ヴォーパルバニー
スペック表
正式名称 | ヴォーパルバニー |
分類 | 地上専用第二世代 |
用途 | 対オブジェクト駆逐用兵器 |
所属 | 『正統王国』 |
全長 | 65m |
最高速度 | 850km/h |
推進機関 | 四脚推進システム+高出力イオンスラスター |
装甲 | 0.5cm×850層 |
主砲 | 超短射程荷電粒子瞬間加速ビームカッター×2 |
副砲 | レールガン、下位安定式プラズマ砲、正四角錐型突撃用衝角兼増加装甲、緊急加速用カートリッジ式ブースター |
搭乗者 | ユースティア=”パロミデス”=スノーホワイト |
その他 | メインカラーリング:純白 |
解説
『正統王国』の『ナイト・オブ・ラウンズ』所属の第二世代オブジェクト。
オブジェクト特有の球体ボディこそ健在であるが、全体的なシルエットはまるでウサギを思わせる四足獣型オブジェクト。地上での運用を前提に馬などの動物の身体構造を参考にしたバイオメカニクス技術を用いて推進もとい歩行技術を確立しており、(機体後部に付けられたイオンスラスターによる補助はあるが)地上を動物の様に駆けて移動を行う異色のオブジェクト。
移動に伴い内部へ伝わる振動が無視できない規模になると想定されたこの機体は大量のショックアブソーバーを内臓しており、オブジェクトの巨体を有しておりながら高所から落下しても搭乗しているエリートに対する悪影響が最小限に抑え込める設計となっている。
その恩恵もあり機体の揺れなどを完全に無視した四足による高速走行を実現しており、後部に存在するイオンスラスターを併用することで直線的な動きに限るという注釈は付くが最高で時速850kmもの高速性を叩き出すことが可能。直線的でない不規則な前後左右へのステップ移動等も(瞬間的な加速ではあるが)時速600km前後という速度で行うことが可能であり、機動性・運動性に限れば『ナイト・オブ・ラウンズ』の中でも一、二を争う高性能である。
主砲として機体の左右に搭載されている超短射程荷電粒子瞬間加速ビームカッターは瞬間的な収束率だけを追求し、射程を大幅に犠牲にすることでオニオン装甲を大きく削れる攻撃性を獲得した近距離戦闘用特殊兵装。僅か150mというオブジェクトにとっては非常に短い、というかほぼ隣接しているも同然の距離でしか効果を発揮できないものの、ヴォーパルバニーはすれ違いざまに左右何れかにビームカッターを発射することで対象の付近を通過しながら大ダメージを与えることができる。そのような性能のため、この機体の取る戦術は必然的に「機体の高速性・運動性で相手を翻弄しながら隙を見て一気に距離を詰め、至近距離からビームカッターを直撃させる」というハイリスクハイリターンなものとなる。
当然、機動性確保のために装甲を薄くしたヴォーパルバニーにとっては相手からの一撃一撃が致命打になりかねないため、機体の四方にカートリッジ式の高出力ブースターを装備。内部に圧縮された推進剤を瞬間的に大量消費することで機体を一瞬だけ爆発的に加速させて回避機動を行わせることが出来る。ただし回数制限があるため、使い所を考えなければ後に自身の首を絞めることになりかねないのが難点。
更に大きな弱点として、一回の戦闘ごとに四脚部に使用されているパッケージ化された高性能人工筋肉ユニットを交換・調整しなければならない面がある。交換自体はパッケージ化されているため簡単であるが、オブジェクトの重量を高速で動かすに十分な性能の人工筋肉を製造するためには専門の職人の手間暇と専用の素材を大量に使用する関係上非常に高価。そのためエリートや所属部隊に対しては必要な時以外は可能な限り動かさない様に命令されており、戦場においても滅多に見かけないため味方からは可愛い幸運の証とし有り難がられ、敵からは高速で突っ込んでは首を狩りに来る不幸の象徴として恐れられている。
オブジェクト特有の球体ボディこそ健在であるが、全体的なシルエットはまるでウサギを思わせる四足獣型オブジェクト。地上での運用を前提に馬などの動物の身体構造を参考にしたバイオメカニクス技術を用いて推進もとい歩行技術を確立しており、(機体後部に付けられたイオンスラスターによる補助はあるが)地上を動物の様に駆けて移動を行う異色のオブジェクト。
移動に伴い内部へ伝わる振動が無視できない規模になると想定されたこの機体は大量のショックアブソーバーを内臓しており、オブジェクトの巨体を有しておりながら高所から落下しても搭乗しているエリートに対する悪影響が最小限に抑え込める設計となっている。
その恩恵もあり機体の揺れなどを完全に無視した四足による高速走行を実現しており、後部に存在するイオンスラスターを併用することで直線的な動きに限るという注釈は付くが最高で時速850kmもの高速性を叩き出すことが可能。直線的でない不規則な前後左右へのステップ移動等も(瞬間的な加速ではあるが)時速600km前後という速度で行うことが可能であり、機動性・運動性に限れば『ナイト・オブ・ラウンズ』の中でも一、二を争う高性能である。
主砲として機体の左右に搭載されている超短射程荷電粒子瞬間加速ビームカッターは瞬間的な収束率だけを追求し、射程を大幅に犠牲にすることでオニオン装甲を大きく削れる攻撃性を獲得した近距離戦闘用特殊兵装。僅か150mというオブジェクトにとっては非常に短い、というかほぼ隣接しているも同然の距離でしか効果を発揮できないものの、ヴォーパルバニーはすれ違いざまに左右何れかにビームカッターを発射することで対象の付近を通過しながら大ダメージを与えることができる。そのような性能のため、この機体の取る戦術は必然的に「機体の高速性・運動性で相手を翻弄しながら隙を見て一気に距離を詰め、至近距離からビームカッターを直撃させる」というハイリスクハイリターンなものとなる。
当然、機動性確保のために装甲を薄くしたヴォーパルバニーにとっては相手からの一撃一撃が致命打になりかねないため、機体の四方にカートリッジ式の高出力ブースターを装備。内部に圧縮された推進剤を瞬間的に大量消費することで機体を一瞬だけ爆発的に加速させて回避機動を行わせることが出来る。ただし回数制限があるため、使い所を考えなければ後に自身の首を絞めることになりかねないのが難点。
更に大きな弱点として、一回の戦闘ごとに四脚部に使用されているパッケージ化された高性能人工筋肉ユニットを交換・調整しなければならない面がある。交換自体はパッケージ化されているため簡単であるが、オブジェクトの重量を高速で動かすに十分な性能の人工筋肉を製造するためには専門の職人の手間暇と専用の素材を大量に使用する関係上非常に高価。そのためエリートや所属部隊に対しては必要な時以外は可能な限り動かさない様に命令されており、戦場においても滅多に見かけないため味方からは可愛い幸運の証とし有り難がられ、敵からは高速で突っ込んでは首を狩りに来る不幸の象徴として恐れられている。