ファイド(ゾンビーノ)

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&font(#6495ED){登録日}:2020/02/10 Mon 01:00:01 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『ファイド』とは、映画『[[ゾンビーノ>ゾンビーノ(映画)]]』に登場する[[ゾンビ]]である。 演者:ビリー・コノリー [[日本語]]吹き替え声優:鈴木琢磨&footnote(ただし、例によって喋らないため唸り声しかあげてない。媒体によってはノンクレジット。) *&sizex(5){■概要} 「ゾンビが人間の従僕という形で受け入れられた世界」において、「人間とゾンビの友情を描く」本作品のゾンビ側の主人公。成人男性。 制御装置である首輪を取り付けることで、安全化したゾンビをペットのように販売する会社ゾムコンの商品であり、ロビンソン家によって購入された。 「ファイド」は人間側の主人公であるティミー・ロビンソンにつけてもらった名前であり、本来はペット用のもの。 [[日本>日本国]]でいうところの&bold(){「ポチ」}に該当する。 本名、生前の経歴は不明&footnote(ボトムズ曰く「古いゾンビ」らしい。)、死因は心臓発作で胸部に手術痕がある。 他のゾンビ同様、喋らない、[[脳]]を破壊するもしくは首を切断しない限り死なない、制御装置が動作不良を起こすもしくは外れると人間を襲ってしまうという特徴を持つが、 同時に&bold(){明確な自我と感情を持ち}、主人であるティミーのことをいたく気に入っているらしく、 基本的に彼の指示には絶対に服従し、絶対に襲わず、絶対に守る。&bold(){例え制御装置が外れていたとしてもそれは変わらない。} この他にもパンツ一丁の姿を女性に見られそうになり恥ずかしがるような仕草を取る、嗜好品として煙草を求めるなど、他のゾンビとは一線を画す描写が成されいる。 「[[ランド・オブ・ザ・デッド]]」の[[ビッグ・ダディ>ビッグ・ダディ(ランド・オブ・ザ・デッド)]]と同じく、&bold(){大切な何かのために動くことができるゾンビ}ではあるが、 同胞を人類から独立させる革命家である彼とは異なり、ファイドはロビンソン家=&bold(){人類との共存を選んだゾンビである。} 『[[死霊のえじき]]』に登場し人間であるローガン博士と絆を結んだ[[バブ>バブ(死霊のえじき)]]が[[ハッピーエンド]]を迎えた「もしも」の姿ともいえる。 また、見た目は普通の中年男性だが、意外にも怪力であり、子供ぐらいなら簡単に投げ飛ばせる。 *&sizex(5){■活躍} 一家に一ゾンビが当たり前となった1950年代の[[アメリカ>アメリカ合衆国]]の街ウィラード。 かつてのゾンビとの戦争によって極度のゾンビ嫌いとなったティミーの父・ビルの意向により、ロビンソン家ではゾンビを買おうとはしなかった。 しかし、近所にゾムコンの主任警備員ボトムズとその家族が引っ越してきたことで、 周囲との格差が開くことを嫌ったティミーの母・ヘレンは、こっそり一人の男性ゾンビを購入する。 もともとゾンビ嫌いのビルは元より、ティミーも男性ゾンビをあまり快く思っていなかったのだが、 その男性ゾンビが&bold(){自分の意思で}ティミーをいじめっ子のロイとスタンから助けたことがきっかけで、男性ゾンビは彼から「ファイド」と名付けられた。 しかしその後、ティミーの投げたボールを拾うために彼の元を離れたファイドは、 ロビンソン家の近所に住むヘンダーソン婦人の暴行を受けた&footnote(ボールがヘンダーソン婦人の足元にあったことが原因。)ことで一時的に制御装置が機能を失い、ヘンダーソン婦人を捕食してしまう。 驚愕するティミーだったが、寸前で制御装置が作動したためファイドはティミーを襲わずにすんだ。 (ヘンダーソン婦人はその後ゾンビ化し、他の人間を襲った後、ティミーによって処理された) 更に同じくロビンソン家の近所に住む元ゾムコン所属の変態、 シアポリスにファイドの制御装置を修理してもらい、ファイドはロビンソン家との平穏な日常に戻る。 しかし、上記のロイとスタンが自分たちのことを棚にあげた逆恨みにより復讐を開始。 ティミーを拘束し、ファイドの制御装置を止めてしまう。ロイは暴れるファイドを射殺して全ての罪をティミーに擦り付けるつもりだったが、 ロイの銃弾は&bold(){ファイドを貫通しスタンに命中。}&footnote(これにはファイドも「おまえ何やってんの?」的な表情を浮かべている。)更にロイもファイドによって捕食されてしまう。 今度こそ死を覚悟したティミーだったが、&bold(){ファイドはティミーを襲わずに彼に巻き付けられたロープをほどこうとする。} だが、ゾンビであるファイドにそんな器用なことができるはずもなく、ティミーはファイドにヘレンを連れてくるよう指示。 更に決してヘレンを食べないことを誓わせる。この時ファイドは天を仰ぎ、&bold(){ゾンビ映画史上初であろう「ゾンビが[[神]]に誓う」シーンが描かれた。} その後、駆けつけたヘレンとファイドによってティミーは助けられ、ゾンビ化したロイとスタンは焼却処分された。 しかし、ティミーが埋葬したヘンダーソン婦人の遺体がゾムコンの警備員に見つかり、 更に血のついたティミーのボールまで発見されたことでティミーとファイドの犯行が発覚。 犯人が子供だったということもあり、ボトムズの計らいにより事態はファイドが連行されるだけですんだ。 その後日、ファイドが「優秀なゾンビ」としてゾムコンの工場で働かされていると知ったティミーは、ファイドを取り戻すためにシアポリスらと工場に乗り込む。 内部で再開を果たすファイドとティミー。しかしそこにボトムズが現れ、ティミーを連れていってしまう。 &bold(){それを見たファイドは怒りの咆哮をあげ、電動ノコギリで自身を繋ぐ鎖を破壊。}&footnote(実行した描写は無いが、それまで咆哮をあげていたファイドが冷静に他のゾンビが使っていた電動ノコギリを見つめるシーンがあるため、そうしたと見て間違いない。) その後、ティミーを助けるためにやってきたビルと合流したファイドは、ボトムズとティミーを発見する。 なんとティミーはフェンスの向こう――&bold(){野良ゾンビが溢れるワイルドエリアに放り出されていた。} 更にビルがボトムズとの取っ組み合いにより暴発した自分の銃により死亡。 それを見たティミーは何とかこちら側に戻り&footnote(ボトムズがフェンスの鍵を刺しっぱなしにしていたため。)、ファイドの制御装置の機能を停止してボトムズをやっつけるよう指示。 それに従ったファイドは、ボトムズの首筋に噛みき彼を殺害した。 騒動の終結後、物語は喫煙するファイドがロビンソン家に新たに産まれた新しい命と触れあい、笑顔を浮かべるという、とても幸せそうなシーンで幕を閉じる。 彼は最早人間の従僕などではない。&bold(){ロビンソン家の新たな一員なのだ。} *&sizex(5){■関連人物} ・ティミー・ロビンソン 本作品の人間側の主人公である少年。ゾンビについての疑問をよく周りの大人たちに問いかける。 基本的には優しい子なのだが、いじめられっ子だっただけに、 友情を感じていたファイドと離れたくないという一心で行動してしまい、&bold(){主人公でありながら騒動の元凶}とも言える立ち位置である。 ・ヘレン・ロビンソン ティミーの母親。当初はファイドを単なる使用人程度にしか見ていなかったが、徐々にファイドに対して恋愛に近い感情を抱くようになる。 制御装置が機能していない状態でティミーを助けようとしたファイドを&bold(){「世界一素敵なゾンビ」}と評した。 ・ビル・ロビンソン ティミーの父親。かつてのゾンビ戦争において、ゾンビ化した父親を殺害したことが[[トラウマ]]となり、ゾンビを嫌っている。 おかげでファイドは頻繁にお仕置き用の電撃を食らう羽目に。 死後、ゾンビ化することも嫌っており、首用の棺桶を購入するための貯金を積み立てている。 息子とのキャッチボールの約束をすっぽかしてゴルフに行く、妻の大きなお腹を見て妊娠に気づかないなどダメ親父っぷりを見せるが、 自身も気にしていたのか終盤ではティミーを助けるためにあれほど嫌っていたファイドと行動を共にした。 死後は望み通り、ゾンビ化しないために首を切断してもらい、首用の棺桶で埋葬された。 ・赤ん坊 騒動終結後、ロビンソン家に産まれた新たな命。名前、性別は不明。 ファイドが彼を優しく撫でるシーンは、とてもゾンビ映画とは思えない。 ・ジョン・ボトムズ &bold(){本作のヴィラン}。ゾムコン所属の主任警備員。ゾンビ戦争の英雄であり、始末したゾンビは500人を超える。 とても厳しい亭主関白で、ゾンビになった者には例え肉親であっても一切情を持たないが心情。 決して悪人ではなく、ティミーをフェンスの向こう側に放り出したこと以外はむしろ正しいと言えるのだが&footnote(上記の通り鍵を刺しっぱなしにしていたため、ただのお仕置きだった可能性もある。)、 &bold(){本作品のテーマである「人間とゾンビの友情」を否定する存在であったためにストーリー上のラスボスという扱いをされたかわいそうな人。} 最期はファイドに食われて死亡。その後ゾンビ化し娘のペットになってしまった。 ・シンディ ボトムズの娘。ティミーと同学年だが彼よりも背が高い。 厳しい父親に対して不満を抱えており、その事もあってかティミーにファイドが工場で働かされていることを教える。 ラストではゾンビ化した父親を&bold(){「前よりもイケてる」}と好意的に受け入れた上に、&bold(){「今のところパパって呼んでる」}と語ったため、既にボトムズを父親とは見ていない模様。 ・シアポリス ・タミー ロビンソン家の近所に住む、元ゾムコン所属の技術者の男性と、その&bold(){ガールフレンド}である女性ゾンビ。 色んな意味で本作最大の功労者であり、ティミーとファイドを助けるためにあの手この手を尽くしてくれる。 ・ヘンダーソン婦人 ロビンソン家の近所に住む、偏屈で口うるさい老婆。 ホラー映画お約束の「絶対に死ぬ嫌われ者」枠で、ファイドによって捕食されてしまう。 しかしファイドがヘンダーソン婦人を襲ったのは、ティミーがファイドから目を離しただけでなく、 彼女がファイドに暴行を加えたことでファイドの制御装置が一時的に機能停止したためであり、彼女にも責任はあると言える。 ゾンビ化した後は周辺住民を襲い、更にティミーにも襲いかかるも返り討ちにされ、[[スコップ]]で首を切断されて完全に死亡した。 ・ロイ ・スタン ティミーのクラスメートにして彼をいじめる悪がきコンビ。太っている方がスタン。 弾&footnote(ゴム弾の場合もあるが、基本的に実弾)の入った銃を平気でゾンビだけでなく人間にも向けるという、倫理観に欠けた連中。 おかげで一度ボトムズから&bold(){「君たちがヘンダーソン婦人を殺したんじゃないのか」}と疑われてしまう。 上記のヘンダーソン婦人はまだ同情の余地があるが、この二人の末路に関しては完全に自業自得である。 追記・修正はゾンビと友情を結べる人間にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ファイド懐かしいな。「ゾンビーノ(映画)」自体の記事も欲しいところ。 -- 名無しさん (2020-02-12 13:11:49) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/02/10 Mon 01:00:01 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『ファイド』とは、映画『[[ゾンビーノ>ゾンビーノ(映画)]]』に登場する[[ゾンビ]]である。 演者:ビリー・コノリー [[日本語]]吹き替え声優:鈴木琢磨&footnote(ただし、例によって喋らないため唸り声しかあげてない。媒体によってはノンクレジット。) *&sizex(5){■概要} 「ゾンビが人間の従僕という形で受け入れられた世界」において、「人間とゾンビの友情を描く」本作品のゾンビ側の主人公。成人男性。 制御装置である首輪を取り付けることで、安全化したゾンビをペットのように販売する会社ゾムコンの商品であり、ロビンソン家によって購入された。 「ファイド」は人間側の主人公であるティミー・ロビンソンにつけてもらった名前であり、本来はペット用のもの。 [[日本>日本国]]でいうところの&bold(){「ポチ」}に該当する。 本名、生前の経歴は不明&footnote(ボトムズ曰く「古いゾンビ」らしい。)、死因は心臓発作で胸部に手術痕がある。 他のゾンビ同様、喋らない、[[脳]]を破壊するもしくは首を切断しない限り死なない、制御装置が動作不良を起こすもしくは外れると人間を襲ってしまうという特徴を持つが、 同時に&bold(){明確な自我と感情を持ち}、主人であるティミーのことをいたく気に入っているらしく、 基本的に彼の指示には絶対に服従し、絶対に襲わず、絶対に守る。&bold(){例え制御装置が外れていたとしてもそれは変わらない。} この他にもパンツ一丁の姿を女性に見られそうになり恥ずかしがるような仕草を取る、嗜好品として煙草を求めるなど、他のゾンビとは一線を画す描写が成されいる。 「[[ランド・オブ・ザ・デッド]]」の[[ビッグ・ダディ>ビッグ・ダディ(ランド・オブ・ザ・デッド)]]と同じく、&bold(){大切な何かのために動くことができるゾンビ}ではあるが、 同胞を人類から独立させる革命家である彼とは異なり、ファイドはロビンソン家=&bold(){人類との共存を選んだゾンビである。} 『[[死霊のえじき]]』に登場し人間であるローガン博士と絆を結んだ[[バブ>バブ(死霊のえじき)]]が[[ハッピーエンド]]を迎えた「もしも」の姿ともいえる。 また、見た目は普通の中年男性だが、意外にも怪力であり、子供ぐらいなら簡単に投げ飛ばせる。 *&sizex(5){■活躍} 一家に一ゾンビが当たり前となった1950年代の[[アメリカ>アメリカ合衆国]]の街ウィラード。 かつてのゾンビとの戦争によって極度のゾンビ嫌いとなったティミーの父・ビルの意向により、ロビンソン家ではゾンビを買おうとはしなかった。 しかし、近所にゾムコンの主任警備員ボトムズとその家族が引っ越してきたことで、 周囲との格差が開くことを嫌ったティミーの母・ヘレンは、こっそり一人の男性ゾンビを購入する。 もともとゾンビ嫌いのビルは元より、ティミーも男性ゾンビをあまり快く思っていなかったのだが、 その男性ゾンビが&bold(){自分の意思で}ティミーをいじめっ子のロイとスタンから助けたことがきっかけで、男性ゾンビは彼から「ファイド」と名付けられた。 しかしその後、ティミーの投げたボールを拾うために彼の元を離れたファイドは、 ロビンソン家の近所に住むヘンダーソン婦人の暴行を受けた&footnote(ボールがヘンダーソン婦人の足元にあったことが原因。)ことで一時的に制御装置が機能を失い、ヘンダーソン婦人を捕食してしまう。 驚愕するティミーだったが、寸前で制御装置が作動したためファイドはティミーを襲わずにすんだ。 (ヘンダーソン婦人はその後ゾンビ化し、他の人間を襲った後、ティミーによって処理された) 更に同じくロビンソン家の近所に住む元ゾムコン所属の変態、 シアポリスにファイドの制御装置を修理してもらい、ファイドはロビンソン家との平穏な日常に戻る。 しかし、上記のロイとスタンが自分たちのことを棚にあげた逆恨みにより復讐を開始。 ティミーを拘束し、ファイドの制御装置を止めてしまう。ロイは暴れるファイドを射殺して全ての罪をティミーに擦り付けるつもりだったが、 ロイの銃弾は&bold(){ファイドを貫通しスタンに命中。}&footnote(これにはファイドも「おまえ何やってんの?」的な表情を浮かべている。)更にロイもファイドによって捕食されてしまう。 今度こそ死を覚悟したティミーだったが、&bold(){ファイドはティミーを襲わずに彼に巻き付けられたロープをほどこうとする。} だが、ゾンビであるファイドにそんな器用なことができるはずもなく、ティミーはファイドにヘレンを連れてくるよう指示。 更に決してヘレンを食べないことを誓わせる。この時ファイドは天を仰ぎ、&bold(){ゾンビ映画史上初であろう「ゾンビが[[神]]に誓う」シーンが描かれた。} その後、駆けつけたヘレンとファイドによってティミーは助けられ、ゾンビ化したロイとスタンは焼却処分された。 しかし、ティミーが埋葬したヘンダーソン婦人の遺体がゾムコンの警備員に見つかり、 更に血のついたティミーのボールまで発見されたことでティミーとファイドの犯行が発覚。 犯人が子供だったということもあり、ボトムズの計らいにより事態はファイドが連行されるだけですんだ。 その後日、ファイドが「優秀なゾンビ」としてゾムコンの工場で働かされていると知ったティミーは、ファイドを取り戻すためにシアポリスらと工場に乗り込む。 内部で再会を果たすファイドとティミー。しかしそこにボトムズが現れ、ティミーを連れていってしまう。 &bold(){それを見たファイドは怒りの咆哮をあげ、電動ノコギリで自身を繋ぐ鎖を破壊。}&footnote(実行した描写は無いが、それまで咆哮をあげていたファイドが冷静に他のゾンビが使っていた電動ノコギリを見つめるシーンがあるため、そうしたと見て間違いない。) その後、ティミーを助けるためにやってきたビルと合流したファイドは、ボトムズとティミーを発見する。 なんとティミーはフェンスの向こう――&bold(){野良ゾンビが溢れるワイルドエリアに放り出されていた。} 更にビルがボトムズとの取っ組み合いにより暴発した自分の銃により死亡。 それを見たティミーは何とかこちら側に戻り&footnote(ボトムズがフェンスの鍵を刺しっぱなしにしていたため。)、ファイドの制御装置の機能を停止してボトムズをやっつけるよう指示。 それに従ったファイドは、ボトムズの首筋に噛みき彼を殺害した。 騒動の終結後、物語は喫煙するファイドがロビンソン家に新たに産まれた新しい命と触れあい、笑顔を浮かべるという、とても幸せそうなシーンで幕を閉じる。 彼は最早人間の従僕などではない。&bold(){ロビンソン家の新たな一員なのだ。} *&sizex(5){■関連人物} ・ティミー・ロビンソン 本作品の人間側の主人公である少年。ゾンビについての疑問をよく周りの大人たちに問いかける。 基本的には優しい子なのだが、いじめられっ子だっただけに、 友情を感じていたファイドと離れたくないという一心で行動してしまい、&bold(){主人公でありながら騒動の元凶}とも言える立ち位置である。 ・ヘレン・ロビンソン ティミーの母親。当初はファイドを単なる使用人程度にしか見ていなかったが、徐々にファイドに対して恋愛に近い感情を抱くようになる。 制御装置が機能していない状態でティミーを助けようとしたファイドを&bold(){「世界一素敵なゾンビ」}と評した。 ・ビル・ロビンソン ティミーの父親。かつてのゾンビ戦争において、ゾンビ化した父親を殺害したことが[[トラウマ]]となり、ゾンビを嫌っている。 おかげでファイドは頻繁にお仕置き用の電撃を食らう羽目に。 死後、ゾンビ化することも嫌っており、首用の棺桶を購入するための貯金を積み立てている。 息子とのキャッチボールの約束をすっぽかしてゴルフに行く、妻の大きなお腹を見て妊娠に気づかないなどダメ親父っぷりを見せるが、 自身も気にしていたのか終盤ではティミーを助けるためにあれほど嫌っていたファイドと行動を共にした。 死後は望み通り、ゾンビ化しないために首を切断してもらい、首用の棺桶で埋葬された。 ・赤ん坊 騒動終結後、ロビンソン家に産まれた新たな命。名前、性別は不明。 ファイドが彼を優しく撫でるシーンは、とてもゾンビ映画とは思えない。 ・ジョン・ボトムズ &bold(){本作のヴィラン}。ゾムコン所属の主任警備員。ゾンビ戦争の英雄であり、始末したゾンビは500人を超える。 とても厳しい亭主関白で、ゾンビになった者には例え肉親であっても一切情を持たないが心情。 決して悪人ではなく、ティミーをフェンスの向こう側に放り出したこと以外はむしろ正しいと言えるのだが&footnote(上記の通り鍵を刺しっぱなしにしていたため、ただのお仕置きだった可能性もある。)、 &bold(){本作品のテーマである「人間とゾンビの友情」を否定する存在であったためにストーリー上のラスボスという扱いをされたかわいそうな人。} 最期はファイドに食われて死亡。その後ゾンビ化し娘のペットになってしまった。 ・シンディ ボトムズの娘。ティミーと同学年だが彼よりも背が高い。 厳しい父親に対して不満を抱えており、その事もあってかティミーにファイドが工場で働かされていることを教える。 ラストではゾンビ化した父親を&bold(){「前よりもイケてる」}と好意的に受け入れた上に、&bold(){「今のところパパって呼んでる」}と語ったため、既にボトムズを父親とは見ていない模様。 ・シアポリス ・タミー ロビンソン家の近所に住む、元ゾムコン所属の技術者の男性と、その&bold(){ガールフレンド}である女性ゾンビ。 色んな意味で本作最大の功労者であり、ティミーとファイドを助けるためにあの手この手を尽くしてくれる。 ・ヘンダーソン婦人 ロビンソン家の近所に住む、偏屈で口うるさい老婆。 ホラー映画お約束の「絶対に死ぬ嫌われ者」枠で、ファイドによって捕食されてしまう。 しかしファイドがヘンダーソン婦人を襲ったのは、ティミーがファイドから目を離しただけでなく、 彼女がファイドに暴行を加えたことでファイドの制御装置が一時的に機能停止したためであり、彼女にも責任はあると言える。 ゾンビ化した後は周辺住民を襲い、更にティミーにも襲いかかるも返り討ちにされ、[[スコップ]]で首を切断されて完全に死亡した。 ・ロイ ・スタン ティミーのクラスメートにして彼をいじめる悪がきコンビ。太っている方がスタン。 弾&footnote(ゴム弾の場合もあるが、基本的に実弾)の入った銃を平気でゾンビだけでなく人間にも向けるという、倫理観に欠けた連中。 おかげで一度ボトムズから&bold(){「君たちがヘンダーソン婦人を殺したんじゃないのか」}と疑われてしまう。 上記のヘンダーソン婦人はまだ同情の余地があるが、この二人の末路に関しては完全に自業自得である。 追記・修正はゾンビと友情を結べる人間にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 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