盗賊ギルド

概要

「殺すなかれ・弱き者から盗む事なかれ・仲間から盗む事なかれ」
基本的にその「真の盗賊の掟」を信条とし、タムリエルの各地に存在し縄張りとする地域一帯にネットワークを張り巡らせている犯罪組織。
地域や時代によってかなり性質は違うが、基本的には盗賊の技能に秀でた人材で構成され、構成員が盗賊稼業を円滑的に行えるようにサポートする組織である。
盗賊ギルドは地元の警察組織と深い癒着関係にあり、ギルドの構成員は通常の罰金より安い金で罪を打ち消すことができる。
また地域によっては警察組織がギルドの存在自体を否定、看過することもある。
ギルドにはお抱えの盗品商が存在しており、この盗品商を通じて構成員は安全に盗品を捌くことができる。
外部から大掛かりな盗みの依頼がギルドに舞い込んだりギルドが問題に直面したとき、ギルドが構成員に対して特別な任務を持ちかけることがある。
盗賊稼業だけの組織ではなく、密輸や諜報など裏のビジネスにも精通している他、時には依頼により遺跡等に入り宝物を探し出すトレジャーハンター的な事も行う。
影の神ノクターナルを信仰しており、彼女の加護を得て見つからないように祈っている。
だがノクターナルの移り気な性質と盗賊の自立精神が原因か、ギルドの構成員全体に過度の信仰は求められていない。

地域差

モロウウィンド(TES3)

モロウウィンドの盗賊ギルドはモロウウィンド土着のシンジケート、カモナ・トングと競争関係にあり、激しい抗争を繰り広げている。
伝説を利用しモロウウィンドの腐敗を啓発するプロパガンダを行ったり魔術師ギルドと協力関係にある等、裏に帝国の存在を感じさせる。
任務に関しては、依頼品を入手すればそれでよしというスタンスで、場合によっては殺人も依頼に含まれる。

シロディール(TES4)

幻の盗賊グレイフォックスを頭目とし、任務中の殺人を一切禁止し、貧しき者からの略奪*1も禁止していた、かなり理想主義的な組織。
街頭に居座り、人々の行動や話し声が常に目や耳に入ってくる物乞い達はグレイフォックスによって保護され、ギルドの情報源として活用されている。
シロディールの警察組織は盗賊ギルドの存在を公には認めておらず、賄賂によってその存在を黙認している*2*3
ギルドマスターのグレイフォックスにはある秘密があり、それゆえ本当の姿を誰も見ることができず、捕まえることができない。

スカイリム(TES5)

リフテンの地下に本拠を構え、町の有力者メイビン・ブラック・ブライアをパトロンとしている。
以前はスカイリム中に影響力を持っていたが、現在はすっかりツキから見放され影響力のある町がリフテンだけになるまで縮小してしまった。
盗賊の技術をもってして問題を解決したい、宝を手に入れたい、醜聞をかかせたいという、外部からの依頼を積極的に受けいれ、それがギルドの富の源泉となっている。
上述の理由から殺人は闇の一党の領分と考え、また任務に関しても関係者の生存が好まれる。だが闇の一党とは別に仲が悪い訳でなく、時には構成員間でのやり取りも行われる事も。
しかし裏切り者や明確な障害となりうる組織・人物に対しては話は別で、ギルドにとって逆に生かしておいた方が利益になる場合等の特例を除き、その場合は構成員の中でも腕利きの者を派遣し速やかに始末させるという、現実で言う所のマフィア的な側面を持っている。
ギルドの最高幹部三人をナイチンゲールとしてノクターナルの使徒とする伝統がある。

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最終更新:2020年07月12日 17:16

*1 実はゲーム中で貧民に盗みを働いてもペナルティはない

*2 もちろん現行犯で犯罪が露見した時には容赦はない

*3 グレイフォックス逮捕に心血注ぐ熱血衛兵も存在はしている