ポボ
スペック表
正式名称 | Povo |
種別 | 多脚式推進戦車 |
用途 | 多脚技術系列試作実験用兵器 |
所属 | 『北欧禁猟区平和的開発事業協力会議』 |
製造 | 『ウプサラ第二兵器工廠』 |
全高 | 2.41m |
本体長 | 3.55m |
最大長 | 5.90m |
本体幅 | 2.40m |
最大幅 | 9.44m |
空虚重量 | 10.2t |
全備重量 | 11.4t |
動力系 | 並列運転式強化実用燃料電池機構+補助動力装置 |
懸架方式 | ハイドロニューマチック・サスペンション |
最高速度 | 80km/h |
推進機関 | 八脚式複脚推進システム(パイル式スパイクアンカー装備) |
装甲 | モジュール式軽量化複合装甲+付加装甲 |
主砲 | 50口径76.2ミリ電磁加速戦車砲(車体背部) |
副武装 | 7.62ミリ対人レーザー×1(主砲同軸)、12.7ミリ重機関銃×2(車体前横) |
乗員人数 | 1人 |
その他 | メインカラーリング:灰色ダズル迷彩 |
コンセプト | 多脚戦車の先駆車()。ガラパゴス失敗兵器その1。 |
解説
『ポボ』は北欧禁猟区最初期に誕生した多脚戦車の第一号機。
北欧禁猟区の存在意義「新技術の偶発的発生の誘発」によって開発された戦車。
機体思想としては「悪路を走破可能な高機動かつ軽量な主力戦車」をモットーに設計された。
『ポボ』の開発経緯は四大陣営によるインフラ破壊による劣悪な交通状況や北欧禁猟区の雪原、泥濘、湖畔地域を考慮し、新たな推進方式として多脚を採用するに至った。
当時世界初の複脚推進を採用したことで世界から注目を集めたが、その性能と実戦記録によって「先駆者の失敗」と揶揄されることが多い。
よって現在は生産が停止しており、戦場でも見ることはなく、ガラパゴス化していく進化の中に置いていかれた機体と言える。
また実際に『ポボ』を運用した戦車部隊曰く「蜘蛛の形をした棺桶」とのこと。
北欧禁猟区の存在意義「新技術の偶発的発生の誘発」によって開発された戦車。
機体思想としては「悪路を走破可能な高機動かつ軽量な主力戦車」をモットーに設計された。
『ポボ』の開発経緯は四大陣営によるインフラ破壊による劣悪な交通状況や北欧禁猟区の雪原、泥濘、湖畔地域を考慮し、新たな推進方式として多脚を採用するに至った。
当時世界初の複脚推進を採用したことで世界から注目を集めたが、その性能と実戦記録によって「先駆者の失敗」と揶揄されることが多い。
よって現在は生産が停止しており、戦場でも見ることはなく、ガラパゴス化していく進化の中に置いていかれた機体と言える。
また実際に『ポボ』を運用した戦車部隊曰く「蜘蛛の形をした棺桶」とのこと。
概要
『ポボ』の開発と生産は『ウプサラ第二兵器工廠』、北欧禁猟区に存在する工廠の1つ。
世界でも初めての多脚戦車の見た目は「アシダカグモ」に酷似しており、頭胸体がコクピット、腹部が弾薬コンテナに相当する。
推進機関として最重要な脚部は当時から言われていた「多脚戦車の脚部破損時の脆弱性」を考慮し、破損を前提として八脚とした。
背部の主砲には50口径76.2ミリ電磁加速戦車砲を採用、四大陣営によって持ち込まれた電磁加速技術との互換性を重視した。
従来の現代戦車と同様に自動装填装置を採用、加えて歩行制御プログラムを導入することで搭乗者1人によって車長・砲手・操縦士・装填手
小型軽量化と機動力の向上の図り、信頼性の高い強化実用燃料電池を元にした並列運転式強化実用燃料電池機構を開発し、第一試験後に脚部消費電力が想定以上に激しいことが発覚したため、加えて補助動力装置を用意。
これにより並列運転式強化実用燃料電池機構と補助動力装置を組み合わせた動力装置を搭載することになった。
また北欧禁猟区での高低差の多い環境と悪路から複合装甲を軽量化するために妥協し、約10.2トンに抑えることに成功。
軽量化のため脱出装置は妥協、コクピットは戦闘機に類似しており、操縦桿を握り、光学スクリーンと光学モニターを見ながら操作することになる。
世界でも初めての多脚戦車の見た目は「アシダカグモ」に酷似しており、頭胸体がコクピット、腹部が弾薬コンテナに相当する。
推進機関として最重要な脚部は当時から言われていた「多脚戦車の脚部破損時の脆弱性」を考慮し、破損を前提として八脚とした。
背部の主砲には50口径76.2ミリ電磁加速戦車砲を採用、四大陣営によって持ち込まれた電磁加速技術との互換性を重視した。
従来の現代戦車と同様に自動装填装置を採用、加えて歩行制御プログラムを導入することで搭乗者1人によって車長・砲手・操縦士・装填手
小型軽量化と機動力の向上の図り、信頼性の高い強化実用燃料電池を元にした並列運転式強化実用燃料電池機構を開発し、第一試験後に脚部消費電力が想定以上に激しいことが発覚したため、加えて補助動力装置を用意。
これにより並列運転式強化実用燃料電池機構と補助動力装置を組み合わせた動力装置を搭載することになった。
また北欧禁猟区での高低差の多い環境と悪路から複合装甲を軽量化するために妥協し、約10.2トンに抑えることに成功。
軽量化のため脱出装置は妥協、コクピットは戦闘機に類似しており、操縦桿を握り、光学スクリーンと光学モニターを見ながら操作することになる。
弱点
主砲、副武装などの武装。装甲、推進などの構造。運用面と整備性。
基本的に『ポボ』の設計が悉く裏目に出ている全身弱点戦車のため、分割して記述する。
基本的に『ポボ』の設計が悉く裏目に出ている全身弱点戦車のため、分割して記述する。
火力面の弱点
主砲は軽量化を施した50口径76.2ミリ電磁加速戦車砲を装備。
砲弾は互換性を重視して、北欧禁猟区で多く使用されている電磁加速砲用徹甲弾を採用。
電磁加速砲を採用したのは四大陣営への顔色伺いというお寒い事情もあるが、砲撃による反動を少しでも軽減するためである。
しかし、軽量化と小型化に拘り、たったの10トンしかない軽量な機体に対して重量も反動も大きいためバランスが劣悪。
また射撃反動も並大抵ではなく、余程の訓練を積まなければ行進間射撃は不可能である。
その事情から脚部にパイル式のスパイクアンカーを装備、機体を地面に固定することで安定した射撃を可能にしようとした。
だが、北欧禁猟区の崩壊した交通網、雪原や湖畔に泥濘に湿地などの地面が柔らかい場所ではむしろスパイクアンカーが邪魔になってしまう。
さらに主砲が電源を大量に消費する電磁加速戦車砲であるため、過度な連続使用をすると機体がショートして機能を停止する。
主砲と直接接続している、蜘蛛に例えれば腹部にあたる部分が自動装填装置を含む弾薬コンテナとなっており、計30発が搭載可能。
その30発を使いきるつもりで一戦闘で使用すれば間違いなく機体の電源が消費され尽されるため事実上10発が限度。
幸いにも動力系自体は重量の割には良好のため、しっかりと時間を挟んで発電をし、蓄電を行えば、再び使用することができる。
副武装は主砲同軸、主砲の下に沿うように存在する7.62ミリ対人レーザーと12.7ミリ重機関銃。
対人レーザーは名前の通りに電力を消費するため主砲を用いるつもりであれば過度な使用は厳禁。
加えて対人レーザーの名前の通り、対人としては十分だが主砲同軸に存在するため、レーザー運用として主流の対航空は不可能。
さらに対人兵器としては本体前横に備わっている12.7ミリ重機関銃で十分なため使用されることは滅多にない。
砲弾は互換性を重視して、北欧禁猟区で多く使用されている電磁加速砲用徹甲弾を採用。
電磁加速砲を採用したのは四大陣営への顔色伺いというお寒い事情もあるが、砲撃による反動を少しでも軽減するためである。
しかし、軽量化と小型化に拘り、たったの10トンしかない軽量な機体に対して重量も反動も大きいためバランスが劣悪。
また射撃反動も並大抵ではなく、余程の訓練を積まなければ行進間射撃は不可能である。
その事情から脚部にパイル式のスパイクアンカーを装備、機体を地面に固定することで安定した射撃を可能にしようとした。
だが、北欧禁猟区の崩壊した交通網、雪原や湖畔に泥濘に湿地などの地面が柔らかい場所ではむしろスパイクアンカーが邪魔になってしまう。
さらに主砲が電源を大量に消費する電磁加速戦車砲であるため、過度な連続使用をすると機体がショートして機能を停止する。
主砲と直接接続している、蜘蛛に例えれば腹部にあたる部分が自動装填装置を含む弾薬コンテナとなっており、計30発が搭載可能。
その30発を使いきるつもりで一戦闘で使用すれば間違いなく機体の電源が消費され尽されるため事実上10発が限度。
幸いにも動力系自体は重量の割には良好のため、しっかりと時間を挟んで発電をし、蓄電を行えば、再び使用することができる。
副武装は主砲同軸、主砲の下に沿うように存在する7.62ミリ対人レーザーと12.7ミリ重機関銃。
対人レーザーは名前の通りに電力を消費するため主砲を用いるつもりであれば過度な使用は厳禁。
加えて対人レーザーの名前の通り、対人としては十分だが主砲同軸に存在するため、レーザー運用として主流の対航空は不可能。
さらに対人兵器としては本体前横に備わっている12.7ミリ重機関銃で十分なため使用されることは滅多にない。
防護面の弱点
『ポボ』の構造が「アシダカグモ」を真似ているため、全体的に若干平べったく、蛹のように流体線状の体を持っている。
防護力に関しては小型軽量化の影響に伴い、かなりの削減化を受けているが、何とか複合装甲を用いることはできている。
カーボンやアラミド、繊維強化プラスチックに合成ゴムなどを秘匿割合で混合させることで重量にしては十分な装甲を確保。
また形状から整備性の劣悪さが挙げられていたため、当初から装甲交換を前提としたオニオン装甲に類似するモジュール式で作成した。
しかしそれでも北欧禁猟区でガラパゴス化する火力では非常に心許なく、重機関銃は弾くが、他戦車の副砲には耐えることが出来ないのが現実である。
『ポボ』の仮想敵はあくまで四大陣営の主力戦車や施設であることから防御力にテコ入れが行われた。
しかし重量の問題から腹部にあたる弾薬コンテナの防御は断念せざるを得ないため、コクピットにあたる頭胸部のみの改装となった。
改装として単純な防御力の向上を図るため、基本装甲に追加的に取り付けられる付加装甲を採用。
全ての対象脅威に対して全体的に対応可能な耐弾材料や防弾鋼板は当然の如く存在しないため、侵徹に対する条件のみを追求。
よって防弾鋼材の強度、靱性を引き上げ、耐弾性能向上のために結晶粒微細化防弾鋼板を作成。
防弾鋼板としての詳細は省くが、付加装甲の採用によって被弾し破損した装甲の交換が可能、輸送する際にも取り外すことで対応可能となった。
しかし、付加装甲を配置することで当初予定されていた機動バランスが歪み、操作性が大幅に低下してしまう。
また基本装甲と付加装甲だけならば仮想敵の主砲に耐えうるものだが、実際は『ポボ』の構造と軽さによって着弾時の衝撃波に耐えられず吹き飛んでしまう。
頑張って八本の脚部に存在するパイルで地面に固定して耐衝撃姿勢を取ったとしても、衝撃がただでさえ脆い脚部におよび、アクチュエータ系に多大なるダメージが行ってしまう。
加えて、そもそも北欧禁猟区の野戦場は地面の泥濘などによってパイルによる車体固定が意味をなさない。
防護力に関しては小型軽量化の影響に伴い、かなりの削減化を受けているが、何とか複合装甲を用いることはできている。
カーボンやアラミド、繊維強化プラスチックに合成ゴムなどを秘匿割合で混合させることで重量にしては十分な装甲を確保。
また形状から整備性の劣悪さが挙げられていたため、当初から装甲交換を前提としたオニオン装甲に類似するモジュール式で作成した。
しかしそれでも北欧禁猟区でガラパゴス化する火力では非常に心許なく、重機関銃は弾くが、他戦車の副砲には耐えることが出来ないのが現実である。
『ポボ』の仮想敵はあくまで四大陣営の主力戦車や施設であることから防御力にテコ入れが行われた。
しかし重量の問題から腹部にあたる弾薬コンテナの防御は断念せざるを得ないため、コクピットにあたる頭胸部のみの改装となった。
改装として単純な防御力の向上を図るため、基本装甲に追加的に取り付けられる付加装甲を採用。
全ての対象脅威に対して全体的に対応可能な耐弾材料や防弾鋼板は当然の如く存在しないため、侵徹に対する条件のみを追求。
よって防弾鋼材の強度、靱性を引き上げ、耐弾性能向上のために結晶粒微細化防弾鋼板を作成。
防弾鋼板としての詳細は省くが、付加装甲の採用によって被弾し破損した装甲の交換が可能、輸送する際にも取り外すことで対応可能となった。
しかし、付加装甲を配置することで当初予定されていた機動バランスが歪み、操作性が大幅に低下してしまう。
また基本装甲と付加装甲だけならば仮想敵の主砲に耐えうるものだが、実際は『ポボ』の構造と軽さによって着弾時の衝撃波に耐えられず吹き飛んでしまう。
頑張って八本の脚部に存在するパイルで地面に固定して耐衝撃姿勢を取ったとしても、衝撃がただでさえ脆い脚部におよび、アクチュエータ系に多大なるダメージが行ってしまう。
加えて、そもそも北欧禁猟区の野戦場は地面の泥濘などによってパイルによる車体固定が意味をなさない。
機動面の弱点
新たな推進機関として八脚の複脚式推進システムを採用。
これによって悪路の走破や破壊された瓦礫の市街などでも瓦礫除去の必要もなく走破することが可能と思われた。
実際に試験時に崩壊した北欧都市で走破性能の確認が行われたが、結果は想定通り、十分なものだった。
しかし、現実として実戦に投入してみれば北欧禁猟区の主な戦場は泥濘や湖畔、湿地などの軟弱地盤。
多脚式の重大な問題である高い接地圧の問題と運用する戦場との相性の根元的な問題二つだった。
従来のキャタピラならば接地圧が広いため問題なく走破できる地形でも、地面に接する箇所が少ない多脚では機体の重量が集中され沈み込む。
スキーならば雪原を沈まずに走行できるが、普通の靴では沈むのと同じ。多脚戦車はさらにそれをハイヒールにしているようなもの。
しっかりと乾いた戦場であれば問題ないが軟弱地盤では一歩動く度に地面に沈むため、まともな走行は不可能。
加えて、戦場で運用する内に発覚したのは脚部に対する負担の大きさの問題。
事前に想定できていたために八脚までに増量し、機体を可能な限り装甲と装弾しながら軽量化していても脚部損耗は激しかった。
電力によって駆動する八脚は最高速度に近い時速70km/hを超えて使用すると大幅に負荷がかかる。
具体的には駆動するためのアクチュエータとダンパーが脚部駆動の熱と稼働によって破壊されてしまう。
さらに火力のために追加された脚部の固定パイルによって足先の重量が増加。
駆動時の電力消費が増加し長距離移動および長期間の戦闘がほぼ不可能となった。
また前述の装甲の問題の通りに付加装甲が追加された機体は多脚のために慎重に計算された機体バランスを超過。
これによって付加装甲のある場合とない場合の操作性の乖離が激しくなり、操作性が劣悪となった。
これによって悪路の走破や破壊された瓦礫の市街などでも瓦礫除去の必要もなく走破することが可能と思われた。
実際に試験時に崩壊した北欧都市で走破性能の確認が行われたが、結果は想定通り、十分なものだった。
しかし、現実として実戦に投入してみれば北欧禁猟区の主な戦場は泥濘や湖畔、湿地などの軟弱地盤。
多脚式の重大な問題である高い接地圧の問題と運用する戦場との相性の根元的な問題二つだった。
従来のキャタピラならば接地圧が広いため問題なく走破できる地形でも、地面に接する箇所が少ない多脚では機体の重量が集中され沈み込む。
スキーならば雪原を沈まずに走行できるが、普通の靴では沈むのと同じ。多脚戦車はさらにそれをハイヒールにしているようなもの。
しっかりと乾いた戦場であれば問題ないが軟弱地盤では一歩動く度に地面に沈むため、まともな走行は不可能。
加えて、戦場で運用する内に発覚したのは脚部に対する負担の大きさの問題。
事前に想定できていたために八脚までに増量し、機体を可能な限り装甲と装弾しながら軽量化していても脚部損耗は激しかった。
電力によって駆動する八脚は最高速度に近い時速70km/hを超えて使用すると大幅に負荷がかかる。
具体的には駆動するためのアクチュエータとダンパーが脚部駆動の熱と稼働によって破壊されてしまう。
さらに火力のために追加された脚部の固定パイルによって足先の重量が増加。
駆動時の電力消費が増加し長距離移動および長期間の戦闘がほぼ不可能となった。
また前述の装甲の問題の通りに付加装甲が追加された機体は多脚のために慎重に計算された機体バランスを超過。
これによって付加装甲のある場合とない場合の操作性の乖離が激しくなり、操作性が劣悪となった。
運用面の弱点
多脚式戦車を運用することによる一番の課題は複数の脚部の操作だ。
八脚をそれぞれの操縦桿で駆動させるのは無理難題であるため、独自に歩行制御プログラムを開発。
これによって両手で握る操縦桿での全身、後退、横移動、旋回性の確保に成功した。
しかし独自に開発したためにプログラムが未熟であるため脚部が非常に華奢であり、事実上の消耗品となった。
また自動装填装置による装填手の削減、コクピット操作による操縦士と砲手の一体化、これによって搭乗者は車長をも兼任することになる。
それによって搭乗者の作業量が跳ね上がった上、戦闘だけではなく戦術なども単独で考慮しなくてはならず、負担が増大。
機動面での弱点を述べた通り『ポボ』は長距離移動を考慮していないため、一度の行動で大掛かりな整備が必要となる。
しかし整備班が戦場に常に存在するはずもないため、普段の簡易な整備は搭乗者1人で行うことになる。
搭乗者の簡易整備項目として代表的なものだけでも走行装置、主砲、副装備、電気関係、通信機、加えてコンピューターの点検が必要となる。
多脚式戦車という一戦闘ごとの整備が前提となる構造により、簡易整備が必要となる頻度も多い。
また北欧禁猟区は前述の通り、冬期ならば雪原、それ以外でも湿地や湖畔によって雪泥が脚部駆動系に付着する。
駆動後は脚部はかなりの熱を持つがそれによって雪や泥が溶かされ、後に冷えた機体と外気に晒され、溶けた雪や泥が凍結。
駆動系、言うなれば関節部に乾いた泥や水が入り込み、脚そのものが使用不可能になり、走行不能になる場合もある。
また地面に最も接する箇所に装着された固定用パイルは起動すると泥と雪の真っ只中に突き刺さることになる。
そのため使用すれば、稀にパイルが戻らなくなるため、実戦では「使用したらパージ、あるいは敵戦車に向けて脚のパイルを突き刺す」という本来の用途とはかけ離れたものとなった。
八脚をそれぞれの操縦桿で駆動させるのは無理難題であるため、独自に歩行制御プログラムを開発。
これによって両手で握る操縦桿での全身、後退、横移動、旋回性の確保に成功した。
しかし独自に開発したためにプログラムが未熟であるため脚部が非常に華奢であり、事実上の消耗品となった。
また自動装填装置による装填手の削減、コクピット操作による操縦士と砲手の一体化、これによって搭乗者は車長をも兼任することになる。
それによって搭乗者の作業量が跳ね上がった上、戦闘だけではなく戦術なども単独で考慮しなくてはならず、負担が増大。
機動面での弱点を述べた通り『ポボ』は長距離移動を考慮していないため、一度の行動で大掛かりな整備が必要となる。
しかし整備班が戦場に常に存在するはずもないため、普段の簡易な整備は搭乗者1人で行うことになる。
搭乗者の簡易整備項目として代表的なものだけでも走行装置、主砲、副装備、電気関係、通信機、加えてコンピューターの点検が必要となる。
多脚式戦車という一戦闘ごとの整備が前提となる構造により、簡易整備が必要となる頻度も多い。
また北欧禁猟区は前述の通り、冬期ならば雪原、それ以外でも湿地や湖畔によって雪泥が脚部駆動系に付着する。
駆動後は脚部はかなりの熱を持つがそれによって雪や泥が溶かされ、後に冷えた機体と外気に晒され、溶けた雪や泥が凍結。
駆動系、言うなれば関節部に乾いた泥や水が入り込み、脚そのものが使用不可能になり、走行不能になる場合もある。
また地面に最も接する箇所に装着された固定用パイルは起動すると泥と雪の真っ只中に突き刺さることになる。
そのため使用すれば、稀にパイルが戻らなくなるため、実戦では「使用したらパージ、あるいは敵戦車に向けて脚のパイルを突き刺す」という本来の用途とはかけ離れたものとなった。
総評
「ざーこ❤ ざこざこ❤ ざぁこ❤ ぼっちー❤ ざこ戦車ー❤ 柔らかふにゃふにゃざこ戦車ー❤」