Sans(UNDERTALE)

「Sans(UNDERTALE)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Sans(UNDERTALE) - (2025/10/23 (木) 22:59:11) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

何かが見える....あいつだ。 今日もさっむい親父ギャグするのかな。 「視覚は資格を取るってな」ヒュぅ〜(風)冷たい風が噴いた気がした。 「ははは....」 \ツクッテーン/ パピルス&big(){&color(#ff9900){「兄ちゃんっ !!」}} ―――――――――――――― #center(){&color(deepskyblue){「it's ALWAYS funny.」} &color(deepskyblue){(いつやっても楽しいもんだ)}} &font(#6495ED){登録日}:2016/10/02 Sun 23:24:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:&color(deepskyblue){約 666 分で読めるぜ} ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &aname(Reset,option=nolink){Sans(サンズ)とは、[[UNDERTALE]]に登場するキャラクターである。} #openclose(show=目次){ #contents() } *概要 雪国スノーフル在住のスケルトンであり、同じくスケルトンである[[Papyrus>Papyrus(UNDERTALE)]](パピルス)の兄に当たる人物。 主人公がいせきから出て最初に会うモンスターで、初対面の主人公に対してちょっとしたいたずらを仕掛けてくる。 その後、地下世界を旅する主人公の前に度々現れてはサポートを行う、謎多きキャラクターである。 名前の由来はフォントの一種で、「世界一ダサいフォント」と揶揄されることもある「Comic Sans」から。 ゲーム中の台詞もこのフォントで書かれており、さらに小文字のみを使っている。(弟のパピルスは逆に台詞全てが大文字(日本版だと右からの縦書き、&font(l){読みづらい})で表示される) 公式日本版だと、日本語版の「Cosmic Sans」とも言える「創英角ポップ体」…ではなく、それに似た「ハッピールイカ」が使われる。 行きつけのバーはスノーフルにある「グリルビーズ」。ちなみに直でいけるほどのケチャラーでもある。主に骨攻撃を使う。 *容姿 常ににやけているような表情をしているのが特徴。弟のパピルスと比べて背が低く、後述の服装のせいもあってか少しずんぐりとした格好である。 白地のシャツのうえに青いジャケットを羽織り、黒いズボンにスリッパを履いている。 [[ファンタジー]]な世界の住民にしてはやたらと現代的な服装である(尤も、UNDERTALEの時代設定は現代なので、世界観的には決しておかしいわけではない)。 目は黒地に白い瞳孔を持つが、&bold(){時折白い部分が消えて不気味な表情を見せることも有る。} 尤も、この表情は怒ったり相手を脅す時ぐらいしか見せないので、彼を怒らせるような事をしなければ滅多にお目にかかれないが。 *性格 几帳面な努力家のパピルスとは対照的に、おおざっぱで怠惰な性格である。 見張り番の仕事を任されても居眠りを決め込んだり、勝手に持ち場を離れるなどしては、パピルスや[[アンダイン>Undyne(UNDERTALE)]]を怒らせている。 ジョークやいたずらの類が大好きで、主人公に対してもくだらないいたずらを仕掛けたり、[[力の抜けるような骨にまつわるジョークを放ってくる。>ブルック(ONE PIECE)]] ジョークに関してはMETAホテルでコメディショーを演じているあたり、地下世界では受けが良いのかもしれない。実際、グリルビーズの客には大うけしていた。 しかし、時折飄々としていながらも核心に迫る言葉を言ったり、凄みを利かせる場面も。ちなみにそういった場面ではフォントが通常のものに変わる。 弟のパピルスのことはからかうことも多いが、内心ではとても大事に思っており、彼を殺した場合その後のサンズが絡むイベントはほぼ見られなくなるうえに、 最終的には&font(b){「dirty brotherkiller(薄汚い兄弟殺し)」}とまで言われてしまう。 (日本語版では「おまえは オレの おとうとを ころした。&bold(){このクソニンゲンが}。」と非難されたり、「だったら なぜ オレの おとうとを ころした?」と問い詰められる) 滅多に言葉を荒げない彼がここまで言うあたり、サンズのパピルスに対する想いの深さが窺える。 逆に、ある特定の条件下でパピルスが「主人公の暴虐を止めようと説得に打ってでる」場合があるのだが、この時にパピルス殺害を寸前で踏みとどまることができた場合には、サンズは素直に主人公を評価し感謝を述べてくる。常に掴み所なく真意を見せないサンズにしてはかなり珍しい態度だったりする。 公式日本語版での一人称は「オイラ」、翻訳にあたって実際にToby氏にどういった1人称なのかの説明をして確認を取ったとのこと。 &u(){&color(white){特定ルートのシリアスな場面では一人称が「オレ」に変わるため、本来の一人称はそちらである可能性が高い。}} *能力 ショートカットと称して瞬間移動のような能力を使うことができる。この能力を応用しているのか、サンズは劇中で度々ありえない方向から目的地まで移動したり、 後ろにいたのに少し画面スクロールしただけで前にいるなどの不可解な現象を引き起こしている。 また、[[フラウィ>Flowey(UNDERTALE)]]程ではないが主人公のセーブやリセットの感知が出来る(主人公の仕草からも察しているようだが)みたいである。 ……つくづく謎多き骨である。ちなみにトロンボーンも吹けるようである。&font(l){唇もないのにどうやって……!?} *以下ネタバレ注意 #region(さいごのかいろう) ゲーム終盤、「さいごのかいろう」と呼ばれる廊下で主人公の前に立ちはだかったサンズは、主人公に対してゲームの根幹となるシステムに関しての秘密を明かす。 大抵のRPGで登場し、本作の主人公もモンスターを倒すことで手に入れてきたEXPとは、 [[EXperience Points(経験値)>経験値]]ではなく、&font(b){&color(#F54738){EXecution Points}(他者に与えた痛みの量を数値化したもの)}だったのである。 そしてEXPを稼ぐことで上がっていくLv(LOVE)もまた、LeVelでもなく増してやLove(愛)でもなく&font(b){&color(#F54738){Level Of ViolencE}(ぼうりょくレベル)}、つまり他者を傷つけることに対する「慣れ」であることを明かし、 それまでに主人公が獲得したEXPとLvに基づき審判を下す。 審判の内容はEXPとLvが初期値のまま(不殺を貫く)かそうでないかで変化し、 前者の場合は、いかなる時でも暖かい心を失わず正しい行いを貫いた主人公の旅路を、 「あんたは &bold(){&color(#F54738){LOVE}}をてにいれず “&color(pink){&bold(){ラブ}}”を てにいれたんだ。」 と結論付ける。 そして、主人公がアズゴア王と対峙し最大の試練を迎えること、これからの行動が世界の運命を決めることを示したうえで、 「それでもアンタは諦めずにここまで来れた。これからも抱いた「&bold(){ケツイ}」を捨てず、自分の心に正直に動ける限り、アンタは正しい判断ができると信じている(要約)」 …と主人公を激励して去っていく。 「みんな アンタを おうえんしてる。」 「&bold(){がんばってこいよ。}」 一方で道中で1体でもモンスターを倒していると、サンズは主人公に「今までの行動が正しかったか、これから何をするか」を顧みる時間を与えた後、 「一番大事なのはアンタが自分に正直だったことだ(要約)」という形で審判を切り上げる。 ちなみに、話を聞いた後前のセーブ地点から再開するか、一度Neutralルート(True Pacifistルートだとそもそもサンズが現れない)としてここを通過し、通常リセットを行っていた場合、サンズは以前も同じ話をしたと言い、LvやEXPに対応した判定をやや詳細に下してくるが、基本的にLvが高くなるほどそのコメントは辛辣になっていく。 #region(2回目以降の審判) #table_style(head=#ddddff:#000000:110%) |条件|審判(要約)|h |~LV1&br()EXP=0|&font(b){【結論:&color(blue){アンタは からかわれてます。バーカ バーカ}】}&br()秘密の合言葉(かなりくだらない言葉である)を教えてくれる。これを二回ほど繰り返すと、サンズの部屋のカギを入手できる。| |~LV1&br()EXP>0|&font(b){【結論:&color(red,black){とことん腐ってる}】}&br()ごく少数であれど誰か殺したことについて、&br()&bold(){自分が何を言ってくるか知りたかったのか?}…と、主人公を酷評する。| |~LV2|&font(b){【結論:&color(red){じょうだん キツいぜ}】}&br()LV2に上がるまで殺すというやらかしについて、「よくわからないまま適当にプレイし、気づいた時には手遅れだった」と推察する。&br()…と思いきや、その直後に“&bold(){うっかり}”Lv2になる奴はいない=&bold(){意図的にプレイしてただろ}、と否定し、呆れる。&br()現にトリエルやアンダイン、マフェットなど、初見での和解が困難なモンスターは基本的に&bold(){1体でも倒すとLV1から3以上に上がる}ため、意を得た評価である。| |~LV3|&font(b){【結論:60点】}&br()悪くない数字だが、本気を出せばこんなものではないはずと及第点を与える。| |~LV4~9|&font(b){【結論:こいつは よろしくない】}&br()LV3越えの結果について、&bold(){何人かは故意に殺したな?}と指摘し、中には正当防衛であったケースを推測しつつも「わざと ころすのは ダメだ。」と灸を据える。| |~LV10~14|&font(b){【結論:&color(red){不合格}】}&br()最大値の20Lvまであと半分ではあるが、良心が半分残っているという意味ではない、半分だろうがそれ未満だろうが&bold(){落第点}であると痛烈に批判し、改心させるのは不可能なのかと落胆した追加コメントも残す。| |~LV15~|&font(b){【結論:&color(red,black){いろんな意味で最低のクズ}】}&br()「相当の悪ではあるが、何より酷いのは&bold(){悪の道を極めるにも程遠い中途半端}ということ。やっていることがしょぼい、恥ずかしいヤツ」と非常にドぎつい言葉を叩きつけてくる。&br()その後、「これなら誰も殺さない道の方が向いてる」「一度試してどうなったか教えてくれ」と、&bold(){次は}正しい行いをするように忠告してくれる。| #endregion [[Nルートのエンディングでは、主人公が去った後の地下世界の様子を留守電に残してくれる。>Nルートのエンディング一覧(UNDERTALE)]] #endregion #region(「おばさん」との約束) ある日サンズが見張り番の仕事をさぼって偶然見つけたいせきの扉を叩いて、ジョークの練習をしていると、なんと扉の向こう側から女性の声で返事が返って来た。 &s(){きっとトリエルだろう…} 女性は自分と同様ジョーク好きらしく、ジョークのやり取りをしているうちに2人は親睦を深めていった。 ある日、サンズはいつもと違って落ち込んだ様子の女性から、「いつかこの扉から人間が出てきたら、見守ってもらえないか」という頼みごとを聞かされる。 約束自体、大嫌いなサンズではあったが、ジョーク好きなレディの頼みを断るなんて出来っこないと考え、彼女の頼みを受け入れることにする。 この約束こそがサンズが主人公のサポートを行う理由であり、 本人曰く、この約束がなければ&font(b){「おまえは いまごろ とっくに しんでいた」}とのこと(そう言った直後、冗談だとしてお茶を濁すが)。ちなみにここまでに一度も死なないとサンズから&bold(){「おかげで…アンタ一度も死ななかったじゃないか。…まじで死ななかったよな?」}と言う隠しセリフが聞ける。 TPルートの終盤で、サンズは初めて、約束を交わした女性――[[トリエル>Toriel(UNDERTALE)]]との対面を果たす。 互いに声しか知らない間柄だった二人は対面を喜び、[[アズゴアの目の前でジョークを交えた親しげな会話を交わすのであった。>寝取られ]]&font(l){国王は泣いていい。} #endregion #region(TPルートのエンディング) TPルートのエンディングでは、他のモンスターたちと共に地上へと出る。 スタッフロールでは、道路を走るパピルスの車を三輪車のような乗り物で追い抜くなど、地上での生活をエンジョイしているようである。 #endregion *二次創作での扱い UNDERTALEのキャラクターの中でも屈指の人気を誇るキャラクターであり、多くの二次創作が存在する。 カップリングは主人公や弟のパピルス、トリエルなど。 特に主人公とのカップリング、通称「サンフリ」は、主人公自身が無個性で性別すら決まっていないため作者の裁量による自由度が広く、おそらく最もメジャーなカップリングである。&font(l){こらそこ、「世界一エロ画像が存在する骨」とか言うんじゃない。それはUNDERTALEじゃなくてUNDERTAILだ。}なおUNDERTALEAUとよばれるもしもの世界線が描かれるもののことを基本的には言う。 *[[DELTARUNE]]では ライトワールドに戻ってきてから登場。 グリルビーズそっくりの建物の看板を「%%GRILLBY'%%s ans」と書き換えて入口の前に立っている。 アンテ続投キャラの例に漏れずアンテにまつわる会話も可能だが、引っ越してきたばかりですぐには友達にはなれない、という話でまとめられる。 なお、アンテのサンズと比べるといささか子供っぽさが目立つ。 CHAPTER2ではグリルビーズそっくりの建物の中におり、コンビニエンスストアとして経営している。 #center(){&color(deepskyblue){just give up,i did.} &color(deepskyblue){(オレは とっくに あきらめた)}} #center(){&color(deepskyblue){why even try?} &color(deepskyblue){(どうせ イミない)}} #center(){&color(deepskyblue){――nah,i'm rootin for ya,kid.} &color(deepskyblue){(オイラは あんたを おうえんしてるぜ)}} サンズ&color(deepskyblue){「ついき しゅうせいは、&font(b){コツコツ} やってくれれば いいぜ、ニンゲン。&font(b){ホネ}だけにな」} パピルス&big(){&color(#ff9900){「兄ちゃん !!」}} #include(テンプレ2) #center(){&link_toppage(ーアニヲタWikiー)} #center(){&color(red){※注意※}} #center(){&color(red){ここから先には、UNDERTALEの最大のネタバレが書かれています。}} #center(){&color(red){UNDERTALEをプレイ中、もしくはこれから遊ぶ予定の方は、ここから下は読まないという[[ケツイ>Determination(UNDERTALE)]]を抱き続けてください。}} #center(){&aname(Continue,option=nolink){&color(deepskyblue){「It's a beautiful day outside.」}} &color(deepskyblue){(きょうは ステキな 日だ)}} #center(){&color(deepskyblue){「birds are singing, flowers are blooming...」} &color(deepskyblue){(はなが さいてる、ことりたちも さえずってる)}} #center(){&color(deepskyblue){「on days like these, kids like you...」} &color(deepskyblue){(こんな日には おまえみたいな ヤツは…)}} #center(){&size(20){&bold(){&color(deepskyblue,black){「Should be burning in hell.」}}} &size(15){&bold(){&color(deepskyblue,black){(じこくで もえてしまえば いい)}}}} #center(){&size(19){&bold(){&color(whitesmoke,black){*you feel like you're going to have a bad time.}}} &size(14){&bold(){&color(whitesmoke,black){*(サイアクな めに あわされそうな よかんが する)}}}} トリエル、パピルス、アンダイン、[[メタトン>Mettaton(UNDERTALE)]]などの主要人物を含む作中の全てのモンスターを殺すことで展開されるGenocideルートでは、審判の間にてサンズがボスとして立ちはだかる。 ちなみに、英語版の上記のセリフのうち、「こんな日には〜」の部分は、英語版MOTHER2(Earthbound)のストロング署長のパロディと言われている。 このルートにおける事実上の[[ラスボス]]である((この後アズゴアとフラウィーも殺害するが、どちらも有無を言わさず攻撃する為ちゃんとした戦闘はサンズが最後))が、HP、ATK、DEFは全て1であり、分析の内容も「最も弱いモンスター。1ダメージしか与えられない。」である。 ところがサンズは数値上こそ最弱の敵であるものの、実際の戦闘能力はすさまじいことになっている。 ・他のどのモンスターも使ってこなかった先制攻撃を使い、有無を言わさず連続で弾幕を放ってくる。 ・・本人曰く「always wondered why people never use their strongest attack first(いつも おもってたんだ…なんで みんな さいしょに ひっさつわざを つかわないんだろうって)」 ・初回以降はセリフの途中に不意打ちまで行ってくる徹底ぶりを見せ、なんとしてでも仕留めに掛かってくる。 ・サンズ戦ではそれまでにあった被弾後の無敵時間が全く存在せず、被弾している(=攻撃エフェクトに触れている)間凄まじい勢いで体力を持っていかれる(秒速約60HP)。&br()(=ATKが1という情報に嘘はないが、故に防御力の意味がない) ・・同時にKR(KaRma/Karmic Retrubition = &bold(){業の報い})状態になり、体力ゲージの一部が紫色になる。 ・・紫色になったHPはスリップダメージとしてリアルタイムで徐々に削られていく(他のRPGで言う毒状態) ・一撃与えれば勝てるのだが、こちらの攻撃を&font(b){軸をズラして確定で回避する。}(=攻撃力の意味がない) ・後半戦になるとコマンドカーソルにまで骨攻撃を仕掛けてくる。なお、これにより死ぬことはない(HPは1残る)。 ・ショートカット能力を最大限に活用し、1回の攻撃中に幾つもの弾幕を瞬時に切り替えて使用してくる。 ・・その他[[重力操作]]らしき能力も使用しており、終盤ではこれを使い主人公のSOULを何度も枠に叩きつけてきたりする。 といった具合で、強力な弾幕パターンと合わせて、全力でプレイヤーのケツイ(と心)を折りにかかってくる。 HP以外のステータスは意味がない上、「たたかう」「アイテム」以外の必要性もゆっくりコマンドを選ぶ余裕もないため、完全に別ゲーを強いられる。 そのうえ、攻撃が当たらないからといって回復に専念すればそれこそ彼を倒すには至らない。 &u(){攻撃が当たらないとわかっていても、それを&b(){当たるまで試し続けなければいけない}}のだ。 弾幕の内容は基本的には弟のパピルス同様『あおこうげき』からの骨攻撃だが、パターンの凶悪さはパピルスの比ではない。 また、[[何処かのだれかさん>W.D.Gaster(UNDERTALE)]]の名前がついた兵器、「&b(){ガスターブラスター}」も使ってくる。 骸骨状の複数のブラスターから直線状のビームをオールレンジで照射してくるうえ、喰らうと骨攻撃と同様のスリップダメージを受ける。 なお、このブラスターはパピルスも持っていることが示唆されており、Gルートをパピルスで放棄した際のデートイベントでは「犬に邪魔されなければお前は今頃ブラスターで吹き飛んでいた」という旨の発言をしている。((通常Nルート・TPルートではスペシャルこうげきとしか言われていない)) パピルスが同型機を持っているだけなのか、それともサンズが弟の形見を持ち出して戦闘に臨んでいるのか…真相は闇の中である。 戦闘中の台詞から推測するに、サンズは主人公(とフラウィ)の「SAVE」の本質を独自に調査してある程度掴んでおり、プレイヤーのセーブやロード、リセットを感知することができる。 ((実際、フラウィもサンズと戦ったことがあるらしく、Nルートを同じ結末で3周すると「自分の正体=ケツイの力を悟られるな」「詳しくは言わないが、何回もリセットさせられた」と警告してくる)) サンズの目的は、主人公のケツイを折ることでモンスターが虐殺された時間軸をリセットさせることであると考えられる。 しかし、Gルートに突入していなければ、たとえGルートに匹敵する虐殺を重ねていても、主人公を止めようとすることは決してない。 彼がここまで怠惰な性格になった原因は、何をしようが結局はプレイヤーのリセットによって戻されてしまうことを知っているから…かもしれないらしい。 バトル中に彼から言われるセリフにはそれが余すことなく現れており、Pルートを完遂したプレイヤーにはそれが痛いほど伝わってくるはず。 たとえバリアが消えて地上へ戻れても、プレイヤーがリセットという選択をするだけで全部台無しになるから&color(deepskyblue){どうせ イミない}し、 それをわかった上で生きていかなければならないから、一生懸命になることを&color(deepskyblue){とっくに あきらめた}のだ。 それでも全てを諦めたはずの彼がGルートでなお立ちはだかった理由は、バトル中のセリフ「&color(deepskyblue){このあと なにがおきるか しっている}」という一文からわかる。 すぐそこに待っているGルートの結末=&u(){&color(#fefefe){一度引き起こされればリセットさえ効かなくなる、跡形も無い世界の消滅}}を招く主人公の阻止である。 彼との戦闘曲「MEGALOVANIA」は作中曲の中でもトップクラスの人気であり、海外でも有志によるアレンジが非常に多いが、 実はこの曲、過去にToby氏が携わった「Earthbound Halloween Hack(改造版MOTHER2)」で登場したものをアレンジして収録した曲である。 「MEGALOVANIA」の由来は[[ゲーム]]『[[LIVE A LIVE]]』の曲の1つである「MEGALOMANIA」と Halloween Hackということでハロウィンのイメージが強いルーマニアの地名「Transylvania」の 2つの単語を組み合わせたもの。 特に前者は曲自体の雰囲気もリスペクトしており、音使いや曲調に共通する点がある。 ちなみにこの曲自体のToby氏本人によるアレンジは2回目。 UNDERTALE以前にToby氏が関わっていた海外のフラッシュアニメ「Homestuck」でもとあるシーンでアレンジ版が流れる。 こちらは「MeGaLoVania」名義で、より原曲に近い曲調。 有名な曲のため、音楽ゲームにも多数収録されている。 中でも『[[pop'n music]]』はサンズ本人がポップン風のデザインでキャラ化し、プレイヤーキャラとしても使用できる。 そしてポップンキャラにはゲーム上それぞれ誕生日の設定が存在するのだが、サンズの誕生日は&bold(){「9月15日」}に設定されている。 もっともこの日付は&bold(){PC版『UNDERTALE』の発売日}そのままであり、彼の性格上本当にこの誕生日で合っているのかは疑わしいところだが。 #region(みのがす) #center(){ |BGCOLOR(#000):COLOR(#FFF):&br()&font(b,300%){GAME}&br()&exk(){&br()}&font(b,300%){OVER}&br()&sizex(3){"geeettttttt dunked on!!!"}&br()&sizex(3){「あれ? 死んだのか? おかしいな&br()ハグしようと しただけなのにな」}&br()&sizex(3){"if we're really friends..."}&br()&sizex(3){「俺とお前が本当に友達なら」}&br()&sizex(3){"you won't come back."}&br()&sizex(3){「お前はもう&ruby(・){戦}&ruby(・){い}&ruby(・){に}&ruby(・){は}戻ってこない筈だ。」}&br()&br()| } #center(){&link_anchor(Continue){[Continue]} &link_anchor(Reset){[Reset]}} #endregion #region(スペシャルこうげき) 何回殺してもSAVEの力で戻ってきては戦い続け、あきらめようとしない主人公。心身ともに疲れ果てたサンズはとうとうスペシャルこうげきを使うと宣言する。 しかしそんなものは存在せず、『何もしない。』 だから主人公にターンが回ってこない。 永遠に主人公にターンを譲らせないという、RPGの戦闘システムを逆手に取った反則技である。 たとえ時が果て、永久にそこに立ち尽くそうとも、主人公を止めるというサンズなりの最後の手段である。 #region しかし、決意に満ちた主人公……プレイヤーは、疲れからか居眠りを始めたサンズの隙を突いて、 &font(b){「移動枠ごとタマシイを動かして、無理やりたたかうコマンドを選択する」}という荒技でサンズに攻撃を仕掛ける。 …しかし、その攻撃すら躱してしまうサンズ。 やはりそう簡単に隙を見せるわけがなかった。 サンズ「おーっと そうはとんやが…」 …だが次の瞬間、&bold(){プレイヤーの意図しないタイミングで放たれた攻撃がサンズを捉え、ついにサンズは敗北する。} 真っ赤な血のような液体((血のような、という表現なのは、スノーフルのまちの図書館にて読める本に「モンスターは魔力、ニンゲンは水で構成されている」と記載されており、そもそもモンスター達が血を流すことはないと推測できるため。ちなみに、『DELTARUNE』ではライトワールドに住むモンスター(ライトナー)が血を珍しがったり、逆にダークナーのランサーが血についてさも当たり前のように言及し、それに対してモンスターであるスージィは突然ノリが悪くなっていることから、「サンズはデルタルーンでいうダークナーではないか」という考察がある。一部では「サンズの赤い液体は懐にあったケチャップなんじゃね?」などと言われていたりもする))を傷口から流すサンズは、『ちゃんと警告したからな。』という台詞の後、 最期に既にあの世へ逝ってしまった弟に「お前も腹減ってるか?」と訪ね、静かに息絶えるのであった。((この際、サンズが画面外に移動するのだが、サンズが移動しているのではなくプレイヤーが興味をなくして目をそらしたという考察もあったり。)) &color(#F54738){&bold(){そして消滅音が聞こえると同時に、主人公のEXPとLOVEがカンストしてしまうのであった。}} &color(silver){ちなみに、ビチャビちゃを3個使ってスピードをMAXにしていれば眠る前に枠を動かすことも可能。セリフがバグるため注意} #endregion #endregion Gルートに挑んだプレイヤーは、ゲーム中最強の敵である(人によっては[[ふじみのアンダイン>Undyne(UNDERTALE)]]の方が強いという声もある)サンズ戦の難易度に「どこが最弱のモンスターなんだよ」と言いたくなることだろう。 しかし、サンズ戦の難易度を跳ね上げているのは主に「サンズの攻撃では無敵時間が発生せず高速でダメージを受け続ける」「KRによる継続追加ダメージが大きい」という2点であり、これらは&b(){LVが上がるほど無敵時間が短くなっていく}という隠し仕様、スリップダメージを受けている際に「*おかした つみの かずかずが せすじを つたう。」と表示されることから、主人公(プレイヤー)がGルートに進んだ罪によって引き起こされている事象であり、サンズ自身の能力ではないと考えられる。 サンズがこれらの事象を引き出している可能性もあるが、それでも恐らく対象がGルートに入るまでの罪を犯していなければ起こすことはできないと思われる。もしも罪に関係なく同じことができるのであれば、Gルートに行かない程度の大量虐殺を行ったNルートや、弟のパピルスが殺されることを見逃すはずがない(Nルートにてプレイヤーの起こした行動がなんであれ基本飄々としているサンズもパピルスの殺害に関しては怒りをぶつけてくる)。 また、攻撃の激しさやこちらの攻撃を回避してくることも強さとして挙げられるが、5ターン目にはもう「*サンズのうごきに じゃっかん つかれが みえはじめた。」と表示され、13ターン目には汗をかきはじめ、最終的には疲れて眠ってしまう辺り相当に体力の消費が激しいことが伺える。 (他のモンスターのほとんどは行動パターンがループし、疲れて汗をかいたり眠ったり戦闘を離脱することはまずない) サンズはセーブ&ロードの存在を認識しており、ロードされれば自分の体力も元通りになることも理解している。それを考慮に入れた上で、手段を選ばぬ無理な戦い方をしているというのが実態だろう。 以上のことからサンズの強さというのは本人の単純な攻撃・防御能力の高さと言うよりも、相手がGルートを進んできてセーブ&ロードを使える存在であることを前提として張り巡らせた対策、その上で必死に戦いを挑んでいる結果だと言えよう。 例えばスリップダメージがなく無敵時間もあれば、サンズからは1ターンに1か2くらいしかダメージを受けることはなく、それならばLV1でも時間はかかるだろうがイヌサラダでも齧りながら攻撃が当たるまで戦闘を続ければ誰でも勝てるだろう。逆に、無敵時間がなくその場での復活も許されないのなら、相手からロードして戦闘を続行してくれるNルートのラスボスでも苦戦は必至だろうし、Pルートのラスボスには到底勝つことなどできないだろう。 しかもプレイヤーはNルートやPルートのようなその場での復活ではないものの、ケツイが折れない限り(倒せないと諦めない限り)何度でもやり直す(ロードする)ことが許されており、対してサンズは一度でも負けたらそこで終わり。サンズにとっての勝利条件は「プレイヤーにGルート攻略を諦めさせること」その一点だけである。 プレイヤー目線からは理不尽のオンパレードに思えるサンズとの戦いであるが、その実、分の悪い戦いを強いられているのはサンズの方なのだ。 UNDERTALE10周年イベントにて、&bold(){Pルートのサンズ戦}が公開された。 ゲーム内にイベントが追加されたわけではないが、公式HPから実際に遊ぶことができる。 上述の通りGルートのサンズの戦法は相手のKRと無敵時間0であることが前提になっており、Pルートの主人公に対してはあまり有効ではない。 そこでサンズは戦い方をガラリと変えてきており、ダメージすら与えてこないが、「通り抜け不可能な骨で画面外まで押し出してくる」という戦法を取ってくる。画面外まで押し出されるとその時点で戦闘が終了する。 また、攻撃しようとすると回避不可能のブルドーザーに乗って押し出してきて強制的に敗北させられる。 さながら強制スクロールのアクションゲームのようになっているが、ミスした場所によってはリカバリー不可で即終了するため人によってはGルートよりも厄介かもしれない。 なお、このブルドーザーによる強制敗北がGルートでもできるのなら、プレイヤーにはサンズを倒すことはできず少なくともGルートの続行は不可能となる。 そうしなかったことから、逆にこの戦法は何らかの理由でGルートの主人公に対しては通用しないのだと考えられる。 追記・修正は地獄で燃やされてからからでお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,136) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
何かが見える....あいつだ。 今日もさっむい親父ギャグするのかな。 「視覚は資格を取るってな」ヒュぅ〜(風)冷たい風が噴いた気がした。 「ははは....」 \ツクッテーン/ パピルス&big(){&color(#ff9900){「兄ちゃんっ !!」}} ―――――――――――――― #center(){&color(deepskyblue){「it's ALWAYS funny.」} &color(deepskyblue){(いつやっても楽しいもんだ)}} &font(#6495ED){登録日}:2016/10/02 Sun 23:24:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:&color(deepskyblue){約 666 分で読めるぜ} ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &aname(Reset,option=nolink){Sans(サンズ)とは、[[UNDERTALE]]に登場するキャラクターである。} #openclose(show=目次){ #contents() } *概要 雪国スノーフル在住のスケルトンであり、同じくスケルトンである[[Papyrus>Papyrus(UNDERTALE)]](パピルス)の兄に当たる人物。 主人公がいせきから出て最初に会うモンスターで、初対面の主人公に対してちょっとしたいたずらを仕掛けてくる。 その後、地下世界を旅する主人公の前に度々現れてはサポートを行う、謎多きキャラクターである。 名前の由来はフォントの一種で、「世界一ダサいフォント」と揶揄されることもある「Comic Sans」から。 ゲーム中の台詞もこのフォントで書かれており、さらに小文字のみを使っている。(弟のパピルスは逆に台詞全てが大文字(日本版だと右からの縦書き、&font(l){読みづらい})で表示される) 公式日本版だと、日本語版の「Cosmic Sans」とも言える「創英角ポップ体」…ではなく、それに似た「ハッピールイカ」が使われる。 行きつけのバーはスノーフルにある「グリルビーズ」。ちなみに直でいけるほどのケチャラーでもある。主に骨攻撃を使う。 *容姿 常ににやけているような表情をしているのが特徴。弟のパピルスと比べて背が低く、後述の服装のせいもあってか少しずんぐりとした格好である。 白地のシャツのうえに青いジャケットを羽織り、黒いズボンにスリッパを履いている。 [[ファンタジー]]な世界の住民にしてはやたらと現代的な服装である(尤も、UNDERTALEの時代設定は現代なので、世界観的には決しておかしいわけではない)。 目は黒地に白い瞳孔を持つが、&bold(){時折白い部分が消えて不気味な表情を見せることも有る。} 尤も、この表情は怒ったり相手を脅す時ぐらいしか見せないので、彼を怒らせるような事をしなければ滅多にお目にかかれないが。 *性格 几帳面な努力家のパピルスとは対照的に、おおざっぱで怠惰な性格である。 見張り番の仕事を任されても居眠りを決め込んだり、勝手に持ち場を離れるなどしては、パピルスや[[アンダイン>Undyne(UNDERTALE)]]を怒らせている。 ジョークやいたずらの類が大好きで、主人公に対してもくだらないいたずらを仕掛けたり、[[力の抜けるような骨にまつわるジョークを放ってくる。>ブルック(ONE PIECE)]] ジョークに関してはMETAホテルでコメディショーを演じているあたり、地下世界では受けが良いのかもしれない。実際、グリルビーズの客には大うけしていた。 しかし、時折飄々としていながらも核心に迫る言葉を言ったり、凄みを利かせる場面も。ちなみにそういった場面ではフォントが通常のものに変わる。 弟のパピルスのことはからかうことも多いが、内心ではとても大事に思っており、彼を殺した場合その後のサンズが絡むイベントはほぼ見られなくなるうえに、 最終的には&font(b){「dirty brotherkiller(薄汚い兄弟殺し)」}とまで言われてしまう。 (日本語版では「おまえは オレの おとうとを ころした。&bold(){このクソニンゲンが}。」と非難されたり、「だったら なぜ オレの おとうとを ころした?」と問い詰められる) 滅多に言葉を荒げない彼がここまで言うあたり、サンズのパピルスに対する想いの深さが窺える。 逆に、ある特定の条件下でパピルスが「主人公の暴虐を止めようと説得に打ってでる」場合があるのだが、この時にパピルス殺害を寸前で踏みとどまることができた場合には、サンズは素直に主人公を評価し感謝を述べてくる。常に掴み所なく真意を見せないサンズにしてはかなり珍しい態度だったりする。 公式日本語版での一人称は「オイラ」、翻訳にあたって実際にToby氏にどういった1人称なのかの説明をして確認を取ったとのこと。 &u(){&color(white){特定ルートのシリアスな場面では一人称が「オレ」に変わるため、本来の一人称はそちらである可能性が高い。}} *能力 ショートカットと称して瞬間移動のような能力を使うことができる。この能力を応用しているのか、サンズは劇中で度々ありえない方向から目的地まで移動したり、 後ろにいたのに少し画面スクロールしただけで前にいるなどの不可解な現象を引き起こしている。 また、[[フラウィ>Flowey(UNDERTALE)]]程ではないが主人公のセーブやリセットの感知が出来る(主人公の仕草からも察しているようだが)みたいである。 ……つくづく謎多き骨である。ちなみにトロンボーンも吹けるようである。&font(l){唇もないのにどうやって……!?} *以下ネタバレ注意 #region(さいごのかいろう) ゲーム終盤、「さいごのかいろう」と呼ばれる廊下で主人公の前に立ちはだかったサンズは、主人公に対してゲームの根幹となるシステムに関しての秘密を明かす。 大抵のRPGで登場し、本作の主人公もモンスターを倒すことで手に入れてきたEXPとは、 [[EXperience Points(経験値)>経験値]]ではなく、&font(b){&color(#F54738){EXecution Points}(他者に与えた痛みの量を数値化したもの)}だったのである。 そしてEXPを稼ぐことで上がっていくLv(LOVE)もまた、LeVelでもなく増してやLove(愛)でもなく&font(b){&color(#F54738){Level Of ViolencE}(ぼうりょくレベル)}、つまり他者を傷つけることに対する「慣れ」であることを明かし、 それまでに主人公が獲得したEXPとLvに基づき審判を下す。 審判の内容はEXPとLvが初期値のまま(不殺を貫く)かそうでないかで変化し、 前者の場合は、いかなる時でも暖かい心を失わず正しい行いを貫いた主人公の旅路を、 「あんたは &bold(){&color(#F54738){LOVE}}をてにいれず “&color(pink){&bold(){ラブ}}”を てにいれたんだ。」 と結論付ける。 そして、主人公がアズゴア王と対峙し最大の試練を迎えること、これからの行動が世界の運命を決めることを示したうえで、 「それでもアンタは諦めずにここまで来れた。これからも抱いた「&bold(){ケツイ}」を捨てず、自分の心に正直に動ける限り、アンタは正しい判断ができると信じている(要約)」 …と主人公を激励して去っていく。 「みんな アンタを おうえんしてる。」 「&bold(){がんばってこいよ。}」 一方で道中で1体でもモンスターを倒していると、サンズは主人公に「今までの行動が正しかったか、これから何をするか」を顧みる時間を与えた後、 「一番大事なのはアンタが自分に正直だったことだ(要約)」という形で審判を切り上げる。 ちなみに、話を聞いた後前のセーブ地点から再開するか、一度Neutralルート(True Pacifistルートだとそもそもサンズが現れない)としてここを通過し、通常リセットを行っていた場合、サンズは以前も同じ話をしたと言い、LvやEXPに対応した判定をやや詳細に下してくるが、基本的にLvが高くなるほどそのコメントは辛辣になっていく。 #region(2回目以降の審判) #table_style(head=#ddddff:#000000:110%) |条件|審判(要約)|h |~LV1&br()EXP=0|&font(b){【結論:&color(blue){アンタは からかわれてます。バーカ バーカ}】}&br()秘密の合言葉(かなりくだらない言葉である)を教えてくれる。これを二回ほど繰り返すと、サンズの部屋のカギを入手できる。| |~LV1&br()EXP>0|&font(b){【結論:&color(red,black){とことん腐ってる}】}&br()ごく少数であれど誰か殺したことについて、&br()&bold(){自分が何を言ってくるか知りたかったのか?}…と、主人公を酷評する。| |~LV2|&font(b){【結論:&color(red){じょうだん キツいぜ}】}&br()LV2に上がるまで殺すというやらかしについて、「よくわからないまま適当にプレイし、気づいた時には手遅れだった」と推察する。&br()…と思いきや、その直後に“&bold(){うっかり}”Lv2になる奴はいない=&bold(){意図的にプレイしてただろ}、と否定し、呆れる。&br()現にトリエルやアンダイン、マフェットなど、初見での和解が困難なモンスターは基本的に&bold(){1体でも倒すとLV1から3以上に上がる}ため、意を得た評価である。| |~LV3|&font(b){【結論:60点】}&br()悪くない数字だが、本気を出せばこんなものではないはずと及第点を与える。| |~LV4~9|&font(b){【結論:こいつは よろしくない】}&br()LV3越えの結果について、&bold(){何人かは故意に殺したな?}と指摘し、中には正当防衛であったケースを推測しつつも「わざと ころすのは ダメだ。」と灸を据える。| |~LV10~14|&font(b){【結論:&color(red){不合格}】}&br()最大値の20Lvまであと半分ではあるが、良心が半分残っているという意味ではない、半分だろうがそれ未満だろうが&bold(){落第点}であると痛烈に批判し、改心させるのは不可能なのかと落胆した追加コメントも残す。| |~LV15~|&font(b){【結論:&color(red,black){いろんな意味で最低のクズ}】}&br()「相当の悪ではあるが、何より酷いのは&bold(){悪の道を極めるにも程遠い中途半端}ということ。やっていることがしょぼい、恥ずかしいヤツ」と非常にドぎつい言葉を叩きつけてくる。&br()その後、「これなら誰も殺さない道の方が向いてる」「一度試してどうなったか教えてくれ」と、&bold(){次は}正しい行いをするように忠告してくれる。| #endregion [[Nルートのエンディングでは、主人公が去った後の地下世界の様子を留守電に残してくれる。>Nルートのエンディング一覧(UNDERTALE)]] #endregion #region(「おばさん」との約束) ある日サンズが見張り番の仕事をさぼって偶然見つけたいせきの扉を叩いて、ジョークの練習をしていると、なんと扉の向こう側から女性の声で返事が返って来た。 &s(){きっとトリエルだろう…} 女性は自分と同様ジョーク好きらしく、ジョークのやり取りをしているうちに2人は親睦を深めていった。 ある日、サンズはいつもと違って落ち込んだ様子の女性から、「いつかこの扉から人間が出てきたら、見守ってもらえないか」という頼みごとを聞かされる。 約束自体、大嫌いなサンズではあったが、ジョーク好きなレディの頼みを断るなんて出来っこないと考え、彼女の頼みを受け入れることにする。 この約束こそがサンズが主人公のサポートを行う理由であり、 本人曰く、この約束がなければ&font(b){「おまえは いまごろ とっくに しんでいた」}とのこと(そう言った直後、冗談だとしてお茶を濁すが)。ちなみにここまでに一度も死なないとサンズから&bold(){「おかげで…アンタ一度も死ななかったじゃないか。…まじで死ななかったよな?」}と言う隠しセリフが聞ける。 TPルートの終盤で、サンズは初めて、約束を交わした女性――[[トリエル>Toriel(UNDERTALE)]]との対面を果たす。 互いに声しか知らない間柄だった二人は対面を喜び、[[アズゴアの目の前でジョークを交えた親しげな会話を交わすのであった。>寝取られ]]&font(l){国王は泣いていい。} #endregion #region(TPルートのエンディング) TPルートのエンディングでは、他のモンスターたちと共に地上へと出る。 スタッフロールでは、道路を走るパピルスの車を三輪車のような乗り物で追い抜くなど、地上での生活をエンジョイしているようである。 #endregion *二次創作での扱い UNDERTALEのキャラクターの中でも屈指の人気を誇るキャラクターであり、多くの二次創作が存在する。 カップリングは主人公や弟のパピルス、トリエルなど。 特に主人公とのカップリング、通称「サンフリ」は、主人公自身が無個性で性別すら決まっていないため作者の裁量による自由度が広く、おそらく最もメジャーなカップリングである。&font(l){こらそこ、「世界一エロ画像が存在する骨」とか言うんじゃない。それはUNDERTALEじゃなくてUNDERTAILだ。}なおUNDERTALEAUとよばれるもしもの世界線が描かれるもののことを基本的には言う。 *[[DELTARUNE]]では ライトワールドに戻ってきてから登場。 グリルビーズそっくりの建物の看板を「%%GRILLBY'%%s ans」と書き換えて入口の前に立っている。 アンテ続投キャラの例に漏れずアンテにまつわる会話も可能だが、引っ越してきたばかりですぐには友達にはなれない、という話でまとめられる。 なお、アンテのサンズと比べるといささか子供っぽさが目立つ。 CHAPTER2ではグリルビーズそっくりの建物の中におり、コンビニエンスストアとして経営している。 #center(){&color(deepskyblue){just give up,i did.} &color(deepskyblue){(オレは とっくに あきらめた)}} #center(){&color(deepskyblue){why even try?} &color(deepskyblue){(どうせ イミない)}} #center(){&color(deepskyblue){――nah,i'm rootin for ya,kid.} &color(deepskyblue){(オイラは あんたを おうえんしてるぜ)}} サンズ&color(deepskyblue){「ついき しゅうせいは、&font(b){コツコツ} やってくれれば いいぜ、ニンゲン。&font(b){ホネ}だけにな」} パピルス&big(){&color(#ff9900){「兄ちゃん !!」}} #include(テンプレ2) #center(){&link_toppage(ーアニヲタWikiー)} #center(){&color(red){※注意※}} #center(){&color(red){ここから先には、UNDERTALEの最大のネタバレが書かれています。}} #center(){&color(red){UNDERTALEをプレイ中、もしくはこれから遊ぶ予定の方は、ここから下は読まないという[[ケツイ>Determination(UNDERTALE)]]を抱き続けてください。}} #center(){&aname(Continue,option=nolink){&color(deepskyblue){「It's a beautiful day outside.」}} &color(deepskyblue){(きょうは ステキな 日だ)}} #center(){&color(deepskyblue){「birds are singing, flowers are blooming...」} &color(deepskyblue){(はなが さいてる、ことりたちも さえずってる)}} #center(){&color(deepskyblue){「on days like these, kids like you...」} &color(deepskyblue){(こんな日には おまえみたいな ヤツは…)}} #center(){&size(20){&bold(){&color(deepskyblue,black){「Should be burning in hell.」}}} &size(15){&bold(){&color(deepskyblue,black){(じこくで もえてしまえば いい)}}}} #center(){&size(19){&bold(){&color(whitesmoke,black){*you feel like you're going to have a bad time.}}} &size(14){&bold(){&color(whitesmoke,black){*(サイアクな めに あわされそうな よかんが する)}}}} トリエル、パピルス、アンダイン、[[メタトン>Mettaton(UNDERTALE)]]などの主要人物を含む作中の全てのモンスターを殺すことで展開されるGenocideルートでは、審判の間にてサンズがボスとして立ちはだかる。 ちなみに、英語版の上記のセリフのうち、「こんな日には〜」の部分は、英語版MOTHER2(Earthbound)のストロング署長のパロディと言われている。 このルートにおける事実上の[[ラスボス]]である((この後アズゴアとフラウィーも殺害するが、どちらも有無を言わさず攻撃する為ちゃんとした戦闘はサンズが最後))が、HP、ATK、DEFは全て1であり、分析の内容も「最も弱いモンスター。1ダメージしか与えられない。」である。 ところがサンズは数値上こそ最弱の敵であるものの、実際の戦闘能力はすさまじいことになっている。 ・他のどのモンスターも使ってこなかった先制攻撃を使い、有無を言わさず連続で弾幕を放ってくる。 ・・本人曰く「always wondered why people never use their strongest attack first(いつも おもってたんだ…なんで みんな さいしょに ひっさつわざを つかわないんだろうって)」 ・初回以降はセリフの途中に不意打ちまで行ってくる徹底ぶりを見せ、なんとしてでも仕留めに掛かってくる。 ・サンズ戦ではそれまでにあった被弾後の無敵時間が全く存在せず、被弾している(=攻撃エフェクトに触れている)間凄まじい勢いで体力を持っていかれる(秒速約60HP)。&br()(=ATKが1という情報に嘘はないが、故に防御力の意味がない) ・・同時にKR(KaRma/Karmic Retrubition = &bold(){業の報い})状態になり、体力ゲージの一部が紫色になる。 ・・紫色になったHPはスリップダメージとしてリアルタイムで徐々に削られていく(他のRPGで言う毒状態) ・一撃与えれば勝てるのだが、こちらの攻撃を&font(b){軸をズラして確定で回避する。}(=攻撃力の意味がない) ・後半戦になるとコマンドカーソルにまで骨攻撃を仕掛けてくる。なお、これにより死ぬことはない(HPは1残る)。 ・ショートカット能力を最大限に活用し、1回の攻撃中に幾つもの弾幕を瞬時に切り替えて使用してくる。 ・・その他[[重力操作]]らしき能力も使用しており、終盤ではこれを使い主人公のSOULを何度も枠に叩きつけてきたりする。 といった具合で、強力な弾幕パターンと合わせて、全力でプレイヤーのケツイ(と心)を折りにかかってくる。 HP以外のステータスは意味がない上、「たたかう」「アイテム」以外の必要性もゆっくりコマンドを選ぶ余裕もないため、完全に別ゲーを強いられる。 そのうえ、攻撃が当たらないからといって回復に専念すればそれこそ彼を倒すには至らない。 &u(){攻撃が当たらないとわかっていても、それを&b(){当たるまで試し続けなければいけない}}のだ。 弾幕の内容は基本的には弟のパピルス同様『あおこうげき』からの骨攻撃だが、パターンの凶悪さはパピルスの比ではない。 また、[[何処かのだれかさん>W.D.Gaster(UNDERTALE)]]の名前がついた兵器、「&b(){ガスターブラスター}」も使ってくる。 骸骨状の複数のブラスターから直線状のビームをオールレンジで照射してくるうえ、喰らうと骨攻撃と同様のスリップダメージを受ける。 なお、このブラスターはパピルスも持っていることが示唆されており、Gルートをパピルスで放棄した際のデートイベントでは「犬に邪魔されなければお前は今頃ブラスターで吹き飛んでいた」という旨の発言をしている。((通常Nルート・TPルートではスペシャルこうげきとしか言われていない)) パピルスが同型機を持っているだけなのか、それともサンズが弟の形見を持ち出して戦闘に臨んでいるのか…真相は闇の中である。 戦闘中の台詞から推測するに、サンズは主人公(とフラウィ)の「SAVE」の本質を独自に調査してある程度掴んでおり、プレイヤーのセーブやロード、リセットを感知することができる。 ((実際、フラウィもサンズと戦ったことがあるらしく、Nルートを同じ結末で3周すると「自分の正体=ケツイの力を悟られるな」「詳しくは言わないが、何回もリセットさせられた」と警告してくる)) サンズの目的は、主人公のケツイを折ることでモンスターが虐殺された時間軸をリセットさせることであると考えられる。 しかし、Gルートに突入していなければ、たとえGルートに匹敵する虐殺を重ねていても、主人公を止めようとすることは決してない。 彼がここまで怠惰な性格になった原因は、何をしようが結局はプレイヤーのリセットによって戻されてしまうことを知っているから…かもしれないらしい。 バトル中に彼から言われるセリフにはそれが余すことなく現れており、Pルートを完遂したプレイヤーにはそれが痛いほど伝わってくるはず。 たとえバリアが消えて地上へ戻れても、プレイヤーがリセットという選択をするだけで全部台無しになるから&color(deepskyblue){どうせ イミない}し、 それをわかった上で生きていかなければならないから、一生懸命になることを&color(deepskyblue){とっくに あきらめた}のだ。 それでも全てを諦めたはずの彼がGルートでなお立ちはだかった理由は、バトル中のセリフ「&color(deepskyblue){このあと なにがおきるか しっている}」という一文からわかる。 すぐそこに待っているGルートの結末=&u(){&color(#fefefe){一度引き起こされればリセットさえ効かなくなる、跡形も無い世界の消滅}}を招く主人公の阻止である。 彼との戦闘曲「MEGALOVANIA」は作中曲の中でもトップクラスの人気であり、海外でも有志によるアレンジが非常に多いが、 実はこの曲、過去にToby氏が携わった「Earthbound Halloween Hack(改造版MOTHER2)」で登場したものをアレンジして収録した曲である。 「MEGALOVANIA」の由来は[[ゲーム]]『[[LIVE A LIVE]]』の曲の1つである「MEGALOMANIA」と Halloween Hackということでハロウィンのイメージが強いルーマニアの地名「Transylvania」の 2つの単語を組み合わせたもの。 特に前者は曲自体の雰囲気もリスペクトしており、音使いや曲調に共通する点がある。 ちなみにこの曲自体のToby氏本人によるアレンジは2回目。 UNDERTALE以前にToby氏が関わっていた海外のフラッシュアニメ「Homestuck」でもとあるシーンでアレンジ版が流れる。 こちらは「MeGaLoVania」名義で、より原曲に近い曲調。 有名な曲のため、音楽ゲームにも多数収録されている。 中でも『[[pop'n music]]』はサンズ本人がポップン風のデザインでキャラ化し、プレイヤーキャラとしても使用できる。 そしてポップンキャラにはゲーム上それぞれ誕生日の設定が存在するのだが、サンズの誕生日は&bold(){「9月15日」}に設定されている。 もっともこの日付は&bold(){PC版『UNDERTALE』の発売日}そのままであり、彼の性格上本当にこの誕生日で合っているのかは疑わしいところだが。 #region(みのがす) #center(){ |BGCOLOR(#000):COLOR(#FFF):&br()&font(b,300%){GAME}&br()&exk(){&br()}&font(b,300%){OVER}&br()&sizex(3){"geeettttttt dunked on!!!"}&br()&sizex(3){「あれ? 死んだのか? おかしいな&br()ハグしようと しただけなのにな」}&br()&sizex(3){"if we're really friends..."}&br()&sizex(3){「俺とお前が本当に友達なら」}&br()&sizex(3){"you won't come back."}&br()&sizex(3){「お前はもう&ruby(・){戦}&ruby(・){い}&ruby(・){に}&ruby(・){は}戻ってこない筈だ。」}&br()&br()| } #center(){&link_anchor(Continue){[Continue]} &link_anchor(Reset){[Reset]}} #endregion #region(スペシャルこうげき) 何回殺してもSAVEの力で戻ってきては戦い続け、あきらめようとしない主人公。心身ともに疲れ果てたサンズはとうとうスペシャルこうげきを使うと宣言する。 しかしそんなものは存在せず、『何もしない。』 だから主人公にターンが回ってこない。 永遠に主人公にターンを譲らせないという、RPGの戦闘システムを逆手に取った反則技である。 たとえ時が果て、永久にそこに立ち尽くそうとも、主人公を止めるというサンズなりの最後の手段である。 #region しかし、決意に満ちた主人公……プレイヤーは、疲れからか居眠りを始めたサンズの隙を突いて、 &font(b){「移動枠ごとタマシイを動かして、無理やりたたかうコマンドを選択する」}という荒技でサンズに攻撃を仕掛ける。 …しかし、その攻撃すら躱してしまうサンズ。 やはりそう簡単に隙を見せるわけがなかった。 サンズ「おーっと そうはとんやが…」 …だが次の瞬間、&bold(){プレイヤーの意図しないタイミングで放たれた攻撃がサンズを捉え、ついにサンズは敗北する。} 真っ赤な血のような液体((血のような、という表現なのは、スノーフルのまちの図書館にて読める本に「モンスターは魔力、ニンゲンは水で構成されている」と記載されており、そもそもモンスター達が血を流すことはないと推測できるため。ちなみに、『DELTARUNE』ではライトワールドに住むモンスター(ライトナー)が血を珍しがったり、逆にダークナーのランサーが血についてさも当たり前のように言及し、それに対してモンスターであるスージィは突然ノリが悪くなっていることから、「サンズはデルタルーンでいうダークナーではないか」という考察がある。一部では「サンズの赤い液体は懐にあったケチャップなんじゃね?」などと言われていたりもする))を傷口から流すサンズは、『ちゃんと警告したからな。』という台詞の後、 最期に既にあの世へ逝ってしまった弟に「お前も腹減ってるか?」と訪ね、静かに息絶えるのであった。((この際、サンズが画面外に移動するのだが、サンズが移動しているのではなくプレイヤーが興味をなくして目をそらしたという考察もあったり。)) &color(#F54738){&bold(){そして消滅音が聞こえると同時に、主人公のEXPとLOVEがカンストしてしまうのであった。}} &color(silver){ちなみに、ビチャビちゃを3個使ってスピードをMAXにしていれば眠る前に枠を動かすことも可能。セリフがバグるため注意} #endregion #endregion Gルートに挑んだプレイヤーは、ゲーム中最強の敵である(人によっては[[ふじみのアンダイン>Undyne(UNDERTALE)]]の方が強いという声もある)サンズ戦の難易度に「どこが最弱のモンスターなんだよ」と言いたくなることだろう。 しかし、サンズ戦の難易度を跳ね上げているのは主に「サンズの攻撃では無敵時間が発生せず高速でダメージを受け続ける」「KRによる継続追加ダメージが大きい」という2点であり、これらは&b(){LVが上がるほど無敵時間が短くなっていく}という隠し仕様、スリップダメージを受けている際に「*おかした つみの かずかずが せすじを つたう。」と表示されることから、主人公(プレイヤー)がGルートに進んだ罪によって引き起こされている事象であり、サンズ自身の能力ではないと考えられる。 サンズがこれらの事象を引き出している可能性もあるが、それでも恐らく対象がGルートに入るまでの罪を犯していなければ起こすことはできないと思われる。もしも罪に関係なく同じことができるのであれば、Gルートに行かない程度の大量虐殺を行ったNルートや、弟のパピルスが殺されることを見逃すはずがない(Nルートにてプレイヤーの起こした行動がなんであれ基本飄々としているサンズもパピルスの殺害に関しては怒りをぶつけてくる)。 また、攻撃の激しさやこちらの攻撃を回避してくることも強さとして挙げられるが、5ターン目にはもう「*サンズのうごきに じゃっかん つかれが みえはじめた。」と表示され、13ターン目には汗をかきはじめ、最終的には疲れて眠ってしまう辺り相当に体力の消費が激しいことが伺える。 (他のモンスターのほとんどは行動パターンがループし、疲れて汗をかいたり眠ったり戦闘を離脱することはまずない) サンズはセーブ&ロードの存在を認識しており、ロードされれば自分の体力も元通りになることも理解している。それを考慮に入れた上で、手段を選ばぬ無理な戦い方をしているというのが実態だろう。 以上のことからサンズの強さというのは本人の単純な攻撃・防御能力の高さと言うよりも、相手がGルートを進んできてセーブ&ロードを使える存在であることを前提として張り巡らせた対策、その上で必死に戦いを挑んでいる結果だと言えよう。 例えばスリップダメージがなく無敵時間もあれば、サンズからは1ターンに1か2くらいしかダメージを受けることはなく、それならばLV1でも時間はかかるだろうがイヌサラダでも齧りながら攻撃が当たるまで戦闘を続ければ誰でも勝てるだろう。逆に、無敵時間がなくその場での復活も許されないのなら、相手からロードして戦闘を続行してくれるNルートのラスボスでも苦戦は必至だろうし、Pルートのラスボスには到底勝つことなどできないだろう。 しかもプレイヤーはNルートやPルートのようなその場での復活ではないものの、ケツイが折れない限り(倒せないと諦めない限り)何度でもやり直す(ロードする)ことが許されており、対してサンズは一度でも負けたらそこで終わり。サンズにとっての勝利条件は「プレイヤーにGルート攻略を諦めさせること」その一点だけである。 プレイヤー目線からは理不尽のオンパレードに思えるサンズとの戦いであるが、その実、分の悪い戦いを強いられているのはサンズの方なのだ。 UNDERTALE10周年イベントにて、&bold(){Pルートのサンズ戦}が公開された。 ゲーム内にイベントが追加されたわけではないが、公式HPから実際に遊ぶことができる。 上述の通りGルートのサンズの戦法は相手のKRと無敵時間0であることが前提になっており、Pルートの主人公に対してはあまり有効ではない。 そこでサンズは戦い方をガラリと変えてきており、ダメージすら与えてこないが、「通り抜け不可能な骨で画面外まで押し出してくる」という戦法を取ってくる。画面外まで押し出されるとその時点で戦闘が終了する。 また、攻撃しようとすると回避不可能のブルドーザーに乗って押し出してきて強制的に敗北させられる。 さながら強制スクロールのアクションゲームのようになっているが、ミスした場所によってはリカバリー不可で即終了するため人によってはGルートよりも厄介かもしれない。 なお、このブルドーザーによる強制敗北がGルートでもできるのなら、プレイヤーにはサンズを倒すことはできず少なくともGルートの続行は不可能となる。 そうしなかったことから、逆にこの戦法は何らかの理由でGルートの主人公に対しては通用しないのだと考えられる。 追記・修正は地獄で燃やされてからからでお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,137) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: