「武侠さるかに合戦」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
武侠さるかに合戦 - (2023/09/04 (月) 01:38:14) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&font(#6495ED){登録日}:2014/09/02 (火) 18:45:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
#center(){&bold(){ある日 私たちはおにぎりをひろいました}}
#center(){&bold(){それが すべての始まりだったのです}}
『武侠さるかに合戦』は、吉田戦車による武侠[[漫画]]。
『月刊コミックビーム』2002年9月号から2003年12月号まで連載された。全16話。
そのタイトル通り、誰でも知っているだろう昔話『さるかに合戦』と、『さるかに合戦』に類似した内容を持つ中国民話『ひよこのあだ討ち』をベースに、義理と[[正義]]を信じる者たちの熾烈な戦いを描いた快作。
未だ『伝染るんです。』の印象が強い吉田戦車だが、こういう作品も描いているのである。
現在は文庫版が入手可能。
**あらすじ
山を治める猿一家の御曹子が、カニの母子から[[おにぎり>おにぎり(食品)]]を奪った上、母ガニに重傷を負わせる狼藉を働いた。
辛くも命は助かったカニ母子は、娘ガニが助けた女王候補の蜂とともに御曹子から押し付けられた柿の種を育てるが、再び現れた御曹子はそれすらも奪い取り、母ガニを殺してしまう。
遺されたカニの姉弟と蜂は、猿と並ぶ山の大物・栗の門を叩いた。
あだ討ちを望むカニ姉弟と猿一家の戦いは、多くの人々を巻き込んで展開していく……。
**登場人物
***カニ姉弟と仲間たち
・カニ姉
一応主人公。両手が[[鋏>はさみ]]になっているのを除けば、ごく普通の美少女である。
戦いが続く中で何もできない自分を悔やむようになっていくが、最後には……。
・カニ弟
やはり両手が鋏になっているのを除けば、ごく普通の子供。
子供らしくやんちゃで食い意地が張っており、それがいい方向にも悪い方向にも働く。
・蜂(二娘)
武者修行のために蜂の巣を出奔した女王候補。二番目に産まれた女王候補なので「二娘」。
サーベルになる尻の毒針を使った「針武術」の使い手。
姉の「一娘」に指名手配されており、最初はヅラで変装していた。
・栗
猿一家と山の勢力を二分する栗一家の大親分。
圧倒的な実力を持ち、義侠心に篤い好漢だが、たびたび命の危機に陥る。
・臼
大きい体と怪力を持つが、とても気弱な性格。
以前は杵と共にとある老夫婦の下でおいしい[[餅]]を作っていたが、老夫婦の人気をねたんだ意地悪じじいに陵辱され、住み処を失ってしまう。
そんなことがあってもなお、自分を変えられずにいたが……。
・杵
かつて臼の相棒だったが、臼の性格に愛想を尽かし、喧嘩別れした。
白くて丸くてやわらかい物を見ると突きたくなる難儀な体質の持ち主で、猿の[[用心棒]]面接に応募した際に体質が出て投獄された。
猿に捕らえられた蜂と出会い、カニ姉弟に協力する。
喋りが[[この人>鬼島夏児/キャンサー・ゾディアーツ]]っぽい。
・牛の糞
糞という出自ゆえ、世間の誰からも疎まれるうち、この世の全てを呪うようになった「旅の糞」。
自分をこの世に生んだ牛(おや)を殺すことで罪を償わせようとしたが、臼に説得され思いとどまる。
その後、臼に言われた言葉の意味を探すために放浪を続けていたが、猿との最終決戦に加勢する。
[[糞を吸収して巨大化し、変形して空も飛べる。>ヘドラ]]
**猿一家
・御曹子
栗と山の勢力を二分する猿の大旦那の息子で、どうしようもないドラ息子。
・大旦那
猿一家の頭目。老獪な策士で、目的のためには手段を選ばない。
息子とカニ母子のいさかいを利用し、かねてより邪魔に思っていた栗を亡き者にしようと企む。
「猿太極拳」の使い手で、栗にも匹敵する強豪。
・棒
猿一家に雇われた用心棒。自らを「武器の中では最下等の下衆な凶器」と嘯き、あらゆるものを撲殺する。
名もない「雑木」に過ぎない身ゆえ、あらゆる「銘のある木」を憎み、同時に強者との戦いを渇望する狂人。
・針
やはり猿一家に雇われた用心棒にして、二娘のかつての師匠。
「針武術」と「暗殺鍼」を使い、冷徹な戦闘を行う。
針や棒は「生き物」ではなく「モノ」なので、蜂の毒が通じない。
・縄
猿一家に雇われた用心棒で、棒の甥。
弱い者いじめが大好きなチンピラで、「弱い者マニア」を名乗る。
棒、針、縄は『ひよこのあだ討ち』の登場人物で、それぞれ『さるかに合戦』における栗、蜂、臼のポジション。
**蜂の巣城
・女王
二娘の母で、城の長。
瀕死の重症を負った栗を助けるため、蜂の秘薬「ぷろぽりす」を求める二娘にオス五郎との戦いを命じる。
女王のくせに卵をボールのように扱い、部下から注意されると「お前たちもこうして大きくなったのですッ!!!」と逆ギレする困った人。
・オス五郎
雄蜂。成人してもつがいの相手を見つけられず、ニート生活を送っていた落伍者だが、戦闘力の高さを買った女王に生かされていた。
「ぷろぽりす」を賭けて二嬢と戦い、猿との最終決戦にも協力する。
追記・修正お願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 針師匠のかっこよさが尋常じゃないんだよね。 -- 名無しさん (2014-09-02 18:51:02)
- 猿息子の顔が関根勤に見えて仕方がない。 -- 名無しさん (2014-09-03 03:06:38)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2014/09/02 (火) 18:45:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
#center(){&bold(){ある日 私たちはおにぎりをひろいました}}
#center(){&bold(){それが すべての始まりだったのです}}
『武侠さるかに合戦』は、吉田戦車による武侠[[漫画]]。
『月刊コミックビーム』2002年9月号から2003年12月号まで連載された。全16話。
そのタイトル通り、誰でも知っているだろう昔話『さるかに合戦』と、『さるかに合戦』に類似した内容を持つ中国民話『ひよこのあだ討ち』をベースに、義理と[[正義]]を信じる者たちの熾烈な戦いを描いた快作。
未だ『伝染るんです。』の印象が強い吉田戦車だが、こういう作品も描いているのである。
現在は文庫版が入手可能。
**あらすじ
山を治める猿一家の御曹子が、カニの母子から[[おにぎり>おにぎり(食品)]]を奪った上、母ガニに重傷を負わせる狼藉を働いた。
辛くも命は助かったカニ母子は、娘ガニが助けた女王候補の蜂とともに御曹子から押し付けられた柿の種を育てるが、再び現れた御曹子はそれすらも奪い取り、母ガニを殺してしまう。
遺されたカニの姉弟と蜂は、猿と並ぶ山の大物・栗の門を叩いた。
あだ討ちを望むカニ姉弟と猿一家の戦いは、多くの人々を巻き込んで展開していく……。
**登場人物
***カニ姉弟と仲間たち
・カニ姉
一応主人公。両手が[[鋏>はさみ]]になっているのを除けば、ごく普通の美少女である。
戦いが続く中で何もできない自分を悔やむようになっていくが、最後には……。
・カニ弟
やはり両手が鋏になっているのを除けば、ごく普通の子供。
子供らしくやんちゃで食い意地が張っており、それがいい方向にも悪い方向にも働く。
・蜂(二娘)
武者修行のために蜂の巣を出奔した女王候補。二番目に産まれた女王候補なので「二娘」。
サーベルになる尻の毒針を使った「針武術」の使い手。
姉の「一娘」に指名手配されており、最初はヅラで変装していた。
・栗
猿一家と山の勢力を二分する栗一家の大親分。
圧倒的な実力を持ち、義侠心に篤い好漢だが、たびたび命の危機に陥る。
・臼
大きい体と怪力を持つが、とても気弱な性格。
以前は杵と共にとある老夫婦の下でおいしい[[餅]]を作っていたが、老夫婦の人気をねたんだ意地悪じじいに陵辱され、住み処を失ってしまう。
そんなことがあってもなお、自分を変えられずにいたが……。
・杵
かつて臼の相棒だったが、臼の性格に愛想を尽かし、喧嘩別れした。
白くて丸くてやわらかい物を見ると突きたくなる難儀な体質の持ち主で、猿の[[用心棒]]面接に応募した際に体質が出て投獄された。
猿に捕らえられた蜂と出会い、カニ姉弟に協力する。
喋りが[[この人>鬼島夏児/キャンサー・ゾディアーツ]]っぽい。
・牛の糞
糞という出自ゆえ、世間の誰からも疎まれるうち、この世の全てを呪うようになった「旅の糞」。
自分をこの世に生んだ牛(おや)を殺すことで罪を償わせようとしたが、臼に説得され思いとどまる。
その後、臼に言われた言葉の意味を探すために放浪を続けていたが、猿との最終決戦に加勢する。
[[糞を吸収して巨大化し、変形して空も飛べる。>ヘドラ]]
**猿一家
・御曹子
栗と山の勢力を二分する猿の大旦那の息子で、どうしようもないドラ息子。
・大旦那
猿一家の頭目。老獪な策士で、目的のためには手段を選ばない。
息子とカニ母子のいさかいを利用し、かねてより邪魔に思っていた栗を亡き者にしようと企む。
「猿太極拳」の使い手で、栗にも匹敵する強豪。
・棒
猿一家に雇われた用心棒。自らを「武器の中では最下等の下衆な凶器」と嘯き、あらゆるものを撲殺する。
名もない「雑木」に過ぎない身ゆえ、あらゆる「銘のある木」を憎み、同時に強者との戦いを渇望する狂人。
・針
やはり猿一家に雇われた用心棒にして、二娘のかつての師匠。
「針武術」と「暗殺鍼」を使い、冷徹な戦闘を行う。
針や棒は「生き物」ではなく「モノ」なので、蜂の毒が通じない。
・縄
猿一家に雇われた用心棒で、棒の甥。
弱い者いじめが大好きなチンピラで、「弱い者マニア」を名乗る。
棒、針、縄は『ひよこのあだ討ち』の登場人物で、それぞれ『さるかに合戦』における栗、蜂、臼のポジション。
**蜂の巣城
・女王
二娘の母で、城の長。
瀕死の重症を負った栗を助けるため、蜂の秘薬「ぷろぽりす」を求める二娘にオス五郎との戦いを命じる。
女王のくせに卵をボールのように扱い、部下から注意されると「お前たちもこうして大きくなったのですッ!!!」と逆ギレする困った人。
・オス五郎
雄蜂。成人してもつがいの相手を見つけられず、[[ニート]]生活を送っていた落伍者だが、戦闘力の高さを買った女王に生かされていた。
「ぷろぽりす」を賭けて二嬢と戦い、猿との最終決戦にも協力する。
追記・修正お願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 針師匠のかっこよさが尋常じゃないんだよね。 -- 名無しさん (2014-09-02 18:51:02)
- 猿息子の顔が関根勤に見えて仕方がない。 -- 名無しさん (2014-09-03 03:06:38)
#comment
#areaedit(end)
}