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&font(#6495ED){登録日}:2014/10/04 (土) 12:13:33
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地獄でなぜ悪いは2013年に公開された日本映画。監督は海外や国内でも数々の賞を受賞し、倫理観への抵触ギリギリの作品を作り続ける園子温。
全体を通して彼の持ち味であるスプラッター描写が目立ち、エロ成分はほぼ皆無だが登場人物の大半が&bold(){ブッ飛んだ思考}を持つ過激なコメディ・エンタテインメントとして完成されている。
ストーリーを一言でいうと、邦画版「[[トロピック・サンダー〜史上最低の作戦〜]]」と言うとわかりやすいだろうか。
また登場人物の一部が尋常ならざる映画バカなのは、園監督自身をモデルにしたらしい。
*【ストーリー】
とある小さな都市郊外の町。
そこでは武藤組と池上組という二つの暴力団=ヤクザが勢力争いの場として血を血で洗う惨劇を繰り返していた。
事の起こりは十年前。武藤組組長の妻・しずえが襲撃に来た刺客をのちの組長・池上を除く全員を惨殺しムショ送りにされた。
残された組長の武藤は十年後、妻の出所を記念して元子役タレントの娘・ミツコを主役に添えた映画を作るため四苦八苦。
だが肝心のミツコが脱走しスタッフともトラブルを起こし、やむなく自分の組だけで映画を作らざるを得なくなる。
連れ戻されたミツコは行きずりの男・公次となんやかんやでいい関係になり、公次は組に制裁を加えられそうになってしまう。
するとミツコは公次を映画監督だと嘘をつきその場を取り繕うとするが、当然そんな嘘が長続きするはずもない。
一方、地方の映画館を拠点とする高校以来の自主映画製作チーム「ファックボンバーズ」はいつまでたってもダラダラと映画を撮り続け
寝言に近い夢を吐きながら惰眠を貪っていた。
呆れ果てる俳優の佐々木に、リーダーの平田は言う。「生涯の一本の映画を撮れたら死んでもいい!」
かくして運命のいたずらにより交わるはずのなかった彼らは巡り合った。
こうして、&bold(){「親バカ」と「幼女バカ」、さらに「恋愛バカ」と「どうしようもない映画バカ」}達による、血を血で洗う阿鼻叫喚の映画撮影が始まった…。
*【登場人物】
**主要人物
・武藤大三:國村隼
武藤組の組長。妻の願いを叶える為に映画撮影に挑む事に。白スーツに白フェドーラを被った姿はめちゃくちゃカッコいい。
当初は自分の愛人にスナックを経営させる、しかも愛人もコロコロ変わる浮気症だったが、自分の留守中に襲撃に来たヤクザを妻が命がけで戦ったという話を知って改心。妻一筋となる。妻には面会中、ミツコの主演映画が出来ると嘘をついていたが、妻の出所日が迫り焦る。
せっかくねじ込んだ映画の話もミツコが逃走しており他の女優に代えられてしまう。やむなく自分たちで撮影することになる。
演者は2016年の韓国映画「哭声/コクソン」に出演し、不気味な役を演じ話題となった。
・池上純:堤真一
武藤組と敵対する池上組組長。下っ端だった頃に数名と共に武藤組へ襲撃をかけ、瀕死の重傷を負うも唯一生き残る。
血だまりとなった邸内でミツコと出会い、惚れる。10歳の少女に惚れる。
自身が瀕死だというのに、高校時代の平田に「画になるので撮らせて」と言われると撮らせてしまう、情婦に「本気の時は和服よ」と言われたのを真に受けて組の衣装を和服にしてしまうなど、ノリやすくお茶目な性格。
「俺じゃねえんだけどなあ…」
・武藤ミツコ:二階堂ふみ(現在)/原菜乃華(10歳)
武藤の一人娘にして天下無敵の美幼女。歯磨き粉のCMに出演していた。そのCMを観た当時学生だった橋本と、武藤組へ襲撃しにきた池上をロリコンにする。
成長した姿もエロカッコいい。彼女のアクションシーンはいずれも『[[キル・ビル>キル・ビル(映画)]]』っぽい。
・武藤しずえ:友近
武藤の妻。襲撃に来たヤクザを返り討ちにし、自首。[[正当防衛]]と主張するが過剰防衛と言われ、収監される。
彼女が包丁片手に血まみれの割烹着姿で追いかけてくる姿はヤクザといえども[[トラウマ]]必至。
娘ミツコの主演する映画を観るのが夢。
・平田純:長谷川博己(現在)/中山龍也(高校時代)
映画キチガイにして主人公。高校卒業から10年もフラフラとしているが傑作映画を撮る夢は諦めては居ない。ヒョロ男だが、喧嘩も強い。
「映画の神様」が降りてくるのを待ち続けていた。「最高の一本を撮れたら死んでもいい」という覚悟だが、逆に言えば「最高の一本を撮るまでは死ねない」ということのようだ。
高校時代、願いを叶えると噂の道祖神の社に手紙を投函する。10年間連絡先が変わってなくて良かったね。
橋本公次:星野源(現在)/伊藤凌(高校時代)
ミツコと出会い、ミツコと共に武藤組に囚われるが、その場しのぎにミツコが映画監督だと言ってしまい、監督にされてしまう。
当然映画や機材も全く智識がなく、逃げ出す。その際にとある街角で盛大なゲロを吐き、その勢いで高校時代に平田が連絡先と共に「傑作映画を撮りたい」と書いた手紙が飛び出し、彼の協力が必要だと武藤達を説得し、ファックボンバーズをスタッフに引き込む。
**撮影関係者
・谷川カメラマン:春木美香(現在)/青木美香(高校時代)
手持ちカメラ担当。高校時代はちょっと地味な可愛い子だったが、現在の彼女はデカい。とにかくデカい。高校時代と現在の役者の名前似過ぎ。
「いい画撮るぞ いい画撮るぞ いい画撮るぞ うおあああああ!」
・御木カメラマン:石井勇気(現在)/小川光樹(高校時代)
フィックスと移動カメラ担当。常にローラースケートを履いている。何故か谷川とくっつく。
終盤、スライダーカメラで撮影中に何故かサブマシンガンを持たされ、乱射しまくる。
・佐々木鋭:坂口拓(現在)/中田晴大(高校時代)
ファックボンバーズのアクション担当。元不良で他校の不良と喧嘩しているところを平田らが遭遇し、勝手に撮影される。それからというもの、未来のアクションスターだと平田に言われ、ファックボンバーズに加入。[[ブルース・リー]]に憧れ、黄色いトラックスーツとヌンチャクを愛用。業を煮やした彼は一時離脱して[[中華料理]]屋で働いていたが、武藤組に助力する事になった平田が吉田ら下っ端構成員と共に迎えにいく。
平田はわざと吉田らに彼を襲わせ、それを佐々木はブルース・リーばりに撃退。やっぱり素養があると平田に言われ、再び夢を追う事に。
中の人はゼクトの諸君!でお馴染み、一秒間に三発のパンチを放つ男。
今作を最後に俳優業を引退。次作「TOKYO TRIBE」にて匠馬敏郎名義でアクション監督に。
**武藤組
・鈴木剛:山中アラタ
武藤組中堅組員。ミツコの1日限定の彼氏のフリをした公次を、映画撮影中にミツコと逃げた吉村と勘違いしたまま組事務所に連れて行く。すぐに手を挙げる乱暴な性格。劇中劇では照明スタッフを担当。
・松野拓行:市オオミヤ
武藤組中堅組員。スキンヘッドで小太りな体型をしている。劇中劇では撮影スタッフを担当。
・真田龍太:本城丸裕
武藤組のベテラン組員。大三から信頼されている。劇中劇では音響を担当した。
・正造:菊池英之
武藤組組員。劇中劇では録音スタッフを担当。
・正太:清水智史
武藤組組員。劇中劇では録音スタッフを担当。
・みつる:仁村俊祐
武藤組の若手組員。大三が外出する際運転手として付いている。彼のある発言によって物語は大きく進む事になる。劇中劇では撮影助手を担当。
・吉田國広:土平ドンペイ
武藤組下っ端構成員。佐々木を迎えに行った際、平田に言われ訳もわからないまま佐々木を襲う。そしてノされる。本作の可哀想な人その1。中の人はVシネ御用達の俳優。2時間ドラマでもヤクザ役で頻繁に出演。
猿岩石主演の「一生、遊んで暮らしたい」やネプチューン主演の「どつきどづかれ」等岸和田少年愚連隊シリーズにもメインに近い役で出演。アニヲタ的には「GANTZ」の[[徳川夢想]]役が有名か。配役がガッカリと言われる実写GANTZだが、画像検索すると彼はベストチョイスだとわかる。
**武藤組と対立するヤクザたち
-住田:諏訪太朗
10年前、北川会の組長。組員には強気な言動をしているが、自身はビビりな性格。
-ヒットマン:北村昭博
10年前、北川会の他の組員と共に大三の家に訪れるが、刃物を持ったしずえに外まで追いかけられて返り討ちにあう。
-千葉義紀:山本亨
池上組組員。池上の側近。ヒゲを生やしている。10年前の住田組長の頃はグラサンを掛けていたが、その後池上組として和風な組織になった頃に池上から「着物にグラサンは似合わない」との理由で素顔で過ごし始める。
**警察
・木村刑事:渡辺哲
武藤組を常に見張っている刑事。そろそろデカいヤマがあると踏んでいる。
中の人は「冷たい熱帯魚」で惨殺された((「冷たい~」で演じたのはでんでん演じる村田幸雄の顧問弁護士・筒井高康。幸雄の高級熱帯魚の養殖への投資話に乗ってもらえるように吉田を誘う。幸雄に隠れて幸雄の妻・愛子と体の関係を持っていた。))。その恨みを晴らすかのように無双していく。
・田中刑事:尾上寛之
木村と一緒にいる若い方の刑事。彼の読みは当たっているとも言えるし、木村の読みも当たっているとも言える。
「映画撮ってるだけじゃないっすか?」
また、演者は本作から6年後の2019年、[[このドラマ(ネタバレ注意)>アンナチュラル(ドラマ)]]で猟奇殺人犯の役を演じ、人々を恐怖のどん底に突き落とした。
・オマワリ:水道橋博士
交番勤務の警察官。
中の人は舞台あいさつに園監督になりきり園“似音”監督としてサプライズ登場した((が、会場の反応はいまいちだった。))。「園監督が突然芸人になりたいと言い出して、2人でライブをやった。その時に『映画祭に行く時はニセモノで出て』と言われた」と経緯を説明していた((その際、神楽坂が「ちょっと似ている。一瞬『あれ、今日来たの?』って思った」と絶妙にフォローしていた))。
**その他
-店主:でんでん
ラーメン屋の主人で佐々木の雇い主。ある時佐々木が店のテーブルを壊したため文句を言う。中国人らしくカタコトの[[日本語]]を話す。
中の人は「冷たい熱帯魚」((1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語である。))で熱帯魚店店主・村田幸雄を演じており、観客を恐怖のどん底に叩き落とした。
でんでん氏はテレビドラマ「相棒」でも老人ホームの[[管理人]]・江藤大((老人たちを盾に立ち退き料を吊り上げようとし、自身の計画の邪魔になった官僚を殺害していた。))を演じており、善人の皮を被った悪人の演技を得意とする((先の「相棒」での江藤役は2回目の出演時。初出演で演じた撮影所の守衛・半田茂は善人役だった。))。
・映写技師の小野さん:ミッキー・カーチス
“FUCK BOMBERS”を見守る映写技師の男性。
・モギリ((劇場・映画館・競技会場などの入場口や受付で、入場券の半券をもぎ取る))の大谷さん:江波杏子
10年前、街の映画館内でチケット販売をしている。映画館に訪れる平田たちとは顔なじみ。普段は落ち着いた性格だが礼儀やマナーには厳しい。
・吉村みつお:永岡佑
ミツコの恋人。
・ジュンコ:神楽坂恵
武藤の愛人。中の人は園作品の[[濡れ場]]要員で園の妻。今回は脱がない為要らない子。
・マサコ:岩井志麻子
10年前の武藤組のビル建物内のカラオケスナックのママ。しかし冒頭で同じ場所でジュンコが店を開くことになり自身はお払い箱となる。
・池上の女:つぐみ
池上の愛人。
・ヨシコ:成海璃子
平田が一瞬だけデートした女性。今作きっての要らない子。
・マスター:深水元基
カフェバーらしき店で飲み物などを提供する。客として訪れた平田に、後からやって来た公次が劇中劇の映画監督になってくれるよう依頼する。
・ウエイトレス:ぼくもとさきこ
上記のマスターの店で働く。ヨシコに熱弁をふるう平田に[[コーヒー]]を出す。
-ロッコ:橋本まつり
-サッチ:皆川尚義
-小室哲夫:野中隆光
-飯塚信弘:中泉英雄
-夕暮太郎:児玉拓郎
-増田:板尾創路
看板屋で勤務。武藤組ビル内にあるスナックの看板の掛け替えの仕事を請負い、ビルの屋上から佐藤に指示を出す。
-佐藤:裴ジョンミョン
増田の後輩社員。スナックの看板掛け替え作業中に、窓の外からマサコとジュンコのやり取りをのぞき見する。
-木下プロデューサー:石丸謙二郎
大三の友人。ミツコが出る映画の製作に携わる。しかし撮影中にミツコが男と失踪してしまい、後日大三からミツコが帰ってくるまで撮影を待つよう頼まれる。
全力追記レッツゴー♪
ギリギリ修正レッツフライ♪
Wiki籠りの気持ちは歯がゆい♪
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- 疲れちゃったのでとりあえずここまで -- 名無しさん (2014-10-04 12:18:00)
- 登場人物よりも映画の概要とあらすじ先に説明しないと分かりづらいと思う -- 名無しさん (2014-10-04 13:47:26)
- 紹介ムービーをツタヤで見てワクワクしながら借りたら後半の展開が想像と違いすぎてゲンナリしたなー・・・ 観た後で監督の他の映画を調べてなんか納得したわ -- 名無しさん (2014-10-04 15:09:14)
- これじゃたて逃げ通報されてもおかしくないぞ -- 名無しさん (2014-10-04 15:19:58)
- 同じ登場人物全員がキチ○イだった渇き。と比べてもこっちの方が見やすい。 -- 名無しさん (2014-10-04 16:51:49)
- 面白そう。見よう -- 名無しさん (2014-10-04 17:05:33)
- あらすじとタグありがとうございます。登場人物の記述は順次追記していきます -- 名無しさん (2014-10-04 18:29:40)
- 主題歌は好き -- 名無しさん (2014-10-04 19:54:59)
- ↑悪いけどゆら帝の挿入歌のが完成度高すぎてなあ -- 名無しさん (2014-11-02 17:13:07)
- クッソ面白かった。冒頭でバカ映画だと理解できるし、そのノリのまま最後まで突っ走ってた。人は選ぶかもしれないけどこの監督だからしょうがない -- 名無しさん (2014-11-17 17:24:02)
- 星野源の同タイトルの曲が好きで見てみたが、グロさに耐えきれず途中でギブアップした思い出 -- 名無しさん (2020-02-13 02:53:32)
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地獄でなぜ悪いは2013年に公開された日本映画。監督は海外や国内でも数々の賞を受賞し、倫理観への抵触ギリギリの作品を作り続ける園子温。
全体を通して彼の持ち味であるスプラッター描写が目立ち、エロ成分はほぼ皆無だが登場人物の大半が&bold(){ブッ飛んだ思考}を持つ過激なコメディ・エンタテインメントとして完成されている。
ストーリーを一言でいうと、邦画版「[[トロピック・サンダー〜史上最低の作戦〜]]」と言うとわかりやすいだろうか。
また登場人物の一部が尋常ならざる映画バカなのは、園監督自身をモデルにしたらしい。
*【ストーリー】
とある小さな都市郊外の町。
そこでは武藤組と池上組という二つの暴力団=ヤクザが勢力争いの場として血を血で洗う惨劇を繰り返していた。
事の起こりは十年前。武藤組組長の妻・しずえが襲撃に来た刺客をのちの組長・池上を除く全員を惨殺しムショ送りにされた。
残された組長の武藤は十年後、妻の出所を記念して元子役タレントの娘・ミツコを主役に添えた映画を作るため四苦八苦。
だが肝心のミツコが脱走しスタッフともトラブルを起こし、やむなく自分の組だけで映画を作らざるを得なくなる。
連れ戻されたミツコは行きずりの男・公次となんやかんやでいい関係になり、公次は組に制裁を加えられそうになってしまう。
するとミツコは公次を映画監督だと嘘をつきその場を取り繕うとするが、当然そんな嘘が長続きするはずもない。
一方、地方の映画館を拠点とする高校以来の自主映画製作チーム「ファックボンバーズ」はいつまでたってもダラダラと映画を撮り続け
寝言に近い夢を吐きながら惰眠を貪っていた。
呆れ果てる俳優の佐々木に、リーダーの平田は言う。「生涯の一本の映画を撮れたら死んでもいい!」
かくして運命のいたずらにより交わるはずのなかった彼らは巡り合った。
こうして、&bold(){「親バカ」と「幼女バカ」、さらに「恋愛バカ」と「どうしようもない映画バカ」}達による、血を血で洗う阿鼻叫喚の映画撮影が始まった…。
*【登場人物】
**主要人物
・武藤大三:國村隼
武藤組の組長。妻の願いを叶える為に映画撮影に挑む事に。白スーツに白フェドーラを被った姿はめちゃくちゃカッコいい。
当初は自分の愛人にスナックを経営させる、しかも愛人もコロコロ変わる浮気症だったが、自分の留守中に襲撃に来たヤクザを妻が命がけで戦ったという話を知って改心。妻一筋となる。妻には面会中、ミツコの主演映画が出来ると嘘をついていたが、妻の出所日が迫り焦る。
せっかくねじ込んだ映画の話もミツコが逃走しており他の女優に代えられてしまう。やむなく自分たちで撮影することになる。
演者は2016年の韓国映画「哭声/コクソン」に出演し、不気味な役を演じ話題となった。
・池上純:堤真一
武藤組と敵対する池上組組長。下っ端だった頃に数名と共に武藤組へ襲撃をかけ、瀕死の重傷を負うも唯一生き残る。
血だまりとなった邸内でミツコと出会い、惚れる。10歳の少女に惚れる。
自身が瀕死だというのに、高校時代の平田に「画になるので撮らせて」と言われると撮らせてしまう、情婦に「本気の時は和服よ」と言われたのを真に受けて組の衣装を和服にしてしまうなど、ノリやすくお茶目な性格。
「俺じゃねえんだけどなあ…」
・武藤ミツコ:二階堂ふみ(現在)/原菜乃華(10歳)
武藤の一人娘にして天下無敵の美幼女。歯磨き粉のCMに出演していた。そのCMを観た当時学生だった橋本と、武藤組へ襲撃しにきた池上をロリコンにする。
成長した姿もエロカッコいい。彼女のアクションシーンはいずれも『[[キル・ビル>キル・ビル(映画)]]』っぽい。
・武藤しずえ:友近
武藤の妻。襲撃に来たヤクザを返り討ちにし、自首。正当防衛と主張するが過剰防衛と言われ、収監される。
彼女が包丁片手に血まみれの割烹着姿で追いかけてくる姿はヤクザといえどもトラウマ必至。
娘ミツコの主演する映画を観るのが夢。
・平田純:長谷川博己(現在)/中山龍也(高校時代)
映画キチガイにして主人公。高校卒業から10年もフラフラとしているが傑作映画を撮る夢は諦めては居ない。ヒョロ男だが、喧嘩も強い。
「映画の神様」が降りてくるのを待ち続けていた。「最高の一本を撮れたら死んでもいい」という覚悟だが、逆に言えば「最高の一本を撮るまでは死ねない」ということのようだ。
高校時代、願いを叶えると噂の道祖神の社に手紙を投函する。10年間連絡先が変わってなくて良かったね。
橋本公次:星野源(現在)/伊藤凌(高校時代)
ミツコと出会い、ミツコと共に武藤組に囚われるが、その場しのぎにミツコが映画監督だと言ってしまい、監督にされてしまう。
当然映画や機材も全く智識がなく、逃げ出す。その際にとある街角で盛大なゲロを吐き、その勢いで高校時代に平田が連絡先と共に「傑作映画を撮りたい」と書いた手紙が飛び出し、彼の協力が必要だと武藤達を説得し、ファックボンバーズをスタッフに引き込む。
**撮影関係者
・谷川カメラマン:春木美香(現在)/青木美香(高校時代)
手持ちカメラ担当。高校時代はちょっと地味な可愛い子だったが、現在の彼女はデカい。とにかくデカい。高校時代と現在の役者の名前似過ぎ。
「いい画撮るぞ いい画撮るぞ いい画撮るぞ うおあああああ!」
・御木カメラマン:石井勇気(現在)/小川光樹(高校時代)
フィックスと移動カメラ担当。常にローラースケートを履いている。何故か谷川とくっつく。
終盤、スライダーカメラで撮影中に何故かサブマシンガンを持たされ、乱射しまくる。
・佐々木鋭:坂口拓(現在)/中田晴大(高校時代)
ファックボンバーズのアクション担当。元不良で他校の不良と喧嘩しているところを平田らが遭遇し、勝手に撮影される。それからというもの、未来のアクションスターだと平田に言われ、ファックボンバーズに加入。ブルース・リーに憧れ、黄色いトラックスーツとヌンチャクを愛用。業を煮やした彼は一時離脱して中華料理屋で働いていたが、武藤組に助力する事になった平田が吉田ら下っ端構成員と共に迎えにいく。
平田はわざと吉田らに彼を襲わせ、それを佐々木はブルース・リーばりに撃退。やっぱり素養があると平田に言われ、再び夢を追う事に。
中の人はゼクトの諸君!でお馴染み、一秒間に三発のパンチを放つ男。
今作を最後に俳優業を引退。次作「TOKYO TRIBE」にて匠馬敏郎名義でアクション監督に。
**武藤組
・鈴木剛:山中アラタ
武藤組中堅組員。ミツコの1日限定の彼氏のフリをした公次を、映画撮影中にミツコと逃げた吉村と勘違いしたまま組事務所に連れて行く。すぐに手を挙げる乱暴な性格。劇中劇では照明スタッフを担当。
・松野拓行:市オオミヤ
武藤組中堅組員。スキンヘッドで小太りな体型をしている。劇中劇では撮影スタッフを担当。
・真田龍太:本城丸裕
武藤組のベテラン組員。大三から信頼されている。劇中劇では音響を担当した。
・正造:菊池英之
武藤組組員。劇中劇では録音スタッフを担当。
・正太:清水智史
武藤組組員。劇中劇では録音スタッフを担当。
・みつる:仁村俊祐
武藤組の若手組員。大三が外出する際運転手として付いている。彼のある発言によって物語は大きく進む事になる。劇中劇では撮影助手を担当。
・吉田國広:土平ドンペイ
武藤組下っ端構成員。佐々木を迎えに行った際、平田に言われ訳もわからないまま佐々木を襲う。そしてノされる。本作の可哀想な人その1。中の人はVシネ御用達の俳優。2時間ドラマでもヤクザ役で頻繁に出演。
猿岩石主演の「一生、遊んで暮らしたい」やネプチューン主演の「どつきどづかれ」等岸和田少年愚連隊シリーズにもメインに近い役で出演。アニヲタ的には「GANTZ」の徳川夢想役が有名か。配役がガッカリと言われる実写GANTZだが、画像検索すると彼はベストチョイスだとわかる。
**武藤組と対立するヤクザたち
-住田:諏訪太朗
10年前、北川会の組長。組員には強気な言動をしているが、自身はビビりな性格。
-ヒットマン:北村昭博
10年前、北川会の他の組員と共に大三の家に訪れるが、刃物を持ったしずえに外まで追いかけられて返り討ちにあう。
-千葉義紀:山本亨
池上組組員。池上の側近。ヒゲを生やしている。10年前の住田組長の頃はグラサンを掛けていたが、その後池上組として和風な組織になった頃に池上から「着物にグラサンは似合わない」との理由で素顔で過ごし始める。
**警察
・木村刑事:渡辺哲
武藤組を常に見張っている刑事。そろそろデカいヤマがあると踏んでいる。
中の人は「冷たい熱帯魚」で惨殺された((「冷たい~」で演じたのはでんでん演じる村田幸雄の顧問弁護士・筒井高康。幸雄の高級熱帯魚の養殖への投資話に乗ってもらえるように吉田を誘う。幸雄に隠れて幸雄の妻・愛子と体の関係を持っていた。))。その恨みを晴らすかのように無双していく。
・田中刑事:尾上寛之
木村と一緒にいる若い方の刑事。彼の読みは当たっているとも言えるし、木村の読みも当たっているとも言える。
「映画撮ってるだけじゃないっすか?」
また、演者は本作から6年後の2019年、[[このドラマ(ネタバレ注意)>アンナチュラル(ドラマ)]]で猟奇殺人犯の役を演じ、人々を恐怖のどん底に突き落とした。
・オマワリ:水道橋博士
交番勤務の警察官。
中の人は舞台あいさつに園監督になりきり園“似音”監督としてサプライズ登場した((が、会場の反応はいまいちだった。))。「園監督が突然芸人になりたいと言い出して、2人でライブをやった。その時に『映画祭に行く時はニセモノで出て』と言われた」と経緯を説明していた((その際、神楽坂が「ちょっと似ている。一瞬『あれ、今日来たの?』って思った」と絶妙にフォローしていた))。
**その他
-店主:でんでん
ラーメン屋の主人で佐々木の雇い主。ある時佐々木が店のテーブルを壊したため文句を言う。中国人らしくカタコトの日本語を話す。
中の人は「冷たい熱帯魚」((1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語である。))で熱帯魚店店主・村田幸雄を演じており、観客を恐怖のどん底に叩き落とした。
でんでん氏はテレビドラマ「相棒」でも老人ホームの管理人・江藤大((老人たちを盾に立ち退き料を吊り上げようとし、自身の計画の邪魔になった官僚を殺害していた。))を演じており、善人の皮を被った悪人の演技を得意とする((先の「相棒」での江藤役は2回目の出演時。初出演で演じた撮影所の守衛・半田茂は善人役だった。))。
・映写技師の小野さん:ミッキー・カーチス
“FUCK BOMBERS”を見守る映写技師の男性。
・モギリ((劇場・映画館・競技会場などの入場口や受付で、入場券の半券をもぎ取る))の大谷さん:江波杏子
10年前、街の映画館内でチケット販売をしている。映画館に訪れる平田たちとは顔なじみ。普段は落ち着いた性格だが礼儀やマナーには厳しい。
・吉村みつお:永岡佑
ミツコの恋人。
・ジュンコ:神楽坂恵
武藤の愛人。中の人は園作品の濡れ場要員で園の妻。今回は脱がない為要らない子。
・マサコ:岩井志麻子
10年前の武藤組のビル建物内のカラオケスナックのママ。しかし冒頭で同じ場所でジュンコが店を開くことになり自身はお払い箱となる。
・池上の女:つぐみ
池上の愛人。
・ヨシコ:成海璃子
平田が一瞬だけデートした女性。今作きっての要らない子。
・マスター:深水元基
カフェバーらしき店で飲み物などを提供する。客として訪れた平田に、後からやって来た公次が劇中劇の映画監督になってくれるよう依頼する。
・ウエイトレス:ぼくもとさきこ
上記のマスターの店で働く。ヨシコに熱弁をふるう平田にコーヒーを出す。
-ロッコ:橋本まつり
-サッチ:皆川尚義
-小室哲夫:野中隆光
-飯塚信弘:中泉英雄
-夕暮太郎:児玉拓郎
-増田:板尾創路
看板屋で勤務。武藤組ビル内にあるスナックの看板の掛け替えの仕事を請負い、ビルの屋上から佐藤に指示を出す。
-佐藤:裴ジョンミョン
増田の後輩社員。スナックの看板掛け替え作業中に、窓の外からマサコとジュンコのやり取りをのぞき見する。
-木下プロデューサー:石丸謙二郎
大三の友人。ミツコが出る映画の製作に携わる。しかし撮影中にミツコが男と失踪してしまい、後日大三からミツコが帰ってくるまで撮影を待つよう頼まれる。
全力追記レッツゴー♪
ギリギリ修正レッツフライ♪
Wiki籠りの気持ちは歯がゆい♪
荒らしをガガガ♪全消しギギギ♪
みんなで項目作ろう♪
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- 疲れちゃったのでとりあえずここまで -- 名無しさん (2014-10-04 12:18:00)
- 登場人物よりも映画の概要とあらすじ先に説明しないと分かりづらいと思う -- 名無しさん (2014-10-04 13:47:26)
- 紹介ムービーをツタヤで見てワクワクしながら借りたら後半の展開が想像と違いすぎてゲンナリしたなー・・・ 観た後で監督の他の映画を調べてなんか納得したわ -- 名無しさん (2014-10-04 15:09:14)
- これじゃたて逃げ通報されてもおかしくないぞ -- 名無しさん (2014-10-04 15:19:58)
- 同じ登場人物全員がキチ○イだった渇き。と比べてもこっちの方が見やすい。 -- 名無しさん (2014-10-04 16:51:49)
- 面白そう。見よう -- 名無しさん (2014-10-04 17:05:33)
- あらすじとタグありがとうございます。登場人物の記述は順次追記していきます -- 名無しさん (2014-10-04 18:29:40)
- 主題歌は好き -- 名無しさん (2014-10-04 19:54:59)
- ↑悪いけどゆら帝の挿入歌のが完成度高すぎてなあ -- 名無しさん (2014-11-02 17:13:07)
- クッソ面白かった。冒頭でバカ映画だと理解できるし、そのノリのまま最後まで突っ走ってた。人は選ぶかもしれないけどこの監督だからしょうがない -- 名無しさん (2014-11-17 17:24:02)
- 星野源の同タイトルの曲が好きで見てみたが、グロさに耐えきれず途中でギブアップした思い出 -- 名無しさん (2020-02-13 02:53:32)
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