久遠の絆(ゲーム)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/03/27(日) 20:24:13 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 1998年にFOGが発売した[[PlayStation]]用AVG。 後に、トゥルーエンド後のシナリオ「再臨詔編」が追加された「久遠の絆 再臨詔」が[[ドリームキャスト]]で、 [[DC>ダウンロードコンテンツ]]版に若干の修正と最終シーンへの演出を加えた[[PlayStation2]]版も発売された。 1000年もの間を転生し続ける若者の[[恋愛]]を描いた物語。 そこに妖怪や陰陽道に[[神話]]、かぐや姫のオマージュといったおとぎ話テイストを加え、出来上がったのはコテコテの伝奇モノ。 [[ラノベ>ライトノベル]]の類とは別のベクトルに表現がぶっ飛び、盛り上がるシーンではライターの執念を感じる位に癖が強くなる。 合わない人だととことん駄目。 好きな人には長いプレイ時間すらご馳走、クリア後はずっと心に残る一品にもなり得る。 [[声優>声優(職業)]]は敢えてつけず、純粋にサウンドノベルとして勝負。 特に風水嵯峨(かざみさが)氏の音楽は雰囲気にもマッチして評価は高い(残念ながら故人)。 なお本作はもともと性描写を暗に含んでいたが、何を思ってか[[ザウス>Xuse(ゲームブランド)]]が[[エロゲー>18禁アダルトゲーム]]化を発表。 密かにファンを驚かせた。 今のところ発売予定は2011年5月。 ただし原作サイドからシナリオの多くが使用不許可とされ、大幅な改編が確定している。 密かにファ(ry そしてそしてさらに同年12月、今度は再臨詔のフルボイス版が同じくザウスから。しかも声優陣一新。 今度はエロシーンなし。 もはや何をやりたかったのか(ry 【あらすじ】 血生臭い不吉な[[夢]]を見る以外は至って普通に生活してきた主人公、武。 幼馴染の栞や汰一とともに春の新学期を迎えた日、クラスに[[転校生>転校生キャラ]]がやってきた。 生徒の名は高原万葉。 初めて会うはずの彼女だが、武にだけ聞こえる声で 「やっと会えた。 今度こそ貴方を殺してみせる」 と謎の言葉を告げる。 この出会いを切っ掛けに、武は自らの前世と向き合うことになる。 【登場人物】 (■は攻略可能) ○御門武(みかどたける) 主人公。 明るい性格とは裏腹に、無意識ながら時折周囲を怖がらせる雰囲気を纏う。 名前は開始時に変更可能。 ■高原万葉(たかはらまよう) うっすら青がかった[[黒髪ロング]]の美少女。 武以外には普通の女の子の様に接しつつ、武をしつこく監視。 その視線には複雑な感情が入り混じる。 ■斎栞(いつきしおり) 武の[[幼馴染>幼なじみ]]。 家庭の事情で武は彼女の家にお世話になっている。 明るくほにゃっとした性格で、校内妹にしたい子のトップ。 ほぼストレートに武への好意を示す。 ■常盤沙夜(ときわさや) 春から武達の担任となった若き女教師。 めっさ色っぽい。 その見た目の割に砕けた性格で、以前から生徒たちには有名。 ○有坂汰一(ありさかたいち) 武の幼馴染にして無二の親友。 [[イケメン]]でスポーツ万能、しかも[[空気]]が読めて優しく頼れるヤツ。 しかしごく一部の人間以外には決して踏み込むことを許さない一線を引いている。 その内側に入るのは武と栞だけだったが、万葉が現れたとき…。 ○天野聡子(あまのさとこ) 武の先輩。 オカルト部に所属し、不思議な雰囲気をもって武に接する。 ○杵築悠利(きづきゆうり) 典型的な不良学生。ケンカも強い。 何故か武に因縁をつけつつ、栞には強引ながら一途な思いを抱く。 以下、[[ネタバレ]]を含む 本作はいくつかのパートに分かれる。 現代での春、夏、秋の季節ごとに 平安→元禄→幕末 の順で武の意識は様々な切っ掛けで[[過去へと飛び>タイムスリップ]]、前世の自分として生きては現代に戻ることを繰り返す。 その度に、武は前世の自分の記憶と技術、力を取り戻していく。 主要人物は平安時代から始まり後世に転生し続けている。 どの時代でも彼らは違った境遇、性格で出会い、[[恋]]をし、また戦う。 ちなみに現代編の『武』がそうであったように、例えば元禄編の『真之介』は初めは平安編の『鷹久』の記憶を持たず、少しずつそれを思い出すことになる。 他の人物もそれはほぼ同様。 なお各時代は独立したシナリオになっており、個別にエンドロールも流れる。 また選択肢によってそれぞれの時代のヒロインとの結末が用意されている。 うん、&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){物語の性質上デッドエンド確定}}}だけど。 そしてそれぞれの時代の結末を総合し、最終的な個別ルートへと分岐。 要は攻略したい子の前世と[[フラグ]]を立てまくれば良し。 ヒロインに関しては誰が「そう」なのかは見た目や文面で示唆され、武(の前世)はともかくプレイヤーにはすぐに分かる仕様(ぱっと見では気づけない者もいる)。 以下、もっとネタバレ 【そもそもの発端】 平安時代。 世は荒れ、都に充満した人の負の想念により多くの妖怪が跋扈していた。 天はこれを憂慮し、当時の帝に災いを払う力を与えるべく、神剣を身に宿した女性を下界に遣わした。 [[赤子>赤ちゃん]]の姿で老夫婦に拾われた彼女は蛍(現代の&font(#0000ff){万葉})と名づけられ、やがて美しく育ち、[[貴族]]からの求婚を受けるようになった。 同時期、都の一角にある陰陽道の大家、賀茂家。 そこでは親を喪った兄弟が幼い頃から養育されていた。 兄は安部清明(&font(#0000ff){??})、[[弟>弟(妹)キャラ]]は鷹久(&font(#0000ff){武})。 高名な兄に比べて術に大した才能が見られない鷹久は、周囲に嘲笑されながら[[剣]]の鍛錬をしていた。 そんな鷹久に賀茂家の娘、桐子(&font(#0000ff){栞})は懐いている。 妹の桐子に執着し、安部兄弟を嫌悪する光栄(&font(#0000ff){悠利})、鷹久たちの叔母である泰子(&font(#0000ff){沙夜})なども共に生活していた。 ある日出会う蛍と鷹久。 二人は愛し合うが、美しい女の噂を聞いた帝が蛍に求婚してしまう。 蛍は神剣を持ち主に委ねる為に帝に嫁がなければならず、鷹久に事情を泣きながら話すが信じてもらえない。 そんな二人の前に、天の意思を阻むべく暗躍する藤原道綱(&font(#0000ff){??})、蘆屋道満(&font(#0000ff){??})が現れる。 彼らにより神剣は蛍の体内から奪われかけるが、鷹久の決死の行動で取り返される。 道綱達は逃げ、剣は鷹久を持ち主として認め始める。 以降は帝の命で、清明をはじめとした術師が蛍の家を警護。 人知れず、清明までも彼女を恋い慕うようになる。 鷹久は蛍を守るべく神剣を振るい、妖怪を倒して賞賛を受けるようになる。 しかし蛍の行く末が気がかりで、今更功名に喜べない。 逆に大した功を上げられず、さらに父の跡継ぎとして家の半分を清明に奪われることを知った光栄は、道綱に狂わされ賀茂家を崩壊させる。 桐子は死に、居合わせた鷹久は悲しみに暮れる。 その機に乗じて道綱達は蛍の家を襲う。 蛍の下へ向かおうとする鷹久は、泰子から自らの出生に関する事実を聞かされる。 実は鷹久たちの[[母>お母さん]]は、天の神に追いやられた『まつろわぬ神』に属する血族の出。 その子のどちらかは道綱たちの首領として強大な力を持つ『闇の皇子』になるとされ、泰子はその監視に道綱から遣わされていた。 両者にもその名に見合う強い力を認められないまま時は過ぎ、そして日々の中で泰子は鷹久を女性として愛するようになっていたことを告白。 純粋に鷹久の身を案じ、泰子は道綱に立ち向かうのを力ずくででも止めようとする。 しかしそれも叶わず、泰子は葛藤の末、鷹久を殺そうとする光栄と刺し違えながら鷹久を見送った。 鷹久がたどり着いた時には全てが手遅れだった。 自分の腕の中で息を引き取る蛍。 [[怒り>怒り(感情)]]に駆られ、鷹久は『闇の皇子』の力に目覚めてその身を変貌させた。 道綱たちを怒りのままに殺す鷹久。 [[死]]の間際、道綱は一つの呪いを打ち明ける。 自らの宿命に逆らった罰として、鷹久の魂は後の世に転生を続けることになると。 鷹久は次の生でこそ蛍を幸せにしようと胸に刻み、慟哭し続けた――。 現代に意識が戻った武は、気付けば涙を流していた。 そして折しも怪物と万葉の戦いを目にした武は万葉=蛍であることを確信。 鷹久としての記憶に従い、思わず使った術で彼女を助けた。 万葉は武が「思い出した」ことを知る。 そして転入初日の言葉を、彼が既に『闇の皇子』に目覚めていることを恐れてのものだったと打ち明ける。 遂に日常を侵食し始めた怪異に戸惑いながらも、武は万葉と共に『まつろわぬ神』に立ち向かうことになる。 序盤はこんな流れ。 最終的に現代に持ち越された因縁は、攻略するヒロインによって大きく異なった結末を迎える。 あと、ここまで書いた内容だけでもプレイ時間はかなり長い。 さらに元禄、幕末のシナリオや合間の現代編も挿入され、総時間は数十時間に及ぶ。 今ならPS2版がベストプレイスで出ており、プレイするならこれがお勧め。 結構しんどいけどやってみる価値はある作品かも? 冒頭で書いたとおり、&font(#ff0000){合わなかったら非常に残念なことになるが。} 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 五芒星描くミニゲームがあまりにも場違いで萎えた。個人的には欠点はそれだけ。 -- 名無しさん (2015-09-23 14:43:57) - 五芒星よりもランダムで襲いかかる雑魚3人組の方が……。 -- 名無しさん (2015-09-23 15:17:30) - 餓鬼に何度も殺されたのがトラウマ -- 名無しさん (2016-02-06 22:11:35) - 落ち葉の中で青姦するシーンにはお世話になりましたw -- 名無しさん (2017-01-13 19:22:05) - 面白いのだが文章量がとんでもねーので、ついていけない人も多かった模様。あくまで当時のPSゲームとしてはの範囲ではあるが。 -- 名無しさん (2020-11-15 07:49:04) - FOG唯一の名作っつーかこの作品の一発屋のうちに社長が亡くなって終わった。他の作品も悪くはないんだが、全体的にニッチな需要の作品作るところだったよね。 -- 名無しさん (2022-06-28 21:02:35) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/27(日) 20:24:13 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 1998年にFOGが発売した[[PlayStation]]用AVG。 後に、[[トゥルーエンド]]後のシナリオ「再臨詔編」が追加された「久遠の絆 再臨詔」が[[ドリームキャスト]]で、 [[DC>ダウンロードコンテンツ]]版に若干の修正と最終シーンへの演出を加えた[[PlayStation2]]版も発売された。 1000年もの間を転生し続ける若者の[[恋愛]]を描いた物語。 そこに妖怪や陰陽道に[[神話]]、かぐや姫の[[オマージュ]]といったおとぎ話テイストを加え、出来上がったのはコテコテの伝奇モノ。 [[ラノベ>ライトノベル]]の類とは別のベクトルに表現がぶっ飛び、盛り上がるシーンではライターの執念を感じる位に癖が強くなる。 合わない人だととことん駄目。 好きな人には長いプレイ時間すらご馳走、クリア後はずっと心に残る一品にもなり得る。 [[声優>声優(職業)]]は敢えてつけず、純粋にサウンドノベルとして勝負。 特に風水嵯峨(かざみさが)氏の音楽は雰囲気にもマッチして評価は高い(残念ながら故人)。 なお本作はもともと性描写を暗に含んでいたが、何を思ってか[[ザウス>Xuse(ゲームブランド)]]が[[エロゲー>18禁アダルトゲーム]]化を発表。 密かにファンを驚かせた。 今のところ発売予定は2011年5月。 ただし原作サイドからシナリオの多くが使用不許可とされ、大幅な改編が確定している。 密かにファ(ry そしてそしてさらに同年12月、今度は再臨詔のフルボイス版が同じくザウスから。しかも声優陣一新。 今度はエロシーンなし。 もはや何をやりたかったのか(ry 【[[あらすじ]]】 血生臭い不吉な[[夢]]を見る以外は至って普通に生活してきた主人公、武。 幼馴染の栞や汰一とともに春の新学期を迎えた日、クラスに[[転校生>転校生キャラ]]がやってきた。 生徒の名は高原万葉。 初めて会うはずの彼女だが、武にだけ聞こえる声で 「やっと会えた。 今度こそ貴方を殺してみせる」 と謎の言葉を告げる。 この出会いを切っ掛けに、武は自らの前世と向き合うことになる。 【登場人物】 (■は攻略可能) ○御門武(みかどたける) 主人公。 明るい性格とは裏腹に、無意識ながら時折周囲を怖がらせる雰囲気を纏う。 名前は開始時に変更可能。 ■高原万葉(たかはらまよう) うっすら青がかった[[黒髪ロング]]の美少女。 武以外には普通の女の子の様に接しつつ、武をしつこく監視。 その視線には複雑な感情が入り混じる。 ■斎栞(いつきしおり) 武の[[幼馴染>幼なじみ]]。 家庭の事情で武は彼女の家にお世話になっている。 明るくほにゃっとした性格で、校内妹にしたい子のトップ。 ほぼストレートに武への好意を示す。 ■常盤沙夜(ときわさや) 春から武達の担任となった若き女教師。 めっさ色っぽい。 その見た目の割に砕けた性格で、以前から生徒たちには有名。 ○有坂汰一(ありさかたいち) 武の幼馴染にして無二の親友。 [[イケメン]]でスポーツ万能、しかも[[空気]]が読めて優しく頼れるヤツ。 しかしごく一部の人間以外には決して踏み込むことを許さない一線を引いている。 その内側に入るのは武と栞だけだったが、万葉が現れたとき…。 ○天野聡子(あまのさとこ) 武の先輩。 オカルト部に所属し、不思議な雰囲気をもって武に接する。 ○杵築悠利(きづきゆうり) 典型的な不良学生。ケンカも強い。 何故か武に因縁をつけつつ、栞には強引ながら一途な思いを抱く。 以下、[[ネタバレ]]を含む 本作はいくつかのパートに分かれる。 現代での春、夏、秋の季節ごとに 平安→元禄→幕末 の順で武の意識は様々な切っ掛けで[[過去へと飛び>タイムスリップ]]、前世の自分として生きては現代に戻ることを繰り返す。 その度に、武は前世の自分の記憶と技術、力を取り戻していく。 主要人物は平安時代から始まり後世に転生し続けている。 どの時代でも彼らは違った境遇、性格で出会い、[[恋]]をし、また戦う。 ちなみに現代編の『武』がそうであったように、例えば元禄編の『真之介』は初めは平安編の『鷹久』の記憶を持たず、少しずつそれを思い出すことになる。 他の人物もそれはほぼ同様。 なお各時代は独立したシナリオになっており、個別にエンドロールも流れる。 また選択肢によってそれぞれの時代のヒロインとの結末が用意されている。 うん、&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){物語の性質上デッドエンド確定}}}だけど。 そしてそれぞれの時代の結末を総合し、最終的な個別ルートへと分岐。 要は攻略したい子の前世と[[フラグ]]を立てまくれば良し。 ヒロインに関しては誰が「そう」なのかは見た目や文面で示唆され、武(の前世)はともかくプレイヤーにはすぐに分かる仕様(ぱっと見では気づけない者もいる)。 以下、もっとネタバレ 【そもそもの発端】 平安時代。 世は荒れ、都に充満した人の負の想念により多くの妖怪が跋扈していた。 天はこれを憂慮し、当時の帝に災いを払う力を与えるべく、神剣を身に宿した女性を下界に遣わした。 [[赤子>赤ちゃん]]の姿で老夫婦に拾われた彼女は蛍(現代の&font(#0000ff){万葉})と名づけられ、やがて美しく育ち、[[貴族]]からの求婚を受けるようになった。 同時期、都の一角にある陰陽道の大家、賀茂家。 そこでは親を喪った兄弟が幼い頃から養育されていた。 兄は安部清明(&font(#0000ff){??})、[[弟>弟(妹)キャラ]]は鷹久(&font(#0000ff){武})。 高名な兄に比べて術に大した才能が見られない鷹久は、周囲に嘲笑されながら[[剣]]の鍛錬をしていた。 そんな鷹久に賀茂家の娘、桐子(&font(#0000ff){栞})は懐いている。 妹の桐子に執着し、安部兄弟を嫌悪する光栄(&font(#0000ff){悠利})、鷹久たちの叔母である泰子(&font(#0000ff){沙夜})なども共に生活していた。 ある日出会う蛍と鷹久。 二人は愛し合うが、美しい女の噂を聞いた帝が蛍に求婚してしまう。 蛍は神剣を持ち主に委ねる為に帝に嫁がなければならず、鷹久に事情を泣きながら話すが信じてもらえない。 そんな二人の前に、天の意思を阻むべく暗躍する藤原道綱(&font(#0000ff){??})、蘆屋道満(&font(#0000ff){??})が現れる。 彼らにより神剣は蛍の体内から奪われかけるが、鷹久の決死の行動で取り返される。 道綱達は逃げ、剣は鷹久を持ち主として認め始める。 以降は帝の命で、清明をはじめとした術師が蛍の家を警護。 人知れず、清明までも彼女を恋い慕うようになる。 鷹久は蛍を守るべく神剣を振るい、妖怪を倒して賞賛を受けるようになる。 しかし蛍の行く末が気がかりで、今更功名に喜べない。 逆に大した功を上げられず、さらに父の跡継ぎとして家の半分を清明に奪われることを知った光栄は、道綱に狂わされ賀茂家を崩壊させる。 桐子は死に、居合わせた鷹久は悲しみに暮れる。 その機に乗じて道綱達は蛍の家を襲う。 蛍の下へ向かおうとする鷹久は、泰子から自らの出生に関する事実を聞かされる。 実は鷹久たちの[[母>お母さん]]は、天の神に追いやられた『まつろわぬ神』に属する血族の出。 その子のどちらかは道綱たちの首領として強大な力を持つ『闇の皇子』になるとされ、泰子はその監視に道綱から遣わされていた。 両者にもその名に見合う強い力を認められないまま時は過ぎ、そして日々の中で泰子は鷹久を女性として愛するようになっていたことを告白。 純粋に鷹久の身を案じ、泰子は道綱に立ち向かうのを力ずくででも止めようとする。 しかしそれも叶わず、泰子は葛藤の末、鷹久を殺そうとする光栄と刺し違えながら鷹久を見送った。 鷹久がたどり着いた時には全てが手遅れだった。 自分の腕の中で息を引き取る蛍。 [[怒り>怒り(感情)]]に駆られ、鷹久は『闇の皇子』の力に目覚めてその身を変貌させた。 道綱たちを怒りのままに殺す鷹久。 [[死]]の間際、道綱は一つの呪いを打ち明ける。 自らの宿命に逆らった罰として、鷹久の魂は後の世に転生を続けることになると。 鷹久は次の生でこそ蛍を幸せにしようと胸に刻み、慟哭し続けた――。 現代に意識が戻った武は、気付けば涙を流していた。 そして折しも怪物と万葉の戦いを目にした武は万葉=蛍であることを確信。 鷹久としての記憶に従い、思わず使った術で彼女を助けた。 万葉は武が「思い出した」ことを知る。 そして転入初日の言葉を、彼が既に『闇の皇子』に目覚めていることを恐れてのものだったと打ち明ける。 遂に日常を侵食し始めた怪異に戸惑いながらも、武は万葉と共に『まつろわぬ神』に立ち向かうことになる。 序盤はこんな流れ。 最終的に現代に持ち越された因縁は、攻略するヒロインによって大きく異なった結末を迎える。 あと、ここまで書いた内容だけでもプレイ時間はかなり長い。 さらに元禄、幕末のシナリオや合間の現代編も挿入され、総時間は数十時間に及ぶ。 今ならPS2版がベストプレイスで出ており、プレイするならこれがお勧め。 結構しんどいけどやってみる価値はある作品かも? 冒頭で書いたとおり、&font(#ff0000){合わなかったら非常に残念なことになるが。} 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 五芒星描くミニゲームがあまりにも場違いで萎えた。個人的には欠点はそれだけ。 -- 名無しさん (2015-09-23 14:43:57) - 五芒星よりもランダムで襲いかかる雑魚3人組の方が……。 -- 名無しさん (2015-09-23 15:17:30) - 餓鬼に何度も殺されたのがトラウマ -- 名無しさん (2016-02-06 22:11:35) - 落ち葉の中で青姦するシーンにはお世話になりましたw -- 名無しさん (2017-01-13 19:22:05) - 面白いのだが文章量がとんでもねーので、ついていけない人も多かった模様。あくまで当時のPSゲームとしてはの範囲ではあるが。 -- 名無しさん (2020-11-15 07:49:04) - FOG唯一の名作っつーかこの作品の一発屋のうちに社長が亡くなって終わった。他の作品も悪くはないんだが、全体的にニッチな需要の作品作るところだったよね。 -- 名無しさん (2022-06-28 21:02:35) #comment #areaedit(end) }

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