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シャザム!(映画) - (2024/10/17 (木) 22:23:37) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2019/05/05 Sun 20:20:20
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#center(){
&font(32px,b){見た目は}&font(32px,red,b){オトナ}&font(32px,b){、中身は}&font(32px,red,b){コドモ}
&font(18px,b){世界救うつもりなのに、明日学校かよー。}
}
『シャザム!(Shazam!)』とは、2019年に公開された米映画。
DCコミックス社のコミックヒーロー「シャザム」の実写映画化作品である。
DCフィルムズ・ユニバース/DC Extended Universeの一作で、これまでの作品とは直接的関わりはないが、「[[バットマン>バットマン(人物)]]や[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]]が存在する」世界観を共有している。
なお、製作はワーナー・ブラザース映画のグループ会社であり、『[[IT/イット “それ”が見えたら、終わり。]]』を制作したニュー・ライン・シネマが担当した。
*概要
[[14歳>14歳(年齢)]]の少年が、太古より伝わる魔術師に選ばれ大人のスーパーヒーローに変身し悪と戦うジュブナイルヒーロー映画。
ストーリーはジェフ・ジョーンズの『[[シャザム!:魔法の守護者]]』をベースにしている。
これまでのDCFUの中で最も明るくコメディタッチに作られており、笑いあり涙ありの、大人から子供まで幅広く楽しめる、ヒーロー映画の入り口としても最適な作品となった。
『[[アクアマン>アクアマン(映画)]]』に引き続き批評家からも高い評価を得ており、次回作の製作が決定している。
先に公開されていた『アクアマン』はDCフィルムズ・ユニバースとしての繋がりを強調する描写を控えめにしていたが、本作はスーパーマンやバットマンに関連する小物が多く登場し、
特にバットラング(のレプリカ)が終盤での状況打開の切っ掛けになるなど、他作品ネタが多めになっている。
監督は『ライト/オフ』『アナベル 死霊人形の誕生』のデヴィッド・F・サンドバーグ。
主演は[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]の『[[マイティ・ソー>マイティ・ソー/ダーク・ワールド]]』シリーズのファンドラル役(二代目)やTVドラマ『[[CHUCK]]/チャック』で知られるザッカリー・リーヴァイ。
「中身はコドモ」の無邪気なヒーローを好演している。
吹き替え版には[[緒方恵美]]や[[子安武人]]を始めとした豪華声優陣が勢ぞろいしたが、一方で『勇者ヨシヒコ』シリーズや実写版『銀魂』シリーズの福田雄一が吹替監修を務め、
ゲスト枠の菅田将暉が主人公のシャザムを担当することが明らかになると、洋画ファンと吹替ファンから批判が寄せられる事態に陥ってしまった。
本作は全世界でほぼ同時期に公開されたのだが、当時の日本では『[[名探偵コナン 紺青の拳]]』や『[[キングダム>キングダム(漫画)]]』、
更にはDCFUの[[ライバル]]であるMCUの『[[アベンジャーズ/エンドゲーム]]』といった超大作・話題作が相次いで公開されており、ゴールデンウィークという激戦区の中で良くも悪くも話題性が必要であった事が窺える。
日本はハリウッド映画の劇場公開が全世界の中でも遅めの傾向が強いが、本作を海外に合わせて早期公開した事を巡っては「公開時期や競合相手があまりにも悪すぎた」「海外よりも数ヶ月遅れで公開していれば、国内の興収や吹き替えのキャスティングも変わっていたかもしれない」という意見も。
その後、2021年11月のザ・シネマでの放送に際して、声優を一新した[[日本語]]吹替新録版が制作された。
[[スピンオフ]]作品として、原作コミックスにおけるシャザムの宿敵「ブラックアダム」を主人公とした映画『ブラックアダム』が2022年に公開された。ブラックアダムを演じたのは[[ドウェイン・ジョンソン>ザ・ロック(ドゥエイン・ジョンソン)]]。
劇中では魔術師シャザムの昔話として名前こそ出ないが存在が語られている。
*ストーリー
幼い頃に母親とカーニバルではぐれて以来行方が分からなくなり、里親を転々とし続けている少年、ビリー・バットソン。
母を探し続け、問題行動ばかり起こすビリーを、引き受けてくれる里親はなかなかいなかった。
そしてビリーは、たくさんの里子を預かっているバスケス夫妻の元に行くことになる。
そこで、里子兄弟の一人のフレッドがいじめられているところを助け、逃亡する中で飛び乗った地下鉄に乗っていると、突然地下鉄は異世界に到着した。
その洞窟の奥で出会った魔術師に、「逃げ出した[[七つの大罪]]の魔物を封じる勇者となれ」と言われ嫌々命じるがまま呪文を唱えるビリー。
すると、「シャザム!」の言葉と共に、ビリーの身体は筋肉隆々の大人の男に変身。
ヒーロー[[オタク]]のフレディの協力を得たビリーは、放電能力や怪力といったスーパーパワーを身に着けた気分に酔いしれ、動画サイトのヒーローとして人気者になり有頂天となる。
そんな中、かつて魔術師と出会い、大いなる力に執着していた男シヴァナは、[[七つの大罪]]の魔物と契約し、世界を支配する目論見を達成すべく、勇者シャザムを始末しようとしていた。
果たして、ビリーは真の勇者として覚醒できるのか?
*登場人物
[[日本語]]吹替キャストは劇場公開時/ザ・シネマ版の順に記載。
・ビリー・バットソン/シャザム
(ビリー)演:アッシャー・エンジェル/吹き替え:[[緒方恵美]]/林勇
(シャザム)演:ザッカリー・リーヴァイ/吹き替え:菅田将暉/[[草尾毅]]
両親のいない14歳の少年。大人びた態度の捻くれた性格。
幼い頃はぐれた母親を探し続けており、里親にも馴染めず軽犯罪を繰り返す問題児として里親を転々とし、最終的にバスケス家の里子の一人になる。
ある日迷い込んだ異世界の洞窟で魔術師シャザムと出会い、彼から「純粋な心を持つ勇者」に選ばれスーパーヒーローの力を託される。
「シャザム(SHAZAM)」は、S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛腕、A=アトラスのスタミナ、Z=[[ゼウス]]の全能、A=アキレスの[[勇気]]、M=マーキュリーの神速の頭文字をとっている。
「シャザム」になった際は万能感ゆえか心の鬱屈から解き放たれ、年相応の無邪気な性格になっている。
身体から電気を発する放電能力、怪力、高速移動といった能力を持ち、作品後半からは[[飛行能力]]も得られるようになった。
フレディの協力を得て実験やヒーロー活動を動画サイトに上げて有名になって天狗になるが、現れた本物の悪=シヴァナには手も足も出ず、小細工を弄して無様に逃げ去ることしか出来なかった。
怒るシヴァナだったが、そこにビリーを探しにフレディが来てしまい……。
バスケス家の義兄妹たちの危機に、自分の本当に大切な家族とは誰の事なのか、それに気付いたビリーは、真の勇者として目覚めることとなる。
・フレディ・フリーマン
演:ジャック・ディラン・グレイザー/吹き替え:[[阪口大助]]/村瀬歩
里子兄弟の一人で、ビリーと同い年の少年。
足が弱く、杖なしでは歩けない体質であり、悪ガキのいじめの標的となっている。
己の不自由な肉体に対するコンプレックスの裏返しなのか、大のヒーロー[[オタク]]で、バットマンやスーパーマンのお宝グッズを揃え、独自のヒーロー論を話し出したらキリがない。
お調子者で、しばしばウソをつくため、周囲の信用を失いがち。
能力を得た直後に先代シャザムが消滅、自身の力について全く把握できてない(元に戻る方法すら解らない)ビリーの相談を受けたことで変身の秘密を知ってしまい、自身のヒーロー知識を活かしてスーパーパワーの実験やヒーロー活動をネットにアップしながら親友になっていく。
しかし、次第にヒーローになったビリーへの劣等感やビリー自身の慢心から関係がギクシャクし始めてしまう。そんな中でも、ビリーがヒーローとしての自覚に気付いてほしい思いはあり、内心では気に掛け続けていたが、その矢先にシヴァナに捕まりピンチになる。
別の世界では[[ベスパに憧れる海の怪物>あの夏のルカ]]である。
・メアリー・ブルームフィールド
演:グレイス・フルトン/吹き替え:[[平野綾]]/[[福原綾香]]
里子兄弟の最年長で、みんなのお姉さん的存在。
面倒見がよく、成績優秀。ビリーの憧れの存在となる。
カリフォルニア工科大学進学を志しており、そのために兄弟たちと離れることを不安に思っている。
・ダーラ・ダドリー
演:フェイス・ハーマン/吹き替え:[[遠藤綾]]/八木侑紀
里子兄弟の最年少で、可愛い妹分。
お喋りでお節介焼きな性格で、態度の悪いビリーにも親しく接する。ハグ好きでまだまだ甘えん坊なお年頃。
ビリー=シャザムの秘密を知った時は、彼のために口堅く秘密を守った。
・ユージーン・チョイ
演:イアン・チェン/吹き替え:宮島依里/川井田夏海
里子兄弟の一人で、眼鏡をかけたアジア系の少年。
ゲームオタクでしょっちゅうゲームをしており、ゲームの邪魔をするとマジギレする。
ハッキング知識もあり、個人情報をこっそりちょろまかすやや危ないヤツ。
・ペドロ・ペーニャ
演:ジョバン・アルマンド/吹き替え:かぬか光明/粟野志門
里子兄弟の一人で、ヒスパニック系の太っちょの少年。
無口で他人とは滅多に話さない。
体型を気にしてか筋トレに凝っている…が、今のところ成果はない模様。
#openclose(show=ネタバレ要素){
・スーパーフレディ
演:アダム・ブロディ/吹き替え:[[小野大輔]]/小野塚貴志
・スーパーメアリー
演:ミッチェル・ホース/吹き替え:平野綾/福原綾香
・スーパーダーラ
演:ミーガン・グッド/吹き替え:遠藤綾/泊明日菜
・スーパーユージーン
演:ロス・バトラー/吹き替え:北田理道/石毛翔弥
・スーパーペドロ
演:D.J.コトローナ/吹き替え:[[櫻井孝宏]]/粟野志門
クライマックスで、ビリーによって魔術師の杖を媒介して力を分け与えられた兄弟たちがスーパーヒーローに変身した姿。
全員、大人の姿になっており、シャザム同様の能力を持ち、特にフレディは健康な体を手に入れられた。
それぞれフレディが[[飛行能力]]、ダーラが高速移動、ユージーンが電撃、ペドロが怪力に長けているようだ(メアリーは明確な描写がないため不明)。
団結し、力を合わせてカーニバルを舞台に七つの大罪の魔物と激闘を繰り広げる。
}
・ビクター・バスケス
演:クーパー・アンドリュース/吹き替え:楠大典/[[星野貴紀]]
・ローザ・バスケス
演:マルタ・ミランス/吹き替え:[[三石琴乃]]/魏涼子
ビリーが預けられた里親夫婦。
二人とも同じ里親出身で、その経験を活かして里子を育てるグループホームを作った。
何かと問題を起こすビリーに真摯に接し、心を開こうと努力する。
ザ・シネマ版でビクターの吹き替えを担当した星野氏は、DCEUにてヘンリー・カヴィル扮するクラーク・ケント/スーパーマンの吹き替えを担当している。
・マリリン
演:キャロライン・パーマー/吹き替え:小林さやか/〆野潤子
ビリーの母親。
ビリーが小さい頃遊びに行ったカーニバルではぐれてしまい、行方をくらましていた。
以来ビリーはずっと探し続け、彼の生きる目的でもあったが、物語後半でユージーンの情報収集で居所が判明する。
しかし、その再会はあまりに残酷なものだった。
・ブレット・ブライヤー
演:カーソン・マコーマック/吹き替え:茂木たかまさ/時永ヨウ
・バーク・ブライヤー
演:エヴァン・マーシュ/吹き替え:落合福嗣/矢野奨吾
学校の悪ガキ兄弟。
足の不自由なフレディをいじめている。
・魔術師シャザム
演:ジャイモン・フンスー/吹き替え:[[杉田智和]]/山野井仁
太古の昔から世界を守り抜いてきた魔術師の最後の生き残り。ロック・オブ・エタニティという神秘の洞窟に居を構える。
自身の力が尽きるまでに後継者である「純粋な心を持つ勇者」を探して数々の子供を呼び寄せ[[テスト]]するが、悉く失敗。
そんな時に、かつて拒絶したシヴァナが扉をこじ開けて現れ、[[七つの大罪]]の魔物を解放してしまい、戦いに敗北。直後にビリーと出会う。
ビリーを後継者に見定めると、持てる全ての力を彼に託し、自身は消滅した。
・ドクター・サデウス・シヴァナ
演:マーク・ストロング/吹き替え:[[子安武人]]/加藤亮夫
魔術師シャザムの力を追い求め続ける科学者。
傲慢で威圧的な父と暴力的な兄に囲まれ、彼らに憎しみを抱きながら育った。
幼い頃魔術師シャザムと出会い、彼の[[テスト]]に落選し拒絶されるが、以来勇者の力に激しい執着心を抱き、その力を追い求め続ける。
その果てに扉をこじ開け、[[七つの大罪]]の魔物の封印を破り、世界を支配すべく彼らの力を得て破壊活動を行う。
そして魔術師から力を受け継いだ少年の存在を知ると、[[世界征服]]の邪魔者であり、己がどれほど渇望しても得られなかった力を手にしたシャザムに激しい嫉妬を抱き、打倒に執念を燃やす。
劇場公開時における吹き替え担当の子安氏は『[[スーサイド・スクワッド>スーサイド・スクワッド(映画)]]』でも[[ジョーカー>ジョーカー(バットマン)]]の吹き替えを担当しており、異なるメインヴィランを2度演じる事になった。
・シヴァナ父
演:ジョン・グローヴァー/吹き替え:内田直哉/さかき孝輔
・シド・シヴァナ
演:ウェイン・ワード/吹き替え:北田理道/小野塚貴志
幼い頃からサデウスを抑圧してきた父と兄で、大企業の会長と重役。
魔術師の世界から帰ってきたサデウスが暴れたために乗っていた車が事故に遭い、父は半身不随となってしまう。
以後ますますサデウスへの当たりを強くしてきたが、[[七つの大罪]]の力を得た彼に[[復讐]]として殺されてしまう。
父と長男の間に親子の愛情はあったが、サデウスを家族として見なかった事や傲慢な性格が結果的に破滅に繋がってしまった((父は日頃からサデウスに対して「すぐ人に頼るな」というマッチョイズムな精神論を押し付けていたが、[[七つの大罪]]の魔物に殺されそうになった際には己の主張を曲げてまで無様に[[命乞い]]し、サデウスに救いを求めていた。))。
ある意味全ての元凶なのだが、なぜサデウスを疎んでいたのかや、母親の存在については触れられなかった。
劇場公開時においてシヴァナ父の吹き替えを担当した内田氏は、『[[バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生]]』『[[ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット>ジャスティス・リーグ(映画)]]』にてジョナサン・ケントの吹き替えを担当した他
ザ・シネマ版でシヴァナ父の吹き替えを担当したさかき氏も『BvS』にてヴィランのアナトリ・クナイゼフを演じていた。
・[[七つの大罪]]
[[キリスト教]]の[[七つの大罪]]をモチーフにした邪悪な七体の魔物。
かつて魔術師に背いて邪悪に堕ちた勇者によって人間界に産み落とされ、魔術師シャザムにより封印されてきた。
しかし、シヴァナを誘惑し封印を解かれ、彼を使役して人間界を支配しようと目論む。
契約の代わりにシヴァナに能力を与えているが、これは魔物の一人がシヴァナに取り憑いているためである。
なお、それぞれの名前と外見については、
傲慢…ツノと翼を持った悪魔のような外見
憤怒…[[ゴリラ>ゴリラ(動物)]]のような屈強な体型
嫉妬…緑色で頭部が大きいアンバランスな体型
怠惰…両腕が触手状になっている
強欲…四本腕
大食…肥満体で腹まで口が裂けている
色欲…細身で舌が異様に長い
となっている。
#openclose(show=特別ゲスト){
・[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]]
フレディのためにシャザムが特別に招いた「友達」。
なお、ヘンリー・カヴィルはスケジュールの都合で出演できなかったため、スタントマンが首から下の出演となった。
}
*余談
シャザムは元々「フォーセットコミックス」という出版社から「キャプテン・マーベル」という名前で出版されていたが、1953年に連載が一度打ち切られた。
その後DCコミックスが73年に版権を取得・再開することになるのだが、その間[[MARVEL COMICS]]で同名のヒーローが生まれ、商標登録をされてしまった。
そのためDCコミックスでは「キャプテン・マーベル」のコミックの題名に「シャザム」の名が使われるようになった。
ちなみに、フォーセットコミックス時代に&bold(){当のDCコミックスから「スーパーマンの盗作だ」と訴えられたことがある}。
その後2011年の『[[フラッシュポイント>フラッシュポイント(アメコミ)]]』を経て『DCユニバース』は大きく生まれ変わり、「キャプテン・マーベル」自身も分かりやすさなどを考えて「シャザム」という名前で登場するように。
そして、本作の映画が公開される1ヶ月前に、件の『[[キャプテン・マーベル>キャプテン・マーベル(映画)]]』の映画版が公開。
奇しくも、二つの「キャプテン・マーベル」の映画が近い時期に公開されることとなった。
#center(){
&bold(){さあみんな叫んで!}
&bold(){Wiki篭り!}
&bold(){そうじゃなくて!}
&bold(){追記・修正!}
}
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#include(テンプレ3)
・Mr.マインド
声:デヴィッド・F・サンドバーグ監督本人/吹き替え:辻親八/高橋研二
投獄され、再び力を渇望するシヴァナの前に現れた喋る芋虫。
ロック・オブ・エタニティにて先代シャザムによりガラス瓶の中に封印されていたが、シヴァナと先代シャザムの戦いのどさくさで瓶が破壊されたのか、逃走していた模様。
シヴァナの考えを「原始的」と一笑し、「七つの世界」を手に入れるために手を組むことを持ちかける。
果たして彼の目的は…。
#right(){
&bold(){PREV:}[[&bold(){AQUAMAN}>アクアマン(映画)]]
&bold(){NEXT:}[[&bold(){BIRDS OF PREY (AND THE FANTABULOUS EMANCIPATION OF ONE HARLEY QUINN)}>ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY]]
&bold(){SERIES NEXT:SHAZAM! FURY OF THE GODS}}
#include(テンプレ2)
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#vote3(time=600,6)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 元は別の会社のヒーローでパクりと訴えられたDCで訴えたスーパーマンと同僚になれたら今度はメタ的な意味のライバルのMARVELにタイトルを奪われた地上最強の男。実写版はいいキャラ付いたなあ。 -- 名無しさん (2019-05-05 20:34:52)
- あの芋虫を通じて誰かが喋っていると思ったら、あとで芋虫自体がヴィランと知って驚いた -- 名無しさん (2019-05-05 23:03:50)
- ヒーローの力を楽しげに実験して試していくの馬鹿馬鹿しくて好き -- 名無しさん (2019-05-06 00:34:09)
- 菅田くんの声、矢尾一樹っぽく変えてて好き -- 名無しさん (2019-05-06 01:57:00)
- 劇中で呼び名が一定しないでコロコロ名前が変わるからもはや「シャザム」が変身時の掛け声くらいの意味しか成していない -- 名無しさん (2019-05-06 07:53:40)
- ビリーが能力得られたのって、もう誘惑する魔物がいなかったからっていうラッキー? -- 名無しさん (2019-05-06 08:04:10)
- シャザム…名前だけ聞くと、90年代後半に流行ったSHAZNAがちらついて仕方ない(笑) -- 名無しさん (2019-05-06 08:09:46)
- ↑3正直言うと未だに「シャザム」というヒーローネームに違和感しかなくて、こいつはキャプテンマーベルだろって思ってる俺みたいな奴への配慮なんかなってはちょっと思った。原作アメコミでも、正史ではシャザム名義、クロスオーバー作品ではキャプテンマーベル名義って安定してないし -- 名無しさん (2019-05-06 19:37:35)
- ↑「帰ってきたウルトラマン」と「ウルトラマンジャック」みたいな話だな -- 名無しさん (2019-05-06 21:50:30)
- アホ内容だと思ったらけっこうマジなヒーロー映画だった。 -- 名無しさん (2019-05-07 09:49:54)
- いじめっこ二人、デキてるのかと思ったら兄弟なのね -- 名無しさん (2019-05-08 09:14:11)
- アクアマンのオームもそう感じたけど、シヴァナのなんで自分はダメで、こんなやつはいいんだ?っていう気持ちもわかる -- 名無しさん (2019-05-09 11:56:23)
- 訂正DCの悪役の親父は揃いも揃ってろくでなし過ぎる。(ルーサー父:DV、オーム父:妻を処刑する、シヴァナ父:上の兄を贔屓、シヴァナ冷遇) -- 名無しさん (2019-05-14 01:32:46)
- こいつはキャプテン・マーベルだよねえ。そうでなかったら、あの「キャプテン・マーベル+キャプテン・マーベル=キャプテン・マーベル」のネタが使えなくなってしまうよ。 -- 名無しさん (2019-10-23 03:04:10)
- もしかして:パワーレンジャー -- 名無しさん (2019-12-21 22:36:14)
- 土壇場とはいえビリーがヒーローに選ばれた理由に説得力があるのが良かった。 最後のあの決断はヴィランには絶対に無理だ。 -- 名無しさん (2020-05-06 15:07:39)
- 先にコミック読んでたから知ってたのに、兄弟変身のシーンは年甲斐なく大興奮してしまった。力は分かち合わなきゃ -- 名無しさん (2020-09-04 13:58:40)
- 魔術師も時間がなくて焦っていたとはいえ幼いシヴァナに対して酷い言い方だったと思う -- 名無しさん (2020-09-04 19:54:56)
- この吹替大好き♪何度見ても見足りないヒーロー映画♪♪ -- 名無しさん (2020-11-18 13:12:24)
- なんか菅田将暉の吹き替えが叩かれてたし自分も観に行く前は抵抗があったけど、観賞後は「言うほど酷いか?」って感じだった。過去コメにあるように矢尾一樹っぽい声質だったなw -- 名無しさん (2021-05-30 21:07:30)
- ただ子供が大人のスーパーヒーローになるだけでなく、変身中の雷が攻撃になったり変身を解くことで相手の目を欺いたりして、変身の「瞬間」や「解除」の使い方が上手いのがすごく好き。こういう戦い方が個性的で推せる -- 名無しさん (2021-06-10 22:08:47)
- ↑2なら普通に矢尾一樹呼べよとは思ったけどな。絶望的な棒読みではないが、かといって超絶上手いというわけでもなかった。それなら本職に任せた方がいいに決まっている -- 名無しさん (2021-10-01 22:17:15)
- 報告済みのアンチコメントを削除 -- 名無しさん (2021-10-03 05:15:30)
- 次作の『神々の怒り』も続編が出そうなオチだった -- 名無しさん (2023-10-29 12:37:19)
#comment
#areaedit(end)
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&font(18px,b){世界救うつもりなのに、明日学校かよー。}
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『シャザム!(Shazam!)』とは、2019年に公開された米映画。
DCコミックス社のコミックヒーロー「シャザム」の実写映画化作品である。
DCフィルムズ・ユニバース/DC Extended Universeの一作で、これまでの作品とは直接的関わりはないが、「[[バットマン>バットマン(人物)]]や[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]]が存在する」世界観を共有している。
なお、製作はワーナー・ブラザース映画のグループ会社であり、『[[IT/イット “それ”が見えたら、終わり。]]』を制作したニュー・ライン・シネマが担当した。
*概要
[[14歳>14歳(年齢)]]の少年が、太古より伝わる魔術師に選ばれ大人のスーパーヒーローに変身し悪と戦うジュブナイルヒーロー映画。
ストーリーはジェフ・ジョーンズの『[[シャザム!:魔法の守護者]]』をベースにしている。
これまでのDCFUの中で最も明るくコメディタッチに作られており、笑いあり涙ありの、大人から子供まで幅広く楽しめる、ヒーロー映画の入り口としても最適な作品となった。
『[[アクアマン>アクアマン(映画)]]』に引き続き批評家からも高い評価を得ており、次回作の製作が決定している。
先に公開されていた『アクアマン』はDCフィルムズ・ユニバースとしての繋がりを強調する描写を控えめにしていたが、本作はスーパーマンやバットマンに関連する小物が多く登場し、
特にバットラング(のレプリカ)が終盤での状況打開の切っ掛けになるなど、他作品ネタが多めになっている。
監督は『ライト/オフ』『アナベル 死霊人形の誕生』のデヴィッド・F・サンドバーグ。
主演は[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]の『[[マイティ・ソー>マイティ・ソー/ダーク・ワールド]]』シリーズのファンドラル役(二代目)やTVドラマ『CHUCK/チャック』で知られるザッカリー・リーヴァイ。
「中身はコドモ」の無邪気なヒーローを好演している。
吹き替え版には[[緒方恵美]]や[[子安武人]]を始めとした豪華声優陣が勢ぞろいしたが、一方で『勇者ヨシヒコ』シリーズや実写版『銀魂』シリーズの福田雄一が吹替監修を務め、
ゲスト枠の菅田将暉が主人公のシャザムを担当することが明らかになると、洋画ファンと吹替ファンから批判が寄せられる事態に陥ってしまった。
本作は全世界でほぼ同時期に公開されたのだが、当時の日本では『[[名探偵コナン 紺青の拳]]』や『[[キングダム>キングダム(漫画)]]』、
更にはDCFUのライバルであるMCUの『[[アベンジャーズ/エンドゲーム]]』といった超大作・話題作が相次いで公開されており、ゴールデンウィークという激戦区の中で良くも悪くも話題性が必要であった事が窺える。
日本はハリウッド映画の劇場公開が全世界の中でも遅めの傾向が強いが、本作を海外に合わせて早期公開した事を巡っては「公開時期や競合相手があまりにも悪すぎた」「海外よりも数ヶ月遅れで公開していれば、国内の興収や吹き替えのキャスティングも変わっていたかもしれない」という意見も。
その後、2021年11月のザ・シネマでの放送に際して、声優を一新した日本語吹替新録版が制作された。
[[スピンオフ]]作品として、原作コミックスにおけるシャザムの宿敵「ブラックアダム」を主人公とした映画『ブラックアダム』が2022年に公開された。ブラックアダムを演じたのは[[ドウェイン・ジョンソン>ザ・ロック(ドゥエイン・ジョンソン)]]。
劇中では魔術師シャザムの昔話として名前こそ出ないが存在が語られている。
*ストーリー
幼い頃に母親とカーニバルではぐれて以来行方が分からなくなり、里親を転々とし続けている少年、ビリー・バットソン。
母を探し続け、問題行動ばかり起こすビリーを、引き受けてくれる里親はなかなかいなかった。
そしてビリーは、たくさんの里子を預かっているバスケス夫妻の元に行くことになる。
そこで、里子兄弟の一人のフレッドがいじめられているところを助け、逃亡する中で飛び乗った地下鉄に乗っていると、突然地下鉄は異世界に到着した。
その洞窟の奥で出会った魔術師に、「逃げ出した七つの大罪の魔物を封じる勇者となれ」と言われ嫌々命じるがまま呪文を唱えるビリー。
すると、「シャザム!」の言葉と共に、ビリーの身体は筋肉隆々の大人の男に変身。
ヒーローオタクのフレディの協力を得たビリーは、放電能力や怪力といったスーパーパワーを身に着けた気分に酔いしれ、動画サイトのヒーローとして人気者になり有頂天となる。
そんな中、かつて魔術師と出会い、大いなる力に執着していた男シヴァナは、七つの大罪の魔物と契約し、世界を支配する目論見を達成すべく、勇者シャザムを始末しようとしていた。
果たして、ビリーは真の勇者として覚醒できるのか?
*登場人物
日本語吹替キャストは劇場公開時/ザ・シネマ版の順に記載。
・ビリー・バットソン/シャザム
(ビリー)演:アッシャー・エンジェル/吹き替え:[[緒方恵美]]/林勇
(シャザム)演:ザッカリー・リーヴァイ/吹き替え:菅田将暉/[[草尾毅]]
両親のいない14歳の少年。大人びた態度の捻くれた性格。
幼い頃はぐれた母親を探し続けており、里親にも馴染めず軽犯罪を繰り返す問題児として里親を転々とし、最終的にバスケス家の里子の一人になる。
ある日迷い込んだ異世界の洞窟で魔術師シャザムと出会い、彼から「純粋な心を持つ勇者」に選ばれスーパーヒーローの力を託される。
「シャザム(SHAZAM)」は、S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛腕、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの全能、A=アキレスの[[勇気]]、M=マーキュリーの神速の頭文字をとっている。
「シャザム」になった際は万能感ゆえか心の鬱屈から解き放たれ、年相応の無邪気な性格になっている。
身体から電気を発する放電能力、怪力、高速移動といった能力を持ち、作品後半からは飛行能力も得られるようになった。
フレディの協力を得て実験やヒーロー活動を動画サイトに上げて有名になって天狗になるが、現れた本物の悪=シヴァナには手も足も出ず、小細工を弄して無様に逃げ去ることしか出来なかった。
怒るシヴァナだったが、そこにビリーを探しにフレディが来てしまい……。
バスケス家の義兄妹たちの危機に、自分の本当に大切な家族とは誰の事なのか、それに気付いたビリーは、真の勇者として目覚めることとなる。
・フレディ・フリーマン
演:ジャック・ディラン・グレイザー/吹き替え:[[阪口大助]]/村瀬歩
里子兄弟の一人で、ビリーと同い年の少年。
足が弱く、杖なしでは歩けない体質であり、悪ガキのいじめの標的となっている。
己の不自由な肉体に対するコンプレックスの裏返しなのか、大のヒーローオタクで、バットマンやスーパーマンのお宝グッズを揃え、独自のヒーロー論を話し出したらキリがない。
お調子者で、しばしばウソをつくため、周囲の信用を失いがち。
能力を得た直後に先代シャザムが消滅、自身の力について全く把握できてない(元に戻る方法すら解らない)ビリーの相談を受けたことで変身の秘密を知ってしまい、自身のヒーロー知識を活かしてスーパーパワーの実験やヒーロー活動をネットにアップしながら親友になっていく。
しかし、次第にヒーローになったビリーへの劣等感やビリー自身の慢心から関係がギクシャクし始めてしまう。そんな中でも、ビリーがヒーローとしての自覚に気付いてほしい思いはあり、内心では気に掛け続けていたが、その矢先にシヴァナに捕まりピンチになる。
別の世界では[[ベスパに憧れる海の怪物>あの夏のルカ]]である。
・メアリー・ブルームフィールド
演:グレイス・フルトン/吹き替え:[[平野綾]]/[[福原綾香]]
里子兄弟の最年長で、みんなのお姉さん的存在。
面倒見がよく、成績優秀。ビリーの憧れの存在となる。
カリフォルニア工科大学進学を志しており、そのために兄弟たちと離れることを不安に思っている。
・ダーラ・ダドリー
演:フェイス・ハーマン/吹き替え:[[遠藤綾]]/八木侑紀
里子兄弟の最年少で、可愛い妹分。
お喋りでお節介焼きな性格で、態度の悪いビリーにも親しく接する。ハグ好きでまだまだ甘えん坊なお年頃。
ビリー=シャザムの秘密を知った時は、彼のために口堅く秘密を守った。
・ユージーン・チョイ
演:イアン・チェン/吹き替え:宮島依里/川井田夏海
里子兄弟の一人で、眼鏡をかけたアジア系の少年。
ゲームオタクでしょっちゅうゲームをしており、ゲームの邪魔をするとマジギレする。
ハッキング知識もあり、個人情報をこっそりちょろまかすやや危ないヤツ。
・ペドロ・ペーニャ
演:ジョバン・アルマンド/吹き替え:かぬか光明/粟野志門
里子兄弟の一人で、ヒスパニック系の太っちょの少年。
無口で他人とは滅多に話さない。
体型を気にしてか筋トレに凝っている…が、今のところ成果はない模様。
#openclose(show=ネタバレ要素){
・スーパーフレディ
演:アダム・ブロディ/吹き替え:[[小野大輔]]/小野塚貴志
・スーパーメアリー
演:ミッチェル・ホース/吹き替え:平野綾/福原綾香
・スーパーダーラ
演:ミーガン・グッド/吹き替え:遠藤綾/泊明日菜
・スーパーユージーン
演:ロス・バトラー/吹き替え:北田理道/石毛翔弥
・スーパーペドロ
演:D.J.コトローナ/吹き替え:[[櫻井孝宏]]/粟野志門
クライマックスで、ビリーによって魔術師の杖を媒介して力を分け与えられた兄弟たちがスーパーヒーローに変身した姿。
全員、大人の姿になっており、シャザム同様の能力を持ち、特にフレディは健康な体を手に入れられた。
それぞれフレディが[[飛行能力]]、ダーラが高速移動、ユージーンが電撃、ペドロが怪力に長けているようだ(メアリーは明確な描写がないため不明)。
団結し、力を合わせてカーニバルを舞台に七つの大罪の魔物と激闘を繰り広げる。
}
・ビクター・バスケス
演:クーパー・アンドリュース/吹き替え:楠大典/[[星野貴紀]]
・ローザ・バスケス
演:マルタ・ミランス/吹き替え:[[三石琴乃]]/魏涼子
ビリーが預けられた里親夫婦。
二人とも同じ里親出身で、その経験を活かして里子を育てるグループホームを作った。
何かと問題を起こすビリーに真摯に接し、心を開こうと努力する。
ザ・シネマ版でビクターの吹き替えを担当した星野氏は、DCEUにてヘンリー・カヴィル扮するクラーク・ケント/スーパーマンの吹き替えを担当している。
・マリリン
演:キャロライン・パーマー/吹き替え:小林さやか/〆野潤子
ビリーの母親。
ビリーが小さい頃遊びに行ったカーニバルではぐれてしまい、行方をくらましていた。
以来ビリーはずっと探し続け、彼の生きる目的でもあったが、物語後半でユージーンの情報収集で居所が判明する。
しかし、その再会はあまりに残酷なものだった。
・ブレット・ブライヤー
演:カーソン・マコーマック/吹き替え:茂木たかまさ/時永ヨウ
・バーク・ブライヤー
演:エヴァン・マーシュ/吹き替え:落合福嗣/矢野奨吾
学校の悪ガキ兄弟。
足の不自由なフレディをいじめている。
・魔術師シャザム
演:ジャイモン・フンスー/吹き替え:[[杉田智和]]/山野井仁
太古の昔から世界を守り抜いてきた魔術師の最後の生き残り。ロック・オブ・エタニティという神秘の洞窟に居を構える。
自身の力が尽きるまでに後継者である「純粋な心を持つ勇者」を探して数々の子供を呼び寄せテストするが、悉く失敗。
そんな時に、かつて拒絶したシヴァナが扉をこじ開けて現れ、七つの大罪の魔物を解放してしまい、戦いに敗北。直後にビリーと出会う。
ビリーを後継者に見定めると、持てる全ての力を彼に託し、自身は消滅した。
・ドクター・サデウス・シヴァナ
演:マーク・ストロング/吹き替え:[[子安武人]]/加藤亮夫
魔術師シャザムの力を追い求め続ける科学者。
傲慢で威圧的な父と暴力的な兄に囲まれ、彼らに憎しみを抱きながら育った。
幼い頃魔術師シャザムと出会い、彼のテストに落選し拒絶されるが、以来勇者の力に激しい執着心を抱き、その力を追い求め続ける。
その果てに扉をこじ開け、七つの大罪の魔物の封印を破り、世界を支配すべく彼らの力を得て破壊活動を行う。
そして魔術師から力を受け継いだ少年の存在を知ると、世界征服の邪魔者であり、己がどれほど渇望しても得られなかった力を手にしたシャザムに激しい嫉妬を抱き、打倒に執念を燃やす。
劇場公開時における吹き替え担当の子安氏は『[[スーサイド・スクワッド>スーサイド・スクワッド(映画)]]』でも[[ジョーカー>ジョーカー(バットマン)]]の吹き替えを担当しており、異なるメインヴィランを2度演じる事になった。
・シヴァナ父
演:ジョン・グローヴァー/吹き替え:内田直哉/さかき孝輔
・シド・シヴァナ
演:ウェイン・ワード/吹き替え:北田理道/小野塚貴志
幼い頃からサデウスを抑圧してきた父と兄で、大企業の会長と重役。
魔術師の世界から帰ってきたサデウスが暴れたために乗っていた車が事故に遭い、父は半身不随となってしまう。
以後ますますサデウスへの当たりを強くしてきたが、七つの大罪の力を得た彼に[[復讐]]として殺されてしまう。
父と長男の間に親子の愛情はあったが、サデウスを家族として見なかった事や傲慢な性格が結果的に破滅に繋がってしまった((父は日頃からサデウスに対して「すぐ人に頼るな」というマッチョイズムな精神論を押し付けていたが、七つの大罪の魔物に殺されそうになった際には己の主張を曲げてまで無様に命乞いし、サデウスに救いを求めていた。))。
ある意味全ての元凶なのだが、なぜサデウスを疎んでいたのかや、母親の存在については触れられなかった。
劇場公開時においてシヴァナ父の吹き替えを担当した内田氏は、『[[バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生]]』『[[ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット>ジャスティス・リーグ(映画)]]』にてジョナサン・ケントの吹き替えを担当した他
ザ・シネマ版でシヴァナ父の吹き替えを担当したさかき氏も『BvS』にてヴィランのアナトリ・クナイゼフを演じていた。
・[[七つの大罪]]
キリスト教の七つの大罪をモチーフにした邪悪な七体の魔物。
かつて魔術師に背いて邪悪に堕ちた勇者によって人間界に産み落とされ、魔術師シャザムにより封印されてきた。
しかし、シヴァナを誘惑し封印を解かれ、彼を使役して人間界を支配しようと目論む。
契約の代わりにシヴァナに能力を与えているが、これは魔物の一人がシヴァナに取り憑いているためである。
なお、それぞれの名前と外見については、
傲慢…ツノと翼を持った悪魔のような外見
憤怒…[[ゴリラ>ゴリラ(動物)]]のような屈強な体型
嫉妬…緑色で頭部が大きいアンバランスな体型
怠惰…両腕が触手状になっている
強欲…四本腕
大食…肥満体で腹まで口が裂けている
色欲…細身で舌が異様に長い
となっている。
#openclose(show=特別ゲスト){
・[[スーパーマン>スーパーマン(人物)]]
フレディのためにシャザムが特別に招いた「友達」。
なお、ヘンリー・カヴィルはスケジュールの都合で出演できなかったため、スタントマンが首から下の出演となった。
}
*余談
シャザムは元々「フォーセットコミックス」という出版社から「キャプテン・マーベル」という名前で出版されていたが、1953年に連載が一度打ち切られた。
その後DCコミックスが73年に版権を取得・再開することになるのだが、その間[[MARVEL COMICS]]で同名のヒーローが生まれ、商標登録をされてしまった。
そのためDCコミックスでは「キャプテン・マーベル」のコミックの題名に「シャザム」の名が使われるようになった。
ちなみに、フォーセットコミックス時代に&bold(){当のDCコミックスから「スーパーマンの盗作だ」と訴えられたことがある}。
その後2011年の『[[フラッシュポイント>フラッシュポイント(アメコミ)]]』を経て『DCユニバース』は大きく生まれ変わり、「キャプテン・マーベル」自身も分かりやすさなどを考えて「シャザム」という名前で登場するように。
そして、本作の映画が公開される1ヶ月前に、件の『[[キャプテン・マーベル>キャプテン・マーベル(映画)]]』の映画版が公開。
奇しくも、二つの「キャプテン・マーベル」の映画が近い時期に公開されることとなった。
#center(){
&bold(){さあみんな叫んで!}
&bold(){Wiki篭り!}
&bold(){そうじゃなくて!}
&bold(){追記・修正!}
}
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&link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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#include(テンプレ3)
・Mr.マインド
声:デヴィッド・F・サンドバーグ監督本人/吹き替え:辻親八/高橋研二
投獄され、再び力を渇望するシヴァナの前に現れた喋る芋虫。
ロック・オブ・エタニティにて先代シャザムによりガラス瓶の中に封印されていたが、シヴァナと先代シャザムの戦いのどさくさで瓶が破壊されたのか、逃走していた模様。
シヴァナの考えを「原始的」と一笑し、「七つの世界」を手に入れるために手を組むことを持ちかける。
果たして彼の目的は…。
#right(){
&bold(){PREV:}[[&bold(){AQUAMAN}>アクアマン(映画)]]
&bold(){NEXT:}[[&bold(){BIRDS OF PREY (AND THE FANTABULOUS EMANCIPATION OF ONE HARLEY QUINN)}>ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY]]
&bold(){SERIES NEXT:SHAZAM! FURY OF THE GODS}}
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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- 元は別の会社のヒーローでパクりと訴えられたDCで訴えたスーパーマンと同僚になれたら今度はメタ的な意味のライバルのMARVELにタイトルを奪われた地上最強の男。実写版はいいキャラ付いたなあ。 -- 名無しさん (2019-05-05 20:34:52)
- あの芋虫を通じて誰かが喋っていると思ったら、あとで芋虫自体がヴィランと知って驚いた -- 名無しさん (2019-05-05 23:03:50)
- ヒーローの力を楽しげに実験して試していくの馬鹿馬鹿しくて好き -- 名無しさん (2019-05-06 00:34:09)
- 菅田くんの声、矢尾一樹っぽく変えてて好き -- 名無しさん (2019-05-06 01:57:00)
- 劇中で呼び名が一定しないでコロコロ名前が変わるからもはや「シャザム」が変身時の掛け声くらいの意味しか成していない -- 名無しさん (2019-05-06 07:53:40)
- ビリーが能力得られたのって、もう誘惑する魔物がいなかったからっていうラッキー? -- 名無しさん (2019-05-06 08:04:10)
- シャザム…名前だけ聞くと、90年代後半に流行ったSHAZNAがちらついて仕方ない(笑) -- 名無しさん (2019-05-06 08:09:46)
- ↑3正直言うと未だに「シャザム」というヒーローネームに違和感しかなくて、こいつはキャプテンマーベルだろって思ってる俺みたいな奴への配慮なんかなってはちょっと思った。原作アメコミでも、正史ではシャザム名義、クロスオーバー作品ではキャプテンマーベル名義って安定してないし -- 名無しさん (2019-05-06 19:37:35)
- ↑「帰ってきたウルトラマン」と「ウルトラマンジャック」みたいな話だな -- 名無しさん (2019-05-06 21:50:30)
- アホ内容だと思ったらけっこうマジなヒーロー映画だった。 -- 名無しさん (2019-05-07 09:49:54)
- いじめっこ二人、デキてるのかと思ったら兄弟なのね -- 名無しさん (2019-05-08 09:14:11)
- アクアマンのオームもそう感じたけど、シヴァナのなんで自分はダメで、こんなやつはいいんだ?っていう気持ちもわかる -- 名無しさん (2019-05-09 11:56:23)
- 訂正DCの悪役の親父は揃いも揃ってろくでなし過ぎる。(ルーサー父:DV、オーム父:妻を処刑する、シヴァナ父:上の兄を贔屓、シヴァナ冷遇) -- 名無しさん (2019-05-14 01:32:46)
- こいつはキャプテン・マーベルだよねえ。そうでなかったら、あの「キャプテン・マーベル+キャプテン・マーベル=キャプテン・マーベル」のネタが使えなくなってしまうよ。 -- 名無しさん (2019-10-23 03:04:10)
- もしかして:パワーレンジャー -- 名無しさん (2019-12-21 22:36:14)
- 土壇場とはいえビリーがヒーローに選ばれた理由に説得力があるのが良かった。 最後のあの決断はヴィランには絶対に無理だ。 -- 名無しさん (2020-05-06 15:07:39)
- 先にコミック読んでたから知ってたのに、兄弟変身のシーンは年甲斐なく大興奮してしまった。力は分かち合わなきゃ -- 名無しさん (2020-09-04 13:58:40)
- 魔術師も時間がなくて焦っていたとはいえ幼いシヴァナに対して酷い言い方だったと思う -- 名無しさん (2020-09-04 19:54:56)
- この吹替大好き♪何度見ても見足りないヒーロー映画♪♪ -- 名無しさん (2020-11-18 13:12:24)
- なんか菅田将暉の吹き替えが叩かれてたし自分も観に行く前は抵抗があったけど、観賞後は「言うほど酷いか?」って感じだった。過去コメにあるように矢尾一樹っぽい声質だったなw -- 名無しさん (2021-05-30 21:07:30)
- ただ子供が大人のスーパーヒーローになるだけでなく、変身中の雷が攻撃になったり変身を解くことで相手の目を欺いたりして、変身の「瞬間」や「解除」の使い方が上手いのがすごく好き。こういう戦い方が個性的で推せる -- 名無しさん (2021-06-10 22:08:47)
- ↑2なら普通に矢尾一樹呼べよとは思ったけどな。絶望的な棒読みではないが、かといって超絶上手いというわけでもなかった。それなら本職に任せた方がいいに決まっている -- 名無しさん (2021-10-01 22:17:15)
- 報告済みのアンチコメントを削除 -- 名無しさん (2021-10-03 05:15:30)
- 次作の『神々の怒り』も続編が出そうなオチだった -- 名無しさん (2023-10-29 12:37:19)
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