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『用語解説』

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組織・機関-

『正統王国』

 効率的かつローコスト、そして世界へと堂々と公表できる清廉なる人道的プロジェクト。
 国内で発生した難民や棄民、奴隷などの最下級民の二世の女児を取り上げ、ある程度の常識を備えさせた後に正統王国の部隊に配備する。
 部隊に護るべき幼い女児を配備することで部隊内で擬似的な家族関係を形成させ、戦場からの離脱の阻止と指揮の高揚を両立させることが狙い。
 部隊全滅し生存するか、従軍期間終了時に「資質」が確認された場合は血統局の該当機関へと引き渡される。
 「資質」が確認されない場合は擬似的な家族関係を育んだ兵士に引き取られるか、部隊で学んだことを生かして軍に就職することが多い。

 天才を人工的に大量生産する試みであると同時に人類種の品種改良を目的としたプロジェクト。

  • ブラッドブリード・プロジェクト
 『正統王国』においてオブジェクト黎明期から秘密裏に発足され、現在も内密に進められている極秘プロジェクト。
 このプロジェクトの概要は、簡単にまとめるなら「エリートに高い適正を持つ人物同士を時間をかけて何代も配合し理想的な個体を人為的に作り上げる」ことにある。要は競馬における配合理論のようなもの。この計画を遂行するために『正統王国』はあらゆる人種、あらゆる身分の人間の遺伝子を解析し、最適な配合を見つけ出し、人工授精を行い、人工子宮で育て上げ、更に育てた存在の遺伝子を更に別の配合の産物と組み合わせたりすることで「高いエリート適正を持つ人材が必ず生まれる血統」を見つけ出そうとした。
 元々はクローンによるエリートの安定した供給という計画が頓挫したことで「ならば時間をかけてでも安定してエリートが生まれる血筋を見つけねばならない」という考えが元になって始まったエリート発見のためのプログラムであったが、時間が経つほど目的が歪み始め、今となっては「最強のエリートが生まれる組み合わせを模索する」という願望のために裏では無数の狂気的な人体実験や配合実験などが未だに試行され続けている。
 当然ながら倫理観は皆無なこのプロジェクトが表に露出すれば国際社会全体からの批判は免れないため、王族や貴族ですらこのプロジェクトの存在を知っているのはごく一部。その一部も改良された遺伝子の提供や不妊治療等の大きなリターンを受ける代わりに黙認することとなっている。
 一応、生み出された子供たちに関しては一々処分するのも(研究に携わる職員の精神的問題が大きいが)費用が嵩張るため、実験に関する記憶を消して孤児に仕立て上げ、適当な所で回収してからオブジェクトのエリートとして過ごさせるか、一般市民に帰化させることで計画を覚らせにくくするように工作している。

  • ナイト・オブ・ラウンズ
 『正統王国』にて設立された十三もの選りすぐりのエリートとオブジェクトによって構成されたオブジェクトによる『騎士団』。所属するエリート全員が正統王国内でも上澄みと言える最上級の実力者で構成されているものの、その殆どがエリートとなる前の経歴が不明という特徴を持つ(巷では機密保持のために記録を抹消されたとも)。
 その実態は『ブラッドブリード・プロジェクト』により生み出された配合血統の結晶体たる十三名によって構成された特務部隊。全員例外なく当代に置けるプロジェクトの「成果物」としてどれほどの性能を出せるのかを目的にエリートとして本人の意思に問わず限界まで肉体改造を施されており、高い適合者かつ筆頭格たる【コールブランド】、【アロンダイトブレイズ】、【テスタメントグレイル】のエリート三名以外は総じて短命である。

  • ホワイトレディ家
『正統王国』に存在する貴族。
ランクとしてはウィンチェル家やバンダービルト家に数歩劣るが名門であることは変わらない。
『正統王国』という概念が成立した時期とほぼ同時に他所の勢力から流れてきたので貴族としての歴史は浅く、数十年程度とかなり短い。
(正当性はともかく)「歴史」を重んじる『正統王国』内において、これほどまでの短期間で有力貴族にまで至ることができたのには理由が存在する。
血統の特徴として、当家に生まれる女児は必ずと言っていいほど高いエリートの資質を備えている。
その娘達を従軍、「売る」ことと引き換えに高い地位を築いてきた。
また、新しいが故に「伝統」がもたらすしがらみにあまりこだわらない家風であり、前当主や現当主代行であるルーファス=”ランスロット”=ホワイトレディは決して高い身分ではなかったが、持ち前の高い能力を「血統に有益」と判断されて迎え入れられた。
最近までは5人の当主候補それぞれを(本人達は望まずとも)利用するために擁立しようとする者達の派閥で5つに分断状態だったが、長女と五女の訃報とそれに伴う当主の死去によってそれらが暴走し、ホワイトレディ家は一時は「没落」する寸前まで追い込まれた。しかし長女の婿であったルーファス=”ランスロット”=ホワイトレディが、粛清を含めたあらゆる手段を用いて表と裏から手を回して事態を収集、安定を取り戻した。
彼の幼い一人娘が成長し家を継ぐまでは当主代行に収まるということで残された家の者達の意見は一致している。

  • ブルーブラッド・サーヴァントメイカーズ/BbSメイカーズ

 『正統王国』に存在する王族直轄の巨大人材育成機関。
 エリートやその資質を持つ人間を何人も抱え込んでいるものの、この機関は『エリートの育成』を主目的としていない。この機関は王国内にいる数多くの『貴族』らを対象とした使用人、即ち「メイド/バトラー」を育て上げることを目的として立ち上げられた人材育成機関である。
 『貴族』を相手に売り込むのだから育て上げる人材の質は最高峰かつ最上位のものを取りそろえるようにしており、機関内において無事に「卒業」できた者達は最低でも『貴族』たちが満足するレベルの教養、礼儀作用、家事技術などを骨の髄まで叩き込まれている。その中でエリートの資質があると見做された者は更なる特殊プログラムによって資質を開発され、最高の使用人兼エリートとして仕上げられる。
 しかし売り込むと言っても金銭のやり取りによるものではなく(一応『支援金』という形でいくらかの援助を受けることはあるのだが)、『貴族』からの要望が来ると機関において厳密な審査が行われ、その『貴族』の過去の経歴や言動、功績を洗いざらい調べ上げた末に「仕えるに値する」と判断できる基準を満たした場合にのみ使用人たちは出荷を許可される。つまり『貴族が使用人を選ぶ』のではなく『使用人が仕える貴族を選ぶ』という特異な性質を持っているのである(正確には育成機関が判断しているのだが)。
 この方針は最高経営責任者であるマリアンヌ=セレブレーションが定めたものであり、元々『王族』のメイド長兼護衛エリートであった彼女であるが故に生まれた「最高の使用人は仕えるべき主にも最高のものを求める」という思想から来るもの。愛情深い彼女は機関にて育った人材たちを須く自らの子供のようなものだと公言しており、堕落し切った『貴族』に大事に育て上げた子供たちを送り出すくらいならそいつの豪邸にミサイルを撃ち込んでやるとまで言い切っている。なお、こんな発言をする彼女に対しての『貴族』らの反応だが、彼女が現在でも『王族』や懇意にしている『貴族』たちと深いパイプを持っているせいで手を出すことすら不可能であるため一部の『貴族』からは毛嫌いされている。
 余談であるが、かの『ラストマイン事件』の最大の被害者たるバレンシア=スポモーニもこの機関においてプログラムを修了した者の一人であり、優れたエリートとしての技量と完璧とまで評価できる礼儀作法や家事能力をマリアンヌに大きく評価されていたため、その凄惨な死に様を聞いた瞬間マリアンヌは卒倒。回復後すぐさまエリートの資質を持つ使用人を送り出す際の基準に『所属する部隊に属するあらゆる人員の素性と経歴の精査』を追加した後、事件時にギムレット=ジントニックを庇い立てたオニオン装甲職人を残らず捕縛し両腕を切断して神経を焼き潰すというとんでもない所業に出た。彼女自身のコネもあって重い処罰は下されなかったものの、彼女は感情的な行動をしたことを深く反省し、現在では最高経営責任者の座から身を引きアドバイザーとして余生を過ごしている。


『情報同盟』

  • ナンバーズ計画
 この世全ての事柄を記録し、データ化し、電子世界に『移民』する、もしくは『保存』するプロジェクト。
 スペシャルナンバーズとはその主格たる情報を集め保存するサーバーを保持している機体である。
 それぞれの得意分野、特殊な観察眼と技術を持ったエリートが情報収集、分析を担当している。
 その性質上極秘性が高く、該当する機体すら表向きには判明していない。
 情報も独立したサーバーに保存されており、定期的にナンバー001の機体へ保存されている。
 『シングルナンバーズ』と呼ばれる一桁の番号を司る機体の情報の重要性はナンバーが若いほど高い。

 ・001『情報の集積』
 ・パラドックス002『情報同盟そのもの歴史』
 ・ウェブ004『人間の人格』
 ・ルックアウト005『異常な精神性を持つエリートの分析・プロファイリング』
 ・エリミネーター009『全体を観察している中で必ず出てくる可能性のある異分子(イレギュラー)発生の法則性の確率とその徹底的な排除』
 ・ジ・アース100『世界各地の地質や資源埋蔵量の調査』
 ・エンピレオ444『死後の世界』
 ・クリティシズム555『戦闘行動によるデータ収集と内部粛清』
 ・マスターキー666『超弦理論及び平行世界の立証』
 ・ジオグラフ888『人類と宇宙の再演算』
 ・シャオリン999『人間による最終確認』



  • オズ・プロジェクト
 遺伝子が獲得形質を持つ、後天的に進化することはまずないために、発想を転換して『精神を画一化する』ことで代替可能な人材を作り続けるプロジェクト。
 実際に行うことは、生活に干渉すること。生活全てに意味を持たせ、同じ状態を好むように仕向ける。
 その誘導方法として、与える情報を完全に『与えたい中身』のみに限定することで対処する。
 第一実験で行われたことは、『人間牧場から脱走する子ども』という状態に導き、自発的に天才児が発生するような環境を整えることだった。
 第一実験では子供たちは『神に選ばれた子供たち』とし、『妖精などの怪奇事項が存在する』ように演出した。
 地下の組織で完全に現実からシャットアウトする。
 定期的にサンプルとなる子どもを『神隠れした』と表現して卒業させる。
 サンプルの子どもたちは裏方の演出側へと再利用する。
 子どもたちが演出に気が付き、自らの手で化学的な検知を獲得し、箱庭から脱走させることで、『共通の知識と共通の能力、思想を持った共同体とその帰属意識』を生み出した。
 エリートとして必要な肉体的な部分は機械で代替する、サイボーグ化を行うことで対処することとする。
 第一実験では共通の思想や生活への干渉のデータが蓄積され、実際ある程度『成功例』を生み出した。
 第二実験では『第一実験で蓄積されたデータを基に組み立てられた陰謀論的な要素を含んだ電子ゲームを介した箱庭計画』を現在構築している。
 こちらは第一実験の少数から多くの成功例を求めるものではなく、ゲームプレイヤーという大きな分母から少数の成功例を回収するもの。
 一方でこちらが施工された場合、人生を歪められた子どもたちが多数発生する倫理的問題が存在する。


  • 『オブジェクトにおけるバリア装甲の研究』
 第一段階クリッカー655「空気の安定環流による空気抵抗の軽減」
 第二段階スクリーン147「磁場」「水溶き片栗粉の上なら人間も走れる」
 第三段階ウラニウム235「壁ではなく水槽の中からなら銃弾が通り抜けられる」
 第四段階カルクルス339「生体で最も硬い組織は琺瑯質」
 第五段階チャンバー594「核融合炉のプラズマ封鎖の磁気シールドの応用」
 第六段階シクヴァル703「海水の流体操作による水抵抗の減衰」
 第七段階ホログラム551「実体バリアの自律と独立による欺瞞」
 第八段階ドップラー205「磁気制御による空中浮遊と広域攪乱」
 第九段階トロープス179「荷電粒子の安定環流による攻性防御」
 終了クリティシズム555「バリア装甲機能を有する統合汎用機」
※研究主導者グラスホッパー女史の死亡により『オブジェクトにおけるバリア装甲の研究』は停止
 またこれを以て予算供与を終了。プロジェクトは完了したと見做します
 加え『統合整流装置/防御スクリーン』の生産および配備は凍結。箝口令を通達
 プロジェクトメンバー総員は『キャピュレット』の指示に従い移動してください


  • HyIC/P計画(Hybrid Intelligence Child/Produce PLAN)

 『情報同盟』の打ち立てたエリート育成プロジェクト。
 天才少女計画とは別のアプローチによって人間に潜在している『才能』を引きだすという考えに基づいて始まった計画であり、その概要は「高度なAIとの共生生活に起因する脳の発達制御」というもの。新生児の段階からマイクロコンピューターチップを脳に埋め込み、箱型のAIユニットと常時接続。数万パターンの中で最適な組み合わせだと判断されたAIによってあらゆる行動や思想、感情を管理することで脳を特定の形に偏らせられ、「天才(エリート)」として「育成(プロデュース)」される。
 彼/彼女たちは生まれた時から人工知能と常に対話を続けており、その為AIと人間の区別がつかないという特徴を共通して持っている。また、AIの方も長時間かけて対象者についての莫大かつ多彩な情報を受け取る都合上『成長』を余儀なくされており、結果的に言えば技術的特異点を越えたと判断されそうな個体が幾つも存在している。しかしあくまでもこのAIは戦術用に開発された物では無く脳の育成に重点を置いた代物であるため、軍事転用は現時点では不可能に近いという問題を持っている。
 生涯をAIと共に生きることを宿命づけられているためかAIという装備との”相性”は抜群。人工知能の制御という観点では彼/彼女ら以上の人材はそうおらず、オブジェクトの制御においても通常のエリートと比べて約3割以上の判断の迅速さと柔軟性を発揮しており、この成果は(コストという最大の問題さえ排除できるのであれば)これから生まれてくる新生児たちに同じ措置を施すことも検討される程。
 また、新生児への手術に対する社会的忌避感を抑えるため、囮プランとして『HyIチャイルドたちによるアイドルデビュー』というすっとんきょうな計画が(何故か)受理されており、それぞれのAIの”個性”によって「人々にとっての最高のアイドル」を形作られて多数のエリートたちがアイドル業界へと進出。瞬く間に社会的ブームを巻き起こし、アイドル系エリートたちによる人気争奪の戦国時代が始まった結果、当初の目論見は達成しつつも何か変な方向へと計画が進み始めているとかなんとか。



『資本企業』

  • アリスシステム
 メリー=アン=アラウンドワールドを基盤にした消耗品の天才エリート量産プロジェクト。

  • ヤナギカゲ重工
 資本企業に属する軍需関係企業。
 『資本企業』所属、カリフォルニアに本社が存在する有数の機械メーカー。
 主に機械関連の製造、設計、販売を手掛けておりエクスカベーターからゲーム機まで幅広く取り扱っている。
 その他、細かな部品生産力を生かしてオブジェクトのプラモデル(既に破壊された、あるいは公開されても問題のないもののみ)の販売を行っていたりもする。
 創業から僅か5年ながらも子会社を複数抱えており、『資本企業』内でも頭角を現しつつある。
 特徴は社長のジンがオブジェクトの設計士であり多数のエリートを抱えていること。オブジェクトを有する事が大企業の条件とされる中、5機以上のオブジェクトを私有している。これは『7thコア』を除けば五指に入る程。そのためオブジェクトを保有していない他企業からの依頼を受けてオブジェクトを派遣する、という新たなビジネスも展開していたりする。
 開発した製品の傾向としては『堅実、実直な性能スペック』が見受けられ、当たり外れが少ないとして一定の評価を得ている。
 しかしごくごく稀に『デカい・重い・強い』というまるで大艦巨砲主義に回帰したようなロマン兵器が開発されることもあったりする。
 社内の気風としては『実力主義』が取り入れられており、若かろうがハンデを抱えていようが実力さえあれば上の地位に就くことが可能。
 他方、オブジェクトの開発、運用については『ジャンクヘッド』のテロリスト勢力への横流しや敵オブジェクトを複数のオブジェクトでリンチするなどややグレーゾーンなやり方が目立つ。
 また、破壊、鹵獲したオブジェクトを解体して自社オブジェクトの製造に再利用するところから付いた渾名が「バンディット」、つまりは「盗賊」。
 『テトラグラマトン』事件以降は『テトラグラマトン』の製造、及び『資本企業』が受けた損害の責任追及を受け複数の特許と子会社を売却。企業としての規模は縮小したがオブジェクトという保有戦力の規模は維持したままとなっている。

 ・オールマイティ計画
  ヤナギカゲ重工のオブジェクト開発計画。


  • ナナシリーズ・プロジェクト
 クローンを用いたエリート量産プロジェクト。ナナ=ナンバーワン=スペシャル
 選定、訓練等に多大な時間やコストのかかるエリートをクローンにより安定して確保する計画は古来より存在した
 しかし技術の未確立、世間に露呈した場合のリスク、そして何よりクローンを作成することのできる細胞を持った人物を発見できなかった
 計画は思うように進展せず凍結(通常の人間の細胞を使っても細胞分裂に異常をきたして、ヒトの形を成さない肉塊にしかならず、そもそも細胞分裂自体を行わない場合も多い)
 そんな中、十数年前に「メリー」と名乗る科学者が自身を実験対象に含めた研究によって技術面は急速に進展、「安定したクローンを作り出すことができるデザイナーズベビー」、ナナ=スペシャル=ナンバーワンを誕生させる(成功例はこの一例のみ、以降「オリジナル」と呼称)
 オリジナルがエリートの一般的な適性年齢とされる12歳まで訓練や調整を施しながら育成し細胞を採取
 1年間という期間を用いてそれを肉体年齢13歳相当まで培養
 オリジナルのナンバーワンに続く、ナンバーツーからナンバーシックスと呼称される5人のクローンを製造した
 さらに1年かけてオリジナルを含めた6人へ同じ生活、同じ教育、同じ訓練を施して「調整」することにより完璧に同調させた後、カサンドラに搭乗させるはずだった
 上述の「調整」を行っても、クローンの5人にオブジェクト操縦におけるノイズ、つまりは「個性」が発露してしまったのだ
 「このままではカサンドラの性能を引き出すことはおろか、浮き上がることさえできない」
 計画の失敗を恐れた研究機関は、5人を半覚醒状態に保ち「意識を平均化」させて操縦する方針にシフトしようとした直後、ナンバーファイブが脱走
 やむおえずオリジナルを組み込む暴挙に出る
 「意識を平均化」することは情報処理能力を最小公倍数に均すことと同義であり、そこへさらにノイズを呼び込む要素を取り入れてしまったため、カサンドラの戦闘能力は想定より大幅ダウン
 エリート5人を合わせたスペックには到底及ばなかった
 カサンドラ撃破後は、「やっぱりたまに突出した天才が現れる従来の方がいいや」と判断され本計画も破棄された

  • カサンドラ・プロジェクト
 常人と比べて桁違いの情報処理能力を持つエリート複数人の並列思考により、一機のオブジェクトの操縦及び戦闘能力の向上を目的とする計画はオブジェクト黎明期より発案されていた。(3人で一機を共有するトリニティスタイルとの関連は不明)
 しかしどれだけ訓練を施しても、肉親同士(三つ子以上の多生児含む)であっても、実戦に耐えうる限界人数は2人までだった。(例:テトラグラマトン)
 そこで『資本企業』は、遺伝情報が真の意味で完全に同一人物のクローンならば可能と考え、「高い確率で安定したクローンを生み出すことができる希少な体質」を持つデザイナーズベビー、ナナ=スペシャル=ナンバーワンの細胞を基にクローンを製造(なおオブジェクトの操縦はオリジナルではなく、クローンのみで行う)、試作実験機『カサンドラ』に搭乗させる。
 カサンドラ敗北後は結局、「強いだけの5機分よりも素直に多様性のあるオブジェクト5機運用した方が良くね?」という簡単な事実に上層部が気づき計画は破棄された。

  • プライベート・オブジェクト
 資本企業に属する軍需関係企業。

 資本企業に属する軍需関係企業。

  • BLUEMOON.inc
 資本企業に属する海軍PMC。

  • スティグマプロジェクト/Stigma Project
 エリートの自然発生率が高い北欧禁猟区の環境を参考に人為的にエリートの資質を持つ子供を造りだそうという『資本企業』のプロジェクト。
 各地から戦災孤児などを『スクール』と呼ばれる場所に集め、その中から数人の身体に秘密裏に『スティグマ』となる刺青を施す。
 その後、誰に刺青を施したのかを知らせずに『スクール』に集められた孤児達に対して『刺青が入った子供は劣等である』という教育をしてから集団生活を行わせることにより、刺青が入った事がバレた子供は大勢から差別と偏見による凄絶な虐待を受けることとなり、あるいはそうなる恐怖から刺青を隠そうとする。
 こうした精神的な圧迫、苦痛を長期間与え続けることで人為的にエリートを作成するという手法である。
 なお、『スティグマ』を持つ子供の自殺、成長後の造反を防ぐために定期的に『スティグマ』の味方の『足長』となる人間と交流させることにより『足長』への精神的な依存性を持たせる。
 エリートとなる資質を発現した時点で『スティグマ』を持つ子供は『卒業』となり、様々な企業の元でエリートとして働くこととなる。
 『スティグマ』を持たない子供は各々の適正に応じた企業へ送られる。
 『スティグマプロジェクト』は結果として多くのエリートの資質を持つ子供を輩出し北欧禁猟区の再現を実証したが、精神的瑕疵や疾患を持つエリートが生まれやすく、また実態を出資企業に隠していたこと、プロジェクト責任者の資金着服により現在ではプロジェクトは凍結状態となっている。

  • アルカナ
『資本企業』の諜報機関。
精鋭二十二人で構成され『女帝』と『愚者』を除いては『諜報員』と『エリート』の二人一組で行動するようになっている。

 ・『女帝』セリーヌ
 ・『塔』ラプンツェル
 ・『悪魔』ソフィア
 ・『死神』シンデレラ
 ・『戦車』タバサ
 ・『恋人』イヴ
 ・『節制』アントワネット
 ・『愚者』パンドラ
 ・『隠者』シャルロット
 ・『世界』マリア
 ・『吊られた男』サロメ

『信心組織』

  • ゾディアック・サイン
 『島国』の『十二支計画』の影響を受けたゾディアック・サイン計画。
 しかしその本質は強大な影響力を持つオブジェクトを他のオブジェクトで誤魔化す狙いがある。

 ・牡羊座アリエス
 ・牡牛座ゴズ
 ・双子座メタトロン/サンダルフォン
 ・蟹座カルキノス
 ・獅子座ナラシンハ
 ・乙女座イルマタル
 ・天秤座アストライア
 ・蠍座セルケト
 ・射手座ケイローン
 ・山羊座ヘイズルーン
 ・水瓶座ヴァッサーマン
 ・魚座オーケアニス
 ・蛇使い座アスクレピオス

  • トート・ロジテックス
 どこまでの他人との相違点で不平不満が出るか、同族意識と排斥意識とはどこに宿るかを探るための実験
 1人の人間を模範として定め、模範に近づけば近づくほど正しく、税金も払わなくて良いという制度を作成する。模範である人間の身長からどれだけズレているか、髪の色が違うか、瞳の色が違うか、そういった事柄から計測し、外れていればいるほど高い税金を払うこととなる
 ある程度は整形を行うことが可能な状況を整える。ただし莫大な金をかけない限りできないものとする
 これを行うことで、外見的多様性が広い搾取対象階層と、外見的に均一である搾取階層を作り上げる
 結論として、搾取階層側が氏族化した。血のつながりではなく外面のつながりで生み出された氏族は、意外にも強固なつながりを見せる。模範が偶像化し、自分が偶像に生まれ変わるという儀式的意味を見出すようになる
 尚、模範として定められた人物はエリートとして育成されており、この実験場で自身と同じ外見の人物以外との会合を徹底的に避けた結果、自分と同じ顔でない人間を人間と認識しなくなった。これにより、オブジェクトを用いた殺戮に対するストレスを軽減することに成功
 最終実験としてエリートに今まで人間ではないとして接していた者たちと交流させ、反応を見る


  • ミレニアム・アウターヘヴン

 『信心組織』の保有する特務機関。
 オブジェクトの存在により(一部の例外的存在を除いて)おおよそ栄光と栄華の道を約束されたエリートという存在だが、資質を持つ者が誰でも優れたエリートになれるわけでは無い。資質の低さ、施術の失敗、後天的な精神異常等々、様々な要因によって「エリートになれなかった/その座から払い落された」存在は必ず一定数発生している。それらに掛けられた労力や資金を鑑みられ、「このまま燻ぶらせるならば再利用しよう」という発想によってこの特務機関は発足。栄華を掴めなかった者達の受け皿として生み出された。
 所属する人員は一部の管理職を除けばほぼ全てがエリートの”なりそこない”か”元”エリート。それらが各々の役割を定められ、その能力を最大限活かせる部隊へと配属される。部隊総数は合計で六つ存在しており、『戦闘・諜報・防衛・工作・補給・暗殺』の要素をそれぞれ司っている。一つの部隊に付き配属される人員の数は最大40名。そして男女間でのトラブルを避けるために原則男女での混合運用はなされない。また、人員が何かしらの要因で重傷を負ったり、戦死して欠けた場合は予備要員から適正が高いと判断された者が随時補充される。
 エリートに準ずる能力を有するだけあって人員一人当たりの質はかなり高く、一部の者が抱えている精神的・性格的問題さえ除けば歩兵戦力としては文句無し。特に直接戦闘を目的としている『ベルヴェルク小隊』は個人個人が一騎当千の能力と専用に開発された特殊武装を持っており、単騎で師団並みの兵力差を容易に覆すことのできる怪物の集いである。しかしそれだけの能力を持っていても何かしらの要因でエリートになれない問題を抱えている場合が多い(しかし一部例外的にエリートになれるのにならない物好きが何人もいる)。
 発足当初こそ歩兵戦力というオブジェクトの君臨するこの時代に置いてただのお飾り扱いされていたものの、長年の堅実な活動や『ドラゴンキラー』の活躍によって歩兵の価値が見直された結果、かなり杜撰だった管理体制や老朽化したものを使い回していた設備の問題等が見直され、大型アップデートを果たした現在では『信心組織』において最高位の精鋭部隊を有する特殊軍事組織の座を確たるものとしている。
 因みに、この特務機関では所属する者に活動中の服装を修道女服か神父服にすることを強く推奨しているが、服装を改造してはならないという規定がないため(皆が揃いも揃ってという訳ではないが)服装をかなり改造して奇抜なものにしている者が結構な数存在している。特にごく少数は信心深い方々が見たら卒倒しかねないレベルだとか。

  • ベルヴェルク小隊
 『信心組織/ミレニアム・アウターヘヴン』の保有する最高戦力にして最強の戦闘員15名で構成された小隊。クレアメージュ=イノセントラブもこの内の一人。
 一人一人が突出した戦闘能力を誇り、条件(こちらが完全武装・バックアップ万全・相手の装備が対人想定の低威力兵器のみでの構成等)次第ではオブジェクト相手であっても防戦できるという規格外の所業を行える隊員が何名も存在している。
 他の部隊では指揮官クラスの人材にしか与えられない強力な専用武装を全隊員が保有しており、総員で戦闘に挑めば軍団規模の相手であっても互角どころか優位に立てる程。ただしそれぞれの個性が強すぎるという問題から行動を統制できる指揮官を用意できず、統率された行動は不可能という弱点を持つ。即ち全員が個人の判断で動かざるを得ないワンマンアーミーの集合体であるというのがこの小隊の実態である。
 活動区域は広範囲に渡り、領土の防衛から他国への侵略まで年がら年中世界を飛び回っては遠慮なく暴れている。北欧禁猟区で活動することもあるが、そちらは他の戦闘部隊の小隊でも事足りるため命令がない限りは基本足を踏み入れないらしい。
 『ミレニアム・アウターヘヴン』においては作戦行動において実働部隊としての最高位権限を与えられている立場でもあり、彼/彼女らの一言だけで他部隊を(他の命令系統とブッキングしない限りは)手足のように自由に動かせる。そのため他の部隊からはあまり好かれておらず、しかし圧倒的な強者故に従うしかないため歪な関係が気づかれている場合が多い(ちゃんとした信頼関係を構築している例もある)。


不明


『その他』

  • プロメテウスインダストリー

  • 木原一族
 「こちらの世界」の木原一族は旧時代に人道や倫理観を無視して突き詰めた異端の科学によって世界にドス黒い花を咲かせる集団だった。
 一方でもたらす功績も多大なものであったため、世界は彼らが存在することをギリギリ許していた。
 オブジェクト黎明期の勃発の際は、「面白い実験対象が湧いてきた」とばかりに今まで貯め込んできた科学をフル投入してオブジェクトと敵対する道を選ぶ。
 そんな彼らの姿を見て忌み嫌っていた人々も「あの木原ならもしかしたら」と無責任な期待を寄せた。
 しかし、旧時代の兵器に対しては無敵を誇る万能型である第一世代オブジェクトには尽く通じず、多くの木原は戦死。
 肝心の科学も戦場に混乱を撒き散らすだけだった。(尖った性能故に弱点を抱える第二世代が相手であったなら、結果は変わって「ドラゴンキラー」はもっと早い時代に登場していたかもしれない)
 期待させておいて何も成すことができなかった木原一族を世界は許さなかった。あるいは直接暴虐を働くオブジェクトそのものよりも。
 そして憎悪のダムは決壊し、残された木原は迫害されて徐々にその数を減らして作中現代ではほぼ絶滅状態にある。

  • とある財閥

  • ジェネシス

  • WOU

  • 電脳技術団

  • アマノハバキリ

国家・地理

  • バルカノン連合共和国
 俗に、「13つの国境、12つの国家、6つの民族、4つの言語、7つの宗教」と表現される他民族社会。
 現在では各陣営に各々分裂された、数歩歩けば国境に辿り着くと言われる導火線と隣り合わせの『安全国』。

  • ユートピア島
 ステンドグラスと化した世界に変貌した後に新たに出現した島。
 警備という名目で各陣営の軍人達がローテーションでやってくる避暑地。

  • 『安全国』アトラス
 表向きは普通のリゾート地だが、その内実は各陣営の軍関係者が関わっている。
 『アリス』の開発基地が存在する。

  • ザグロス山脈
 正統王国と情報同盟を区切る雪山地帯。

  • アラビア半島戦域
 四大勢力全ての重要地域が存在する競合区域。いつものステンドグラス状に『戦争国』のみが広がっている。
 ペルシャ湾沿岸に『緑色の万里の長城』と呼ばれる超大な防風林が広がり、沖合に人工島『オイルランド』が存在する。

  • 『安全国』ネバー
 資本企業に所属する『安全国』。複数のオブジェクトに護られている。

  • ダストパラダイス
 資本企業領土、中米の密林を含む沿岸部に存在する広大なゴミ山地帯。
 貿易の要衝であるパナマ運河のゴミが流れてきている。

  • レスボス島
 詳細不明。レスボス島大狂乱事件。

 悪魔の島と噂される信心組織の『安全国』
 『この世の地獄を再現した時、誰にも頼れない環境における信仰はどう変化するのか』という実験場。

太平洋上に浮かぶ『空白地帯』の小さな島国。
軍を持たないので所属するオブジェクト一機が国防を担っている。

  • 『大陸』
 四大勢力によってピザの如く分割された旧中華人民共和国。
 オブジェクト登場の動乱期において死者を600万人程度に押さえ込んだ。
 『資本企業』に次いで『情報同盟』の力が強く『正統王国』や『信心組織』の影響力は低い。
 また『信心組織』を上回る勢いで旧世界の政府勢力が戦力を保有している。

  • ネオライカーズ刑務所
『情報同盟』本拠地、ニューヨークを流れるイースト川に浮かぶ島に存在する刑務所。
主に確保した他勢力のエリートやオブジェクトの開発者、同じ『情報同盟』所属であっても危険性アリと見なされた危険なエリートが収監されている。
所内では囚人たちから有益な情報を得るために、脳を切り分けられたり、肉体・精神的にあらゆる『尋問』が加えられる。
1年以上まともな精神を保てるのは2割未満と噂されているが定かではない。
脱獄や奪還を防ぐため、常に島周囲は2機以上のオブジェクトによって警備されている。

その他の用語

  • 旧アルジェリア領大戦
発端は『情報同盟』の『ヴェンデッタ459』が血縁の姉妹が『アナンタ』に殺害されたことを理由に『信心組織』の都市へ報復。
『信心組織』はこれを防ぐ為に4機のオブジェクトを出撃させ『資本企業』『正統王国』も横槍を入れた結果11機のオブジェクトによる大乱戦が勃発した事件。
『信心組織』はバステト・スケープゴート・アナンタ・アダム
『情報同盟』はヴェンデッタ459・デストラクト651
『正統王国』はレインフレイム・アロンダイトブレイズ・ジャマーファンクション
『資本企業』はアニータ・サーベラス
当初『正統王国』『資本企業』は横槍を入れるとは言え様子見に徹していたものの『ヴェンデッタ459』が核弾頭を使用したことにより『クリーンな戦争』というルールが破壊されることを危惧して急遽参戦した。
しかし、事前通告なしでの参戦であったためどれが敵だか分からない『信心組織』『情報同盟』側は見境なく攻撃を開始。更に『デストラクト651』による電磁パルスと『ジャマーファンクション』の電波妨害の影響でお互いに通信出来ないというアクシデントの発生により11機による乱戦が勃発した。
結果として破壊されなかったのは『信心組織』の『アダム』、『正統王国』の『アロンダイトブレイズ』、『資本企業』のサーベラスの三機のみ。
この戦争による死者は約7000人。その殆どが『ヴェンデッタ459』の熱核攻撃によるものである。
現在では旧アルジェリア領に都市は存在せず、汚染された地域では除染が進められている。

四カ国大陸事変とは光芒事件を背景として発生した四カ国連合と『大陸』による動乱。
『大陸』内での旧勢力的秘密武力団体『光芒』の一斉蜂起による租借地攻撃から始まる光芒事件を背景とする。
以後、四カ国は『大陸』の統治能力への疑いから『大陸』政府への干渉を強め、四カ国間で結んでいた協定に基づき、『大陸』政府へ最後通牒を通告。
『大陸』側は要求を拒否、四カ国列強に宣戦布告を行い、旧式的な国家間戦争となった。
四カ国や『大陸』は多くのオブジェクトを投入したが、『資本企業』の密約による早期撤退や戦術核兵器の乱用、通常兵器や歩兵師団群、地方軍閥の叛乱などのクリーンな戦争のセオリーに反する戦争が展開されたため四カ国側26機、『大陸』側9機の計35機のうち、19機が大破し撃沈した。
『正統王国』ダンスホールムーンシャインケイオスカワードメイクアップフファールパンケーキクーゲルクローラーダブルピース
『情報同盟』ガトリング033・ウラニウム235カルクルス339チャンバー594ホログラム551ドップラー205トロープス179シクヴァル703ベイトボール704コムーナ705
『資本企業』エルルーンおりひめ
『信心組織』エイヤフィアトラアクロティリマステマ大羿サテュロスマクガニンマバン
『大陸』九色鹿贔屓螭吻蒲牢狴犴𧈢𧏡睚眦狻猊椒図

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