各種設定ハンドアウト 星巡り詳解

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アルトネリコ3に登場する占い「星巡り」についての解説です。
3設定資料集p122~123、ならびに同アンケート特典の星巡り星座盤を元に、分かりにくい部分などを補っています。

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星巡りとは

いわゆる「星占い(占星術)」の一種。
雑誌やテレビなどでよく見かける「星座占い」では、誕生日によって決まる“星座”によってその日の運勢や人との相性を占うが、
この星巡りでは名前・年齢・誕生月から決まる“運命位置”と呼ばれる星の位置によって占う。

星巡りの源流は、テル族の流派アルカ(念願成就の能力を持つ流派)に伝わる、運命を変える術「星渡成就願(ほしわたりじょうじゅがん)」とされる。
星渡成就願では、その人の「星向き」(後述)を知り、それを修正することで運命を変えるという。
そして、星渡成就願を簡略化した星巡りでは、星向きを知るところまでしかできないかわりにテル族でなくてもできるようになった。

したがって、星巡りが占うものは本来は「星向きによって定まる運勢」であるが、
実際には「二人の関係の運勢」=相性を占う方法しか解説がなされていない。よって本稿でも相性占いのみを扱う。

なお、星巡りはソル・クラスタに伝わるものであり、登場する惑星の意志などの名前もクラスタ式表記がなされている。
ただし、現在ではソル・クラスタの人々の間でさえあまり一般的に知られたものではない。


星巡りに必要なもの

  • 自分と相手の本名(フルネームのアルファベット表記):ソル・クラスタの場合は真の名(管理名)が必要になる
  • 自分と相手の年齢:外見年齢ではなく実年齢(レーヴァテイルのオリジンやβ純血種なら稼働年齢になる)
  • 自分と相手の誕生月
  • 星空がよく見える環境


星巡りの手順:概略

1.自分の名前によって決まる「運命数」を計算する
2.“天中星”から、誕生月によって決まる最初の星向きの方向に、年齢の数だけ星を辿って「占位置」を決定する
3.さらに、星向き方向の制限をなくした上で占位置から運命数の数だけ星を辿って「運命位置」を決定する
  以上の1~3を相手に対しても行い、相手の運命位置も決定する
4.運命位置の位置関係などから相性を占う


星向き一覧

クラスタ名 シエール名 英字表記(*1) 神話での役割(*2) 実際の役割(*2)
1月 那由他羅(なゆだら) ユークリッダ Juklizda 太陽神 光と輻射、放射線、成層圏の維持管理
2月 六冠(ろっかん) クリューエ Clyuue 王の中の王、神を束ねる神 意志の中核的存在の一人。U波を司る
3月 蒼天帝(そうてんてい) ソレイル Soreile 空の神、風神 天候管理、大気圏の維持管理
4月 紅禰命(こうでいのみこと) リステア Listea 武闘神、戦神 H波の衝突管理、調停、淘汰方面
5月 沙羅世命(さらのよめい) シャラノワール Shelanoir 植物の神、森神、生命神 植物を中心とした生命の創造
6月 泥路(でいじ) ディジア Deijya 山の神、火山の神 マントル対流、鉱石、土等の大地管理
7月 零獅姫(れいしき) レーレ Lere 魂の神、現世神 生命の創造神の中核的存在。H波を司る
8月 咲夜琉命(さきやるめい) サキ Saki 救いの神、生命神 動物を中心とした生命の創造
9月 堕天后(だてんこう) サラパトゥール Salapator 愛の女神、堕落の神 H波の衝突管理、融和、共鳴方面
10月 蒼痲ノ宮(そうまのみや) ソーマ Soma 災いの神、荒くれ神 淘汰による均衡、世界維持
11月 紗々ノ宮(さしゃのみや) サーシャ Sasya 文明の神、知識神 D波管理、物質秩序管理
12月 珠洲ノ宮(すずのみや) ヒュムノスフィア Hymmnosphere 詩の神、創造神 3次元世界全般の創造母体。D波を司る
(*1) 謳う丘Ar=Ciel Ar=Dor ブックレットより
(*2) アルポータル アルシエル・テクニカルデータ編纂室第2回より





星巡りの手順


0.準備

必要になる名前・年齢・誕生月を知っておくこと
夜空から「天中星」(北翔星とも言う:地球で言うところの北極星)と「脈星」という二つの星を探しておく



1.運命数の計算

1-1.本名のフルネームのアルファベット表記を用意する(*1)
1-2.名前の各アルファベットを以下のように数字に変換して足し上げる(*2)
アルファベット A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
対応する数字 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
1-3.結果として得られた数の各桁の数字を加算したものが「運命数」になる

(*1) 管理名の第三節(職業属性)は、資料集の例では、読みをそのままローマ字表記にしている
  例えば、フィンネルの「鋳種」は、英語表記のIRON_CATEGORYではなくローマ字表記のisyuとしている
  なお、同じ資料集の例のローマ字表記でも、蒼都の「架種」はkashuになっていて表記ゆれが見られる
  なので、綴り方は人それぞれであり、なんなら英語表記の○○_CATEGORYを使っても問題ないと思われる
(*2) _などの記号は計算に含めない 数字(例:光五条の第四節 varmilia-7)の場合はどう処理するか不明
  (この7はヒュムノス語と同じくヘプトと読んでいるが、その綴りも不明 なので数字の場合はそのまま扱うのが処理は楽)

名前 ルーアン(ルイーズ・アン・デュボア) トーラ(東雷_cx.妖種ジェネラ・ノイ) ニルス・ペル・ファルク
1-1 Louise Anne Dubois Torai_cx.MAGIC_CATEGORY.genera-1 Nils Pel Falk
1-2 Louise:12+15+21+9+19+5=81
Anne:1+14+14+5=34
Dubois:4+21+2+15+9+19=70
合計 81+34+70=185
Torai:20+15+18+1+9=63
cx:3+24=27
MAGIC_CATEGORY:13+1+7+9+3+3+1+20+5+7+15+18+25=127
genera-1:7+5+14+5+18+1+1=51 (上記(*2)参照)
合計 63+27+127+51=268
Nils:14+9+12+19=54
Pel:16+5+12=33
Falk:6+1+12+11=30
合計 54+33+30=107
1-3 1+8+5=14 2+6+8=16 1+0+7=8



2.占位置の決定

2-1.天中星と脈星を基準に、全天を12分割する(下図参照)


2-2.天中星を出発点とし、
 (a) 誕生月で指定された区画内
 (b) 天中星から今までの道筋の中に含まれていない
の2つの条件を満たす中でいちばん近い星を探す
2-3.2-2の操作を年齢の数だけ繰り返し、たどり着いた星が占位置になる

3月生まれ・9歳・運命数6の場合




3.運命位置の決定

3-1.占位置から出発し、天中星から今までの道筋の中に含まれていない中でいちばん近い星を探す
(つまり、2-2でいう条件(a)がなくなる)
3-2.3-1の操作を運命数の数だけ繰り返し、たどり着いた星が運命位置になる

3月生まれ・9歳・運命数6の場合




4.占いの結果を求める

基本的な相性占い

2人の運命位置が所属する星向きの位置関係によって、現在の基本的な相性が定まる。
名前 星向きの位置関係 相性度 詳細
正妻対極 正反対側の星向き ★★★★★ 最も相性が良い 二人の星向きによって次表のように細分される
同位極 同じ星向き ★★★★★ 相性は良いが、本来は不安定な関係を二人の力で繋ぎ止めているような状態とされる
友愛右対角 自分から見て右回り(時計回り)で
90度先が相手の星向き(*1)
★★★★☆ 紳士的な関係になるとされる
友愛左対角 自分から見て左回り(反時計回り)で
90度先が相手の星向き(*1)
★★★★☆ 肉欲的な関係になるとされる
至近対角 隣接する星向き ★★★☆☆ -
次近対角 隣の隣の星向き ★★☆☆☆ -
次遠対角 正反対の隣の隣の星向き ★☆☆☆☆ -
至遠対角 正反対に隣接する星向き ☆☆☆☆☆ -
(*1) 厳密には「どちらを基準にして」90度先を見るのかは公式では言及がない
例:自分の星向きが那由他羅だった場合
正妻対極の細分
名前 二人の星向き 内容
豊穣獅姫
(ほうじょうしき/ハーヴェスターシャ)
那由他羅・零獅姫 穏和かつお互いを支えあえる関係
武天
(ぶてん/マオ)
六冠・咲夜琉命 互いに刺激しあい切磋琢磨できる関係
知楽
(しらく/シラク)
蒼天帝・堕天后 二人でいるときに最高に幸せを感じるような関係
雷哭美子
(らいこくびし/シェリーシャ)
紅禰命・蒼痲ノ宮 ケンカするほど仲が良いの典型のような関係
灯冥后
(とうみょうのきさき/テクノティカリーシャ)
沙羅世命・紗々ノ宮 共に何かを創ることができる関係
律詩童
(りっしどう/ミュウ)
泥路・珠洲ノ宮 淡泊に見えるけれども通じ合う関係

過去と未来

星巡りでは、二人の年齢の情報は占位置を決定する際に用いられる。
よって、年齢が変われば占位置も変化し、運命位置やその星向きも変わりうる。

二人の年齢を変化させることにより、過去や未来の相性を占うことができる。
一般的には、年齢が高くなるほど運命位置の星向きが変動しにくくなる傾向がある。

等星

二人の運命位置の星の明るさ(等級)の大小は、お互いに与えあう影響力の強弱を示すとされる。
明るい方が暗い方に影響を与えやすいが、通常は2等級程度の差ならつり合いは取れているとみなされる。
あくまで影響力の大小だけなので、差がつくと悪いなどということは一概には言えない。

周星

運命位置から近い5つの星は、その人が周囲の人々から受ける影響を示すとされる。
基本的には近い順に影響を与えやすく、また明るい星ほど影響力が大きい。

運命位置の星よりも周囲の星が明るい場合は、目立たないので干渉されにくいが、干渉された場合の影響が大きい。
逆に、周囲よりも運命位置の星が明るい場合は、干渉が多くなるがそれらの影響を受けにくいという。

逃道

運命位置から近い5つの星の配列は、周囲の影響から逃れやすいかどうかを示す。

5つの星が運命位置から見たときある180度の範囲内に含まれる場合、影響を回避しやすくなる。
180度の区切りで4:1に分かれる場合で、その「1」側の星と運命位置の星の明るさがだいたい同じときは
その「1」側の星が手助けをしてくれるといい、俗に「恋愛成就の勝ち配列」と呼ばれる。
周囲の星に均等に取り囲まれているときは、逃げ道がなく、良くも悪くも周囲の影響が大きくなる。



実際の夜空で占う場合の変動

特に暗い星では、その時の状況(天候・大気の澄み具合・周囲の明るさなど)によって見えるかどうかが変わる。
また、ほぼ同じ距離の2つの星があった場合、厳密にどちらが近いかを目視で測るのは困難であるし、
星向きの12等分の境界付近では、星がどちらの星向きに所属するかがあいまいになりやすい。

したがって、実際の夜空で占う時には、誕生月・年齢・運命数が同じでも必ずしも同じルートの星を辿るとは限らず、
得られる占い結果も変わってくることがある。





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