「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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&font(#6495ED){登録日}:2018/08/14 (火) 12:38:15
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
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本作はリイド社が運営するウェブサイト『トーチweb』で連載されていた[[漫画]]。
作者は&font(l){[[水木しげる]]}ドリヤス工場。
シリーズに&bold(){&color(red){『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』}}、&bold(){&color(green){『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』}}、&bold(){&color(purple){『評判すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』}}がある。
日本テレビの番組『世界一受けたい授業』で、ピースの又吉直樹氏が紹介した事でも話題になった。
内容は読んで字の如しで、『タイトルは知っているけど内容は分からない』という文学作品を要約しだいたい10ページくらいの漫画でまとめたもの。
扱われている作品は純文学や児童文学、[[ミステリー]]に古典、『共産党宣言』など厳密には文学作品でないものまで幅広い。
『注文の多い料理店』のような児童文学など、尺の短いものは原作そのままに漫画化されている。
作品の要約の仕方が上手く、文学作品の漫画化や映像化にありがちな『独自の視点』のようなものは一切入っておらず、原作に非常に忠実な作りになっている。
かと言って、ただ単に筋にそって文章を絵にしているだけではなく、台詞や間の取り方などをちゃんと絵で表現していてしっかりと『漫画作品』として成立していて、
文章に取っつきにくい 人でも読みやすい構成になっている。
また、作者の特徴である[[水木しげる]]風の作風が各作品に実によくマッチしている。
『変身』や『注文の多い料理店』などの怪奇色のある作品は勿論、『手袋を買いに』のような児童文学も違和感がない。
ただし、作者も[[あとがき]]で語っているが、一部強引な筋になっているものもあるため、これだけを読んで作品を知ったというのは難しいかと思われる。
あくまでタイトル通り「読んだ気になれる」という趣旨の企画のため、文学作品への入門程度に考えれば良いと思う。
これを読んで興味を持ったら、あるいは「物足りない」と思ったのなら、是非原作を手に取って読んでみよう。
*【収録作品】
#openclose(show=●『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・[[太宰治]]『[[人間失格]]』
・[[中島敦]]『山月記』
・梶井基次郎『檸檬』
・森鴎外『舞姫』
・坂口安吾『桜の森の満開の下』
・フランツ・カフカ『[[変身>変身(フランツ・カフカの小説)]]』
・宮沢賢治『注文の多い料理店』
・永井荷風『濹東綺譚』
・泉鏡花『高野聖』
・夏目漱石『三四郎』
・アンデルセン『雪の女王』
・[[芥川龍之介]]『[[羅生門>羅生門(小説)]]』
・田山花袋『蒲団』
・幸田露伴『五重塔』
・新美南吉『[[ごん狐>ごんぎつね(児童文学)]]』
・樋口一葉『たけくらべ』
・魯迅『阿Q正伝』
・伊藤左千夫『野菊の墓』 ※松田聖子主演の映画版が有名
・トルストイ『イワンのばか』
・エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人』
・菊池寛『恩讐の彼方に』
・二葉亭四迷『浮雲』
・グリム兄弟『ラプンツェル』
・夢野久作『[[ドグラ・マグラ]]』
・堀辰雄『風立ちぬ』
}
#openclose(show=●『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・夏目漱石『坊ちゃん』
・織田作之助『夫婦善哉』
・国木田独歩『武蔵野』
・芥川龍之介『地獄変』
・チェーホフ『桜の園』
・尾崎紅葉『金色夜叉』
・徳冨蘆花『不如婦』
・小林多喜二『蟹工船』
・ウィーダ『フランダースの犬』
・作者不詳『マザー・グース』
・吉田兼好『徒然草』
・有島武郎『カインの末裔』
・太宰治『斜陽』
・スウィフト『ガリバー旅行記』 ※日本では最初の小人国のみが児童文学として独立して紹介されることが多い
・陳寿『魏士倭人伝』
・梶井基次郎『桜の樹の下には』
・島崎藤村『破戒』
・江戸川乱歩『人間椅子』
・アンデルセン『人魚姫』
・森鴎外『ヰタ・セクスアリス』
・宮沢賢治『[[銀河鉄道の夜]]』
}
#openclose(show=●『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・芥川龍之介『蜘蛛の糸/トロッコ』
・福沢諭吉『学問のすゝめ』
・織田作之助『猿飛佐助』
・夢野久作『瓶詰地獄』
・夏目漱石『吾輩は猫である』
・森鴎外『山椒大夫』
・坂口安吾『堕落論』
・魯迅『狂人日記』
・宮沢賢治『風の又三郎』
・オルコット『若草物語』
・押川春浪『[[海底軍艦]]』
・葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』
・谷崎潤一郎『[[春琴抄>春琴抄(小説)]]』
・田山花袋『田舎教師』
・太宰治『富嶽百景』
・ツルゲーネフ『初恋』
・マルクス/エンゲルス『共産党宣言』
・石原莞爾『最終戦争論』
・菊池寛『父帰る』
・江戸川乱歩『D坂の殺人事件』
・[[ラヴクラフト>ハワード・フィリップス・ラヴクラフト]]『[[クトゥルフの呼び声>クトゥルフ神話]]』
・泉鏡花『夜叉ヶ池』
・中島敦『李陵』
・新美南吉『[[手袋を買いに>手袋を買いに(児童文学)]]』
・坂口信夫『死者の書』
}
#openclose(show=●『評判すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・谷崎潤一郎『痴人の愛』
・江戸川乱歩『[[押絵と旅する男>押絵と旅する男(小説)]]』
・織田作之助『青春の逆説』
・太宰治『ヴィヨンの妻』
・ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
・有島武郎『或る女』
・中島敦『光と風と夢』
・徳永直『太陽のない街』
・佐藤春夫『田園の憂鬱』
・芥川龍之介『杜子春』
・エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』
・夏目漱石『草枕』
・久米正雄『父の死』
・堀辰雄『聖家族』
・泉鏡花『外科室』
・ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』
・伊藤左千夫『春の湖』
・宮沢賢治『グスコーブドリの伝記』
・三好達治『測量船』
・徳田秋声『あらくれ』
・ラヴクラフト『インスマスを覆う影』
・小川未明『赤い蝋燭と人魚』
・菊池寛『真珠夫人』
・壺井栄『二十四の瞳』
}
追記・修正お願いします。
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ドグラ・マグラ要約とはすげーなあ・・・ -- 名無しさん (2018-08-14 14:24:37)
- 是非大菩薩峠を要約して欲しい -- 名無しさん (2018-08-14 16:53:57)
- クトゥルフの呼び声が必修文学作品…? -- 名無しさん (2018-08-14 21:13:22)
- この人同人誌でもアニメの要約とかやってるんだよね水木風の絵で。ラブライブの真姫ちゃんがかなり特徴捉えてた可愛い -- 名無しさん (2018-08-14 23:00:06)
- なぜか走れメロスが収録されてない…… -- 名無しさん (2020-11-27 09:09:36)
- 走れメロスは教科書に全文載るくらい短いからじゃね -- 名無しさん (2020-11-27 09:56:40)
#comment
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&font(#6495ED){登録日}:2018/08/14 (火) 12:38:15
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
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本作はリイド社が運営するウェブサイト『トーチweb』で連載されていた[[漫画]]。
作者は&font(l){[[水木しげる]]}ドリヤス工場。
シリーズに&bold(){&color(red){『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』}}、&bold(){&color(green){『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』}}、&bold(){&color(purple){『評判すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』}}がある。
日本テレビの番組『世界一受けたい授業』で、ピースの又吉直樹氏が紹介した事でも話題になった。
内容は読んで字の如しで、『タイトルは知っているけど内容は分からない』という文学作品を要約しだいたい10ページくらいの漫画でまとめたもの。
扱われている作品は純文学や児童文学、[[ミステリー]]に古典、『共産党宣言』など厳密には文学作品でないものまで幅広い。
『注文の多い料理店』のような児童文学など、尺の短いものは原作そのままに漫画化されている。
作品の要約の仕方が上手く、文学作品の漫画化や映像化にありがちな『独自の視点』のようなものは一切入っておらず、原作に非常に忠実な作りになっている。
かと言って、ただ単に筋にそって文章を絵にしているだけではなく、台詞や間の取り方などをちゃんと絵で表現していてしっかりと『漫画作品』として成立していて、
文章に取っつきにくい 人でも読みやすい構成になっている。
また、作者の特徴である[[水木しげる]]風の作風が各作品に実によくマッチしている。
『変身』や『注文の多い料理店』などの怪奇色のある作品は勿論、『手袋を買いに』のような児童文学も違和感がない。
ただし、作者も[[あとがき]]で語っているが、一部強引な筋になっているものもあるため、これだけを読んで作品を知ったというのは難しいかと思われる。
あくまでタイトル通り「読んだ気になれる」という趣旨の企画のため、文学作品への入門程度に考えれば良いと思う。
これを読んで興味を持ったら、あるいは「物足りない」と思ったのなら、是非原作を手に取って読んでみよう。
*【収録作品】
#openclose(show=●『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・[[太宰治]]『[[人間失格]]』
・[[中島敦]]『山月記』
・梶井基次郎『檸檬』
・森鴎外『舞姫』
・坂口安吾『桜の森の満開の下』
・フランツ・カフカ『[[変身>変身(フランツ・カフカの小説)]]』
・宮沢賢治『注文の多い料理店』
・永井荷風『濹東綺譚』
・泉鏡花『高野聖』
・夏目漱石『三四郎』
・アンデルセン『雪の女王』
・[[芥川龍之介]]『[[羅生門>羅生門(小説)]]』
・田山花袋『蒲団』
・幸田露伴『五重塔』
・新美南吉『[[ごん狐>ごんぎつね(児童文学)]]』
・樋口一葉『たけくらべ』
・魯迅『阿Q正伝』
・伊藤左千夫『野菊の墓』 ※松田聖子主演の映画版が有名
・トルストイ『イワンのばか』
・エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人』
・菊池寛『恩讐の彼方に』
・二葉亭四迷『浮雲』
・グリム兄弟『ラプンツェル』
・夢野久作『[[ドグラ・マグラ]]』
・堀辰雄『風立ちぬ』
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#openclose(show=●『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・夏目漱石『坊ちゃん』
・織田作之助『夫婦善哉』
・国木田独歩『武蔵野』
・芥川龍之介『地獄変』
・チェーホフ『桜の園』
・尾崎紅葉『金色夜叉』
・徳冨蘆花『不如婦』
・小林多喜二『蟹工船』
・ウィーダ『フランダースの犬』
・作者不詳『マザー・グース』
・吉田兼好『徒然草』
・有島武郎『カインの末裔』
・太宰治『斜陽』
・スウィフト『ガリバー旅行記』 ※日本では最初の小人国のみが児童文学として独立して紹介されることが多い
・陳寿『魏士倭人伝』
・梶井基次郎『桜の樹の下には』
・島崎藤村『破戒』
・江戸川乱歩『人間椅子』
・アンデルセン『人魚姫』
・森鴎外『ヰタ・セクスアリス』
・宮沢賢治『[[銀河鉄道の夜]]』
}
#openclose(show=●『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・芥川龍之介『蜘蛛の糸/トロッコ』
・福沢諭吉『学問のすゝめ』
・織田作之助『猿飛佐助』
・夢野久作『瓶詰地獄』
・夏目漱石『吾輩は猫である』
・森鴎外『山椒大夫』
・坂口安吾『堕落論』
・魯迅『狂人日記』
・宮沢賢治『風の又三郎』
・オルコット『若草物語』
・押川春浪『[[海底軍艦]]』
・葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』
・谷崎潤一郎『[[春琴抄>春琴抄(小説)]]』
・田山花袋『田舎教師』
・太宰治『富嶽百景』
・ツルゲーネフ『初恋』
・マルクス/エンゲルス『共産党宣言』
・石原莞爾『最終戦争論』
・菊池寛『父帰る』
・江戸川乱歩『D坂の殺人事件』
・[[ラヴクラフト>ハワード・フィリップス・ラヴクラフト]]『[[クトゥルフの呼び声>クトゥルフ神話]]』
・泉鏡花『夜叉ヶ池』
・中島敦『李陵』
・新美南吉『[[手袋を買いに>手袋を買いに(児童文学)]]』
・坂口信夫『死者の書』
}
#openclose(show=●『評判すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』){
・谷崎潤一郎『痴人の愛』
・江戸川乱歩『[[押絵と旅する男>押絵と旅する男(小説)]]』
・織田作之助『青春の逆説』
・太宰治『ヴィヨンの妻』
・ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
・有島武郎『或る女』
・中島敦『光と風と夢』
・徳永直『太陽のない街』
・佐藤春夫『田園の憂鬱』
・芥川龍之介『杜子春』
・エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』
・夏目漱石『草枕』
・久米正雄『父の死』
・堀辰雄『聖家族』
・泉鏡花『外科室』
・ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』
・伊藤左千夫『春の湖』
・宮沢賢治『グスコーブドリの伝記』
・三好達治『測量船』
・徳田秋声『あらくれ』
・ラヴクラフト『インスマスを覆う影』
・小川未明『赤い蝋燭と人魚』
・菊池寛『真珠夫人』
・壺井栄『[[二十四の瞳]]』
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追記・修正お願いします。
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- ドグラ・マグラ要約とはすげーなあ・・・ -- 名無しさん (2018-08-14 14:24:37)
- 是非大菩薩峠を要約して欲しい -- 名無しさん (2018-08-14 16:53:57)
- クトゥルフの呼び声が必修文学作品…? -- 名無しさん (2018-08-14 21:13:22)
- この人同人誌でもアニメの要約とかやってるんだよね水木風の絵で。ラブライブの真姫ちゃんがかなり特徴捉えてた可愛い -- 名無しさん (2018-08-14 23:00:06)
- なぜか走れメロスが収録されてない…… -- 名無しさん (2020-11-27 09:09:36)
- 走れメロスは教科書に全文載るくらい短いからじゃね -- 名無しさん (2020-11-27 09:56:40)
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