「ヘッツァー(駆逐戦車)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
ヘッツァー(駆逐戦車) - (2025/01/10 (金) 22:44:42) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&font(#6495ED){登録日}:2011/11/21 Mon 19:51:17
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
#center(){&font(#008000){\犬小屋ってゆーな!/}}
ヘッツァーとは、主にナチス・ドイツで使用された駆逐[[戦車]]。
駆逐戦車の代名詞的存在で、戦争後半から連合軍相手に奮戦した。
ちなみにヘッツァーという名称は本来、E-10(重量10トン台の次期主力装甲戦闘車両)に与えられる筈だった。
呼ばれるようになった経緯は謎に包まれており、総統に対する説明では部隊側から出た物と口を濁している。
#contents
*開発経緯
1943年11月、第二次世界大戦真っ最中!
&color(white,#afdfe4){アメリカ空軍}「[[戦略爆撃]]」
&font(#800080){アルケット社}は文字通り爆死。
&font(#ff0000){グデーリアン上級大将}「総統閣下!アルケット社が爆発しました!
&font(white){___________}アルケット社は[[III号突撃砲>突撃砲]]の生産に携わっていたため、しばらくはIII号突撃砲を生産できません!」
&font(#ff0000){総統閣下}「うーん…。チェコスロバキアの&font(#994c00){BMM社}はどうだろう?アルケットの代わりにIII号突撃砲作ってよ!」
&font(#994c00){BMM}「…?えぇー!?III号突撃砲ですかっ!?
&font(white){___.}38(t)戦車とか、軽戦車ぐらいの小さい戦車しか作れないんですけど…」
&font(#ff0000){総統閣下}「じゃあ&font(#ff0000){38(t)を改造してIII号突撃砲の代わりになるものを作ってよ}」
大体こんな感じである。
もっともシュコダ社もBMM社も爆撃に晒された上に、ドイツ側が担当した主砲の製造も滞っていたため、目標である月産500両は一度も達成できなかった。
ちなみにIV号突撃砲も上記の窮状により採用され、既に設計が進んでいた事もあって翌月の12月には早くも生産車が登場している。
*ヘッツァー完成!
そんな開発命令から、4ヶ月と言う驚異のスピードでヘッツァーは開発された。
車体ベースは、&font(#ff0000){「大戦初期は[[III号戦車>Ⅲ号戦車]]より優秀だった」}と言われた38(t)戦車の改良型、
新型38(t)戦車から構成器材を流用しており、履帯などの足まわりは全く同じものになっている。
主砲は48口径75mm対戦車砲のPak39で、火力はIV号戦車G型~H型のKwk40(L/48)やIII号突撃砲F型~G型のStuk40(L/48)と同等である。
側面装甲は20mmと薄く小口径銃弾や榴弾破片に耐えるのが精一杯だったが、車体正面上部は傾斜角60°の60mm装甲(理論上は120mm厚の垂直装甲板に匹敵)で、
III号突撃砲を遠距離から撃ち抜く[[米製52口径76.2mm戦車砲M1>M4中戦車]]や[[露製54.6口径85mm戦車砲S-53/Zis-S-53>T-34(戦車)]]の通常徹甲弾に耐えうる防御力を有していた。
更に、小柄なので資材も節約でき、お値段も安かった([[IV号戦車>Ⅳ号戦車]]は10.35万&ruby(ライヒス){帝国}マルク、ヘッツァーは武装・附属品抜きで5.4万&ruby(ライヒス){帝国}マルク)。
1年ほどで2,500両も生産できた。
そう、コイツもIII号突撃砲と同じく、&font(#ff0000){攻撃力}、&font(#0000ff){防御力}、&color(black,#b8d200){生産性}が高いレベルで整った名車だったのだ!
しかし当然ながらコイツにも弱点がある。
-&font(#0000ff){砲塔が無いので側面の敵には車体ごと動かないといけない。}
[[突撃砲]]の代わりだけあって同じ短所である。ドイツの当時の情勢による砲塔が無い事のメリットの前には仕方ないと言える。
旋回角は左5°右11°と左右各10°のIII号突撃砲に劣っていて、より頻繁に車体を転換させる必要があり駆動系への負担が増した。
-&font(#0000ff){ノーズヘビーで初期生産型は車体前部が10cm程沈み、戦闘に支障を来したり、足回りに過剰な負担が掛かった。}
[[突撃砲]]や他の駆逐戦車にも見られた傾向で、長砲身砲を低位置に搭載したが故の宿痾である。
装甲減厚で改善を図ってみたものの被害が増大したため、防楯の軽量化や&ruby(リーフスプリング){板バネ}の増厚で再対策している。
-&font(#0000ff){とにかく車内が狭い!主砲の取付位置も不味く、レイアウトは良くなかった。}
ベースが軽戦車なだけあって、車体自体が小柄な上に、傾斜装甲で内部を圧迫している。通称、&font(#ff0000){犬小屋}。
「兵器に[[ゆとり]]なんて求めるなww」とか言われそうだが、兵士も人間、それも長時間入り続けるとなると厳しいのである。
戦車には熱問題も発生しがちなので尚更辛い。
しかも運用上、待ち伏せとか待機時間の長い場合が多いため、そこも辛い。
[[T-34>T-34(戦車)]]?[[IS-2]]?
&font(#ff0000){赤軍の戦車は乗っていると体重が減ると言う偉大なる同志の健康的思考が生んだ最強無敵の革命的戦車である!}
-&font(#0000ff){エンジン出力が低く履帯が狭いので路外機動性は良好と言えず、航続距離も原型より低下した。}
小型かつ新砲塔の[[チハたん>九七式中戦車]]とほぼ同じ約16tと言う軽量の為、速そうなイメージだが、舗装された道ならともかく、悪路は苦手である。
車台延長などによる大幅な重量増が災いして(元は10トン前後の軽戦車)、接地圧とパワーウェイトレシオが悪化してしまったためである。
接地圧の改善に有効な履帯の拡幅は不十分で、エンジン変更による出力改善(125hp→160hp)も重量増加分を相殺し切れなかった。
路上最高速度は40km/hを下回らなかったが、路外最高速度は19km/hから15km/h、最大航続距離は210kmから180kmに低下している。
不整地における機動性は、カタログスペック上では新型変速機に改めても鈍重化したIV号戦車H型とほぼ同等だったが((路外航続距離はともに130kmで、路外最高速度は1km/hの差))、
機甲部隊での追随性に欠ける上、偵察用途には耐えない低速と批評された。
-&font(#0000ff){敵歩兵や戦闘工兵排除用の機関銃は車内から遠隔操作可能だったが、装填時に車外へ出る必要があった。}
副武装である[[機関銃]]はスペースの問題もあって砲との同軸配置ができず、やむを得ずに車上に取り付ける事を余儀なくされた。
弾を込めるたびに現れる戦車猟兵は格好の狙撃目標になった外、給弾完了までに時間が掛かる事から敵の接近を許す危険性も高まった。
[[機関銃]]を弾倉式に変更して射撃継続時間の改善を図るも結局上手くいかなったようで、最後までネックとなった。
対策としては、無線による僚車との相互支援で隙の低減に努めるので精一杯だったのだ。
*ちょっとした小話
&font(#ff0000){グデーリアン上級大将}(装甲兵総監)「ヘッツァーできたで!早速、戦車猟兵(※対戦車部隊)に配備しよう!」
&font(#0000ff){砲兵部門の偉い人}「ようグデーリアン^^新しい『突撃砲』ができたんだって?」
&font(#ff0000){グデ}「げぇっ!?砲兵!いいや、これは『駆逐戦車』だ!一台たりとも突撃砲兵にはやらん!」
&font(#0000ff){砲}「これが駆逐戦車?私には全く理解に苦しむね。どう見ても突撃砲だ。戦車猟兵に配備するのは不適当だろう」
&font(#ff0000){グデ}&&font(#0000ff){砲}「総統閣下、御采配を!!」
&font(#ff0000){総統閣下}「えっ!?俺!?じゃ、じゃあ駆逐戦車で…」
&font(#ff0000){グデ}「勝った…!」
装甲兵総監に抜擢されたグデーリアンは東部戦線の戦訓から非力だった対戦車兵科の強化を訴えていて、
非機械化部隊である一般師団の戦車猟兵大隊を改装する目的もあって[[突撃砲]]の移管を主張するも、
砲兵部門以外からも非難が殺到して限定的に留まり挫折した経緯があったが、ここにきて遅ればせながら認められた形となった。
この件に関しては珍しく総統閣下が非を認めていて、
&font(#ff0000){総統閣下}「君の予言は正しかった。
&font(white){_____}君は九ヵ月も前にこのことを私に具申してくれていたのに、私が決を下さなかったのは何としても残念千万だ」
と謝罪している。
…といっても実際のところは移動式対戦車砲に近い。ある指揮官が、戦車のように突撃させたら弱かったという話がある。
もっとも[[突撃砲]]も機甲戦における前衛配置に不向きと評されており、全周旋回砲塔を持たない装甲戦闘車両に共通する欠点でもあった。
そんな紆余曲折や敗戦を経て、ヘッツァーは第二次世界大戦を駆けた…そして戦後はスイスとチェコスロバキアで運用される事となる。
当初の想定(13トン)より重量が増加して機動性が低下するなどの欠点もあったが、兵器としては総じて優秀だと言えるだろう。
1945年にはIII号及びIV号系統の装甲戦闘車両の生産を打ち切って、発展型の駆逐戦車38Dを大量生産(目標月産1100両)する予定が立てられていた程である。
駆逐戦車38Dは新設計によって[[ディーゼルエンジン]]の搭載と履帯幅の拡大を果たしており、様々な派生型も計画されたが、量産前に終戦を迎えている
(※ヘッツァー自身も様々な派生型が構想されたものの、回収車型を除いて少数生産か未完成・計画中止に至っている)。
携行弾数を62発から50発、正面装甲厚を60mmから50mmに削減する代わりに、主砲を70口径のPaK42に強化したプランもあったが、
戦後第一世代型主力戦車の雛型となった[[M26パーシング>M26パーシング(戦車)]]や[[A41センチュリオン>センチュリオン(戦車)]]の量産を控えていた連合国軍戦車に対して性能的劣位は覆せなかった。
[[ガールズ&パンツァー]]では、県立大洗女子学園の[[カメさんチーム>カメさんチーム(ガールズ&パンツァー)]](Eチームもとい生徒会チーム)の乗車として登場した。
自前の38(t)戦車をキットで魔改造した代物なので、本来のヘッツァーとはパーツが異なるはずである。
#include(テンプレ2)
#center(){[[東のチハ>97式中戦車]]
&color(blue){西のヘッツァー}
}
#include(テンプレ3)
至極真っ当で真面目な話はこれぐらいで良いだろう。
このヘッツァーの魅力はそれだけでは無い…
そう、こいつは&color(white,#f09199){可愛い}のだ!
見よ!この&color(white,#f09199){幼さを漂わせる小柄な身体}を!
#center(){(画像跡)}
戦車とは思えない、&color(white,#f09199){滑らかな装甲}を!
#center(){(画像跡)}
ヘッツァーたん可愛いよぉ…ひ弱なエンジンを唸らせて坂を登ろうとしてるヘッツァーたん可愛いよぉ!
装甲をすべすべするしかない!
すべすべ…すべすべ…すべすべすべすべペロペロすべすべ…
ドンッ!!
&font(#ff0000){ゲシュタポ}「そこまでだ!ユダヤの手先め!」
な、何をする!?私はただヘッツァーを愛で…
&font(#ff0000){ゲシュタポ}「Heil Hitler!!」ズダダダダ
&font(#008000){ヘッツァー}「つ、追記・修正は戦車を待ち伏せしながらお願いしまーす!…重いー!」
#center(){(画像跡)}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,9)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- たまげたなぁ -- 名無しさん (2014-06-27 17:51:11)
- ちっちゃくてかわいい -- 名無しさん (2014-06-27 18:41:15)
- グデが求めたのは戦車猟兵と突撃砲兵の統廃合であって、ヘッツァーに関して言えば一般師団にも無力ではない対戦車戦闘車両を持たせたいという意向だった。ちなみに三突の戦車隊配備は部隊再建上のやむを得ない代替措置だったりする -- 名無しさん (2014-08-01 00:45:22)
- こち亀で存在を知りました -- 名無しさん (2014-10-01 14:38:52)
- こんなナリでもIS-2の撃破記録があるという… -- 名無しさん (2014-12-17 05:44:08)
- 多分ロリ巨乳 -- 名無しさん (2015-01-15 01:45:36)
- ホモに始まりロリで締める名項目 -- 名無しさん (2016-09-21 00:07:45)
- 軍要素にホモ要素にアニメ要素にロリ要素と色んな人が満足する欲張りセットな項目 -- 名無しさん (2016-12-24 13:12:31)
- これぞ三突と共にドイツを支えた真の機甲戦力だな!やっぱり最低限の数が揃わないと前線の穴を埋めれないし、強力な重戦車群で火消しをするにしても敵方の正面に対する絶対数も足りないし、信頼性が低くデリケートだしね。結果論だけど、もう攻勢を望めない時期は三突とヘッツァーとラングさえ生産しとけば…まあ終戦記念日が遅れるぐらいの影響しかないやろうけど -- 名無しさん (2017-02-25 18:33:48)
- 惑星ウォーサンダーにおけるヘったんは。異常なまでの硬さを持っている。 -- 名無しさん (2019-04-27 18:15:11)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2011/11/21 Mon 19:51:17
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
#center(){&font(#008000){\犬小屋ってゆーな!/}}
ヘッツァーとは、主にナチス・ドイツで使用された駆逐[[戦車]]。
駆逐戦車の代名詞的存在で、戦争後半から連合軍相手に奮戦した。
ちなみにヘッツァーという名称は本来、E-10(重量10トン台の次期主力装甲戦闘車両)に与えられる筈だった。
呼ばれるようになった経緯は謎に包まれており、総統に対する説明では部隊側から出た物と口を濁している。
#contents
*開発経緯
1943年11月、第二次世界大戦真っ最中!
&color(white,#afdfe4){アメリカ空軍}「[[戦略爆撃]]」
&font(#800080){アルケット社}は文字通り爆死。
&font(#ff0000){グデーリアン上級大将}「総統閣下!アルケット社が爆発しました!
&font(white){___________}アルケット社は[[III号突撃砲>突撃砲]]の生産に携わっていたため、しばらくはIII号突撃砲を生産できません!」
&font(#ff0000){総統閣下}「うーん…。チェコスロバキアの&font(#994c00){BMM社}はどうだろう?アルケットの代わりにIII号突撃砲作ってよ!」
&font(#994c00){BMM}「…?えぇー!?III号突撃砲ですかっ!?
&font(white){___.}38(t)戦車とか、軽戦車ぐらいの小さい戦車しか作れないんですけど…」
&font(#ff0000){総統閣下}「じゃあ&font(#ff0000){38(t)を改造してIII号突撃砲の代わりになるものを作ってよ}」
大体こんな感じである。
もっともシュコダ社もBMM社も爆撃に晒された上に、ドイツ側が担当した主砲の製造も滞っていたため、目標である月産500両は一度も達成できなかった。
ちなみにIV号突撃砲も上記の窮状により採用され、既に設計が進んでいた事もあって翌月の12月には早くも生産車が登場している。
*ヘッツァー完成!
そんな開発命令から、4ヶ月と言う驚異のスピードでヘッツァーは開発された。
車体ベースは、&font(#ff0000){「大戦初期は[[III号戦車>Ⅲ号戦車]]より優秀だった」}と言われた38(t)戦車の改良型、
新型38(t)戦車から構成器材を流用しており、履帯などの足まわりは全く同じものになっている。
主砲は48口径75mm対戦車砲のPak39で、火力はIV号戦車G型~H型のKwk40(L/48)やIII号突撃砲F型~G型のStuk40(L/48)と同等である。
側面装甲は20mmと薄く小口径銃弾や榴弾破片に耐えるのが精一杯だったが、車体正面上部は傾斜角60°の60mm装甲(理論上は120mm厚の垂直装甲板に匹敵)で、
III号突撃砲を遠距離から撃ち抜く[[米製52口径76.2mm戦車砲M1>M4中戦車]]や[[露製54.6口径85mm戦車砲S-53/Zis-S-53>T-34(戦車)]]の通常徹甲弾に耐えうる防御力を有していた。
更に、小柄なので資材も節約でき、お値段も安かった([[IV号戦車>Ⅳ号戦車]]は10.35万&ruby(ライヒス){帝国}マルク、ヘッツァーは武装・附属品抜きで5.4万&ruby(ライヒス){帝国}マルク)。
1年ほどで2,500両も生産できた。
そう、コイツもIII号突撃砲と同じく、&font(#ff0000){攻撃力}、&font(#0000ff){防御力}、&color(black,#b8d200){生産性}が高いレベルで整った名車だったのだ!
しかし当然ながらコイツにも弱点がある。
-&font(#0000ff){砲塔が無いので側面の敵には車体ごと動かないといけない。}
[[突撃砲]]の代わりだけあって同じ短所である。ドイツの当時の情勢による砲塔が無い事のメリットの前には仕方ないと言える。
旋回角は左5°右11°と左右各10°のIII号突撃砲に劣っていて、より頻繁に車体を転換させる必要があり駆動系への負担が増した。
-&font(#0000ff){ノーズヘビーで初期生産型は車体前部が10cm程沈み、戦闘に支障を来したり、足回りに過剰な負担が掛かった。}
[[突撃砲]]や他の駆逐戦車にも見られた傾向で、長砲身砲を低位置に搭載したが故の宿痾である。
装甲減厚で改善を図ってみたものの被害が増大したため、防楯の軽量化や&ruby(リーフスプリング){板バネ}の増厚で再対策している。
-&font(#0000ff){とにかく車内が狭い!主砲の取付位置も不味く、レイアウトは良くなかった。}
ベースが軽戦車なだけあって、車体自体が小柄な上に、傾斜装甲で内部を圧迫している。通称、&font(#ff0000){犬小屋}。
「兵器に[[ゆとり]]なんて求めるなww」とか言われそうだが、兵士も人間、それも長時間入り続けるとなると厳しいのである。
戦車には熱問題も発生しがちなので尚更辛い。
しかも運用上、待ち伏せとか待機時間の長い場合が多いため、そこも辛い。
[[T-34>T-34(戦車)]]?[[IS-2]]?
&font(#ff0000){赤軍の戦車は乗っていると体重が減ると言う偉大なる同志の健康的思考が生んだ最強無敵の革命的戦車である!}
-&font(#0000ff){エンジン出力が低く履帯が狭いので路外機動性は良好と言えず、航続距離も原型より低下した。}
小型かつ新砲塔の[[チハたん>九七式中戦車]]とほぼ同じ約16tと言う軽量の為、速そうなイメージだが、舗装された道ならともかく、悪路は苦手である。
車台延長などによる大幅な重量増が災いして(元は10トン前後の軽戦車)、接地圧とパワーウェイトレシオが悪化してしまったためである。
接地圧の改善に有効な履帯の拡幅は不十分で、エンジン変更による出力改善(125hp→160hp)も重量増加分を相殺し切れなかった。
路上最高速度は40km/hを下回らなかったが、路外最高速度は19km/hから15km/h、最大航続距離は210kmから180kmに低下している。
不整地における機動性は、カタログスペック上では新型変速機に改めても鈍重化したIV号戦車H型とほぼ同等だったが((路外航続距離はともに130kmで、路外最高速度は1km/hの差))、
機甲部隊での追随性に欠ける上、偵察用途には耐えない低速と批評された。
-&font(#0000ff){敵歩兵や戦闘工兵排除用の機関銃は車内から遠隔操作可能だったが、装填時に車外へ出る必要があった。}
副武装である[[機関銃]]はスペースの問題もあって砲との同軸配置ができず、やむを得ずに車上に取り付ける事を余儀なくされた。
弾を込めるたびに現れる戦車猟兵は格好の狙撃目標になった外、給弾完了までに時間が掛かる事から敵の接近を許す危険性も高まった。
機関銃を弾倉式に変更して射撃継続時間の改善を図るも結局上手くいかなったようで、最後までネックとなった。
対策としては、無線による僚車との相互支援で隙の低減に努めるので精一杯だったのだ。
*ちょっとした小話
&font(#ff0000){グデーリアン上級大将}(装甲兵総監)「ヘッツァーできたで!早速、戦車猟兵(※対戦車部隊)に配備しよう!」
&font(#0000ff){砲兵部門の偉い人}「ようグデーリアン^^新しい『突撃砲』ができたんだって?」
&font(#ff0000){グデ}「げぇっ!?砲兵!いいや、これは『駆逐戦車』だ!一台たりとも突撃砲兵にはやらん!」
&font(#0000ff){砲}「これが駆逐戦車?私には全く理解に苦しむね。どう見ても突撃砲だ。戦車猟兵に配備するのは不適当だろう」
&font(#ff0000){グデ}&&font(#0000ff){砲}「総統閣下、御采配を!!」
&font(#ff0000){総統閣下}「えっ!?俺!?じゃ、じゃあ駆逐戦車で…」
&font(#ff0000){グデ}「勝った…!」
装甲兵総監に抜擢されたグデーリアンは東部戦線の戦訓から非力だった対戦車兵科の強化を訴えていて、
非機械化部隊である一般師団の戦車猟兵大隊を改装する目的もあって[[突撃砲]]の移管を主張するも、
砲兵部門以外からも非難が殺到して限定的に留まり挫折した経緯があったが、ここにきて遅ればせながら認められた形となった。
この件に関しては珍しく総統閣下が非を認めていて、
&font(#ff0000){総統閣下}「君の予言は正しかった。
&font(white){_____}君は九ヵ月も前にこのことを私に具申してくれていたのに、私が決を下さなかったのは何としても残念千万だ」
と謝罪している。
…といっても実際のところは移動式対戦車砲に近い。ある指揮官が、戦車のように突撃させたら弱かったという話がある。
もっとも突撃砲も機甲戦における前衛配置に不向きと評されており、全周旋回砲塔を持たない装甲戦闘車両に共通する欠点でもあった。
そんな紆余曲折や敗戦を経て、ヘッツァーは第二次世界大戦を駆けた…そして戦後はスイスとチェコスロバキアで運用される事となる。
当初の想定(13トン)より重量が増加して機動性が低下するなどの欠点もあったが、兵器としては総じて優秀だと言えるだろう。
1945年にはIII号及びIV号系統の装甲戦闘車両の生産を打ち切って、発展型の駆逐戦車38Dを大量生産(目標月産1100両)する予定が立てられていた程である。
駆逐戦車38Dは新設計によって[[ディーゼルエンジン]]の搭載と履帯幅の拡大を果たしており、様々な派生型も計画されたが、量産前に終戦を迎えている
(※ヘッツァー自身も様々な派生型が構想されたものの、回収車型を除いて少数生産か未完成・計画中止に至っている)。
携行弾数を62発から50発、正面装甲厚を60mmから50mmに削減する代わりに、主砲を70口径のPaK42に強化したプランもあったが、
戦後第一世代型主力戦車の雛型となった[[M26パーシング>M26パーシング(戦車)]]や[[A41センチュリオン>センチュリオン(戦車)]]の量産を控えていた連合国軍戦車に対して性能的劣位は覆せなかった。
[[ガールズ&パンツァー]]では、県立大洗女子学園の[[カメさんチーム>カメさんチーム(ガールズ&パンツァー)]](Eチームもとい生徒会チーム)の乗車として登場した。
自前の38(t)戦車をキットで魔改造した代物なので、本来のヘッツァーとはパーツが異なるはずである。
#include(テンプレ2)
#center(){[[東のチハ>九七式中戦車]]
&color(blue){西のヘッツァー}
}
#include(テンプレ3)
至極真っ当で真面目な話はこれぐらいで良いだろう。
このヘッツァーの魅力はそれだけでは無い…
そう、こいつは&color(white,#f09199){可愛い}のだ!
見よ!この&color(white,#f09199){幼さを漂わせる小柄な身体}を!
#center(){(画像跡)}
戦車とは思えない、&color(white,#f09199){滑らかな装甲}を!
#center(){(画像跡)}
ヘッツァーたん可愛いよぉ…ひ弱なエンジンを唸らせて坂を登ろうとしてるヘッツァーたん可愛いよぉ!
装甲をすべすべするしかない!
すべすべ…すべすべ…すべすべすべすべペロペロすべすべ…
ドンッ!!
&font(#ff0000){ゲシュタポ}「そこまでだ!ユダヤの手先め!」
な、何をする!?私はただヘッツァーを愛で…
&font(#ff0000){ゲシュタポ}「Heil Hitler!!」ズダダダダ
&font(#008000){ヘッツァー}「つ、追記・修正は戦車を待ち伏せしながらお願いしまーす!…重いー!」
#center(){(画像跡)}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,9)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- たまげたなぁ -- 名無しさん (2014-06-27 17:51:11)
- ちっちゃくてかわいい -- 名無しさん (2014-06-27 18:41:15)
- グデが求めたのは戦車猟兵と突撃砲兵の統廃合であって、ヘッツァーに関して言えば一般師団にも無力ではない対戦車戦闘車両を持たせたいという意向だった。ちなみに三突の戦車隊配備は部隊再建上のやむを得ない代替措置だったりする -- 名無しさん (2014-08-01 00:45:22)
- こち亀で存在を知りました -- 名無しさん (2014-10-01 14:38:52)
- こんなナリでもIS-2の撃破記録があるという… -- 名無しさん (2014-12-17 05:44:08)
- 多分ロリ巨乳 -- 名無しさん (2015-01-15 01:45:36)
- ホモに始まりロリで締める名項目 -- 名無しさん (2016-09-21 00:07:45)
- 軍要素にホモ要素にアニメ要素にロリ要素と色んな人が満足する欲張りセットな項目 -- 名無しさん (2016-12-24 13:12:31)
- これぞ三突と共にドイツを支えた真の機甲戦力だな!やっぱり最低限の数が揃わないと前線の穴を埋めれないし、強力な重戦車群で火消しをするにしても敵方の正面に対する絶対数も足りないし、信頼性が低くデリケートだしね。結果論だけど、もう攻勢を望めない時期は三突とヘッツァーとラングさえ生産しとけば…まあ終戦記念日が遅れるぐらいの影響しかないやろうけど -- 名無しさん (2017-02-25 18:33:48)
- 惑星ウォーサンダーにおけるヘったんは。異常なまでの硬さを持っている。 -- 名無しさん (2019-04-27 18:15:11)
#comment
#areaedit(end)
}