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ベヘモス

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ベヘモス

スペック表

正式名称 ベヘモス
種別 対戦略級兵器制圧用超大型移動要塞
所属 『信心組織』
全高 780m
全長 3.5km
全幅 1.8km
動力系 試作型バラジウム利用式熱核融合炉×54、その他補助動力×3000以上
装甲 鋼鉄・チタン・劣化ウラン複合装甲(3cm×35000層)、電磁場放射式エネルギー防壁発生装置(一部の重要区画のみ)
最高速度 240km/h
推進機関 エアクッション式熱核ホバージェット内臓超大型六脚式推進システム+キャタピラ式推進システム+超高出力イオンスラスター多数
主砲 450cm対地対空電磁火薬複合式多段加速固定砲×6、動力炉直結式大型レーザービーム発振装置×6、攻性防御用電磁力場発生弾頭投射砲×6
副砲 レールガン×400、レーザービーム×250、コイルガン×200、対空防御用拡散レーザー×350、対空機銃×1500、対空ミサイル×3000、対地ミサイル×1500、対歩兵用拡散式ニードルグレネード発射装置×250、近接防御用電磁波放射装甲など
乗員人数 約15000名(内脳改造手術を受けた者300名・改造乗務員の統括制御者1名)
その他 メインカラーリング:無し(巨大すぎて塗装も何もない)

特徴

 『信心組織』が秘密裏に他三勢力が一斉に北欧禁猟区にてオブジェクトを持ちこむか、またはオブジェクトではないオブジェクト並の脅威を持つ兵器を導入してきた際に対処すべく長い時間をかけて建造された超大型の戦略級歩行要塞。
 敵対を想定している対象が他三勢力全ての戦略級兵器との一対多での戦闘であるため、その全てを真正面から叩き潰すためこの歩行要塞には持てる全ての技術を用いられてオブジェクトを複数相手しても一方的に殲滅もしくは対抗できるだけの戦闘力を持たされた。
 しかしこの機体を建造するにも秘密裏に建造していること、人手不足や労力、何より金銭的な問題によって機体全体にオニオン装甲を使うことは不可能に近く、その為代替品として劣化ウランを主とした複数種類の金属を重ね合わせた複合装甲を採用。それでもこの機体を作り上げるには数百奥ドルを優に越える天文学的な資金が動くこととなった。
 建造は北欧禁猟区に存在する山脈を丸ごとくり貫いて内部に建造所を作るところから始まるというビッグスケールぶり。そのような建造方法のためこの機体を作るのには実に二十年もの歳月を要し、その甲斐もあり『信心組織』にとっての秘密兵器にして最終兵器は誰の目にも留まること無く完成することに成功したのである。
 動力炉はオブジェクトに使われているJPlevelMHD動力炉ではなく別口で開発がすすめられていたバラジウムを利用した熱核融合炉。『信心組織』が何十年も前から開発をしてきていた斥力フィールド技術を利用してプラズマを封じ込め、高温高圧縮状態の維持と熱エネルギーの直接的な電力変換によってボイラーやタービンといった部品が不要となったことで従来の核融合炉と比べて大幅に小型化・効率化することに成功。
 そもそも何故、核融合炉より効率がよく出力も上なJPlevelMHD動力炉を使わなかったのかといえば、万が一存在が発覚した際に「これはオブジェクトではない」と内外の勢力に示すためである。大いなる詭弁であるが、今の所世界におけるオブジェクトの定義が「オニオン装甲を使用し」「エリートが操縦する」「JPlevelMHD動力炉を搭載した戦略兵器」であることから、この機体は厳密にはオブジェクトには該当しないと言える(今の所は、という注釈が付くが)。
 主砲は三種類存在しており、まず火薬と電磁加速を併用した超大型の固定砲台6門。これは小隕石……もとい何時か現れるであろう宇宙用オブジェクトを撃墜するために開発された超長射程砲を転用した代物であり、射程は実に100km以上。しかし観測センサーがまだその性能に追従できておらず、実戦では精々25kmまでが有効範囲となる。それでもその威力は絶大であり、並のオブジェクトならば直撃した瞬間機体は良くて半壊、最悪大破。そしてどちらの結果になるにせよ中にいるエリートは衝撃により高確率で割れた水風船のような凄惨な死体と化す。が、当然ではあるが連射性は低いのが難点。
 次に動力炉直結型レーザービーム。こちらもオブジェクトの主砲並みという絶大な威力を持つが、どちらかと言うとこちらはもう一つの主砲である攻性防御用電磁力場発生弾頭投射砲の発射する弾頭の着火用という側面が大きい。
 その攻性防御用電磁力場発生弾頭投射砲はベヘモスの防御力が心もとないという意見から生まれた代替防御策であり、強力な電磁高周波を短いサイクルで連続放射する装置が組み込まれた弾頭を発射し空中でレーザービームによる送電で装置を起動。半径数キロの球状空間が高周波に包まれ、超高出力のマイクロウェーブによって空間内の物質に含まれた水分が瞬時に沸騰し爆散。副次的な効果によってエネルギーフィールドのような性質も持ち合わせており、オブジェクトの主砲程度ならば十数発同時発射されても貫通できない球状のエネルギーフィールドを形成する。
 当初はこれを使った障壁機構を搭載しようとしたものの、別の防壁を用意しないと内部にいる人間や精密機器が軒並み全滅する可能性があるという本末転倒なことになりかねないことからこの様な回りくどい方式を取ることとなった。因みに核融合炉に使われている斥力フィールドによって防御手段を確保する案もあったが、機体全てを包み込むには核融合炉の出力が到底足りず断念されることとなる。
 そして副武装として執拗なまでの対空防御と対地攻撃手段が積み込まれている。これはこの機体の本質が「やられる前にやる」「近づかれる前に叩き潰す」であるため。強力な攻撃手段を多数積んでいる本機であるが、残念ながら懐に迫られた場合にはめっぽう弱く、そのため接近されないために狂気的なまでの数の近接防御武装を搭載されることに。事実、電磁場放射によるフィールド防御もあり、空から隕石が降ってきたとしても防御が可能なほどである。そのためこの機体に接近できるような存在は「普通であれば」存在しないと思われた。
 一見すれば最強無敵の要塞のように見える本機であるが、実の所弱点はいくつか存在している。まず主砲三種全てが機体の上部に設置されている六枚の甲板にそれぞれ一組ずつ設置されており、それを支えるために巨大な支柱が本体に深々と接続されている。支柱は極めて頑丈に作られてはいるが破壊不可能という訳ではないため、もし支柱部分が破壊された場合、支えられている甲板が根元から「折れて」上部に設置された主砲一組全てが地上へ落下してしまう。これがベヘモスが執拗なまでに相手の接近を拒むための対処をしている理由の一つである。
 次に操作系統。この機体は数百ものAIの補助を受けてなお実に15000人という膨大な数の人員を用いて運用されているが、数が多過ぎる故に指揮系統は複雑化が免れず、完璧に統率された行動がとれる保証が全くない。そのため『信心組織』は乗員の中でも一番重要な役割を果たす300人に脳改造を施すことで思考能力や判断能力を底上げし、更に頭部に埋め込まれたBMI(ブレインマシンインターフェース)によって対応した人員との迅速な意思疎通能力を付加することに成功。そしてその300人を統括する指揮者を用意することで運用において合格と言える水準をどうにかクリアした。が、それは逆に言えばこの301名の人員が何かしらの事故や敵の攻撃によって死亡した場合、この移動要塞はその性能の3割程度しか発揮できなくなるという致命的な欠陥を抱えることになってしまう(一応エリートを使って動員する人員の削減と操作・指揮系統の簡略化が計画された事もあるが、動力炉と同じ理由で却下されてしまった)。
 最後にこの機体は元々宇宙に存在する敵を迎撃するための武装やシステムを多数流用している関係上、搭載されたOSの基礎部分もそちらの方に最適化されているため、実のところ対地攻撃は無理矢理拵えられた後付けの機能に過ぎない。そのため対空迎撃機能と比べればその性能はかなり劣っており、地表スレスレの低空を超音速で迫る物体相手ではシステムの反応が一気に鈍くなるため迎撃がほぼ不可能という弁慶の泣き所が存在している。その為足回りに近接防御用の機能を組み込んだものの、想定されている存在が音速度で迫るオブジェクトかまたはオブジェクトの主砲であるため心もとないというのが関係者の声である(実際はオブジェクト主砲程度なら十分跳ね返せる防御力なのだが)。
 この巨体を支える足回りは核融合炉の熱を利用したジェット推進によるホバーシステムと一つ一つがオブジェクト三機分以上の巨大さを誇る超大型脚部六本によって構成されており、これによってベヘモスはあらゆる地形を踏み潰しながら走破することが出来る。速度は通常のオブジェクトと比較すれば遅いと言わざるを得ないが、その巨体を考慮すれば凄まじい高速と評するべきであろう。当然この巨体を支える最重要部分とも言える部位なためフレーム強度は最高クラスに保たれており、骨組み部分だけはオニオン装甲の技術を利用した世界最強硬度の金属を使用。ちょっとやそっとの攻撃では傷すらつかない。ただし装甲は他の部位と同じく劣化ウラン主体の複合装甲なため絶対と言える防御力という訳ではなく、機体バランス次第では容易に折れかねないため予断は許されない。
 艦内環境はほぼ小さな街と言うべき規模。外部こそ対空対地武装の山だが内部には居住区画や娯楽施設を初めとした様々な設備が完備されており、無補給状態でも半年間は問題無く自給自足の生活を行うことが可能。
 多数の弱点を持っているものの、この大地の怪物に対抗できるような存在は非常に限られている。正しく信仰深き者達が生み出したもう一匹のヘベモス────地上を闊歩する最大最強存在の名に相応しい戦略兵器と言えよう。

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