真紅の抗戦者・モノ(shadowverse)

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&font(#6495ED){登録日}:2019/11/24 Sun 18:28:42 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#dc143c){&sizex(5){「か弱いワタシに加減を頼むよ?」}} } 本項目ではスマートフォン/PC向けTCG「shadowverse」に登場するモノについて説明する。 *概要 機械の世界『アイアロン』の管理者、ベルフォメットの手によって創り出された心を持つ機械の1人。 芝居掛かった口調とむき出した金属の腕が特徴の自称『か弱いレディ』。一人称は「ワタシ」。 [[テトラ>蒼の反逆者・テトラ(shadowverse)]]、 [[エンネア>紫紺の抵抗者・エンネア(shadowverse)]]とは連番個体として生み出されたために『姉妹』の間柄になり、 血縁はない(そもそも機械である彼女らに血縁も何もないが)ために似てはいないが、お互いに「姉妹」として大切に思っている。 名前の元はギリシャ語で『1』を意味する『mono』。 CV.[[佐倉綾音]] メインストーリーにも「機械反乱編」で登場しているが、まずは彼女のカードの性能の解説に入ろう。 **カードとしてのモノ ・真紅の抗戦者・モノ >登場カードパック 鋼鉄の反逆者・森羅咆哮(リーダースキン付き) >2コスト フォロワー ヴァンパイア レジェンド [[機械>機械(Shadowverse)]] >2/2 >このフォロワーは、EPによる進化ができない。(カードの能力による進化はできる) >ファンファーレ このバトル中に破壊された機械・フォロワーが7体以上なら、ファースト・ワン1枚を手札に加える。 >(進化後) >6/6 >疾走 >守護 >自分のターン開始時、自分のリーダーとこのフォロワーに1ダメージ。 ・ファースト・ワン >5コスト スペル ヴァンパイア レジェンド 機械 >進化していない自分の機械・フォロワーすべてを進化させる。(それらの進化時効果は働かない) 『ファースト・ワン』取得条件が達成されない場合、ただの2コスト2/2フォロワーであり、進化時のスタッツ上昇は+4/+4と強力だが、EPによる進化は(効果を無効にしない限り)出来ないため、 使用する場合は概ね『ファースト・ワン』とのセット運用となる。 その『ファースト・ワン』は味方の機械フォロワーが7体以上破壊されている場合、モノを召喚した直後に手札に加わり、 効果は「自分の盤面にいる機械フォロワーを全て進化させる」という強力なもの。 これはEPによる進化ではないので、手札に加わる前に盤面に出ている(はず)のモノも問題なく進化して6/6のスタッツと守護効果を持つ大型の疾走フォロワーになり、 さらにそれ以外にも盤面に機械フォロワーがいる場合はそれらもまとめて進化するため、攻撃可能ならばさらに相手リーダーへのダメージが増加し、 同じターンに出ている場合でも、擬似突進フォロワーとして運用できる。 9ターン目以降では&bold(){モノ、モノ、ファースト・ワンという出し方で、モノ二人だけでも相手リーダーに(最低でも)12点ダメージを与えられる}。 モノと『ファースト・ワン』の組み合わせは機械ヴァンパイアデッキのフィニッシャーとして多く採用された。 「森羅咆哮」実装前では機械ヴァンパイアは環境トップの一角を担っていたことからも、その強力さがうかがえる。 なお、基本的にフィニッシャーとして採用されている関係上、「モノを出す=そのターンでトドメ」となることが多いため、自傷効果は忘れられがち。 たかが1点とはいえ、ギリギリの戦況では巡り巡って致命傷に繋がる可能性もなくはないので、モノで削り切れない時に出す場合は頭の片隅に留めておこう。 余談だが、彼女の進化時ボイス&font(#dc143c){「仕方ない、見せてやろう」}をバトル中に聞くことはほぼないだろう。 何かしらのカードの効果でモノの効果を失わせればEPでの進化も可能となるが、ヴァンパイアにはそういったカードはなく、必然的に聴きたければ相手に頼ることとなるが、 相手側にモノの効果を無効化するメリットがほとんどないので、ランクマッチやフリーマッチで聴く機会はまずないと思われる。 主な採用デッキは、機械ヴァンパイアデッキおよびその派生デッキ(機械進化ヴァンパイア、機械復讐ヴァンパイア、機械進化復讐ヴァンパイア)。 STR環境から頭角を現してはいたが、これらのデッキとモノが本格的に暴れるのはROG環境になってから。 それからしばらくは機械ヴァンパイア(というよりもクラス:ヴァンパイアそのもの)の低迷により環境から数を減らしたものの、第16弾「ナテラ崩壊」(以下WUP)環境で再度強力な機械カードが増加、再び第一線で戦えるようになる。 第17弾「運命の神々」のリリースと同時にローテ落ち。 アンリミテッドの高速化している環境で機械ヴァンパイアを使うのは厳しいが、たまに対CPUなどで使用して懐かしむのもいいだろう。 ・相性のいいカード #region(STR〜ROG期) ・アーマードバット >コスト3 ヴァンパイア フォロワー ブロンズ 機械 >1/1 >ラストワードプロダクトマシーン2体を出す。 >ファンファーレ エンハンス 6 ; +4/+4して、守護を持つ。 ・悪夢の始まり >コスト3 ヴァンパイア スペル ゴールド >フォロワーをランダムに2枚、自分のデッキから手札に加える。手札に加えたカードの中の「機械でないフォロワーの数」と同じだけ、フォレストバットを出す。「機械・フォロワーの数」と同じだけ、プロダクトマシーンを出す。 ・プロダクトマシーン >コスト1 ニュートラル フォロワー ブロンズ 機械 >1/1 盤面に機械であるプロダクトマシーンを展開し、破壊された機械フォロワーの数を稼ぐことができる。 PPが10ある時にモノより前に「悪魔の始まり」を使えば、手札にフォロワーを補充しつつ、場に出たプロダクトマシーンを擬似突進フォロワーとして扱えるため、 相手の場に守護がいる場合に役立つ。&font(l){悪夢の始まりからフォレストバットしか出なかった?すまないすまない} アーマードバットに関しては消滅などでのテンポロスが痛い点には要注意。ロイヤル相手に[[オクトリス>絶傑(Shadowverse)]]で奪われるともう目も当てられない。 ・ギアスネイクテイマー >コスト2 ヴァンパイア フォロワー ブロンズ 機械 >1/3 >自分の場に毒蛇が出るたび、それは機械フォロワーとなる。 >進化時 毒蛇2体を出す。 進化時に盤面に機械フォロワーとなった毒蛇を並べるため、これ一枚で一気に3体、機械フォロワーを展開できる。 下記の獄炎のデーモンと組み合わせれば、合計4コストでフォロワー展開とモノを強化することが可能。 ・獄炎のデーモン >コスト2 ヴァンパイア フォロワー シルバー >2/2 >守護 >ファンファーレ 手札のヴァンパイア・フォロワー1枚を「自分の場の他のフォロワーの数」と同じだけ+1/+0する。 ・魅惑の一撃 >コスト2 ヴァンパイア スペル ブロンズ >手札のヴァンパイア・フォロワー1枚を+2/+0する。 >ランダムな相手のフォロワー1体に3ダメージ。(このカードは、自分の手札に選択できるカードがあるなら、プレイできる。) 手札にいるモノにバフをかけることで、前者は守護フォロワーを場に出しつつ、後者は除去と一緒に、進化時のモノの打点を伸ばすことが可能。 ただし、獄炎のデーモンは機械フォロワーではないので、破壊されても『ファースト・ワン』の起動条件には影響しない。 ・鋼鉄のヴァンパイア・スレイ >コスト6 ヴァンパイア フォロワー レジェンド 機械 >6/6 >ファンファーレ 自分の他の手札が7枚以上なら、ドレイン を持つ。 >ファンファーレ 自分の他の手札の機械・カードが3枚以上5枚以下なら、突進 を持つ。6枚以上なら、疾走 を持つ。 モノだけでは足りない場合の打点を稼げ、ドレインによってライフアドも稼げる。 また、モノが引けなかった際の攻撃力バフの受け皿にもなれる。 ROGで機械フォロワーがさらに追加された結果、デッキの大半を機械で埋めることができるようになり疾走のさせやすさが格段に増した。 %%ちなみに破壊時のボイスが「美しきモノよ……」狙っているのか?%% ・破滅のサキュバス >コスト10 ヴァンパイア フォロワー ゴールド >6/6 >自分のターン中、自分のフォロワーが進化したとき、自分の手札のこのカードのコストを-1する。 >ファンファーレ 相手のリーダーとフォロワーすべてに3ダメージ。復讐 状態なら、毒蛇2体を出し、自分の毒蛇すべては守護を持つ。 機械ヴァンパイアというより、その派生デッキで見られる組み合わせ。 『ファースト・ワン』で進化回数を稼ぐことができるため、一気に破滅のサキュバスのコストを下げることが出来、 モノで削り切れなかった場合の保険になる。 #endregion #region(WUP期) ・マシンナースデビル >コスト3 ヴァンパイア フォロワー ゴールド >3/3 >ファンファーレ このバトル中に破壊された自分の機械・フォロワーが10体以上なら自分のEPを1回復。 >進化時 自分の手札の機械・カードが2枚以上ならこのバトル中、自分のリーダーは「相手のターン終了時プロダクトマシーン1体を出す」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。 進化時効果により機械の破壊数を稼げるだけでなく、自分の場に相手リーダーに攻撃可能なプロダクトマシーンが1体いる状態でこちらのターンが回ってくるようになる。 そのため、最速ターンでのモノ+ファースト・ワンでも最低9点ダメージを出せるようになり、よりトドメとして使いやすくなった。 モノを主軸にしたデッキである都合上、ファンファーレのEP回復効果発動条件も中盤以降であれば満たしている場合が多く、相手の守護持ちフォロワー突破に役立つため、 非常にモノと相性が良いカードの一つと言えるだろう。 ただし、自分の場に四体のフォロワー・アミュレットがある時に相手からターンを返されると、リーダー効果で召喚されるプロダクトマシーンによって自分の場が埋まってしまい、 相手の場にフォロワーがいない場合はセルフ盤面ロックとなり、モノを使いたくとも使えない状態になってしまうことには注意が必要。 ・夜明けの吸血鬼・ノイン >コスト4 ヴァンパイア フォロワー レジェンド >4/4 >ファンファーレ 自分の場に機械・フォロワーがいるなら、その中から1体を破壊して、進化する。 >進化時 自分のターン終了時、プロダクトマシーン2体を出す。このバトル中に破壊された自分の機械・フォロワーが10体以上なら、自分の他の機械・フォロワーすべては+2/+2されて、守護 を持つ。 機械フォロワーの破壊数稼ぎと機械フォロワーの展開を一枚で担えるフォロワー。 EPがなくとも機械フォロワーを破壊すれば自動進化するため、特に先攻4ターン目での機械フォロワーを破壊しながらのプレイは強力。 ただし、進化後もスタッツは変化しないこと、プロダクトマシーン展開効果はノインが場に残っていないと発動しないことには注意する必要がある。 機械フォロワーが10体以上破壊されてからの追加効果も強力で、場にいる全ての機械フォロワーを強化しつつ壁とすることで相手のフォロワーによるリーサルを防ぐだけでなく、 次のターンのモノ+ファースト・ワンをより強力にすることが出来る。 ・鋼鉄と大地の神 >コスト7 ニュートラル フォロワー レジェンド >6/6 >融合;機械・カードか自然・カード >ファンファーレ 相手のフォロワー1体にXダメージ。機械・カードか自然・カードをランダムにX枚、自分のデッキから手札に加える。Xは「これに融合した枚数」である。 これに機械・カードと自然・カードを融合していたなら、加えたカードのコストを-3する。 融合とは1ターンに1度、融合能力を持つカードに条件を満たす手札のカードを合体させる能力。 このカードに機械・カードと自然・カードを融合させた場合、コストダウンしたモノを引くことも可能。 これによりモノ+モノ+モノ+ファースト・ワンで、モノだけで&bold(){合計18点}も叩き込める超強力ムーヴも可能になった。 また、コストダウンした手札の機械フォロワーも一緒に展開することで、相手の守護持ちフォロワーをモノ以外のフォロワーで突破しやすくなるのも利点。 #endregion **メインストーリーでのモノ モノはベルフォメットの手で創り出された心を持つ機械。彼女の前に[[プロトタイプの実験機>ニコラ(shadowverse)]]が創り出されているが、それを抜きにすると初号機である。 初号機ゆえに、ことあるごとに身体がエラーを起こして停止してしまうことから妹のテトラやエンネアに比べて機能面ではかなり劣っていることが分かる。自称:か弱いレディはこういう面から来ている。 しかし戦闘については姉妹の中でもかなり強い方。&font(l){ゲームでも強かったので、プレイヤーからは「どこがか弱いんだ」という声もちらほら} 長女というところから世話好きで饒舌。趣味は花の水やりと、放っておけないものを放っておかないこと。 彼女の特徴である芝居がかった口調は、喋りについて詩のリーディングシステムを使っているため、 &font(#dc143c){「おはよう、といっても今が昼か夜かは分からないがね。ワタシはモノ、『shadowverse』に登場するか弱いレディさ」} &font(#dc143c){「計算によって弾き出してみたが、このページではワタシの説明をしているみたいだね。ワタシについてはワタシの口から説明した方が早い気もするが……まぁ客観的な情報を載せるには第三者が書いた方がいいだろうね」} &font(#dc143c){「おっと、テトラが呼んでいるみたいだ、ではワタシはここで失礼するよ」} 大体こんな感じの喋り方である。 能力として「原初の一」<<ファースト・ワン>>を搭載しており、これを起動させると一時的に自身の身体能力を大幅に上昇させることができる。 威力も速度も圧倒的なものになり、あのユリアスですら一方的に攻撃され続けてしまうほどだが、反動も極めて大きく、これを使った後はしばらく機能停止してしまう。 かつて彼女はベルフォメットの手で生み出されたものの、失敗作と言われ部屋に閉じ込められてしまっていた。 床に倒れこんだモノは自分には何も生まれた意味がない、と失意に陥っていたが、目の前に転がっているネジを見つける。 ネジには物を支える意味がある、なら自分にも何か生まれた意味がある。そう思ったモノは扉をこじ開け、ベルフォメットの拠点である中央タワーから脱出を試みて、高所から飛び降りた。 モノは無事だったものの、追っ手の機械に見つかり戦闘になる。追っ手を撃破したモノはその中に内蔵された映像データを調べてみることにした。 そこには自分と同じように心を持つ機械として生まれた[[テトラ>蒼の反逆者・テトラ(shadowverse)]]の姿が映っていた。 この映像を見てモノは、自分と同じように生まれた機械の存在を知り、その機械たち、言わば妹たちを救出するということに生きる意味を見出したのだった。 その後はテトラを救出し、また後日テトラと手を組んで[[エンネア>紫紺の抵抗者・エンネア(shadowverse)]]を救出。現在はテトラが率いるベルフォメットへの反乱軍、レジスタンスに参謀的な立ち位置で加入している。 ヴァンパイアのフォロワーということから分かる通り、作中では[[ユリアス>ユリアス(Shadowverse)]]と接することが多い。 モノはユリアスと会う前に[[ユアン>ユアン(shadowverse)]]と会っている。ユアンに対し自分がテトラの姉であることを伝え、ユアンから受け入れてもらっている。 モノは、民を機械歩兵から守ったユアンの勇気と実力を認め、アイアロンの現状について説明する。 絶対的支配者ベルフォメットに管理された、人々から心が失われつつある世界……ユアンはその現状と機械、また心を持つ機械について知る。 また、レジスタンスにいた後天的に心を持った機械、ジェイスリーから兄のジェイツーを探すように頼まれ、一人で行動を始める。モノはユアンに、一時的に機械歩兵を撹乱させることができるジャミング装置を渡すのだった。 一方、ユアンからは7人の仲間&footnote (時空移動の際に管理者の妨害を受け、実際にアイアロンに到達できたのはユアン、イザベル、ルナ、ユリアスの4人だけ。残り4人は大自然の世界、ナテラに飛ばされている)がアイアロンのどこかにいるとモノに伝えるが、その後、 &font(#0b5394){「一人だけ注意して欲しい人物がいる。ユリアス・フォルモンド。黒の鎧に白の髪、真紅の瞳。あの男は危険だ。近付くのならば、警戒を。」} と加える。モノはユアンのいう仲間を探しに行動を始めるのだった。そして彼女が最初に見つけたのが、よりにもよってその危険人物ユリアスだった……。 モノは歯ごたえのない機械歩兵や自分を露骨に避ける市民に苛立っているユリアスの前に現れる。 &font(#dc143c){「嫌われ者だね。まぁ君の望むところではあるのだろうが。まさか人に好かれて仲良しこよしをしたくはあるまい?推測、いや計算によって弾きだした答えだがどうだ。」} ユリアスはモノとの同行を拒否するが、アイアロンの事情や仕組みを知らないユリアスを冷やかしながら説得する。しかし機械歩兵の攻撃が響いていたのか機能停止、その場に倒れてしまう。 その後目を覚ましたモノに対し、強者との闘争を求めるユリアスはベルフォメットの場所を聞くのだが、モノは&font(#dc143c){「彼に会いに行くことは高い確率でこの世界に被害をもたらす」}と拒否。 この世界がどうなろうが関係ないと返すユリアスの言葉から、彼はアイアロンを救うために来たわけではないことを確信する。またユリアスは、機械でありながら心を持つモノを見込み、モノと戦おうとするのだった。 &font(#dc143c){「……っ。か弱いワタシを殴りつけるとはね。ヴァンパイアは非紳士的だと文献に加筆しておこう。」} &font(#990000){「勘違いするなよ……ただ、試してやろうと言うだけだ。」} そしてユリアスとモノの戦いが始まる。ユリアスに怒りを感じたモノは彼にちょっとしたオシオキをするために自身の力を解き放つ。 &font(#dc143c){「――解除<<アンロック>>。君は望んだ。ならばお望み通りのものをくれてやろう。そして望まぬ終わりを得るが良い。」} 「原初の一」<<ファースト・ワン>>を起動したモノは一気にユリアスを攻め立てる。 圧倒的な速度で翻弄するモノにユリアスは驚くが、一方で代償が大きいファースト・ワンは復旧したてのモノにとって負担が大きく、彼女はまた機能停止を起こしてその場に倒れてしまうのだった。 モノの言う&font(#dc143c){「望まぬ終わり」}とは倒れたモノを引きずったり放置したりせずに面倒を見ろという意味だった。 ユリアスは仕方なく彼女を運ぶが、そこにモノがファースト・ワンを起動したことを感知したテトラが現れる。モノの実力を認め、テトラの力に期待するユリアスは、テトラに勝負を仕掛けてしまう。 モノが目を覚ましてこの戦いを止めるが、モノはテトラに手を出したユリアスに怒り、彼がエンネアや他の仲間に手を出さないよう同行すると決めたのだった。 その後、モノは自分の棲家にユリアスを連れて行く。 そこでモノはユリアスの過去を尋ね、ユリアスは答えなかったものの、モノはユリアスがずっと戦い以外をしてこなかったことを見抜き、 &font(#dc143c){「花を愛でる趣味でも持ったらどうだ」}&footnote (ユリアスは前にいた世界であるイズニア国で、自分に懐いた少女から、お礼として花をプレゼントできなかったことを謝られた。それに対し彼は「花を愛でる趣味はない」と返答した。)と言うのだった。 闘争を求めるユリアスだが、同時に闘争には必ず終わりが来る。その時にユリアスがどうその虚しさから逃れるのか、モノはそれが気になっていたのだった。 ユリアスは結局これといった返答をしなかったが、モノはユリアスを放っておけなく感じてしまう。 モノから離れたユリアスは、逃げ回ってばかりのレジスタンスを理解できずベルフォメットの元に乗り込むと決める。そして一般市民を攻撃して無理やりベルフォメットの場所を聞こうとする。 ユリアスを恐れる彼らからは有力な情報は聞けなかったが、ユリアスは戦闘しているユアンの居場所を察知し、ユアンのいるであろう中央タワーへ一人乗り込んでいった。 そこでユリアスはユアンと再会、普段の冷静さを失い激昂していたユアンだったが、ユリアスの言葉で頭を冷やして心を持つ機械ジェイツーを連れて拠点に帰っていった。 一方モノは、一人孤立していた[[ルナ>ルナ(shadowverse)]]を発見、ルナの&font(#800080){「機械って何?」}という疑問に答えながら、彼女をエンネア、マンマル1号と合流させた。 それと同時に自分と会いたくないと言うエンネアの思いを察知し、ルナとエンネアを、エンネアが生み出したマンマル1号に任せてその場を去っていく。 ルナはその後、エンネアと喧嘩する。そしてエンネアがなぜ姉たちと会いたがらないのかを知りたくなり、モノの元を訪ねる。 モノはルナにエンネアのことを伝えきることはできなかったが、&font(#dc143c){「エンネアのことが好きで、エンネア側が良ければ会いたいと思っている」}とルナに伝えるのだった。 詳しくは[[エンネア>紫紺の抵抗者・エンネア(shadowverse)]]の項目で。 そしてユリアスは中央タワーでベルフォメットと遭遇。ユリアスに不快感を示したベルフォメットは手下の機械に相手を任せ面倒くさがって一人去っていく。 際限なく湧いてくる相手に苛立つユリアスだが、そこにモノが駆けつけ、ユリアスにこう伝える。 &font(#dc143c){「ワタシたちはベルフォメットに生かされてもいる。考えてみろ、これだけの機械歩兵を操れるのだぞ、奴は。&br()その気になればワタシたちなど螺子を捻るように簡単に叩き潰すことが出来る。&br()しかし、しない。なぜか。その気がないからだ、少なくとも今は。」} &font(#dc143c){「分かるかね、奴はワタシたちのことなど、どうだっていいのだよ。いつでも壊せると思っているから、適当に遊んでいるのさ。そこを本気にさせてどうする?」} その上で&font(#dc143c){「時が来れば戦う」}。そう聞いたユリアスは渋々モノとともに棲家へ帰るのだった。 棲家で二人きりになったモノはユリアスに突然とあることを話し出す。 &font(#dc143c){「あぁ、言っていなかったな。ワタシはもうすぐ壊れるのだよ。言い換えれば、もうすぐ死ぬ。」} 姉妹の中でも最初に作られたモノは、内部システムにエラーを抱えていた。その上そのエラーはファースト・ワンを使うたびに増える。モノが戦いを避けている理由、か弱い理由はそこにあったのだ。 ユリアスはモノに、自身が闘争を求める理由を話す。 夜の主として生まれた彼は、自身が大いなる存在として生まれた理由を求めていた。そのため見境なく人を殺めたが、彼にとって世界は脆弱すぎて、ユリアスが満たされることはなかった。 しかし彼がある日、相手の攻撃で傷を負った時に、彼はついに自身の生きる意味を、強者との闘争の中に見出したのだった。 特に彼の好敵手バルタザールは彼を誰よりも喜ばせた。彼はとうの昔に寿命で他界してしまったが、ユリアスは未だに彼への未練を捨てきれていない。 そんなバルタザールと闘争に囚われるユリアスを見たモノは、彼を&font(#dc143c){「憐れなるユリアス・フォルモンド」}と呼ぶのだった。 その時、テトラからモノに連絡が入る。テトラは[[イザベル>イザベル(shadowverse)]]とユアンの言葉から反乱を決意したのだった。 テトラの元に向かう前にモノはユリアスに、テトラやエンネアに自分の身体が持たないことを伝えないように言うのだった。テトラの決意を乱さないようにと言うが、ユリアスにだけこのことを話した理由は…… &font(#dc143c){「――ワタシは}&font(#f09199){&bold(){君が好きなんだ。}}&font(#dc143c){」} &bold(){&font(#990000){「……なんだと?」}} 永い時間を闘争に生きるユリアスと限られた時間の中で闘争を避けるモノ……正反対といえども、距離を縮めた二人はテトラの元へ向かうのだった。 #region(以下、ネタバレ注意) レジスタンスはベルフォメットが率いる機械歩兵の大軍に太刀打ちするためにも、まずは機械歩兵の製造所を破壊することを第一目標とすることになった。 3つある製造所を破壊すべく役割を分担、しかしユリアスは策など不要……と一人で行動を開始してしまう。モノはそんなユリアスと同行することを選ぶ。 ユリアスとモノはベルフォメットの撃破のため、中央タワーへ向かう。意思のない機械歩兵との戦闘に満たされないユリアスだったが、一方でモノは何か良くない物を感知する。 &font(#dc143c){「巨大な敵性反応が三つ。今のような大型の機械歩兵とも違う――もっと、強力で――もっと――。」} モノはその敵性反応を察知した場所へ向かうためユリアスと別れる。まるで自分の死に場所を見つけたかのように…… その敵性反応は巨大な3つの機械歩兵によるものだった。それを見たモノは怒り心頭に発する。 &font(#dc143c){「……っ。なんともまぁ、酷いことだ。酷いやり方だよ、ベルフォメット。」} そう。モノ、テトラ、エンネアの名前の元を考えれば分かる通り、この3人以外にも心を持つ機械としてベルフォメットにより生み出された姉妹が6人いた。 その6人はベルフォメットによって破壊されていたのだが、あろうことかベルフォメットは&font(red){その6人を3つの超大型機械歩兵、女神<<エリネイス>>として改造して造り出したのだ。 } 女神<<エリネイス>>になってしまった姉妹たちにはもう心も意識もなく、ただ目標の排除を行うためだけに動くようになってしまっている。 また、&bold(){あえて彼女らが改造された後の姿であると分かるように信号を残して、機械の姉妹たちを精神的に追い詰めるように出来上がっている}。 モノはその中でも最新鋭である七女のヘプタと八女のオクタを改造して生み出された女神「ティシポネー」の元に駆けつける。 そこにはユアンがいた。ユアンはティシポネーの弱点を見抜いて彼女を追い詰めていたのだが…… &bold(){&color(red,black){「――システム、オーバーロード。システムのシャットダウンまで、残り500秒。排除行動、開始する。」}} 突然ティシポネーはリミッターを解除し、暴走を始める。その能力はもはや「原初の一」<<ファースト・ワン>>。 攻撃の威力や速度が著しく上昇し、ユアンは一気に形勢を返されてしまっていた。その様子を見たモノは、自分を囮にユアンを先に進ませ、決死の覚悟でファースト・ワンを起動、ティシポネーを足止めするのだった。 &font(#dc143c){「互いに限界は超えている。そのように造られたのだから。ならばこの先は生も死も超えて、鉄屑になるまで踊ろうじゃないか。&br()なに、案ずるな。君を一人にはしないよ。穢れてしまった女神<<エリネイス>>、我が愛しの妹たちよ――。」} 二人の激しい戦闘が始まる。モノの攻撃は威力を増しており、ティシポネーを追い詰めるが、一方のティシポネーも音速を超える激しい連続斬撃によりモノを追い詰める。 しかしそれと同時に、互いに負荷の強すぎる能力を起動しているため…… &font(#dc143c){「……もう、限界だろう。ボディのリミッターと武器のリミッターを同時に外せば、まぁ、そうなって然るべきだ。&br()まぁしかし案ずるな。――限界を迎えるのは君だけではない。全く嫌になるね。ワタシはどこまでか弱いのだろうか。」} ――限界が来ようとしていた。モノはあの世に旅立つ6人の妹たちと共に行くことを決意する。そしてティシポネーと最後の一撃で相打ちを狙うのだった。 &font(#dc143c){「――我は原初の一<<ファースト・ワン>>。故に終わってしまった君たちを抱き、始まりへ還るとしよう。」} &bold(){&color(red,black){「――六の、剣にて。」}} &font(#dc143c){「行くぞ、妹よ。行こうじゃないか、妹よ。共に、彼方へ――。」} &bold(){&color(red,black){「心を――」}} &font(#dc143c){「――」}&footnote (この一瞬、モノは今までの言動とは裏腹に、残されてしまうテトラとエンネアのことが過ぎったのか、それともユリアスの「命とは惜しむものだ」という言葉を思い出したのか、ためらいがあるかのような表情を見せる。) &bold(){&color(red,black){「断つ!」}} &bold(){&font(#dc143c){「ハアアアァァッ!!!」}} そしてモノはティシポネーと共に散っていった…… 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #include(テンプレ3) #center(){ &font(#990000){「フン――。」} } #center(){ &bold(){&color(red,black){「損傷、拡大。外部装甲、破損。排除行動、継続、出来――」}} } #center(){ &font(#990000){&sizex(5){「――これがお前にとって、命を懸けるに値する相手なのかね。」}} } 散っていったかのように思われたその時、&bold(){ユリアスが相打ちになるはずの二人に割り込み、ティシポネーを粉砕しモノを助け出したのだ}。 この言葉にモノは、エリネイスがもともとは妹であることを話すが、次にベルフォメットの元へ行ったはずのユリアスがなぜ自分を助けに来たのかを聞く。 &font(#990000){「――永遠を生き、闘争に生きる私。定められた中で、戦いを避けて生きるお前。だからこそ、私はお前を理解出来ん。」} &font(#990000){「――そして、だからこそ。お前は面白い。理由があるとすれば、それだけだ。」} ユリアスはこう答えた上で、その場に倒れこみ眠ろうとするモノに、 &font(#990000){「馬鹿な。鉄屑に塗れて倒れることが、お前の望みか?せめて花に抱かれたいとでも言ったらどうだ。」} &font(#990000){「しかしまだ動く。お前にはまだ意思がある。で、あるならば――行くぞ。」} まだやるべきことがあると指摘し、中央タワーへ向かっていった。 &font(#dc143c){「……やれやれ。君には本当に参るよ。困らされてばかりだ……。どうにも理解しあえんな、彼とは。――しかし、まぁ。だからこそ――面白いのだが。」} その後、中央タワーで仲間たちと遅れてユリアスとモノは合流する。 モノは、テトラとエンネアと共にユリアス、[[イザベル>イザベル(shadowverse)]]、[[ルナ>ルナ(shadowverse)]]、[[ユアン>ユアン(shadowverse)]]を先に行かせるため、その場の機械歩兵と交戦する。 対ベルフォメット戦の前後会話はどのクラスでベルフォメットと戦うかで変化する。ヴァンパイアを選択すると、ユリアスとモノが中心となる。 戦闘後、ユリアスの元にモノが駆けつけてベルフォメットを追い詰める。ただ強さで押されるだけでなく、プライドまでも傷つけられたベルフォメットはヤケになり、<<管理者>>粛清のネルヴァを呼び出す。 ネルヴァはベルフォメットの力を受け入れ、ベルフォメットにとあることを委ねる…… と機械反乱編はここで終わっている。 #endregion #region(天地侵略編) ネルヴァの力を得たベルフォメットはアイアロンを離れ、大自然の世界「ナテラ」の侵略を開始する。 アイアロンには置き土産として機械歩兵を大量に残しており、モノやユリアスを含むアイアロン勢はその処理に追われる。 その後、ユアンの力を借りてユリアスとモノはナテラに移動する。二人が移動した場所では、ナテラの王[[ベイリオン>王たる光・ベイリオン(shadowverse)]]とベルフォメットが蘇えらせた女神<<エリネイス>>ティシポネーがいた。 モノはベイリオンに事情を話し、ユリアスとベイリオンとともにティシポネーと戦闘した。この戦いはイリスが『鍵の杖』を起動させたことにより機械たちが一時停止して終了する。 モノは停止したティシポネーに近づいてこう声をかけるのだった。 &font(#dc143c){「妹よ。心とは本当に厄介なものだな。心がなければ悲しみもない……無駄な期待もない。ワタシの演算機能は優秀だ。お前たちに心が残っていないことも、お前たちが二度と起動しないことも把握している。」} &font(#dc143c){「なのにね……ワタシはお姉ちゃんだからね……こう演算する。いや、こう願う。お前たちに再び、心が……と。」} その一方でベルフォメットは母なる君の力を取り込み、ナテラを完全に掌握しようとしていた。 ユリアスは決戦のために彼のもとへ急行。ベイリオンとモノはテトラ、エンネア、ヴァイディと合流し、[[アリサ>アリサ(shadowverse)]]たち一行8人を先に進ませた。 そしてアリサたちは激戦の末にベルフォメットを撃破する。ナテラの崩壊は免れた。 加えてこの戦いの最中、モノが願った通りに女神<<エリネイス>>は心を取り戻し、6人の姉妹&footnote (ジー、トリ、ペンタ、ヘキサ、ヘプタ、オクタ)としてこの世を去ったのだ……。 戦いが終わり、モノはユリアスと2人きりになっていた。 &font(#990000){「……。死に場所は見つからなかったか?」} &font(#dc143c){「いいや、見つかったさ。我が妹たちと同じようにね。だが、今ではない。お前はどうだ?ユリアス・フォルモンド。」} &font(#990000){「さてな。」} その上でユリアスが戦いの後の虚しさに浸っていたことを突いたモノだったが、ユリアスは突然モノにあるものを渡す…… &font(#990000){「……受け取れ。餞別だ。」} &font(#dc143c){「……いや。これは……。驚いたな。」} &font(#990000){「花を愛でろとお前は言うが、私にそんな趣味はないのでね……。だからお前が愛でていろ。」} &font(#dc143c){「……嬉しいな。いや、これは嬉しい。トークシステムが上手く働かないくらいには、嬉しい。」} 思わず感激のあまりに言葉を失いかけたモノだったが、ユリアスにこれはどういうつもりなのかを聞く。 &font(#990000){「お前の首筋が鉄でなければ、牙の刻印を残してやってもよかったが……赤き花は、その代わりと思え。」} ユリアスの自分が認めた相手からしか吸血しない矜恃。ただ血の流れていないモノに対してはそれができない……ということだったのだ。 つまりそれほどユリアスにとってモノは掛け替えのない存在になっていたということなのだろう……。 そしてモノに別れを告げるユリアスだったが、モノはユリアスに対し最後にこう伝える。 &font(#dc143c){「お前がもし、死に場所が見つからず……幾つもの世界を彷徨い歩く亡者となった時には、その時にはーー」} &font(#dc143c){&bold(){「ーーワタシがお前を殺してやろう。」}} &font(#990000){「……フ。そうか……。まぁ、楽しみにしているよ。」} &font(#dc143c){「……ふふ。あぁ、楽しみにしていてくれ。その日その時まできっとーーワタシたちは繋がっている。」} はい尊い!あーしんどい! これで機械反乱編から始まった物語は一先ず完結である。 #endregion #region(期間限定ストーリー 自然再生編) その後ナテラに住むことになり、ラティカやミストリナとは仲良くなっている。 テトラの協力により身体機能の回復も行えているようであり、ミストリナとは試しにと戦ってみたこともあるようだ。 #endregion **リーダースキンとしてのモノ 3周年の誰がリーダースキンとして実装されるかを決める人気投票で、モノはヴァンパイア部門の1位を獲得した。 第14弾のカードパック、森羅咆哮では彼女のリーダースキンが排出される。 エモート 挨拶:この出会いは必然さ。 感謝:いやぁ、嬉しいね。 謝罪:すまないすまない。 称賛:見上げたのもだ。 驚愕:これは……。 困惑:演算しよう。 決め台詞:望まぬ終わりを得るがいい。 ボイス 進化:ファースト・ワン、アンロック。 → 今、怒りを感じるよ! → 君はここまでだ! 勝利時:欠伸が出来たらしているところだ。 敗北時:ワタシはか弱いレディだぞ? リタイア:実に無念だ。 &font(#dc143c){「ワタシに票を入れてくれた皆に感謝するよ。まぁ[[あの子>蒼の反逆者・テトラ(shadowverse)]]にももっと票を入れてほしかったがね……」} **その他関連カード WUPでは、メインストーリーのキャラが描かれたスペルが全クラスに実装されている。 ヴァンパイアクラスには、ユリアスとモノが描かれているスペル「紅のワルツ」が存在する。 #center(){ &font(#990000){&sizex(5){「足掻くがいい」}} } #center(){ &font(#dc143c){&sizex(5){「最大効率で攻める」}} } ・紅のワルツ >登場カードパック ナテラ崩壊 >コスト2 ヴァンパイア スペル ゴールド >・ユリアスの闘争 >・モノの覚悟 >このコストと同じだけ自分のPPを消費して、チョイスしたカードとしてプレイする。 >復讐状態なら、チョイスではなく、相手のリーダーに3ダメージ。自分のEPを1回復。 ・ユリアスの闘争 >コスト0 ヴァンパイア スペル ゴールド >相手のリーダーに3ダメージ。 ・モノの覚悟 >コスト0 ヴァンパイア スペル ゴールド >自分のEPを1回復。 どちらもかなり強力。復讐状態では凄まじいコスパを発揮するが、復讐状態でなくとも強い。 ユリアスの闘争は盤面のフォロワーには攻撃できないものの、デメリット無しに2コストで3ダメージを相手に与えられる。アグロ型のデッキやダメージソースとしてはこちらをチョイスすることが多いだろう。 モノの覚悟はEP回復。今までEPを回復させるスペルは3コスト以上のものが多かったが、それを2コストで行うことができる。盤面強化やコントロールにはこちらを選ぶことが多いか。 また第21弾「リナセント・クロニクル」でリメイクされた。 #center(){ &font(#dc143c){&sizex(5){「生きよう。この刹那、遠き悠久!」}} } ・悠久の真紅・モノ >登場カードパック リナセント・クロニクル >2コスト フォロワー ヴァンパイア レジェンド 機械 >2/2 >EPによる進化ができない。(能力による進化はできる) >これが場にいる限り、自分の進化前フォロワーすべてと新たに場に出た自分の進化前フォロワーすべては「これの攻撃力か体力を能力で+したときか、これの体力を回復したとき、それがこの自分のターン中に合計3回目かそれ以降なら、進化する」を持つ。 >ファンファーレ 復讐状態 なら、自分のフォロワーすべてを+0/+1する。 > >進化後 >6/6 >これが場にいる限り、自分の進化前フォロワーすべてと新たに場に出た自分の進化前フォロワーすべては「これの攻撃力か体力を能力で+したときか、これの体力を回復したとき、それがこの自分のターン中に合計3回目かそれ以降なら、進化する」を持つ。 >疾走 >攻撃時 自分の他の進化後フォロワーすべては疾走 を持つ。 盤面のフォロワーに3回能力バフor回復効果が発動することでそれらを進化させ、また自身も進化して一気に相手にダメージを叩き込むフォロワー。 復讐状態や第18弾「レヴィールの旋風」で実装された乗り物系アミュレットと相性が良く、上手く決まった時の爆発力はかなりのもの。 しかし極めてクセが強く、扱いこなすには下準備や慣れが必要。またリナセント・クロニクル環境では逆風も強く、その取っ付きにくさから主流のデッキとは言い難い立ち位置にいる。今後に期待か。 リメイク前とある程度似ている性能だが、&bold(){ユリアスとの再会の約束を果たすためか、負担の大きいファースト・ワンや自傷効果は搭載されていない。}そこにエモさを感じるユーザーも。 &font(#dc143c){「この項目には追記・修正を、か弱いワタシには加減を頼むよ?」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 悠久を生きる不死身の怪物×風前の灯の壊れかけアンドロイドというシャドウバースの中でトップクラスに尊いカップル 間にベルフォメット挟みたい -- 名無しさん (2019-11-24 18:43:39) - 気になって新バージョンのモノの進化時ボイスも確かめてみました「これが私の心の力。」でした。 -- 名無しさん (2019-11-24 20:58:41) - この娘がいるので機械ヴァンプと対処する場合はとにかく7ターン以降の時に場に機械を残さないことが肝心。 -- 名無しさん (2019-11-24 23:50:06) - この子投げる=勝つだし、ターン跨いでも守護持つから残らないしで、使ってるのに自傷ダメの事知らなかった…… -- 名無しさん (2019-11-26 21:25:01) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/11/24 Sun 18:28:42 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#dc143c){&sizex(5){「か弱いワタシに加減を頼むよ?」}} } 本項目では[[スマートフォン]]/PC向けTCG「shadowverse」に登場するモノについて説明する。 *概要 機械の世界『アイアロン』の管理者、ベルフォメットの手によって創り出された心を持つ機械の1人。 芝居掛かった口調とむき出した金属の腕が特徴の自称『か弱いレディ』。一人称は「ワタシ」。 [[テトラ>蒼の反逆者・テトラ(shadowverse)]]、 [[エンネア>紫紺の抵抗者・エンネア(shadowverse)]]とは連番個体として生み出されたために『姉妹』の間柄になり、 血縁はない(そもそも機械である彼女らに血縁も何もないが)ために似てはいないが、お互いに「姉妹」として大切に思っている。 名前の元はギリシャ語で『1』を意味する『mono』。 CV.[[佐倉綾音]] メインストーリーにも「機械反乱編」で登場しているが、まずは彼女のカードの性能の解説に入ろう。 **カードとしてのモノ ・真紅の抗戦者・モノ >登場カードパック 鋼鉄の反逆者・森羅咆哮(リーダースキン付き) >2コスト フォロワー ヴァンパイア レジェンド [[機械>機械(Shadowverse)]] >2/2 >このフォロワーは、EPによる進化ができない。(カードの能力による進化はできる) >ファンファーレ このバトル中に破壊された機械・フォロワーが7体以上なら、ファースト・ワン1枚を手札に加える。 >(進化後) >6/6 >疾走 >守護 >自分のターン開始時、自分のリーダーとこのフォロワーに1ダメージ。 ・ファースト・ワン >5コスト スペル ヴァンパイア レジェンド 機械 >進化していない自分の機械・フォロワーすべてを進化させる。(それらの進化時効果は働かない) 『ファースト・ワン』取得条件が達成されない場合、ただの2コスト2/2フォロワーであり、進化時のスタッツ上昇は+4/+4と強力だが、EPによる進化は(効果を無効にしない限り)出来ないため、 使用する場合は概ね『ファースト・ワン』とのセット運用となる。 その『ファースト・ワン』は味方の機械フォロワーが7体以上破壊されている場合、モノを召喚した直後に手札に加わり、 効果は「自分の盤面にいる機械フォロワーを全て進化させる」という強力なもの。 これはEPによる進化ではないので、手札に加わる前に盤面に出ている(はず)のモノも問題なく進化して6/6のスタッツと守護効果を持つ大型の疾走フォロワーになり、 さらにそれ以外にも盤面に機械フォロワーがいる場合はそれらもまとめて進化するため、攻撃可能ならばさらに相手リーダーへのダメージが増加し、 同じターンに出ている場合でも、擬似突進フォロワーとして運用できる。 9ターン目以降では&bold(){モノ、モノ、ファースト・ワンという出し方で、モノ二人だけでも相手リーダーに(最低でも)12点ダメージを与えられる}。 モノと『ファースト・ワン』の組み合わせは機械ヴァンパイアデッキのフィニッシャーとして多く採用された。 「森羅咆哮」実装前では機械ヴァンパイアは環境トップの一角を担っていたことからも、その強力さがうかがえる。 なお、基本的にフィニッシャーとして採用されている関係上、「モノを出す=そのターンでトドメ」となることが多いため、自傷効果は忘れられがち。 たかが1点とはいえ、ギリギリの戦況では巡り巡って致命傷に繋がる可能性もなくはないので、モノで削り切れない時に出す場合は頭の片隅に留めておこう。 余談だが、彼女の進化時ボイス&font(#dc143c){「仕方ない、見せてやろう」}をバトル中に聞くことはほぼないだろう。 何かしらのカードの効果でモノの効果を失わせればEPでの進化も可能となるが、ヴァンパイアにはそういったカードはなく、必然的に聴きたければ相手に頼ることとなるが、 相手側にモノの効果を無効化するメリットがほとんどないので、ランクマッチやフリーマッチで聴く機会はまずないと思われる。 主な採用デッキは、機械ヴァンパイアデッキおよびその派生デッキ(機械進化ヴァンパイア、機械復讐ヴァンパイア、機械進化復讐ヴァンパイア)。 STR環境から頭角を現してはいたが、これらのデッキとモノが本格的に暴れるのはROG環境になってから。 それからしばらくは機械ヴァンパイア(というよりもクラス:ヴァンパイアそのもの)の低迷により環境から数を減らしたものの、第16弾「ナテラ崩壊」(以下WUP)環境で再度強力な機械カードが増加、再び第一線で戦えるようになる。 第17弾「運命の神々」のリリースと同時にローテ落ち。 アンリミテッドの高速化している環境で機械ヴァンパイアを使うのは厳しいが、たまに対[[CPU]]などで使用して懐かしむのもいいだろう。 ・相性のいいカード #region(STR〜ROG期) ・アーマードバット >コスト3 ヴァンパイア フォロワー ブロンズ 機械 >1/1 >ラストワードプロダクトマシーン2体を出す。 >ファンファーレ エンハンス 6 ; +4/+4して、守護を持つ。 ・悪夢の始まり >コスト3 ヴァンパイア スペル ゴールド >フォロワーをランダムに2枚、自分のデッキから手札に加える。手札に加えたカードの中の「機械でないフォロワーの数」と同じだけ、フォレストバットを出す。「機械・フォロワーの数」と同じだけ、プロダクトマシーンを出す。 ・プロダクトマシーン >コスト1 ニュートラル フォロワー ブロンズ 機械 >1/1 盤面に機械であるプロダクトマシーンを展開し、破壊された機械フォロワーの数を稼ぐことができる。 PPが10ある時にモノより前に「悪魔の始まり」を使えば、手札にフォロワーを補充しつつ、場に出たプロダクトマシーンを擬似突進フォロワーとして扱えるため、 相手の場に守護がいる場合に役立つ。&font(l){悪夢の始まりからフォレストバットしか出なかった?すまないすまない} アーマードバットに関しては消滅などでのテンポロスが痛い点には要注意。ロイヤル相手に[[オクトリス>絶傑(Shadowverse)]]で奪われるともう目も当てられない。 ・ギアスネイクテイマー >コスト2 ヴァンパイア フォロワー ブロンズ 機械 >1/3 >自分の場に毒蛇が出るたび、それは機械フォロワーとなる。 >進化時 毒蛇2体を出す。 進化時に盤面に機械フォロワーとなった毒蛇を並べるため、これ一枚で一気に3体、機械フォロワーを展開できる。 下記の獄炎のデーモンと組み合わせれば、合計4コストでフォロワー展開とモノを強化することが可能。 ・獄炎のデーモン >コスト2 ヴァンパイア フォロワー シルバー >2/2 >守護 >ファンファーレ 手札のヴァンパイア・フォロワー1枚を「自分の場の他のフォロワーの数」と同じだけ+1/+0する。 ・魅惑の一撃 >コスト2 ヴァンパイア スペル ブロンズ >手札のヴァンパイア・フォロワー1枚を+2/+0する。 >ランダムな相手のフォロワー1体に3ダメージ。(このカードは、自分の手札に選択できるカードがあるなら、プレイできる。) 手札にいるモノにバフをかけることで、前者は守護フォロワーを場に出しつつ、後者は除去と一緒に、進化時のモノの打点を伸ばすことが可能。 ただし、獄炎のデーモンは機械フォロワーではないので、破壊されても『ファースト・ワン』の起動条件には影響しない。 ・鋼鉄のヴァンパイア・スレイ >コスト6 ヴァンパイア フォロワー レジェンド 機械 >6/6 >ファンファーレ 自分の他の手札が7枚以上なら、ドレイン を持つ。 >ファンファーレ 自分の他の手札の機械・カードが3枚以上5枚以下なら、突進 を持つ。6枚以上なら、疾走 を持つ。 モノだけでは足りない場合の打点を稼げ、ドレインによってライフアドも稼げる。 また、モノが引けなかった際の攻撃力バフの受け皿にもなれる。 ROGで機械フォロワーがさらに追加された結果、デッキの大半を機械で埋めることができるようになり疾走のさせやすさが格段に増した。 %%ちなみに破壊時のボイスが「美しきモノよ……」狙っているのか?%% ・破滅のサキュバス >コスト10 ヴァンパイア フォロワー ゴールド >6/6 >自分のターン中、自分のフォロワーが進化したとき、自分の手札のこのカードのコストを-1する。 >ファンファーレ 相手のリーダーとフォロワーすべてに3ダメージ。復讐 状態なら、毒蛇2体を出し、自分の毒蛇すべては守護を持つ。 機械ヴァンパイアというより、その派生デッキで見られる組み合わせ。 『ファースト・ワン』で進化回数を稼ぐことができるため、一気に破滅のサキュバスのコストを下げることが出来、 モノで削り切れなかった場合の保険になる。 #endregion #region(WUP期) ・マシンナースデビル >コスト3 ヴァンパイア フォロワー ゴールド >3/3 >ファンファーレ このバトル中に破壊された自分の機械・フォロワーが10体以上なら自分のEPを1回復。 >進化時 自分の手札の機械・カードが2枚以上ならこのバトル中、自分のリーダーは「相手のターン終了時プロダクトマシーン1体を出す」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。 進化時効果により機械の破壊数を稼げるだけでなく、自分の場に相手リーダーに攻撃可能なプロダクトマシーンが1体いる状態でこちらのターンが回ってくるようになる。 そのため、最速ターンでのモノ+ファースト・ワンでも最低9点ダメージを出せるようになり、よりトドメとして使いやすくなった。 モノを主軸にしたデッキである都合上、ファンファーレのEP回復効果発動条件も中盤以降であれば満たしている場合が多く、相手の守護持ちフォロワー突破に役立つため、 非常にモノと相性が良いカードの一つと言えるだろう。 ただし、自分の場に四体のフォロワー・アミュレットがある時に相手からターンを返されると、リーダー効果で召喚されるプロダクトマシーンによって自分の場が埋まってしまい、 相手の場にフォロワーがいない場合はセルフ盤面ロックとなり、モノを使いたくとも使えない状態になってしまうことには注意が必要。 ・夜明けの吸血鬼・ノイン >コスト4 ヴァンパイア フォロワー レジェンド >4/4 >ファンファーレ 自分の場に機械・フォロワーがいるなら、その中から1体を破壊して、進化する。 >進化時 自分のターン終了時、プロダクトマシーン2体を出す。このバトル中に破壊された自分の機械・フォロワーが10体以上なら、自分の他の機械・フォロワーすべては+2/+2されて、守護 を持つ。 機械フォロワーの破壊数稼ぎと機械フォロワーの展開を一枚で担えるフォロワー。 EPがなくとも機械フォロワーを破壊すれば自動進化するため、特に先攻4ターン目での機械フォロワーを破壊しながらのプレイは強力。 ただし、進化後もスタッツは変化しないこと、プロダクトマシーン展開効果はノインが場に残っていないと発動しないことには注意する必要がある。 機械フォロワーが10体以上破壊されてからの追加効果も強力で、場にいる全ての機械フォロワーを強化しつつ壁とすることで相手のフォロワーによるリーサルを防ぐだけでなく、 次のターンのモノ+ファースト・ワンをより強力にすることが出来る。 ・鋼鉄と大地の神 >コスト7 ニュートラル フォロワー レジェンド >6/6 >融合;機械・カードか自然・カード >ファンファーレ 相手のフォロワー1体にXダメージ。機械・カードか自然・カードをランダムにX枚、自分のデッキから手札に加える。Xは「これに融合した枚数」である。 これに機械・カードと自然・カードを融合していたなら、加えたカードのコストを-3する。 融合とは1ターンに1度、融合能力を持つカードに条件を満たす手札のカードを合体させる能力。 このカードに機械・カードと自然・カードを融合させた場合、コストダウンしたモノを引くことも可能。 これによりモノ+モノ+モノ+ファースト・ワンで、モノだけで&bold(){合計18点}も叩き込める超強力ムーヴも可能になった。 また、コストダウンした手札の機械フォロワーも一緒に展開することで、相手の守護持ちフォロワーをモノ以外のフォロワーで突破しやすくなるのも利点。 #endregion **メインストーリーでのモノ モノはベルフォメットの手で創り出された心を持つ機械。彼女の前に[[プロトタイプの実験機>ニコラ(shadowverse)]]が創り出されているが、それを抜きにすると初号機である。 初号機ゆえに、ことあるごとに身体がエラーを起こして停止してしまうことから妹のテトラやエンネアに比べて機能面ではかなり劣っていることが分かる。自称:か弱いレディはこういう面から来ている。 しかし戦闘については姉妹の中でもかなり強い方。&font(l){ゲームでも強かったので、プレイヤーからは「どこがか弱いんだ」という声もちらほら} 長女というところから世話好きで饒舌。趣味は花の水やりと、放っておけないものを放っておかないこと。 彼女の特徴である芝居がかった口調は、喋りについて詩のリーディングシステムを使っているため、 &font(#dc143c){「おはよう、といっても今が昼か夜かは分からないがね。ワタシはモノ、『shadowverse』に登場するか弱いレディさ」} &font(#dc143c){「計算によって弾き出してみたが、このページではワタシの説明をしているみたいだね。ワタシについてはワタシの口から説明した方が早い気もするが……まぁ客観的な情報を載せるには第三者が書いた方がいいだろうね」} &font(#dc143c){「おっと、テトラが呼んでいるみたいだ、ではワタシはここで失礼するよ」} 大体こんな感じの喋り方である。 能力として「原初の一」<<ファースト・ワン>>を搭載しており、これを起動させると一時的に自身の身体能力を大幅に上昇させることができる。 威力も速度も圧倒的なものになり、あのユリアスですら一方的に攻撃され続けてしまうほどだが、反動も極めて大きく、これを使った後はしばらく機能停止してしまう。 かつて彼女はベルフォメットの手で生み出されたものの、失敗作と言われ部屋に閉じ込められてしまっていた。 床に倒れこんだモノは自分には何も生まれた意味がない、と失意に陥っていたが、目の前に転がっているネジを見つける。 ネジには物を支える意味がある、なら自分にも何か生まれた意味がある。そう思ったモノは扉をこじ開け、ベルフォメットの拠点である中央タワーから脱出を試みて、高所から飛び降りた。 モノは無事だったものの、追っ手の機械に見つかり戦闘になる。追っ手を撃破したモノはその中に内蔵された映像データを調べてみることにした。 そこには自分と同じように心を持つ機械として生まれた[[テトラ>蒼の反逆者・テトラ(shadowverse)]]の姿が映っていた。 この映像を見てモノは、自分と同じように生まれた機械の存在を知り、その機械たち、言わば妹たちを救出するということに生きる意味を見出したのだった。 その後はテトラを救出し、また後日テトラと手を組んで[[エンネア>紫紺の抵抗者・エンネア(shadowverse)]]を救出。現在はテトラが率いるベルフォメットへの反乱軍、レジスタンスに参謀的な立ち位置で加入している。 ヴァンパイアのフォロワーということから分かる通り、作中では[[ユリアス>ユリアス(Shadowverse)]]と接することが多い。 モノはユリアスと会う前に[[ユアン>ユアン(shadowverse)]]と会っている。ユアンに対し自分がテトラの姉であることを伝え、ユアンから受け入れてもらっている。 モノは、民を機械歩兵から守ったユアンの勇気と実力を認め、アイアロンの現状について説明する。 絶対的支配者ベルフォメットに管理された、人々から心が失われつつある世界……ユアンはその現状と機械、また心を持つ機械について知る。 また、レジスタンスにいた後天的に心を持った機械、ジェイスリーから兄のジェイツーを探すように頼まれ、一人で行動を始める。モノはユアンに、一時的に機械歩兵を撹乱させることができるジャミング装置を渡すのだった。 一方、ユアンからは7人の仲間&footnote (時空移動の際に管理者の妨害を受け、実際にアイアロンに到達できたのはユアン、イザベル、ルナ、ユリアスの4人だけ。残り4人は大自然の世界、ナテラに飛ばされている)がアイアロンのどこかにいるとモノに伝えるが、その後、 &font(#0b5394){「一人だけ注意して欲しい人物がいる。ユリアス・フォルモンド。黒の鎧に白の髪、真紅の瞳。あの男は危険だ。近付くのならば、警戒を。」} と加える。モノはユアンのいう仲間を探しに行動を始めるのだった。そして彼女が最初に見つけたのが、よりにもよってその危険人物ユリアスだった……。 モノは歯ごたえのない機械歩兵や自分を露骨に避ける市民に苛立っているユリアスの前に現れる。 &font(#dc143c){「嫌われ者だね。まぁ君の望むところではあるのだろうが。まさか人に好かれて仲良しこよしをしたくはあるまい?推測、いや計算によって弾きだした答えだがどうだ。」} ユリアスはモノとの同行を拒否するが、アイアロンの事情や仕組みを知らないユリアスを冷やかしながら説得する。しかし機械歩兵の攻撃が響いていたのか機能停止、その場に倒れてしまう。 その後目を覚ましたモノに対し、強者との闘争を求めるユリアスはベルフォメットの場所を聞くのだが、モノは&font(#dc143c){「彼に会いに行くことは高い確率でこの世界に被害をもたらす」}と拒否。 この世界がどうなろうが関係ないと返すユリアスの言葉から、彼はアイアロンを救うために来たわけではないことを確信する。またユリアスは、機械でありながら心を持つモノを見込み、モノと戦おうとするのだった。 &font(#dc143c){「……っ。か弱いワタシを殴りつけるとはね。ヴァンパイアは非紳士的だと文献に加筆しておこう。」} &font(#990000){「勘違いするなよ……ただ、試してやろうと言うだけだ。」} そしてユリアスとモノの戦いが始まる。ユリアスに怒りを感じたモノは彼にちょっとしたオシオキをするために自身の力を解き放つ。 &font(#dc143c){「――解除<<アンロック>>。君は望んだ。ならばお望み通りのものをくれてやろう。そして望まぬ終わりを得るが良い。」} 「原初の一」<<ファースト・ワン>>を起動したモノは一気にユリアスを攻め立てる。 圧倒的な速度で翻弄するモノにユリアスは驚くが、一方で代償が大きいファースト・ワンは復旧したてのモノにとって負担が大きく、彼女はまた機能停止を起こしてその場に倒れてしまうのだった。 モノの言う&font(#dc143c){「望まぬ終わり」}とは倒れたモノを引きずったり放置したりせずに面倒を見ろという意味だった。 ユリアスは仕方なく彼女を運ぶが、そこにモノがファースト・ワンを起動したことを感知したテトラが現れる。モノの実力を認め、テトラの力に期待するユリアスは、テトラに勝負を仕掛けてしまう。 モノが目を覚ましてこの戦いを止めるが、モノはテトラに手を出したユリアスに怒り、彼がエンネアや他の仲間に手を出さないよう同行すると決めたのだった。 その後、モノは自分の棲家にユリアスを連れて行く。 そこでモノはユリアスの過去を尋ね、ユリアスは答えなかったものの、モノはユリアスがずっと戦い以外をしてこなかったことを見抜き、 &font(#dc143c){「花を愛でる趣味でも持ったらどうだ」}&footnote (ユリアスは前にいた世界であるイズニア国で、自分に懐いた少女から、お礼として花をプレゼントできなかったことを謝られた。それに対し彼は「花を愛でる趣味はない」と返答した。)と言うのだった。 闘争を求めるユリアスだが、同時に闘争には必ず終わりが来る。その時にユリアスがどうその虚しさから逃れるのか、モノはそれが気になっていたのだった。 ユリアスは結局これといった返答をしなかったが、モノはユリアスを放っておけなく感じてしまう。 モノから離れたユリアスは、逃げ回ってばかりのレジスタンスを理解できずベルフォメットの元に乗り込むと決める。そして一般市民を攻撃して無理やりベルフォメットの場所を聞こうとする。 ユリアスを恐れる彼らからは有力な情報は聞けなかったが、ユリアスは戦闘しているユアンの居場所を察知し、ユアンのいるであろう中央タワーへ一人乗り込んでいった。 そこでユリアスはユアンと再会、普段の冷静さを失い激昂していたユアンだったが、ユリアスの言葉で頭を冷やして心を持つ機械ジェイツーを連れて拠点に帰っていった。 一方モノは、一人孤立していた[[ルナ>ルナ(shadowverse)]]を発見、ルナの&font(#800080){「機械って何?」}という疑問に答えながら、彼女をエンネア、マンマル1号と合流させた。 それと同時に自分と会いたくないと言うエンネアの思いを察知し、ルナとエンネアを、エンネアが生み出したマンマル1号に任せてその場を去っていく。 ルナはその後、エンネアと喧嘩する。そしてエンネアがなぜ姉たちと会いたがらないのかを知りたくなり、モノの元を訪ねる。 モノはルナにエンネアのことを伝えきることはできなかったが、&font(#dc143c){「エンネアのことが好きで、エンネア側が良ければ会いたいと思っている」}とルナに伝えるのだった。 詳しくは[[エンネア>紫紺の抵抗者・エンネア(shadowverse)]]の項目で。 そしてユリアスは中央タワーでベルフォメットと遭遇。ユリアスに不快感を示したベルフォメットは手下の機械に相手を任せ面倒くさがって一人去っていく。 際限なく湧いてくる相手に苛立つユリアスだが、そこにモノが駆けつけ、ユリアスにこう伝える。 &font(#dc143c){「ワタシたちはベルフォメットに生かされてもいる。考えてみろ、これだけの機械歩兵を操れるのだぞ、奴は。&br()その気になればワタシたちなど螺子を捻るように簡単に叩き潰すことが出来る。&br()しかし、しない。なぜか。その気がないからだ、少なくとも今は。」} &font(#dc143c){「分かるかね、奴はワタシたちのことなど、どうだっていいのだよ。いつでも壊せると思っているから、適当に遊んでいるのさ。そこを本気にさせてどうする?」} その上で&font(#dc143c){「時が来れば戦う」}。そう聞いたユリアスは渋々モノとともに棲家へ帰るのだった。 棲家で二人きりになったモノはユリアスに突然とあることを話し出す。 &font(#dc143c){「あぁ、言っていなかったな。ワタシはもうすぐ壊れるのだよ。言い換えれば、もうすぐ死ぬ。」} 姉妹の中でも最初に作られたモノは、内部システムにエラーを抱えていた。その上そのエラーはファースト・ワンを使うたびに増える。モノが戦いを避けている理由、か弱い理由はそこにあったのだ。 ユリアスはモノに、自身が闘争を求める理由を話す。 夜の主として生まれた彼は、自身が大いなる存在として生まれた理由を求めていた。そのため見境なく人を殺めたが、彼にとって世界は脆弱すぎて、ユリアスが満たされることはなかった。 しかし彼がある日、相手の攻撃で傷を負った時に、彼はついに自身の生きる意味を、強者との闘争の中に見出したのだった。 特に彼の好敵手バルタザールは彼を誰よりも喜ばせた。彼はとうの昔に寿命で他界してしまったが、ユリアスは未だに彼への未練を捨てきれていない。 そんなバルタザールと闘争に囚われるユリアスを見たモノは、彼を&font(#dc143c){「憐れなるユリアス・フォルモンド」}と呼ぶのだった。 その時、テトラからモノに連絡が入る。テトラは[[イザベル>イザベル(shadowverse)]]とユアンの言葉から反乱を決意したのだった。 テトラの元に向かう前にモノはユリアスに、テトラやエンネアに自分の身体が持たないことを伝えないように言うのだった。テトラの決意を乱さないようにと言うが、ユリアスにだけこのことを話した理由は…… &font(#dc143c){「――ワタシは}&font(#f09199){&bold(){君が好きなんだ。}}&font(#dc143c){」} &bold(){&font(#990000){「……なんだと?」}} 永い時間を闘争に生きるユリアスと限られた時間の中で闘争を避けるモノ……正反対といえども、距離を縮めた二人はテトラの元へ向かうのだった。 #region(以下、ネタバレ注意) レジスタンスはベルフォメットが率いる機械歩兵の大軍に太刀打ちするためにも、まずは機械歩兵の製造所を破壊することを第一目標とすることになった。 3つある製造所を破壊すべく役割を分担、しかしユリアスは策など不要……と一人で行動を開始してしまう。モノはそんなユリアスと同行することを選ぶ。 ユリアスとモノはベルフォメットの撃破のため、中央タワーへ向かう。意思のない機械歩兵との戦闘に満たされないユリアスだったが、一方でモノは何か良くない物を感知する。 &font(#dc143c){「巨大な敵性反応が三つ。今のような大型の機械歩兵とも違う――もっと、強力で――もっと――。」} モノはその敵性反応を察知した場所へ向かうためユリアスと別れる。まるで自分の死に場所を見つけたかのように…… その敵性反応は巨大な3つの機械歩兵によるものだった。それを見たモノは怒り心頭に発する。 &font(#dc143c){「……っ。なんともまぁ、酷いことだ。酷いやり方だよ、ベルフォメット。」} そう。モノ、テトラ、エンネアの名前の元を考えれば分かる通り、この3人以外にも心を持つ機械としてベルフォメットにより生み出された姉妹が6人いた。 その6人はベルフォメットによって破壊されていたのだが、あろうことかベルフォメットは&font(red){その6人を3つの超大型機械歩兵、女神<<エリネイス>>として改造して造り出したのだ。 } 女神<<エリネイス>>になってしまった姉妹たちにはもう心も意識もなく、ただ目標の排除を行うためだけに動くようになってしまっている。 また、&bold(){あえて彼女らが改造された後の姿であると分かるように信号を残して、機械の姉妹たちを精神的に追い詰めるように出来上がっている}。 モノはその中でも最新鋭である七女のヘプタと八女のオクタを改造して生み出された女神「ティシポネー」の元に駆けつける。 そこにはユアンがいた。ユアンはティシポネーの弱点を見抜いて彼女を追い詰めていたのだが…… &bold(){&color(red,black){「――システム、オーバーロード。システムのシャットダウンまで、残り500秒。排除行動、開始する。」}} 突然ティシポネーはリミッターを解除し、暴走を始める。その能力はもはや「原初の一」<<ファースト・ワン>>。 攻撃の威力や速度が著しく上昇し、ユアンは一気に形勢を返されてしまっていた。その様子を見たモノは、自分を囮にユアンを先に進ませ、決死の覚悟でファースト・ワンを起動、ティシポネーを足止めするのだった。 &font(#dc143c){「互いに限界は超えている。そのように造られたのだから。ならばこの先は生も死も超えて、鉄屑になるまで踊ろうじゃないか。&br()なに、案ずるな。君を一人にはしないよ。穢れてしまった女神<<エリネイス>>、我が愛しの妹たちよ――。」} 二人の激しい戦闘が始まる。モノの攻撃は威力を増しており、ティシポネーを追い詰めるが、一方のティシポネーも音速を超える激しい連続斬撃によりモノを追い詰める。 しかしそれと同時に、互いに負荷の強すぎる能力を起動しているため…… &font(#dc143c){「……もう、限界だろう。ボディのリミッターと武器のリミッターを同時に外せば、まぁ、そうなって然るべきだ。&br()まぁしかし案ずるな。――限界を迎えるのは君だけではない。全く嫌になるね。ワタシはどこまでか弱いのだろうか。」} ――限界が来ようとしていた。モノはあの世に旅立つ6人の妹たちと共に行くことを決意する。そしてティシポネーと最後の一撃で相打ちを狙うのだった。 &font(#dc143c){「――我は原初の一<<ファースト・ワン>>。故に終わってしまった君たちを抱き、始まりへ還るとしよう。」} &bold(){&color(red,black){「――六の、剣にて。」}} &font(#dc143c){「行くぞ、妹よ。行こうじゃないか、妹よ。共に、彼方へ――。」} &bold(){&color(red,black){「心を――」}} &font(#dc143c){「――」}&footnote (この一瞬、モノは今までの言動とは裏腹に、残されてしまうテトラとエンネアのことが過ぎったのか、それともユリアスの「命とは惜しむものだ」という言葉を思い出したのか、ためらいがあるかのような表情を見せる。) &bold(){&color(red,black){「断つ!」}} &bold(){&font(#dc143c){「ハアアアァァッ!!!」}} そしてモノはティシポネーと共に散っていった…… 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #include(テンプレ3) #center(){ &font(#990000){「フン――。」} } #center(){ &bold(){&color(red,black){「損傷、拡大。外部装甲、破損。排除行動、継続、出来――」}} } #center(){ &font(#990000){&sizex(5){「――これがお前にとって、命を懸けるに値する相手なのかね。」}} } 散っていったかのように思われたその時、&bold(){ユリアスが相打ちになるはずの二人に割り込み、ティシポネーを粉砕しモノを助け出したのだ}。 この言葉にモノは、エリネイスがもともとは妹であることを話すが、次にベルフォメットの元へ行ったはずのユリアスがなぜ自分を助けに来たのかを聞く。 &font(#990000){「――永遠を生き、闘争に生きる私。定められた中で、戦いを避けて生きるお前。だからこそ、私はお前を理解出来ん。」} &font(#990000){「――そして、だからこそ。お前は面白い。理由があるとすれば、それだけだ。」} ユリアスはこう答えた上で、その場に倒れこみ眠ろうとするモノに、 &font(#990000){「馬鹿な。鉄屑に塗れて倒れることが、お前の望みか?せめて花に抱かれたいとでも言ったらどうだ。」} &font(#990000){「しかしまだ動く。お前にはまだ意思がある。で、あるならば――行くぞ。」} まだやるべきことがあると指摘し、中央タワーへ向かっていった。 &font(#dc143c){「……やれやれ。君には本当に参るよ。困らされてばかりだ……。どうにも理解しあえんな、彼とは。――しかし、まぁ。だからこそ――面白いのだが。」} その後、中央タワーで仲間たちと遅れてユリアスとモノは合流する。 モノは、テトラとエンネアと共にユリアス、[[イザベル>イザベル(shadowverse)]]、[[ルナ>ルナ(shadowverse)]]、[[ユアン>ユアン(shadowverse)]]を先に行かせるため、その場の機械歩兵と交戦する。 対ベルフォメット戦の前後会話はどのクラスでベルフォメットと戦うかで変化する。ヴァンパイアを選択すると、ユリアスとモノが中心となる。 戦闘後、ユリアスの元にモノが駆けつけてベルフォメットを追い詰める。ただ強さで押されるだけでなく、プライドまでも傷つけられたベルフォメットはヤケになり、<<管理者>>粛清のネルヴァを呼び出す。 ネルヴァはベルフォメットの力を受け入れ、ベルフォメットにとあることを委ねる…… と機械反乱編はここで終わっている。 #endregion #region(天地侵略編) ネルヴァの力を得たベルフォメットはアイアロンを離れ、大自然の世界「ナテラ」の侵略を開始する。 アイアロンには置き土産として機械歩兵を大量に残しており、モノやユリアスを含むアイアロン勢はその処理に追われる。 その後、ユアンの力を借りてユリアスとモノはナテラに移動する。二人が移動した場所では、ナテラの王[[ベイリオン>王たる光・ベイリオン(shadowverse)]]とベルフォメットが蘇えらせた女神<<エリネイス>>ティシポネーがいた。 モノはベイリオンに事情を話し、ユリアスとベイリオンとともにティシポネーと戦闘した。この戦いはイリスが『鍵の杖』を起動させたことにより機械たちが一時停止して終了する。 モノは停止したティシポネーに近づいてこう声をかけるのだった。 &font(#dc143c){「妹よ。心とは本当に厄介なものだな。心がなければ悲しみもない……無駄な期待もない。ワタシの演算機能は優秀だ。お前たちに心が残っていないことも、お前たちが二度と起動しないことも把握している。」} &font(#dc143c){「なのにね……ワタシはお姉ちゃんだからね……こう演算する。いや、こう願う。お前たちに再び、心が……と。」} その一方でベルフォメットは母なる君の力を取り込み、ナテラを完全に掌握しようとしていた。 ユリアスは決戦のために彼のもとへ急行。ベイリオンとモノはテトラ、エンネア、ヴァイディと合流し、[[アリサ>アリサ(shadowverse)]]たち一行8人を先に進ませた。 そしてアリサたちは激戦の末にベルフォメットを撃破する。ナテラの崩壊は免れた。 加えてこの戦いの最中、モノが願った通りに女神<<エリネイス>>は心を取り戻し、6人の姉妹&footnote (ジー、トリ、ペンタ、ヘキサ、ヘプタ、オクタ)としてこの世を去ったのだ……。 戦いが終わり、モノはユリアスと2人きりになっていた。 &font(#990000){「……。死に場所は見つからなかったか?」} &font(#dc143c){「いいや、見つかったさ。我が妹たちと同じようにね。だが、今ではない。お前はどうだ?ユリアス・フォルモンド。」} &font(#990000){「さてな。」} その上でユリアスが戦いの後の虚しさに浸っていたことを突いたモノだったが、ユリアスは突然モノにあるものを渡す…… &font(#990000){「……受け取れ。餞別だ。」} &font(#dc143c){「……いや。これは……。驚いたな。」} &font(#990000){「花を愛でろとお前は言うが、私にそんな趣味はないのでね……。だからお前が愛でていろ。」} &font(#dc143c){「……嬉しいな。いや、これは嬉しい。トークシステムが上手く働かないくらいには、嬉しい。」} 思わず感激のあまりに言葉を失いかけたモノだったが、ユリアスにこれはどういうつもりなのかを聞く。 &font(#990000){「お前の首筋が鉄でなければ、牙の刻印を残してやってもよかったが……赤き花は、その代わりと思え。」} ユリアスの自分が認めた相手からしか吸血しない矜恃。ただ血の流れていないモノに対してはそれができない……ということだったのだ。 つまりそれほどユリアスにとってモノは掛け替えのない存在になっていたということなのだろう……。 そしてモノに別れを告げるユリアスだったが、モノはユリアスに対し最後にこう伝える。 &font(#dc143c){「お前がもし、死に場所が見つからず……幾つもの世界を彷徨い歩く亡者となった時には、その時にはーー」} &font(#dc143c){&bold(){「ーーワタシがお前を殺してやろう。」}} &font(#990000){「……フ。そうか……。まぁ、楽しみにしているよ。」} &font(#dc143c){「……ふふ。あぁ、楽しみにしていてくれ。その日その時まできっとーーワタシたちは繋がっている。」} はい尊い!あーしんどい! これで機械反乱編から始まった物語は一先ず完結である。 #endregion #region(期間限定ストーリー 自然再生編) その後ナテラに住むことになり、ラティカやミストリナとは仲良くなっている。 テトラの協力により身体機能の回復も行えているようであり、ミストリナとは試しにと戦ってみたこともあるようだ。 #endregion **リーダースキンとしてのモノ 3周年の誰がリーダースキンとして実装されるかを決める[[人気投票]]で、モノはヴァンパイア部門の1位を獲得した。 第14弾のカードパック、森羅咆哮では彼女のリーダースキンが排出される。 エモート 挨拶:この出会いは必然さ。 感謝:いやぁ、嬉しいね。 謝罪:すまないすまない。 称賛:見上げたのもだ。 驚愕:これは……。 困惑:演算しよう。 [[決め台詞]]:望まぬ終わりを得るがいい。 ボイス 進化:ファースト・ワン、アンロック。 → 今、怒りを感じるよ! → 君はここまでだ! 勝利時:欠伸が出来たらしているところだ。 敗北時:ワタシはか弱いレディだぞ? リタイア:実に無念だ。 &font(#dc143c){「ワタシに票を入れてくれた皆に感謝するよ。まぁ[[あの子>蒼の反逆者・テトラ(shadowverse)]]にももっと票を入れてほしかったがね……」} **その他関連カード WUPでは、メインストーリーのキャラが描かれたスペルが全クラスに実装されている。 ヴァンパイアクラスには、ユリアスとモノが描かれているスペル「紅のワルツ」が存在する。 #center(){ &font(#990000){&sizex(5){「足掻くがいい」}} } #center(){ &font(#dc143c){&sizex(5){「最大効率で攻める」}} } ・紅のワルツ >登場カードパック ナテラ崩壊 >コスト2 ヴァンパイア スペル ゴールド >・ユリアスの闘争 >・モノの覚悟 >このコストと同じだけ自分のPPを消費して、チョイスしたカードとしてプレイする。 >復讐状態なら、チョイスではなく、相手のリーダーに3ダメージ。自分のEPを1回復。 ・ユリアスの闘争 >コスト0 ヴァンパイア スペル ゴールド >相手のリーダーに3ダメージ。 ・モノの覚悟 >コスト0 ヴァンパイア スペル ゴールド >自分のEPを1回復。 どちらもかなり強力。復讐状態では凄まじいコスパを発揮するが、復讐状態でなくとも強い。 ユリアスの闘争は盤面のフォロワーには攻撃できないものの、デメリット無しに2コストで3ダメージを相手に与えられる。アグロ型のデッキやダメージソースとしてはこちらをチョイスすることが多いだろう。 モノの覚悟はEP回復。今までEPを回復させるスペルは3コスト以上のものが多かったが、それを2コストで行うことができる。盤面強化やコントロールにはこちらを選ぶことが多いか。 また第21弾「リナセント・クロニクル」でリメイクされた。 #center(){ &font(#dc143c){&sizex(5){「生きよう。この刹那、遠き悠久!」}} } ・悠久の真紅・モノ >登場カードパック リナセント・クロニクル >2コスト フォロワー ヴァンパイア レジェンド 機械 >2/2 >EPによる進化ができない。(能力による進化はできる) >これが場にいる限り、自分の進化前フォロワーすべてと新たに場に出た自分の進化前フォロワーすべては「これの攻撃力か体力を能力で+したときか、これの体力を回復したとき、それがこの自分のターン中に合計3回目かそれ以降なら、進化する」を持つ。 >ファンファーレ 復讐状態 なら、自分のフォロワーすべてを+0/+1する。 > >進化後 >6/6 >これが場にいる限り、自分の進化前フォロワーすべてと新たに場に出た自分の進化前フォロワーすべては「これの攻撃力か体力を能力で+したときか、これの体力を回復したとき、それがこの自分のターン中に合計3回目かそれ以降なら、進化する」を持つ。 >疾走 >攻撃時 自分の他の進化後フォロワーすべては疾走 を持つ。 盤面のフォロワーに3回能力バフor回復効果が発動することでそれらを進化させ、また自身も進化して一気に相手にダメージを叩き込むフォロワー。 復讐状態や第18弾「レヴィールの旋風」で実装された乗り物系アミュレットと相性が良く、上手く決まった時の爆発力はかなりのもの。 しかし極めてクセが強く、扱いこなすには下準備や慣れが必要。またリナセント・クロニクル環境では逆風も強く、その取っ付きにくさから主流のデッキとは言い難い立ち位置にいる。今後に期待か。 リメイク前とある程度似ている性能だが、&bold(){ユリアスとの再会の約束を果たすためか、負担の大きいファースト・ワンや自傷効果は搭載されていない。}そこにエモさを感じるユーザーも。 &font(#dc143c){「この項目には追記・修正を、か弱いワタシには加減を頼むよ?」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 悠久を生きる不死身の怪物×風前の灯の壊れかけアンドロイドというシャドウバースの中でトップクラスに尊いカップル 間にベルフォメット挟みたい -- 名無しさん (2019-11-24 18:43:39) - 気になって新バージョンのモノの進化時ボイスも確かめてみました「これが私の心の力。」でした。 -- 名無しさん (2019-11-24 20:58:41) - この娘がいるので機械ヴァンプと対処する場合はとにかく7ターン以降の時に場に機械を残さないことが肝心。 -- 名無しさん (2019-11-24 23:50:06) - この子投げる=勝つだし、ターン跨いでも守護持つから残らないしで、使ってるのに自傷ダメの事知らなかった…… -- 名無しさん (2019-11-26 21:25:01) #comment #areaedit(end) }

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