Mojo Worldwide【モジョ・ワールドワイド】

(ストーリー、マーベル

出版:2017年10月〜11月
掲載誌:"X-Men: Gold Vol.2" #13〜15、"X-Men: Blue" #13〜15

概要

X-MEN系2誌で展開するストーリー。
モジョーが過去のX-MENたちの活躍シーンを「グレーテスト・ヒット」として「リマスター」し、彼らの処刑シーンとして配信することを思いつく。
X-MENたちはそんな過去の幻覚とも現実とも知れぬ世界で転戦に次ぐ転戦を強いられることになる。
ただわかっていることは、この世界で死んでしまうと本当に死んでしまうということだ。

内容

第1話"X-Men: Gold Vol.2"#13

モジョー・バースではモジョーが例によって低迷する視聴率を巻き返すための計画を思いつく。
この計画はすぐに実行に移され、X-MENの本拠地があるセントラルパークなど3カ所に尖塔型の物体が飛来。X-MENたちは3手に別れて調査に出向くが、それぞれが尖塔型の物体が放出する力場に囚われ、周囲の風景は異世界に変わってしまう。チームごとに魔族やセンチネルに襲われ戦闘となるのだが、実は様子はモジョーにより世界中のモニターに配信されていた。

第2話"X-Men: Blue"#13

3つのチームに別れてひたすら戦闘を余儀なくされるX-MEN

チーム1:"Days of future Past"の世界(Earth-811)で戦う。
ブラッドストーム:異世界から来た吸血鬼化したストーム
サイクロップス:過去からきたサイクロップス、通称ヤング・サイクロップス。ここまでのストーリーの影響によりジーン・グレイと精神的につながっている。
レイチェル・サマーズ:未来Earth-811)から来たサイクロップスとジーン・グレイの娘。最近は「プレスティージ」のコードネームを名乗っている
キティ・プライド:現X-MENリーダー

チーム2:雪に包まれたアスガルドらしき場所でフロスト・ジャイアントと戦う。
エンジェル:過去からきたたヤング・エンジェル。"the Black Vortex"により翼が「コスミック・フレイム」に強化された。
ローガン:X-MENを「滅亡させた」未来(Earth-807128)から来たウルヴァリン。通称"オールドマン・ローガン" 。
ストーム:X-MENのリーダーをキティ・プライドに譲り、今はその一員としてサポートしている。
アイスマン:過去からきたたヤング・アイスマン。最近は氷でハルクのように巨体化する戦法を好む。

チーム3:場所は学園のようだが、デーモンたちを迎え撃つ。
ジーン・グレイ:過去から来たヤング・ジーン・グレイ。現在は同じ過去からきたオリジナルX-MENたちのリーダー。ヤング・サイクロップスと精神的につながっている。
ビースト:過去から来たヤング・ビースト。ドクター・ストレンジと関わったことで魔物のような姿に変身。時空の門を開くなど魔術も使える。
コロッサス:通常はキティのX-MENで活動。キティと寄りを戻しつつある。
ナイトクロウラー:通常はキティのX-MENで活動。
ジェームス・ハドソンアルティメット・ユニバースウルヴァリンの息子。

実はこれまでのX-MENの歴史の中でも最も苦難に満ちたストーリーを選び、モジョーが回す抽選により3チームそれぞれのステージが変化していく仕組みになっている。

そして苦戦するチーム1の世界にロングショットが助太刀に現れる。そしてステージはマグニートーが支配する初期X-MENの舞台、アステロイド・Mへ。

第3話"X-Men: Gold Vol.2"#14

ヤング・サイクロップスはアステロイド・Mで戦っている間に、死んだはずのマグニートーが実は生きていて彼らの指導者として行動していることをキティにバラしてしまう。
そして強敵たちとの連戦に次ぐ連戦に、1人また1人と倒れていくX-MEN

第4話"X-Men: Blue"#14

モジョーはさらに尖塔型の物体を地上に降らせる。するとマグニートーポラリスデンジャーもその中に囚われ、ミュータント・マサカーのステージで戦うことに。マローダーズを倒すと、アポカリプスが登場する。
チーム1はロングショットにシステムをハッキングさせてステージを移動。チーム3と合流に成功し、さらにこのゲームで死んだはずのメンバーが眠らされている部屋を発見する。
しかしここでモジョーの奥の手が発動。さらに多くの尖塔型の物体が地球に飛来する。
モジョーは地球をテラフォーミングし、地球人たちの精神構造までモジョバースの住人たちのように変えてしまうというのだ。

第3話"X-Men: Gold Vol.2"#15

地球でモジョー軍とX-MENの現実の戦いが始まった。今度こそ殺されると本当に死んでしまうという。キティ・プライドがモジョーの居場所を突き止め、X-MENを率いて侵入すると、そこにあるモニターには過去のX-MENのあらゆる苦闘が映し出されていた。モジョーはこれらの映像を元に今回の戦闘ステージを創り出していたのだ。
そしてついにモジョーとX-MENが対峙する。

第6話"X-Men: Blue"#15

ついにモジョーとの決戦。
モジョーは動画を視聴している地球人たちから精神エネルギーを掻き集めて自らのエネルギーに変えてしまうため、無尽蔵のパワーを発揮する。
しかしジーン・グレイのテレパシーによりマグニートーのチームが駆けつけ形勢逆転。
マグニートーポラリスの父娘パワーでモジョーとエネルギーの接続を断つとモジョーは消滅してしまう。
X-MENは荒れ果てたニューヨークで再び前を向いて進み続けることを誓った。
しかしその頃、下水道では消滅したはずのモジョーの一味が再集結。
モジョーバースに戻れなくなってしまい、この地球で生活することを決めた。モジョーには更に奥の手があり、「モジョー・ニュースネットワーク」を今すぐにでも放送できるというのだ。



結末と影響

マグニートーが生きていたことが明らかに。
モジョーは地球に居残り、悪だくみを続ける。




最終更新:2024年06月13日 02:04