男爵校長

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&font(#6495ED){登録日}:2014/05/02 Fri 20:55:28 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){このギャグは反則だ!!}} 2004年7月9日より[[4コマ漫画]]雑誌「もえよん」誌上にて連載が始まった青春4コマギャグ漫画。 &bold(){「男爵校長」}というタイトルではあるが、物語の中心に置かれているのは芽野アリカら三界高校女子部2年B組の女子生徒たちである。 OYSTER氏お馴染みの集中線を用いてギャグを盛り上げる描写はこの頃から健在。 勢いとシュールを持ち合わせるギャグ、それらと上手く同調させた青春、そして可愛らしいキャラクターで「もえよん」を支えた漫画のひとつ。 また「DS」以降は4コマではない短編漫画も挿入されるようになった。 当初は「男爵校長」のタイトルでスタートしたが、「もえよん」が休刊になったため同社の別雑誌「まんがタウンオリジナル」に移動。 だが程なくして「まんがタウンオリジナル」も休刊となってしまい、最終的には「コミックハイ!」に連載の場を落ち着かせる。 この事に関して作者のOYSTER氏は「男爵校長」単行本2巻の巻末にて&font(#ff0000){&bold(){「自分の本が出ると雑誌のほうが無くなる」}}と語っており、本人も不思議に思っている様子。 「コミックハイ!」に移動後、一度最終回を迎えるも次号にてタイトルを&bold(){「男爵校長DS」}に改め連載再開。 「DS」の連載終了に伴い、再びタイトルを&bold(){「男爵校長High!」}に改め、最終シリーズとして再開した。 単行本は「男爵校長」「DS」「High!」それぞれ2巻、合わせて全6巻。 ◇紹介◇ こんな4コママンガ見たことない! 元気いっぱいの女子高生アリカと、突如なにかに変身する校長先生の繰り広げるマカフシギワールド。 読むとクセになる異端の(?)さわやか学園4コマ!! (男爵校長1巻より) ◇登場人物◇ ・&font(#008000){芽野明璃花}(めのありか) 【誕生日】2月27日 【[[血液型]]】AB 【[[身長]]】156cm 【好き】高い所、もんじゃ焼き 【嫌い】とやかく言われること 【家族】父 【[[動物]]に対するスタンス】ご近所 主人公(多分)。通称&bold(){アリカ}。 好奇心旺盛、いつも元気いっぱいなおてんば娘。[[ポニーテール]]に束ねた緑色の髪が特徴。 サボリ癖があり、しょっちゅう学校を抜け出しては青井先生や小夜子に窘められている。 自由奔放な素行の割に恋愛には疎かったり、マチルドとエレガントさを比べられて不機嫌になったり、チアガールやベリーダンスのような露出度の高い服を着せられて恥じらいを見せたりと、女の子らしい部分もある。 驚いた時などに飛び出す&font(#ff0000){&bold(){「おおう」}}が口癖。ちなみにアクセントは「お(→)お(↑)う(↓)」。たまに他の人にも伝染る。 父親と二人で暮らしているため、意外にも料理が得意。 「男爵校長DS」最終話にて髪をバッサリ切り、ショートヘアになった。 お向かいさんの家の名字が「茅野」なのでよく間違えられるらしい。 ・樋口小夜子(ひぐちさよこ) 【誕生日】10月14日 【血液型】A 【身長】151cm 【好き】読書 【嫌い】暴力、ちゃんとしていないこと 【家族】母、祖母 【動物に対するスタンス】保護 アリカの親友で、品行方正な生真面目娘。三つ編み。 基本的にツッコミ役だが、一度ボケに回るとキャラクターを忘れたかのように暴走する。 礼儀正しく学業にも熱心で、他の生徒の良いお手本となっている存在。 アリカのサボリや周囲のボケに付き合わされては、状況に流されやすい自分を憂いている。 恐怖心を堪えてDS部の真実に踏み入る行動力も持ち合わせる。 「High!」3時限目にて&del(){妙に艶やかな}&bold(){「黒い小夜子」}が出現した。 樋口一葉と同姓であることが嬉しくて財布には常に五千円札を入れているが、&font(#ff0000){&bold(){いつの間にか使ってしまっていた。}} 実は[[ラジオ]]番組「みんなゾンビ」のリスナー。 実家は蕎麦屋。 ・&font(#ffdc00){入江ドナ}(いりえどな) 【誕生日】12月27日 【血液型】O 【身長】144cm 【好き】カワイイもの 【嫌い】カワイクナイもの 【家族】父、母、祖父、兄 【動物に対するスタンス】仲間 金髪碧眼の不思議ちゃん。 アリカ達と同学年だが、ちっちゃいのといたずら好きな性格からか妹のように扱われている。 幼いようだが大人びた発言をすることも。 様々な動物の着ぐるみを数多く所持しており、状況に応じて使い分けながらボケる。 ラジオでの仮装時には&font(#ff0000){&bold(){下着を着けておらず}}、これは「兄に言われて」そうしているらしい。 驚いた時に&font(#ff0000){&bold(){「どひゃあ」}}と言う。 ネコ缶を[[ジャケ買い]]する人。 ・&font(#808080){菜ヶ原弦音}(ながはらことね) 【誕生日】9月20日 【血液型】O 【身長】162cm 【好き】弓術、相撲観戦 【嫌い】中途半端なこと、騒々しい場所 【家族】父、母、祖父、祖母、兄 【動物に対するスタンス】尊重 長い黒髪と鋭い眼光が特徴の女ザムライ。 見た目に違わず古風な喋り方で作法に厳しい性格だが、割と気さくなところもあり、ノリも良くアリカやドナと一緒にボケに回ることも多い。 大ファンである力士の乙荒州や、幼い頃よくケンカしていた瓜原などの前ではくだけた口調になったことも。 学校でもどこでも常に鉢巻に弓道着で過ごしており、制服姿で登場することは稀。 集中力が高すぎてひとつのことに没頭し始めるとなかなか戻ってこないため、青井先生も寂しさを感じている。 初恋の相手が&font(#0000ff){&bold(){ホモ}}だった。 地方の特撮ヒーロー「マスクド・オウガ」の大ファン。 ・&font(#ff0000){咲森小蘭}(さきもりこらん) 【誕生日】6月1日 【血液型】O 【身長】158cm 【好き】ミリタリー全般 【嫌い】弦音、実際の[[戦争]] 【家族】父、母、祖父、祖母、妹ふたり 【動物に対するスタンス】おっかなびっくり 赤髪ショートカットのトイガン大好きミリタリー転校生。&del(){72歳} 体の至る所にモデルガン等の銃器のおもちゃを隠し持っている。 「ある人」に依頼され、&font(#ff0000){&bold(){男爵校長に「痛い痛い」と言わせてせつない気分にさせるため}}三界高校へ転校した。 弦音とは事あるごとに対立、口喧嘩をしているが、周囲からは逆に仲の良い夫婦のように思われている。 当初は攻撃的で泣き虫な面が目立ったが、アリカ達と交流を深めていく中で成長していった。 本人曰く&font(#ff0000){「銃器は好きだが戦争は嫌い」}らしい。 前の学校の制服を着ているのは、三界高校の制服だと&font(#ff0000){&bold(){胸がキツくて}}合わないから。 ・&bold(){男爵校長}(だんしゃくこうちょう) 三界高校の校長先生。 禿頭に立派な白いヒゲと、一目で校長先生だとわかりやすい風貌をしている。 第1話にて、小夜子のカバンを奪った猿を捕獲できなかったことに対する責任を取るため校長を辞職。 貴族風のカツラを被り、&font(#ff0000){&bold(){「社会に出ればこのように法のヌケ穴をくぐり甘い汁を吸う輩に多く出会うことになる」}}として男爵校長として新任。 以降は物語の展開に合わせたコスプレ姿に早変わりしてアリカ達の前に現れては、問題の解決に貢献したり場を乱したりする。 小夜子からは&bold(){「自然にカツラを被るための名目」}と思われている。 「DS」以降はアホ毛(?)が生えた。 ・&font(#0000ff){青井先生}・&font(#ff0000){赤井先生} 三界高校の教師。 &font(#0000ff){青井先生}は現国の教科担任でありアリカ達が属する2年B組の担任。愛する妻がいる。 口癖は「~だぞう」。絵がとても上手い。 担任なだけあって、よくアリカ達の相談相手になったりバレンタインチョコを貰ったりと付き合いが良く、赤井先生よりも単独での出番が多め。 &font(#ff0000){赤井先生}は恐らく生活指導の先生と思われる。独身。 マチルダに一目惚れした。マチルダ絡み以外での単独登場は少ない。 男爵校長が早変わりする際に、バックでポーズを決めながら&font(#ff0000){「◯◯!?男爵校長が」}&font(#0000ff){「◯◯に早変わり!!」}と叫ぶ役目を担う。 二人とも[[双子]]のようにソックリだが、&font(#ff0000){&bold(){赤の他人}}である。 アリカと小夜子が着替え中だと知らずに現れた際には&font(#ff0000){読者に本を閉じるよう訴えかけたことも…} ・ブッピン 自称宇宙商人。長いアゴ(ついでにケツアゴ)と「[[ウルトラマン]]にした紅白帽」が特徴。 三界高校の校門で怪しげな物売りをしており、値段はすべて&bold(){千円。} 景気は良くないらしく、まかないの出る店でアルバイトをしたりお祭りで露店を出したりもしている。 アパートで一人暮らしをしており、無駄を抑えた生活スキルは熟練者レベル。 幼い頃のアリカに[[宇宙人]]を騙って接触したことがあり、彼女の発想に感銘を受けていた。 そのビジュアル故ギャグ要員であり続けたが、「High!」では追手からウナを守り抜く活躍を見せる。 驚いた時などに言う&bold(){「ブッピーン!?」}が口癖。 宇宙人を目撃した人によるスケッチが総じて低い画力なのを嘆いている。 ビニールにもえもえ。 ・公爵 小蘭の祖父。ちょび髭。口癖は「ぞなモシ」。 男爵校長同様貴族風のカツラを被っており、その下は[[波平>サザエさん]]がごとくの禿頭。 校長が男爵を名乗ったことで公爵を名乗れなくなったことを恨み、孫の小蘭を三界高校に送り込んだ。 自分の戯言に付き合って転校までした小蘭を心配していたが、彼女の成長ぶりを見ると安心し、帰っていった。 その後「自分の力だけで生きてみたい」と決意し、アパートでの一人暮らしを開始。 同じアパートに住んでいたブッピンを「一人暮らしの師匠」とし生活の知恵を授かりながら交流を深めている。 ・マチルダ 公爵に仕える[[メイド]]さん。束ねた長い金髪が特徴。 この漫画では数少ない常識人。 初対面の頃から赤井先生とは結構いい雰囲気。 ブロンド忍法。 ・ゾンビ★マン 常にゾンビマスクを着用しているドナの兄。 妹と一緒にラジオ番組&bold(){「みんなゾンビ」}のDJをしている。 「よみがえった感」を大事にしているらしい。それが何なのかは不明。 &font(#ff0000){&bold(){仮装時に下着を着けないよう妹に指示しており、それが教師陣にばれてボコられた。}} 月彦と同期らしい。小夜子に正体を見られた。 [[ラジオとオゾンとゾンビの合成怪人>爆竜戦隊アバレンジャー]]になった事もある。 リスナーとの約束を守るため野球の練習をした際にはアリカに&bold(){「★君」}とアイデンティティのかけらもない呼び方をされた。 ・菜ヶ原卜伝(ながはらぼくでん) 弦音の祖父。頭巾を被っている。 小柄だが弦音から尊敬されるほどの武道の達人である実力者。 スケベだが、大事な孫娘が男達に混じって稽古や試合をすることに耐えきれず武術を教えようとしなかったという、お爺ちゃんらしい孫思いな一面も持つ。 陶芸を始めたがすぐに飽きてしまい、作品の破壊をアリカ達に依頼したことも。 ・月彦 タキシード姿で月のマスクを被った月面紳士。 &bold(){「返事をする月」}を自称するDS部の研究者。 謎めいた発言をすることが多いが、アドバイスを与えてアリカ達を導くことも。 &font(#ff0000){&bold(){研究費用をある「別の事」に使った挙句、競馬で増やそうとして失敗したためDS部の出入りを禁止されていた。}} 本名は「詩人」。 かつてアリカの母親が経営していた[[喫茶店]]の常連客であり、彼女に淡い恋心を抱いていた様子。 彼の研究内容とは一体… ・ウナ ナース服で青い髪に金色の瞳を持つ、月彦の助手。 お茶&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){という名のおぞましい何か}}を淹れてくれる。 後に三界高校に入学する。 ・ムシュウ・村々 アリカ達が見学に訪れたとなり町にあるパン工場の工場長。口癖は「ザンス」。 フランス革命が起きたのでとなり町がフランスになったらしい。 カレー工場のマルシェ・村々や画家のモネー・村々など、彼によく似た人物が度々登場するが、同一人物なのかは不明。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){正体は月彦の研究成果を狙うフランスDS部のスパイ「村々7」。}} 名前の元ネタは[[ダチョウ倶楽部]]だと思われる。 ・アリカの母 アリカの母親。アリカと同じく緑の髪をポニーテールに束ねている。 さっそうとしていて爽やかな性格。 仕事の都合で経営していた喫茶店をたたみ海外に出ていた。 自分が死んだと勘違いしている月彦を励ますため、アリカの頼みを受け一時帰国する。 ・[[伊達勲>伊達勲(光の大社員)]]([[光の大社員]]) ・スズシロ(武者武者道中ティラの介) ・チューズ(毎週火曜はチューズデイ!) 同作者の別作品からのゲスト。 小夜子とスズシロは外見が似ており、実際弦音に間違えられていた。 ◇用語◇ ・三界市 物語の舞台。 &font(#ff0000){「あなたの住む町から電車で三時間ほど」}の場所にある。 山が多く大きな河川が流れる田舎で、特に観光名所はないがラジオ局はあるらしい。 ・DS部 女子部、男子部とは別に三界高校に存在する謎の研究部。 存在自体は初期から&bold(){「謎の部」}として判明している。 [[ジャングル>ジャングル/熱帯雨林]]や巨大な観覧車、テーマパークの跡地などが数多く存在しており、その全貌は謎に包まれている。 ・DT部隊 DS部の監視人。 猿の着ぐるみを身にまとった三人組で、DS部に入ったアリカ達を襲撃する。 その後、単独でDS部へ踏み入った小夜子にも襲いかかるが、名を暴かれて&font(#ff0000){&bold(){「殺された」。}} 三人とも素顔は結構イケメン。 ・少女→惑星探査 ドキュメンタリー風のアニメ番組。 ドナと打ち解けた青年・ボーイ田が先行放送を録画するために訪れた[[海]]で視聴していた。 主人公である少女型擬人惑星探査機9号、通称&bold(){「ノーナ」}がとある惑星を調査する姿が描かれる。 その惑星には&font(#ff0000){&bold(){メカ少女萌えのトカゲ型生命体}}が存在しており、ノーナは散々セクハラされていた。 この設定は後に同作者の別作品「超可動ガール1/6」に引き継がれてる。 ◇余談◇ 同作者の「光の大社員」とは世界観が共通しているような描写がある。 小蘭が持っていた「OKウサギ」のストラップがアルクメ社の商品だったり、越前コンバッ太の弟が登場したり、アリカの父親がアルクメ社長にそっくりだったり… 構想段階では「じゃじゃ馬ドレス」というタイトルであり、それらの設定は裏テーマとしてアリカに引き継がれている。 単行本には2~4巻に渡り、ゲーム雑誌「オンラインゲーム すごい攻略やってます。」でOYSTER氏が連載していたオマケ漫画が収録された。 #center(){&font(#008cff){月彦 私わからない}} #center(){&font(#008cff){歩き方を忘れた}} #center(){&font(#008cff){倒れそう}} #center(){&font(#994c00){そうか}} #center(){&font(#994c00){なら倒れぬ様足を踏み出してふんばれ}} #center(){&font(#994c00){それでもまだ倒れそうなら逆の足を踏み出せ}} #center(){&font(#994c00){それがどうやら歩くという事だ}} 「(D)童貞の追記(S)修正?」 「いいえ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アリカさんと「光の大社員」のアルクメの社長は親子。 -- 名無しさん (2014-09-03 22:06:38) - 大好きな漫画でした。特に小夜子さんが好きでしたねぇ。 -- 名無しさん (2015-01-30 11:04:27) - 最近別の漫画でゾンビ★マン再登場してたっぽい -- 名無しさん (2015-01-30 14:04:03) - ↑オイスター作品は結構別作品でのキャラの使い回し(いい意味での)やゲスト出演多いのだよ。 -- 名無しさん (2015-01-31 08:45:22) - 紐男爵校長「好きです 好きです 心から♪」 -- 名無しさん (2015-01-31 13:58:35) - ↑誰が巡恋歌歌えと言ったァァ! -- 名無しさん (2015-01-31 17:37:34) - 「◯◯!?男爵校長が」 「◯◯に早変わり!!」のときの効果音にも触れてほしい。あそこまで含めてのネタだろ -- 名無しさん (2016-09-15 02:10:15) - 月彦の研究は「人型ロボット」、フィクションとして発表したのが「少女→作成探査」、ってことでいいのかな?超可動ガールを読むとそんな感じだが、世界観がつながっているわけじゃないんだっけ? -- 名無しさん (2017-05-08 18:49:24) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2014/05/02 Fri 20:55:28 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){このギャグは反則だ!!}} 2004年7月9日より[[4コマ漫画]]雑誌「もえよん」誌上にて連載が始まった青春4コマギャグ漫画。 &bold(){「男爵校長」}というタイトルではあるが、物語の中心に置かれているのは芽野アリカら三界高校女子部2年B組の女子生徒たちである。 OYSTER氏お馴染みの集中線を用いてギャグを盛り上げる描写はこの頃から健在。 勢いとシュールを持ち合わせるギャグ、それらと上手く同調させた青春、そして可愛らしいキャラクターで「もえよん」を支えた漫画のひとつ。 また「DS」以降は4コマではない短編漫画も挿入されるようになった。 当初は「男爵校長」のタイトルでスタートしたが、「もえよん」が休刊になったため同社の別雑誌「まんがタウンオリジナル」に移動。 だが程なくして「まんがタウンオリジナル」も休刊となってしまい、最終的には「コミックハイ!」に連載の場を落ち着かせる。 この事に関して作者のOYSTER氏は「男爵校長」単行本2巻の巻末にて&font(#ff0000){&bold(){「自分の本が出ると雑誌のほうが無くなる」}}と語っており、本人も不思議に思っている様子。 「コミックハイ!」に移動後、一度最終回を迎えるも次号にてタイトルを&bold(){「男爵校長DS」}に改め連載再開。 「DS」の連載終了に伴い、再びタイトルを&bold(){「男爵校長High!」}に改め、最終シリーズとして再開した。 単行本は「男爵校長」「DS」「High!」それぞれ2巻、合わせて全6巻。 ◇紹介◇ こんな4コママンガ見たことない! 元気いっぱいの女子高生アリカと、突如なにかに変身する校長先生の繰り広げるマカフシギワールド。 読むとクセになる異端の(?)さわやか学園4コマ!! (男爵校長1巻より) ◇登場人物◇ ・&font(#008000){芽野明璃花}(めのありか) 【誕生日】2月27日 【[[血液型]]】AB 【[[身長]]】156cm 【好き】高い所、もんじゃ焼き 【嫌い】とやかく言われること 【家族】父 【[[動物]]に対するスタンス】ご近所 主人公(多分)。通称&bold(){アリカ}。 好奇心旺盛、いつも元気いっぱいなおてんば娘。[[ポニーテール]]に束ねた緑色の髪が特徴。 サボリ癖があり、しょっちゅう学校を抜け出しては青井先生や小夜子に窘められている。 自由奔放な素行の割に恋愛には疎かったり、マチルドとエレガントさを比べられて不機嫌になったり、チアガールやベリーダンスのような露出度の高い服を着せられて恥じらいを見せたりと、女の子らしい部分もある。 驚いた時などに飛び出す&font(#ff0000){&bold(){「おおう」}}が口癖。ちなみにアクセントは「お(→)お(↑)う(↓)」。たまに他の人にも伝染る。 父親と二人で暮らしているため、意外にも料理が得意。 「男爵校長DS」最終話にて髪をバッサリ切り、ショートヘアになった。 お向かいさんの家の名字が「茅野」なのでよく間違えられるらしい。 ・樋口小夜子(ひぐちさよこ) 【誕生日】10月14日 【血液型】A 【身長】151cm 【好き】読書 【嫌い】暴力、ちゃんとしていないこと 【家族】母、祖母 【動物に対するスタンス】保護 アリカの親友で、品行方正な生真面目娘。三つ編み。 基本的にツッコミ役だが、一度ボケに回るとキャラクターを忘れたかのように暴走する。 礼儀正しく学業にも熱心で、他の生徒の良いお手本となっている存在。 アリカのサボリや周囲のボケに付き合わされては、状況に流されやすい自分を憂いている。 恐怖心を堪えてDS部の真実に踏み入る行動力も持ち合わせる。 「High!」3時限目にて&del(){妙に艶やかな}&bold(){「黒い小夜子」}が出現した。 樋口一葉と同姓であることが嬉しくて財布には常に五千円札を入れているが、&font(#ff0000){&bold(){いつの間にか使ってしまっていた。}} 実は[[ラジオ]]番組「みんな[[ゾンビ]]」のリスナー。 実家は蕎麦屋。 ・&font(#ffdc00){入江ドナ}(いりえどな) 【誕生日】12月27日 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弦音とは事あるごとに対立、口喧嘩をしているが、周囲からは逆に仲の良い夫婦のように思われている。 当初は攻撃的で泣き虫な面が目立ったが、アリカ達と交流を深めていく中で成長していった。 本人曰く&font(#ff0000){「銃器は好きだが戦争は嫌い」}らしい。 前の学校の制服を着ているのは、三界高校の制服だと&font(#ff0000){&bold(){胸がキツくて}}合わないから。 ・&bold(){男爵校長}(だんしゃくこうちょう) 三界高校の校長先生。 禿頭に立派な白いヒゲと、一目で校長先生だとわかりやすい風貌をしている。 第1話にて、小夜子のカバンを奪った猿を捕獲できなかったことに対する責任を取るため校長を辞職。 貴族風のカツラを被り、&font(#ff0000){&bold(){「社会に出ればこのように法のヌケ穴をくぐり甘い汁を吸う輩に多く出会うことになる」}}として男爵校長として新任。 以降は物語の展開に合わせたコスプレ姿に早変わりしてアリカ達の前に現れては、問題の解決に貢献したり場を乱したりする。 小夜子からは&bold(){「自然にカツラを被るための名目」}と思われている。 「DS」以降は[[アホ毛]](?)が生えた。 ・&font(#0000ff){青井先生}・&font(#ff0000){赤井先生} 三界高校の教師。 &font(#0000ff){青井先生}は現国の教科担任でありアリカ達が属する2年B組の担任。愛する妻がいる。 口癖は「~だぞう」。絵がとても上手い。 担任なだけあって、よくアリカ達の相談相手になったり[[バレンタイン]]チョコを貰ったりと付き合いが良く、赤井先生よりも単独での出番が多め。 &font(#ff0000){赤井先生}は恐らく生活指導の先生と思われる。独身。 マチルダに一目惚れした。マチルダ絡み以外での単独登場は少ない。 男爵校長が早変わりする際に、バックでポーズを決めながら&font(#ff0000){「◯◯!?男爵校長が」}&font(#0000ff){「◯◯に早変わり!!」}と叫ぶ役目を担う。 二人とも[[双子]]のようにソックリだが、&font(#ff0000){&bold(){赤の他人}}である。 アリカと小夜子が着替え中だと知らずに現れた際には&font(#ff0000){読者に本を閉じるよう訴えかけたことも…} ・ブッピン 自称宇宙商人。長いアゴ(ついでにケツアゴ)と「[[ウルトラマン]]にした紅白帽」が特徴。 三界高校の校門で怪しげな物売りをしており、値段はすべて&bold(){千円。} 景気は良くないらしく、まかないの出る店でアルバイトをしたりお祭りで露店を出したりもしている。 アパートで[[一人暮らし]]をしており、無駄を抑えた生活スキルは熟練者レベル。 幼い頃のアリカに[[宇宙人]]を騙って接触したことがあり、彼女の発想に感銘を受けていた。 そのビジュアル故ギャグ要員であり続けたが、「High!」では追手からウナを守り抜く活躍を見せる。 驚いた時などに言う&bold(){「ブッピーン!?」}が口癖。 宇宙人を目撃した人によるスケッチが総じて低い画力なのを嘆いている。 ビニールにもえもえ。 ・公爵 小蘭の祖父。ちょび髭。口癖は「ぞなモシ」。 男爵校長同様貴族風のカツラを被っており、その下は[[波平>サザエさん]]がごとくの禿頭。 校長が男爵を名乗ったことで公爵を名乗れなくなったことを恨み、孫の小蘭を三界高校に送り込んだ。 自分の戯言に付き合って転校までした小蘭を心配していたが、彼女の成長ぶりを見ると安心し、帰っていった。 その後「自分の力だけで生きてみたい」と決意し、アパートでの一人暮らしを開始。 同じアパートに住んでいたブッピンを「一人暮らしの師匠」とし生活の知恵を授かりながら交流を深めている。 ・マチルダ 公爵に仕える[[メイド]]さん。束ねた長い金髪が特徴。 この漫画では数少ない常識人。 初対面の頃から赤井先生とは結構いい雰囲気。 ブロンド忍法。 ・ゾンビ★マン 常にゾンビマスクを着用しているドナの兄。 妹と一緒にラジオ番組&bold(){「みんなゾンビ」}のDJをしている。 「よみがえった感」を大事にしているらしい。それが何なのかは不明。 &font(#ff0000){&bold(){仮装時に下着を着けないよう妹に指示しており、それが教師陣にばれてボコられた。}} 月彦と同期らしい。小夜子に正体を見られた。 [[ラジオとオゾンとゾンビの合成怪人>爆竜戦隊アバレンジャー]]になった事もある。 リスナーとの約束を守るため野球の練習をした際にはアリカに&bold(){「★君」}とアイデンティティのかけらもない呼び方をされた。 ・菜ヶ原卜伝(ながはらぼくでん) 弦音の祖父。頭巾を被っている。 小柄だが弦音から尊敬されるほどの武道の達人である実力者。 スケベだが、大事な孫娘が男達に混じって稽古や試合をすることに耐えきれず武術を教えようとしなかったという、お爺ちゃんらしい孫思いな一面も持つ。 陶芸を始めたがすぐに飽きてしまい、作品の破壊をアリカ達に依頼したことも。 ・月彦 タキシード姿で月のマスクを被った月面紳士。 &bold(){「返事をする月」}を自称するDS部の研究者。 謎めいた発言をすることが多いが、アドバイスを与えてアリカ達を導くことも。 &font(#ff0000){&bold(){研究費用をある「別の事」に使った挙句、競馬で増やそうとして失敗したためDS部の出入りを禁止されていた。}} 本名は「詩人」。 かつてアリカの母親が経営していた[[喫茶店]]の常連客であり、彼女に淡い恋心を抱いていた様子。 彼の研究内容とは一体… ・ウナ ナース服で青い髪に金色の瞳を持つ、月彦の助手。 お茶&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){という名のおぞましい何か}}を淹れてくれる。 後に三界高校に入学する。 ・ムシュウ・村々 アリカ達が見学に訪れたとなり町にあるパン工場の工場長。口癖は「ザンス」。 フランス革命が起きたのでとなり町がフランスになったらしい。 カレー工場のマルシェ・村々や画家のモネー・村々など、彼によく似た人物が度々登場するが、同一人物なのかは不明。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){正体は月彦の研究成果を狙うフランスDS部のスパイ「村々7」。}} 名前の元ネタは[[ダチョウ倶楽部]]だと思われる。 ・アリカの母 アリカの母親。アリカと同じく緑の髪をポニーテールに束ねている。 さっそうとしていて爽やかな性格。 仕事の都合で経営していた喫茶店をたたみ海外に出ていた。 自分が死んだと勘違いしている月彦を励ますため、アリカの頼みを受け一時帰国する。 ・[[伊達勲>伊達勲(光の大社員)]]([[光の大社員]]) ・スズシロ(武者武者道中ティラの介) ・チューズ(毎週火曜はチューズデイ!) 同作者の別作品からのゲスト。 小夜子とスズシロは外見が似ており、実際弦音に間違えられていた。 ◇用語◇ ・三界市 物語の舞台。 &font(#ff0000){「あなたの住む町から電車で三時間ほど」}の場所にある。 山が多く大きな河川が流れる田舎で、特に観光名所はないがラジオ局はあるらしい。 ・DS部 女子部、男子部とは別に三界高校に存在する謎の研究部。 存在自体は初期から&bold(){「謎の部」}として判明している。 [[ジャングル>ジャングル/熱帯雨林]]や巨大な観覧車、テーマパークの跡地などが数多く存在しており、その全貌は謎に包まれている。 ・DT部隊 DS部の監視人。 猿の着ぐるみを身にまとった三人組で、DS部に入ったアリカ達を襲撃する。 その後、単独でDS部へ踏み入った小夜子にも襲いかかるが、名を暴かれて&font(#ff0000){&bold(){「殺された」。}} 三人とも素顔は結構[[イケメン]]。 ・少女→惑星探査 ドキュメンタリー風のアニメ番組。 ドナと打ち解けた青年・ボーイ田が先行放送を録画するために訪れた[[海]]で視聴していた。 主人公である少女型擬人惑星探査機9号、通称&bold(){「ノーナ」}がとある惑星を調査する姿が描かれる。 その惑星には&font(#ff0000){&bold(){メカ少女萌えのトカゲ型生命体}}が存在しており、ノーナは散々セクハラされていた。 この設定は後に同作者の別作品「超可動ガール1/6」に引き継がれてる。 ◇余談◇ 同作者の「光の大社員」とは世界観が共通しているような描写がある。 小蘭が持っていた「OK[[ウサギ]]」の[[ストラップ]]がアルクメ社の商品だったり、越前コンバッ太の弟が登場したり、アリカの父親がアルクメ社長にそっくりだったり… 構想段階では「じゃじゃ馬ドレス」というタイトルであり、それらの設定は裏テーマとしてアリカに引き継がれている。 単行本には2~4巻に渡り、ゲーム雑誌「オンラインゲーム すごい攻略やってます。」でOYSTER氏が連載していたオマケ漫画が収録された。 #center(){&font(#008cff){月彦 私わからない}} #center(){&font(#008cff){歩き方を忘れた}} #center(){&font(#008cff){倒れそう}} #center(){&font(#994c00){そうか}} #center(){&font(#994c00){なら倒れぬ様足を踏み出してふんばれ}} #center(){&font(#994c00){それでもまだ倒れそうなら逆の足を踏み出せ}} #center(){&font(#994c00){それがどうやら歩くという事だ}} 「(D)童貞の追記(S)修正?」 「[[いいえ]]」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アリカさんと「光の大社員」のアルクメの社長は親子。 -- 名無しさん (2014-09-03 22:06:38) - 大好きな漫画でした。特に小夜子さんが好きでしたねぇ。 -- 名無しさん (2015-01-30 11:04:27) - 最近別の漫画でゾンビ★マン再登場してたっぽい -- 名無しさん (2015-01-30 14:04:03) - ↑オイスター作品は結構別作品でのキャラの使い回し(いい意味での)やゲスト出演多いのだよ。 -- 名無しさん (2015-01-31 08:45:22) - 紐男爵校長「好きです 好きです 心から♪」 -- 名無しさん (2015-01-31 13:58:35) - ↑誰が巡恋歌歌えと言ったァァ! -- 名無しさん (2015-01-31 17:37:34) - 「◯◯!?男爵校長が」 「◯◯に早変わり!!」のときの効果音にも触れてほしい。あそこまで含めてのネタだろ -- 名無しさん (2016-09-15 02:10:15) - 月彦の研究は「人型ロボット」、フィクションとして発表したのが「少女→作成探査」、ってことでいいのかな?超可動ガールを読むとそんな感じだが、世界観がつながっているわけじゃないんだっけ? -- 名無しさん (2017-05-08 18:49:24) #comment #areaedit(end) }

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