フリアグネ(灼眼のシャナ)

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&font(#6495ED){登録日}:2018/02/07 (水) 06:18:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『[[灼眼のシャナ]]』の登場人物。 ●目次 #contents *【プロフィール】 真名:“狩人” 炎の色:薄い白 CV:[[諏訪部順一]](アニメ)、松風雅也(CD) *【概要】 この世の“歩いて行けない隣”にある世界“紅世”の住人“紅世の徒”の中でも、特に強い力を持った“紅世の王”。 世に散らばる“紅世”の[[宝具>宝具(灼眼のシャナ)]]の収集家。 本物の[[坂井悠二]]を喰らい、トーチである作中の坂井悠二を作り出した張本人。&bold(){ある意味、全ての元凶}。 外見は線の細い美青年風の容貌。ただし、これは人化の[[自在法]]によるもので、本性の姿は白い鳥。 “燐子”可愛いマリアンヌを恋人にしている。 [[坂井悠二]]が持つ火除けの指輪『アズュール』や、作中で[[マージョリー・ドー]]らが頻用する監視の箱庭『玻璃壇』も、元々はフリアグネの宝具の一部。 固有の能力として『獲物の性質』を見抜く力を持ち、この力で手にした宝具の能力や使い方を即座に看破することも可能。 また、宝具のみならず、“燐子”可愛いマリアンヌを始め人形や玩具なども無数に収集しており、アジトにしていた旧依田デパートの一階層にこれらを山積みにしていた。 *【戦闘能力】 数多の宝具と持ち前の狡知を駆使して、名のある[[フレイムヘイズ>フレイムヘイズ(灼眼のシャナ)]]を幾人も返り討ちにしてきた、&bold(){近代では五指に入る}強大な“紅世の王”。 一巻のボスということで実力を過小評価されがちだが、 ・当たればシャナのような例外を除き確実に殺せる『[[トリガーハッピー]]』 ・その他『アズュール』のようなフレイムヘイズ特攻の宝具を多数所持 ・それらを使いこなせる存在の力の器と戦闘技術 ・力技ではなく狡知によって相手を追い詰める策士タイプ ・そもそも目的が勝利でなく『都喰らい』の発動なので勝てばいい[[というわけ]]でもない と、近代で五指に入るという評価は伊達ではない、実力と厄介さを併せ持つ強大な“王”。 まともに戦うと[[カムシン>カムシン・ネブハーウ]]辺りですら手を焼く程。 相性メタに対するメタともいえるシャナと、『都喰らい』を知るアラストール、“存在の力”の感知能力がずば抜けた悠二というフリアグネにとって最悪の組み合わせが立ちはだかったという意味では、彼もまた[[間と運の悪い“王”>オルゴン(灼眼のシャナ)]]だったと言えよう。 作中描写だけ見ていてもそのメタもメタという最高の組み合わせですら冗談抜きに薄氷の勝利もいいところであり、何か一つでも要素が掛けていれば間違いなく『都喰らい』を防げなかったであろうことは想像に固くない。 「近代で五指」というは具体的にどうなのか、というのはファンの間で議論されてきたが。11年ぶりの短編集SⅣ収録の狩人のフリアグネである程度明かされた。それによると ・近代で五指、というのはそのぐらい強いという比喩表現。ただし実際に近代以降の“徒”でTOP5を選出するなら確実に入ってくる。(他に確実に入ると言えるのは[[“壊刃”サブラク>サブラク(灼眼のシャナ)]]と“瓊樹の万葉”コヨーテ) ・仮に&ruby(バル・マスケ){[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(灼眼のシャナ)]]}の面子と戦った場合、蒐集した宝具を十全に使える前提なら将帥クラスとも互角以上に戦える。(もちろん[[将軍>シュドナイ(灼眼のシャナ)]]は別にして) ということらしい。 ……改めて、よくこんなやつが1巻のボスキャラとして出てきたものである。 *【燐子】 ・&bold(){可愛いマリアンヌ} CV:[[こやまきみこ]] 人形型の燐子。 フリアグネから特別に高度な力を与えられており、宝具を使って戦うこともできる。 フリアグネとは相思相愛で、マリアンヌを他者の“存在の力”に依存する事無い存在にして永遠に一緒に生きることがフリアグネの望みであり、宝具『アズュール』から彼女に組み込んだ『転生の自在式』を起動させるために『都喰らい』を決行しようとした。 最期は追い詰められたフリアグネを救うために主人を説得し、『バブルルート』でシャナを拘束したところで『ダンスパーティー』により自爆。 『転生の自在式』による復活に望みを託して消滅した。 ・&bold(){ニーナ} 猫の人形型の燐子。 主であるフリアグネが討滅された後も執念から主の仇である坂井悠二を襲撃した。 ・&bold(){人形の燐子} アクションフィギュア型やマネキン型の名もなき燐子たち。 主人の趣味からマニアックな服装をしている。 *【宝具】 ・&bold(){トリガーハッピー} 銃型の宝具。 身の内に在る“紅世の王”の休眠を破ることにより、器たる契約者を爆死させるフレイムヘイズ殺しの宝具。 北米開拓時代、インディアンに協力して開拓者を襲っていたフレイムヘイズへの復讐を誓う開拓者の少年を、『フレイムヘイズ殺し』の宝具を求めていたフリアグネが利害の一致から拾い上げ創り出したモノ。 完成当初はフリアグネも「休眠を破られて顕現した”紅世の王”が最後のあがきで大暴れする」事を警戒していたが、使い続けても危惧していた「”紅世の王”最後のあがき」が全く起きなかった事から本編開始時点では完成当初と比べるとリスクに対する警戒感が弱くなっていた。 ・&bold(){ダンスパーティ} ハンドベル型の宝具。 音色で燐子を爆発させる。本来は敵の燐子を破壊するための宝具。 フリアグネは御崎市全域に作ったトーチに仕掛けを埋め込み、これらを一斉に爆発させることで『都喰らい』を起こそうとした。 ・&bold(){バブルルート} コイン型の宝具。 弾いた軌跡に鎖を作り、敵の武器を絡めとる。 別名『武器殺し』 相手が武器を振るう瞬間に合わせて発動する必要があるため、使いこなすには相応の実力が要る。 ・&bold(){レギュラー・シャープ} カード型の宝具。 一枚から無数に分裂し、刃の雪崩となって敵を攻撃する。 実はこれ自体はただの「自動で切れるカード」の宝具でしかなく、そこに“存在の力”を込めて飛ばすことで武器として転用している。 ・&bold(){リシャッフル} 万華鏡型の宝具。 覗き込んだ者と覗かれた相手の意識総体を入れ替える。 ただし、お互いの心が通じ合っていないと効力を発揮しない。 ・&bold(){アズュール} 指輪型の宝具。 火を防ぐ結界を張る。防御力は軽い息吹程度なら神の一撃さえ防ぐが、絶対無敵とまではいかない。 『炎弾』をはじめとした炎の自在法を扱うフレイムヘイズに対し相性がいいが、格闘主体のシャナ相手には意味がなかった。 内側に莫大な存在の力と引き換えに対象を確固たる存在に作り替える『転生の自在式』が刻まれている。 というより、この自在式が刻まれた指輪が宝具になり、火除け効果は後からついたもの。 シリーズ最終盤にて意外な役割を果たすことになる。 ・&bold(){玻璃壇} 銅鏡型の宝具。 範囲内の地形を周囲の物体を取り込んだ巨大な箱庭の形で再現し、内部の“存在の力”の流れを逐次投影する。 人間やトーチなどに加え、使われた自在法までも把握できる一方、フレイムヘイズや“紅世の徒”を投影することはできない。 かつて紅世で真正の『神』と称される[[祭礼の蛇]]が、自らの創り出した都市『大縛鎖』を監視するために作り上げた宝具。 *【作中の活躍】 愛するマリアンヌに『転生の自在式』を使い、他者の力に頼らなくても存在していける独立した存在にしてずっと一緒に生きることを願い、そのために必要な“存在の力”を得るため御崎市において秘法『都喰らい』の発動を企てる。 しかし、『炎髪灼眼の討ち手』が『都喰らい』成就寸前に御崎市に現れたことで彼の計画は狂い始めた。 『[[トリガーハッピー]]』による爆発で『都喰らい』の準備が崩れることをおそれて常套手段の決め手が使えず、また『都喰らい』のために自分がトーチを使おうとしていることを悠二や[[シャナ>シャナ(灼眼のシャナ) ]]に看破され、坂井悠二の作戦でトーチを消費され続けたために、彼らと戦わざるを得なくなった。 『ダンスパーティー』で“燐子”の軍団に自爆戦法を取らせることで、「『ダンスパーティー』は戦闘のための物」とシャナや悠二たちに錯覚させ、さらに悠二を人質に取って『トリガーハッピー』の能力を明かしシャナに伝えさせることで、本当の切り札である『ダンスパーティー』からシャナの目をそらさせ、同時にビル屋上で戦うことで「『ダンスパーティー』を鳴らしてもおかしくない状況」を作り上げ、シャナと戦う振りをしつつ『都喰らい』を進めていた。 しかし、フレイムヘイズとの長年の戦歴から、彼が勝てると踏んで取った戦法は、自在法を使わず格闘戦に特化したシャナにはほとんど通じないという誤算、隠蔽のために護衛にして戦力である“燐子”達を自爆させながら戦うしかないという状況、『都喰らい』のために市内全域のトーチの爆破の鼓動の一斉制御・加速という緻密かつ大規模な作業と戦闘の同時進行、といった数々の要因から、自分の策で作り出した状況に追い詰められてしまう。 マリアンヌがフリアグネを助け、「ふたりの願い」を叶えるために自分をフリアグネに爆破させたことにより、なんとかシャナを追い詰めるものの、悠二の異常に鋭敏な感覚に『都喰らい』のための狙いと仕掛けを看破され、シャナの攻撃で『ダンスパーティー』を破壊されたことで望みが潰える。 破れかぶれとなって放った宝具『トリガーハッピー』をシャナに炸裂させ、[[アラストール>アラストール(灼眼のシャナ)]]の休眠を破った……まではよかったが、神の目覚めを以てしても巨大過ぎるシャナの「器」を破壊することは出来ず、一時的な顕現を果たしたアラストールに焼き尽くされ消滅した。 TVアニメ版では『トリガーハッピー』の発砲をマージョリーに阻止された為、そのままシャナに切り伏せられた。 *【余談】 外伝巻のQ&Aコーナーでは恋人のマリアンヌと共に解説を務めており、ここで初めて明らかになった情報も数多かった。 またアニメ版DVDでは「フリアグネとマリアンヌのなぜなにシャナ」として、第1期・第2期を通じて解説役を務めた。 担当イラストレーター[[いとうのいぢ]]氏お気に入りのキャラ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 「一巻で戦うような奴じゃなかった強敵」リストを作るとまず確実に名前が挙がるお方 -- 名無しさん (2018-02-07 09:46:45) - ↑原作後半でも上から数えた方が早いレベルの強さなんだっけ? -- 名無しさん (2018-02-07 10:09:51) - 相性補正のおかげで勝ったので実際は強い強いというけれど、正直設定倒れの感は否めないかも。 -- 名無しさん (2018-02-07 10:35:10) - 彼自身の力が強いというより(もちろん王相応の力はあるが)、高性能な燐子、状況に合わせた多様な宝具、フレイムヘイズメタ宝具をを的確に使いこなしす頭と実行力の強さという感じ。ちなみに歴代でも指折りの強力な燐子使いでもあるらしく、実際彼の燐子はマリアンヌやニーナに限らず軒並み高性能。普通の徒や王なら持ってても一点ものというような燐子を山ほど従えてた。だからダンスパーティの自爆戦術でも相当に戦力は削られてた。そもそもニーナみたいな特別でもない燐子が主が消えてからも自立行動して戦闘ができる時点で異常。 -- 名無しさん (2018-02-07 11:42:40) - 一巻カラー口絵でフリアグネが抱いてた(と思うがあやふや)女性って、転生成功したマリアンヌのイメージなのかね。確かそんなのが描いてあったと思うんだよ… -- 名無しさん (2018-02-07 12:27:52) - ↑ 終盤のマネキンの外装被ったマリアンヌだと思うぞ -- 名無しさん (2018-02-07 12:29:46) - 諏訪部氏の声が凄いマッチしていた。 -- 名無しさん (2018-02-07 13:30:08) - シャナがトリガーハッピー効かない例外オブ例外なだけで、あれ作中屈指の反則効果そのものだからな…そもそも言われてるけど燐子がおかしすぎる -- 名無しさん (2020-09-19 11:15:41) - シャナ+悠二相手だから負けたけどマージョリーみたいな自在法を主とするタイプだったらそれだけで大幅に有利になるからなぁ。主人公の強さを引き立てる咬ませ犬としてはある意味最高の立ち位置 -- 名無しさん (2023-08-10 14:16:22) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/02/07 (水) 06:18:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『[[灼眼のシャナ]]』の登場人物。 ●目次 #contents *【プロフィール】 真名:“狩人” 炎の色:薄い白 CV:[[諏訪部順一]](アニメ)、松風雅也(CD) *【概要】 この世の“歩いて行けない隣”にある世界“紅世”の住人“紅世の徒”の中でも、特に強い力を持った“紅世の王”。 世に散らばる“紅世”の[[宝具>宝具(灼眼のシャナ)]]の収集家。 本物の[[坂井悠二]]を喰らい、トーチである作中の坂井悠二を作り出した張本人。&bold(){ある意味、全ての元凶}。 外見は線の細い美青年風の容貌。ただし、これは人化の[[自在法]]によるもので、本性の姿は白い鳥。 “燐子”可愛いマリアンヌを恋人にしている。 [[坂井悠二]]が持つ火除けの指輪『アズュール』や、作中で[[マージョリー・ドー]]らが頻用する監視の箱庭『玻璃壇』も、元々はフリアグネの宝具の一部。 固有の能力として『獲物の性質』を見抜く力を持ち、この力で手にした宝具の能力や使い方を即座に看破することも可能。 また、宝具のみならず、“燐子”可愛いマリアンヌを始め人形や玩具なども無数に収集しており、アジトにしていた旧依田デパートの一階層にこれらを山積みにしていた。 *【戦闘能力】 数多の宝具と持ち前の狡知を駆使して、名のある[[フレイムヘイズ>フレイムヘイズ(灼眼のシャナ)]]を幾人も返り討ちにしてきた、&bold(){近代では五指に入る}強大な“紅世の王”。 一巻のボスということで実力を過小評価されがちだが、 ・当たればシャナのような例外を除き確実に殺せる『[[トリガーハッピー]]』 ・その他『アズュール』のようなフレイムヘイズ特攻の宝具を多数所持 ・それらを使いこなせる存在の力の器と戦闘技術 ・力技ではなく狡知によって相手を追い詰める策士タイプ ・そもそも目的が勝利でなく『都喰らい』の発動なので勝てばいい[[というわけ]]でもない と、近代で五指に入るという評価は伊達ではない、実力と厄介さを併せ持つ強大な“王”。 まともに戦うと[[カムシン>カムシン・ネブハーウ]]辺りですら手を焼く程。 相性メタに対するメタともいえるシャナと、『都喰らい』を知るアラストール、“存在の力”の感知能力がずば抜けた悠二というフリアグネにとって最悪の組み合わせが立ちはだかったという意味では、彼もまた[[間と運の悪い“王”>オルゴン(灼眼のシャナ)]]だったと言えよう。 作中描写だけ見ていてもそのメタもメタという最高の組み合わせですら冗談抜きに薄氷の勝利もいいところであり、何か一つでも要素が掛けていれば間違いなく『都喰らい』を防げなかったであろうことは想像に固くない。 「近代で五指」というは具体的にどうなのか、というのはファンの間で議論されてきたが。11年ぶりの短編集SⅣ収録の狩人のフリアグネである程度明かされた。それによると ・近代で五指、というのはそのぐらい強いという比喩表現。ただし実際に近代以降の“徒”でTOP5を選出するなら確実に入ってくる。(他に確実に入ると言えるのは[[“壊刃”サブラク>サブラク(灼眼のシャナ)]]と“瓊樹の万葉”コヨーテ) ・仮に&ruby(バル・マスケ){[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(灼眼のシャナ)]]}の面子と戦った場合、蒐集した宝具を十全に使える前提なら将帥クラスとも互角以上に戦える。(もちろん[[将軍>シュドナイ(灼眼のシャナ)]]は別にして) ということらしい。 ……改めて、よくこんなやつが1巻のボスキャラとして出てきたものである。 *【燐子】 ・&bold(){可愛いマリアンヌ} CV:[[こやまきみこ]] 人形型の燐子。 フリアグネから特別に高度な力を与えられており、宝具を使って戦うこともできる。 フリアグネとは相思相愛で、マリアンヌを他者の“存在の力”に依存する事無い存在にして永遠に一緒に生きることがフリアグネの望みであり、宝具『アズュール』から彼女に組み込んだ『転生の自在式』を起動させるために『都喰らい』を決行しようとした。 最期は追い詰められたフリアグネを救うために主人を説得し、『バブルルート』でシャナを拘束したところで『ダンスパーティー』により自爆。 『転生の自在式』による復活に望みを託して消滅した。 ・&bold(){ニーナ} 猫の人形型の燐子。 主であるフリアグネが討滅された後も執念から主の仇である坂井悠二を襲撃した。 ・&bold(){人形の燐子} アクションフィギュア型やマネキン型の名もなき燐子たち。 主人の趣味からマニアックな服装をしている。 *【宝具】 ・&bold(){トリガーハッピー} 銃型の宝具。 身の内に在る“紅世の王”の休眠を破ることにより、器たる契約者を爆死させるフレイムヘイズ殺しの宝具。 北米開拓時代、インディアンに協力して開拓者を襲っていたフレイムヘイズへの復讐を誓う開拓者の少年を、『フレイムヘイズ殺し』の宝具を求めていたフリアグネが利害の一致から拾い上げ創り出したモノ。 完成当初はフリアグネも「休眠を破られて顕現した”紅世の王”が最後のあがきで大暴れする」事を警戒していたが、使い続けても危惧していた「”紅世の王”最後のあがき」が全く起きなかった事から本編開始時点では完成当初と比べるとリスクに対する警戒感が弱くなっていた。 ・&bold(){ダンスパーティ} ハンドベル型の宝具。 音色で燐子を爆発させる。本来は敵の燐子を破壊するための宝具。 フリアグネは御崎市全域に作ったトーチに仕掛けを埋め込み、これらを一斉に爆発させることで『都喰らい』を起こそうとした。 ・&bold(){バブルルート} コイン型の宝具。 弾いた軌跡に鎖を作り、敵の武器を絡めとる。 別名『武器殺し』 相手が武器を振るう瞬間に合わせて発動する必要があるため、使いこなすには相応の実力が要る。 ・&bold(){レギュラー・シャープ} カード型の宝具。 一枚から無数に分裂し、刃の雪崩となって敵を攻撃する。 実はこれ自体はただの「自動で切れるカード」の宝具でしかなく、そこに“存在の力”を込めて飛ばすことで武器として転用している。 ・&bold(){リシャッフル} 万華鏡型の宝具。 覗き込んだ者と覗かれた相手の意識総体を入れ替える。 ただし、お互いの心が通じ合っていないと効力を発揮しない。 ・&bold(){アズュール} 指輪型の宝具。 火を防ぐ結界を張る。防御力は軽い息吹程度なら神の一撃さえ防ぐが、絶対無敵とまではいかない。 『炎弾』をはじめとした炎の自在法を扱うフレイムヘイズに対し相性がいいが、格闘主体のシャナ相手には意味がなかった。 内側に莫大な存在の力と引き換えに対象を確固たる存在に作り替える『転生の自在式』が刻まれている。 というより、この自在式が刻まれた指輪が宝具になり、火除け効果は後からついたもの。 シリーズ最終盤にて意外な役割を果たすことになる。 ・&bold(){玻璃壇} 銅鏡型の宝具。 範囲内の地形を周囲の物体を取り込んだ巨大な箱庭の形で再現し、内部の“存在の力”の流れを逐次投影する。 人間やトーチなどに加え、使われた自在法までも把握できる一方、フレイムヘイズや“紅世の徒”を投影することはできない。 かつて紅世で真正の『神』と称される[[祭礼の蛇]]が、自らの創り出した都市『大縛鎖』を監視するために作り上げた宝具。 *【作中の活躍】 愛するマリアンヌに『転生の自在式』を使い、他者の力に頼らなくても存在していける独立した存在にしてずっと一緒に生きることを願い、そのために必要な“存在の力”を得るため御崎市において秘法『都喰らい』の発動を企てる。 しかし、『炎髪灼眼の討ち手』が『都喰らい』成就寸前に御崎市に現れたことで彼の計画は狂い始めた。 『[[トリガーハッピー]]』による爆発で『都喰らい』の準備が崩れることをおそれて常套手段の決め手が使えず、また『都喰らい』のために自分がトーチを使おうとしていることを悠二や[[シャナ>シャナ(灼眼のシャナ) ]]に看破され、坂井悠二の作戦でトーチを消費され続けたために、彼らと戦わざるを得なくなった。 『ダンスパーティー』で“燐子”の軍団に自爆戦法を取らせることで、「『ダンスパーティー』は戦闘のための物」とシャナや悠二たちに錯覚させ、さらに悠二を人質に取って『トリガーハッピー』の能力を明かしシャナに伝えさせることで、本当の切り札である『ダンスパーティー』からシャナの目をそらさせ、同時にビル屋上で戦うことで「『ダンスパーティー』を鳴らしてもおかしくない状況」を作り上げ、シャナと戦う振りをしつつ『都喰らい』を進めていた。 しかし、フレイムヘイズとの長年の戦歴から、彼が勝てると踏んで取った戦法は、自在法を使わず格闘戦に特化したシャナにはほとんど通じないという誤算、隠蔽のために護衛にして戦力である“燐子”達を自爆させながら戦うしかないという状況、『都喰らい』のために市内全域のトーチの爆破の鼓動の一斉制御・加速という緻密かつ大規模な作業と戦闘の同時進行、といった数々の要因から、自分の策で作り出した状況に追い詰められてしまう。 マリアンヌがフリアグネを助け、「ふたりの願い」を叶えるために自分をフリアグネに爆破させたことにより、なんとかシャナを追い詰めるものの、悠二の異常に鋭敏な感覚に『都喰らい』のための狙いと仕掛けを看破され、シャナの攻撃で『ダンスパーティー』を破壊されたことで望みが潰える。 破れかぶれとなって放った宝具『トリガーハッピー』をシャナに炸裂させ、[[アラストール>アラストール(灼眼のシャナ)]]の休眠を破った……まではよかったが、神の目覚めを以てしても巨大過ぎるシャナの「器」を破壊することは出来ず、一時的な顕現を果たしたアラストールに焼き尽くされ消滅した。 TVアニメ版では『トリガーハッピー』の発砲をマージョリーに阻止された為、そのままシャナに切り伏せられた。 *【余談】 外伝巻のQ&Aコーナーでは恋人のマリアンヌと共に解説を務めており、ここで初めて明らかになった情報も数多かった。 またアニメ版DVDでは「フリアグネとマリアンヌのなぜなにシャナ」として、第1期・第2期を通じて解説役を務めた。 担当イラストレーター[[いとうのいぢ]]氏お気に入りのキャラ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 「一巻で戦うような奴じゃなかった強敵」リストを作るとまず確実に名前が挙がるお方 -- 名無しさん (2018-02-07 09:46:45) - ↑原作後半でも上から数えた方が早いレベルの強さなんだっけ? -- 名無しさん (2018-02-07 10:09:51) - 相性補正のおかげで勝ったので実際は強い強いというけれど、正直設定倒れの感は否めないかも。 -- 名無しさん (2018-02-07 10:35:10) - 彼自身の力が強いというより(もちろん王相応の力はあるが)、高性能な燐子、状況に合わせた多様な宝具、フレイムヘイズメタ宝具をを的確に使いこなしす頭と実行力の強さという感じ。ちなみに歴代でも指折りの強力な燐子使いでもあるらしく、実際彼の燐子はマリアンヌやニーナに限らず軒並み高性能。普通の徒や王なら持ってても一点ものというような燐子を山ほど従えてた。だからダンスパーティの自爆戦術でも相当に戦力は削られてた。そもそもニーナみたいな特別でもない燐子が主が消えてからも自立行動して戦闘ができる時点で異常。 -- 名無しさん (2018-02-07 11:42:40) - 一巻カラー口絵でフリアグネが抱いてた(と思うがあやふや)女性って、転生成功したマリアンヌのイメージなのかね。確かそんなのが描いてあったと思うんだよ… -- 名無しさん (2018-02-07 12:27:52) - ↑ 終盤のマネキンの外装被ったマリアンヌだと思うぞ -- 名無しさん (2018-02-07 12:29:46) - 諏訪部氏の声が凄いマッチしていた。 -- 名無しさん (2018-02-07 13:30:08) - シャナがトリガーハッピー効かない例外オブ例外なだけで、あれ作中屈指の反則効果そのものだからな…そもそも言われてるけど燐子がおかしすぎる -- 名無しさん (2020-09-19 11:15:41) - シャナ+悠二相手だから負けたけどマージョリーみたいな自在法を主とするタイプだったらそれだけで大幅に有利になるからなぁ。主人公の強さを引き立てる咬ませ犬としてはある意味最高の立ち位置 -- 名無しさん (2023-08-10 14:16:22) - さらに、そもそもシャナが勝てたのがトリガーハッピーでアラストールが覚醒したおかげなので、ラストの場面で普通の炎弾を喰らっていたらシャナが負けていたのよ -- 名無しさん (2025-03-05 20:48:45) #comment #areaedit(end) }

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