各種設定ハンドアウト 独自設定関連まとめ

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3780年代の各シナリオの背景となる<独自設定>をまとめたものです。
公式とできるだけ矛盾しないようになっていますが、あくまで独自設定なので注意。

公式設定に基づく説明はこちらをご覧ください。
舞台背景 地理関係 年表
用語集 基礎的事項 その他




クラスタニア(国家)

第三塔にあるレーヴァテイルの国家。現在の指導者は総統兼将軍のアカネ。
かつては第三塔全体を支配し、人間を厳しく弾圧していたが、アルトネリコ3を経て人間との融和政策をとるようになった。

惑星再生後もそのままソル・クラスタの代表としての地位を得ている。
(塔をコントロールするモジュール・ハーヴェスターシャがクラスタニアにあるのと、敵対していたアルキア研究所が没落しクラスタニア管理下に置かれたため)
とはいえ、重要な決断の際には、アルキア市長・リッカや大牙連合代表・ゲンガイと合議するようにはしているようだ。

第三塔消滅後、クラスタニア住民の多くはメタファリカに避難したため、クラスタニア臨時政府もインフェリアーレに置かれている。
現在は第三塔地表で町を建設中。同時に旧アルキアや大牙連合との連携を進め、3785年を目標に新政府樹立とソル・クラスタ帰還を目指している。

ソル・クラスタ全塔避難騒動

3779年に起こった事件。第三塔が消滅するという警告がティリアから出され、それからたったひと月で全住民が塔から脱出することに成功した。
ただし、実際には塔は消滅せず、避難した住民は半年ほどで元の場所に戻ってくることになる。

しかし、避難の間に町を空賊が荒らしまわったり、また避難から帰ってくるタイミングの違いで職を失う者がいたりしたため、その余波は大きかった。
アルキアでは市長リッカの支持率が急落する結果を招いている。

ダイキリティの価格破壊

ソル・シエールは、三つの地域の中でもダイキリティの価格が特に高かった。
3779年、ソル・クラスタから避難してきたアルキア研究所の一人が、この価格差をビジネスチャンスと捉える。これがMWEの始まりである。

3782年初頭、MWEはダイキリティ事業に電撃参入を果たした。
天覇製の1/4という価格は衝撃的なもので、天覇も対抗して値下げをしたものの、シェアは一気に逆転した。

ダイキリティを買うお金を稼ぐために天覇やエル・エレミア教会に勤めていたレーヴァテイル第三世代はまだ多かったが、
この価格破壊をきっかけに天覇やエル・エレミア教会を辞めたレーヴァテイルは、この年だけで1万人を超えると言われている。

第三塔消滅

3781年、ティリアの寿命によって塔の崩壊が始まった。
崩壊の3か月前に警告は出されていたものの、2年前の避難騒動の経験があったために従わない人間が多く、クラスタニア以外では避難の初動に失敗した。

その結果、第三塔は大混乱に陥り、アルキアを中心に多くの犠牲者を出すことになった。
一方で、天覇の巨大飛空艇建造や第一塔からの導力供給による延命策によって、大部分の人はなんとか避難することに成功した。

塔の消滅の影響は次の通り。

クラスタニア:
塔とともに消滅。モジュール・ハーヴェスターシャVISTAはリバーシアプロトコルの時にできた塔の一部であったため、ティリアと運命を共にした。

アルキア:
市街地の大部分を落として塔本体から切り離したため、巻き込まれて原初の塔が破壊される最悪の事態は免れた。
現在は原初の塔にアルキアの廃墟がぶら下がる形で浮遊を続けている。

大牙:
彩音回廊がなくなったために、標高10km前後の本来の環境に戻っている。トコシヱなどの地下を含め、人の住める環境ではなくなった。

堕天峰国際空港計画

三地域の交流が始まって逼迫するアルキア空港に代わり、新しい空港を堕天峰に造ろうという計画。堕天峰復興の決め手としてゲンガイが提唱。
アルキアとクラスタニアは当初難色を示していたが、押し切られる形で計画が決定された。

しかし、3779年の避難の際に事業は凍結。いったんは再開されたものの、第三塔消滅によってこの計画もあえなく霧散した。

地表調査プロジェクト

復活したアルシエルの地表の詳細な地図を作るプロジェクト。ソル・シエールとメタ・ファルス地域については天覇主導で進められている。
ソル・クラスタ地域についてはクラスタニアとアルキアの共同で進める計画があったが、第三塔消滅により手つかずのまま立ち消えとなっている。

天覇のプロジェクトでは、まず第一次計画としてホルス右翼跡地が調査され、3782年に調査結果の報告がなされた。
「地表の遺構は衝撃波で吹き飛ばされてほとんど残っていない」などの話はこの報告に基づくものである。
3783年からの第二次計画では、ブラスト地区の調査とホルス右翼地下の探索が並行して進められる予定。

地表の町

ソル・シエールとソル・クラスタの地表では町が建設されている。
完成時にはともに数万人規模の都市になる見込みだが、現状ではまだインフラも充分に整ってはいない。
また、両者ともに町の正式な名前はまだ決まっていない。

中心となる町の周辺には、主に農業を営む多数の村落が形成されつつある。
また、ごく一部であるとはいえ、漁業や鉱山開発で生計を立てる者もいる。
しかし、まだ三地域の国境線が決定していない関係で、塔から離れた場所の開発は禁止されている。

地表の様子

惑星再生当初は地震が頻発するなど不安定な地表だったが、5年以上が経過した今はだいぶ落ち着いてきている。
地震の回数は大きく減り、気候は安定し始め、また場所によっては森が形成されるなど、ようやく人が住むのに適した環境になってきたと言える。

とはいえ、住み慣れた場所を離れて地表で暮らす人はまだ少数派ではある。
第一塔にはホルスの翼・第二塔にはできたばかりのメタファリカがあるので、それらと比べ圧倒的に不便な地表暮らしを望むものはそう多くはない。

ティリア復活計画

3781年、ついに第三塔の崩壊が始まる。数か月の延命には成功したものの、結局同年中に寿命を迎え、第三塔は消滅した。

それから1年が経ったころ、さーしゃの発案でティリア復活計画が始まった。
計画では、メタ・ファルスに残っていたリムをすべて落とし、浮いた導力でティリアのための培養槽を作ることになっている。
この時点でメタファリカへの移住は完了していたが、それでもリムを落とすことへの反発はあったようだ。

3782年の終わり頃、計画は実行に移され、リムはごく一部を残して全て消滅した。3783年現在では培養が進行中である。

テル族の動向

テル族は、惑星再生の時点では、ソル・シエールにそれなりの数、メタ・ファルスに少数、ソル・クラスタには数えるほどしか残っていなかった。
惑星再生を経て三つの地域のテル族コミュニティが繋がり、テル族としての身の振り方の模索を始めている。

そんな中で第三塔が消滅した3781年、「かつてのテル族の聖地・シェスティネに帰還する」という提案がなされ、支持を集めている。
これは、第三塔跡地の近くで町の建設が始まったため、このまま放置すれば
塔に近いシェスティネも人間の町に取り込まれてしまうのではないか、という危機感が背景にあった。

3782年、最初の調査団がソル・クラスタに派遣された。
シェスティネの現状を確かめるとともに、アカネたち現地指導者に対して当該地域の開発を行わないよう要請している。

天覇の現状

アルトネリコ1本編終了後、プラティナからグラスメルクによらない技術を導入し始めたものの、
組織の巨大さゆえにグラスメルク依存からの脱却はなかなか進んでいない。
ただし飛空艇部門については(クルシェが居たこともあって)第一塔を離れられる飛空艇をすでに量産できるようになっている。

また、レーヴァテイルを大量解雇してしまう不手際(実際には雇用形態の転換を意図したものだったが、
そのまま戻らない者も多くいた)など、人材流出が問題になっている。

塔間ネットワーク

三地域を結ぶ部分については既に完成し、レーヴァテイル・オリジンやβ純血種でも問題なく塔間を行き来できるようになった。
現在は、不具合があっても対処できるように、中継衛星の冗長化を進めているところ。
その一方で、塔を結ぶ直線上以外の区域については、まだほとんど対応できていない。

I.P.D.への対応については、ソル・シエール側にも中継衛星を一つ配置した。この結果、I.P.D.でもどの地域でも詩魔法が使えるようになった。
ただしI.P.D.は第三世代しかいないため不具合が起きても影響が少ないとして、これ以上の中継衛星打ち上げは当面行わないことになっている。

飛空艇定期航路の状況

三つの地域を結ぶ路線については惑星再生後の比較的早い段階で開設されている。
ただしソル・クラスタ路線は、第三塔消滅後はかなり減便されてしまっている。
所要時間は、高速の飛空艇なら、例えばメタ・ファルス~ソル・クラスタを3日で飛べる。
とはいえ一般人が普通に利用できるような飛空艇はもっと遅く、10日以上かかるのが普通。

ソル・シエール内ではネモをハブ空港とする路線網が維持されている。
本編終了後、プラティナ~ネモ間の路線が開設されたが、イム・フェーナ~ネモの路線はまだ。

メタ・ファルス内では、パスタリアやリムとメタファリカ各地を結ぶ路線が開設されたが、
リムの全パージ以降はインフェリアーレ~パスタリア線程度で事足りている。

第三塔消滅後のソル・クラスタでは、まだ空港建設が進行中で、仮設のまま無理やり使っている状態。

ホルス右翼

3420年に落ちたホルスの翼右翼の跡地。惑星再生で死の雲海がなくなったことにより行けるようになった。

巨大な断崖や峡谷など、地表に激突した際に砕けて割れた痕跡が全域に残っている。
また、地表にあった都市などの構造物は落下時の衝撃波によって軒並み吹き飛ばされたため、
ごく小規模な遺構が散在するほかは、瓦礫がところどころに吹き溜まっている程度である。
地下の構造物については比較的良い状態で残っているものもある。とはいえしばしば陥没事故を引き起こしている。

ソル・シエールにおける地表開拓は、今のところはホルス右翼の範囲内にとどまっている。
シルヴァホルンの効果範囲内(=グラスメルク製品が使える)であるため都合が良いというのがその最大の理由である。

メタファリカへの移住

3774年のメタファリカ誕生後、リムの住民のメタファリカへの移住は数年かけて行われた。
最初の一年で土地利用計画を策定し、以降は町などの建設を進めながら移住を進め、すべて完了したのは3781年。第三塔消滅の直前のタイミングだった。

3779年の第三塔全塔避難の際には、移住で空きができたリムの町を避難民受け入れに使っていた。
3781年の第三塔消滅後の避難民は主にメタファリカで受け入れている。

なおパスタリアについては、移住事業完了後の今もある程度の住民が残って暮らしている。
既存の食糧生産プラントなどを維持し、メタ・ファルスの安定に一役買っている。

メビウスワークス・エレミア(MWE)

第三塔消滅後ソル・シエールに避難してきた、元アルキア研究所と刻の輪製作所の技術者たちが立ち上げた企業。
設立年は最初の避難の年である3779年。本社は地表の町、工場はネモ郊外にある。
最初期の人気商品はソル・クラスタ式のVボードだった。稼いだ金を元手にダイキリティ生産を始め、寡占状態を崩して価格破壊を引き起こした。

まだそれほど大きくはない会社だが、その技術力は確かなものである。
加えて、メルク(グラスメルクをする人)のうち天覇に反感を抱いていた層をすでに取り込んでいるようだ。

天覇の弱点(グラスメルクに依存)をすでに把握していて、的確な戦略で一気に市場に食い込み、
たった3年あまりの短時間で天覇に警戒されるほどの存在になった。





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