エリミネーター009
スペック表
正式名称 | エリミネーター009 |
分類 | 総合マルチロール型第一世代 |
用途 | 内外異分子粛清用換装型戦場殲滅兵器 |
所属 | 『情報同盟/マザーブレインネットワーク』 |
全長 | 95m |
最高速度 | 1280km/h |
推進機関 | エアクッション式+レーザー推進+超高出力イオンスラスター式フレキシブルブースター |
装甲 | 1.5m×850層+対光学兵装用鏡面格子塗装 |
主砲 | 対物質消去用高エネルギー分子分解光弾射出装置 |
副砲 | レールガン、レーザービーム、下位安定式プラズマ砲、液体金属製光乱反射プリズム投射機、大出力プラズマフィールド展開装置、高エネルギー衝角装備突撃式無線攻撃端末 |
搭乗者 | マザーブレイン/粛清戦闘用AI《ナイン》 |
その他 | メインカラーリング:赤(光学迷彩機能付き) |
解説
『スペシャルナンバーズ』に属するオブジェクトにしてその中でもさらに特別な役割を持つ『シングルナンバーズ』の一機。司る情報は「全体を観察している中で必ず出てくる可能性のある異分子(イレギュラー)発生の法則性の確率とその徹底的な排除」。演算と異なる結果が現実に現れた場合、「何故」「どこから」「どういった要因」がその結果を導いたか、そして演算結果を歪ませる特異な乱数をどうすれば未然に発生しなくなるかを常に思考し続けている。
その特異性故に内部にエリートは存在せず、代わりに『情報同盟』フィラデルフィア市地下に配置されている『情報同盟』の構築したネットワークの半分以上を管理下に置いている超大型並列量子コンピューター《マザーブレイン》と直結した粛清戦闘用AI《ナイン》を搭載しており、《マザーブレイン》が『情報同盟』領土の全域を監視している最中に演算と異なる出来事(ただしある程度の差異は許容範囲内)が起こった場合に出撃。発生した異分子を徹底的に観測・観察し、全ての情報を取り終えたと判断した場合粛清行動に移る。
異分子と呼べる存在を物理的に消滅させるために主砲には着弾した個所に球状の力場を発生させ、内部に超高エネルギーの本流を形成し力場内部に存在する物質を分子レベルまで分解して消滅させる対物質消去用高エネルギー分子分解光弾射出装置。力場で拡散するエネルギーの攻撃範囲を圧縮して閉じ込める故に破壊範囲は非常に狭いが、それを代償として攻撃力は最高峰。オニオン装甲を容易く「消滅」させる威力を持って対象を消し飛ばす。しかし莫大なエネルギーを消費するが故に大電力を誇るJPlevelMHD式動力炉であっても連射が厳しく、30秒に一発撃つのが限度。しかし戦闘用AIの極めて緻密かつ精密な照準によってその弱点はある程度カバーされている。
また副砲として液体金属を冷やして結晶化させた金属プリズムを利用したビーム乱反射攻撃装置、機体内部に居るエリートへの影響を考慮された結果有人機では採用が困難であった対実弾・光学併用用大出力プラズマフィールド、更に多数の敵を攪乱・追撃するために高出力ビームを纏いながら突撃する無線式攻撃端末等、その攻撃・防御方法は多岐に渡る。また、マザーブレインから譲渡されたシステム権限として『情報同盟』製オブジェクトに搭載されたAIに対しての絶対命令権限を有しており、『スペシャルナンバーズ』やマンハッタン000等の特殊なオブジェクト以外に対して外部から強制的な操作や停止命令などを出すことが可能である。その為『情報同盟』製オブジェクトである限り(一部の機体を除けば)この機体に対する勝ち目はまず無い。
ただしこの機体には『マザーブレイン以外からの命令に対して一切従わない』という致命的な欠点がある。これは《マザーブレイン》の設計者であるマリア=アン=アラウンドワールドが意図的に残した欠陥であり、「絶対中立の粛清者に人間の意志が介在する余地があってはならない」という考えに基づいての設計であるらしい。この欠点は設計者が事後死してしまったため修正は不可能であり、今現在でもエリミネーター009は敵だけでなく味方からも恐れられる最恐の粛清者として日々ネットワークを通して『情報同盟』を観察し続けている。
尚、特級のイレギュラー候補たるノエル=メリーウィドウに関しては最早予想外の固まり過ぎて「予想外の行動を取ることが常に当然であるため恐らく異分子には当たらないだろう」という理屈で判定をすり抜けている。その為彼女が後に『情報同盟』に仇成す行動を起こした時にも「まあアイツならそうしてもおかしくはないな」と特に反応はせずスルーしており、完全AI制御の融通の利かなさを証明する形となってしまった。
その特異性故に内部にエリートは存在せず、代わりに『情報同盟』フィラデルフィア市地下に配置されている『情報同盟』の構築したネットワークの半分以上を管理下に置いている超大型並列量子コンピューター《マザーブレイン》と直結した粛清戦闘用AI《ナイン》を搭載しており、《マザーブレイン》が『情報同盟』領土の全域を監視している最中に演算と異なる出来事(ただしある程度の差異は許容範囲内)が起こった場合に出撃。発生した異分子を徹底的に観測・観察し、全ての情報を取り終えたと判断した場合粛清行動に移る。
異分子と呼べる存在を物理的に消滅させるために主砲には着弾した個所に球状の力場を発生させ、内部に超高エネルギーの本流を形成し力場内部に存在する物質を分子レベルまで分解して消滅させる対物質消去用高エネルギー分子分解光弾射出装置。力場で拡散するエネルギーの攻撃範囲を圧縮して閉じ込める故に破壊範囲は非常に狭いが、それを代償として攻撃力は最高峰。オニオン装甲を容易く「消滅」させる威力を持って対象を消し飛ばす。しかし莫大なエネルギーを消費するが故に大電力を誇るJPlevelMHD式動力炉であっても連射が厳しく、30秒に一発撃つのが限度。しかし戦闘用AIの極めて緻密かつ精密な照準によってその弱点はある程度カバーされている。
また副砲として液体金属を冷やして結晶化させた金属プリズムを利用したビーム乱反射攻撃装置、機体内部に居るエリートへの影響を考慮された結果有人機では採用が困難であった対実弾・光学併用用大出力プラズマフィールド、更に多数の敵を攪乱・追撃するために高出力ビームを纏いながら突撃する無線式攻撃端末等、その攻撃・防御方法は多岐に渡る。また、マザーブレインから譲渡されたシステム権限として『情報同盟』製オブジェクトに搭載されたAIに対しての絶対命令権限を有しており、『スペシャルナンバーズ』やマンハッタン000等の特殊なオブジェクト以外に対して外部から強制的な操作や停止命令などを出すことが可能である。その為『情報同盟』製オブジェクトである限り(一部の機体を除けば)この機体に対する勝ち目はまず無い。
ただしこの機体には『マザーブレイン以外からの命令に対して一切従わない』という致命的な欠点がある。これは《マザーブレイン》の設計者であるマリア=アン=アラウンドワールドが意図的に残した欠陥であり、「絶対中立の粛清者に人間の意志が介在する余地があってはならない」という考えに基づいての設計であるらしい。この欠点は設計者が事後死してしまったため修正は不可能であり、今現在でもエリミネーター009は敵だけでなく味方からも恐れられる最恐の粛清者として日々ネットワークを通して『情報同盟』を観察し続けている。
尚、特級のイレギュラー候補たるノエル=メリーウィドウに関しては最早予想外の固まり過ぎて「予想外の行動を取ることが常に当然であるため恐らく異分子には当たらないだろう」という理屈で判定をすり抜けている。その為彼女が後に『情報同盟』に仇成す行動を起こした時にも「まあアイツならそうしてもおかしくはないな」と特に反応はせずスルーしており、完全AI制御の融通の利かなさを証明する形となってしまった。