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アリア=スピカ

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アリア・スピカ

概要

シーシュポースのエリート
性別:女
年齢:46
名前:アリア・スピカ
性格:感情ない

解説

適当な長さの黒髪をルーズサイドテールにまとめ、エリート特有の薄い黒の瞳からはなぜか光を感じない女性。
間違いなく美人の部類に入る端正な顔立ちをしているが、表情を浮かべることのないその顔からは、暗さや陰鬱さを通り越して「無」という印象を見る者に与えてくる。
最低限の言葉しか話さず、何もない時は生命維持に必要なこと以外は何もしていない。出撃前以外は。
先天的に感情が「欠落」している。
教えてくれるはずの親も最初からいなかった。
しかし、「感情」は無くとも「欲求」や「疑問」は存在した。
「なぜ自分には『感情』が無いのか?」
「こんな自分は生きていてもいいのか?」
「自害するのは簡単だが、『無意味だった』と結論づけるには早すぎる」
10代を迎える頃に彼女は修道院の門を叩いた。
「神を信仰し縋り続ければ『答え』が見つかるはず」
周囲の人々からその敬虔な姿勢を絶賛されても、神が応えることはなかった。
「善行を成し、感謝を受ければ何か満たされるものがあるのではないか」
いくら賛辞されて、「聖女」と持て囃されても形のあるもの以外は見えなかった。
10年間を経て、信仰の中に自らが求めるものは無いと彼女は判断。修道院を出奔する。
「結婚し子供を産み家庭を持つ。『人並みの幸せ』の中に『答え』があるのかもしれない」
何人かの男性と交際したが、彼女の虚ろな雰囲気から長続きするはずもない。
次の「手段」を考えていた時に、とある男性が交際を申し出て来た。
彼はアリアの「空白」を理解していた。
それを埋める為に共に生きていきたいと告白して彼女はこれを受諾。
一方的な会話や何でもない出来事。それでも彼はいつも楽しそうだった。
1年の交際期間を経て結婚。息子を一人授かる。
他愛のない会話を交わし、自分の血を分けた存在の成長を夫と見ながら同じ時間を共有する。
初めて過ごす「人間らしい暮らし」を送る中で少しずつ、本当に少しずつではあるが空っぽだった彼女の「空白」が「温かいもの」で満たされていくような感覚を覚え始めていた。
突然の事故がそれを塗りつぶすまでは。
息子は即死。病院に担ぎ込まれて虫の息の夫に残された左手を彼女は無意識に握っていた。
「約束を守れなくてすまない。君の『空白』を埋めてあげることを僕はできなかった」
アリアは肯定も否定もせず、夫が息を引き取るまでただ見ているだけだった。
その目に涙は無く、相変わらず虚ろなまま。
しかし、以前よりも「空白」が大きくなったことだけは「感じる」ことができた。
「これ以上生きていても彼以上の『理解者』と巡り合うことは叶わず、つまり『空白』が埋まり『答え』が見つかることもない」
死ぬことさえもどうでもいいと思い、どうせならば最も有効な方法で自分の命を役に立てようと考えてエリートに志願。
永遠に満たされないまま今日も彼女は戦場を無為に転がり続ける。

「シーシュポースの岩」

出撃前に彼女と他に男性と子供と見られる「誰か」が写った写真を眺めている様子をベースゾーンメンバーから度々目撃されているが、男性と子供の顔に当たる部分が削り取られているため詳細は不明。

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