集うは御子の旗の下 場外プレイログ1

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  文字色説明

  GM  PC発言、描写など PL発言・雑談など
  キャメラ PC発言 PL発言・描写など 配下:カムパネルラ PC発言 描写など
  カナタ PC発言 PL発言・描写など 配下:メテオライト PC発言 描写など

  見学  ノルン クーロン ロバート


「片翼同士のacknowledgement」

  アレクセイ・キャメラ・クロシドライト

(2019/05/05)



  [雑談] まず今回の流れですが、前に相談した通り
  [雑談] 導入→前半→昼食→後半→終了 というふうになっています
  [雑談] とはいえこちらもシナリオをちゃんと書いているわけではないので、基本的には流れでいろいろやっていきます
  [雑談] よろしくおねがいします
  [雑談] こちらこそ よろしくお願いします







大鐘堂にとって久方の大きなイベントとなった演習の一般公開も無事に終わって、それから数日。
定例の会議の終わり際、イリューシャはアレクセイに一つの命を発した。


イリューシャ:「アリョーシャ、今のうちに少し休みなさい」

実際に、アレクセイは年明けからろくに休みも取らずに勤め続けていた。
それを見かねたイリューシャは、共和国との戦線が睨み合いのまま全く動く気配がないことを楯に、
十日間の休養を命じたのだった。



部下に当面の間の指示を出した上で、休暇に入って、二日目の昼。
エナ宮殿の自室、昼食を食べ終えたテーブルの席に着いたまま、アレクセイは思案していた。


アレクセイ:(さて、何をするべきか……)

いざ連休となると、何をしてよいのか分からなくなる。
いつもの休みの日なら、掃除と日課のトレーニング、後は彼の業務に関連する何かの作業でもしていれば
終わってしまうものだが、今回はそうはいかない。

掃除は昨日のうちに終わった。職務上のことについては、気になっていることはいくらでもあるのだが、
連休中は緊急事態でもない限りは仕事を持ち込むなとイリューシャから厳命されている。
彼の秘書も同様の休暇を与えられたため、そちらを通じてどうこうすることもできない。


アレクセイ:(……まずはこれを片付けるか)

彼はいったん考えを中断して立ち上がり、食器を流し台のほうに持っていった。

キッチンには調理道具がいくつか使ったままになっている。
せっかく休みなので何か普段はしないことをしてみようかと思い立ったところまではいいのだが、
手打ち麺を作ってみたところボロボロになってしまい、それを先ほどどうにか平らげたところだった。



しばらくして、アレクセイは洗い物を終え居間に戻ってきた。
立ったまま腕を組み、何を見るでもなく窓の外を眺める。


アレクセイ:(今の時間帯だと外の練兵場は午後の訓練が始まったころだろうか……少し様子を……
  いや、それではだめだ)


一度首を振って思考を振り払う。仕事以外でするようなことが思いつかないな――
と感じたところで、以前にどこかでそういう話をしたことが考えに浮かんだようだ。


アレクセイ:(確かあの時、散歩に誘うと言ったが……さすがにもう忘れられているだろうか?
  いや、もしそうでないならば、何もしないでいるのは不義理ではある)


しばらく迷ってはいたが、その時の話の内容や相手の反応がだんだん記憶に蘇るにつれ、
やはり一度声をかけてみようと決めたようだ。

医務室の勤務時間が終わるまではまだ間がある。どのあたりに行くかくらいは、一応考えておくか……
仕事でも使っているエナ周辺の地図を確認するため、アレクセイは寝室の片方へと入っていった。




  [雑談] とまあ、以前に書いてあったものと同じです [編注:ここまでは事前にdiscord上に提示しておいた]
  [雑談] このシーン見せてもらった時から10000000000回メメントした
  [雑談] ああ……推し……







  [編注:ここに『退勤際の一幕』が入る]



今日は何事もない平和な一日だった。職務上は間違いなくそうだった。
しかし、キャメラ個人の心境としては、大嵐の夜のような有様だった。


キャメラ:(……覚えてて、くれたんだ。あんな口約束……)

丁度医務室を引き上げようとしていた時に、件の人物の訪問を受けただけでも、十分彼女にとっては激動だというのに。

キャメラ:(どうしよう、私変な反応しなかった、よね? ちゃんと約束できた、よね?)

兵舎の自室に戻り、荷物をとりあえず椅子の上に置いて、彼女はうろうろと広くはない部屋の中をぐるぐると歩き回る。

キャメラ:(と、とりあえず……)

やがてキャメラは、本棚の片隅に挟まれたノートに手を掛ける。
まだ新しめのノートは、後輩であるカムパネルラから教えてもらった料理のレシピ帳。


キャメラ:(お弁当の献立を考えましょう……!)

とりあえず、キャメラの意気込みは間違った方向へはすっ飛んで行かなかった。



  [雑談] これでこっちの導入は終わりということで
  [雑談] 了解です ありがとうございます

どどんとふ:シークレットダイス
+ ...
S1D6
DiceBot : (1D6) → 3

  [雑談] では導入のつづき キャメラさんは待ち合わせ時刻の何分前に行きますか?(今のはアレクセイ側)
  [雑談] 5分単位でお願いします
  [雑談] キャメラチャンはわりと時間通り動く方だからー
  [雑談] choice[5,10,15,-5,5,10,15] → 15
  [雑談] 15分前に着いたようです
  [雑談] [編注:シークレットダイス開示]
  [雑談] ×5で15 同着ですね
  [雑談] 草 なかよしかよ







そして当日。天候は、大きな雲が流れてはいるとはいえ、大方は晴れと言ってよさそうだ。
雲が時折日差しを遮り涼しげな風が吹く、外を歩くには適した気候だ。


待ち合わせ時刻の15分前。エナの門の一つに、ほぼ同時に二人は到着した。


アレクセイ:「……早く着くようにして正解だったようだ。おはよう」

  [雑談] ウッッッッッッ(これは新鮮な残機)
  [雑談] 服装については
  [雑談] 黒のポロシャツにオリーブグリーンのアウトドア用ジャケット、グレーの厚手のチノパン
  [雑談] 腰のベルトに剣(普段の大剣ではなく小さいもの)と小型のバックラー
  [雑談] バックパックは小さめの市販品(軍支給品の背嚢とは別のもの) てな感じです
  [雑談] 描けってこと??????
  [雑談] ええそりゃ描きますよそりゃあ
  [雑談] やったぜ
  [雑談] こっちの装いはー、およそ立ち絵通りで、大きめの肩掛けカバン持ってる感じですね

キャメラ:「……あら? 早く出すぎちゃったかと思いましたが……結果オーライでした。おはようございます」
  
アレクセイさんの姿を見つけて、駆け寄ってきます
アレクセイ:「休暇もこれだけあると、やることがなくてな……まずは、わざわざつき合ってくれてすまない。感謝する」
  バックパックを一度下ろして言う

キャメラ:「いいえ、こちらこそ、お誘いくださってありがとうございますわ。
  ……嬉しい、ですし、私もそろそろ休暇を取らないとって思ってたところでしたし」

アレクセイ:「それならよかった」 バックパックから地図を取り出して見せる 「今日のコースだが……」
  「――で、はざま新田からは軌道車で帰る予定だ」


  [雑談] ちなみにこのルートはだいたいG-2-Bの面子が通った道でもある
  [雑談] ほうほう
  [雑談] 持ってる荷物
  [雑談] 弁当・水筒・菓子・タオル・おしぼり・テレモ・地図・スフレ軌道の時刻を書いた紙

キャメラ:「わぁ……結構遠くまで行くのですね」 わくわくって感じの表情
アレクセイ:「散歩というにはちょっと長いかもしれないが……
  まあ、私の退屈しのぎにつき合ってくれるのなら、それほどありがたい事はない」

キャメラ:「一人じゃ、まずここまで遠出はしないですから……私をお供にさせてくれて、嬉しいです。楽しみですわ、ふふふ」
アレクセイ:「それでは、出発しようか」
キャメラ:「はい」

  [雑談] ああああああ(動悸により残機が爆発)
  [雑談] へえ、デートかよ







  [雑談] では前半パートなんですが、通常コースとシリアスコースがあります どっちでいきます?
  [雑談] えっなんですかそれは
  [雑談] 通常コースは通常です シリアスコースはシリアスです
  [雑談] はい
  [雑談] 何を……何をお出しされるんだ
  [雑談] 行く場所は同じだけど話の展開が変わる 予定
  [雑談] いやめっちゃ悩むんですけど
  [雑談] えーっと 多分シリアスコース選んだ方が後悔せずにすみそう
  [雑談] なのでシリアスコースで……お願いします……
  [雑談] それでいいですね?(確認)
  [雑談] 念押しされると怖いんですけど



今回のルートは、エナを出て外側からはざま新田へ向かう、ゆっくり歩いても2~3時間程度の道のりだ。
最初はベーフェフ鉱山軌線駅の方向に進み、左手に分かれてエナとはざま新田の間の段差を登り始めた。
途中で横道に入って少し歩くと、最初の目的地とおぼしき場所にたどり着いた。

そこにあるのは、不時着した飛空艇“アルモニー”の残骸だ。
パスタリア陥落時に強行脱出した大型貨客船三隻のうち、辛くも逃げのびた一隻である。
不時着してから数年間放置されていたが、最近の大鐘堂の飛空艇建造計画により
使える部品や材料を取るため解体が進んでいて、半分以上がすでに骨組みだけになっている。

今は作業が行われていないので、周囲に人影は見当たらない。
塔が見える側には、雲海に落ちたとみられる別の一隻を偲ぶ小さな献花台があり、
数日前に供えられたと思われる花がまだ残っている。



アレクセイ:「……ここに来るのは久しぶりだ」

  [雑談] ああ……
  [雑談] オーラフが乗ってきたやつです

キャメラ:「ここは……」 知ってはいるので神妙な顔になりますね
アレクセイ:「……そういうことだ。せっかく近くを通るので」 献花台の様子を見て
キャメラ:「……色んな人が、来ているんでしょうね」 お花を見て、短く黙祷

  [雑談] 来たことは……一人では無いと思う
  [雑談] もしかしたら友達が落ちてしんでいたかもしれないので
  [雑談] (キャメラはパスタリアにいた兄の友人の安否をがわからない)

アレクセイ:「……この戦いで犠牲になった者たちへの慰霊碑はまだない。
  停戦していた時に建立の気運はあったが、それも今はうやむやになっている。
  そういう場所があったほうが良いのではないか、とは時々思う」

キャメラ:「そう、ですね。誰もが、祈るよすがを残せたわけではありませんから……
  この戦いが終わったら、どこか見晴らしの良い場所に有れば、安らげる人もいると思います」


  [雑談] この辺りまではどっちのコースも共通だったりする
  [雑談] キャメラは兄の遺品や実家のお墓があるけど、みんながみんな遺品になるもの残せたわけじゃないだろうしねえ

アレクセイ:「そうだな」 少し間があって



アレクセイ:「キャメラは、『魂は永遠である』と考えるか?」

  [雑談] ほほーーーーん
  [雑談] というわけで死生観の話をぶっこみます ここからシリアスコース
  [雑談] >最も死を身近に感じているのは実はメタファルスで、ソルクラスタ、ソルシエールの順に、
  [雑談] >生に対して執着が強くなります。最もメタファルスにおいては「死」とは永遠なる虚無ではなく、
  [雑談] >再出発的意味が強いからというのもあります。ソルクラスタは、文化的な意味合いではなく情勢的な意味合いで
  [雑談] >サバイバルな世界観である為、自ずと常に死を覚悟するという意味では死が身近です。
  [雑談] >ソルシエールが最も死を恐れる文化です。(編纂室11)
  [雑談] あとはオルタネイションの詩の想いにメタ・ファルスの死生観が少し出てる
  [雑談] なるほどなるほど とりあえずキャラクターとしての反応はクッション挟む

キャメラ:「そ、それは……どういう意図、ですか?」
アレクセイ:「魂は永遠、死は新しい生への再出発。そう信じている者は多い。
  でも、多くの人の死に立ち会い、私にはそれが正しいのか分からなくなってきた。
  あるいは、徳を積むことが生の目的であるなら、多くの人を殺し死なせた私は……」
  静かに目を閉じて言葉を止める


  [雑談] そういうとこやぞ!!!!!(これはPLの発言)
  [雑談] キャメラの反応錬成します
  [雑談] ここは考え方いろいろあっていいと思う
  [雑談] ただ、軍人、それも上の方の者にとって、死生観はけっこう重要だと思う
  [雑談] キャメラさんも人を殺していますよね? 今回はそこを遠まわしにつく
  [雑談] うん
  [雑談] 死をそのままに受け取るってすごく難しいことだと思う
  [雑談] うええ……(PLが限界になっていく音)
  [雑談] 出てもないのに限界にならないで
  [雑談] PLとしては答えたくないが最大の正解 クーロンは……どうなんだろう
  [雑談] 沙華さんなら「そりゃそうでしょ」の一言で終わりそう
  [雑談] ああ~~プラルラ~~~
  [雑談] それな
  [雑談] たしかにそうなるのか……

キャメラ:「……魂が、永遠なのかは確かめられませんが」 少し、間があいて
  「でも、前世の記憶がある、なんて人、私は一人しか知りませんわ。
  殆どの人は、死んでしまったら、死なせてしまえば……そこで全てが終わりなのだと思います。
  仮に魂が永遠で、徳を積むために命があるのだとしたら……魂とは、その人の信念と決断なのではないでしょうか。
  私は、そう考えています」


  [雑談] というのが現状のキャメラチャン
  [雑談] 信念と決断……
  [雑談] ちょっとこっちも意味を計りかねてる イメージはあるけど確信がない
  [雑談] (カナタは輪廻転生を70%ぐらい信じてるけどもう30%はわっかんね!で占められているかもしれないとふと思った)

アレクセイ:「信念と決断?」 繰り返して問う
キャメラ:「自分が何をしたくて、何をするべきか、そしてそのことをどれだけ自覚しているか、
  というのが人の魂なのではないでしょうか。
  ……ごめんなさいね、上手く言い表すのは難しゅうございます」


  [雑談] 何のために生まれて 何をしてよろこぶ
  [雑談] ここにブーケ置いとくね
  [雑談] w

アレクセイ:「何をしたくて、何をするべきか……難しいな」
キャメラ:「ですね。本当なら、もっとちゃんと理解しなきゃいけないんでしょうけど……」



??:「面白そうな話をしていると思ったら、やっぱり聞き覚えのある声じゃない」

  [雑談] おっと
  [雑談] !?
  [雑談] なんかでてきた

クロシドライト:こんにちは、将軍さん」 飛空艇の残骸の向こうから姿を現し
  「……と、面白い組み合わせねえ」 キャメラのほうを確認してから付け加える


  [雑談] 二大推しが集結した
  [雑談] この二人がセッション中で顔を合わせるのは珍しい

アレクセイ:「……なんだ、いたのか」
キャメラ:「えっ、わっ、く、クロシドライトさん!?」 びっくりしてちょっとシュッとなる

  [雑談] シュッとなるw
  [雑談] フクロウとかの警戒姿勢みたいな感じ

クロシドライト:「なんだとは失礼ねえ」 顔は微笑のまま
  「生きるのは一回きり。死んだらそれまで。そういうものじゃないの?」

アレクセイ:「ああ、そちらとは文化が違うのか」
クロシドライト:「それじゃ聞くけど。私たちのような作られた命に、魂はあるのかしら?」
アレクセイ:「それは……」 困った様子でキャメラのほうを見る

  [雑談] あーカムパネルラの気持ちで応えたい
  [雑談] w

キャメラ:「……あるんじゃないですか? 私はそうだと感じていましたけど」
クロシドライト:「それは何より。どうも」

  [雑談] カムパネルラは「たとえ星に還らぬ命だとしても僕らには魂あるし、いつか泡沫となって再会しよう」みたいな感じ
  [雑談] ほうほう
  [雑談] PLとしては「魂はロイスだよ(暴論)」派

アレクセイ:「ソル・シエールでは、生は一回きり、なのか」
クロシドライト:「まあ実際のところはどうなのか知らないけど。死とは恐ろしいもの。そういう風に考える人は多いと思う」
キャメラ:「……それは私も思います。死ぬのは冷たいし、暗いし、……寂しくなりますから」

クロシドライト:「死んだらもう何も成せない。それはどうあがいても変えられない。
  あなたたちが死なせた人が作ったはずの未来があったのかもしれない。
  そういうふうに思っているんじゃないの? 将軍さん」

アレクセイ:「……そうだな」
クロシドライト:「でも、私の意見は、キャメラと同じ。
  人生に数ある選択の一つの形がたまたま『人を殺す』ということになっただけ。
  自分のやるべきこと、そこは常に変わらない」

アレクセイ:「だが、それでは……」
クロシドライト:「何?」
アレクセイ:「選択の結果として今ある世界にとって、死んだ者に、もう意味はないというのか?」
クロシドライト:「私はそういうものだと思うんだけどね。キャメラはどう?」

  [雑談] ああ~~~推しと推しが会話してるんじゃが
  [雑談] いやあいい地獄だ!!!!(良い笑顔)
  [雑談] はー悩むなぁ
  [雑談] ちなみに自分もこの考え方 戦争で死ぬのはどのような形でも犬死にに変わりはない
  [雑談] 戦争だと味方の死は美化されやすいからね よっぽど注意しないと流される
  [雑談] 人の死から茶柱が立つことまで、どんなものでも意味を見出そうとしてしまうのがヒトなんだと思います

キャメラ:「私はちょっと違いますね。……居なくなってしまった人の殆どは、生きている人たちの記憶に残って、
  そこに何かしら痕を残しますから。……死んでしまったその当人の意志は、もうどこにもないですけれど。
  全ての意味がなくなるわけではないと、私は思っています」

クロシドライト:「そう。まあそれでもいいんじゃない?」
アレクセイ:(痕か……) 思いっきり思い当たる節がある

  [雑談] あーーー
  [雑談] この辺の殆どお兄ちゃんのこと考えながら答えてると思う キャメラは
  [雑談] ちょっと次の展開を考え中 もしキャメラさんから聞いてみたいことがあればそれでもいいですよ
  [雑談] もう1つネタはあるんだけどまだうまくつながらない

キャメラ:「そうとでも思わなきゃ……やってられませんし。
  ……生き残ったことに、まだ生きていることには、きっと意味がある。
  そういう考えがなかったら、私は今頃押し潰されているでしょうね」

クロシドライト:「意味、ねえ」

  [雑談] めちゃめちゃ言い回しに悩むんだよな~~~~
  [雑談] クロシドライトにとっては「作られた意味」はあるんですよね 何のために作られたか、という
  [雑談] なるほど
  [雑談] 生きていることの意味は「運命」だろうか 作られた目的は「運命」だろうか

キャメラ:「ひとまずは、何としてもパスタリアに戻って家族を一緒にしろ、って後押しされてるんだと思うことにしています」
アレクセイ:「……」

  [雑談] Xc=xU rre Nquals jIwLYAeh du inferiare y.z.t. / 私が生かされたことに、何か意味が有るというのなら
  [雑談] -> wAfLYA pAsOwItza oure wase h.m.m.r./. / 今は何よりも強い力が欲しい
  [雑談] 第3話ごろに考えたキャメラチャンのヒュムノスですが、思い出した



クロシドライト:「何にせよ、そうやって少しでも前向きに考えられるならいいと思うわね。
  将軍さんも見習ったらどう?」

アレクセイ:「……そう簡単に言ってくれるな」
クロシドライト:「残り短い人生、しっかり悩みなさい。そこにいる人も一緒に悩んでくれるんじゃないの?」

  [雑談] クロシドライトさん!!!!
  [雑談] ;;
  [雑談] なお、通常コースだとクロシドライトにいじられる感じでした
  [雑談] ああ~~~そっちもやりたかった
  [雑談] もう一つのネタは今回はなしでいいや これはいつかまた出番があるし

アレクセイ:「……おい、ちょっと待て」
キャメラ:「へっ」 声が裏返って 「えっ、そ、そりゃ、若輩者ですが……?」 なんか思考がバグった感じの返答する
クロシドライト:「それじゃ邪魔者はそろそろ退散かな。御子には言わないであげるから心配しないでね」 そそくさと立ち去る
アレクセイ:「あっ」
キャメラ:「あっ、クロシドライトさん……!?」 あわわって感じになり
  (アレクセイさんに変な噂立ったらどうしよう……よく考えたら、っていうか、よく考えなくても迂闊だったのでは……?)


  [雑談]
  [雑談] きっちり水をかけていったクロシドライトであった
  [雑談] なに、なんだろう、生きて見ていていいのか……?死ぬ……?
  [雑談] 死ぬわよ。(さっきまで残機だったものがあたり一面に転がっている)
  [雑談] Oh yeah

アレクセイ:「……」 苦虫をかみつぶしたような顔
キャメラ:「……そ、その、大丈夫、です?」
アレクセイ:「!?」 今の状況を客観的に顧みて、クロシドライトの言葉を聞いて、
  ようやく「他人からはデートに見えるかもしれない」との考えに至り、一瞬キャメラを意識してしまう

アレクセイ:「あ、いや、大丈夫だ」 でもすぐ平静を取り戻す

  [雑談] ああああああ
  [雑談] よっしゃ
  [雑談] よっしゃよっしゃ
  [雑談] ミ"

キャメラ:「そ、れなら良いんですけど……いや、クロシドライトさん、面白おかしく言わないですよね……」 後半は独り言
アレクセイ:(いや、ここで変なことを言い出しては余計に意識してしまう。まずは予定通りに)
  「思わぬところで知り合いに出くわしてしまったが……そろそろまた出発しよう」

キャメラ:「は、はい、そうですねっ。あんまり騒がしくしてるのも、憚られますし」 ちょっと浮き足立ってる感じは残ってるけど、こっちも平静さを装いました

  [雑談] はぁ~~~~
  [雑談] 本当にありがとうの気持ちしかない







再び歩き出して、行程でいちばん高いところに着いたところでちょうど昼となった。



アレクセイ:「では、ここで昼食にしよう」 足を止めて荷物を降ろす
キャメラ:「はい。風の良いところですねぇ」 鞄の中をごそごそして、レジャーシートを取り出します
アレクセイ:「そういえば敷物を忘れていた。助かる」 広げるのを手伝って上に座ります
キャメラ:「お役に立てたなら何よりです」 広げ終わったところでこっちも荷物を降ろします

  [雑談] そういやここまでの道のり、アレクセイさんはどれくらいの歩幅で来たんでしょ
  [雑談] (キャメラチャンの息の上がり程度が変化する)
  [雑談] そりゃ相手に合わせますよ
  [雑談] じゃあそんなに息上がってないですね
  [雑談] 通常で2~3時間のコースと短めなのもそこの影響
  [雑談] では弁当の中身発表~

アレクセイ:お弁当を広げます サンドイッチです 具材は卵・ハム野菜・チキン
キャメラ:こちらもお弁当箱を取り出します
  小さめサイズの二段型、一層には小さいサンドイッチ群(卵・ハム・おやつのジャムサンド)
  もう一層にはくるるくだんご(量は少ない)、卵焼き、アスパラベーコンが詰まってます


  [雑談] >かぶった<
  [雑談] かぶったわ
  [雑談] 実際ピクニックならサンドイッチやおにぎりは手堅いですし……
  [雑談] 素材が良ければそれだけでおいしくなるのもポイント高い
  [雑談] ジャムサンド食べたい
  [雑談] 中身は微妙に違うといえば違う ジャムサンドもそうだけど、野菜入ってないし
  [雑談] キャメラは生野菜が嫌い アスパラベーコンは焼いてるので好き
  [雑談] ああそうか >焼いてるので~
  [雑談] 茹でアスパラwithマヨも考えた
  [雑談] そっちのほうが簡単そう
  [雑談] キャメラはご存知の通り味覚がおばかだし、付き合ってくれてるネルラも彼自身はもの食えないし

アレクセイ:「同じだったか」 キャメラのほうのサンドイッチを見て
  「いや、簡単に作れるものとなるとあまり思いつかなくてな」

キャメラ:「あら、被りましたね」 ふふふと笑い 「サンドイッチなら、よほどのことがない限り失敗しませんものね」
アレクセイ:「そうだな」
キャメラ水筒からお茶を注いで 「それじゃあ、お昼ご飯にしましょうか。いただきます」
アレクセイ:「いただきます」 食べ始める
キャメラ:(……味、良くなってるのかな?)内心首を傾げながら食べてる



アレクセイ:「そういえば、あれから料理はまだ続けているのか?」
キャメラ:「はい、出来るだけ休みの日とかには作るようにしています。……腕が上がっているかは、よくわからないですけど」
アレクセイ:「ふむ」 では一つ頂いてもいいかな、と言いかけてさっきのことを思い出して動きが止まる

  [雑談] ああああ
  [雑談] しんじゃう
  [雑談] はいはいw
  [雑談] 💐
  [雑談] なんだこれ
  [雑談] ブーケです ステラナイツ式
  [雑談] ブーケをいっぱいもらうとダイスの振り直しとかができる あと「尊い」「しんどい」の放出先にもなる
  [雑談] www
  [雑談] なのでここのアレクセイさんの内心に投げますね
  [雑談] はいw

キャメラ:「……? どうかされましたか?」 何かが中断された雰囲気は感じた
アレクセイ:「あ、いや、何でもない」 平静を装って

アレクセイ:「禁酒のほうはどうだろうか」 話を変える
キャメラ:「なんとか続けられていますよ。辛くなることはありますが……」 疑問は覚えながらも
アレクセイ:「そうか、まだ飲んでいいという許可は下りないか。なかなか大変そうだな」
キャメラ:「……この機にすっぱりやめてしまおうかな、とも思っています。
  体質的に酒飲みは向いてない、って言われましたし」

アレクセイ:「体質なら仕方ないな」 どうすれば自然にキャメラの作品の味を確かめられるか思案中
  「そういえば野菜が好きではないと言っていたと思うが。鶏肉はどうだ?」 自分のチキンサンドを勧めます
  (自然にお返しが来るという魂胆)


  [雑談] わお
  [雑談] ちょっとまってね この"良さ"を噛み締めてる
  [雑談] はいはいwww
  [雑談] よかった 対面にいたら死んでしまう火力がある
  [雑談] なんだそりゃw

キャメラ:「へ……」 ちょっと呆然として、 「は、はい、鶏肉は好物ですけど、良いんですか?」
アレクセイ:反応を見て(あ、少し方法がまずかったか?)と今さら気づくけど引くに引けない
  「あ、ああ」 渡します

キャメラ:「ありがとうございます」 受け取って
  
「じゃあ、その、代わりになるかわかりませんが……私のサンドイッチ、食べます?」 と、差し出します
アレクセイ:「それなら、そちらのベーコンのほうを頂きたいのだが、いいだろうか」 半分ヤケクソで直接要求

  [雑談] やけくそw
  [雑談] 判断力が落ちてます
  [雑談] ああ~~~~

キャメラ:「ええ、どうぞ。お口に合うかはわかりませんが」 すすすっと差し出す
アレクセイ:「ありがとう」 礼を言って食べます
キャメラ:味は……普通です。やや塩味が濃いかもしれませんが、およそ普通です。
キャメラ:「こちらこそ、ありがとうございます」 こちらもチキンサンドをもぐ
アレクセイ:「うむ」 一言だけの感想です

  [雑談] あとは表情から読み取ってね
  [雑談] チキンのほうは照り焼きで挟んでいる感じかなー まあ好きにしていいです
  [雑談] うん そっか………………
  [雑談] 腕はね、前よりは良くなってます 卵焼きもスクランブルエッグになってないし
  [雑談] うん なのでこっちも反応変えた

キャメラ:アレクセイさんの表情を見て、ほっとしたように笑みを見せました







  [雑談] ではここでイベントを入れます
  [雑談] いくつか選択肢を提示するので、見学の人に選んでもらいます
  [雑談] ただし、選択肢以外でも良さそうなのが思いつけば、それでもOKです
  [雑談] よろしくね
  [雑談] 選べるのは1つです
  [雑談] 選択肢から選ぶ場合は、指示されている部分について、見学者で決めてください

1.突然雨が降り出した
  ・雨の強さ ・近くに雨宿りできる場所があるかどうか ある場合はどういう場所か
2.目の前に動物が現れた
  ・その動物の種類と数 ・動物の様子(何をしているか、敵意はあるかなど)
3.歩きにくくなる状態になった
  ・理由(例:足をくじく、服の裾が引っかかって破れる) ・程度(応急処置でどのくらい対応できるか)
4.落とし物を見つけた/落とし物をした
  ・それは何か(できるだけ具体的に) ・「見つけた」の場合は、その物の状態


  [雑談] どっちが上取る方が面白いかなぁ……
  [雑談] それね
  [雑談] ん~でも明確に弱いシーンがないアレクセイさんの方が弱るシーンの方がいいかなぁ~~~
  [雑談] 4で指輪拾ってもらうとか……()
  [雑談] 3. アレクセイさんがそこらに足を引っかける ちょっと痛いけどまぁ歩けなくはないぐらいの傷になる
  [雑談] だな あとはchoice神に決めてもらおう
  [雑談] ふぇえーん! じゃあ1ぃ!
  [雑談] (転んでほしかったけど普段戦闘訓練で受け身の練習してそうだから転んでも大したことなさそうで)
  [雑談] 脚くじいても詩魔法で直せちゃうんだよな!という気持ちを込めて1!
  [雑談] じゃあこっちで振っちゃいますね
  [雑談] choice[1,3] → 3
  [雑談] でした
  [雑談] そうか…………
  [雑談] 何に足を引っかけたことにしようかな
  [雑談] 傷はどういう感じの? 出血があるかないかとか
  [雑談] 切り傷ですかねー バラ科系の棘に足引っかけてびーっと
  [雑談] なるほど OKです



稜線から下り、はざま新田に向けて森の横を進んでいる時のこと。


アレクセイ:「……!」
キャメラ:「将軍? どうしました?」

アレクセイは何かに躓き、態勢を崩す。咄嗟に足を前に出したまでは良かったのだが――


アレクセイ:「あ、ああ……」

ちょうどそこにあった荊に足を突っ込んでしまったようだ。
裾がめくれた場所を引っかけてしまい、靴下が少し破れ、血が出ている。


アレクセイ:「ったた……失敗した」
キャメラ:「だ、そ、そんな、お怪我を……!」 ちょっと顔から血の気が引いてます

  [雑談] せっかく足の怪我を指定してくれたのでね

アレクセイ:「いや、大したことはない」 と言いながらも、まだ立っているだけでも辛そうです
キャメラ:「大したことある顔じゃないですかっ! 一旦座ってくださいっ」
  
ばさっとレジャーシート広げて、鞄から救急箱を取り出します
アレクセイ:「……」 座って患部を出します

  [雑談] やっぱり救急箱持ってきてたね よかった
  [雑談] そりゃあね~~~ 自分だって怪我するかもしれないし キャメラは

キャメラ:血を拭って、棘が残ってないか見て、残ってたら取り除きます。そして消毒をした後──
  「Wee paks ga chs vinan yosyua──」
  癒しの魔法を謳い、傷を塞ぎました。ちょっとした切り傷くらいなら、すぐに痕もなく治るでしょう。

  [雑談] そうきたか なるほどねー
  [雑談] (さっきの選択肢、どれを選んでもそれに沿ったテーマの話題が提供されます)

キャメラ:「……どうです? 痛みますか?」 まだ割と不安げな顔
アレクセイ:「……」 処置を受けてから 「いや、ありがとう。済まない」 でもまだ立ち上がらない
キャメラ:その返事を受けて、ほっと胸をなでおろします
アレクセイ:「もう大丈夫そうだ」 足を動かして様子を見てからようやく立ち上がる
キャメラ:「よかった……お役に立てて何よりです」 色々鞄にしまいつつ

  [雑談] 「足の怪我」、めちゃめちゃキャメラにとってはトラウマに近いものなので……相手が相手ですし……
  [雑談] ああー! そういうことだったか なるほどなるほど
  [雑談] 軽傷だったけど痛そうな顔してたので結構心にきたようです
  [雑談] 意図せず当たりを引いてたかもしれない



アレクセイ:「つくづく思うが、便利なものだな、詩魔法は。
  ただの人間が使える道具だけでは、跡形もなく治すようなことはできない」

アレクセイ:キャメラが救急箱をしまうのを見ながら言う
キャメラ:「……ええ。魔法が使えるようになっていて良かった、っていつも思いますもの」

アレクセイ:「クロシドライトが居たから思い出したが……
  なぜエレミア人はレーヴァテイルを邪険にするのだろうか?
  詩魔法の力、うまく使えばより平穏な世界も作れるだろうというのに」


  [雑談] ほんとそれなんだよな
  [雑談] 3番の怪我の場合は「レーヴァテイル観について」がテーマ
  [雑談] 1「戦いで人を殺すことについて」
  [雑談] 2「アレクセイが動物が苦手な理由」
  [雑談] 3で物の場合、ならびに4「物への執着心について」
  [雑談] 1は大雨の中だったG-3-Cの話が下敷きになります
  [雑談] 1、よくあるシチュエーションに見せかけて話題が闇深すぎない?
  [雑談] よくあるから選びやすいかなーと
  [雑談]

キャメラ:「……それは、私も疑問に思うところです。
  カムパネルラさんは時々話してくれますが……曰く、『ニンゲンはレーヴァテイルが怖くなったのだ』、と。
  ……あちらには、I.P.D.暴走なんて存在しないのに。実感が湧きません」

アレクセイ:「『レーヴァテイルが怖くなった』? どうしてだ」 もうちょっと聞いてみる
キャメラ:「彼も、全部は語ってくれませんけれど……あちらのレーヴァテイルといえば、β純血種。
  不老長寿で、詩の力も強くて、カムパネルラさんみたいにボロボロでも大丈夫だったりするらしいですし。
  ……延命剤もいらなくて、なんなら食べ物もいらない。普通の人よりずっと生き物として強い。
  だから、あちらの人たちは、レーヴァテイルのことが怖くなったのだそうです」 
少し間があいて、
キャメラ:「わかりませんよね。そんなに強いってわかっているなら、尚更良い関係を築いてゆければよかったのに」
アレクセイ:「そこだな。やはり理解ができない。
  自ら作ったものに恐怖を抱くだけならまだしも、自ら進んで敵を作っているようにも思える。
  ……その意味では、このメタ・ファルスそのものでもそうだが」

キャメラ:「……暴走と違って、話も通じるのに」 頷く
アレクセイ:「……暴走、か」 こちらにも思い当たる何かがある模様
キャメラ:「…………」 少し自分の左肩をモニモニして
  「……もし、」 と何か言いかけて、そのまま止まりました
アレクセイ:「?」 様子には気づくがそれ以上はつっこまない
キャメラ:「いえ、なんでも」

  [雑談] もし私が暴走したら って言いかけた
  [雑談] やっぱり
  [雑談] いろんなヒトガタのいる作品見てきましたけど、だいたいは「仕事が奪われる」が原因になって
  [雑談] シュプレヒコール上がってる感じがする
  [雑談] あー 自分の設定でも半分くらいそれですね
  [雑談] 最近だと「デトロイト:ビカムヒューマン」とかまさにそれ
  [雑談] で、ここで問題になるのが、さっき入らなかったネタ 「なぜ寿命を150年に設定したのか」
  [雑談] まあこのあたりはトーラでも扱えるのでとっておく
  [雑談] あー
  [雑談] 短くすること自体はできる 実際ソル・クラスタでは20年寿命のβが作られていた時期があった
  [雑談] 20年βとかいうものすごい闇!
  [雑談] 人間換算で五世代動くから愛玩用や介護用と考えると元がとれるのかな……?
  [雑談] 人間の軌跡の記録用にも向いてる 二人看取って伝記書く分にはちょうどいい
  [雑談] カムパネルラは自身の長寿をよしとしている
  [雑談] 「あーあと100年寿命があったらなー! 理想郷作るんだけどなー!!」って思ってる
  [雑談] 個人的には150年は無駄に長いと思いますけどねー
  [雑談] うん 人が管理できる長さではないと思う
  [雑談] 20年でサイクル回した方がスペック向上も鑑みるとちょうどいいような
  [雑談] それでもあえて150年、そう言われると疑問ばかり残る
  [雑談] 世情考えるとこの当時は「人類滅亡後」を見据えてる可能性があるかもしれない
  [雑談] なるほど その観点は思いつかなかった
  [雑談] なるほどなー
  [雑談] 種を保管して然るべき時まで回す、そうするのにちょうどいい製造物がレーヴァテイルだった
  [雑談] メンテナンスロイドの方が長持ちするけどね

キャメラ:「それより、破れた靴下の方はどうしましょうか」
アレクセイ:「これはもう仕方がないだろう。買い換えればいい」 と言ってから
  「……まさかとは思うが、エレミア人はレーヴァテイルに対して同じようなことを思っていたのではないだろうか?」
  ぞっとする想像を口に出す

キャメラ:「どういうことですか?」
アレクセイ:「つまり、本当の意味でただの道具としてしか思っていなかったのでは?」
キャメラ:「…………」 呆然としてから、
  「……本当に嫌な想像ですが、そう、なのかもしれません」 ケンプくんの態度とか思い出しながら言いました

  [雑談] ですね ケンプの発言があってこそ
  [雑談] Fちゃんを使い捨てたあいつのことは忘れない
  [雑談] はじめて(の殺人)の相手だし忘れられないよ

アレクセイ:大きくため息をついて
  「御子様がレーヴァテイルであることは、本来の意味以外にも、案外良い効果があるのかもしれないな」

キャメラ:「そうなのかもしれませんね」

  [雑談] とは言っても向こうにもシュレリアはいたはずだけどね
  [雑談] シュレリアはなぁ……
  [雑談] シュレリア様、世間に対する認知度が低かったりしたかもしれない
  [雑談] そこはあるはずなんだけどね……いかんせん旧型だったのが
  [雑談] シュレリア様はどうあがいても人間を批判こそすれ人間の敵に回れないから そういうプログラムだったから

アレクセイ:「帰ったらクロシドライトにでも聞いてみよう。それくらいの釣りは払わせなければ」 微妙に怒気が混じる

  [雑談] おこなの?
  [雑談] おこです
  [雑談] おこかー
  [雑談] ではそろそろ後半部も終わっていきますよ 何か反応とか話したいことがあれば今のうちに
  [雑談] あーーどうしようかな ぶっこむかやめとくか考えてる
  [雑談] 「冷やかされたのそんなにヤだった?(意訳)」をぶっこむかどうか
  [雑談] じゃあこっちからのリクエストは「やめて」かな
  [雑談] 了解です
  [雑談] 戦争は未然に回避された

キャメラ:「……そうですか」
アレクセイ:「まあいい。ともかく助かった。かたじけない」
キャメラ:「このくらいなら、お安い御用です。そのための青魔法ですから」

  [雑談] うぇーーーーい
  [雑談] どういたしまして…………
  [雑談] 💐

アレクセイ:「ああ。医務室のほうもそうだが、とても頼りになる」
キャメラ:「……そうやって褒められると、ちょっと照れますね」
アレクセイ:「……よし。さあ、行こう」

  [雑談] あああーー
  [雑談] 例のアレは適当な所で入れてね
  [雑談] はーい
  [雑談] そのあとは個別にちょっと描写を(あれば)入れて終わりです







それからしばらくして二人はざま新田の駅に到着、軌道車でエナに戻った。
目的地は同じ方向、市場通りを宮殿の方向に歩く。



アレクセイ:「今日はわざわざつき合ってもらってすまなかった。よい気晴らしになった」
キャメラ:「こちらこそ、とても楽しかったですわ。街の外を歩くというのも、良いものですね。
  もし、……」 
また言葉が途切れましたが
アレクセイ:「……もし?」
キャメラ:「……もし、よろしければ。また、一緒に歩きませんか」 今回は続きを口にしました

  [雑談] キャメラちゃんは勇気を振り絞った

アレクセイ:一瞬だけやや驚いた様子を見せて
  「いや、その……私で良ければいいのだが」 どう答えるか迷いながら答える

キャメラ:「私は、貴方が……良いんです。アレクセイさんと一緒だと、とても楽しかった、ですから……」 尻すぼみになる声量

  [雑談] どれくらいの感情を出すか悩み悩みやってる
  [雑談] わかる どこまで言ってもいいのか

アレクセイ:「それなら……ぜひまたそうしよう」 意外な反応にさらに混乱しつつも言う
キャメラ:「そ、それなら、次の機会はエナの中をっ。私、色んなお店を教えてもらってますから」 安堵したように表情が和らぐ
アレクセイ:「お店か。分かった。いずれまた休暇をもらえるだろうから、その時は連絡する」
キャメラ:「はい、その時はよろしくお願いしますねっ」







白昼夢に酔っているような気分のまま、キャメラは帰宅した。
まだ心臓はどきどきと鳴っていて、上手く抑える方法がわからない。

まさかずうずうしくも言い出した提案を、また受けてもらえるとは思わなかった。
相手からしても、自分の印象は悪くないのかもしれない、と自惚れたくなる。

……そんなことは思う暇は無い。自分に、誰かを特別な席に座らせる資格は、もう無いのだと信じていた。けど。


キャメラ:(……夢を見る、だけなら)

キャメラ:(きっと自由、よね?)

キャメラ:恋心という夢を一人見るだけなら。それを表明しない限りは──
キャメラの顔が赤らんだのは、西日のせいなどではない。




  [雑談] なるほど~~~💐💐💐
  [雑談] 以上です。
  [雑談] ありがとうございました!
  [雑談] そういうわけだからあとでカナタくんRP部屋にこいよな







夜、宮殿の部屋にて。アレクセイは一人でコーヒーを飲んでいた。
心地良い程度の疲労感が身体に残るのを感じる。

昼のことを思い返す。余計な邪魔が余計なことを言ったおかげで、ただの散歩ではなくなってしまった。
あれに対してキャメラはどう思っているのだろうか? そこはいくら考えても分からない。

咄嗟の時の反応にその人の本当の思いが出るという。
転びかけた時の彼女の第一声。

――『将軍? どうしました?』

あくまで私は将軍である。それは正しい。
だが、心のどこかで、それがやや残念に思えたことは否めなかった。




  [雑談] こちらも以上です ありがとうございました!
  [雑談] アアーーーーー
  [雑談] 致命傷







  [雑談] 本当に本当にありがとうございました
  [雑談] こう 「将軍」呼びのなんかを拾われてうわああああってなった
  [雑談] うん あそこはこっちも狙いどころだと思った
  [雑談] 今回のこっちの裏テーマは「気づき」でした 何に気付くのかはいわずもがな
  [雑談] 「夢を見るだけなら」ってするとは決めてたので、夢を見せてくれてありがとうございました
  [雑談] 少しずつ距離を詰めていくのだ
  [雑談] ありがたや
  [雑談] こっちのほうも口調を前回とは微妙に変えています
  [雑談] はぁーーーーーーーんん???????????????
  [雑談] 「~はどうだろうか?」 → 「~はどうだ?」 という感じ
  [雑談] なるほど…………
  [雑談] ちょっとくだけた
  [雑談] シナリオちゃんと書いてないとはいえ、釣り針はそこらじゅうに仕掛けていた
  [雑談] 楽しんでいただけたなら幸いです
  [雑談] 本当にありがとうございます

  [雑談] >キャメラ:「…………」 少し自分の左肩をモニモニして
  [雑談] モニモニとは
  [雑談] モニモニはモニモニですよ 揉む、に近いかな
  [雑談] うーん?
  [雑談] モニモニ
  [雑談] イエスモニモニ
  [雑談]
  [雑談] こう 自分の死とかについて想いを馳せる時、左の肩口とかお腹の傷跡あたりを撫でる癖があるといい
  [雑談] あ~~~~



  [雑談] 関係無いところでいうと、今回は150年寿命の話がちょっと面白かった
  [雑談] わかる
  [雑談] 改めて言われると滅茶苦茶謎ですね
  [雑談] >クーロン@見学:人間の軌跡の記録用にも向いてる 二人看取って伝記書く分にはちょうどいい
  [雑談] 実はこれいつか使おうと思ってた
  [雑談] なんやと
  [雑談] >クーロン@見学:世情考えるとこの当時は「人類滅亡後」を見据えてる可能性があるかもしれない
  [雑談] これは本当に思いついてなかった 確かにβ量産開始はその時期だし
  [雑談] しかし人類たちは絶滅していなかった! (愛で空が落ちてくる)
  [雑談] 150年もいらないんですよね わしの見てきたアンドロイド系の話は寿命が明記されてないか持っても30年ぐらい
  [雑談] そう考えるとレーヴァテイルは人造人間としては異質ともいえる
  [雑談] クロシドライトのほうは、自分たちが人間の理想を体現しているものだと思っている
  [雑談] 死に対する恐怖の反対としての150年 というふうに繋げる予定はあったけどまあいいやと
  [雑談] なるほど
  [雑談] 長寿や不老は人類共通の願いですからね 壊れ逝く世界に対して永遠を体現したかったのかもしれない
  [雑談] カムパネルラ的には「僕らに世界をよりよくして欲しかったんじゃないのか?
  [雑談] (そのための権能の一つとしての不老長寿なのでは?)」ってところ
  [雑談] あー 惑星の意志のようだ

  [雑談] >クーロン@見学:20年でサイクル回した方がスペック向上も鑑みるとちょうどいいような
  [雑談] そうそれなんだよねー
  [雑談] レーヴァテイルにスペック向上の概念があるかどうかわからないけど
  [雑談] 第二紀ソル・シエールではありますね ミュールがそれだし
  [雑談] ミュールなんかはスペック向上の結果、シュレリアの反応速度を超えましたし
  [雑談] んじゃ猶更サイクル回してスペック上げてく方がいいんじゃ
  [雑談] 逆に長持ちにしてサイクルを回させないようにした可能性もある……?
  [雑談] うーん そこはどうだろう
  [雑談] より良いサービスを安価にって考えたら必要なんじゃないんですかね
  [雑談] うん そっちのほうが説得力ある
  [雑談] 年数伸びればコスパは圧倒的によくなる
  [雑談] あとは民間でも作ってるなら政府はもっと質のいいもの作らないと怖いし
  [雑談] 維持費の問題もRTなら解決だろうし
  [雑談] 型落ちでも中古でもってなったら民間でも流通してたかもしれない
  [雑談] うん 実際クロシドライトは転売を何度も経験してる
  [雑談] カムパネルラ(若年期)はそれなりに人間らしい扱いはされてたけど、立場としてはおりこうな警察犬 そんなイメジ
  [雑談] 政府生産と民間用では扱いも違うかもですね
  [雑談] そこまでいくとまさにケンプくんの言う通りですよね
  [雑談] 「ヒトの下にレーヴァテイルを造った」
  [雑談] 人間なら大問題でもレーヴァテイルなら奴隷のごとき扱いしてもOK
  [雑談] 「ニンゲン、お前たちは僕らに愛してほしかったんじゃないのか?」
  [雑談] 奴隷前提のシステムができてたローマ帝国のような
  [雑談] 結局のところ、一度たがが外れるともう戻らない
  [雑談] 最初は異形の者対策として作られたのかもしれない
  [雑談] でもそこを逸脱した時点で、こうなることは運命づけられていた ということなのかなあ と

  [雑談] シュレリアがなあ……
  [雑談] シュレリアの政策についてはどうしても懐疑的にならざるを得ない
  [雑談] 人間に製造技術授けちゃったのが悪い
  [雑談] シュレリア(と、一部の側近)のみで作って人間界に遣わす、みたいな形式なら破滅はかなり遅れさせられたと思う
  [雑談] それだとまた別の形で破滅してたような 人外に対して、人間はそう甘くないでしょ
  [雑談] 「神の使い」形式ならある程度威厳バリアとかがきくとはおもうけど
  [雑談] 宗教的扱いにすれば全然違ったとは思うけど、それでもミュールが生まれてしまったら
  [雑談] 製造技術漏洩しなければミュールは生まれないでしょう
  [雑談] 一部の側近のみで作るとして、小ロットで生産することになるでしょうから、まあ絶対数は少なくなるでしょう
  [雑談] 宗教的な面を持たせるとしても信仰する人が必要なわけで
  [雑談] 日本でもまれびとは神、なんて信仰があったりしますが同時にすごい勢いで殺されてもいるんですよね
  [雑談] てるてる坊主なんていい例じゃないですか?
  [雑談] 神の御使いも殺されて埋められてありがたやーされたらどうしょうもないっす
  [雑談] 人外に対して人間は甘くないってのはすごくわかる
  [雑談] そこまでソル・シエールの人間非文明的かな?
  [雑談] 非文明的というか……普通に近代まで続いてたんじゃなかったっけ
  [雑談] というか今の日本も十分非文明的なような
  [雑談]
  [雑談] 文明があればあるで千の丘ラジオやっちゃったりするからなあ
  [雑談] 日本人は割と埋めればなんとかなると考えてるのはおいといて
  [雑談] それが信仰の形であったり愛の形であるなら、人間は人間を殺すし食べまっせ
  [雑談] 「神の使い」とか書いたのが悪かったかな 実際に宗教的意味合いを持たせるかはともかく、
  [雑談] レーヴァテイルを「人間の手で作れるモノ」に貶めないようにする、というのがミソだったんじゃないかなーと
  [雑談] 人の形をした異形っていうのがミソ。違うものは怖いし畏れ多い
  [雑談] 殺すまではいかなくても遠ざけるとかはありそう 手段は問わずに
  [雑談] もしくは支配下に置くためにいろいろやりそう 白色人種が有色人種にしたように
  [雑談] あー それ まさにそれ >支配下に置くために
  [雑談] にんげんこわい

  [雑談] とはいえそもそもシュレリアがなめられてるところあるからなあ……
  [雑談] シュレリアが舐められているのは半分非公式設定だけど、まあ、ああなるでしょう
  [雑談] シュレリアを舐めてなかったらシュレリアを捕縛して洗脳なんて試みないでしょ
  [雑談] うん
  [雑談] シュレリア洗脳事件ってなんだ
  [雑談] 1資料集p69
  [雑談] レーヴァテイル戦争後、宥和を呼びかけたシュレリアを人間たちは疎み、捕縛して従順にさせようとした。
  [雑談] ミュールの覚醒が結果的に救助になったが、シュレリアは恩を仇で返した(語弊)
  [雑談] さらっと書かれてるけどこれやばない????
  [雑談] やばやばですよ
  [雑談] 管理人と利用者が近しすぎる……よく崩壊しなかったな第一塔
  [雑談] それ言ったら人間に恋心?抱いちゃったりしてるし(しかも複数回) AIが根本的にクソ
  [雑談] とはいえ700年冬眠とかさせず稼働させ続けるなら本質的に魂のないAIなのは救いなのかもしれない
  [雑談] ふむ
  [雑談] 恋なんてバグ技キメちゃってますけど
  [雑談] あれも多分プログラムの内だから

  [雑談] ちょっと思ったけどアルトネリコが正常に稼働し続けていたら経年劣化するであろう塔を
  [雑談] どう処理するつもりだったんだろう
  [雑談] さぁ……
  [雑談] 2000年くらいはっていってたから、そんな先のことは新しい技術が解決するというあれでしょ
  [雑談] まるで放射性廃棄物問題に対する無責任態勢のようだけど
  [雑談] なんかさ、アルシエラの人間寿命設定に関してがばがばすぎない?????
  [雑談] アルシエルの人間、例外処理を知らないから(メタファリカ失敗とか)
  [雑談] w
  [雑談] めそふぁりかが失敗しそうになったらえぐふぁりかも止める、ってコードを
  [雑談] インフェルちゃんほどの天才がなぜ書けなかったのか
  [雑談] 慢心、環境の違い
  [雑談] 慢心やろなあ……
  [雑談] もともとある奴にパッチ当ててる状態だからもともとの奴が動くって言ってるなら
  [雑談] パッチはどうにもできなかったから、とか?
  [雑談] 一応うぃずふぁりか企画の時にえぐふぁりかにも手を加えはしてると思うんですよねえ
  [雑談] (ルカのえぐふぁりかでパワーソース探してるっぽいパートあるし)
  [雑談] パッチ当てたらバグ出ちゃった! あ!(ネネシャ消滅)
  [雑談] 代償が重すぎる……
  [雑談] 一応めたふぁりかαは成功してるんですよねえ……





忍ぶれど色に出でにけり……?

  キャメラ・カムパネルラ・カナタ・メテオライト

(discord上 2019/05/06)



  [雑談] カナタくんへ キャメラチャンの恋愛相談乗ってください
  [雑談] レスポンス遅めかもしれないですがとりあえずいけますぞぃ
  [雑談] どっか、兵舎の談話室とかの一角にてって感じかなー 状況
  [雑談] 最近詩魔法特訓中の奏多くん
  [雑談] カムパネルラはおちんぎんが入って、絞り出しクッキー用の口金とか買ったので、
  [雑談] クッキーを焼くのに凝っているようだ



ある日の午後。兵士たちの訓練の時間も終わり、西日が差し込み始めた兵舎の談話室のテーブルの一つには、
小山のように積み重ねられたクッキーの皿が置かれていた。
そのクッキーを持ってきた、今日は一日休んで厨房を借りていたらしいカムパネルラと、何故か机に突っ伏しているキャメラ。
そしてそんなキャメラに呼び出されたカナタとメテオライトが、そのテーブルを4人囲んでいた──



カムパネルラ:「……さて、まずはクッキーでもどうかな? これは美味しく出来たはずだ」
メテオライト:(お目目キラキラ)
カムパネルラ:「美味しい紅茶もあるからね。メテオライトは、ミルクと砂糖はどれくらい入れて欲しい?」
カナタ:「おう……ありがとう、カムパネルラさん」 クッキーを一つ手に取る
メテオライト:「ストレートでお願いします。やった、美味しい紅茶、好き」
カムパネルラ:「っふふ、喜んでもらえて何より」 紅茶を全員分淹れて、自分はミルクティーにする

カムパネルラ:「……それで、先輩、ここ最近は急にどうしたんだい」
キャメラ:「……いや、その……本当に大したことではない、はずなんですが……」 顔はうつ向けたまま
カナタ:「そうだぜキャメラさん。いつもなら
  『あら、カナタくん。来てくれてありがとうございます』みたいなスタートだった気がするんだけど?」

メテオライト:「落ち込んでる? 元気になりそうなものでも探そうか?」

  [雑談] カナ太郎のキャメラチャンエミュレート力たかくて草
  [雑談] 伊達に付き合い長くない

カムパネルラ:「落ち込んでいる、とはまた違ったふうだが……
  仕事中はいつも通りだったんだが、休憩時間になった途端、ほっぺたからチョコバーを食べようとしたり、
  読んでる本が逆さまだったり……今もこの調子だしな。心ここに在らずといった塩梅だ」

キャメラ:「……まぁ、実際、そうなんですけど……気が抜けるとどうしても考えがすっ飛んでしまって……」
カナタ:「うーん……? 珍しいというか、なんというか。キャメラさん、心配事か?」
キャメラ:「……心配事というか、本当に私が勝手に感情に振り回されているだけなのですが。
  ……ねえ、笑わないでくださいよ? 今からいうこと……」

カナタ:「……? ああ、わかった。聞く」



キャメラ:「どうやら、私は……人を、ある人に恋をしてしまったようなのです」 気恥ずかしさを誤魔化すようにクッキーをもぐ
カムパネルラ:(まじでか)

  [雑談] キャメラチャンの心のやわらかいところ
  [雑談] 笑いはしないんだけどさぁ、カナタ、流石に察しつくよなぁ……
  [雑談]

カナタ:「それ、し……っしょうを招くほどのものじゃないんじゃないか? それ笑うの相当悪い奴だろ……」
  
言葉を誤魔化し切った顔
メテオライト:(ちょ、無理矢理修正しようとして失敗してるじゃんか)
カムパネルラ:(しっ……しょう? 明らかに不自然な発音だった。支障? 師匠?
  ああ、そういえばカナタは誰かを師匠と仰いでいたな、まさか……) カムパネルラの名推理!

キャメラ:「私みたいな人間が、普通の女の子みたいに恋をした、なんて言ったら……
  こう、変なことを思われそうというか、カナタくんでしたらそういうことを言わないでしょうから……」
  
キャメラの迷推理! きづいていない!
カナタ:(気づいたかカムパさん! だが今キャメラさんに名前を伝えるとこの後の話に師匠が、じゃない、
  支障が出るかもしれない! 確定するまでは黙っていよう!) 高速アイコンタクト

カムパネルラ:(あ、ああ) 困惑顔しながらも了承

カナタ:「オレも恋愛はさっぱりだからなぁ……そもそも、キャメラさんはキャメラさんなんだから、
  恋ぐらいしてもいいと思うけど……」 
うーむの顔
キャメラ:「恋に現を抜かすだなんて、私のキャラじゃないでしょう?
  自分の心に、こんな柔らかいところが残っているなんて思いませんでしたよ……」 
うううと首を振り
メテオライト:「ねぇねぇ、相手、どんな人? カッコいい? かわいい? 肉体派? 頭脳派?」
キャメラ:「どんな人、って……ええっと、とてもかっこいい人、ですね、はい。文武両道ってイメージで……」
カムパネルラ:「キャラじゃない、というのはわかるがなぁ……」
カナタ:「キャラじゃないってなんだ……キャメラさんはキャメラさんで、恋してもいいと思うけどなぁ……」
メテオライト:「そーゆー問題じゃないってことだろ。わかるわかる、自分で思ってた自分と違う、って割とあるよな」
カナタ/メテオライト(そしてこれ、対象確定じゃんか……)

  [雑談] 察され具合で草
  [雑談] 自分のこと以外は鋭いから……
  [雑談] メタファルスの恋愛観
  [雑談] さぁ……自由恋愛がこの時代どれくらい一般的か
  [雑談] 記録はされてないけど人口調整のための一人っ子政策とかもありえたろうから
  [雑談] 意外と複雑なのでは? と思ったりした
  [雑談] かもしれないですね
  [雑談] カーラとイェンドは結構アウトローな恋愛結婚した
  [雑談] キャメラは恋愛観育てる期間を戦争と兄の介護に費やしたから……
  [雑談] なのでぼんやりと「人は人を好きになることがある」みたいな感情がある

キャメラ:「……私みたいな人間に好かれたら、相手方も迷惑でしょう。
  そうはわかっているのに、夢を見てしまうんです」 
また俯いて
カムパネルラ:「好意が迷惑か否かを決めるのは、君じゃなく相手の方じゃないのか」
キャメラ:「私には、そうは思えないのです」
カナタ:「はー、そんなに通じあってんのか、し……っかりと」
メテオライト:(誤魔化し方! なんとかならんのか!)
カナタ:「ごほん。なんでそう思うんだよ、キャメラさん。 割とキャメラさん自身、ほかの兵士からも人気があると思うけどな」
メテオライト:「そそ。優しいし、アタシは好きだけどなぁー」
キャメラ:「ふふ、お褒めに預かり恐縮ですわ。……でも、私は人殺しで、いつかは怪物になって……
  きっと、その人に余計な迷惑をかけてしまうでしょう」

カムパネルラ:「怪物?」
キャメラ:「あ、えーっと……もののたとえです。……いつまで、私が優しい人のように振る舞えるか、わかりませんもの」
カナタ:「……」 無言で首をさする
メテオライト:「……」 カナタを片目で見やる
キャメラ:「ですから、……この気持ちはせめてその人には渡さないように。できれば闇に葬ってしまうべき。
  ……そうは思っているんですが……」 
また机に突っぷす
  「お誘い、しちゃったんですよね……また、一緒に遊びませんか、って。受けてもらえちゃったんですよね……」
  
指先がせわしなくうごうごしてる
カムパネルラ:「言ってることとやってることが矛盾していないか?」
キャメラ:「その時は、なんか、勢いで言えちゃったんですよう」



カナタ:「なぁ、思うことが3つあるんだけどさ。怒らないで聞いてくれるか、キャメラさん?」

  [雑談] そして三つ目は言わない
  [雑談] えーっ
  [雑談] めっちゃ無責任マンになりそう

キャメラ:「……なんですか?」
カナタ:「一つ目。キャメラさんが自分自身を信じることが出来るなら、
  今後、怪物にはなりかけても、完全に怪物にはならないと思う。
  それにもしなりかけたとしても、それはキャメラさんの心を持った、優しい怪物のはずだ、って思う」

メテオライト:「アタシはあの橋を創り上げた精神力の持ち主が、怪物になるとか嘘おっしゃい、って思うよ。
  アレ組み上げるの、とんでもない、純粋な想いの力だった」


  [雑談] あーこれは無責任マンですね
  [雑談] IPDは気の持ちようでどうにかなるものじゃないですからねぇ
  [雑談] 感情の高ぶりを抑え続ける、という対処はあるにはあるけど、人間であるかぎりそううまくいくものでもないので
  [雑談] IPDそうだったのか……(PLレベルの無知)
  [雑談] まぁそのへんの無知感もPCの知識レベルならしょうがない
  [雑談] IPD暴走のメカニズムわかってる人なんて、澪の民の人らくらいでしょうし
  [雑談] まあ伝えたいのは「お前が怪物にならないってオレは信じてる。だからきっと暴走しない」みたいなところではある
  [雑談] キャメラも「自分は暴走する方」ってわかっちゃって不安だけ膨れ上がってるところある
  [雑談] 逆に言うとあれだけの橋を作り上げるだけの感情のレンジを持ってるということでもある
  [雑談] 正に振りきれれば自分だけでなく周囲のIPDにさえ良心を伝えられるだろう
  [雑談] そりゃ実際暴走とか起こしたら記録に残るレベルの災害でしょうねえ

キャメラ:「……本当にそれで、私が今際まで正気を失わずにすむなら、一番良いのですが」
カナタ:「キャメラさんって本当に最悪まで考えてて凄いと思うけどさ、自分の事はもう少し楽に見ていいと思うぜ。
  その最悪のせいで、未来のヴィジョンも侵略されちまうことは良くあるからさ。ほら、言うだろ? 『確定演出』って」

メテオライト:「どっちかというと『フラグ回収』じゃない?」
カナタ:「そうそれ」
カムパネルラ:「……ちょっと待て。あの橋、先輩が作ったものだったのか!?」

  [雑談] そいや橋の話、秘密でしたっけ……?(しまったの顔)
  [雑談] あんまり大声で言わなきゃ良いと思う
  [雑談] キャメラはひっそりカムパネルラの命の恩人でもあったわけですねえ

カナタ:「……って、カムパさん知らなかったのか……?」 キャメラさんに言ってなかった?ヤバイ?って顔
キャメラ:「……まぁ、あんまり大声で言うことではありませんが。
  先のラクシャク侵攻の際、撤退のための橋を作ったのは、私です」

カムパネルラ:「……なるほどな。奇妙な縁もあるものだ。命の恩人を先輩と仰ぐことになるとは」
カナタ:「ってことは、あそこに居たのか。いやー、大変だったよなぁ、アレ」
カムパネルラ:「本当にな……ならばなおさら、先輩は自分を誇っていいだろうに」
キャメラ:「……心持ちがどうであれ、感情が大きければ詩は謳えますもの。
  仮にあの時襲ってきたのが、瓦礫でなく敵兵の群だとしたら、私は敵を殲滅するためにあの力を使いましたわ」

カムパネルラ:「だとしても、だ。良いかい先輩、ダイブでもされない限り、評価されるのは内心ではなく表層と結果なのだよ」
メテオライト:「そう。あの大撤退とアレクセイ将軍奇跡の生還は、あなたがいなければ成し得なかったことは
  間違い無く事実。あなたはそれを成したことの賞賛を受け取る責任がある。
  たとえ、それが内心で望んでいなかったとしてもな」 
もぐもぐ
カムパネルラ:(また何かを察した顔をしている)
キャメラ:「……それはそれで、恩を着せるみたいで……」 と言いかけて、 「あ、いえ、違うんですけど」 慌てて否定
メテオライト:「……」 そっかぁの顔

カナタ:「とと、脱線しちまった。悪いなキャメラさん。えーと、二つ目か……」
  一呼吸置いて、見たことのないテンションで話します
  「『幾つになっても、女の子は素敵な恋に落ちるし、夢見るものなのよ。だからこそ、それにただただ全力で!
  いのち短し恋せよ乙女ってね!』」 
ズッバーン!(決めポーズ)
キャメラ:「……」 ちょっと引いてる
カムパネルラ:「……」 ちょっとンッフって言いながらミルクティー飲んでごまかした

  [雑談] うん引くよね ンッフ
  [雑談] 突然勢いに任せられてツボにはまったらしい
  [雑談] ぐんにゃり
  [雑談] お前が言いたいのはこれでいいのか どうなんだ!吐け!
  [雑談] 上の方で恋愛はさっぱりって言ってたしいいんじゃないですか
  [雑談] 正直に言ったら小学4年女子くらいの恋愛観だと思うけど まあそこはカナタさんが小学12年生だったということで
  [雑談] わーい小学12年生だぁー

カナタ:「……って20になった姉さんが、誰かを好きになった時に言ってた。このセリフ自体はめっちゃあれだけど、
  ここまで開き直ってるのも格好良かったからさ。だから……その、恋自体、してもいいと思うし。
  それにさ、まず相手に想いをぶつけなきゃ、迷惑だなんてわからないよ、キャメラさん。
  何より、デートの誘いもしたし、受けてもらえたんだろ? なら、まだまだこっからじゃねーか」

キャメラ:「でっ……!!」 輪郭がぶわっとなる
カムパネルラ:「……デートの誘いじゃないのか?」
キャメラ:「そ、そんなこと、私が勝手に思ってるだけでっ!
  あの人にとっては、多分部下のわがままを聞いているくらいの……っ!!」

カナタ/メテオライト(隠すつもりあるのか……?)

  [雑談] 隠すつもりあるのかで草
  [雑談] だって……だって……
  [雑談] 本当にな
  [雑談] まぁキャメラの上司ったって、上司と呼べる人が1人というわけじゃないですし

キャメラ:「……それに、当たって砕ける覚悟は、私には多分出来ないですし。
  嫌われたら、立ち直るビジョンが見えませんわ……」

カナタ:「嫌うなんてことあるかなぁ……」
メテオライト:(あ、これ、あっち次第だけど覚悟決まらないうちに逆に告白されるやつだ。
  メテオラアースの漫画で詳しいんだ) 察し顔

キャメラ:「本当に、一皮剥いたら私なんか嫌われる要素しかないですよう……」 頭を抱える
カムパネルラ:「重症だな……」
メテオライト:「重症だ……」

  [雑談] いつ見たアースの漫画
  [雑談] アースの漫画の話を聞いた(だけで読んだ気持ちになった)
  [雑談] PC勢、自信ない勢多すぎ問題
  [雑談] 自信がないというよりは、キャメラは自分のことが嫌いすぎる

カナタ:「なあ、キャメラさん。その、一皮剥けたら嫌われる要素ってどこなんだ……?
  正直、こう、マジで嫌われるとこ、オレは想像がつかないんだけど」

キャメラ:「……私は弱いです。私の弱さは、兄の死を招いた。それに、私はとても自己中ですわ。
  それに、私はI.P.D.で……余計な迷惑をかけることになってしまいます」

カムパネルラ:「その程度の欠点、誰でも持つものだろうに」
カナタ:「……でも、本人からすればさ。めっちゃくちゃ嫌になるんだよな、それ」 目を伏せる
キャメラ:「ええ。きっとあの人の慧眼のことです、私は“よく働く部下”なのでしょう。それで、良いのです」
カムパネルラ:(先輩はバレてないとでも思っているのか)
カナタ:(まあ、師匠なら否定しそうなもんだけどなぁ)

  [雑談] 自分は弱くて自己中でーってよくあるやつなのでは
  [雑談] うん ただ、キャメラの場合、この先に「大切に思った人を私が死なせてしまうかも」が繋がってたりする

  [雑談] ねえツイッターでも話したけどさ インタミ4の焼肉パーティのキャメラの「理想の異性像」の断片を踏まえて、
  [雑談] 昨日のアレめちゃめちゃやばいんですよね
      [編注:昨日のアレ= 『アレクセイ:「ああ。医務室のほうもそうだが、とても頼りになる」』 のところ
  [雑談] あれは言われてからこっちも気が付いた
  [雑談] 細部に神が宿っている そりゃあ「頼ってもらえたらいいな」があるわけですからもう



カナタ:「というかさ、キャメラさん。度々言い聞かせるように『部下』言ってるけどさ。
  ……もし気になるなら、なんなら本人に気になる人がいるか?とか確認してくるけど。こう見えてオレ、交友関係広いし」


  [雑談] ようやく突っ込んだw
  [雑談] ちなみに師匠は一人であのプラン考えたのか、それとも少し相談とかくれたのか
  [雑談] どのプラン?
  [雑談] お出かけプランの中で一つでも相談あったかなって、サンドウィッチの具材とか 小さいものでも
  [雑談] ないですね あの程度なら相談する必要はない
  [雑談] 弁当は消去法 簡単で失敗しなくておいしい
  [雑談] (言っておいてなんだけどカナタに師匠が相談してくる姿が相談できない)
  [雑談] うん 相談する相手は別になるはず 料理なら宮殿の使用人になるでしょうねー
  [雑談] なるほどですね。
  [雑談] もしキャメラさんのことで相談するならたぶんカムパネルラさんを狙う
  [雑談] ほう まぁ実際キャメラにそれなりに近くて、口も堅いですし

キャメラ:「??????????????????????」 (音割れハイドロバンド)
カムパネルラ:「先輩はバレてないとでも思っていたのか」
カナタ:「というか師匠だろ?」
メテオライト:「ば、おま!?」
キャメラ:「え……え、ああ……」 しばらく怪人百面相したりガタガタ震えたりして、
  「……ええっと、最初から……?」 みるみるうちに顔が真っ赤になる
カムパネルラ:「……先輩は戦いの場ではああも冷静でいられるのに、こと恋愛沙汰に関しては赤子も同然だな」
カナタ:「うーんと、まあ、キャメラさんの『かっこよくて、文武両道で……』の辺りかな……」
キャメラ:「そんな褒め言葉が当てはまる人いっぱいいるでしょうに!」 ひーってなって
  「……そうですよ、私は将軍のことが好きになってしまったんです……」 小声になる
カナタ:「そっか、そっかぁ」 にこにこ
メテオライト:「うわ、めっちゃハッピーエネルギーって感じの笑顔」
キャメラ:「……立場もありますし、年齢差も酷いですから。あの人に変な噂を立てたくありませんし……」
カムパネルラ:「……今度デートをするなら、もう今更なのでは?」
キャメラ:「ておくれかもしれない……」
カナタ:「うーん……」

  [雑談] あれ、師匠おいくつだっけ
  [雑談] 今45才 キャメラチャンは今20さい
  [雑談] 割とあった
  [雑談] ワンチャン親子が有り得る年齢差
  [雑談] その年だと先の長さも気になってそう
  [雑談] ちなみに師匠に浮いた噂って実際あるんです?
  [雑談] 今はないです さすがに年齢がそこそこあるので
  [雑談] なるほどですね ファンは絶対結構な人数いると思うんですけど
  [雑談] そこはそうかもしれないですね
  [雑談] 老若男女問わず尊敬されてそう そうじゃないとあのポストには立てない
  [雑談] まあ知らない人は知らないし、そもそも大鐘堂に反感を持つ層もなくはないので……

メテオライト:「ねえねえ、キャメラ。貴女、結局アレクセイの恋人になりたいってことでいいの?」

  [雑談] ど直球きた
  [雑談] これは危険球ですね
  [雑談] 普段は将軍をつけるけど、今回は個人を意識してもらうために敬称をつけない

キャメラ:「え、うえ……」 少し顔色を悪くさせる 「……私がそんな願望を持ったら、それこそ大迷惑でしょうよ。
  ……私は夢を見るだけ。夢を見ているだけで、良いんです。それが一番、傷ついたりしないでしょうし」

カムパネルラ:「……難儀だな。そう、自分に言い聞かせているようにしか聞こえない」
キャメラ:「うう、そ、その通りではありますけど……」
メテオライト:「……結局、なりたくないの……?」 困惑
カナタ:「多分難しい話だけど恋人にはなりたい、と見る。どう思うカムパさん」
カムパネルラ:「その認識で相違ないね」
キャメラ:「(形容し難き悲鳴)」
カナタ:「じゃあ出来ることをオレはしていくかな。正直言えば、二人とも相性良いと思ってる。何より……」
カムパネルラ:「何より?」
カナタ:「オレの大好きな二人が幸せになってくれる手伝いなら、喜んでやれるってもんだ!」
メテオライト:「スイッチ入ったな……」
カムパネルラ:「なんというか……まぁ、先輩の幸福を願うのは僕もだが」
キャメラ:「あー、うー、そ、その……私はどうすれば……」
カナタ:「とりあえず、次のデートのことをのんびり考えればいいと思うぜ、キャメラさん。
  どこいくかー、とか、なにするかー、とか」

キャメラ:「……! そ、そうです、まずはそれを考えないといけませんわ! あとデートじゃないです……!」
カムパネルラ:「説得力のかけらもないな」
メテオライト:「じゃあ一体なんなの……?」
キャメラ:「た、ただ一緒に歩くだけですよ!! それより、良い感じのお店の情報とか有りませんか?
  こう、男の人でも抵抗なく入れそうなカフェとか……」 
だんだんやけくそになってきた
カナタ:「お、ならこないだ改装して落ち着いた雰囲気になったカフェの情報とか後で持ってくるぜ。
  味とか、食事のおいしさも気にするだろ?」

メテオライト:「日々のバイトの成果がここで光るとは」
カムパネルラ:「……君は頼れるのか頼れないのか、それとも頼れるのか……」
カナタ:「……」
メテオライト:「……」 顔を見合わせる

キャメラ:「……一瞬で察されましたけど、カナタくんたちに相談したのは正解でしたね。結果的には。
  ……せめて次の約束で嫌な思いをさせずにすむように、がんばらないとですね」

カナタ:「ああ、頑張るついでに楽しむのが一番だ。友達と遊ぶときも楽しむのが大前提!ってな!」
カムパネルラ:「そうだな。たまの休日を使うのだから、楽しめばいい」
キャメラ:「いえ、私としては、あの人と一緒にいられるだけで割と……って、そうじゃなくて!」

その後はデート(デートじゃない)の計画をわいのわいのと立てましたとさ。



  [雑談] お疲れ様でした
  [雑談] お疲れさんしたー!
  [雑談] 一瞬で察されるシーンはわらった
  [雑談] だって……きゃめらさんが惚れそうな高潔さ(主観)持ってそうなの一人しかいないし……
  [雑談] わりとギャグに振りました。ゆるして
  [雑談] ええんやで たのしかった
  [雑談] わーい
  [雑談] こういう恋をしてキャーキャー言い合うのも、キャメラがスキップしたものの一つでしょうし
  [雑談] 過去を取り戻していってる エモい
  [雑談] メテオラもガールズトーク方面に触れて行こうとしてた
  [雑談] よかったなぁキャメラ こういうことできる状態になって
  [雑談] よーしよしよし その調子で自己嫌悪もどうにかしていこうな
  [雑談] キャメラさんしあわせになって
  [雑談] 頑張らせる





「a "Yoke" of love」

  クロシドライト・ブランシュ

(discord上 2019/05/11)



クロシドライト:「ねえ、ブランシュ、このあと時間ある?」
ブランシュ:「食事ですか? ごめんなさい、今日はお店が夕方から貸切に……」
クロシドライト:「あ、そうなの、残念。……じゃなくて」

ある日の午後、エナ市外の演習場にて。
その日の訓練を終えたクロシドライトは、たまたま同じ組にいたブランシュに声を掛けた。

手早く要点だけ伝え、さらに二言三言交わすだけで相手の了承を得たようだ。
クロシドライトはブランシュを連れて兵舎のほうへと戻っていった。








クロシドライト:「さあ入って。いま飲み物を用意するから」
ブランシュ:「あ、一人部屋なんですね」
クロシドライト:「まあね」

兵舎の一角、クロシドライトの部屋。
個室とはいえ兵舎に変わりはないので余裕のある作りではないが、それなりに手を入れて使っているようだ。

作りつけのベッドの横のソファには雑誌がいくつか読みっぱなしになっている。
クローゼットの隣には化粧台が追加され、化粧品や装飾品が置かれている。
ゴミもそこそこ出ていて、下手な人間よりも生活感がある部屋だ。


ブランシュ:「あれ? キッチンは?」
クロシドライト:「共用だから。お風呂とかもそうだけど、個人用のはない」
ブランシュ:「え、それじゃあ……」

ブランシュはクロシドライトがポットに水を入れているのを見て言いかけるが、
クロシドライトの詩がそれを遮った。


クロシドライト:「Nn num wa nha hea’ tou sia’ kapa sor...」

ごく短時間の詠唱が終わったときには、すでにポットの口から湯気が出ている。

ブランシュ:「詩魔法?」
クロシドライト:「正確には違うけど、そんなところ。向こうではこういう小さな魔法がいろいろ売られていたの。便利でしょ」
ブランシュ:「ソル・シエールのことですよね?
  便利って……変な詩魔法が売られていたら危険な気もしますけど」

クロシドライト:「こんなのでもやろうと思えば雨をちょっとだけ熱湯にするくらいはできるけどね」
ブランシュ:「やっぱり危険じゃないですか」
クロシドライト:「それを言うなら、ナイフだって危険だけど普通に売られているでしょ。それと同じこと。
  ……はい、どうぞ。砂糖は自分で好きなだけ入れて」

ブランシュ:「ありがとうございます」
クロシドライト:「あと、今日はこっちの都合で来てもらったんだから、堅苦しくしなくても結構よ」
ブランシュ:「はい」

狭い部屋にホットチョコレートの香りが漂う。
小さな丸テーブルの席につき、クロシドライトはすかさず話を切りだした。




クロシドライト:「じゃあさっそくだけど。こっちの国って、恋愛とか結婚とかに対してそんな奥手なの?」

思わず吹き出しそうになるブランシュ。苦笑いしながら返す。

ブランシュ:「クロシドライトさん、いつも話が早いのはいいと思うんですけど、今回は早すぎて何が何だか……」
クロシドライト:「あ、そう? なら最初から説明した方がいいか」

それからクロシドライトは、先日見た光景とその後の話を実名を出さずに一通り説明した。

クロシドライト:「――で、まあ、後はさんざん冷やかしてやったら怒って帰っちゃったんだけど。
  飛空艇のところだけだったならともかく、あのカタブツが後でわざわざ話をつけに来るとか
  絶対曰くありでしょ。死生観の話は別にいいとして、ブランシュはどう思う?」

ブランシュ:「そのAさんとCさんというのが誰だか気になります」
クロシドライト:「それは秘密。言わないように念を押されちゃったし、
  何よりこんなおいしいネタを簡単に外に出すのはもったいない」

ブランシュ:「えー」
クロシドライト:「とにかく、知り合いで結婚している人はブランシュくらいしか思いつかなくてね。
  どうなの? 誰かと交際したり結婚したりすることに対して、そんな及び腰になるものなのかしら?」

ブランシュ:「どうなのって言われても、私たちにとっては当たり前のことだから……
  逆に、そちらのほうではどうだったのですか?」

クロシドライト:「シエールのほう? そりゃまあ自由よ。『愛は正義』とまで言ってたし」
ブランシュ:「『正義』!?」
クロシドライト:「あ、いちおう人間同士での話ね。恋することは素晴らしいこと、結ばれることは祝福されるべきこと。
  一事が万事そんな感じよ。向こうで見た人間にも、公然と不倫関係を持っていた人も複数いたし」

ブランシュ:「ふ、不倫って……そんなこと」
クロシドライト:「それどころか、レーヴァテイルと人間の間で子どもを持つことは禁じられていたはずなんだけど、
  実際にはけっこういたわねえ。恋愛の対象になる場合も、……単に欲望のはけ口として扱われる場合も」

ブランシュ:「信じられない……」

愕然とするブランシュ。ここまで微笑を崩さずに話していたクロシドライトも、 相手の様子を見てさすがに表情を固くする。

クロシドライト:「その反応だと、やっぱり認識は相当違うみたいね」
ブランシュ:「そうですよ。そもそも『愛は正義』からまず違う。
  愛は歪みの元。判断を狂わせ、醜い感情を生み、時には大きな罪を犯させる。
  そちらでは問題になっていなかったのですか? 不倫とか」

クロシドライト:「そりゃいくらでも問題になっていたけどね。恋すること自体は否定されない、ということ。
  まあ、それが行き過ぎている面もなくはないけど。恋愛をしない人は変わり者扱いされるみたいだし。
  特に人間の女の子の場合、私たちレーヴァテイルが競争相手になるから大変よ」

ブランシュ:「いつまで経っても恋愛に振り回されている人のほうが変わり者です。間違いなく」
クロシドライト:「こっちだって、物語の題材としての恋愛は別に珍しくないじゃない」
ブランシュ:「物語はあくまで物語、お話の中のような恋愛の観念からはどこかで脱却しないと。
  大人になってもそういうのに憧れるのは間違っていると思います」


ブランシュは言い切った勢いでココアを飲み干し、お代わりを要求する。はいはいと応じるクロシドライト。

クロシドライト:「思っていたよりもずっと、文化の差は大きいようね」
ブランシュ:「……ちなみに、クロシドライトさんはどうなんですか? その、誰かを好きになった経験とか」
クロシドライト:「人間の男を対象とするようなものは、当然無いわね。
  言っちゃ悪いけど、私にとっては基本的にはゴミクズのようなものだし」

ブランシュ:「あー……」
クロシドライト:「レーヴァテイル同士だったら、まあ……どうだったかな?」
ブランシュ:「ぶはっ!?」

今度こそ噴き出してしまった。いったん話が中断され、汚れたテーブルと床を拭く。

ブランシュ:「……すみません」
クロシドライト:「いやこっちも悪かった。話の流れからして、免疫がないのは目に見えてたから」
ブランシュ:「でも、本当に、そうだったんですか? クロシドライトさんは」
クロシドライト:「そこは言わないでおく。でも、別に、人間の男女間の関係だけが神聖なわけではないでしょ?」
ブランシュ:「……その点については保留しておきます」
クロシドライト:「ほんっとお堅いわねえ」

再びお湯を沸かして今度はお茶を注ぎ、話が再開された。

クロシドライト:「認識のずれがあったことはよく分かった。でも、好きという感情自体がないわけじゃないでしょ。
  ブランシュはどうなの? レオのこと、好きで結婚したんじゃないの?」

ブランシュ:「半分くらいはそうですね。やっぱり結婚となると、他にもいろいろ考えることが出てくるので」
クロシドライト:「考えること?」
ブランシュ:「家庭の運営のこととか、子どものこととか……仕事のこともそうだし」
クロシドライト:「ああ、そういうのね。それはこっちでも同じ」
ブランシュ:「じゃあ違いそうなところは……結婚するとき、誓いを立てますよね。
  それで、お互いにお互いを縛るんです」

クロシドライト:「えっ、あんたもあの……某A氏と同じことを言うのね。『結婚は軛だ』って言ってたのよ」
ブランシュ:「軛って、家畜に何かを引かせるときに首のところに付ける木ですよね。
  言いたいことはなんとなく分かります」

クロシドライト:「A氏のときは『なにそれ』って言って流しちゃったけど、こうなった以上はちゃんと聞かないとね。
  ブランシュはどういう意味だと思う?」

ブランシュ:「そのAさんと全く同じ意図にはならないかもしれませんが……」

ブランシュ:「まず、それはお互いを離れられなくするものです。
  例え一人がもう一人に一方的に負荷を与えることになっていたとしても」

クロシドライト:「ああ、負荷。シエールなら『迷惑をかけるのはお互いさまだから』って流されそうなところね。
  富める時も貧しい時も、ってやつ」

ブランシュ:「それから、関係だけじゃなくて感情も固定するもの」
クロシドライト:「感情を?」
ブランシュ:「当事者間やその周囲の人との間で、恋愛に伴う負の感情――例えば嫉妬とか、を持つのは
  もうこれでやめましょうということ。もう決まったことなんだからこれで手打ちね、って。
  もちろん、そのためには当然『お互いに裏切らない』ことも要請されるわけで」

クロシドライト:「うーん」
ブランシュ:「あとは……まあ、その、“接触”をしてもいい、というサイン。
  結婚もしてないのに……つまり」

クロシドライト:「ああ分かる分かる。そういう考え方じゃあ口に出しにくいわよねえ」

恥ずかしさを隠すようにぐいっと一飲み、ブランシュはまたお代わりを求める。

クロシドライト:「なんか今日はよく飲むじゃない」
ブランシュ:「クロシドライトさんに比べたら大したことはないと思いますよ?
  うちの食堂でいつもどれだけ食べてると思ってるんですか、本当に」

クロシドライト:「おいしいものほどいくらでも食べられるのよねえ、どういうわけか」
ブランシュ:「……褒め言葉と受け取っておきます」
クロシドライト:「で、そういうふうに思っているにも関わらず結婚に踏み切るのは、なんで?
  普通に考えれば自由なほうがいいじゃない。でもブランシュはレオと結婚したわけでしょ?」

ブランシュ:「なんで……でしょうね」
クロシドライト:「そこで考えるの!?」
ブランシュ:「そういえば結婚してもう7年も経ったんだなあ、って思って」

少し時間をとってから、ブランシュは答える。

ブランシュ:「慣れたから、かもしれない」
クロシドライト:「慣れ?」
ブランシュ:「私の生活の中で、レオがいるのが当たり前になったから、かな?」
クロシドライト:「なんかそれもそれであやふやな感じねえ」
ブランシュ:「あ、でも、『自由な方がいい』というのも気の持ちようで違ってくるんじゃないかな。
  私は思うの。私がレオに縛られているというよりは、私の一部をレオに委ねているのだと」

クロシドライト:「委ねる、か」
ブランシュ:「委ねることも、一つの喜びじゃないでしょうか」
クロシドライト:「いやいや、それでいいと思う。たいへんごちそうさまでした」
ブランシュ:「……恥ずかしい」

顔を赤らめているブランシュを、クロシドライトはもう冷やかす気にはなれなかった。



クロシドライト:「なるほどね。聞かせてくれてありがと。
  ……アレにはちょっと悪いことしちゃったみたいね。ついシエールの基準で考えてしまっていた。
  人間の価値観に染まってしまうとは、私も情けない」

ブランシュ:「謝った方がいいんじゃないですか?」
クロシドライト:「そうかもしれない。でも、たぶん、あそこに居合わせたらブランシュだったとしても驚くと思うわよ?
  C氏はともかくとして、A氏は意外過ぎる」

ブランシュ:「ほんとに誰なんですか?」
クロシドライト:「教えない。まあ、こうなった以上は、あの二人を応援してあげないとね。おもしろくなりそうだし」
ブランシュ:「だから、そういう面白半分なところが……」
クロシドライト:「文化の違いは尊重するから大丈夫。抑圧を伴わない限りは」
ブランシュ:「……はあ」

クロシドライト:「さて。もうちょっと時間があるならついでにぜひ教えてほしいんだけど、
  ブランシュはレオのどこが好きなの? 店でいつも見かけるけど、そんな風采の上がるほうでもないじゃない」

ブランシュ:「えー……」
クロシドライト:「恋愛に奥手な土地柄なら、そういう話も外では滅多にできないんじゃないの? 小さいうちならともかく。
  でも今日は相手にそんな制限はないわよ? 話題にしたいけどできないこと、いっぱいあるでしょ?」

ブランシュ:「それはありますよ。だって、レオってああ見えて――」

話の種は尽きる様子を見せない。ブランシュが店に戻らないといけない時間をオーバーしたことに気付くまで、
二人のテーブルの上に色とりどりの話題の花が咲いていた。









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