ナルニア国物語 -ライオンと魔女

2006年3月 映画館にて


 「ナルニア国物語」を見に行ってまいりました。
 主役の四人に華がないなぁなんてそんなに期待していなかったのですけども、面白かったです。なんといってもお兄ちゃん。可愛くて格好いいのです。いやほんと。CMとか見てもそんなに格好いいと思わなかったんですけどね。途中からぐんぐん男前になってきて、姉さんくらくらしてしまいました。
 弟が兄ちゃんに反発して、そっから物語は展開していくんですよ。私は長女だからか、お兄ちゃんとして頑張ろうとしている彼に終始共感を覚えていました。あんた(弟)、兄ちゃんの気も知らんと偉そうにすんなー!ってもんですよ。最終的に弟も可愛くなったんで許してあげます。弟もなかなか芸達者でね、いやぁええもん見たなぁ…。
 という訳で、ナルニアお勧めです。願わくば子供の頃に見たかったです。きっともっとわくわくしたと思います。

 ドキッとしたシーンは、兄妹の元に弟が帰ってきて姉と妹とひとしきり抱擁を交わした後でしょうか。兄が「もう消えるなよ」かなんとか言った後の弟の顔!!すごい、子供とは思えない表情でした。これを演技でできちゃうのかぁ。か、可愛い…。
 繰り返しになりますが、私は長女なので弟の兄に対する反抗心は、頭では理解できても気に入らないのです。お兄ちゃんは必死で親代わりをしようとしてるのに、そんな気持ちも知らんと!って思っちゃうんですよね。きっと自分が弟や妹だった場合違う見方になるんでしょうね。
 アスランと会ってからのお兄ちゃんは、少し性根が座ってきて、ほんと目が離せませんでした。自分だって子供なのに、いっぱいいっぱいなのに、妹弟達を守ろうとすることで自分を確立させようとするところとか。戦闘シーンで兄は弟を、弟は兄を守ろうとするところがよかったです。もう一回見たいなぁ。

 CGも素晴らしかったし、アスランや狐の声もええ声してました。氷の女王はほんとぴったりだったし、ホーンの兄ちゃんもええ味出してましたね。全体的に悪い所の見つからない映画でした。ディズニーらしく、流血や無残なシーンもありません。最終的に全員生き返るところは、いいんだけど、なんだかなぁという感じかな。
 もしもディズニーじゃなかったら、アスランが夜中に氷の女王の所に赴くシーンは、もっとどぎついものになってたでしょうね。それでなくてもおどろおどろしくて怖かったです。子供が見たらちょっとトラウマになるかも。
 モンスター達はたくさん出ていて、例えばドワーフは悪者だったり、善悪ってその物語によって違うんだなぁと感じました。狐は味方、狼は敵、映画によっては逆だったりしますよね。指輪物語とか。光の当てようで、敵味方は変わってくるんですね。面白かったです。
 ドワーフのおじさんは敵方だったけど、なんだか憎めませんでした。「チャーリーとチョコレート工場」のウンパ・ルンパを思い出して。
 結論からすると兄ちゃんカッコいいという映画でした。見て損はありませんよ!
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最終更新:2007年04月03日 00:11
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