戦闘の監獄

2005年に、『五つの試練』に先駆けて発売されたウィザードリィ外伝『戦闘の監獄』。
アスキー製外伝シリーズの系譜を受け継ぐ基本システムに、アイテムの効果がランダムで発生するシステムを特徴として備え、
その高評価は翌年の『五つの試練』の発売に繋がりました。

「ウィザードリィ外伝6」とも言える『戦闘の監獄』が、Steam版『五つの試練』のDLCとして復活。
かつて不評だった部分を作り直し、新たな新システムも加えて、以前にプレイ済みの人もさらに楽しめる内容になっています。


余談ですが、『五つの試練』の公式シナリオ5作品の難易度が高いのは、前年に出た『戦闘の監獄』をプレイ済みの人が主な対象だったという事情があるからです。
そのため、これから『五つの試練』を始める人は、まず『戦闘の監獄』を最初にプレイするのが正しい順番とも言えます。


概要

カラムの洞窟(3階層)
デュエルの洞窟(6階層)
リュードの迷宮(10階層)
テッドの迷宮(20階層)
地獄の門(3階層)
の5つのダンジョンを探索し、それぞれクリアアイテムを城に持ち帰るのがゲームの目的です。
ボスはそれほど強くはなく、「迷宮を踏破する」「無事に生き残る」ことに気を配るのが難易度の多くを占めています。

進行上の大きな特徴として、第4ダンジョン「テッドの迷宮」に入る時に全員1レベルに戻らなければならないという事があります。
「リュードの迷宮」がすでに普通のゲームのクリアレベルに達しており、ここまでにキャラクタは十分に育っている事でしょう。
これを失わなければならないというのはかなりの苦痛を伴います。
いきなりその事態に直面するより、「必ず起きる通過儀礼だ」とはっきり認識して、対策を考えておきましょう。
たとえば、
「リュードの迷宮クリアまではエナジードレインを受けても構わない。どうせレベルは1になるのだから」
「リュードの迷宮ではセブンスブーン(強力だが使うと1レベル下がる呪文)を温存する必要は無い。有効活用するいい機会だ」
「リュードの迷宮でじっくり稼いでも無駄になってしまう。できる限り早く進めて損害を抑えよう」
という事ができるのです。

キャラクタの作成

詳しい話は「キャラクタの作成」のページも参照。

種族・能力値

差がある部分は左側:男性、右側:女性の数値です。男性は力に+1、女性は生命力に+1されます。
人間 エルフ ドワーフ ノーム ホブ
9/8 8/7 11/10 8/7 6/5
知恵 8 10 7 7 7
信仰心 5 10 10 10 7
生命力 8/9 6/7 10/11 8/9 6/7
素早さ 8 9 5 10 10
運の強さ 9 6 6 7 15
  • 能力値の詳しい解説は能力値のページで。
  • 能力値はレベルアップで種族基本値+15まで、プロディジー(イハロン)の呪文で同じく+15まで、アイテムのスペシャルパワーで+17まで上がります。
  • 全ての種族が強すぎるくらいにまで強くなるため、「死に種族」「外れ種族」といったものは存在しません。
    上限はどの種族も十分以上に高いので、キャラ作成初期・冒険の序盤のことを考えて選ぶと良いでしょう。
  • 種族専用アイテムは、エルフだけが使用できる「森の精の弓」が唯一存在します。
    後衛から弓で攻撃する盗賊の運用を考えているならエルフを選ぶべきです。運が悪いので最初は苦労するでしょうが。
  • 性別の差は、男性が与えるダメージが強く、女性がHPが多くなる傾向にありますが、最終的には誤差です。性別は好みで選んで良いでしょう。
  • エルフとホブの男性は、レベルアップによる成長だけでは生命力が6+15=21までしか上がりません。
    生命力22で最もHPの伸びが良くなるので、アイテムのスペシャルパワー「生命力+1」を使って22に上げるまでが面倒です。
    ただ、極まるのがちょっと面倒だというだけで、最終的には追いつきます。
  • 性別専用アイテムは、女性だけが使用できる「鋲打ちブラ」が唯一存在します。戦力的には強くないので無視していいです。

職業

基本的な事は職業のページを参照。
ここでは『戦闘の監獄』独自の特徴を記載します。

魔法付与の存在による共通項

本シナリオの特徴として武具に魔法付与によるランダム効果がつくこと、
および商店でのランダム付け替えがゲーム開始時点から利用可能という点が挙げられます。
例えば
  • 主補武器両方に攻撃回数+2を付けて、攻撃回数+4で二刀流
  • 小手などに力+を付けて命中力を補強
といった事が容易に達成可能で、このことは「僧侶やビショップのような後衛職でも序盤から高い打撃能力を持てる」ことを意味し
最終的には後述のとおり前衛と遜色ない打撃力を有するようになります。

ただし、
  • あくまでも前衛職の方が攻撃回数は多い(同等になるのは最終ダンジョン突入後)
  • LV毎の命中力上昇は前衛職の方がよい
  • 最大HPの差は埋まらない
等の理由により、育ち切っていない攻略段階とやりこみ段階は分けて考えた方が無難です。

戦士

普通に戦士。本作では上級職専用の強力装備が少なく、成長の早い戦士が有望です。
普通に強いので書く事が少ないですが、最強キャラの一角。

魔法使い

普通に魔法使い。最終的には打撃偏重になっていくシナリオですが、序盤~中盤では必須職業。
ただ、やはり最終的には厳しいものがあるので、13レベルになったらビショップへの転職を推奨。

僧侶

普通に僧侶。回復呪文は必須である事に加えて、本作では最終的に僧侶のまま戦士に劣らない攻撃力を持つことができるので、
僧侶のまま戦い抜くことができます。実は打撃キャラとして最強の一角。

その反面、攻撃呪文はいらなくなってしまうので「魔法使いから転職して、全ての呪文を使える僧侶」を作ってもやる事はフレイル&メイスで撲殺のみ、
「僧侶から前衛職に転職して打撃もできるようになったキャラクタ」を作っても結局僧侶のままと何も変わらない……といった事が想定されます。

盗賊

普通に盗賊。宝箱担当として必須。
本作では「盗賊:宝箱担当として信頼高、戦闘能力低」「忍者:宝箱担当として信頼低、戦闘能力高」という関係性が成り立っており、
どちらの職業もきちんと活躍できます。

盗賊は、このゲームで中距離二刀流ができない3つの職業のひとつ。そのため戦闘能力は確実に忍者より劣ります。
盗賊にできることはショートソード二刀流で前衛で戦うか、弓で後衛で戦うかです。
しかし、盗賊が装備できる弓は弱いショートボウとショートボウ+1、スペシャルアイテムのクロスボウ、エルフ専用の森の精の弓だけです。
ここで「後衛の盗賊がホブや人間で、森の精の弓が装備できない」となると、戦闘能力はかなり見劣りしてしまいます。
この場合、忍者への転職を考えた方が良いでしょう。

ショートソード二刀流で前衛で戦う場合も、近距離にしか攻撃できない事がネックになります。
「自然に隠れる」魔法効果を入手すれば後列攻撃可能になりますが、多分に運が絡みます。

ビショップ

成長が遅い職業ですが、アイテム鑑定能力は終盤の「テッドの迷宮」で必須になるので、どこかのタイミングで必ずパーティーに入れましょう。
「テッドの迷宮」は一度入るとクリアまで出てこられないので、酒場に鑑定用ビショップが待機していても意味がありません。

最終的には全ての呪文を使える最強の呪文職……ですが、本作での仕事は最終的にフレイル&メイスで撲殺。
その攻撃力は戦士に引けを取らず、よって本作最強の打撃職の一角となります。
打撃と呪文を共に極めた、真の最強のキャラクタと言えるでしょう。ただ、やる事は打撃一辺倒ですが……。

2005年の『戦闘の監獄』では、戦士のロングソード+5の方が村正より強いという不遇に泣かされましたが、
本作では村正がパワーアップして作中最強の破壊力を実現しました。
刀系に付与される攻撃回数+が他武器より高くなる調整もあり、序盤から高い火力を発揮できます。

……が、実は侍はこのゲームで中距離二刀流ができない3つの職業のひとつ。
盗賊同様、容易に解決できない射程距離の問題が付いてまわります。

そんな欠点はありますが、村正で最大ダメージを出すのはこのゲームの大きな楽しみであり目標になります。
パーティーに一人はいた方が楽しみが増しますが、二人以上入れるのは運用上困る事が多いでしょう。

ロード

専用装備「聖なる鎧」による悪魔系・不死系への2倍ダメージが強力ですが、
実は本作では最終的に誰もが全ての敵へ3倍ダメージを出せるので聖なる鎧がお蔵入りになるという悲劇に。
それでも戦士と同等の攻撃力はあるので最強の一角……ではあるのですが、レベルアップが早いぶんだけ戦士の方が強いという考え方もあります。
僧侶も前衛職と同等の打撃能力を備えているので、ロードが僧侶に勝る点は何一つ無くなるという話も……。

忍者

専用装備「手裏剣」によって二刀流で遠距離攻撃が可能な唯一の職業で、手裏剣でも敵を一撃で倒せるくらいに強化できれば最も便利な打撃職の座に躍り出ます。
「戦闘能力のある盗賊」「宝箱担当ができる戦士」の役割を十分にこなしてくれます。

迷宮

カラムの洞窟

3階層の初心者向けダンジョン。
ここで基本を学んでいきましょう。

デュエルの洞窟

6階層の中級者向けダンジョン。
ここまでですでに9階層、『狂王の試練場』の10階層にほぼ匹敵します。あちらは行かなくていい階層があるぶん、こちらの方が長いとも言えます。
しかし、ここではまだまだ序盤を超えただけに過ぎないのです……。

リュードの迷宮

10階層の長丁場のダンジョン。ここが本番と言えます。2005年の『戦闘の監獄』ではここが最終ダンジョンだった事もあり、敵の強さもかなりのもの。
2005年では謎解きイベントがありましたが、不評で、Steam版では新しいイベントに差し替わりました。
(このwikiでもズバリ正解を載せてしまっているほどです)
中ボスとして追加された敵の中にはかなり強いものもおり、前述したようにここでセブンスブーンを使ってしまっても損はしません。
魔法使い軍団と僧侶軍団へは使ってもいいでしょう。

ここのボスは、かつてウィザードリィ史上最弱のラスボスと謳われたポンコツでしたが、Steam版では強化されています。
HPがかつての数倍に跳ね上がり(おそらくモンスターレベルが15から65になっています)、
呪文無効化30%が追加されました(以前は0%だったので楽勝でした)。
麻痺ブレスを使ってくるので、防具に「状態抵抗:麻痺」を付けておきましょう。ここで全滅したという事例もあるようです。

テッドの迷宮

20階層のEXダンジョンその1。2005年版では発売後に追加された、おまけのダンジョンでした。
ここが本作の最大の難所です。
先述しましたが「全員1レベルに戻らねばならない」という始まりと、最後にクリアアイテム「法典玉」を持ち帰る時の苦難が非常に厳しく、
何の知識も無く挑むと相当な苦境に陥ります。下手をするとはまってしまうかも。
しかし、あらかじめ準備と対策をしておくことで大きく有利に立ち回れます。

1レベルに戻るには、リュードの迷宮をクリアするともらえる「初心の指輪」を装備すると「スペシャルパワーを使いますか」と聞いてくるので、
「はい」にすると1レベルになります。何回でも使えるので一人ずつ使っていきましょう。

攻略法はネタバレになるので、格納しておきます。
+ ...
テッドの迷宮に入る前に・1
  • 一度入ったらクリアまで出る事はできません。準備は万全に。
  • アイテムは持ち込めませんが、途中から地上に残してきたアイテムを使えるようになります。売却・在庫整理などせずに、大事に残しておきましょう。
  • 能力値が下がってしまいますが、転職をするならこのタイミングが絶好です。魔法使いからビショップにする等。
  • 迷宮に入る条件は「1レベルである」「アイテムの持ち込みは禁止」であり、「大量の経験値があるのはOK」「大量の金を持っているのはOK」です。
    初心の指輪で1レベルにしてから、ある程度経験値を稼いでおいて、迷宮内に入ってからレベルアップ処理を行えば高レベルで進行できます。
    また、金もある程度持ち込んでおくと良いでしょう。
  • なお、経験値持ち込みをしなければ攻略困難という事はなく、「初心」利用の場合Lv1でもHPや能力値が高いため、後述の呪文封印を差し引いても余裕があります。
    逆に、育てたキャラのレベルを失うことを嫌がって完全新規Lv1キャラで行くと、かなり厳しくなります。

基本事項
  • エヴァキュエート(ロクトフェイト)で脱出することは可能ですが、再び入るためにはまた1レベルにしなければなりません。
    ただし、この迷宮では全滅したら再起が極めて難しいので、全滅するよりはまだ全員1レベルのほうがマシという考え方もありです。
  • 本当に全滅してしまった場合、地下1階の北04東11に遺体回収屋がいます。彼に10万ゴールドを支払うことで、全滅したパーティーは地下1階の北00東00に移動します。
    適当に作ったキャラに10万ゴールドを持たせて迷宮に入り、死体を回収して迷宮内寺院で生き返らせましょう。
  • 迷宮内には地下1階・地下6階・地下11階・地下16階に街があり、宿屋(回復・レベルアップ)、寺院(治療・蘇生)、商店(基本的な消耗品の販売、アイテム売却)ができます。
    ただし、これらの階層でも敵は出ます。敵が出ない安全な場所はありません。
  • 迷宮内商店で「方位の巻物」を大量に購入しておきましょう。テッドの迷宮はとにかく複雑で、これを切らしたら完全に詰む可能性があります。
    アイテム枠を圧迫するし購入が面倒と思われる事もあるでしょうが、使う時には5枠×9個で45個あっても使い切ってしまいます。
  • 迷宮に入ると、魔法使い系・僧侶系の1レベルを除いて、全ての呪文が封印されています。先に進むごとにボスがおり、ボスを倒す事で呪文が解禁されていきます。
    この時、ボスとの戦闘ですでに呪文が解禁されているので有効に使いましょう。
  • オートマップを初期化させてしまう罠のスイッチがあります。警告文はありますが、何のメリットも無いので押すのはやめておきましょう。
    二度押しても元には戻りません。

中盤の危険
  • 地下11階の北08東10には、異常に強力なボス「ストーンフライ」が出ます。大量に出現して石化ブレスを使います。
    最初は別のルートを辿って先に進んで呪文を解禁し、石化を治せるキュアオール(マディ)、
    強力な全体攻撃のニュークリアブラスト(ティルトウェイト)とメテオスウォーム(マバリコ)を使えるようになってから戦っても遅くは無いくらいの強敵です。
    さらに、一度倒しても通るたびに戦わなくてはなりません。ノーリセットでのプレイでは本当に危険な敵です。

終盤の展開
  • 地下18階の北08東03にアイテムボックスがあります。ここで、地上に残してきたアイテムを再び使えるようになります。
  • 地下19階では、「拡散転移装置」によりパーティーのメンバーがばらばらに6カ所にテレポートさせられ、
    一人で中央部にまで辿り着き(途中に玄室戦闘あり)、合流してボスに挑むという展開があります。
    このため、全員がある程度戦えなければ脱出不可能になります。
    ここで死ぬと救出隊を送り込むのは極めて困難であるため、先述の遺体回収屋を利用しましょう。
  • ちょっとズルい拡散転移装置攻略方法
    合流後の戦闘は別に6人で挑まなくてもよい(極論1人でもいい)ため、転移装置を使用する前に非力なメンバーを仲間から外したり、
    6人で挑むとしても1人ずつ転移装置を使用することで若干楽になります。
    複数PTを育成しているなら7人以上で挑むことも可能です。
  • 6人が合流してからのボスはたいしたことはありません。真の難関は、その先にいるハルシュタインからもらうクリアアイテム「法典玉」そのものです。
    これを持っていると、「迷宮内全てがダークゾーンになる」「ヒーリング-10」「全ての呪文が封印される」という三重苦に陥り、これで地上まで脱出しないといけないのです。
  • 正攻法では、
    全てダークゾーン→それまでにミニマップを開放していれば進める
    ヒーリング-10→誰か一人に犠牲になってもらい、死体に持たせておけばそれ以上被害は出ない
    呪文封印→もうこれ以上戦う必要は無いから全部逃げる
    という形になるでしょう。地下1階の北00東00まで辿り着けば、外に出る事ができ、城に行ってエンディングです。
    称号が付いたキャラクターは自由に出入りすることができるようになり、これで迷宮内に入れておいた荷物持ち達を回収できます。
  • そして、これにはいろいろな対策があります。
    全てダークゾーン→「ダークゾーン無効」が付いた兜を用意しておく
    ヒーリング-10→指輪にヒーリング+2を付けたものを5個用意しておく
    呪文封印→アイテムの呪文は失敗する可能性はあるが普通に使えるので強力な巻物を用意しておく。特に「転移の巻物」が数巻あれば地下1階北00東00へ直行して即クリア
    ルビーのスリッパでも法典玉を持ったまま脱出に成功
    といった事です。
  • また、法典玉を捨てると全てダークゾーンとヒーリング-10は無くなり、しばらく歩き回ると呪文封じは解除されます。
    それからゴミ箱のイベントで法典玉を拾い直すと、全てダークゾーンとヒーリング-10は発動しますが、呪文封じは発動せずそのまま呪文を使えるという報告があります。
  • 「仲間を外す」「仲間を探す」を利用する攻略法もあります。
    「仲間を探す」は同一部屋設定内なら遠距離から引っ張れるので最小限の消耗で抑えることが可能なほか、
    持ち主を外す→しばらく歩き回り、封呪状態解除されたら「仲間を探す」→即座にテレポーテーション(マロール)でB1へ
    といった具合。

テッドの迷宮に入る前に・2
  • ここまで解説して、迷宮に入る前に準備しておくことを再確認。
    • 転職するならテッド突入直前がベストです。
    • 1レベルに戻したら経験値を稼いでおくと有利です。
    • 金は持っておきましょう。死体回収イベントのために10万ゴールドはアイテムボックスに残しておくと、最悪の事態の際に助かるかも知れません。
  • アイテムボックスに用意しておくと有利なもの
    • 核撃の巻物など強力な攻撃呪文の巻物(6人分割時に盗賊などに持たせましょう)
    • ルビーのスリッパ、転移の巻物複数(1つだけだと失敗の恐れがあります)
    • 「ダークゾーン無効」の兜、「ヒーリング+2」の指輪複数(ルビーのスリッパや転移の巻物で脱出するなら不要です)

地下20階
  • 地下19階でクリアアイテムを得て城に帰ると、地下20階に行けるようになります。2005年版ではここが最後の階層でした。
  • 全部回ると炎の床の中央でイベントが発生し、5番目のダンジョン「地獄の門」に行けるようになります。

地獄の門

3階層のEXダンジョンその2。2005年版から新規追加された部分で、いよいよ本作の本番と言える、最高の稼ぎ場所です。
敵は一応強いとは言え冒険者の強化の方が遥かに凄まじく、「どれほど冒険者を強くしていけるか」を楽しむためのカカシ同然です。
ここでは、これまでのアイテム効果ランダムシステムを一変させるイベントが待っています。
ネタバレになるので格納しておきます。
+ ...
「アイテムの魔法効果のうち、不要なもの1つを選んで消す」
「アイテムAに付いている魔法効果のうち1つをアイテムBに移植する。アイテムAは消える」
というイベントがあります。
これによって、強力なアイテムに強力な効果を結集し、最強のアイテムを作ることができるのです。
スペシャルアイテムに付いている効果は消すことはできませんが、スペシャルアイテムに新たな効果を付けることはできます。

アイテムの効果はどのアイテムに付けても機能します。
たとえば「2倍ダメージ:悪魔系」を鎧に付けたり、「攻撃対象外:竜系」を武器に付けても機能します。
「最大ダメージ+」「アイテム出現+」「レアアイテム発見+」を持っている全てのアイテムに付けていきましょう。
これで強化したアイテムがあれば、後衛職でも前衛職と変わらぬ打撃を繰り出すことができます。

呪文の変更点

ほぼ呪文のページに記載されている通りですが、わずかに変更点があります。

  • ダークネス(ディルト)がAC+3に強化されており、テラー(モーリス、敵のAC+2と恐怖の状態異常)との使い分けができるようになりました。
    (後に、デフォルトの設定もこのようになりました)
  • プロディジー(イハロン)で上昇できる能力値の上限が基本値+15になりました。これはレベルアップで上がる上限と同じです。
    アイテムのスペシャルパワーでは基本値+17まで伸びます。

アイテムについて

特徴的なシステムは戦闘の監獄:マジックアイテム戦闘の監獄:スペシャルアイテム
付与される魔法効果の内容は魔法効果、付与されるランクと種類については魔法付与のページにそれぞれ解説があります。

その他、重要な事や詰まりやすい事

  • 「魔除け」が出たら、商店の「魔法を込める」で強い効果を付けましょう。以下の魔法効果はとても強力です。
    • 敵のアイテム破壊攻撃とマグネットの罠は「所持品を保護」で防げます。
    • テレポーターで岩の中に入ると全員ロストしますが、これを「岩からの帰還」で死亡で城に戻るようにできます。
    • 「マップ表示」が付くと物凄く楽になります。
    • 「アイテム出現+3%」が付くまでひたすら粘りましょう。本作のアイテムハントはここから始まります。
      恐ろしく根気が必要ですが、これをやってからでないとアイテムが出ません。

  • テッドの迷宮B17のマップが1マスだけ埋まらない
    • その1つ北のマスにあるスイッチを押して水流に乗っていきましょう。
      正解のルートからは外れてしまいますが、マップを埋めた後にもう一度スイッチを押せばいいです。

  • モンスター図鑑コンプリートの壁
    • 図鑑No.185
      リュードの迷宮B10に「強敵と遭遇」が付いた魔除けを持ち込むか、警報の罠にかかって現れる敵を倒しましょう。
    • 図鑑No.186
      デーモンインプの後続として現れます。テッドの6階で確認しました。また、テッドの8階でピンで出てきたのを確認(誰かのお供ではない)。
    • 図鑑No.199と211
      地獄B1で北16東21のスイッチを押すと、現れるモンスターが変わります。このスイッチを押す前でしか出ません。
      スイッチを押していたら、もう一度押せば出るようになります。
    • 図鑑No.238
      最後に戦うモンスターはランダムで6種類が登場します。
      地獄B3北12東14のスイッチのON/OFFで出るモンスターが3匹ずつ切り替わり、そのうち「スイッチをOFFにしている時」に登場する1種類がこれです。
      他の5種類は図鑑に載せることはできません。

  • ジャイアントクラブ強すぎ
    • 前衛3人に「状態抵抗:クリティカル」と「所持品を保護」が付いたアイテムを持たせましょう。
      それだけで楽勝です。ボタンを連打してるだけで勝てるでしょう。


最終更新:2023年12月16日 14:49