ラッキー
概要
首輪の色は赤。両耳が黒。背中には幸運の印である蹄鉄状の斑が並んでいる。
15匹の中では唯一仮死状態で生まれたが、
ロジャー・ラドクリフが毛布でくるんでこすったところ息を吹き返し、ラッキーと名付けられた。原作ではこの役回りは
キャドピッグ*だったが、キャドピッグは初代の名前のある子犬の中には含まれていなかったため、ラッキーがこのポジションとなっている。このラッキーが蘇生したエピソードは、原作者
ドディー・スミス*の実体験によるものである。
TVシリーズでは主人公として抜擢。勇敢だがそそっかしいところもある。
エピソード
ラッキーは
サンダーボルトの番組の大ファンでテレビにかじりついて見ており、悪役
ダーティー・ドーソンの顔が突然アップで映った時にはビビっていた。ジャスパーとホーレスに閉じ込められている時も、チブスの救助そっちのけで「
私の秘密の罪」を視聴していた。
ラッキーたち101匹のダルメシアンは、ロンドンから
チェリー・ツリー農場へと引っ越す。ある晩、子犬たちが眠っていると外から「
ケイナイン・クランチス・コマーシャル」が流れてくる。子犬たちはCMソングに導かれてドッグフードの入ったトラックへ乗ってしまう。このトラックは子犬たちを捕まえるためにジャスパーとホーレスが用意した罠だった。
パッチを除く98匹の子犬たちはロンドンへと連れて行かれてしまう。
クルエラは子犬を素材として使ったアートを作るように、ブチ専門の芸術家
ラースに提案する。しかし、ラースが犬殺しに反対したことからクルエラは逆上。ラースを束縛してダルメシアンを殺してコートを作ろうとする。そこへパッチが現れ、ラッキーの助言をもとに脱出に成功。パッチ率いる99匹の子犬たちはバスを運転してクルエラ一味から逃げ回る。路地に追い詰められた子犬たちだが、そこへサンダーボルトが現れ、得意の死んだふりでクルエラ一味を翻弄。パッチとサンダーは連携でバスを発進させ、クルエラ一味と
リトル・ライトニングを撃退する。サンダーは101匹のダルメシアンとともに新聞に取り上げられ、パッチとともに本当のヒーローとなった。
『101匹わんちゃんII』のパラレルワールドにあたるTVシリーズでは、ラッキーは
ローリー、
キャドピッグ*、
スポット*とともに主人公として登場。首輪の色は青に変更されている。
その他
KH
ラッキーは12番で、
トラヴァースタウンの「隠された水路」で赤のトリニティを発動させた先の宝箱に入っている。
救出後は、トラヴァースタウンの「子犬たちの客間」に出現。映画同様、テレビに釘付けな姿が確認できる。
登場作品
1960年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
- ?(1962年)
- 宮川陽介(1982年)
- 坂本千夏(1998年~1999年)
- ?(2002年)
最終更新:2024年01月03日 19:10