して死亡した。
【由来・元ネタ】
17世紀英国の作曲家ヘンリー・パーセル(Henry Purcell)だと思われる。最も優秀な作曲家としてその名を轟かせた。
最終更新:2024年11月20日 19:11