ダブルスパイ(トランスフォーマー)

登録日:2025/10/26 (日) 00:17:45
更新日:2025/10/26 Sun 00:17:59NEW!
所要時間:約 5 分で読めます






あぁ~ビックリしたぁ…考えたらこの姿で変か?

トランスフォーム!


いっそこの姿で……
いや……やっぱりマズいよな…。

トランスフォーム!


ダブルスパイとは、トランスフォーマーシリーズの登場人物。

【概要】


テックスペック
体力6 知力9 速度4 耐久力6 地位7 勇気10 火力6 技能8.5 合計56.5

所属はサイバトロンで、役職は「二重スパイ」。
最高速度257km/hのポンティアック・フィエロに変形し、サイバトロンとデストロン二つのロボットモードを持っている。

普段はサイバトロンモードであるスペースパンチとして行動し、カウンターパンチに変形するとデストロンに潜入しスパイ活動をする。
玩具設定によれば、とても冷静で無口な性格故に友達も少なく、敵にも味方にも本性を現さないらしい。
海外における左右の銘も「"In my business, there are no friends, only suspects."(私の仕事に友人はおらず、容疑者しかいない)」とあることからもそれが伺える。

武器もスペースパンチとカウンターパンチでそれぞれ異なっている。

海外名は「パンチ」で、「ダブルスパイ」という名前は日本のみとなっている。

【各形態】


スペースパンチ


それにしても、総司令官たちが奴らの領域に入ってこられるとは…。

サイバトロンとしての姿で、海外名の「パンチ」はこっちの姿を指している。
黄色を基調とした姿をしており、頭部はツインアイで口部分はマスクとなっている。
武器は二連装迫撃砲。

カウンターパンチ


身を粉にして働き…ご期待を、メガザラック様。

デストロンとしての姿で、スペースパンチの状態から表裏反転し、頭部と腕の形が変化する。
こちらの頭部はゴーグルタイプで口が存在する。
スペースパンチとは違い、ビークルモードの面影が強い青を基調としたカラーになる。
武器は光電子砲。


【劇中の活躍】

ザ☆ヘッドマスターズ


私はまた戻って、奴らの動きを探ります。

声優:佐藤正治

ザ☆ヘッドマスターズ第16話「帰ってきた不死身の帝王」にて初登場。本作ではツインキャストの部下という設定。
初登場時はカウンターパンチとしてサイバトロンの情報を持参したうえでにデストロンに売り込んでおり、コンドルジャガーに焼きもちを焼かせた。
また、アセニア星に帰還した際はカウンターパンチの姿でフォートレスに銃を向ける…というジョークも見せている。

玩具設定とは異なり、本作では普段は『宇宙の情報屋』カウンターパンチとなってデストロンに潜入し、機密情報を入手次第スペースパンチとしてサイバトロンへ報告していた。
スパイとしてはかなり優秀で、作中でも…

  • 第16話「帰ってきた不死身の帝王」:デストロンがメガザラックの帝王宣言のセレモニーをするために月へ向かっていることを伝える。
  • 第17話「惑星サンドラSOS」:惑星サンドラからのSOSをデストロンが無視した事を知らせる。
  • 第18話「ダニエル史上最大のピンチ!!」:ガルバトロンの偽物がいる事を伝える。
  • 第21話「メガザラックの弱点をあばけ!」:ビーストフォーマーのテクナがメガザラックの弱点を知っている事を教える。

…など、サイバトロンに有益な情報を多く届けている。

一方で、自分が今どちらに変形してるか混乱することがあるようで、第25話「氷山に消えた破壊大帝」ではデストロン基地に潜入しようとする際に「おっと、この色はデストロン色だったんだ。コソコソしなくてもいいんだ。ややっこしんだよなもう…」とぼやいていた他*1、この姿だと変かと思い、いっそスペースパンチの姿で行動しようとするも、結局カウンターパンチに戻っている。(冒頭のセリフはこの時のもの)

その後ガルバトロンが「グランドガルバトロン計画」を勧めようとしている事を掴み、さらにガルバトロンの弱点が頭であった事を知ると、「驚き桃の木山椒の木、こいつはどエラいことになった!」と、デストロン基地を後にした。

やがて、クロームドーム達がガルバトロンと対決しているところへ颯爽と駆け付け…


頭だ!頭がガルバトロンの弱点だぁっ!!

分かった、スペースパンチ!

やはりアイツはスパイだったのか、おぉのれぇぇっ!

ガルバトロンの弱点を伝えてクロームドーム達に勝機を与えたのだった。
なお、カウンターパンチがスパイだと気がついたのはガルバトロン一人だけであり、この戦いでガルバトロンは消息不明となったため、その事実を他のデストロンに知られることはなかった。


ザ・リバース


ありゃウィングスパンとパウンスだ!何をスパイする気だ?

ようし、こっちも負けずにスパイしてやろうじゃないか!

デストロンに化けてな!

声優:宝亀克寿

第1話にのみ登場。本作ではスペースパンチは海外名の「パンチ」名義となっているほか、こちらではパンチの頭部の口部分がマスクの上から口が描かれてるデザインに変わっており、逆にカウンターパンチの口がマスクになっている。
サイバトロン基地に潜入するクローントロンのウィングスパンとパウンスを発見し、カウンターパンチに変形して欺こうとする。
味方のふりをして「ガルバトロン様の命令で援護しに来た」と近づき、彼らに突っぱねられると…


じきサイバトロンがやって来るんだぞ!
そうともすぐ近くに迫ってきてる!…物凄く近くにな!

これでも食らえ!!

と、パンチに変形して攻撃を仕掛けるトリッキーな戦法をとったが、彼らのコンビネーション攻撃で逆に返り討ちにあった。
その後はコンボイに救出され、セイバートロン星のプラズマ・エネルギー・チェンバーのキーが奪われたことを伝えた。


【玩具】


1987年に「C-111」のナンバーで発売。
ロボットモードは頭部のヘルメット部分が前後に倒れる事で、スペースパンチとカウンターパンチそれぞれの顔を隠す仕組みとなっている。

2010年には、『トランスフォーマー・コレクターズクラブ(TCC)』ストア限定アイテムとして、「TCC EXCLUSIVE/PUNCH-COUNTERPUNCH」が商品化。
「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」のランボルとサンストリーカーのリデコアイテムであり、同じ型で前後逆にすることでそれぞれのロボットモードを再現していた設計をうまく流用している。
ランボル側がパンチ(スペースパンチ)、サンストリーカー側がカウンターパンチを再現しており、こちらも旧玩具と同様、頭部のヘルメット部分が前後に倒れる事で、パンチとカウンターパンチそれぞれの顔を隠す仕組みとなっている。


追記修正は、デストロン側の情報を掴んでからお願いします。


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最終更新:2025年10月26日 00:17

*1 その直後に急にドアを開けてきたスカージに何をしているか聞かれた際には、「え?あいやその…この辺に100円玉落っことしちゃったんですよ…」と誤魔化していたが。