少し前までWinampでiPodを管理するには別にプラグインを
ダウンロード して入れていました。今は標準でデバイスマネージャーというプラグインがあるので、そんな事はしなくて良いですけどね。その昔のクセがありますので、私はその延長線上でのiPodの管理方法しか知りませんし、他人にもその確実な方法を勧めています。
iPodを接続するとWindowsが"新しいデバイスを見つけました"みたいなものを開きますが、それと同時にWinampのデバイスにも iPod が出現します。それでも出現しない場合はメディアライブラリの左側のメニュー内にあるデバイスの上で右クリックをしてみてください。
このようなメニューが表示されるはずです。
この中から検索開始(D)を選択します‥‥と言っても正直、この検索開始(D)を押しても iPod が検出された事は無いんですよね。iPod を接続しなおした方が手っ取り早いです。
下のヘルプ(H)はお約束のヘルプです。
無事に iPod が検出されたらデバイスの部分に iPod が表示されるようになります。
この iPod 上にポインタを移動させると下のような iPod の詳細が表示されます。
iPod の下のぐるぐる矢印が書いてある部分にポインタを移動させると、同期(S)やメディアに転送というメニューが表示されます。
とりあえず今は迂闊に同期(S)をクリックしない方が良いです。少なくともここを読んで危険を承知した上で同期(S)をしてください。
ローカルPC上に登録されたメディアライブラリの方が圧倒的に容量が多かったり、一番怖いのはローカルPC上のメディアライブラリと iPod に同じ曲が入っていて、しかもその曲の情報が違ったりすると収集のつかない状態になる事があるからです。(少なくとも私は何度かそういう状況に陥りました。一回で学習しろよという話なのですが‥‥)
基本的にローカルPC上のメディアライブラリを最新の状態にして、それから iPod に必要な曲/ビデオだけ転送するという使い方が間違いないと思います。間違えても iPod の曲/ビデオをローカルPCに転送したりしない方が良いです。
iPod上の曲/ビデオでも普通にローカルメディア上のデバイスの一部として編集・再生・削除などが可能です。
ローカルメディアのオーディオの中と異なっているのは、アルバムやファイルを選択して右クリックした時に表示されるメニューの中に"送る"が無くて、かわりに"ローカルメディアにコピー(C)"が表示されます。ただし、この"ローカルメディアにコピー(C)"は曲者です。ローカルメディアに同じ物があった場合でも、設定によってはコピーします。その場合ローカルメディアのオーディオの中には同じ曲/ビデオが存在します。
すべては設定次第なのですが"ローカルメディアにコピー(C)"をした時に、どのフォルダに格納するのか?どのようなファイル名にするのか?ということで、そのフォルダに既存のファイル同じ名前で存在した場合は特に問題は無い(いえ、問題は少なからずあります)のですが、既存のファイルが異なったフォルダにある場合や、異なったファイル名の場合は上書きせずにローカルPC上にコピーします。そうするとローカルメディアのオーディオの中には重複する曲/ビデオが存在する事になります。
そうなると確認しながらひとつずつ曲/ビデオのファイルを削除していくはめになります。
すごく説明が難しいのですが極端な例だと、ローカルメディアに 01.mp3 というファイルがあり、それが
Winamp では A というアーティストの MM という曲だったとします。それを iPod に送った時点で、曲ファイルは 01.mp3 ではなくて、A - b 01 -MM.mp3 というような名前になってるわけです。それを再びローカルPC上にコピーするってことは、ローカルPC上にあった 01.mp3 と A - b 01 -MM.mp3 という曲が 2曲になり、しかも
Winamp のメディアライブラリ上では同じ表示をされている状況になるわけです。
"ローカルメディアにコピー(C)"を選んだ場合、(デフォルトでは)マイミュージックフォルダのアーティスト名-アルバム名のフォルダの中に、2桁のトラックナンバー-アーティスト名-タイトル名になっています。
このフォーマットを変更する場合は、オプションの設定の中からメディアライブラリ-ポータブルを選択して"コピーされたトラックに命名規則を指定します:"という部分のフォーマットを変更しなくてはなりません。あるいは上の"CDリッピング設定を使用する"のチェックマークを入れてあれば、CDリッピングの項目の"リッピングされたトラックに命名規則の指定:"の項目を書きなおすだけです。(詳しくは光学系ドライブの項目を参照)
iPod 上の曲/ビデオファイル上で右クリックをすると表示されるのは上のようなメニューです。ローカルメディアのオーディオの中で表示されるメニューと少し違いますよね。
この中で"メタデータを編集(M)..."というのは見かけません。というか、ローカルメディアのオーディオの中で表示されるメニューがおかしいのです。あれだけ"Edit metadata for Selection..."という英語になって、しかも2つも表示されていますし‥ 前のバージョンの時には"メタデータを編集"になっていました。
このメタデータに関してはローカルメディアで表示されるものが少しだけ異なっています。
少しだけ情報が少ないですよね。その代わりにアルバムアートが表示されています。これは PC上で扱うことができる曲データと iPod 上で扱うことができる曲データでは厳密には異なっているからです。あんまり深い意味は無いでしょう。
とにかく iPod 上の曲/ビデオも同じように編集できます。ローカルメディアと同様に
ファイル情報 を編集したい場合は再生(再生中じゃなくても構いませんが)して、その状態でメインメニューのファイルの情報を表示(F)...を選べばローカルにある曲と同じように編集することができます。
左メニューの iPod の上で右クリックをすると上のメニューが表示されます。この中から"設定(P)"をクリックすると、オプションの設定が開き、iPod をより細かく制御することができます。
iPod の下に表示されている"転送"のメニューはメディアライブラリから iPod に転送した曲の一覧を表示しています。これは Winamp を終了させたり iPod を取り出しした時点で削除されます。
"ビデオ"は iPod に入っているビデオを表示します。iPod の下に表示されるそれ以外のものはプレイリストか、Podcasts です。プレイリスト上で右クリックすると、名前変更(R)、削除(D)、ファイルと共に削除(F)、ローカルメディアにコピー(C)が表示されます。
オプションの設定の中からメディアライブラリ-ポータブル-iPod を表示して iPod に関する設定を行います。
同期、Podcast同期、自動充填、トランスコーディング、ビュー、詳細などの中から必要な項目を設定します。だいたい、"同期"の項目だけで良いと思います。
Podcast同期の設定などもここで行うことができます。
自動充填では、"自動充填"ボタンをクリックした時に何を転送するのか設定することができます。
トランスコーディングの設定を行います。
トランスコーディング 【transcoding】
ある形式で圧縮・符号化された動画データなどを、別の形式に変換したり解像度などの異なるデータに変換したりすること。通常は、同じ形式で解像度などの設定を変更してデータを生成することを指し、その際、デコードや解凍を行わずに元の形式のまま高速に変換することを言う。パソコン向けの解像度の高い動画データを携帯電話などで見られるよう容量の小さい低解像度のデータに変換する際などに利用される技術である。
ビューの設定を行います。
接続したiPodがギャップなし再生をサポートしている場合は、ここで設定を行います。また転送中にアルバムアートを含めるかどうかの設定もここで行うことができます。
このチェックマークが外れていると iPod に曲を転送してもアルバムアートを転送しません。メディアライブラリのローカルメディア-オーディオを表示した時にアルバムアートが表示されていれば、iPod に曲を転送しても、アルバムアートは表示されます。(詳しくはファイル情報を参照のこと)
最終更新:2011年01月29日 00:33