エステル・フリージア

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&font(#6495ED){登録日}:2013/11/23(月) 15:55頃 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#008000){天罰!}} [[夜明け前より瑠璃色な〜Brighter than dawning blue〜>夜明け前より瑠璃色な]]で追加されたヒロイン。 Estel Freesia テーマソング 『創星』 CV PC版:[[佐本二厘]]([[Moonlight Cradle>夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-]]のみ)/美空なつひ(あいミスコラボ) CS版:結本ミチル(現:結本みちる) 誕生日:1月31日(みずがめ座) [[血液型]]:A型 身長:161.4cm 3サイズ:83 (C)-55-83   【経歴】 若くして月の国教組織“静寂の月光”の司祭を務める女性。 恐らく手広く雑務をこなしている民生局に所属していると思われる。 礼拝堂が地球におけるリースの活動拠点でもあり多少関りはあるが((ちなみにリースの目的はロストテクノロジーの管理のため、技術局に属すると思われる))、本編中まではリースの詳細を知らないと思われる((明らかにモーリッツから言われた通り「訳有りだから自由にさせろ」の扱い(世話)をしていて、場合によってはお茶を運ばせたりもしている。MCではどこまで知っているか不明。))。 教団の司祭を務めているだけあって一部のロストテクノロジーを扱うことが可能だが、リースとは考えも立場も異なるので緊急時以外は使うことは無い。 これが役に立ったのはフィーナルート2部の終盤。 見た目については作中明確に美人であると言及されている。 フィーナがホームステイしている朝霧家がある、満弦ヶ崎中央連絡港市内にある月人居住区の礼拝堂に赴任してきたのだが、 典型的な月人思想(=偏見)を持っており、月人に対しては分け隔てなく接する一方で地球人をかなり毛嫌いしている。 しかし、聖職者故か元々の人の良さ故か嘘を付くのが苦手だからか(多分全て含まれる)、毛嫌いしている相手でも困っていたら世話をしたり極めて素っ気ないがちゃんと受け答えをしたりはしていた((ただし、月人との文化や価値観などの違いが大きく、達也は当初理解できていないことが多かった))。 地球人の件とは別にプライドが高かったりもする。 地球人の件とは別に地球の文化についても不慣れなのでここらもよく戸惑いや文句が飛び出したりする。 修道院育ちで質素倹約を是としているため、好物も質素なもので食事以外についても贅沢はほとんどしない。 趣味も作中明かされる中では紅茶。それと犬に関する本を購読している程度。 犬が大好きで、犬を前にすると毛嫌いする地球人の前であっても飛びついてしまう。 大きな嘘をつく時に右頬に右手を当てるという癖があるため、その癖を知っている相手には嘘がバレてしまうが、エステル本人は気づいていない。 誠実な人柄であるため、この仕草をしているエステルの真意は発言(嘘)の逆であるとされている。(例:(頬に手を当てながら)あなたが嫌い=(真意では)あなたが好き) そんな彼女のシナリオは、月の文化などを知ると共に そういった地球人と月人の確執や誤解に向かい合い結果的に未来に向かっていくという構成となっており、フィーナとの対比とも言われている。 また、立場及び設定のあらゆる面でもフィーナとは対になる設定になっている。詳細は後述。 ちなみにフィーナやフィーナの母であるセフィリアのことは心から尊敬している…地球との融和を図ろうとしていることはさておき。 CS版製作に辺り追加されたキャラクターのためか、アニメには登場していない。 また、CS版ではフィーナルートの真ENDである『[[夜明け前より瑠璃色な]]』の[[結婚式]]の司祭がエステルに変更されたり要所で登場したりする。 追加ヒロインかつフィーナの対となるヒロインなのもあってか、EDでは本編だとフィーナルート2部を除くと唯一完全専用のボーカル曲がある、MCのOPではフィーナに続く2番手の紹介、パッケージなどでもだいたいフィーナに次ぐ登場((MCの通常版パッケージやコンプリートパックなど))と非常に優遇されている。 また立ち位置と月の教団の話の関係上、やや分かりづらい展開が多かったリースルートの補完も兼ねているルートでもある。 地球人に対する偏見による月への帰還と自身の昇進のために、外務局((教団と政治とのバランスを取る部署。王家や貴族などばかりを相手にするので能力も血筋も重要視される。))に行こうとしているが、自身のルートでは誘いを蹴り、 他のルートですら一度外務局に行っても何故か地球に戻ってきたりしている。 しかしこの理由は彼女のルートを読み解き、彼女の人柄や外務局の体質を知ることで何となく想像出来ると思う。 以下ネタバレ エステルの[[ネタバレ]]の前に避けては通れないモーリッツ(地球に赴任している司祭)とエステルの関係について述べる。 エステルは孤児院の出身であり、その時によく司祭であるモーリッツに世話してもらった為に彼を育ての父として慕っているが、そもそも孤児院にいれたのはモーリッツである。 過去外交官をしていたモーリッツだが、一緒に地球へ上った娘の[[フリージア]]が現地の地球人と恋に落ち、 その結果生まれた月人と地球人のハーフの孫娘がエステルであり、名前も娘の名前を取って『エステル・フリージア』としている。 容姿も母親によく似ている。 モーリッツは元々誇りが高かった中流貴族であり、外交官はエリート職だったために精力的に月と地球との折衝をしていたのだが、 溺愛している娘と地球人との恋愛を許せず、怒りの余り二人を引き離し月へ連れて帰った。 更に生まれたばかりのエステルを人を雇って攫わせて礼拝堂に捨てさせた。 これは模範となるべき貴族が月人と地球人と付き合い、更にハーフの子供まで生んだことでどうなるか分かったものではなかったため(当時の彼の視点では娘想いの行動でもあった)。 しかし、愛する人と引き離された上に愛娘まで奪われたエステルの母親はそのショックで体調を崩し、そのまま他界してしまう。 ここに至ってようやく自分のしでかしたことに気付き、ひどく後悔したモーリッツは罪滅ぼしに自分で孫を育てようとするが当然礼拝堂の院長は拒否した。 それでも礼拝堂に通い続け、自分のことを明かさないことを条件にエステルと面会することが出来たが、無邪気な赤ん坊の笑顔を前に改めて自分の罪を自覚した。 その後は職を辞し、贖罪のために司祭として生きていくことを決めた。そして孤児院で働き娘が遺したエステルの傍にいる事を選んだ。 エステルの成長を見届けた後は教団内での配置替えか何かに従ったのか、隠棲するつもりで地球の修道院の責任者として赴任している。 ちなみに前述の後悔から地球に対する差別意識は無くなっている模様(外交官をしていただけにそこまで差別意識は元々無かった可能性はある)。 また、会話の節々や彼視点のモノローグからも頭がかなり回る様子がうかがえる。 途中教団の民生局から上昇志向ばかりが強い若者が多いことから、指導する者として月に戻ってくれと頼まれそうになった時には、 『もう月ではやるべきことは済ませた』と言って最初は帰還を断っていた(ただし人伝の話だったので正式な頼みでも回答でもない)。 ただしこの時に月に戻りたがらなかったのはエステルが望まぬ形で地球に来てずっと苦悩していることが大きい。 そのため、エステルの悩みの解消と成長を見届けたあとは彼女を後任に指定して月に帰っている。 エステルの話に戻り…。 月の学院(月の最高学府)に居た頃のエステルは主席相当である程に優秀だったが、美人で優秀だからこそ親も知れない孤児として疎外されたためにストレスが溜まっていった。 そんな中でも成り上がるという目的に邁進することと、無意識のうちに多くの月人がさけずむ『地球人』という『孤児の自分』より下の存在が居ると思うことで安心感を得ていた。 一般的な月人も地球人を忌避しがちだが、彼女が地球人を一際毛嫌いしているのはこれが最大の原因であり、悲しい生い立ちがそうさせていた。 事実カレンの言によると学院に入る前はもっと素直で、地球人への偏見もさほど強くなかったとされている。 エステルが地球に来たのも神職になる時の面接官に育ての親であるモーリッツを馬鹿にするような挑発を受け、それに反論したことから反感を持たれて左遷(政治の最前線としてエリート扱いされる外交官とは異なり、教団における地球への赴任は最果ての地への赴任である)されたためであり、お互いに意図した再会ではなかった。 カレンと違い孤児であることに悩み、望まぬ赴任にあっても目標は変わらず苦悩は尽きないが、 生真面目過ぎる人生を送ってきたため地球でも腐らず、ちゃんと信徒のことを思って仕事したり月に戻る為に勉強している。 なるべく嘘は付きたがらないのだが、モーリッツを心配させない為に嘘を付いてエリートである外務局志望であることや月に戻りたいことは隠している。 そんな中でモーリッツに聖職者を目指した理由を問われて更に悩んだり、達也やさやかとの交流を通じて視野が広がり始め、柔軟な対応も取れるようになってきたが、 隣に立っている博物館の特別展示の影響で修道院が連日非常に混雑し、更に質の悪い人の対応にも追われ続けたことで気がめいってしまう。 これらと前後して、モーリッツは彼女が地球に望まず来たことを元々察しており、カレン経由で具体的な理由も知る。 そしてこのままでは月に栄転する手段もきっかけもないことを把握しており、どうにか打開しようと古い友人である教団の外務局長に取り次ぎ、修道院へ足を運ぶよう誘った。 しかし到着してからエステルが話を聞くまでの間が非常に悪く、精神的に更に参っている中でそれまでの努力すら無駄だと言わんばかりの棚ぼた((学院での成績に関してもだが、エステルは元々同じ孤児院出身からカレンと仲が良く、左遷された地球に来たことでたまたまフィーナと知り合いになったというコネが評価された))で外務局にスカウトされたことは彼女にとってかなりショッキングな出来事であり、より彼女に追い打ちをかけた。 更なる追い打ちとして父方の親族とモーリッツの会話をたまたま聞いてしまい、自身が月人と地球人のハーフであることと両親が亡くなっていることを知ってしまう。 前述の通り地球人を毛嫌いしている自分も地球人の血を引いていること、それまでの経験、地球に来てからのことが全てが重なった結果、 自身のアイデンティティが揺らいで意気消沈し、引きこもり続けて憔悴してしまう。 幼い頃から周囲に抗い続けることでしか自己を主張出来なかっただけに根は深く、いくら悩んでも答えが出ない日々を過ごす。 そんな中、達也が根気強く接し、達也のクラスメートで説明会を予定しているとは言え見知らぬ地球人の学生達が祈ってくれ((流石に憔悴の原因を説明できるわけもなく、クラスメートには風邪だと伝えていた))、元々モーリッツの様な人から感謝される人になりたかったことも思い出した。 皆への感謝と幼い頃の自分の目標を思い出したことで元気を取り戻し、今まで通り誠実でありながらも地球人・月人の別なく接することができるようになった。 また、辛辣にしていたのに諦めず接してくれた達也には感謝と同時に明確に恋心を抱く(厳密にはそれまでも徐々に気になっており好意を抱いている)。 ただ、これまでツンツンしていたために素直に好意を出せず、結果[[ツンデレ]]な感じになってしまうことも。 大きな嘘を付く場合は癖で分かるので、周囲には普通に通じたりするが。 修道院育ちであること、学院ではギスギスした環境でとにかく勉強していたために異性に慣れておらず、それでいてかなり初心でもある。 MCでは正式に恋人になっている。 その後礼拝堂の見学会を成功させた後に完全に吹っ切れた。 外務局の仕事は自分のやりたいことではなかったと悟ったためにスカウトを辞退し、 父側の親族の引き取りの申し出については育ての父であるモーリッツを尊重する形で丁重に断った。 そしてモーリッツが月に戻ることを知った時には、 地球の修道院で働く事こそが恩返しと自分のやりたいことに合致しているとして、後任の役目を自分からお願いする。 地球と月の過去と未来、政治と宗教、生い立ちと立場、最初の思想の違い、進路の向く先や規模など、 エステルも物語もフィーナとはかなり多くの事柄が対照的となっている。 ちなみにモーリッツが実の祖父であることなどはモーリッツ自身の宣誓のこともあり、知らないままである。 以下MCの[[ネタバレ]] 達哉と恋人関係となった後、礼拝堂に見学の申し込みが殺到し、日々忙しくしながらも手伝ってくれる達哉との仲も深めていたエステル。 地球の文化にも慣れていき順風満帆の日々を送っていたある日、 モーリッツが倒れたという一報が月から届き、迷った末に達哉の後押しもあってカレンと共に月に一時帰還する。 その間礼拝堂の管理を任された達哉は礼拝堂の仕事をこなしていくが、そんな中、エステルとの関係を進めていく上で避けられない問題があることに気づく。 それは月人と地球人が結婚できるのかというもので、月の専門家であるさやかに相談。 『孕ませでもしたのか』と誤解され、結局その場では満足な答えは得られなかった。 その後、結局元気だったモーリッツに『何故仕事を放り出してまで月に来たのか』と説教までされたが、 一応目的を果たしたエステルは落ち着かない気持ちでありながらも地球に戻ってくる。 その後モーリッツへのお見舞い品を探す目的もあってデートをする二人だったが、二人の意見が上手く合わずちょっと喧嘩してしまう。 しかし、礼拝堂で喧嘩を繰り広げていたところにカレンが現れ、『あなた方の質問の答えを持ってきた』と告げる。 『あなた方』という言葉に困惑する達哉に、以前さやかに対し『月人と地球人は結婚できるのか』と聞いたことをバラされ、焦る達哉。 だがカレンは続けてエステルも自分に同じような質問をしたことを明かし、達哉は恥ずかしさもあるが、エステルが自分を想っていることを再確認し、嬉しくなる。 ただエステルは恥ずかしさが上回ったようで、礼拝堂の椅子の裏に隠れてしまう。このCGはとても可愛らしいものであり、カレンと達哉は恥ずかしがるエステルにニヤニヤしながら話を続ける。 解答は『結婚はできる。しかし現在の情勢から鑑みて、二人が結婚する意思を固めても手続き等でかなり時間がかかるだろう』というものだった。 それを聞いた達哉とエステルはカレンが帰った後にエステルの私室で話し合い、お互いの想いを伝えあった後に初体験(意味深)に臨む。 その際、エステルは私服に着替える。理由は『司祭の服装の自分は聖職者であり、そういうこと(性行為)はしてはならないから』というものだった。 ……まあ後で司祭服でもいたすんだけどな! 仲直りした後、達哉はエステルを食事に招待する。犬好きのエステルのためにイタリアンズの散歩も任せることに。 ちなみに散歩の前には達哉の妹の[[麻衣>朝霧麻衣]]に『お兄ちゃんのお嫁さん』、散歩中に会った菜月達には『達哉の彼女』と言われ、エステルが照れる場面も。 食事会でも思いっきり達哉の嫁扱いを受け、エステルにとっては恥ずかしい経験となった。 超余談。 何故か大人な二次創作ではモーリッツとの絡みが多い。ちなみに祖父・孫の関係なので犯罪である(はず)。 天罰!といって本編で振り下ろす姿が受けたのか、オーガストのコミケでエステル大明神がリアルに行われたことがあったりする。 追記修正してくださるとうれしいです。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 叔父と姪だっけ? -- 名無しさん (2013-11-23 17:02:43) - 血縁関係はあるはず・・・ -- 名無しさん (2013-11-24 02:33:45) - いや祖父と孫だから。 &br()モーリッツが娘と一緒に地球に赴任して、任期を終えていざ帰還、という時に娘が地球人の男性と交際していた事が発覚し、激怒。 &br()月に帰還後、妊娠が判明。 &br()娘はモーリッツの反対を押し切って出産するが、モーリッツはこの不名誉な事態を隠蔽すべく、生まれたばかりの赤ん坊(エステル)を人を使って孤児院に捨てさせる。 &br()絶望した娘は体調を崩し、早くに亡くなる。 &br()ここにきて自分の行いを後悔したモーリッツは職を辞し、祖父であることを明かさない、という条件のもとで、エステルをすぐ近くで見守ることを許された。 &br()ちなみに、モーリッツの娘(エステルの母)の名前はフリージア。 -- 名無しさん (2013-11-24 16:36:30) - 立場的な設定上でフィーナの対になってるんだっけ -- 名無しさん (2013-11-25 08:29:07) - ルートが普通にイイハナシダナーってなた -- 名無しさん (2013-12-15 11:58:58) - ↑↑純粋な月の人で地球人に対する偏見がないフィーナと、地球人への偏見アリアリだけど自分がその地球人の血を引いているエステル。 -- 名無しさん (2014-02-26 14:51:29) - フィーナルートでも最終的には民政局に行ってるが、自分の生まれについて知ったのだろうか。 -- 名無しさん (2015-02-15 23:45:51) - 多分達哉いなくても地球人側の親戚は尋ねてきただろうしその過程でしったとかはありえるんじゃね -- 名無しさん (2015-02-27 16:56:31) - そもそも思うがポジション的には最初からいるべきキャラクターだとも思うのよね・・・ -- 名無しさん (2015-03-08 12:44:40) - ドラクエ8の主人公を思わせる設定だと思う 特に真相を明かせない祖父がずっとそばにいるという点が -- 名無しさん (2016-05-13 22:55:51) - 漫画版でも原作再現のエステルさんルートが描かれていて満足したぜ… -- 名無しさん (2019-08-27 13:38:58) - エステルの漫画持ってるけど、今思うと別格の扱いだったなと。下手したらフィーナに次ぐくらい人気あったんじゃ -- 名無しさん (2024-11-15 01:11:26) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2013/11/23(月) 15:55頃 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#008000){天罰!}} [[夜明け前より瑠璃色な〜Brighter than dawning blue〜>夜明け前より瑠璃色な]]で追加されたヒロイン。 Estel Freesia テーマソング 『創星』 CV PC版:[[佐本二厘]]([[Moonlight Cradle>夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-]]のみ)/美空なつひ(あいミスコラボ) CS版:結本ミチル(現:結本みちる) 誕生日:1月31日(みずがめ座) [[血液型]]:A型 身長:161.4cm 3サイズ:83 (C)-55-83   【経歴】 若くして月の国教組織“静寂の月光”の司祭を務める女性。 恐らく手広く雑務をこなしている民生局に所属していると思われる。 礼拝堂が地球におけるリースの活動拠点でもあり多少関りはあるが((ちなみにリースの目的はロストテクノロジーの管理のため、技術局に属すると思われる))、本編中まではリースの詳細を知らないと思われる((明らかにモーリッツから言われた通り「訳有りだから自由にさせろ」の扱い(世話)をしていて、場合によってはお茶を運ばせたりもしている。MCではどこまで知っているか不明。))。 教団の司祭を務めているだけあって一部のロストテクノロジーを扱うことが可能だが、リースとは考えも立場も異なるので緊急時以外は使うことは無い。 これが役に立ったのはフィーナルート2部の終盤。 見た目については作中明確に美人であると言及されている。 フィーナがホームステイしている朝霧家がある、満弦ヶ崎中央連絡港市内にある月人居住区の礼拝堂に赴任してきたのだが、 典型的な月人思想(=偏見)を持っており、月人に対しては分け隔てなく接する一方で地球人をかなり毛嫌いしている。 しかし、聖職者故か元々の人の良さ故か嘘をつくのが苦手だからか(多分全て含まれる)、毛嫌いしている相手でも困っていたら世話をしたり極めて素っ気ないがちゃんと受け答えをしたりはしていた((ただし、月人との文化や価値観などの違いが大きく、達也は当初理解できていないことが多かった))。 地球人の件とは別にプライドが高かったりもする。 地球人の件とは別に地球の文化についても不慣れなのでここらもよく戸惑いや文句が飛び出したりする。 修道院育ちで質素倹約を是としているため、好物も質素なもので食事以外についても贅沢はほとんどしない。 趣味も作中明かされる中では紅茶。それと犬に関する本を購読している程度。 犬が大好きで、犬を前にすると毛嫌いする地球人の前であっても飛びついてしまう。 大きな嘘をつく時に右頬に右手を当てるという癖があるため、その癖を知っている相手には嘘がバレてしまうが、エステル本人は気づいていない。 誠実な人柄であるため、この仕草をしているエステルの真意は発言(嘘)の逆であるとされている。(例:(頬に手を当てながら)あなたが嫌い=(真意では)あなたが好き) そんな彼女のシナリオは、月の文化などを知ると共に そういった地球人と月人の確執や誤解に向かい合い結果的に未来に向かっていくという構成となっており、フィーナとの対比とも言われている。 また、立場及び設定のあらゆる面でもフィーナとは対になる設定になっている。詳細は後述。 ちなみにフィーナやフィーナの母であるセフィリアのことは心から尊敬している…地球との融和を図ろうとしていることはさておき。 CS版製作に辺り追加されたキャラクターのためか、アニメには登場していない。 また、CS版ではフィーナルートの真ENDである『[[夜明け前より瑠璃色な]]』の[[結婚式]]の司祭がエステルに変更されたり要所で登場したりする。 追加ヒロインかつフィーナの対となるヒロインなのもあってか、EDでは本編だとフィーナルート2部を除くと唯一完全専用のボーカル曲がある、MCのOPではフィーナに続く2番手の紹介、パッケージなどでもだいたいフィーナに次ぐ登場((MCの通常版パッケージやコンプリートパックなど))と非常に優遇されている。 また立ち位置と月の教団の話の関係上、やや分かりづらい展開が多かったリースルートの補完も兼ねているルートでもある。 地球人に対する偏見による月への帰還と自身の昇進のために、外務局((教団と政治とのバランスを取る部署。王家や貴族などばかりを相手にするので能力も血筋も重要視される。))に行こうとしているが、自身のルートでは誘いを蹴り、 他のルートですら一度外務局に行っても何故か地球に戻ってきたりしている。 しかしこの理由は彼女のルートを読み解き、彼女の人柄や外務局の体質を知ることで何となく想像出来ると思う。 以下ネタバレ エステルの[[ネタバレ]]の前に避けては通れないモーリッツ(地球に赴任している司祭)とエステルの関係について述べる。 エステルは孤児院の出身であり、その時によく司祭であるモーリッツに世話してもらった為に彼を育ての父として慕っているが、そもそも孤児院にいれたのはモーリッツである。 過去外交官をしていたモーリッツだが、一緒に地球へ上った娘の[[フリージア]]が現地の地球人と恋に落ち、 その結果生まれた月人と地球人のハーフの孫娘がエステルであり、名前も娘の名前を取って『エステル・フリージア』としている。 容姿も母親によく似ている。 モーリッツは元々誇りが高かった中流貴族であり、外交官はエリート職だったために精力的に月と地球との折衝をしていたのだが、 溺愛している娘と地球人との恋愛を許せず、怒りの余り二人を引き離し月へ連れて帰った。 更に生まれたばかりのエステルを人を雇って攫わせて礼拝堂に捨てさせた。 これは模範となるべき貴族が月人と地球人と付き合い、更にハーフの子供まで生んだことでどうなるか分かったものではなかったため(当時の彼の視点では娘想いの行動でもあった)。 しかし、愛する人と引き離された上に愛娘まで奪われたエステルの母親はそのショックで体調を崩し、そのまま他界してしまう。 ここに至ってようやく自分のしでかしたことに気付き、ひどく後悔したモーリッツは罪滅ぼしに自分で孫を育てようとするが当然礼拝堂の院長は拒否した。 それでも礼拝堂に通い続け、自分のことを明かさないことを条件にエステルと面会することが出来たが、無邪気な赤ん坊の笑顔を前に改めて自分の罪を自覚した。 その後は職を辞し、贖罪のために司祭として生きていくことを決めた。そして孤児院で働き娘が遺したエステルの傍にいる事を選んだ。 エステルの成長を見届けた後は教団内での配置替えか何かに従ったのか、隠棲するつもりで地球の修道院の責任者として赴任している。 ちなみに前述の後悔から地球に対する差別意識は無くなっている模様(外交官をしていただけにそこまで差別意識は元々無かった可能性はある)。 また、会話の節々や彼視点のモノローグからも頭がかなり回る様子がうかがえる。 途中教団の民生局から上昇志向ばかりが強い若者が多いことから、指導する者として月に戻ってくれと頼まれそうになった時には、 『もう月ではやるべきことは済ませた』と言って最初は帰還を断っていた(ただし人伝の話だったので正式な頼みでも回答でもない)。 ただしこの時に月に戻りたがらなかったのはエステルが望まぬ形で地球に来てずっと苦悩していることが大きい。 そのため、エステルの悩みの解消と成長を見届けたあとは彼女を後任に指定して月に帰っている。 エステルの話に戻り…。 月の学院(月の最高学府)に居た頃のエステルは主席相当である程に優秀だったが、美人で優秀だからこそ親も知れない孤児として疎外されたためにストレスが溜まっていった。 そんな中でも成り上がるという目的に邁進することと、無意識のうちに多くの月人がさけずむ『地球人』という『孤児の自分』より下の存在が居ると思うことで安心感を得ていた。 一般的な月人も地球人を忌避しがちだが、彼女が地球人を一際毛嫌いしているのはこれが最大の原因であり、悲しい生い立ちがそうさせていた。 事実カレンの言によると学院に入る前はもっと素直で、地球人への偏見もさほど強くなかったとされている。 エステルが地球に来たのも神職になる時の面接官に育ての親であるモーリッツを馬鹿にするような挑発を受け、それに反論したことから反感を持たれて左遷(政治の最前線としてエリート扱いされる外交官とは異なり、教団における地球への赴任は最果ての地への赴任である)されたためであり、お互いに意図した再会ではなかった。 カレンと違い孤児であることに悩み、望まぬ赴任にあっても目標は変わらず苦悩は尽きないが、 生真面目過ぎる人生を送ってきたため地球でも腐らず、ちゃんと信徒のことを思って仕事したり月に戻る為に勉強している。 なるべく嘘は付きたがらないのだが、モーリッツを心配させない為に嘘をついてエリートである外務局志望であることや月に戻りたいことは隠している。 そんな中でモーリッツに聖職者を目指した理由を問われて更に悩んだり、達也やさやかとの交流を通じて視野が広がり始め、柔軟な対応も取れるようになってきたが、 隣に立っている博物館の特別展示の影響で修道院が連日非常に混雑し、更に質の悪い人の対応にも追われ続けたことで気がめいってしまう。 これらと前後して、モーリッツは彼女が地球に望まず来たことを元々察しており、カレン経由で具体的な理由も知る。 そしてこのままでは月に栄転する手段もきっかけもないことを把握しており、どうにか打開しようと古い友人である教団の外務局長に取り次ぎ、修道院へ足を運ぶよう誘った。 しかし到着してからエステルが話を聞くまでの間が非常に悪く、精神的に更に参っている中でそれまでの努力すら無駄だと言わんばかりの棚ぼた((学院での成績に関してもだが、エステルは元々同じ孤児院出身からカレンと仲が良く、左遷された地球に来たことでたまたまフィーナと知り合いになったというコネが評価された))で外務局にスカウトされたことは彼女にとってかなりショッキングな出来事であり、より彼女に追い打ちをかけた。 更なる追い打ちとして父方の親族とモーリッツの会話をたまたま聞いてしまい、自身が月人と地球人のハーフであることと両親が亡くなっていることを知ってしまう。 前述の通り地球人を毛嫌いしている自分も地球人の血を引いていること、それまでの経験、地球に来てからのことが全てが重なった結果、 自身のアイデンティティが揺らいで意気消沈し、引きこもり続けて憔悴してしまう。 幼い頃から周囲に抗い続けることでしか自己を主張出来なかっただけに根は深く、いくら悩んでも答えが出ない日々を過ごす。 そんな中、達也が根気強く接し、達也のクラスメートで説明会を予定しているとは言え見知らぬ地球人の学生達が祈ってくれ((流石に憔悴の原因を説明できるわけもなく、クラスメートには風邪だと伝えていた))、元々モーリッツの様な人から感謝される人になりたかったことも思い出した。 皆への感謝と幼い頃の自分の目標を思い出したことで元気を取り戻し、今まで通り誠実でありながらも地球人・月人の別なく接することができるようになった。 また、辛辣にしていたのに諦めず接してくれた達也には感謝と同時に明確に恋心を抱く(厳密にはそれまでも徐々に気になっており好意を抱いている)。 ただ、これまでツンツンしていたために素直に好意を出せず、結果[[ツンデレ]]な感じになってしまうことも。 大きな嘘をつく場合は癖で分かるので、周囲には普通に通じたりするが。 修道院育ちであること、学院ではギスギスした環境でとにかく勉強していたために異性に慣れておらず、それでいてかなり初心でもある。 MCでは正式に恋人になっている。 その後礼拝堂の見学会を成功させた後に完全に吹っ切れた。 外務局の仕事は自分のやりたいことではなかったと悟ったためにスカウトを辞退し、 父側の親族の引き取りの申し出については育ての父であるモーリッツを尊重する形で丁重に断った。 そしてモーリッツが月に戻ることを知った時には、 地球の修道院で働く事こそが恩返しと自分のやりたいことに合致しているとして、後任の役目を自分からお願いする。 地球と月の過去と未来、政治と宗教、生い立ちと立場、最初の思想の違い、進路の向く先や規模など、 エステルも物語もフィーナとはかなり多くの事柄が対照的となっている。 ちなみにモーリッツが実の祖父であることなどはモーリッツ自身の宣誓のこともあり、知らないままである。 以下MCの[[ネタバレ]] 達哉と恋人関係となった後、礼拝堂に見学の申し込みが殺到し、日々忙しくしながらも手伝ってくれる達哉との仲も深めていたエステル。 地球の文化にも慣れていき順風満帆の日々を送っていたある日、 モーリッツが倒れたという一報が月から届き、迷った末に達哉の後押しもあってカレンと共に月に一時帰還する。 その間礼拝堂の管理を任された達哉は礼拝堂の仕事をこなしていくが、そんな中、エステルとの関係を進めていく上で避けられない問題があることに気づく。 それは月人と地球人が結婚できるのかというもので、月の専門家であるさやかに相談。 『孕ませでもしたのか』と誤解され、結局その場では満足な答えは得られなかった。 その後、結局元気だったモーリッツに『何故仕事を放り出してまで月に来たのか』と説教までされたが、 一応目的を果たしたエステルは落ち着かない気持ちでありながらも地球に戻ってくる。 その後モーリッツへのお見舞い品を探す目的もあってデートをする二人だったが、二人の意見が上手く合わずちょっと喧嘩してしまう。 しかし、礼拝堂で喧嘩を繰り広げていたところにカレンが現れ、『あなた方の質問の答えを持ってきた』と告げる。 『あなた方』という言葉に困惑する達哉に、以前さやかに対し『月人と地球人は結婚できるのか』と聞いたことをバラされ、焦る達哉。 だがカレンは続けてエステルも自分に同じような質問をしたことを明かし、達哉は恥ずかしさもあるが、エステルが自分を想っていることを再確認し、嬉しくなる。 ただエステルは恥ずかしさが上回ったようで、礼拝堂の椅子の裏に隠れてしまう。このCGはとても可愛らしいものであり、カレンと達哉は恥ずかしがるエステルにニヤニヤしながら話を続ける。 解答は『結婚はできる。しかし現在の情勢から鑑みて、二人が結婚する意思を固めても手続き等でかなり時間がかかるだろう』というものだった。 それを聞いた達哉とエステルはカレンが帰った後にエステルの私室で話し合い、お互いの想いを伝えあった後に初体験(意味深)に臨む。 その際、エステルは私服に着替える。理由は『司祭の服装の自分は聖職者であり、そういうこと(性行為)はしてはならないから』というものだった。 ……まあ後で司祭服でもいたすんだけどな! 仲直りした後、達哉はエステルを食事に招待する。犬好きのエステルのためにイタリアンズの散歩も任せることに。 ちなみに散歩の前には達哉の妹の[[麻衣>朝霧麻衣]]に『お兄ちゃんのお嫁さん』、散歩中に会った菜月達には『達哉の彼女』と言われ、エステルが照れる場面も。 食事会でも思いっきり達哉の嫁扱いを受け、エステルにとっては恥ずかしい経験となった。 超余談。 何故か大人な二次創作ではモーリッツとの絡みが多い。ちなみに祖父・孫の関係なので犯罪である(はず)。 天罰!といって本編で振り下ろす姿が受けたのか、オーガストのコミケでエステル大明神がリアルに行われたことがあったりする。 追記修正してくださるとうれしいです。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 叔父と姪だっけ? -- 名無しさん (2013-11-23 17:02:43) - 血縁関係はあるはず・・・ -- 名無しさん (2013-11-24 02:33:45) - いや祖父と孫だから。 &br()モーリッツが娘と一緒に地球に赴任して、任期を終えていざ帰還、という時に娘が地球人の男性と交際していた事が発覚し、激怒。 &br()月に帰還後、妊娠が判明。 &br()娘はモーリッツの反対を押し切って出産するが、モーリッツはこの不名誉な事態を隠蔽すべく、生まれたばかりの赤ん坊(エステル)を人を使って孤児院に捨てさせる。 &br()絶望した娘は体調を崩し、早くに亡くなる。 &br()ここにきて自分の行いを後悔したモーリッツは職を辞し、祖父であることを明かさない、という条件のもとで、エステルをすぐ近くで見守ることを許された。 &br()ちなみに、モーリッツの娘(エステルの母)の名前はフリージア。 -- 名無しさん (2013-11-24 16:36:30) - 立場的な設定上でフィーナの対になってるんだっけ -- 名無しさん (2013-11-25 08:29:07) - ルートが普通にイイハナシダナーってなた -- 名無しさん (2013-12-15 11:58:58) - ↑↑純粋な月の人で地球人に対する偏見がないフィーナと、地球人への偏見アリアリだけど自分がその地球人の血を引いているエステル。 -- 名無しさん (2014-02-26 14:51:29) - フィーナルートでも最終的には民政局に行ってるが、自分の生まれについて知ったのだろうか。 -- 名無しさん (2015-02-15 23:45:51) - 多分達哉いなくても地球人側の親戚は尋ねてきただろうしその過程でしったとかはありえるんじゃね -- 名無しさん (2015-02-27 16:56:31) - そもそも思うがポジション的には最初からいるべきキャラクターだとも思うのよね・・・ -- 名無しさん (2015-03-08 12:44:40) - ドラクエ8の主人公を思わせる設定だと思う 特に真相を明かせない祖父がずっとそばにいるという点が -- 名無しさん (2016-05-13 22:55:51) - 漫画版でも原作再現のエステルさんルートが描かれていて満足したぜ… -- 名無しさん (2019-08-27 13:38:58) - エステルの漫画持ってるけど、今思うと別格の扱いだったなと。下手したらフィーナに次ぐくらい人気あったんじゃ -- 名無しさん (2024-11-15 01:11:26) #comment #areaedit(end) }

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